JPH0523414B2 - - Google Patents

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JPH0523414B2
JPH0523414B2 JP59106050A JP10605084A JPH0523414B2 JP H0523414 B2 JPH0523414 B2 JP H0523414B2 JP 59106050 A JP59106050 A JP 59106050A JP 10605084 A JP10605084 A JP 10605084A JP H0523414 B2 JPH0523414 B2 JP H0523414B2
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light emitting
distance
reflective object
switch
bounce
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Hiroshi Iwata
Katsuhisa Niwa
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West Electric Co Ltd
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West Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、写真撮影に際し人工光源として使用
されるストロボ装置の発光照射方向を制御するバ
ウンス撮影装置に関し、特に被写体までの距離お
よび被写体の周囲の光反射物体の有無に応じて自
動的に発光照射方向を可変するバウンス撮影装置
に関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来より、ストロボ装置をカメラに直接あるい
は間接的にカメラに装着した状態あるいはストロ
ボ装置を内蔵したストロボ内蔵カメラにおいて、
被写体の背部に壁面等のある条件下、例えば室内
においてストロボ装置を使用した場合、被写体と
カメラとの正対状態がずれる程、またずれは小さ
くても距離が近くなればなる程、被写体の影が壁
面等に生じ、フイルムに写し込まれてしまう問題
点があつた。
即ち、第1図に示した如く、被写体Mの背部に
壁面Nが存在する状態において例えばストロボ内
蔵カメラSが被写体Mと正対し、ある程度離れた
A位置を基準として正対状態が少しずれたB位
置、大きくずれたC位置、ずれは小さいものの被
写体Mまでの距離が近くなつたD位置に位置する
場合におけるストロボ撮影を考えてみると、壁面
Nに生じる影の大きさはA位置の場合を生じない
として、B、C、D位置の順に夫々OH、OI、
OJと大きくなる。
したがつて、特に被写体が人物である場合にお
いて、近距離で顔より低い位置からのストロボ撮
影を行なうと壁面の頭部上方部分に影が発生して
しまい帽子をかぶつた様な写真となることから非
常に嫌われていた。
このため、従来においては上記如くの問題点を
解決するためにストロボ装置の発光照射方向を直
接被写体に供給せずに室内の天井等に一度反射さ
せてから間接的に供給するいわゆるバウンス撮影
が行なわれている。
しかしながら、上記如くの従来のバウンス撮影
は、手動により発光部を適宜のバウンス位置に移
動せしめて行なつているため、ともすれば影が生
じる状態に気がづかず移動操作を忘れてしまい、
写真が出来上がつてから被写体背面の影に気がつ
く等依然として前述した如くの問題点は存在して
いる。
一方、比較的多くのストロボ装置を使用しての
撮影が行なわれるストロボ内蔵カメラにおいては
発光部の照射方向を可変する構造を有しておら
ず、上記如くのバウンス撮影により間接照明を行
なうことができず、上記如くの影の発生による問
題点を有しているのが現状である。
発明の目的 本発明の目的は、上記した如くの従来のストロ
ボ装置が有する問題点を考慮し、ストロボ装置の
発光部をバウンス撮影が行なえる条件を検知する
ことにより自動的に移動させバウンス撮影を行な
うための照射方向を上記発光部に設定するバウン
ス撮影装置を提供することである。
発明の構成 本発明によりバウンス撮影装置は、照明方向を
