JPH05236627A - 電力ケーブルの冷却構造 - Google Patents
電力ケーブルの冷却構造Info
- Publication number
- JPH05236627A JPH05236627A JP4069080A JP6908092A JPH05236627A JP H05236627 A JPH05236627 A JP H05236627A JP 4069080 A JP4069080 A JP 4069080A JP 6908092 A JP6908092 A JP 6908092A JP H05236627 A JPH05236627 A JP H05236627A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- trough
- pipe
- refrigerant
- power cable
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 大深度地下トラフ内に施設した電力ケーブル
を効率よく冷却する。 【構成】 トラフ1内には電力ケーブル3が施設され、
縦坑2の地上への開口部には冷却ステーション4が設け
られ、冷却ステーション4から導出された冷却管5はト
ラフ1内の所定の位置で折り返して縦坑2の底部に設置
した冷媒槽6内にその先端を開口している。また、冷媒
槽6と前記冷却ステーション4とは戻し管7にて連結さ
れ、ポンプ8にて冷媒槽6内の冷媒(水)を吸い上げ、
戻し管7を介して冷却ステーション4に冷媒を戻し、冷
却ステーション4にて冷媒を再び冷やして冷却管5内に
送り込む。
を効率よく冷却する。 【構成】 トラフ1内には電力ケーブル3が施設され、
縦坑2の地上への開口部には冷却ステーション4が設け
られ、冷却ステーション4から導出された冷却管5はト
ラフ1内の所定の位置で折り返して縦坑2の底部に設置
した冷媒槽6内にその先端を開口している。また、冷媒
槽6と前記冷却ステーション4とは戻し管7にて連結さ
れ、ポンプ8にて冷媒槽6内の冷媒(水)を吸い上げ、
戻し管7を介して冷却ステーション4に冷媒を戻し、冷
却ステーション4にて冷媒を再び冷やして冷却管5内に
送り込む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地下トラフ内の電力ケー
ブルの冷却構造に関する。
ブルの冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】地下トラフ内に電力ケーブルを施設した
場合には、ケーブルを冷却して保護する必要がある。こ
のための構造として図3に示すように、地上の冷却ステ
ーション11から導出した冷却管12を地下トラフ内を
通して再び冷却ステーション11に連結し、冷却ステー
ション11で低温にされた冷却媒体を加圧して冷却管1
2内に送り込むことでトラフ内に設けた電力ケーブルを
冷却する構造が従来から採用されている。
場合には、ケーブルを冷却して保護する必要がある。こ
のための構造として図3に示すように、地上の冷却ステ
ーション11から導出した冷却管12を地下トラフ内を
通して再び冷却ステーション11に連結し、冷却ステー
ション11で低温にされた冷却媒体を加圧して冷却管1
2内に送り込むことでトラフ内に設けた電力ケーブルを
冷却する構造が従来から採用されている。
【0003】また、特開昭52−119706号公報に
は、地下の電力ケーブルを収納したパイプ内に液体を供
給し、この液体を蒸発せしめてパイプ内を冷却する手段
が開示されている。
は、地下の電力ケーブルを収納したパイプ内に液体を供
給し、この液体を蒸発せしめてパイプ内を冷却する手段
が開示されている。
【0004】更に、特開昭55−12309号公報に
は、地下トラフ内にヒートパイプを配設し、このヒート
パイプを地下の中継熱交換部において地上からのヒート
パイプに連結した手段が開示されている。
は、地下トラフ内にヒートパイプを配設し、このヒート
パイプを地下の中継熱交換部において地上からのヒート
パイプに連結した手段が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3に示した構造にあ
っては、冷却管12によって冷媒を循環させるため、高
低差Hに相当する静圧P1の他に冷却管12の長さに比
例した圧力P2を加えた圧力Pを送り出し側の冷媒にか
けなければならない。このため、トラフの深度が深くな
るにしたがって大きな動力を必要とするとともに冷却管
も高圧に耐え得るものとしなければならない。
っては、冷却管12によって冷媒を循環させるため、高
低差Hに相当する静圧P1の他に冷却管12の長さに比
例した圧力P2を加えた圧力Pを送り出し側の冷媒にか
けなければならない。このため、トラフの深度が深くな
るにしたがって大きな動力を必要とするとともに冷却管
