JPH05231080A - シャッター羽根組成物及びシャッター羽根の製造方法 - Google Patents

シャッター羽根組成物及びシャッター羽根の製造方法

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JPH05231080A
JPH05231080A JP3575692A JP3575692A JPH05231080A JP H05231080 A JPH05231080 A JP H05231080A JP 3575692 A JP3575692 A JP 3575692A JP 3575692 A JP3575692 A JP 3575692A JP H05231080 A JPH05231080 A JP H05231080A
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JP
Japan
Prior art keywords
shutter blade
shutter
composition
polyvinyl chloride
heated
Prior art date
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Pending
Application number
JP3575692A
Other languages
English (en)
Inventor
Mei Nen
銘 粘
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YIFENG CURTAIN INDUSTRY CO Ltd
Original Assignee
YIFENG CURTAIN INDUSTRY CO Ltd
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Publication date
Application filed by YIFENG CURTAIN INDUSTRY CO Ltd filed Critical YIFENG CURTAIN INDUSTRY CO Ltd
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  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 剛性、耐衝撃性および耐熱性に優れ、また微
生物により分解し、土中へ廃棄することができるシャッ
ター羽根組成物と、シャッター羽根を得る。 【構成】 主にPVCと表面処理を経た澱粉に、安定
剤、炭酸カルシウムおよび着色剤等の添加剤を添加して
混練した後、加熱し、更に押し潰して粒状のシャッター
羽根組成物を得る。このシャッター羽根組成物を押出成
形機によってシート状に押出して冷却し、所定の形状、
寸法に切断してシャッター羽根を製作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリ塩化ビニル(以下
PVCと称する)を主原料とするシャッター羽根組成物
及びシャター羽根の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光の入射量を加減調整するシャッターの
羽根としては、樹脂製、木製または金属製のものが用い
られている。羽根の材質によっては光の遮蔽効果上に特
に明らかな差異はないが、木製の場合は木材資源の枯渇
化に伴い材料コストが高い上製造性に問題があり、また
温湿度によって伸縮するため長期間使用していると、ヒ
ビが入ったり割れたりするという問題もあった。金属製
のものは製造コストが高く、また重くて表面処理が容易
でなく、且つ一旦曲がったりすると元の形状に戻すこと
が難しいという欠点があった。一方、樹脂製のシャッタ
ーは、木製や金属製のものに比べて材料コストが安く、
製造が容易で安価に提供することができるという大きな
利点を有していることから、シャッター羽根として広く
用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂製
のシャッターは、木材や金属と異なり、廃棄時に焼却処
理すると有毒ガス、煤塵等が発生して大気を汚染し、か
といって地中に埋めても自然に分解せず半永久的に残る
ため、廃棄処理が難しいという問題があった。
【0004】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、樹脂製にも拘らず地中に廃棄しても半永久的に残
らず、廃棄処理が容易なシャッター羽根組成物及びシャ
ター羽根の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、その第1の発明は、主にP
VCと表面処理を経た澱粉に、安定剤および炭酸カルシ
ウムを添加して混練した後、加熱し、更に押し潰して粒
状組成物としたものである。
【0006】第2の発明は、上記第1の発明において、
組成材料の混合割合は、PVC75Kg、安定剤4K
g、滑剤1Kg、炭酸カルシウム45Kg、澱粉10K
gで、均一に混合されているものである。
【0007】第3の発明は、上記第1又は第2の発明に
おいて、粒状組成物は着色剤が混合されているものであ
る。