可変するために移動できる発光部と、この発光部
と連結され、上記移動を行なう駆動源を含む駆動
手段と、撮影したい被写体までの距離を測定する
測距装置と、測距装置によつて得られる距離情報
をバウンス撮影の効果を基準とした距離情報と比
較する比較手段と、適宜の反射物体の有無を検知
する反射物体検知手段と、発光部の位置を検出す
る位置検出手段を含み、この位置検知手段および
上記比較手段、反射物体検知手段の出力によつて
上記駆動回路の動作を制御する出力信号を発生
し、前記発光部の移動および停止動作を行なわせ
る駆動制御回路と、上記種々の回路手段にストロ
ボ装置使用時の任意動作により電源を供給する電
源供給制御手段とから構成される。
実施例の説明 第2図は、本発明によるバウンス撮影装置の一
実施例を示す略構成を含む電気回路図である。
図中、1は電源、2は例えば図示していないス
トロボ装置の使用時にオンになされるモード設定
スイツチ、3は図示していないシヤツタレリーズ
ボタンの中押し動作によりオンとなるスイツチを
示している。4はスイツチ3の短期間のオンによ
つても図中のE〜F間に電源1の電圧を発生せし
めるトランジスタ5,6等からなる周知の電圧維
持回路、7はトランジスタ8,9,10,11お
よび抵抗12,13,14,15からなり上記E
−F間に接続され、モータ16の回転を制御する
周知のモータ駆動回路を示している。17はモー
タ駆動回路7によるモータ16の回転動作を内蔵
ストロボ装置の発光部18に伝達する適宜のギヤ
システムを示し、19は発光部18が実線で示し
たように被写体21に正対状態にある時オフとな
るスイツチ、20は発光部18が破線で示した如
くの位置に移動したときにオフとなるスイツチを
示している。22は電圧維持回路4を介して電源
1の電圧が供給されることにより被写体21まで
距離を測定し、その測定した距離に応じた出力信
号を発生する測距装置を示している。
なお、この測距装置22は光学方式、超音波方
式等、種々のものが既に実用化されており、その
いずれかを用いればよいことはいうまでもなく詳
しい説明は行なわない。ただ、図示の実施例にお
いては遠距離になる程、その出力レベルは高くな
る如くの距離情報を出力するよう構成されてい
る。23は上記測距装置22の出力信号が一方の
入力端子に供給され、その出力信号レベルを可変
抵抗24と抵抗25とによつて設定される所定の
基準距離情報と比較するコンパレータを示してい
る。
なお、上記基準距離情報は、第1図において説
明したように被写体21までの距離が近ければ近
い程、影の影響が大きくなり、したがつてバウン
ス撮影を行なうことが望ましいことから、前述の
測距装置22によつて得られた距離情報に該当す
る距離がバウンス効果を期待したい距離であるこ
とをコンパレータ23が判断して高レベル出力を
出力できる如く、バウンス効果を得たい最遠距離
を考慮して設定されるものである。26は先の発
光部18の発光を反射できる何らかの反射物体が
存在しているか否かを検出する反射物体検知装置
を示し、例えば本実施例においては上記検出を光
の投受光によつて行なうべく投光素子27、投光
回路28、受光素子29、受光回路30から構成
されている。
なお、受光回路30は反射物体が存在している
場合、投光素子27の投光の反射物体による反射
光を受光素子29によつて受光することにより、
反射物体の存在を示す高レベルの出力信号を出力
する如くに構成されている。
31は前述したコンパレータ23の出力信号、
受光回路30の出力信号およびスイツチ19,2
0の状態信号が供給されることによりモータ駆動
回路7のモータ駆動動作を制御する駆動制御回路
を示し、AND回路32,33、インバータ34、
スイツチ19,20を介して電源の両端であるE
−F間に接続される抵抗35,36から構成され
ている。
さて、上記如くの構成からなる本発明によるバ
ウンス撮影装置の動作であるが、例えばストロボ
装置を使用する状態を設定しモード設定スイツチ
2がオンになされた状態において、今、図示して
いないシヤツタレリーズボタンの中押し動作がな
されたとすると、スイツチ3がオン状態になされ
る。
スイツチ3がオン状態になされると、まずトラ
ンジスタ5が導通状態となり、係るトランジスタ
5の導通によりトランジスタ6が導通状態となる
周知の電圧維持回路4の動作により、図中のE−
F点間に電源1の電圧が現われ、測距装置22等
の負荷に供給されることになる。
したがつて、測距装置22は、被写体21まで
の距離測定を行ない、また反射物体検知装置26
も投光回路28等が動作状態になされることにな
る。
測距装置22は、上記如くの距離測定動作を行
なうことにより、測定した距離に応じた電圧値を
有する出力信号即ち、距離情報をコンパレータ2
3に供給し、コンパレータ23はその供給された
電圧信号である距離情報と、可変抵抗24、抵抗
25によつて設定される基準距離情報である基準
電圧とを比較することになる。係るコンパレータ
23における比較動作は先にも述べたように被写
体との距離が近い程バウンス効果が大きいことか
ら、上記基準電圧で規定される基準距離よりも遠
いか近いかの判断を行ない、その結果、近いと判
断した時に高レベルの出力信号を出力する如くの
動作であり、その高レベル信号は駆動制御回路3
1のAND回路32に供給されることになる。
また、反射物体検知装置26も電源供給による
動作を開始し、即ち、投光回路28によつて投光
素子27の点灯を行ない、かつ受光素子29によ
る受光動作が受光回路30にて検知できる状態に
なされ、例えば室内における天井等の反射物体が
存在すれば、先にも述べたように受光素子29が
投光素子27の投光による反射物体からの反射光
を受けることによつて受光回路30から反射物体
の存在を示す高レベルの出力信号が出力されるこ
とになり、係る出力信号は直接AND回路32へ
また、インバータ34を介してAND回路33へ
供給されることになる。
ところで、発光部18が被写体21に正対して
いる状態における上記如くの測距装置22、反射
物体検知装置26の動作によつてそれぞれ得られ
るコンパレータ23、おび受光回路30の出力が
いずれも高レベルとなつたとすると、即ち、被写
体21までの距離があらかじめ設定した基準距離
よりも近く、かつ何らかの反射物体の存在が確認
されたとすると、駆動制御回路31は以下の如く
の動作を行なうことになる。
即ち、発光部18が被写体21に正対している
ことから、スイツチ19はオフ、スイツチ20は
オン状態であり、したがつて先の両信号と合わせ
て考えると、AND回路32の入力端子群のレベ
ルは全て高レベルとなり、一方AND回路33の
入力端子群のレベルは、双方とも低レベルとな
る。
この結果モータ駆動回路7における上記AND
回路32,33の出力端と接続されたトランジス
タ10,11の内トランジスタ10のみが導通状
態になされることになり、もちろん同時にトラン
ジスタ8も導通状態になされることになる。
上記如くにトランジスタ8,10が導通状態に
なされると、E−F間の電圧は上記トランジスタ
8,10を介してモータ16に供給されることに
なるため、モータ16は例えば矢印X方向に回転
することになる。
モータ16の矢印X方向への回転は、適宜のギ
ヤシステム17を介して発光部18に伝達され、
発光部18は照射方向を変化させるための移動、
即ち反射物体にて発光光を反射させるべく例えば
図面でいうなら上方向に移動せしめられることに
なる。
さて、上記発光部18のモータ16の回転によ
る移動が行なわれている途上において、第2図中
破線で示した如くの位置に到達すると、それまで
オン状態であつたスイツチ20がオフ状態になさ
れることになる。スイツチ20がオフ状態となる
と、図面からも明らかなようにAND回路32の
入力端子の1つが低レベルとなることになり、そ
れまで高レベルであつたAND回路32の出力は
低レベルに反転する。
したがつて、それまで導通状態になされていた
トランジスタ10が非導通状態に反転し、同時に
トランジスタ8も非導通状態になされる。
この時、駆動制御回路31のもう一方のAND
回路33の状態は受光回路30が高レベル出力を
継続して出力しているため何ら変化しておらず、
トランジスタ11は非導通状態のままであり、よ
つてそれまでなされていたモータ16への給電は
停止し、モータ16の回転は停止せしめられこの
結果、発光部18は破線位置に停止することにな
る。
なお、上記スイツチ20は上述した動作からも
明らかなように発光部18の移動位置を検知して
適宜の位置で停止せしめる発光部18の位置制御
手段とみなすことができ、図面のように1個の場
合、例えば一般的なバウンス撮影に多用される正