も高圧に耐え得るものとしなければならない。
【0006】また、特開昭52−119706号公報に
開示される冷却手段にあっては、電力ケーブルを冷却す
るために蒸発させた液体はそのまま大気に放出してしま
うため極めて不経済であり、また特開昭55−1230
9号公報に開示される冷却手段にあっては、積極的に冷
媒を循環させるものではなく、電力ケーブルを冷却する
には不十分である。
開示される冷却手段にあっては、電力ケーブルを冷却す
るために蒸発させた液体はそのまま大気に放出してしま
うため極めて不経済であり、また特開昭55−1230
9号公報に開示される冷却手段にあっては、積極的に冷
媒を循環させるものではなく、電力ケーブルを冷却する
には不十分である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、地下トラフ内に設けた冷却管の一端をトラフよ
りも上方に設置した冷却ステーションに連結し、他端を
トラフ内に配置した冷却媒体槽に連結し、この冷却媒体
槽にポンプによって槽内の冷却媒体を前記冷却ステーシ
ョンに戻す戻し管の下端を臨ませた。
発明は、地下トラフ内に設けた冷却管の一端をトラフよ
りも上方に設置した冷却ステーションに連結し、他端を
トラフ内に配置した冷却媒体槽に連結し、この冷却媒体
槽にポンプによって槽内の冷却媒体を前記冷却ステーシ
ョンに戻す戻し管の下端を臨ませた。
【0008】
【作用】冷却ステーションにて低温となった冷媒は冷却
管内を流れて冷媒槽内に入る。そしてこの間にトラフ内
を冷却する。そして、冷媒槽内に入った冷媒はポンプに
よって戻し管を介して冷却ステーションに送られる。
管内を流れて冷媒槽内に入る。そしてこの間にトラフ内
を冷却する。そして、冷媒槽内に入った冷媒はポンプに
よって戻し管を介して冷却ステーションに送られる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る電力ケーブルの
冷却構造を示す断面図、図2はトラフ(洞道)内を示す
断面図であり、地上から例えば30mの位置にトラフ1
が掘設され、このトラフ1と地上とを縦坑2で繋いでい
る。
説明する。ここで、図1は本発明に係る電力ケーブルの
冷却構造を示す断面図、図2はトラフ(洞道)内を示す
断面図であり、地上から例えば30mの位置にトラフ1
が掘設され、このトラフ1と地上とを縦坑2で繋いでい
る。
【0010】トラフ1内には電力ケーブル3が施設さ
れ、また縦坑2の地上への開口部には冷却ステーション
4が設けられ、この冷却ステーション4から冷却管5が
導出され、導出された冷却管5はトラフ1内の所定の位
置で折り返して縦坑2の底部に設置した冷媒槽6内にそ
の先端を開口している。
れ、また縦坑2の地上への開口部には冷却ステーション
4が設けられ、この冷却ステーション4から冷却管5が
導出され、導出された冷却管5はトラフ1内の所定の位
置で折り返して縦坑2の底部に設置した冷媒槽6内にそ
の先端を開口している。
【0011】また、冷媒槽6と前記冷却ステーション4
とは戻し管7にて連結され、ポンプ8にて冷媒槽6内の
冷媒(水)を吸い上げ、戻し管7を介して冷却ステーシ
ョン4に冷媒を戻し、冷却ステーション4にて冷媒を再
び冷やして冷却管5内に送り込むようにしている。
とは戻し管7にて連結され、ポンプ8にて冷媒槽6内の
冷媒(水)を吸い上げ、戻し管7を介して冷却ステーシ
ョン4に冷媒を戻し、冷却ステーション4にて冷媒を再
び冷やして冷却管5内に送り込むようにしている。
【0012】以上のように冷媒を循環させるにあたっ
て、冷却管5の入口(上端)と出口(下端)とには30
mの高低差があるので、入口と出口とでは約3atmの
静圧があり、この静圧によって冷媒が冷却管5内を流れ
る。尚、冷却管5の長さが長いため、管路抵抗が大きく
なり静圧だけでは冷媒が流れにくくなる場合にはポンプ
によって送り側の冷媒を加圧してもよい。
て、冷却管5の入口(上端)と出口(下端)とには30
mの高低差があるので、入口と出口とでは約3atmの
静圧があり、この静圧によって冷媒が冷却管5内を流れ
る。尚、冷却管5の長さが長いため、管路抵抗が大きく
なり静圧だけでは冷媒が流れにくくなる場合にはポンプ
によって送り側の冷媒を加圧してもよい。
【0013】また、図示例にあっては冷却ステーション
を地上に設けたが、地下の中継地点等に冷却ステーショ
ンを設けてもよく、冷媒槽から冷媒を汲み上げるポンプ
は冷却ステーションに設けてもよい。
を地上に設けたが、地下の中継地点等に冷却ステーショ
ンを設けてもよく、冷媒槽から冷媒を汲み上げるポンプ
は冷却ステーションに設けてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
地下トラフ内に設けた冷却管の一端をトラフよりも上方
