JPH05231051A - 開閉操作装置 - Google Patents

開閉操作装置

Info

Publication number
JPH05231051A
JPH05231051A JP7271392A JP7271392A JPH05231051A JP H05231051 A JPH05231051 A JP H05231051A JP 7271392 A JP7271392 A JP 7271392A JP 7271392 A JP7271392 A JP 7271392A JP H05231051 A JPH05231051 A JP H05231051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
operating
unlocking
lock
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7271392A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kojima
利男 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Co Ltd
Original Assignee
Kojima Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Co Ltd filed Critical Kojima Co Ltd
Priority to JP7271392A priority Critical patent/JPH05231051A/ja
Publication of JPH05231051A publication Critical patent/JPH05231051A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 取付作業が容易で操作が簡単であり、さら
に、構造が簡単であるとともに既設の箱体にも取付ける
ことができ開閉操作装置を提供する。 【構成】 箱体178の扉182を開放閉鎖すべく開閉
操作される操作機構4と操作機構の開放動作を許容阻止
する錠機構とからなり、操作機構は本体に操作体を往復
摺動可能に設けるとともに操作体により往復摺動される
作動用窪部を設けた摺動体を設け、摺動体の往復摺動に
より回動されて箱体に対し係合離脱される回動体68を
設け、錠機構は錠部を設けるとともに平板状の鍵部を設
け、錠部のケースに施錠位置と解錠位置との間を往復移
動可能な作動体を設け、作動体にはケース外に突出され
て作動用窪部に係合離脱される作動用突起を設けるとと
もに作動体の解錠位置への移動を許容阻止する施錠体を
設け、鍵部には作動体の解錠位置への移動を許容させる
べく複数の施錠体を夫々進退移動させる解錠用進退移動
部を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は開閉操作装置に係り、
特に平板状の鍵部により箱体の扉の開閉を許容阻止し得
る開閉操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロッカやファイルケース等の箱体の開口
部には、扉が設けられている。扉は、通常、操作機構の
開閉操作により開放閉鎖される。また、扉には、このよ
うな操作機構が第三者により操作されて扉が徒に開放さ
れないように、錠機構を設けたものがある。錠機構は、
錠部を設けるとともにこの錠部を施錠解錠する鍵部を設
け、鍵部により錠部を施錠解錠することにより扉の開放
を許容阻止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の操作
機構や錠機構は、夫々別体に扉に設けられていた。した
がって、各々を扉に取付けなければならない。このた
め、取付作業が面倒である不都合があった。
【0004】また、従来の錠機構は、施錠解錠により扉
に対して係合離脱され、扉の開放を許容阻止していた。
したがって、扉を開放閉鎖する操作機構は、錠機構の施
錠解錠と連係せず、単独で開閉操作ができるものであ
る。このため、錠機構の施錠解錠に連係して操作機構の
開放操作を許容阻止し得て、扉の徒な開放を確実に阻止
し得る開閉操作装置の出現が望まれた。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような不都合を解消
すべく、本発明は、箱体の扉を開放閉鎖すべく開閉操作
される操作機構とこの操作機構の開放動作を許容阻止す
る錠機構とからなり、前記操作機構は本体に操作体を往
復摺動可能に設けるとともにこの操作体により往復摺動
される摺動体を設け、この摺動体には作動用窪部を設け
るとともにこの摺動体の往復摺動により回動されて前記
箱体に対し係合離脱される回動体を設け、前記錠機構は
錠部を設けるとともにこの錠部を施錠解錠する平板状の
鍵部を設け、前記操作機構の本体に取付けられる前記錠
部のケースに施錠位置と解錠位置との間を往復移動可能
な作動体を設け、この作動体には前記ケース外に突出さ
れて前記作動用窪部に係合離脱される作動用突起を設け
るとともに前記作動体の解錠位置への移動を許容阻止す
る施錠体を設け、前記鍵部には前記作動体の解錠位置へ
の移動を許容させるべく前記複数の施錠体を夫々進退移
動させる解錠用進退移動部を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】この発明の構成によれば、開閉操作装置は、箱
体の扉を開放閉鎖すべく開閉操作される操作機構の本体
に、この操作機構の開放動作を許容阻止する錠機構のケ
ースを取付けていることにより、操作機構と錠機構とを
一体的に設けている。また、操作機構の本体に設けた操
作体により往復摺動される摺動体の作動用窪部に、錠機
構の錠部のケースに設けた施錠位置と解錠位置との間を