対状態に対して45゜の傾きを有する位置に発光部
18を停止させるべく、即ち、発光部18が上記
45゜傾いた時にオフとなる所定位置に設けられる
ことになるわけである。
上述した如くの動作の結果、ストロボ装置の発
光部18は近距離時でかつ、何らかの反射物体の
存在する時に自動的にバウンス撮影を行なえる状
態になされたことになり、冒頭で述べたような問
題点を生じない好ましいストロボ装置を使用した
撮影が可能となる。
一方、撮影開始時点、即ち発光部18が被写体
21までの距離が長かつたり、適宜の反射物体が
存在しない場合はコンパレータ23あるいは受光
回路30のどちらか一方の出力が低レベルとなる
ため、AND回路32が高レベルの信号を出力す
ることはなく、したがつてトランジスタ10が導
通状態になることはなくモータ16への給電は行
なわれず、発光部18が移動せしめられることは
ない。また、前述した如くに発光部18が所定位
置まで移動した後、上記した如くの状態が生じた
場合であるが、第2図の示した実施例においては
上記状態の内の反射物体が存在しなくなつた場合
にのみ、発光部18の元の正対状態に復帰するよ
う構成してある。
即ち、発光部18が前述した破線で示した如く
の位置に停止している場合、正対状態においてオ
フ状態であつたスイツチ19がオン状態になされ
ており、かかる状態にて反射物体がなくなると受
光回路30の出力が低レベルとなり、インバータ
34を介してAND回路33に供給されることに
なるため、AND回路33の2つの入力端子は両
方共高レベルになされることになる。
したがつて、AND回路33は高レベルの信号
を出力することになり、この高レベル信号によつ
てモータ駆動回路7のトランジスタ11が導通状
態になされることになる。
トランジスタ11が導通状態になると、トラン
ジスタ9も導通状態になされるため、モータ16
にE−F間の電圧が供給されることになる。
ところで、上記モータ16への電圧供給の向き
は先に述べたトランジスタ8,10を介して供給
時に対してトランジスタ9,11を介しての供給
であることから逆向きとなることは明らかであ
り、したがつてモータ16は先の矢印X方向とは
逆の矢印Y方向に回転することになる。
この結果、発光部18は第2図の破線で示した
如くの位置から先の移動方向とは逆の第2図にお
ける下方向に移動を開始することになる。
発光部18が移動し、実線で示した被写体21
と正対する位置に達すると、それまでオン状態に
あつたスイツチ19がオフ状態となるためAND
回路33の一方の入力端子が低レベルとなり、
AND回路33の出力状態は低レベルに反転する
ことになる。AND回路33が低レベル信号を出
力すると、トランジスタ9,11が非導通状態に
復帰することは明らかであり、したがつてモータ
16への給電が停止するためモータ16の回転は
停止し、発光部18も実線位置にて移動を停止す
ることになる。
即ち、発光部18は先に説明したバウンス撮影
位置に停止した状態から元の状態に自動的に復帰
せしめられたことになるわけである。なお上記動
作は先にも述べたように発光部18が破線で示し
た位置に停止している状態において反射物体が存
在しなくなつた時のみに対応するなけであるが、
例えば、第2図に示した実施例において被写体2
1までの距離が所定値以上に長くなつた場合にお
いても同様に元の状態に復帰させたい場合、即
ち、バウンス撮影を行なつても所望のバウンス効
果が得られないことから正対状態で発光させよう
とする場合には第3図に示した如く、コンパレー
タ23の出力が入力されるインバータ37および
インバータ34,37の出力が入力されるOR回
路38を追加し、このOR回路38の出力をAND
回路33に入力する如くに形成してやれば良いこ
とはいうまでもない。
尚、第2図中図番2で説明したモード選択スイ
ツチは、上述の説明においては、ストロボ使用時
にオンされるスイツチとして扱かつたが、例えば
ストロボ使用時において撮影者の意思によつて自
由にオン・オフ制御できるいわゆる電源スイツチ
となし、本発明によるバウンス撮影装置の使用を
任意選択できる如くに構成しても良いことはいう
までもない。
第4図は、本発明によるバウンス撮影装置の他
の実施例を示す要部の略構成を含むで電気回路図
である。図中、第2図と同図番を附したものは同
一機能を有する素子であり、詳しい説明は行なわ
