JPH05234132A - 光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録媒体

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Publication number
JPH05234132A
JPH05234132A JP4073479A JP7347992A JPH05234132A JP H05234132 A JPH05234132 A JP H05234132A JP 4073479 A JP4073479 A JP 4073479A JP 7347992 A JP7347992 A JP 7347992A JP H05234132 A JPH05234132 A JP H05234132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wavelength
optical information
recording medium
substrate
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP4073479A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Nakazawa
政志 中沢
Hideaki Oba
秀章 大庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4073479A priority Critical patent/JPH05234132A/ja
Publication of JPH05234132A publication Critical patent/JPH05234132A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長波長の光ビームに対する保護を行う。 【構成】 基板1の表面にはハードコート層2が設けら
れ、該基板の反対側には記録層3が設けられている。ハ
ードコート層2は、記録再生に使用する波長よりも長い
波長に対する反射率が15%超になるように基板に対し
て高屈折材料が選択され膜厚の調整がされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、光情報記録媒体に関し、より詳
細には、高密度記録のために記録再生波長を短波長化し
た光情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来技術】光情報記録媒体は、近赤外域(780〜830n
m)の半導体レーザ(LD)を用いることにより実用化
されてきた。近年、大容量化の要求が高まり、更に短波
長の光を利用しようとする動きがある。実際、680nmの
半導体レーザは実用化されつつあり、またSHG(Seco
nd Harmonic Generation:第2高調波発生)を用いた40
0nm台の光を用いることも実現しようとしている。これ
により、記録ビットの小径化やトラックピッチを狭くす
ることが可能になり、記憶容量は飛躍的に増大してい
る。
【0003】ところで、こうした大容量の媒体を用いる
システムを構築する際には、従来までの媒体との互換性
を考慮する必要がある。なぜなら、新しいシステムを導
入した際に、従来使用してきた媒体が全く使えなくなる
ことは、使用者に対して多大な不便を生じさせるためで
ある。そのため、媒体を保持するカートリッジケースや
クランピング方式は、従来と同じ方式をとらざるを得な
い。そして、従来のドライブでは使用できない、いわゆ
る上位互換という方式がとられることになる。
【0004】ここで問題となるのは、大容量システム用
の媒体を従来のドライブに挿入するケースが起り得るこ
とである。この場合、誤まって情報の書込み等を行う
と、大きなピットが形成されてしまい、大容量媒体に記
録されていた他の情報にダメージを与えてしまう。この
ように、従来のドライブはより短波長用の媒体を挿入さ
れるケースを想定しておらず、防止策はとられていな
い。そのため、大容量システム用の媒体を使用する波長
の光よりも長波長の光ビームに対する保護を行う必要が
ある。
【0005】例えば、特開昭61−208647号公報
に「機密保持型光記録媒体」が提案されている。この公
報のものは、記録再生を妨げることなく、容易に記録再
生の濫用及び不正利用を防ぐために、特定波長域以外の
波長域の光(特に可視光)を吸収する機密保持層を媒体
表面に設けたものである。しかしながら、前記機密保持
層は、780〜830nm域よりも短い波長(可視域)の光を遮断
することを想定しており、本発明の目的に対して逆の効
果をもたらすものである。
【0006】
【目的】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、記録再生に用いるレーザー波長よりも長い波長
の光を透過しにくくし、短波長化により大容量化した媒
体を誤って従来のドライブに挿入してもダメージを少な
くし、さらに基板表面に保護効果をもったハードコート
層を有する光情報記録媒体を提供することを目的として
なされたものである。
【0007】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
レーザー光を用いて情報の記録再生が可能な光情報記録
媒体において、基板もしくは基板表面が記録再生に用い
るレーザー波長より長い波長の光を透過しにくくした層
を設けたこと、更には、(2)前記基板表面に記録再生
に用いるレーザー光の波長に対する15%以下、それよ
り長い波長に対する反射率が15%超となるようにハー
ドコート層を設けたこと、更には、(3)前記基板表面
に、屈折率が1.8以上の膜材料で、記録再生に用いる
レーザー光の波長に対して光学的膜厚がほぼ6λ/4厚
となるようにハードコート層を設けたこと、更には、
(4)前記(3)において、前記ハードコート層が無機
透明導電膜から成ること、更には、(5)前記(4)に
おいて、前記無機透明導電膜が、酸化インジウム、酸化
スズ、酸化亜鉛、硫化亜鉛のいずれかを主成分とする材
料から成ること、更には、(6)前記(1)において、
前記基板表面に2層以上のハードコート層を形成して成
ること、更には、(7)前記(6)において、前記ハー
ドコート層の一層以上に透明導電膜を用いたことを特徴
としたものである。以下、本発明の実施例に基づいて説
明する。
【0008】図1は、本発明による光情報記録媒体の一
実施例を説明するための構成図で、図中、1は基板、2
