JPH0523141U - 衝突センサ - Google Patents

衝突センサ

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JPH0523141U
JPH0523141U JP7953491U JP7953491U JPH0523141U JP H0523141 U JPH0523141 U JP H0523141U JP 7953491 U JP7953491 U JP 7953491U JP 7953491 U JP7953491 U JP 7953491U JP H0523141 U JPH0523141 U JP H0523141U
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JP
Japan
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magnet
collision
collision sensor
reed switch
reed
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Application number
JP7953491U
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English (en)
Inventor
顕彦 黒岩
Original Assignee
センサー・テクノロジー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リードスイッチを用いる衝突センサであっ
て、長い接点閉合時間を得ることができる衝突センサを
提供する。 【構成】 磁石13と、該磁石13の移動を一方向に規
制する規制部材12と、該磁石13を反衝突方向に付勢
する付勢手段14と、衝突を検知し該付勢手段14の付
勢力に打ち勝って移動する磁石の磁力線が横切る位置に
設けられたリードスイッチとを備えてなる衝突センサに
おいて、前記リードスイッチ21,22,23は設置位
置がずらされ並列接続された2以上であって、各リード
スイッチ21,22,23の閉合時間がオーバーラップ
することにより連続しているものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の衝突事故による衝撃から運転者及び同乗者の安全を確保す るためのエアバッグシステムに用いられる衝突センサに関し、特に主衝突センサ に対するセーフィング用衝突センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のエアバッグシステムとしては、図4の回路図に示すものがある。図4 において、1は車載の電源、2はイグニッシッンスイッチ、3は作動装置、4は エアバッグモジュールであり、これらによりエアバッグシステムが構成されてい る。エアバッグモジュール4は、エアバッグ5と、このエアバッグ5を膨張させ るガス発生器6と、このガス発生器6を始動させる発熱コイルの如きスクイブ7 とから成っており、ハンドル内や助手席手前のコンソールボックス内等に装着さ れている。作動装置3は、主衝突センサ8と、セーフィング用衝突センサ9との 直列接続回路を有している。主衝突センサ8は、例えば、衝突時に機械的に電気 接点を閉合するものの場合もあり、あるいは、圧電素子又は半導体素子により構 成されたもので、加速度の大きさに比例した電気信号をとり出せるものの場合も ある。機械式センサはエンジンルーム等、電気式センサは室内等のそれぞれ衝突 検知特性に適した場所に設置される。セーフィング用衝突センサ9は、エアバッ グシステムの誤作動を防止し、システムの信頼性を向上させるためのものであり 、機械式の主衝突センサ8の設置場所とは異なる室内などに置かれ、電気式の主 衝突センサ8とは一括して同じ場所に設置される。そして、機械式の主衝突セン サ8との関係では、エンジンルームの点検時などに誤って、主衝突センサ8に衝 撃を与えONにしたとしても、セーフィング用衝突センサ9がOFFのままであ り、エアバッグシステムが始動しないようになっている。電気式の主衝突センサ 8との関係では、電磁障害などで、主衝突センサ8がONになっても、セーフィ ング用衝突センサ9はOFFのままであり、エアバッグシステムが始動しないよ うになっている。
【0003】 主衝突センサ8は種々の衝突形態に対応し、特定の加速度波形を検知するとO Nするものであり、その衝突検知時間は短い。しかし、セーフィング用衝突セン サ9は主衝突センサ8の衝突検知時間内には必ずONしていなければならず、長 い衝突検知時間が求められる。すなわち、セーフィング用衝突センサ9に求めら れる要件として、低い加速度でも作動すること、衝突検知時間(接点閉合時 間)が長いこと、構造が簡単で信頼性が高いことなどが求められる。
【0004】 このような要件をある程度満たす従来のセーフィング用衝突センサ9としては 、図5に示すリードスイッチを用いる衝突センサがある。ハウジング11に筒体 12が固定され、筒体12の外側に孔明き磁石13とスプリング14とストッパ ー15が嵌入されたものである。ストッパー15は筒体12に一体的に圧入され ているが、磁石13は筒体12に沿って移動自在に遊嵌されている。したがって 、衝突に伴う加速度変化により、磁石13がスプリング14の付勢力に打ち勝っ て、図面左方に移動する。また、筒体12の中にリードスイッチ16が固定され ている。リードスイッチ16は強磁性体が塗布された接片16a,16bを有し 、通常は図示のように開いている。磁石13がリードスイッチ16にある程度近 づくと、磁石13の中心孔13aから放射される磁力線13bが接片16a,1 6bを横切り、接片16a,16bが磁化して閉じるようになっている。
【0005】 上述した衝突センサにおいては、磁石13が加速度変化に対応して移動し、a 位置にいたると、リードスイッチ16が閉合する。また、磁石がb位置にいたる と、接片16aが磁石13に吸引されリードスイッチ16が開く。すなわち、磁 石13がa位置からb位置までの区間L1内に位置する時間だけ、接点が閉合し ていることになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述した図5の衝突センサにおいては、磁石13が区間Lに存在する時間を長 くすることにより、長い接点閉合時間を得ることができる。そこで、スプリング 14のばね定数を適切なものにしたり、磁石13と筒体12の摩擦係数を大きく するなどにより接点閉合時間を長くすることが試みられている。しかしながら、 正面衝突や斜め衝突など衝突の形態が種々あり、種々の衝突形態に対応して、特 定の長い接点閉合時間を得ることが困難であるという問題点を有していた。
