JPH05231429A - 圧力バランス式静圧スライド装置 - Google Patents

圧力バランス式静圧スライド装置

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JPH05231429A
JPH05231429A JP4072857A JP7285792A JPH05231429A JP H05231429 A JPH05231429 A JP H05231429A JP 4072857 A JP4072857 A JP 4072857A JP 7285792 A JP7285792 A JP 7285792A JP H05231429 A JPH05231429 A JP H05231429A
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JP
Japan
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raceway
slider
pressure
side slider
floating
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Application number
JP4072857A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Omori
良樹 大森
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Nippon Thompson Co Ltd
Original Assignee
Nippon Thompson Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/02Sliding-contact bearings
    • F16C29/025Hydrostatic or aerostatic
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C32/00Bearings not otherwise provided for
    • F16C32/06Bearings not otherwise provided for with moving member supported by a fluid cushion formed, at least to a large extent, otherwise than by movement of the shaft, e.g. hydrostatic air-cushion bearings
    • F16C32/0603Bearings not otherwise provided for with moving member supported by a fluid cushion formed, at least to a large extent, otherwise than by movement of the shaft, e.g. hydrostatic air-cushion bearings supported by a gas cushion, e.g. an air cushion
    • F16C32/0614Bearings not otherwise provided for with moving member supported by a fluid cushion formed, at least to a large extent, otherwise than by movement of the shaft, e.g. hydrostatic air-cushion bearings supported by a gas cushion, e.g. an air cushion the gas being supplied under pressure, e.g. aerostatic bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C32/00Bearings not otherwise provided for
    • F16C32/06Bearings not otherwise provided for with moving member supported by a fluid cushion formed, at least to a large extent, otherwise than by movement of the shaft, e.g. hydrostatic air-cushion bearings
    • F16C32/0629Bearings not otherwise provided for with moving member supported by a fluid cushion formed, at least to a large extent, otherwise than by movement of the shaft, e.g. hydrostatic air-cushion bearings supported by a liquid cushion, e.g. oil cushion