ない。39は発光部18の移動に応じて移動する
摺動接片40を有し、この摺動接片40の移動に
ともない抵抗値の変化する可変抵抗であり、発光
部18の移動位置を検出する位置検出手段とみな
すことができる。41,42は可変抵抗39と直
列接続されE−F間に接続される直列体を構成す
る抵抗であり、かかる直列体はE−F間に現われ
る電源電圧を分割してコンパレータ23の基準電
圧の発生せしめることになる。尚、かかる基準電
圧値は、バウンス効果を考慮してあらかじめ設定
される、即ち、被写体までの距離と発光部の移動
位置とをバウンス効果から関連づけた位置−距離
情報とみなすことができる。
第4図からも明らかであるが、かかる実施例は
先の第2図に示した実施例におけるスイツチ20
が削除せられていると共に、先の実施例では一定
であつたコンパレータ23の基準電圧が発光部1
8の移動に応じて変化せしめられるようになされ
ている。なお、上記基準電圧の変化の特性は、例
えば距離に応じた信号が近距離になる程、大きい
出力レベルを有するなら、発光部18の移動量が
大きくなればなる程、大きな基準電圧を設定する
如くの関係を有する特性になされ第4図の実施例
もそのようになされているものとする。
以下、その動作について簡単に述べると、今、
発光部18が被写体21に正対している定常状態
において、被写体21までの距離が上記正対状態
における可変抵抗39等による位置−距離情報に
対応した距離以内でかつ、何らかの反射物体の存
在が確認されたとすると、モータ16はAND回
路32の出力の高レベルの反転によるトランジス
タ10の導通状態への移行により第2図に示した
実施例同様、回転し、発光部18を上方に移動さ
せてゆく。
しかしながら、本実施例においては発光部18
の移動にともない可変抵抗39の抵抗値の変化に
より基準電圧が変化してゆくことから、発光部1
8の任意の移動位置にて上記変化してゆく基準電
圧と、上記した距離に応じた信号とが等しくなる
場合が生じることになる。
距離に応じた信号と基準電圧が等しくなるとコ
ンパレータ23は反転し、その出力端は低レベル
信号を出力し、AND回路32の出力端をそれま
での高レベル状態から低レベル状態に反転せしめ
ることになる。
したがつて、トランジスタ10が上記時点にて
非導通状態になされ、モータ16への給電は停止
せしめられ、その回転が停止することになり、発
光部18は移動を停止し適宜のバウンス撮影位置
に位置することになる。
即ち、第4図に示した実施例における発光部1
8は被写体21までの距離に応じてその移動が停
止せしめられる位置が変化することになるわけで
ある。これは、例えば第5図に示したように被写
体21に一般的な天井等の上方にある反射物体4
3よりのバウンス光を効果的に供給しようとする
場合、反射物体43に対する発光の照射方向を被
写体21に対する距離に応じてθ1、θ2、θ3の如く
変化させることが望ましくなるからであることは
いうまでもない。
尚、発光部18が適宜のバウンス撮影位置にあ
る時、反射物体がなくなれば受光回路30の出力
が低レベルとなり、かつスイツチ19もオンとな
つていることからAND回路33が高レベルの出
力信号を出力して、トランジスタ11を導通状態
となすため、発光部18は駆動回路7によるモー
タ16の逆転により元の定常状態に復帰すること
になることは、いうまでもない。
発明の効果 本発明によるバウンス撮影装置は、被写体まで
の距離が所定距離以内で、かつ何らかの反射物体
が存在する場合を検知してストロボ装置の発光部
を自動的に被写体に正対している状態より移動さ
せ、バウンス撮影状態を設定できることから被写
体の後方に影ができることのない好ましい撮影状
態の写真を得ることができる効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図はストロボ装置を使用しての撮影状態を
示す略図、第2図は本発明によるバウンス撮影装
置の一実施例を示す電気回路図、第3図は第2図
に示した実施例の一部の他の実施例図、第4図は
本発明によるバウンス撮影装置の他の実施例を示
す電気回路図、第5図はストロボ装置によるバウ
ンス撮影状態を示す略図を夫々示している。 1……電源、2,3……スイツチ、4……電圧
維持回路、7……モータ駆動回路、16……モー
タ、17……ギヤシステム、18……発光部、1
9,20……スイツチ、21……被写体、22…
…測距装置、23……コンパレータ、26……反
射物体検知装置、31……駆動制御回路、39…
…可変抵抗、40……摺動接片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発光の照射方向を可変するために移動できる
    発光部と、前記発光部を移動させる駆動源を含む
    駆動手段と、撮影したい被写体までの距離を測定
    する測距装置と、前記測距装置によつて得られる
    距離情報をバウンス効果を基にしてあらかじめ設
    定される基準距離情報と比較する比較手段と、適
    宜の反射物体の存在の有無を検知する反射物体検
    知手段と、前記比較手段と反射物体検知手段の出
    力により前記駆動手段の動作を制御する制御手段
    とからなり、前記被写体までの距離が前記基準距
    離以内でかつ前記反射物体検知手段により適宜の
    反射物体が検知された場合、前記発光部をバウン
    ス撮影位置に自動的に移動させることができるバ
    ウンス撮影装置。 2 駆動手段は、発光部の移動のための駆動源と
    なるモータと、前記モータと前記発光部とを連結
    し前記モータの回動力を前記発光部に伝達するギ
    ヤシステムと、前記モータを駆動する駆動回路と
    からなる特許請求の範囲第1項に記載のバウンス
    撮影装置。 3 制御手段は、発光部の位置を検知する位置検
    知手段を含み該位置検知手段、比較手段および反
    射物体検知手段の出力が供給され動作し、夫々の
    出力に応じて駆動手段の動作制御信号を発生し前
    記駆動手段の駆動あるいは駆動停止を制御する駆
    動制御回路と、前記駆動手段、測距装置等にスト
    ロボ装置使用時の任意動作により電源を供給する
    電源供給制御手段とからなる特許請求の範囲第1
    項に記載のバウンス撮影装置。 4 電源供給制御手段は、電源と、ストロボ装置
    使用時に自動的にオンとなるモード選択スイツチ
    と、前記選択スイツチを介して電源と接続される
    スイツチ手段およびシヤツタレリーズボタンの中
    押し動作により前記スイツチ手段を導通状態にな
    すスイツチを含む電圧維持回路とからなり、前記
    電圧維持回路を介して前記電源を供給する特許請
    求の範囲第3項に記載のバウンス撮影装置。 5 駆動制御回路は、発光部がバウンス撮影を行
    なわない定常位置にある時のみオンとなる第1の
    スイツチと、前記発光部がバウンス撮影を行なう
    所定位置まで移動した時のみオンとなる第2のス
    イツチと、前記第1のスイツチを介して電源の両
    端に接続される第1の抵抗と、前記第2のスイツ
    チを介して前記電源の両端に接続される第2の抵
    抗とからなる前記発光部の位置検知手段と、入力
    端子が前記第2のスイツチと前記第2の抵抗との
    接続点、比較手段および反射物体検知手段の出力
    端子と接続され、前記発光部が前記定常位置にあ
    り被写体までの距離が基準距離以内でかつ反射物
    体が存在するとき前記発光部を前記所定位置に移
    動させる第1の移動信号を駆動回路に供給する第
    1の論理回路と、入力端子が前記第1のスイツチ
    と前記第1の抵抗との接続点、前記反射物体検知
    手段の出力が入力されるインバータの出力端子と
    接続され、前記発光部が前記所定位置にあり反射
    物体が存在しないとき前記発光部を前記定常位置
    に移動させる第2の移動信号を前記駆動回路に供
    給する第2の論理回路とからなる特許請求の範囲
    第4項に記載のバウンス撮影装置。 6 第2の論理回路は、入力端子が第1のスイツ
    チと第1の抵抗との接続点および比較手段、反射
    物体検知手段の出力端子が夫々インバータを介し
    て接続される第3の論理回路の出力端子と接続さ
    れ発光部が移動した所定位置にあるとき被写体ま
    での距離が基準距離以上となるかあるいは反射物
    体が存在しなくなつた場合、第2の移動信号を駆
    動回路に供給する特許請求の範囲第5項に記載の
