JPH05232325A - 線状照明用素子 - Google Patents

線状照明用素子

Info

Publication number
JPH05232325A
JPH05232325A JP4037892A JP3789292A JPH05232325A JP H05232325 A JPH05232325 A JP H05232325A JP 4037892 A JP4037892 A JP 4037892A JP 3789292 A JP3789292 A JP 3789292A JP H05232325 A JPH05232325 A JP H05232325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
refractive index
peripheral surface
linear illumination
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4037892A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyosumi Fujii
清澄 藤井
Nobuyoshi Osato
信義 大里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority to JP4037892A priority Critical patent/JPH05232325A/ja
Publication of JPH05232325A publication Critical patent/JPH05232325A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部光源から光を入射させることにより、均
一な照度分布の線状照明光が得られ、しかも安価に製作
できる線状照明用素子を提供する。 【構成】 内部に、中心から周辺に向けて次第に屈折率
が増大するような屈折率分布を与えたガラス等からなる
透明棒状体20の側周面に銀メッキ膜31を施し、側周
面の稜線に沿って一定幅部分を研磨スリ加工して放光部
32を形成する。 【作用】 この素子30の一端から光源光を入射させる
と、光は内部で徐々に屈折率の高い周辺部に曲げられ、
外周の銀膜による全反射を繰り返しながら他端に向けて
進行し、この光路曲げと反射の過程で放光部32に到達
した光が散乱光となって外部に放出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端面から光を入射させ
ることにより側周面を通して外部に光を放射するように
した線状照明用素子に関し、特に光放射効率および光放
射均一性を高めた線状照明用素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、ファクシミリやスキャナーあるい
は複写機などの読み取り部において原稿を照射したり感
光面を部分露光する照明具として、発光ダイオードを用
いた線状照明装置が用いられている。
【0003】上記従来の線状照明装置は、基本的に図1
に示すように長尺の基板11の上に発光ダイオード素子
12群を1列ないし2列に整列して配置し、これを反射
枠13で囲い、その上方に光源光を集光させる棒状レン
ズ14を配置した構造を成している。
【0004】近年、より低コスト、軽量、コンパクト化
が進み、発光ダイオード素子の数を減らしたり、反射枠
あるいは棒状レンズを有しない線状照明装置も使用され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような線状照明
装置においては、間隔を置いて配置された個々の発光ダ
イオード素子ごとに発光するため、有効照射長範囲での
照度のムラが大きく、ファクシミリなどの照明として使
う場合、出力信号補正を行なう必要があり、複写機など
に使う場合は、感光面での露光ムラが生じる。照度のム
ラを小さくするためには、配置する発光ダイオード素子
の数を多くすれば有効だが、製造コストが上がることと
消費電力が増加する問題点がある。
【0006】また、特に棒状レンズを有した線状照明装
置では、全体が大きくなりコンパクトにできない。反対
に棒状レンズを取り除くと光源光の集光効率が落ちて、
指向性が落ちる問題点がある。加えて、発光ダイオード
素子は単一波長の光を発光するため、カラー化に向かな
い。
【0007】
【問題点を解決するための手段】前記従来の問題点を解
決するために本発明では、その断面内で中心から周辺に
かけて屈折率が次第に増大する分布を与えたガラス、有
機樹脂等からなる透明棒状体を素子本体として用い、そ
の側周面に銀メッキ等で反射被膜を施すとともに、側周
面上の一稜線に沿ってスリ加工等で粗面化した放光部を
設けて線状照明用素子を構成した。
【0008】ここで、素子本体の材質がガラスの場合、
その中心から周辺にかけてしだいに屈折率を大きくさせ
る方法として、イオン交換法が一般的である。イオン交
換法では、高温に保持された一価陽イオンを含む塩に、
その塩の陽イオンとは異なる一価陽イオンを含むガラス
を浸漬して、一価陽イオン同士を交換することで、ガラ
ス中にその一価陽イオンの屈折率に寄与する割合が異な
るために生じる屈折率の分布を付ける。
【0009】本発明に用いる素子本体ガラス棒を成形す
るに当たっては、塩に含まれる一価陽イオンの屈折率に
寄与する割合が、素子ガラスに含まれる一価陽イオンの
屈折率に寄与する割合より高いものを選んでおくこと
で、所期の屈折率分布をつけることができる。
【0010】本発明素子への光入射は両端面あるいは片
端面から行なうが、光放射均一性を高めるためには、両
端面からの同時光入射が望ましい。光源としてはハロゲ
ンランプあるいは発光ダイオード素子などが使用でき
る。その際の光源から素子への光入射の方法は、直接入
射であってもよいしあるいは間接的に入射させてもよ
い。
【0011】ただし、集光効率を上げるためには間接の
光入射が望ましい。例えば光ファイバーバンドルを用い
たり、あるいは集光レンズを用いた方法などがある。
【0012】
【作用】本発明によれば、素子の端面から入った光は、
その内部周囲の反射被膜面で全反射を繰り返しながら粗
面化された放光部に到達する。その際、粗面の作用で光
は乱反射され、放光部から放射していき、高い均一性が
得られる。
【0013】しかも、素子本体がその中心から周辺にか
けて連続的に増加するような屈折率分布を持つために、
端面から入った光は徐々に屈折率の高い素子周辺に曲げ
られる効果も加わるため、素子内部に屈折率の分布を有
しない場合よりもさらに多くの光を放射させる。
【0014】そして本発明の構造によれば、放光部の全
長にわたって端面から入射した光の放射効率をさらに上
げることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明する。 実施例1 図2に示すように、ガラス組成がSiO2:60mol
%、B23:20mol%、Na2O:20mol%で
ある直径4mm、長さ230mmの丸棒状のガラス20
を、熱処理炉21の中で500℃に保持された硝酸カリ
ウム(KNO3)と硝酸タリウム(TlNO3)の割合が
重量パーセントで60:40の混合塩22中に2週間浸
漬して、ガラス棒20内に中心から周辺にかけて屈折率
が次第に増加する分布を付けた。
【0016】次に、図3に示すように上記処理で得られ
た屈折率分布ガラス棒20の側周面に銀メッキにより反
射被膜31を施し、その側面上一稜線を幅2mmで研削
した後、表面をJIS規格粒度1000番の研磨砥粒で
スリ加工して放光部32を形成し、線状照明用素子30
を製作した。これを実施例1とする。
【0017】また性能比較のために、直径4mm、長さ
230mmの市販石英ガラス丸棒(屈折率一様)にも上
記実施例と同様に銀メッキによる反射被膜形成、研削、
研磨による放光部の形成を行って線状照明用素子を製作
した。これを比較例1とする。
【0018】このようにして作った実施例および比較例
の素子の放射光強度を、図4に示す装置を使用して測定
した。図4の装置において、ハロゲン光源41から外径
2mmの二分岐光ファイバーバンドル42Aおよび42
Bを用いて素子30の両端から光を入射した。素子30
の放光部32からの放射光強度は、光パワーメータ43
を放光部の長さ方向に沿って走査させることで測定し
た。
【0019】その測定結果を図5のグラフ中に「実施例
1、比較例1」として示した。また発光ダイオード素子
を長尺方向に30個並べた長さ230mmの従来型線状
照明装置についても放射光強度を測定し、その測定結果
を図5中に「比較例2」として示した。
【0020】図5の結果から、実施例1は比較例1に比
べて全体に放射光強度が高く、効率よく入射光が放光部
から放射しており、ガラス中の屈折率分布の効果が現わ
れていることがわかる。
【0021】また比較例2では発光ダイオード素子に対
応して大きな光強度ムラを生じているのに対して、実施
例1は素子長手方向における光強度の均一性が極めて高
い。
【0022】以上のように本発明の線状照明用素子は、
本発明外の比較例1および2に比べて放射光強度も高く
かつ光放射均一性に極めて優れていることがわかる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、光放射の効率および均
一性を高めた線状照明用素子が得られる。したがって、
ファクシミリやスキャナーあるいは複写機などの読み取
り部において原稿を照射したり感光面を部分露光する照
明として極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の発光ダイオード素子を使った線状照明装
置を示す側断面図
【図2】本発明で用いる屈折率分布付き素子本体を製作
する方法の一例を示す断面図
【図3】本発明の一実施例を示す平面図及び横断面図
【図4】素子の放射光強度を測定する装置を示す概略図
【図5】本発明素子、屈折率一様な石英ガラスを用いた
素子、及び発光ダイオードを使った従来の線状照明装置
の放射光強度の比較を示す図
【符号の説明】
11 長尺の基板 12 発光ダイオード素子 13 反射枠 14 棒状レンズ 20 ガラス棒(素子本体) 21 電気加熱炉 22 二種混合溶融塩 30 線状照明用素子 31 銀膜(反射被膜) 32 放光部 41 ハロゲン光源 42A、42B 二分岐光ファイバーバンドル 43 光パワーメータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面から光を入射させることにより側周
    面を通して外部に光を放射するようにした照明用素子で
    あって、棒状の素子本体に、断面内で中心から外周に向
    けて次第に屈折率が増大する分布を与え、この本体側周
    面を銀膜等の反射被膜で被覆するとともに、側周面上の
    長手方向一稜線に沿って粗面化した放光部を設けてなる
    線状照明用素子。
JP4037892A 1992-02-25 1992-02-25 線状照明用素子 Pending JPH05232325A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4037892A JPH05232325A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 線状照明用素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4037892A JPH05232325A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 線状照明用素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05232325A true JPH05232325A (ja) 1993-09-10