に設置した冷却ステーションに連結し、他端をトラフ内
に配置した冷却媒体槽に連結し、この冷却媒体槽に戻し
管の下端を臨ませ、ポンプによって槽内の冷却媒体を前
記冷却ステーションに戻すようにしたので、送り側にお
いて冷媒に大きな圧力をかけなくても高低差による静圧
を利用して冷媒を冷却管内に流すことができ経済的であ
り、また冷却管自体も高圧に耐えられるものにしなくて
も済む。特にトラフが大深度になればなるほど高低差に
伴う静圧が大きくなるので、この圧を利用して冷却管の
長さを長くしても冷媒を循環させることができる。
地下トラフ内に設けた冷却管の一端をトラフよりも上方
に設置した冷却ステーションに連結し、他端をトラフ内
に配置した冷却媒体槽に連結し、この冷却媒体槽に戻し
管の下端を臨ませ、ポンプによって槽内の冷却媒体を前
記冷却ステーションに戻すようにしたので、送り側にお
いて冷媒に大きな圧力をかけなくても高低差による静圧
を利用して冷媒を冷却管内に流すことができ経済的であ
り、また冷却管自体も高圧に耐えられるものにしなくて
も済む。特にトラフが大深度になればなるほど高低差に
伴う静圧が大きくなるので、この圧を利用して冷却管の
長さを長くしても冷媒を循環させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電力ケーブルの冷却構造を示す断
面図
面図
【図2】トラフ内を示す断面図
【図3】従来の冷却構造を示す断面図
1…トラフ、2…縦抗、3…電力ケーブル、4…冷却ス
テーション、5…冷却管、6…冷媒槽、7…戻り管、8
…ポンプ。
テーション、5…冷却管、6…冷媒槽、7…戻り管、8
…ポンプ。
Claims (1)
- 【請求項1】 地下トラフ内に施設した電力ケーブルを
冷却する構造において、前記トラフ内には冷却管が設け
られ、この冷却管の一端はトラフよりも上方に設置され
た冷却ステーションに連結され、他端はトラフ内に配置
した冷媒槽に連結し、この冷媒槽にはポンプによって槽
内の冷却媒体を前記冷却ステーションに戻す戻し管の下
端を臨ませたことを特徴とする電力ケーブルの冷却構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4069080A JPH05236627A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 電力ケーブルの冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4069080A JPH05236627A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 電力ケーブルの冷却構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05236627A true JPH05236627A (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=13392257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4069080A Withdrawn JPH05236627A (ja) | 1992-02-18 | 1992-02-18 | 電力ケーブルの冷却構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05236627A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0774818A3 (de) * | 1995-11-15 | 1999-02-24 | Asea Brown Boveri Ag | Anlage zur Übertragung elektrischer Energie mit mindestens einem unterirdisch verlegten, hochspannungsführenden Stromleiter |
-
1992
- 1992-02-18 JP JP4069080A patent/JPH05236627A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0774818A3 (de) * | 1995-11-15 | 1999-02-24 | Asea Brown Boveri Ag | Anlage zur Übertragung elektrischer Energie mit mindestens einem unterirdisch verlegten, hochspannungsführenden Stromleiter |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |