JPH0523549Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0523549Y2 JPH0523549Y2 JP1986194781U JP19478186U JPH0523549Y2 JP H0523549 Y2 JPH0523549 Y2 JP H0523549Y2 JP 1986194781 U JP1986194781 U JP 1986194781U JP 19478186 U JP19478186 U JP 19478186U JP H0523549 Y2 JPH0523549 Y2 JP H0523549Y2
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- JP
- Japan
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- glass
- panel
- block
- blocks
- glass block
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- Expired - Lifetime
Links
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- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 8
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 7
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 13
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- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、防火性に優れた乾式工法に係るガラ
スブロツクに関する。
スブロツクに関する。
[従来技術とその問題点]
ガラスブロツクパネルの施工には湿式工法と乾
式工法とがある。湿式工法は、パネル枠内に多数
個のガラスブロツク(以下ブロツクという)を配
列しそのプロツク間の目地部にモルタルを充填し
て施工する。この湿式工法の欠点は作業に熟練を
要し、手工業で大規模な施工に適さず厳冬期には
凍害の恐れもある。そのため次第に乾式工法が主
流を占めることになつた。
式工法とがある。湿式工法は、パネル枠内に多数
個のガラスブロツク(以下ブロツクという)を配
列しそのプロツク間の目地部にモルタルを充填し
て施工する。この湿式工法の欠点は作業に熟練を
要し、手工業で大規模な施工に適さず厳冬期には
凍害の恐れもある。そのため次第に乾式工法が主
流を占めることになつた。
乾式工法は、ブロツク間の目地部に予め合成樹
脂等で棒状に成形した目地部材を用いるもので、
この棒状の目地部材がブロツクのスペーサ及びシ
ール材となり、パネル全体の重量を大幅に減少で
き、また作業が簡単であるなどの利点がある。し
かしながら、乾式工法によつたガラスブロツクパ
ネルには防火性能の面において劣るという問題点
がある。
脂等で棒状に成形した目地部材を用いるもので、
この棒状の目地部材がブロツクのスペーサ及びシ
ール材となり、パネル全体の重量を大幅に減少で
き、また作業が簡単であるなどの利点がある。し
かしながら、乾式工法によつたガラスブロツクパ
ネルには防火性能の面において劣るという問題点
がある。
通常、ブロツクは溶解したガラスを金型に入れ
て成形し皿状のブロツクの半片を作り、2個の半
片を対向してフランジ部を溶着することにより中
空体のガラス製品に仕上げられる。両者のフラン
ジ部の溶着作業は高温の雰囲気中て行うので溶着
後の温度が常温に下ると中空体の内部に閉じ込め
られた空気は収縮し内気圧が大気圧のほぼ1/3の
気圧に低下する。このブロツク内の気圧の低下は
防音や断熱に効果があるが、一方では火災等の高
熱下にさらされたとき急激な破壊を引き起こす原
因になる。ブロツクが破壊すると断熱はむろんの
こと遮断の機能を全く失つて防火戸として使用に
耐えないものである。
て成形し皿状のブロツクの半片を作り、2個の半
片を対向してフランジ部を溶着することにより中
空体のガラス製品に仕上げられる。両者のフラン
ジ部の溶着作業は高温の雰囲気中て行うので溶着
後の温度が常温に下ると中空体の内部に閉じ込め
られた空気は収縮し内気圧が大気圧のほぼ1/3の
気圧に低下する。このブロツク内の気圧の低下は
防音や断熱に効果があるが、一方では火災等の高
熱下にさらされたとき急激な破壊を引き起こす原
因になる。ブロツクが破壊すると断熱はむろんの
こと遮断の機能を全く失つて防火戸として使用に
耐えないものである。
建築用に用いられる材料には使用される場所に
より防火上有効な性能を有する材料を用いるよう
建築基準法で定められている。ガラス製のガラス
ブロツクパネルが防火戸として用いられる場合に
は建築用防火戸の防火試験方法(JIS A 1311)
に合格し認可されることが必要である。乾式工法
によつた従来のガラスブロツクパネルでは、前記
の防火試験に合格せず、従つて防火性能も劣り安
全上問題であつた。
より防火上有効な性能を有する材料を用いるよう
建築基準法で定められている。ガラス製のガラス
ブロツクパネルが防火戸として用いられる場合に
は建築用防火戸の防火試験方法(JIS A 1311)
に合格し認可されることが必要である。乾式工法
によつた従来のガラスブロツクパネルでは、前記
の防火試験に合格せず、従つて防火性能も劣り安
全上問題であつた。
[問題点を解決する手段]
本考案はかかる問題点を解消することを目的と
してなしたもので、乾式工法によるガラスブロツ
クパネルにおいて、中空のガラスブロツクの側面
に通気孔を設けたことを特徴とする。
してなしたもので、乾式工法によるガラスブロツ
クパネルにおいて、中空のガラスブロツクの側面
に通気孔を設けたことを特徴とする。
[実施例]
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
パネル枠1内には多数個のブロツクGと、ブロ
ツクGの側面に沿つて多数のスペーサ及びシール
