JPH05234785A - チョークコイル - Google Patents

チョークコイル

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JPH05234785A
JPH05234785A JP3638792A JP3638792A JPH05234785A JP H05234785 A JPH05234785 A JP H05234785A JP 3638792 A JP3638792 A JP 3638792A JP 3638792 A JP3638792 A JP 3638792A JP H05234785 A JPH05234785 A JP H05234785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
choke coil
coil
core
shaped
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3638792A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Takahashi
透 高橋
Masami Oyama
正実 大山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
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Publication of JPH05234785A publication Critical patent/JPH05234785A/ja
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高さ寸法を小さくすると共に、巻線巻回作業
を不要にするチョークコイルを組立てるようにする。 【構成】 一対のE型コア部材2,3を用意して各々脚
部2A,3Aを突き合せて組合せコア6を形成する。そ
してこの組合せコア6の脚部に巻回部相互間が水平方向
に広がるように平板状の巻線4を配設する。巻線4は複
数の導体片を組合せて各端部をビスによって固定して、
電気的に接続して構成する。複数の導体片を一体に組合
せるだけで簡単に平板状の巻線を構成することができ
る。また、巻線のターン順序はランダムに選ぶことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に大電流が流れる平
滑回路等に適用されるチョークコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば電気自動車等の電源装置において
は、図9に示すように、電源トランス31の1次側巻線
32に入力した交流電圧を昇圧又は降圧して、2次側巻
線33に出力した直流電圧から脈流等の不要成分を除去
するための平滑回路30が用いられている。
【0003】平滑回路30は、例えば電源トランス31
の2次側巻線33に直列接続されたチョークコイル34
及び並列接続されたコンデンサ35,36から構成され
ている。ここでこの種の用途の電源装置は大容量のもの
が必要となるので、必然的にチョークコイル34も大電
流を流し得るように太い巻線でもって構成されている。
【0004】図7はこのような目的に用いられる従来の
チョークコイルを示すもので、チョークコイル34は例
えばI型コア部材38が内部に挿入されたボビン39の
周囲に巻線40が巻回されて構成されている。また図8
は他の従来例を示すもので、チョークコイル34は一対
のE型コア部材42A,42Bの脚部43A,43Bを
突合わせてこの周囲に巻線40が巻回されて構成されて
いる。図7及び図8において、各コア部材38,42の
内部にはZ方向に向かう磁路が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のチョー
クコイルでは、コア部材の周囲にこの磁路の方向に沿っ
て巻線を巻回しているので、磁路の方向に沿った高さ寸
法が大きくなるという問題がある。
【0006】このためチョークコイルを組込む電源装置
の大型化が避けれらない。特にこのような用途に用いら
れるチョークコイルは大量の熱を伴うため、放熱のため
に各部材の寸法を大きくする必要があり、これが装置の
小型化を阻害する原因ともなっていた。
【0007】このように電源装置が大型になると、重量
が増加することになってモータの負荷を増やすことにな
るので、モータの消費電力も増加するようになる。この
結果として自動車の走行距離が延びず、またスピードが
低下するようになるため、経済的でなくなる。
【0008】また、従来のチョークコイルでは大電流を
流し得るように太い巻線を用いているので、この太い巻
線の扱いが容易でないためコア部材の周囲に巻回する作
業に手間がかかるという欠点がある。
【0009】本発明は以上のような問題に対処してなさ
れたもので、電源装置の容量を低下させずに小型化を可
能にしたチョークコイルを提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、分割された一対のコア部材の脚部を突き合
せて閉磁路が形成される組合せコアと、該組合せコアの
脚部に巻回される巻線とから成るチョークコイルにおい
て、前記巻線を平板状とすると共に、巻線の巻回部相互
間が水平方向に広がるように配設されたことを特徴とす
るものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の本発明の構成によれば、平板状
の巻線をその巻回部相互間が水平方向に広がるように配
設するようにしたので、磁路の方向に沿った高さ寸法を
小さくすることができる。また、巻線を巻回する作業が
不要になるので、巻線巻回作業に要する手間を省くこと
ができる。
【0012】請求項2記載の本発明の構成によれば、複
数の導体片を組合せることにより巻線を構成するので、
部分的に巻線の抵抗を変えることができるため、巻線の
発熱量を極めて細かく調整することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0014】図1は本発明のチョークコイルの実施例を
示す断面図で、本実施例チョークコイル1は、分割され
た一対のE型コア部材2,3がその各脚部2A,3Aを
突き合せることにより一体化された組合せコア6を有し
ており、巻回部相互間が水平方向に広がるように配設さ
れる平板状の巻線4を備えている。巻線4は銅等の導電
性及び熱伝導性に優れた材料から成り、後述のように予
め用意された複数の導体片が組合されて一体に接続され
ることによって、構成されるようになっている。
【0015】図2は図1の本実施例チョークコイル1の
組立図を示すもので、第1のE型コア部材2及び第2の
E型コア部材3が各々上下方向に配置された状態で、下
方向に配置された第2のE型コア部材3に設けられてい
る一対の凹部3a,3b内に、平面から見て方形状に巻
回した平板状の巻線4を位置決めするように配置する。
一例として巻線4は3ターンを構成する場合について示
している。2a,2bは凹部3a,3bに対向した第1
のE型コア部材2の凹部である。
【0016】図3は巻線4の詳細な構成を示すもので、
この巻線4は第1の導体片4Aと第2の導体片4Bとが