はハードコート層、3は記録層である。基板1の表面に
はハードコート層2が設けられており、前記基板の反対
側には記録層3が設けられている。ハードコート層2
は、記録再生に使用する波長よりも長い波長に対する反
射率が15%超になるように、基板に対して高屈折材料
が選択され、膜厚の調整を行う。例えば、680nmのレー
ザー光を用いて記録再生を行う場合には、図2に示すよ
うに、屈折率n=1.9〜2.0以上の材料をハードコー
ト層として、膜厚6λ/4(λ=680nm)用いることに
より、PC基板(n=1.58)の表面反射は、現在多
く用いられている830nm、780nmの波長に対して15%超
の反射率を示すようになる。
【0009】これにより誤って従来のドライブに680nm
用の媒体を挿入しても媒体表面からの反射光が多いた
め、トラッキングやフォーカシング等のドライブの正常
動作ができなくなったり、誤って記録してしまう心配が
なくなる。このような効果を示す材料として、Ce
2、ZrO2、Ta23、TiO、TiO2、Si
34、In23、ITO、SnO2、ZnO、ZnS、
SiO、Y23、SiON等があるが、特に、In
23、ITO、SnO2、ZnO、ZnS等の透明導電
膜を用いることによって、成形過程での基板帯電の影響
を無くし、さらに表面の帯電を防止することができ、塵
埃付着による特性低下を防止することができる。
【0010】図3は、本発明による光情報記録媒体の他
の実施例を示す図で、ハードコート層を2層構造とした
ものである。2aは第1層、2bは第2層である。図4
は、波長−反射率特性を示す図である。第1層目2aに
屈折率n=1.5,1.6,1.7,1.8の4種類をそれ
ぞれ光学的膜厚2λ/2形成した後、表面側に第2層目
2bとして屈折率=2.0の膜を4λ/2,形成した場
合の反射率の特性を示す。この場合830nmに対しては大
きな反射が得られているが、780nmでは、第1層目の屈
折率n=1.7と第2層目の屈折率n=2.0の組合せ、
あるいは第1層目の屈折率=1.8と第2層目の屈折率
n=2.0程度の組合せが必要となる。さらに高反射の
構成にするには、第2層の屈折率をn=2.0よりも高
くすれば可能であり、その他、下地層や中間層を設ける
ことにより対応しても良い。このような2層構成では、
第1層目の下地層としてPC基板等との密着性の良いS
iOx層等を用いることにより信頼性もより向上する。
もちろん基板がPMMAやAPO等屈折率の違う材料に
なれば、PCと同じ構成でも反射率が変化することは言
うまでもなく、その時々に見合った構成をとることにな
る。
【0011】これら比較的簡単な層構成により表面の反
射率を向上させることが可能で、これにより、誤って従
来のドライブに680nm用の媒体を挿入してもドライブは
正常な動作をすることができず、誤って記録してしまう
心配がない。ドライブはホストコンピュータに対し、エ
ラーコマンドを返すだけである。前記ハードコート層は
無機材料でもあり、記録保護効果と共に表面硬度を向上
させてキズから守る効果ももち合わせている。
【0012】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、記録再生に用いる波長よりも長い波長の光を透過し
にくくしたことにより、短波長化により大容量化した媒
体を誤って従来のドライブに挿入してもダメージをうけ
ることがなくなる。また、記録再生を波長に近い短波長
側の光も透過しにくくしたことにより、迷光等による記
号ノイズも減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による光情報記録媒体の一実施例を説
明するための構成図である。
【図2】 ハードコート層の波長−反射率特性を示す図
である。
【図3】 本発明による光情報記録媒体の他の実施例を
説明するための構成図である。
【図4】 ハードコート層の波長−反射率特性を示す図
である。
【符号の説明】
1…基板、2…ハードコート層、3…記録層。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光を用いて情報の記録再生が可
    能な光情報記録媒体において、基板もしくは基板表面が
    記録再生に用いるレーザー波長より長い波長の光を透過
    しにくくした層を設けたことを特徴とする光情報記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 前記基板表面に記録再生に用いるレーザ
    ー光の波長に対する15%以下、それより長い波長に対
    する反射率が15%超となるようにハードコート層を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記基板表面に、屈折率が1.8以上の
    膜材料で、記録再生に用いるレーザー光の波長に対して
    光学的膜厚がほぼ6λ/4厚となるようにハードコート
    層を設けたことを特徴とする請求項1記載の光情報記録
    媒体。
  4. 【請求項4】 前記ハードコート層が無機透明導電膜か
    ら成ることを特徴とする請求項3記載の光情報記録媒
    体。
  5. 【請求項5】 前記無機透明導電膜が、酸化インジウ
    ム、酸化スズ、酸化亜鉛、硫化亜鉛のいずれかを主成分
    とする材料から成ることを特徴とする請求項4記載の光
    情報記録媒体。
JP4073479A 1992-02-25 1992-02-25 光情報記録媒体 Pending JPH05234132A (ja)

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JP4073479A JPH05234132A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 光情報記録媒体

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JPH05234132A true JPH05234132A (ja) 1993-09-10

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JP4073479A Pending JPH05234132A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 光情報記録媒体

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