材となる目地部材2とが嵌合配置してある。ブロ
ツクGは皿状の半片a及びbを対向して両者のフ
ランジ部cを溶着して中空体に成形してある。パ
ネル枠1は金属板或いは合成樹脂の成形品であ
り、組み立て容易で堅牢な構造であることが必要
である。
ツクGの側面に沿つて多数のスペーサ及びシール
材となる目地部材2とが嵌合配置してある。ブロ
ツクGは皿状の半片a及びbを対向して両者のフ
ランジ部cを溶着して中空体に成形してある。パ
ネル枠1は金属板或いは合成樹脂の成形品であ
り、組み立て容易で堅牢な構造であることが必要
である。
目地部材2は、合成樹脂等て予め所定の形状に
予備成形してあり、内部に鉄筋3を配設して補強
効果を高めてある。鉄筋3は端部にネジを切つた
締め付けロツドを有し、枠1の外側に伸び出させ
てナツトで締め付け固定される。
予備成形してあり、内部に鉄筋3を配設して補強
効果を高めてある。鉄筋3は端部にネジを切つた
締め付けロツドを有し、枠1の外側に伸び出させ
てナツトで締め付け固定される。
パネルの組み立ては、平らな床の上で枠1の1
辺に鉄筋3を通した多数の目地部材2の端部をネ
ジ止めし所定間隔の各行の目地部材2に沿つてブ
ロツクGを嵌め込んで行われる。第1列目のブロ
ツクGを嵌合した後、目地部材2の第1列目を前
記ブロツクGの空いている側面に合わせて配置す
る。同様の要領で第2列目以降の組み立てをくり
返し最後に枠1の他辺の部分を取り付けて完了す
る。目地部材2は縦横の交叉が可能であるような
嵌め合い形状を有し枠1並びに目地部材2の組合
せ構造は適宜選ぶことができる。
辺に鉄筋3を通した多数の目地部材2の端部をネ
ジ止めし所定間隔の各行の目地部材2に沿つてブ
ロツクGを嵌め込んで行われる。第1列目のブロ
ツクGを嵌合した後、目地部材2の第1列目を前
記ブロツクGの空いている側面に合わせて配置す
る。同様の要領で第2列目以降の組み立てをくり
返し最後に枠1の他辺の部分を取り付けて完了す
る。目地部材2は縦横の交叉が可能であるような
嵌め合い形状を有し枠1並びに目地部材2の組合
せ構造は適宜選ぶことができる。
本考案では、パネルを構成する各ブロツクGに
内部に大気圧を導入するための通気孔4がそれの
側面に設けてある。この通気孔4は、例えば半片
を金型でガラス成形する際、フランジ部cに形成
される。
内部に大気圧を導入するための通気孔4がそれの
側面に設けてある。この通気孔4は、例えば半片
を金型でガラス成形する際、フランジ部cに形成
される。
さらに好ましくは、通気孔を有するブロツクの
側面にガラスクロスなどの補強部材5を巻き付け
て接着すると、ブロツクにヒビが入つてもガラス
破片がこの補強部材により保持されて飛び散らな
いので防火戸用としてより高い安全性が得られ
る。
側面にガラスクロスなどの補強部材5を巻き付け
て接着すると、ブロツクにヒビが入つてもガラス
破片がこの補強部材により保持されて飛び散らな
いので防火戸用としてより高い安全性が得られ
る。
[効果]
以上説明した本考案によれば、中空のガラスブ
ロツクの側面に通気孔を設けることにより、予備
成形された目地部材を用いた乾式工法のガラスブ
ロツクパネルに、防火試験に合格する優れた防火
性能を付与することができる。
ロツクの側面に通気孔を設けることにより、予備
成形された目地部材を用いた乾式工法のガラスブ
ロツクパネルに、防火試験に合格する優れた防火
性能を付与することができる。
図面は本考案に係る防火戸用ガラスブロツクパ
ネルの実施例を示し、第1図は正面図、第2図は
第1図A−A′視断面図、第3図は拡大断面図で
ある。1はパネル枠、2は目地部材、4は通気
孔、5は補強部材である。
ネルの実施例を示し、第1図は正面図、第2図は
第1図A−A′視断面図、第3図は拡大断面図で
ある。1はパネル枠、2は目地部材、4は通気
孔、5は補強部材である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) パネル枠内に多数個の中空のガラスブロツク
と予備成形された目地部材とを配してなるパネ
ルにおいて、該ガラスブロツクは側面に通気孔
を有していることを特徴とする防火戸用ガラス
ブロツクパネル。 (2) ガラスブロツクの側面に補強部材を巻き付け
た第1項記載の防火戸用ガラスブロツクパネ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986194781U JPH0523549Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986194781U JPH0523549Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6398352U JPS6398352U (ja) | 1988-06-25 |
JPH0523549Y2 true JPH0523549Y2 (ja) | 1993-06-16 |
Family
ID=31152072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986194781U Expired - Lifetime JPH0523549Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523549Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5829992A (ja) * | 1981-08-14 | 1983-02-22 | 松下電工株式会社 | 複層ガラス |
-
1986
- 1986-12-18 JP JP1986194781U patent/JPH0523549Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5829992A (ja) * | 1981-08-14 | 1983-02-22 | 松下電工株式会社 | 複層ガラス |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6398352U (ja) | 1988-06-25 |
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