JPH05231976A - 容器蓋シールの良否検出方法及び良否選別方法並びに選別装置 - Google Patents

容器蓋シールの良否検出方法及び良否選別方法並びに選別装置

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JPH05231976A
JPH05231976A JP10687091A JP10687091A JPH05231976A JP H05231976 A JPH05231976 A JP H05231976A JP 10687091 A JP10687091 A JP 10687091A JP 10687091 A JP10687091 A JP 10687091A JP H05231976 A JPH05231976 A JP H05231976A
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JP
Japan
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container lid
seal
change
quality
good
Prior art date
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Application number
JP10687091A
Other languages
English (en)
Inventor
Takemine Chiba
雄峯 千葉
Takao Tomita
隆夫 富田
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Meiji Dairies Corp
Original Assignee
Meiji Milk Products Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヨーグルトその他の食品容器のシールの良否
を自動的に検出することを目的としたものである。 【構成】 検査すべき容器蓋を押圧し、押圧端に掛る圧
力の変化を測定して、予め記憶させた正常品の圧力変化
と比較してシールの良否を判別する容器蓋シールの良否
検出方法である。また、前記検出値の出力を制御系に入
力して不良品の排出をするようにした容器蓋シールの良
否選別方法である。次にロードセル付の押圧頭の昇降手
段、ロードセルの出力増幅手段、該出力変化と、予め設
定した圧力変化との比較手段および前記比較手段の出力
を制御系に接続する手段並びに制御系と排出手段を結合
した容器蓋シールの良否選別装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヨーグルトその他の
アルミ蓋又は紙蓋を有する容器におけるシールの良否を
自動検出及び自動選別することを目的とした容器蓋のシ
ールの良否検出方法及び良否選別方法並びに選別装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ヨーグルト等のプラスチックカッ
プのアルミ蓋シールの良否は、作業者の目視または触感
及びチャンバー真空による圧力の変化の測定などで判別
していた。
【0003】
【発明により解決すべき課題】前記従来の視覚又は触覚
による方法は、良否検出及び選別精度が専ら作業者の感
性に依存しているのみならず、作業者の重労働になるお
それがあり、その上能率の向上がむつかしいなどの問題
点があった。
【0004】
【課題を解決する為の手段】然るにこの発明は、シール
蓋のシールの良否により押圧時の圧力変化曲線の異なる
ことに着目し、押圧時の圧力変化を測定して、シールの
良否を検出及び選別することに成功し、前記従来の問題
点を解決したのである。
【0005】即ちこの発明は、検査すべき容器蓋を押圧
し、押圧端に掛る圧力の変化を測定して、当該変化を標
準変化と比較することによりシールの良否を判別するこ
とを特徴とした容器蓋シールの良否検出方法である。
【0006】また他の発明は、検査すべき容器蓋を押圧
し、押圧端に掛る圧力の変化を測定し、該測定値と、予
め記憶させてある標準変化の圧力値とを比較して、シー
ルの良否を判別し、その出力により不良品を排出するこ
とを特徴とした容器蓋シールの良否選別方法である。
【0007】次に装置の発明は、ロードセル付の押圧頭
の昇降手段、ロードセルの出力増幅手段、該出力変化
と、予め設定した圧力変化との比較手段、および前記比
較手段の出力を制御系に接続する手段並びに制御系と排
