JPH05232085A - キャピラリーの被膜除去装置 - Google Patents

キャピラリーの被膜除去装置

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JPH05232085A
JPH05232085A JP4038169A JP3816992A JPH05232085A JP H05232085 A JPH05232085 A JP H05232085A JP 4038169 A JP4038169 A JP 4038169A JP 3816992 A JP3816992 A JP 3816992A JP H05232085 A JPH05232085 A JP H05232085A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capillary
burner
tunic
capillaries
removal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4038169A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Urano
元 浦野
Hiroshi Kamio
博 神尾
Hiroshi Maekawa
寛 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP4038169A priority Critical patent/JPH05232085A/ja
Publication of JPH05232085A publication Critical patent/JPH05232085A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来手作業により行われていたキャピラリー
の被膜除去の煩わしさを解消し、かつ所望の範囲だけ確
実に被膜除去を行える装置を提供する。 【構成】 第1固定部18及び第2固定部20によって
1本又は複数本のキャピラリーが水平に保持される。ベ
ースフレーム16内にはバーナーユニット38が固定さ
れ、キャピラリーの下方からバーナーの炎が当てられ
る。キャピラリーとバーナーユニット38との間には仕
切板36が設けられ、さらにその仕切板36の開口の横
幅を決定する可動板52が設けられている。可動板52
をスライドさせることにより所望の範囲だけ被膜除去を
行える。被膜除去後はパッド24及び26によって狭持
されたキャピラリーをそのまま引き抜くことによって燃
えかすがパッド24及び26によって除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気泳動を行う際に用
いられるキャピラリーの被膜を除去する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物質の組成分析、例えばタンパク質や核
酸等の分析を行うために、従来からキャピラリー電気泳
動法が行われている。図4には、キャピラリー10の構
造が示されており、キャピラリー10はその内径が10
0μmのガラス毛管12に可燃性のポリイミドから成る
被膜14が施されている。ここで、本来電気泳動を行う
に当たっては被膜14は必要でないが、ガラス毛管12
が極めて細く破損しやすいため、ガラス毛管12を被膜
14で覆って保護している。これによって、キャピラリ
ーは屈曲自在とされる。
【0003】ここで、このキャピラリー10を用いて電
気泳動を行った場合、その電気泳動結果は一般に光学的
に判定されるが、被膜14は不透明であるため、観察を
行う部位の被膜14を除去する必要がある。
【0004】そこで、従来においてはライターの炎等で
被膜14を燃焼させ、残存した被膜の燃えかすをワイピ
ングにより除去していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
手作業による被膜除去によれば、その操作が極めて煩雑
であると共に、必要にして十分なだけ被膜を除去するこ
とが困難であるという問題があった。
【0006】ここで、被膜除去範囲が少なすぎれば分析
の実行に支障があり、また、被膜除去範囲が大きすぎれ
ばキャピラリーが折れやすくなり、万一折れた場合には
電気泳動をやりなおす必要があるという問題がある。こ
のように、従来においてはちょうど良い範囲の被膜を短
時間で確実に除去することが困難であった。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、キャピラリーの被膜を設定範囲だけ
確実に除去できる被膜除去装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、可燃性の被膜が施された電気泳動用キャ
ピラリーに対し、その被膜を部分的に除去するキャピラ
リー被膜除去装置であって、前記キャピラリーを水平に
保持する保持装置と、前記保持されたキャピラリーの下
方に配置されたバーナーと、前記キャピラリーと前記バ