    • F16C32/064Bearings not otherwise provided for with moving member supported by a fluid cushion formed, at least to a large extent, otherwise than by movement of the shaft, e.g. hydrostatic air-cushion bearings supported by a liquid cushion, e.g. oil cushion the liquid being supplied under pressure
    • F16C32/0651Details of the bearing area per se
    • F16C32/0659Details of the bearing area per se of pockets or grooves

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 加工精度,組立精度を高める必要がなく、静
圧流体の圧力を、負荷の変動にも拘らず、変動を少なく
し、かつ高く保持しうる静圧スライド装置を提供するこ
と。 【構成】 軌道台1を断面菱形状とし、スライダ2を固
定側スライダ部8と浮動側スライダ部9とに分け、両ス
ライダ部8,9を定圧予圧機構17を介して係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静圧スライド装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の静圧スライド装置としては、例え
ば、実公昭63ー48810号公報がある。該公報に
は、図7,図8に示すごとく、断面長方形の移動テーブ
ルガイド30を抱持して、断面長方形状の移動テーブル
31が設けられ、前記テーブルガイド30と移動テーブ
ル31との間に微小な軸受すきま32,32を形成し、
該軸受すきま32,32へ、エアホース33または34
から圧縮空気を導入して、荷重を負荷させた移動テーブ
ル31を静圧で支持するスライドテーブル装置が記載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来のスライド
テーブル装置では、テーブルガイド30の4面のガイド
軌道面35,36,37,38は相互に定位置に形成固
定されていることは勿論であるが、該ガイド軌道面3
5,36,37,38にそれぞれ対峙する移動テーブル
31の4面のテーブル軌道面39,40,41,42も
相互に定位置に形成固定されている。
【0004】静圧は各軌道面35,36,37,38お
よび39,40,41,42に垂直に印加されている。
【0005】希望する負荷範囲で希望する静圧を保持す
るためには、所定の軸受すきま32,32を確保するよ
うに、各軌道面35〜42を所定の寸法に精密に形成し
なければならず、加工精度と組立精度を高くする必要が
あり、製作コストが高くなる欠点がある。
【0006】また前述のスライドテーブル装置では、図
11に示すごとく、移動テーブル31に負荷Fが印加さ
れた場合、移動テーブル31が下方へ変位し、負荷側の
軸受すきま32Aが小となり、従って、負荷と反対側の
軸受すきま32Bが大となる。
【0007】軸受すきまが大となるに従って加圧空気の
リークが大となり、静圧を高く保持することができなく
なる。
【0008】また図11の場合、負荷と静圧とがある値
でバランスし移動テーブル31の変位は止まるが、静圧
が瞬時に安定しない。静圧が安定するのに位置の変化と
時間がかかる。またこれらの問題を解決するために、自
動調整静圧軸受等もあるが、システム全体が大がかりな
ものとなりコスト高となる。
【0009】前述のごとく、移動テーブル31に負荷が
印加されて、テーブルガイド30に対し、移動テーブル
31が変位し、最終的に静圧が安定しテーブルガイド3
0に対するある変位位置で移動テーブル31がバランス
し保持されるまでの時間または位置を不安定域と名付け
ると、従来のスライドテーブル装置では、不安定域が長
大であった。
【0010】また図12に示すごとく、移動テーブル3
1の一端に負荷Fが印加された場合には、移動テーブル
31は、図示のごとく、傾いて変位し、軸受すきま32
Cは軸受すきま32Dより小となり、軸受すきま32E
は軸受すきま32Fより大となる。
【0011】この場合も、負荷と静圧とがある値でバラ
ンスし、移動テーブル31の変位が止まる。
【0012】負荷Fの印加前から負荷印加後移動テーブ
ル31のバランス位置となるまである時間を要する。す
なわち、この場合でも不安定域は長大であった。
【0013】負荷に対する移動テーブルの変位量(沈下
量)は、静圧を高める程小となる。
【0014】静圧を高めるために、軸受すきまを小さく
するには、軌道面35〜38および39〜42の加工精
度と組立精度を高くする必要があり、コストが高くな
る。
【0015】前記負荷に対する移動テーブルの変位量が
大であれば、静圧スライド装置の剛性が低いといえる。
【0016】いずれにしても従来の静圧スライド装置で
は、負荷の変動に対して静圧が安定し難く、また高い静
圧を保持することができず、剛性が低かった。
【0017】そこで、加工精度と組立精度を余り高くす