【0007】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、リードスイッチを用いる衝突センサであって、長い 接点閉合時間を得ることができる衝突センサを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の衝突センサは、磁石と、該磁石の移動を 一方向に規制する規制部材と、該磁石を反衝突方向に付勢する付勢手段と、衝突 を検知し該付勢手段の付勢力に打ち勝って移動する磁石の磁力線が横切る位置に 設けられたリードスイッチとを備えてなる衝突センサにおいて、前記リードスイ ッチは設置位置がずらされ並列接続された2以上であって、各リードスイッチの 閉合時間がオーバーラップすることにより連続しているものである。
【0009】
【作用】
磁石の移動と共に2以上のリードスイッチが順次閉合し、その閉合時間がオー バーラップしているので、衝突センサとしての閉合時間が長くなる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。図1は本考案の衝突セン サを示す図である。同(a)は正面図、同(b)は側面図、同(c)は回路図、 (d)は閉合時間のタイムチャート図である。
【0011】 図1(a)(b)において、図5と異なる点は、磁石13が遊嵌される筒体1 2とは別に、リードスイッチ用の3本の収納体20が設けられ、各収納体内にリ ードスイッチ21,22,23が固定的に収納されている点である。図1(a) に示されるように、リードスイッチ21,22,23は磁石13の移動方向にず らされて配置されている。また、図1(c)に示されるように、リードスイッチ 21,22,23は並列接続されており、リードスイッチ21,22,23の閉 合時間は加算される関係にある。そして、図1(d)に示されるように、リード スイッチ21と22の閉合時間はΔt1だけオーバーラップしており、リードス イッチ22と23の閉合時間もΔt2だけオーバーラップしており、全体として T時間の閉合時間を得ることができる。このように、リードスイッチ21,22 ,23を磁石13の移動方向にずらして並列接続すると共に、閉合時間をオーバ ーラップさせることにより、図1(a)の磁石13がより長い区間L2に位置す る間はいずれかのリードスイッチ21,22,23が閉合しており、衝突センサ 全体として長い閉合時間を得ることができる。
【0012】 なお、筒体12の中に2以上のリードスイッチを配設することもできるが、磁 石13の外方にリードスイッチを配置する方が空間的余裕も多く、磁力線の変化 も大きいので、外方配置のリードスイッチとすることが好ましい。また、磁石1 3の移動を一方向に規制する規制部材としては、孔明き磁石に対する筒体12に 限らず、磁石13の外周をガイドするシリンダを用いることもできる。また、磁 石13を反衝突方向に付勢する付勢手段としては、スプリング14に限らず、反 発する磁極を有する磁石を用いることもできる。
【0013】 図2は各リードスイッチの閉合時間を長くするための他の実施例を示す図であ り、収納体20の外周にソフトフェライトなどの強磁性体24が取り付けている 点が図1と異なる。この強磁性体24の厚みは磁化したときに、飽和磁界を形成 するに足る厚みとなっている。磁石13が矢印方向に移動すると、まず強磁性体 24が磁石13により誘導磁化され、強磁性体24の磁力線によりリードスイッ チ21が閉合するようにしたものである。強磁性体24が誘導磁化されるための 磁石13の移動距離は、磁石13単独でリードスイッチを閉合させるための移動 距離より大きくなり、その分だけ各リードスイッチの閉合時間を長くすることが できる。また、リードスイッチの閉合時間は強磁性体24の長さや位置により調 整することもできる。このように、各リードスイッチに強磁性体24を取りつけ ることにより衝突センサ全体の閉合時間を一層増やすことが可能となる。
【0014】 図3はリードスイッチの配置が異なる他の実施例を示す図であり、リードスイ ッチ21,22,23の収納体25が縦に配設されている。磁石13の磁力線が 各リードスイッチ21,22,23の接点を横切れば、接点が閉合するものであ り、磁力線が接点を横切るための配置は種々の形態がある。
【0015】
【考案の効果】
本考案の衝突センサは、リードスイッチは設置位置がずらされ並列接続された 2以上であって、各リードスイッチの閉合時間がオーバーラップすることにより 連続しているものであり、衝突センサ全体としての閉合時間が長くなるので、種 々の衝突形態に対応し、充分な閉合時間を有するセーフィング用衝突センサに最 適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の衝突センサを示す図である。
【図2】本考案の他の衝突センサを示す断面図である。
【図3】本考案の他の衝突センサを示す断面図である。
【図4】衝突センサが用いられるエアバックシステムの
回路図である。
【図5】従来の衝突センサを示す断面図である。
【符号の説明】
12 筒体(規制部材) 13 磁石 14 スプリング(付勢部材) 21,22,23 リードスイッチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁石と、該磁石の移動を一方向に規制す
    る規制部材と、該磁石を反衝突方向に付勢する付勢手段
    と、衝突を検知し該付勢手段の付勢力に打ち勝って移動
    する磁石の磁力線が横切る位置に設けられたリードスイ
    ッチとを備えてなる衝突センサにおいて、前記リードス
    イッチは設置位置がずらされ並列接続された2以上であ
    って、各リードスイッチの閉合時間がオーバーラップす
    ることにより連続していることを特徴とする衝突セン
    サ。
  2. 【請求項2】 前記リードスイッチの外周に前記磁石の
    磁力線で磁化する強磁性体を取り付けた請求項1記載の
    衝突センサ。
JP7953491U 1991-09-03 1991-09-03 衝突センサ Pending JPH0523141U (ja)

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JP7953491U JPH0523141U (ja) 1991-09-03 1991-09-03 衝突センサ

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ID=13692662

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JP (1) JPH0523141U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0559316U (ja) * 1992-01-20 1993-08-06 株式会社トーキン 加速度検出器
JP2016038890A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 一成 藤田 検知範囲可変マグネットセンサー

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