ーナーとの間に設けられ、可変自在に設定される除去範
囲のみ前記バーナーの炎を通過させる炎仕切板と、を含
むことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成によれば、保持装置によってキャピラ
リーは水平に保持され、下方に配置されたバーナーの炎
がキャピラリーに当てられることになる。ここで、バー
ナーとキャピラリーとの間には炎仕切板が設けられ、そ
の燃焼範囲が可変自在に設定されるため、炎を必要な範
囲のみ通して所望の範囲の被膜を除去することが可能と
なる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0011】図1には、本発明に係るキャピラリー被膜
除去装置の好適な実施例が示されており、図1はその斜
視図である。
【0012】内部が空洞とされたベースフレーム16
は、例えば金属等で構成され、ベースフレーム16の一
部をなす左側上面板16aには第1固定部18が設けら
れ、一方、右側上面板16bには第2固定部20が配置
されている。第1固定部18及び第2固定部20は互い
に同一の構成を有するため、以下、第1固定部18を代
表して説明する。
【0013】第1固定部18は、左側上面板16aに対
して開閉自在とされた扉22と、その扉22の下面側に
配置されたパッド24と、左側上面板16aの上部に配
置されたパッド26と、で構成されている。ここで各パ
ッド24,26は、例えば本実施例ではフッ素樹脂性ゴ
ムが用いられている。このパッド24,26としては弾
力性を有する部材を用いることが望ましい。
【0014】パッド24とパッド26との間にはキャピ
ラリーが1本又は複数本入れられ、扉22を倒すことに
よって両パッド間にキャピラリーが確実に保持される。
なお、各パッドは弾力性を有する部材で構成されている
ためキャピラリーの損傷が防止される。左側上面板16
aにはフック28が設けられ、一方扉22にはロック機
構によって支持された金具30が設けられている。従っ
て、扉22を閉じたときにフック28に金具30を掛け
れば一定の押圧力でキャピラリーを保持することができ
る。
【0015】以上第1固定部18について説明したが第
2固定部20についても同様であり、同一部材には同一
符号を付けその説明を省略する。
【0016】以上のように第1固定部18及び第2固定
部20によってキャピラリーが2つの位置で固定され、
この結果キャピラリーは水平に保持されることになる。
【0017】左側上面板16aと右側上面板16bとの
間には互いに一定間隔を隔てて2本のガイドレール3
2,34が平行に渡され、ガイドレール32,34の両
端はベースフレーム16に固定されている。この2つの
ガイドレール32,34はバーナーの炎を遮断する仕切
板36を保持しており、仕切板36は水平に配置されて
いる。
【0018】ベースフレーム16の内部には、バーナー
ユニット38が配置される。なお、図においてはバーナ
ーユニット38の構成を明らかにするためにベースフレ
ーム16から取り外された状態が示されているが、実際
のキャピラリー被膜除去装置においてはバーナーユニッ
ト38はベースフレーム16に固定される。
【0019】バーナーユニット38は、直方体形状のユ
ニットケース40と、ユニットケース40上をスライド
移動するバーナー42と、そのバーナー42のスライド
移動を操作するためのスライドレバー44と、スライド
軸46と、で構成されている。
【0020】図2には、バーナーユニット38の上面図
が示されている。スライド軸46の一方端は前記スライ
ドレバー44に結合し、他方端はバーナー42に連結し
ている。そして、ユニットケース40内にはスライド軸
46をスライド自在に保持する複数のローラ48が配置
され、スライドレバー44を前後に移動させることによ
って容易にバーナー42の位置を可変することができ
る。
【0021】図1において、ガイドレール34には除去
範囲調整ユニット50が係合され、この除去範囲調整ユ
ニット50は可動板52と、その可動板52に連結され
たスライド台54と、位置固定ネジ56と、で構成され
る。
【0022】図3には、本実施例の被膜除去装置の上面
図が示されている。ここにおいて、第1固定部18及び
第2固定部20の各扉22には、複数本のキャピラリー
10が互いに並列に保持されている。
【0023】仕切板36にはその中央部に炎を通す開口
36aが形成され、前記可動板52は、図において左右
にスライドして開口36aの実質的な開口部分の幅を決
めている。
【0024】すなわち、除去範囲調整ユニット50のス
ライド台54はガイドレール34に係合しており、位置
固定ネジ56を緩めた状態では除去範囲調整ユニット5
0は左右方向にスライド自在にされる。そして、可動板
52の位置が定まった場合、すなわち燃焼範囲が設定さ
れたときに位置固定ネジ56を締め付ければ除去範囲調
整ユニット50がガイドレール34に確実に固定され
る。なお、図示されるようにガイドレール34の上面に
は目盛りが刻まれ燃焼範囲が一目で判るようにされてい