    バウンス撮影装置。 7 発光の照射方向を可変するために移動できる
    発光部と、前記発光部を移動させる駆動源を含む
    駆動手段と、撮影したい被写体までの距離を測定
    する測距装置と、前記発光部の位置を検出しバウ
    ンス効果を考慮してあらかじめ設定する位置−距
    離関係に基づいた位置−距離情報を出力する位置
    検出手段と、前記測距装置によつて得られる距離
    情報と前記位置検出手段によつて得られる位置−
    距離情報とを比較する比較手段と、適宜の反射物
    体の存在の有無を検知する反射物体検知手段と、
    前記比較手段および前記反射物体検知手段の出力
    により前記駆動手段の動作を制御する制御手段と
    からなり、前記被写体までの距離が所定距離以内
    であり、かつ適宜の反射物体が存在する場合、前
    記発光部を前記距離に応じた適宜のバウンス撮影
    位置に自動的に移動させることができるバウンス
    撮影装置。 8 駆動手段は、前記発光部の移動のための駆動
    源となるモータと、前記モータと前記発光部とを
    連結し前記モータの回動力を前記発光部に伝達す
    るギヤシステムと、前記モータを駆動する駆動回
    路とからなる特許請求の範囲第7項に記載のバウ
    ンス撮影装置。 9 制御手段は、前記比較手段および前記反射物
    体検知手段の出力が供給されることにより動作し
    前記距離情報と前記位置−距離情報の関係および
    前記反射物体の存在の有無に応じて前記駆動手段
    の動作制御信号を発生し前記駆動源の駆動あるい
    は駆動停止を制御する駆動制御回路と、前記駆動
    手段、測距装置等にストロボ装置使用時の任意動
    作により電源を供給する電源供給制御手段とから
    なる特許請求の範囲第7項に記載のバウンス撮影
    装置。 10 電源供給制御手段は、電源と、ストロボ装
    置使用時にオンとなるモード選択スイツチと、前
    記選択スイツチを介して電源と接続されるスイツ
    チ手段およびシヤツタレリーズボタンの中押し動
    作により前記スイツチ手段を導通状態になすスイ
    ツチを含む電圧維持回路とからなり、前記電圧維
    持回路を介して前記電源を供給する特許請求の範
    囲第9項に記載のバウンス撮影装置。 11 駆動制御回路は、入力端子が比較手段と反
    射物体検知手段の出力端子と接続され被写体まで
    の距離が位置−距離情報にて設定された距離以内
    でかつ反射物体が存在する場合、発光部の適宜な
    バウンス撮影位置への移動を開始させる第1の移
    動信号を出力する第1の論理回路と、入力端子が
    電源の両端に接続される抵抗と前記発光部が移動
    していない定常位置にある時オフとなるスイツチ
    との直列体における前記抵抗と前記スイツチとの
    接続点および前記反射物体検知手段の出力が入力
    されるインバータの出力端子と接続され前記発光
    部が前記定常位置より移動し、かつ前記反射物体
    がない場合前記発光部を前記定常位置に移動させ
    る第2の移動信号を出力する第2の論理回路とか
    らなる特許請求の範囲第7項に記載のバウンス撮
    影装置。
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JPS5692530A (en) * 1979-12-27 1981-07-27 Nippon Kogaku Kk <Nikon> Dimming display circuit of automatic dimming speed light
JPS56128928A (en) * 1980-03-14 1981-10-08 Sanpack:Kk Flash emitter with double lamp
JPS58108521A (ja) * 1981-12-22 1983-06-28 Minolta Camera Co Ltd 2灯式自動調光閃光装置
JPS5917544A (ja) * 1982-07-21 1984-01-28 Canon Inc 電子閃光装置

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