【0008】第4の発明は、PVCと表面処理を経た澱
粉に、安定剤および炭酸カルシウムを添加して加熱、混
合した後、押し潰して粒状組成物を形成し、次いでこの
粒状組成物を押出成形機によって加熱してシート状に押
出成形し、しかる後所要寸法に切断してシャッター羽根
を製作するものである。
【0009】
【作用】本発明において、PVCは表面処理を経た澱粉
が添加されることで、微生物により分解する。表面処理
を経た澱粉は、シャッター羽根の剛性、耐衝撃性、耐熱
性等を向上させると共に、羽根表面に微細な毛細孔を形
成し、印刷を容易にする。
【0010】
【実施例】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に係
るシャッター羽根組成物は、主にPVC粒子と表面処理
を経た澱粉(Blostar)に、安定剤、炭酸カルシ
ウム、着色剤および滑剤等の添加剤を添加して混練した
後、加熱し、更に押し潰して粒状組成物(ペレット)と
したものである。このようなシャッター羽根組成物にお
ける上記組成材料の混合割合は、PVC粒子75Kg、
安定剤4Kg、滑剤1Kg、炭酸カルシウム45Kg、
澱粉10Kgで、均一に混練される。
【0011】シャッター羽根の製造方法は、上記のシャ
ッター羽根組成物を押出成形機によって約230°Cに
加熱溶融してシート状に押出し、このシートを型で所定
の形状、寸法に切断することで、所望のシャッター羽根
を得る。このようにして製作されたシャッター羽根は、
表面に紙のような毛細孔を有する平らな平面を有してい
る。
【0012】シャッター羽根組成物は製造工程中に着色
剤を直接添加され、その割合は必要に応じて増減され、
所定の色または地色とされることで、以後のシャッター
羽根を製造する工程において顔料を添加する必要がない
ようにする。
【0013】上記のようなシャッター羽根組成物によっ
て製作されたシャッター羽根によれば、PVCが耐食性
を有し、且つ適当な剛性と耐衝撃性を有すると共に、風
化し難い特性を持っているので、長寿命を有している。
また、PVCに表面処理を経た澱粉を加えると、シャッ
ター羽根の剛性、耐熱性および耐衝撃性を一層向上させ
ることができる。すなわち、特に一般の澱粉は約90°
Cの温度位で焼き焦げの現象を生じるのに対して、表面
処理を経た澱粉は裕に250°C迄の高温に耐えられ、
添加剤の配合の下にPVCと緊密に結合し、PVCと澱
粉固有の強さ、剛性、耐熱性および耐衝撃性を増大させ
る。また、澱粉を含んだPVCは、シャッター羽根を廃
棄した時、微生物により1年半から2年で完全に分解し
て消えてしまうため、焼却する必要がなく、一般のゴミ
と共に埋め立て地へ廃棄することが可能である。さら
に、澱粉はシャッター表面に紙のような毛細孔を形成す
るため、自由に図柄を印刷することができる利点を有し
ている。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るシャッ
ター羽根組成物によれば、PVCを主原料とし、これに
表面処理を経た澱粉、安定剤、炭酸カルシウム等の添加
剤を添加して造粒成形されるものであるため、廃棄する
と一定の年月でPVCが微生物により分解するシャッタ
ー羽根を製作することができる。したがって、粒状組成
物またはシャッター羽根を廃棄する際には一般のゴミと
同様に土中に廃棄することが可能で、焼却したりする必
要がなく、廃棄処理が簡単で、大気汚染を防止すること
ができる。また、澱粉を含んでいるため、シャッター羽
根の剛性、耐熱性、耐衝撃性に優れ、しかも表面に毛細
孔を有しているので、印刷が容易である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主にポリ塩化ビニルと表面処理を経た澱
    粉に、安定剤および炭酸カルシウムを添加して混練した
    後、加熱し、更に押し潰して粒状組成物としたことを特
    徴とするシャッター羽根組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシャッター羽根組成物に
    おいて、組成材料の混合割合は、ポリ塩化ビニル75K
    g、安定剤4Kg、滑剤1Kg、炭酸カルシウム45K
    g、澱粉10Kgで、均一に混合されていることを特徴
    とするシャッター羽根組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のシャッター羽根組
    成物において、着色剤が混合されていることを特徴とす
    るシャッター羽根組成物。
  4. 【請求項4】 ポリ塩化ビニルと表面処理を経た澱粉
    に、安定剤および炭酸カルシウムを添加して加熱、混合
    した後、押し潰して粒状組成物を形成し、次いでこの粒
    状組成物を押出成形機によって加熱してシート状に押出
    成形し、しかる後所要寸法に切断してシャッター羽根を
    製作するようにしたことを特徴とするシャッター羽根の
    製造方法。
JP3575692A 1992-01-28 1992-01-28 シャッター羽根組成物及びシャッター羽根の製造方法 Pending JPH05231080A (ja)

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