出手段を結合したことを特徴とする容器蓋シールの良否
選別装置である。また、ロードセルの押圧頭の昇降手段
は、モータ又はカム機構により昇降するロッドとしたも
のである。次に、ロードセルの出力増幅手段は、電気的
増幅器としたものである。また比較手段は、電気的比較
器としたものである。
【0008】前記における圧力の変化は、内容物により
異なるけれども、同一内容物の場合における正常容器
と、シール不良容器とにおける圧力変化には大差がある
ので、予め正常容器の圧力変化を設定値としておいて、
測定値と比較すれば高精度に良否を検出し、選別するこ
とができる。
【0009】
【作用】この発明は、容器蓋を押圧し、その圧力変化を
測定して、予め設定した正常変化と比較するので、連
続、高速、かつ高精度に容器蓋のシールの良否を検出
し、選別することができる。また、検出の出力により排
出装置を作動させることにより、選別排除を全自動化す
ることができる。
【0010】
【試験例1】容量120mlのヨーグルト容器1にヨーグ
ルト90mlを入れた上に、アルミ蓋2でシールした。前
記アルミ蓋2に、押圧頭3を15mm/secで8mm下降さ
せ、下降量0.2mmに1回の割合で40回圧力値を測定
した。
【0011】下降後停止している400msecの間に、4
msec毎に100回測定した後、押圧頭3を上昇させて原
点に復帰した。
【0012】図1は、正常なシールの場合の圧力変化を
示したものである。測定回数で40回迄が押圧頭3が下
降中の測定値で、41回から140回までが停止中の測
定値である。
【0013】アルミ蓋2を押したまま停止している位置
で、停止後も圧力は上がるが、約200msec経過すると
安定状態になり、圧力値はほぼ一定になった。また、最
高の圧力値は1280g程度になった。
【0014】
【試験例2】図2は、アルミ蓋のシール部分に、幅0.
2mmのシール不良部分がある場合の圧力変化を示したも
のである。この場合は、停止後の圧力値は、停止後20
0msecに最大値で1250g程度と正常品の場合に近い
圧力まで上がるが、空気漏れにより停止後400msecで
は1170g程度に低下した。
【0015】
【試験例3】図3は、アルミ蓋のシール部分に、幅0.
4mmのシール不良部分がある場合の圧力変化を示したも
のである。この場合は、正常品に比較して空気漏れのた
めに、停止後の圧力値が960g程度と小さくなる。ま
た、圧力の上がり方も停止後約200msecで最大値96
0g程度に上がった後に空気漏れにより、停止後400
msecでは900g程度に低下した。
【0016】前記試験例1乃至試験例3によれば、次の
ことが判明した。
【0017】 90mlヨーグルトの場合に、アルミ蓋
を押し込んだ静止状態で400msecの間、圧力の測定を
すると、アルミ蓋シールの正常品は圧力値が上った後一
定値を保った。このことは、正常品(検査パス)は圧力
値の低下がないということができた。
【0018】 小さな漏れのある製品は、静止状態で
圧力値が上った後、空気漏れにより400msec経過した
時に圧力が低下するので、圧力値の最大値と、400ms
ec経過したときの圧力値に差があることが判明した。即
ち圧力変動のある場合には、シール不良品ということが
できた。
【0019】 次に大きな漏れのある製品は、静止状
態での圧力値の最大値が正常品に比較して小さい。
【0020】 アルミ蓋を押し込む検査方法であるか
ら、アルミ蓋が平らか又は膨らんでいる状態でなければ
ならない。従って、充填後冷却してカップ内の空気が収
縮した状態は好ましくない。
【0021】
【実施例1】次にこの発明の実施例について説明する。
【0022】容量120mlのヨーグルト容器1に、ヨー
グルト90mlを入れ、その口部をアルミ蓋2でシールし
た。ついでアルミ蓋2上に押圧頭3を15mm/secで8mm
下降させ、圧力値を測定すると共に下降停止後、400
msecの間、圧力値を測定した後、押圧頭3を上昇させ
た。前記における圧力値のグラフを、標準グラフ(図
1)と比較し、圧力値変化のほぼ同一のものは正常品と
し、圧力値変化の異なるものを不良品として検査した。
前記装置により製品100個(内30個のアルミ蓋に夫
々幅0.2mmのシール不良部分を1個つけた)を検査し
た所、シール正常品の圧力値変化は1gから5gの圧力
低下であったが、幅0.2mmのシール不良部分をつけた
ものは29gから184gの圧力低下があった。そこ
で、検査精度100%と認められた。
【0023】
【実施例2】ヨーグルト容器1の進路上に、押圧頭3