る必要がなく、製作コストがより低く、不安定域のより
短い、しかもより高い静圧を保持することができ、剛性
のより大である静圧スライド装置が要望されていた。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上2面と下2
面との4平面の軌道面が設けられている断面菱形状で杆
状の軌道台と、該軌道台を上下より抱持し、該軌道台上
を走行自在とされるスライダとよりなり、該スライダは
固定側スライダ部と浮動側スライダ部とで構成されてお
り、前記固定側スライダ部は、前記軌道台に跨架され、
前記軌道台の山形をなす上2面の軌道面上を滑動すると
ころの、前記山形の2軌道面と同一角度に形成された逆
V字形軌道面を有し、前記浮動側スライダ部は、前記軌
道台の逆山形をなす下2面の軌道面下を滑動するところ
の、前記逆山形の2軌道面と同一角度に形成されたV字
形軌道面を有し、前記固定側スライダ部の両側辺が下方
へ延伸され、該両側辺の下端は、前記軌道台を囲繞して
口字状に下辺で連設され、前記浮動側スライダ部は、前
記下辺上に、前記軌道台を下から抱持する方向に、定圧
予圧機構を介して、抱持力が調節可能に、かつ前記両側
辺間を昇降自在に取り付けられており、前記固定側スラ
イダ部の逆V字形をなす両軌道面と浮動側スライダ部の
V字形をなす両軌道面には、いずれもそれぞれ対峙する
軌道台の軌道面に静圧流体を介して支承されるように、
圧力調節可能な流体供給配管が施されている構成の圧力
バランス式静圧スライド装置により、前述の課題を解決
し得たものである。
【0019】
【作用】本発明では、軌道台とスライダとの相対峙する
軌道面間のV字形角度の加工精度は必要であるが、各軌
道面の角度以外の加工精度を高める必要がない。なお前
記軌道台のV字形、逆V字形の角度は適当なものに定め
ることができる。
【0020】軌道台とスライダとの各軌道面は極めて容
易に対峙せしめうるが故に、各軌道面の組立精度は考慮
する必要がなく、組立容易である。
【0021】供給静圧は定圧予圧機構(例えばばね機
構)より僅かに大きくなれば、軌道台とスライダ間にす
きまが発生し、静圧流体はリークする。従って軸受すき
まを小さくすることができる。
【0022】軌道台とスライダとに印加される静圧と定
圧予圧機構による圧力とは常にバランスして保持されて
おり、スライダに印加される荷重が変化しても、また荷
重が偏心して印加されても、固定側スライダ部に対し浮
動側スライダ部が浮動状態で保持されており、浮動側ス
ライダ部の位置を定圧予圧機構のねじによる調節との協
動により固定側スライダ部に対し必要に応じて変更する
ことにより、軌道台とスライダ間で、全体にわたり一定
の小さな軸受すきまを得ることができる。
【0023】従って、従来の静圧スライド装置に比べて
静圧を高くとることができ、不感帯域が短く、剛性が高
い。
【0024】
【実施例】以下図面に示す実施例により、本発明の構成
を説明する。
【0025】図1,図2に示す第1の実施例において
は、杆状の軌道台1と、該軌道台1上を走行自在とされ
るスライダ2とが設けられている。
【0026】前記軌道台1は断面菱形状(図示例では菱
形の4内角はいずれも直角で断面正方形状である。)
で、上2面の台軌道面3,4と、下2面の台軌道面5,
6はそれぞれ略平面である。
【0027】前記軌道台1は、図2に示すごとく、両端
をVブロック7,7で支持されている。したがって、軌
道台単体の荷重に対するたわみが小さい。
【0028】前記スライダ2は、図1に示すごとく、固
定側スライダ部8と浮動側スライダ部9とからなる。
【0029】前記固定側スライダ部8は、前記軌道台1
に跨架され、前記軌道台1の直角の山形をなす上2面の
台軌道面3,4上を滑動するところの、直角の逆V字谷
形のスライダ軌道面10,11を有する。
【0030】前記浮動側スライダ部9は、前記軌道台1
の直角の逆山形をなす下2面の台軌道面5,6下を滑動
するところの、直角のV字谷形のスライダ軌道面12,
13を有する。
【0031】前記固定側スライダ部8の両スライダ軌道
面10,11の両側には、側辺14,15がそれぞれ下
方へ延伸され、該両側辺14,15の下端には、下辺1
6が連設されている。
【0032】前記固定側スライダ部8は両側辺14,1
5および下辺16とにより、前記軌道台1を口字状に囲
繞している。
【0033】前記浮動側スライダ部9は、前記下辺16
上に、前記軌道台1を下から抱持する方向に、定圧予圧
機構17などを介して、抱持力の予圧調整可能に、前記
両側辺14,15間を昇降自在に取り付けられている。
【0034】図1に示す実施例においては、定圧予圧機
構17はばね体特に板ばねであり、前記ばね体を支承す
る平板の座板19と予圧調整ねじ20の上端は球状に形
成されていて、下辺16に螺合されている予圧調整ねじ
20の進退により、前記座板19および定圧予圧機構
(板ばね)17を介して、前記抱持力の予圧調整が極め
て容易に形成されている。なお、座板19とばね17と
は、図示せぬリベット等で固定されている。またJIS
B2706(さらばね)のようなばねを1個以上用いる
こともできる。
【0035】前記固定側スライダ部8の逆V字形をなす
両スライダ軌道面10,11はそれぞれ対峙する軌道台
1の両台軌道面3,4に静圧流体を介して支承されるよ
うに、また前記浮動側スライダ部9のV字形をなす両ス