る。なお、これらの仕切板36及び可動板52は当然バ
ーナーの炎が当てられるため、耐熱性の金属板などで構
成される。
【0025】従って、図3に示すように、被膜除去の対
象となるキャピラリー10を第1固定部18及び第2固
定部20によって固定し、可動板52のスライドにより
燃焼範囲を設定する。次にバーナー42を可動範囲の両
端のどちらかに移動させ着火する。この状態ではバーナ
ー42の位置は開口36aの外側にあり、キャピラリー
10に炎は当らない。次にスライドレバー44を移動さ
せて開口36aよりバーナー42の炎をキャピラリー1
0に当て、被膜14の燃焼の状況を見ながら更に移動さ
せて、すべてのキャピラリー10の被膜14を燃焼させ
た後、バーナー42を可動範囲のどちらかの端に移動さ
せた後消火する。
【0026】そして、この燃焼後においては、各キャピ
ラリー10を左方向又は右方向に引き抜くことにより一
対のパッドにより被膜の燃えかすがこすり落とされ、従
来のように改めてワイピングをする煩わしさが解消され
る。
【0027】なお、例えば仕切板36にキャピラリー1
0を通す複数の溝を形成しても好適であり、複数のキャ
ピラリー10を常に平行に保持することが可能となる。
また、本実施例ではバーナー42を1つ設けたが複数の
バーナーを一列に並べ同時に複数のキャピラリーに対し
て被膜除去を行わせてもよい。更に、バーナー42の移
動をモーター等により自動化し、各キャピラリー10に
対する炎の当っている時間を一定にしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、従来は被膜の除去
を実施する人の習熟度により、最適な被膜除去範囲とす
るのに要する時間に大きな差が出たが、本発明によれば
単純な作業で所望の範囲だけ確実に被膜を除去できると
いう効果がある。従って、特に大量のキャピラリーによ
る電気泳動法を行わなければならない施設などにおいて
その処理を迅速に行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャピラリー被膜除去装置の斜視
図である。
【図2】バーナーユニット38の上面図である。
【図3】本発明に係るキャピラリー被膜除去装置の上面
図である。
【図4】キャピラリーの構造を示す説明図である。
【符号の説明】
16 ベースフレーム 18,20 固定部 32,34 ガイドレール 36 仕切板 38 バーナーユニット 50 除去範囲調整ユニット 52 可動板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可燃性の被膜が施された電気泳動用キャ
    ピラリーに対し、その被膜を部分的に除去するキャピラ
    リー被膜除去装置であって、 前記キャピラリーを水平に保持する保持装置と、 前記保持されたキャピラリーの下方に配置されたバーナ
    ーと、 前記キャピラリーと前記バーナーとの間に設けられ、可
    変自在に設定される除去範囲のみ前記バーナーの炎を通
    過させる炎仕切板と、 を含むことを特徴とするキャピラリーの被膜除去装置。
JP4038169A 1992-02-25 1992-02-25 キャピラリーの被膜除去装置 Pending JPH05232085A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6821446B2 (en) 2000-09-05 2004-11-23 Hitachi, Ltd. Removal method for coating of polymer coated glass capillary tubing and polymer coated glass capillary tubing

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6821446B2 (en) 2000-09-05 2004-11-23 Hitachi, Ltd. Removal method for coating of polymer coated glass capillary tubing and polymer coated glass capillary tubing
US7419577B2 (en) 2000-09-05 2008-09-02 Hitachi, Ltd. Removal method for coating of polymer coated glass capillary tubing and polymer coated glass capillary tubing
US7645509B2 (en) 2000-09-05 2010-01-12 Hitachi, Ltd. Removal method for coating of polymer coated glass capillary tubing and polymer coated glass capillary tubing

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