を、ロードセル4を介して昇降装置5に連結する。昇降
装置5は、流体圧シリンダ又は電気的或いは機械的昇降
手段を利用することができる。前記ロードセルの出力
は、増幅器6の入力に接続し、増幅器6の出力は変換器
7を経て制御装置8の入力と結合させる。前記制御装置
8の一方の出力は、前記昇降装置の制御入力として結合
させ、他方の出力は、排出装置9の入力として結合し、
この入力により排出装置9(例えば流体圧シリンダ、又
はソレノイドロッド)のロッド10を摺動させて不良品
を生産ラインから排除する。
【0024】前記押圧頭3は、ヨーグルト容器の蓋に押
し付けられ、その押圧力をロードセルで測定するのであ
る。従って、ヨーグルト容器は検出時間停留する間欠移
動方式にするか、ロータリー検出装置を用いて一定回転
角回転する間に押圧頭を昇降させるロータリー方式を採
用する。何れにしても生産ラインに支障を生じないよう
に工夫する必要がある。尚、不良品は排出装置により生
産ラインから外されるので、爾後の工程に支障を来すお
それはない。
【0025】
【発明の効果】この発明は、容器蓋を押圧し、その圧力
変化を測定し、その測定値を標準圧力値と比較して、正
常品と不良品とに自動検出できるので、検出精度が良い
ことは勿論、能率、省力上等に著しい効果がある。然し
て検出の出力を、排出装置と連結することによって自動
排除ができるので、製造ラインの全自動化ができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の試験例におけるアルミ蓋を用いた正
常品の圧力値−時間グラフ
【図2】同じくアルミ蓋に幅0.2mmのシール不良部分
を設けた場合の圧力値−時間グラフ
【図3】同じくアルミ蓋に幅0.4mmのシール不良部分
を設けた場合の圧力値−時間グラフ
【図4】この発明の実施例のブロック図
【符号の説明】
1 ヨーグルト容器 2 アルミ蓋 3 押圧頭 4 ロードセル 5 昇降装置 6 増幅器 7 変換器 8 制御装置 9 排出装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査すべき容器蓋を押圧し、押圧端に掛
    る圧力の変化を測定して、当該変化を標準変化と比較す
    ることによりシールの良否を判別することを特徴とした
    容器蓋シールの良否検出方法。
  2. 【請求項2】 検査すべき容器蓋を押圧し、押圧端に掛
    る圧力の変化を測定し、該測定値と、予め記憶させてあ
    る標準変化圧力値とを比較して、シールの良否を判別
    し、その出力により不良品を排出することを特徴とした
    容器蓋シールの良否選別方法。
  3. 【請求項3】 ロードセル付の押圧頭の昇降手段、ロー
    ドセルの出力増幅手段、該出力変化と、予め設定した圧
    力変化との比較手段、および前記比較手段の出力を制御
    系に接続する手段並びに制御系と排出手段を結合したこ
    とを特徴とする容器蓋シールの良否選別装置。
  4. 【請求項4】 ロードセルの押圧頭の昇降手段は、モー
    タ又はカム機構により昇降するロッドとした請求項3記
    載の容器蓋のシールの良否選別装置。
  5. 【請求項5】 ロードセルの出力増幅手段は、電気的増
    幅器とした請求項3記載の容器蓋シールの良否選別装
    置。
  6. 【請求項6】 比較手段は、電気的比較器とした請求項
    3記載の容器蓋シールの良否選別装置。
  7. 【請求項7】 排出手段は、流体圧シリンダにより移動
    する排出ロッドとした請求項3記載の容器蓋シールの良
    否選別装置。
JP10687091A 1991-04-11 1991-04-11 容器蓋シールの良否検出方法及び良否選別方法並びに選別装置 Pending JPH05231976A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19621908A1 (de) * 1996-05-31 1997-12-04 Filtan Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Trocknung von Gas, insbesondere Erdgas
JP2015152541A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 株式会社アスタック 密封性検査装置

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