ライダ軌道面12,13はそれぞれ対峙する軌道台1の
両台軌道面5,6に静圧流体を介して支承されるよう
に、図6に示すごとく、それぞれ圧力調整弁23を介し
て流体供給配管24が、固定側スライダ部8および浮動
側スライダ部9に施されている。圧力調整弁23は予圧
より僅かに高い圧力に容易に調整可能である。
【0036】前述のごとく、浮動側スライダ部9は、座
板19および定圧予圧機構17を介して固定側スライダ
部8に係合されているが故に、図10に示すごとく、負
荷Fが固定側スライダ部8の一端に印加され、固定側ス
ライダ部8が軌道台1に対して傾き、スライダ軌道面1
0,11と台軌道面4,5との間の軸受すきま25Cが
軸受すきま25Dに対して小となっても、浮動側スライ
ダ部9は軌道台1に対し傾くことがなく、スライダ軌道
面12,13と台軌道面5,6との間の軸受すきま25
Eは全幅にわたり均一である。
【0037】前述のごとく、軌道台1とスライダ2との
間には定圧予圧機構17を介して定圧予圧が印加されて
いるので、図9に示すごとく、固定側スライダ部8に負
荷Fが印加され、例えば固定側スライダ部8と軌道台1
との間の軸受すきま25Aがより小となる場合、浮動側
スライダ部9と軌道台1との間の軸受すきま25Bは、
浮動側スライダ部9が、定圧予圧機構17を介して浮動
状態に保持されているため、軸受すきま25Aの縮小と
連動することがなく、軸受すきま25Aの変動に拘ら
ず、軸受すきま25Bは常に同一状態を保持するように
働く。
【0038】従来の静圧スライド装置においては、図1
1に示すごとく、負荷Fが印加されると、軸受すきま3
2Aの縮小と共に軸受すきま32Bの拡大を伴い、静圧
が変動し安定せず、高い静圧を保持することができず、
静圧が低いため、負荷が印加された場合の移動テーブル
31のテーブルガイド30に対する変位が大となり、す
なわち剛性が低い。
【0039】これに対し、本発明の定圧予圧の静圧スラ
イド装置においては、軸受すきま25Aが変位しても軸
受すきま25Bは変動することが極めて少なく、スライ
ダ2の軌道台1に対する変位が小となる。
【0040】前述のごとく、本発明では静圧が変動して
も、短時間に旧に復する故に、前述の不安定域が短くな
る。
【0041】前述の軌道台1の台軌道面3,4,5,6
と対峙するスライダ軌道面10,11,12,13の対
峙面は略平面で、図5に示すごとくスライダ軌道面1
0,11,12,13を複数の区画43,43に分け
(図5では8区画)、周囲の枠状面44,44を各台軌
道面3,4,5,6とそれぞれ対峙せしめ、各枠状面4
4,44間をやや凹の静圧空間45,45とし、各静圧
空間45,45の中央に静圧孔46,46を設け、静圧
が効率よく各台軌道面3,4,5,6と各スライダ軌道
面10,11,12,13との間に保持しているが、ス
ライダ軌道面の形状は、必ずしもこの限りではない。
【0042】図3に示す第2の実施例においては、定圧
予圧機構として、流体圧の印加される予圧シリンダ体を
用いるものである。
【0043】本実施例においては、浮動側スライダ部9
にピストン26が設けられ、シリンダ27は固定側スラ
イダ部8に係止されている。
【0044】前記ピストン26とシリンダ27との間に
は予圧流体が圧入され、軌道台1とスライダ2との間に
予圧を印加する。
【0045】図4に示す第3の実施例も、定圧予圧機構
として、流体圧の印加される予圧シリンダ体を用いるも
のである。
【0046】本実施例においては、浮動側スライダ部9
にシリンダ28が設けられ、ピストン29は固定側スラ
イダ部8に係合されている。
【0047】前記シリンダ28とピストン29との間に
予圧流体が圧入される。
【0048】予圧流体としては、気体または液体が用い
られる。
【0049】第1の実施例に示すと同様、固定側スライ
ダ部8と浮動側スライダ部9とは、圧力流体を介して軌
道台1に対し予圧が印加されており、定圧予圧機構全体
が最終減圧弁の作用をし、静圧流体の脈動などの圧力の
変動を押さえることができる。皿ばねも同じである。
【0050】本実施例においては、予圧の制御は、圧力
調整弁23の調整により、極めて容易にである。他の構
成は第1の実施例と同様である。
【0051】前述の実施例1,実施例2のいずれにおい
ても、加工および組立が、従来品より容易である。
【0052】
【発明の効果】前述の通り、本発明においては、断面菱
形状の軌道面を有する軌道台と、該軌道台の軌道面に対
峙する軌道面を有するスライダを、固定側スライダ部と
浮動側スライダ部とにより構成し、対峙する各軌道面間
に静圧を印加する静圧スライド装置であって、前記固定
側スライダ部と浮動側スライダ部との間に定圧予圧機構
を介して抱持力の予圧調節可能に構成したものである。
【0053】前述の構成とすることにより、本発明は、
静圧と予圧とのバランスを保つことができ、負荷の変動
如何に拘らず、常時軌道台とスライダ間の軸受すきま間
をできるだけ小とすることが可能となり、しかも圧力バ
ランスを短時間に行うことができる。
【0054】またスライダが、固定側スライダと浮動側
スライダとよりなり、静圧スライド装置としての組立が
容易で組立精度も従来のもの程高める必要がなくなり、
製品の加工コストおよび組立コストの低下が実現可能と
なった。
【0055】また、スライダの軌道台に対する抱持力の