Family

ID=12510196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4037892A Pending JPH05232325A (ja) 1992-02-25 1992-02-25 線状照明用素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05232325A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998028966A1 (en) * 1996-12-26 1998-07-09 Avi Klayman Plant protection

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998028966A1 (en) * 1996-12-26 1998-07-09 Avi Klayman Plant protection

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1921477B1 (en) A light emitting device
CA1063572A (en) Light channel illuminator
US6851816B2 (en) Linear light source device for image reading
KR920003162B1 (ko) 발광소자 어레이(array)
US8042975B2 (en) Plano-fresnel LED lens and LED assembly thereof
JPH06201917A (ja) 光ファイバ
NZ205144A (en) Light guide with diffusing strip
KR880009236A (ko) 조명 장치 및 방법
JP4426058B2 (ja) マイクロプリズムガイドによる表面の指向性照明デバイス
CN102182981A (zh) Led线状光源及读取装置
JPH0618879A (ja) 面光源素子
JPH05232325A (ja) 線状照明用素子
JPH059761B2 (ja)
JPH0262847B2 (ja)
JPH06148435A (ja) 棒状照明体
JP2003346509A (ja) 画像読み取り装置と液晶モジュールに使用される線状光源
US3646472A (en) Laser structures
JPH05232324A (ja) 線状照明用素子
JPH05232323A (ja) 線状照明体用素子
JPH02284102A (ja) 線状光源およびこれに用いるライトトラツプ
JPH10293213A (ja) バックライト装置
WO2018116525A1 (ja) 蛍光体素子および照明装置
JPS60235102A (ja) 透過型光散乱素子
JPH10115933A (ja) 光照射装置
JP2019120946A (ja) ガラス蛍光体および照明装置