その端部でビス5で固定されることにより、一体に接続
されて方形状に巻回されるようになっている。
【0017】図4はさらに第1の導体片4Aと第2の導
体片4Bの構成を示すもので、第1の導体片4Aは9個
の直線片a乃至iが各隣接する境界部が直角に屈曲され
て一体化されており、また第2の導体片4Bは5個の直
線片j乃至nが各隣接する境界部が直角に屈曲されて一
体化されている。ここで、特に第1の導体片4Aの直線
片eは、第1及び第2の導体片4A及び4Bの直線片
h,mと交差した場合の接触を避けるために図5のよう
に凹状の迅回部e′が設けられている。
【0018】このような第1の導体片4Aと第2の導体
片4Bは、図3のように各々の端部である直線片iとj
とがビス5で固定されるようにして、図2のように第2
のE型コア部材3の一対の凹部3a,3b内に位置決め
されることにより、平板状の巻線4とされる。続いて、
第2のE型コア部材3の上方に第1のE型コア部材2を
凹部2a,2bが凹部3a,3bに一致するように重ね
て、接着剤等を介して一体化する。
【0019】このようにして組立てられたチョークコイ
ル1は、図9のような平滑回路を構成するように、他の
構成部品と共に基板上に実装されて必要な配線処理が施
される。このときチョークコイル1の平板状の巻線4を
適当に基板上にネジ止めして押さえることにより、強度
的に安定に保持することができる。
【0020】このような本実施例によれば、平板状の巻
線を用いてコア部材の周囲に磁路の方向と直交する方向
に、すなわち巻回部相互間が水平方向に広がるように平
板状の巻線4を配設するようにしたので、磁路の方向に
沿った高さ寸法を小さくしたチョークコイルを簡単に組
立てることができる。これによってこのチョークコイル
を組込む電源装置の容量を低下させずに小型化を図るこ
とができる。
【0021】従って電源装置の軽量化が可能となるの
で、駆動源であるモータの負荷を低減させることができ
るようになり、モータの消費電力を減少させることがで
きる。この結果として自動車の走行距離を延ばすことが
でき、またスピードを向上することができるようにな
る。
【0022】さらに、平板状の巻線4は第1の導体片4
Aと第2の導体片4Bとを、各端部をビス止めによって
電気的に接続することにより巻線を構成してコア部材に
配設しているので、従来のように太い巻線をコア部材に
巻回するような作業は不要になるため、巻線巻回作業に
要する手間を省くことができる。
【0023】また本実施例によれば、ボビンを不要にす
ることができるのでこの分部品を少なくすることができ
る。
【0024】さらにまた、本実施例のように複数の導体
片を組合せて1つの平板状の巻線を構成する場合、従来
のように連続した線材を用いて巻回して巻線を構成する
方法に比べて、各導体片の太さ、断面積等の異なったも
の同士を組合せることが可能なので、通電電流に対する
抵抗を巻線部分で変えることができるため、巻線で生ず
る温度分布が一様になるように調整することが可能とな
る。また、各巻線部間に伝導性に優れた絶縁体を介在さ
せることにより、同様に巻線で生ずる温度分布を一様に
することができる。
【0025】さらに、本実施例によれば巻線のターン順
序は制限されず、ランダムに選ぶことができるので、各
巻線部間の結合を管理し易くなるため、多出力巻線等を
必要とする用途に適用して効果的となる。
【0026】図6は本発明の他の実施例を示すもので、
平板状の巻線4の配置形状を円環状に構成した例を示
し、形状が異なるだけで前記実施例と同様な効果を得る
ことができる。
【0027】本実施例では平板状の巻線を2個の導体片
を組合せて3ターン分を構成する例で示したが、これら
の数は目的,用途等に応じて任意に設定することができ
る。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、巻回
部相互間が水平方向に広がるように平板状の巻線を配設
するようにしたので、磁路の方向に沿った高さ寸法を小
さくすることができるため、電源装置の容量を低下させ
ずに小型化を図ることができる。また、チョークコイル
組立時の巻線巻回作業に要する手間を省くことができる
ので、簡単に平板状の巻線を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチョークコイルの実施例を示す断面図
である。
【図2】本実施例チョークコイルの組立図である。
【図3】本実施例チョークコイルに用いられる巻線の構
成を示す配置図である。
【図4】図3の巻線を構成する導体片を示す配置図であ
る。
【図5】図4の1つの導体片の一部の形状を示す側面図
である。
【図6】本発明の他の実施例に用いられる巻線の構成を
示す配置図である。
【図7】従来のチョークコイルを示す概略配置図であ
る。
【図8】従来の他のチョークコイルを示す概略配置図で
ある。
【図9】本実施例チョークコイルが適用される平滑回路
を示す結線図である。
【符号の説明】
2,3 E型コア部材 2A,3A 脚部 2a,2b,3a,3b 凹部 4 平板状の巻線 4A 第1の導体片 4B 第2の導体片 6 組合せコア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割された一対のコア部材の脚部を突き
    合せて閉磁路が形成される組合せコアと、該組合せコア
    の脚部に巻回される巻線とから成るチョークコイルにお
    いて、前記巻線を平板状とすると共に、巻線の巻回部相
    互間が水平方向に広がるように配設されたことを特徴と
    するチョークコイル。
  2. 【請求項2】 前記平板状の巻線が、複数の導体片が一
    体に接続されることにより構成される請求項1記載のチ
    ョークコイル。
JP3638792A 1992-02-24 1992-02-24 チョークコイル Withdrawn JPH05234785A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3638792A JPH05234785A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 チョークコイル

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3638792A JPH05234785A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 チョークコイル

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JPH05234785A true JPH05234785A (ja) 1993-09-10

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JP3638792A Withdrawn JPH05234785A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 チョークコイル

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Effective date: 19990518