予圧調整は極めて容易であり、供給静圧を自由に設定す
ることができる。
【0056】本発明は前述のごとき諸効果を奏しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の一部断面で示すスライダ進退方向
立面図である。
【図2】実施例の側面図である。
【図3】第2実施例の一部断面で示すスライダ進退方向
部分立面図である。
【図4】第3実施例の一部断面で示すスライダ進退方向
部分立面図である。
【図5】定圧予圧機構が予圧シリンダ体である場合の予
圧流体の配管説明図である。
【図6】スライダ軌道面の実施例正面図である。
【図7】従来例の斜視図である。
【図8】従来例の断面図である。
【図9】本発明の負荷に対する動作説明図である。
【図10】負荷が偏心して印加された場合の本発明の動
作説明図である。
【図11】従来例の負荷に対する動作説明図である。
【図12】負荷が偏心して印加された場合の従来例の動
作説明図である。
【符号の説明】
1 軌道面 2 スライダ 3,4,5,6 台軌道面 8 固定側スライダ部 9 浮動側スライダ部 10,11,12,13 スライダ軌道面 14,15 側辺 16 下辺 17 定圧予圧機構 19 座板 20 予圧調整ねじ 21 座 23 圧力調整弁 24 流体供給配管 26,29 ピストン 27,28 シリンダ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上2面と下
2面との4平面の軌道面が設けられている断面菱形状で
杆状の軌道台と、該軌道台を上下より抱持し、該軌道台
上を走行自在とされるスライダとからなり、該スライダ
は固定側スライダ部と浮動側スライダ部とで構成されて
おり、前記固定側スライダ部は、前記軌道台に跨架さ
れ、前記軌道台の山形をなす上2面の軌道面上を滑動す
るところの、前記山形の2軌道面と同一角度に形成され
た逆V字形軌道面を有し、前記浮動側スライダ部は、前
記軌道台の逆山形をなす下2面の軌道面下を滑動すると
ころの、前記逆山形の2軌道面と同一角度に形成された
V字形軌道面を有し、前記固定側スライダ部の両側辺が
下方へ延伸され、該両側辺の下端は、前記軌道台を囲繞
して口字状に下辺で連設され、前記浮動側スライダ部
は、前記下辺上に、前記軌道台を下から抱持する方向
に、定圧予圧機構を介して、抱持力が調節可能に、かつ
前記両側辺間を昇降自在に取り付けられており、前記固
定側スライダ部の逆V字形をなす両軌道面と浮動側スラ
イダ部のV字形をなす両軌道面には、いずれもそれぞれ
対峙する軌道台の軌道面に静圧流体を介して支承される
ように、圧力調節可能な流体供給配管が施されている構
成の圧力バランス式静圧スライド装置により、前述の課
題を解決し得たものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 供給静圧定圧予圧機構(例えばばね機
構)より僅かに大きな圧力になれば、軌道台とスライダ
間にすきまが発生し、静圧流体はリークする。従って軸
受すきまを小さくすることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】 またスライダが、固定側スライダと浮動
側スライダとからなり、静圧スライド装置としての組立
が容易で組立精度も従来のもの程高める必要がなくな
り、製品の加工コストおよび組立コストの低下が実現可
能となった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上2面と下2面との4平面の軌道面が設
    けられている断面菱形状で杆状の軌道台と、該軌道台を
    上下より抱持し、該軌道台上を走行自在とされるスライ
    ダとよりなり、該スライダは固定側スライダ部と浮動側
    スライダ部とで構成されており、前記固定側スライダ部
    は、前記軌道台に跨架され、前記軌道台の山形をなす上
    2面の軌道面上を滑動するところの、前記山形の2軌道
    面と同一角度に形成された逆V字形軌道面を有し、前記
    浮動側スライダ部は、前記軌道台の逆山形をなす下2面
    の軌道面下を滑動するところの、前記逆山形の2軌道面
    と同一角度に形成されたV字形軌道面を有し、前記固定
    側スライダ部の両側辺が下方へ延伸され、該両側辺の下
    端は、前記軌道台を囲繞して口字状に下辺で連設され、
    前記浮動側スライダ部は、前記下辺上に、前記軌道台を
    下から抱持する方向に、定圧予圧機構を介して、抱持力
    が調節可能に、かつ前記両側辺間を昇降自在に取り付け
    られており、前記固定側スライダ部の逆V字形をなす両
    軌道面と浮動側スライダ部のV字形をなす両軌道面に
    は、いずれもそれぞれ対峙する軌道台の軌道面に静圧流
    体を介して支承されるように、圧力調節可能な流体供給
    配管が施されていることを特徴とする圧力バランス式静
    圧スライド装置。
  2. 【請求項2】 定圧予圧機構がばね体である請求項1記
    載の圧力バランス式静圧スライド装置。
  3. 【請求項3】 定圧予圧機構が流体圧の印加される予圧
    シリンダ体である請求項1記載の圧力バランス式静圧ス
    ライド装置。
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