往復移動可能な作動体の作動用突起を係合離脱させるこ
とにより、錠機構の施錠解錠に操作機構を連係させてい
る。
【0007】
【実施例】次にこの発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。
【0008】図1〜図41は、この発明の実施例を示巣
ものである。図1〜図5において、2は開閉操作装置、
4は操作機構、6は錠機構である。開閉操作装置2は、
箱体178の扉182を開放閉鎖すべく開閉操作される
操作機構4と、この操作機構4の開放動作を許容阻止す
る錠機構6とからなる。
【0009】前記操作機構4は、本体8にカバー10を
取付けて設けている。
【0010】本体8は、図6〜図12に示す如く、操作
体装着溝14を設け、2つの平行な操作体用連絡孔16
を設け、回動体用支持孔18を設けている。また、本体
8には、後述の錠機構6の錠部92を装着する錠機構装
着部18を設けるとともにこの錠部92を固定する本体
側固定孔20を設け、後述の鍵部94を挿抜する本体側
挿抜孔22を設けている。
【0011】なお、符号24は本体側連結孔、符号26
は本体側取付孔、符号28は本体側係合部、符号30は
本体側係合縁、符号32は本体側嵌合部である。また、
符号33は回動体規制部、符号34は本体側係止部、符
号36はラッチ装着穴、符号38はラッチ固定孔、符号
39はラッチ挿通孔である。
【0012】前記カバー10は、図13〜図20に示す
如く、前記本体側連結孔24及び本体側取付孔26に一
致させて、夫々カバー側連結孔40及びカバー側取付孔
42を設けている。また、このカバー10には、錠機構
装着部18に一致させて、錠機構逃げ部44を設けてい
る。なお、符号46は、本体側嵌合部32の嵌合される
位置決め用のカバー側嵌合孔である。
【0013】本体8とカバー10とは、本体側嵌合部3
2をカバー側嵌合孔46に嵌合させて位置決めし、カバ
ー側連結孔40から本体側連結孔24に連結ねじ48を
螺合して締付けることにより、一体的に連結される。
【0014】前記本体8には、操作体装着溝14に操作
体48を往復摺動可能に装着して設けている。操作体4
8は、図21〜図25に示す如く、操作縁50を突出さ
せて設けるとともに、前記2つの平行な操作体用連絡孔
16に夫々挿通される操作体側連絡部52を設けてい
る。この操作体48は、操作体側連絡部52により摺動
体54に連絡されている。
【0015】操作体48により往復摺動される摺動体5
4は、図26〜図28に示す如く、2つの操作体側連絡
部52に一致させて夫々摺動体側連絡孔56を設けてい
る。摺動体54は、摺動体側連絡孔56から操作体用連
絡孔16に挿通された操作体側連絡部52に、連絡ねじ
58を螺合して締付けることにより、一体的に連絡され
る。また、摺動体54の摺動体側係止孔60と本体8の
本体側係止部34との間には、図29に示す摺動体用ば
ね62を張設している。摺動体54は、摺動体用ばね6
2により本体側係止部34側に引張力を作用されてい
る。なお、符号64は作動用窪部、符号66は摺動体側
案内溝である。
【0016】前記摺動体54の往復摺動により回動され
る回動体68は、図30・図31に示す如く、回動体側
支持孔70を設け、回動体側突部72を設けている。回
動体68は、図32に示すワッシャ74を介して回動体
側支持孔70から本体8の回動体用支持孔18に支持ね
じ76を螺合して締付けることにより、回動可能に設け
られている。この回動体68の回動は、回動体規制部3
3により回動を一定に規制されている。また、回動体6
8は、回動体側突部72を摺動体54の摺動体側案内溝
66に係合させることにより、図41に示す如く、摺動
体54の閉鎖位置aと開放位置bとの間の往復摺動によ
り2点鎖線と実線とに示す位置に回動される。なお、符
号78は、回動体側係止部である。
【0017】また、符号80は、本体8のラッチ装着穴
36に装着されるラッチである。ラッチ80は、図33
〜図35に示す如く、ラッチ側係合部82にラッチ側窪
部84を設けるとともに、ラッチ側軸部86を設けてい
る。ラッチ80は、図36に示すラッチ用ばね88をラ
ッチ側軸部86に外嵌し、このラッチ側軸部86をラッ
チ挿通孔39に挿通するとともにラッチ側係合部82を
ラッチ装着穴36に挿入し、ラッチ固定孔38に螺合し
た固定ねじ90をラッチ側窪部84に突入させて締付け
ることにより、ラッチ装着穴36に弾性的に出没可能に
装着される。
【0018】前記錠機構6は、図37〜図40に示す如
く、錠部92を設けるとともにこの錠部92を施錠解錠
する平板状の鍵部94を設けている。
【0019】前記錠部92は、ケース96を設けてい
る。ケース96は、第1ケース部98と第2ケース部1
00とから構成される。第1ケース部98内には、正面
側から背面側に向かう一組の第1案内溝102・104
が設けられるとともに、これら一組の第1案内溝102
・104に対して交差するように夫々複数の第1施錠用
窪所106・108が所定間隔で設けられている。ま
た、第1ケース部98の正面側には、前記平板状の鍵部
94の挿抜される鍵部挿抜孔110が設けられている。
第1ケース部98内には、この鍵部挿抜孔110に連続
して鍵部挿抜空間112を形成して設けている。なお、
符号114は、第1ケース側固定部である。
【0020】前記第2ケース部100内には、正面側か
ら背面側に向かう一組の第2案内溝116・118が設
けられるとともに、これら一組の第2案内溝116・1
18に対して交差するように夫々複数の第2施錠用窪所
120・122が所定間隔で設けられている。また、第
2ケース部100には、後述の作動用突起140の突出
される作動用開口124が設けられている。なお、符号
126は、第2ケース側固定部である。
【0021】前記第1ケース部98と第2ケース部10
0とは、位置合わせ用の第1ケース係合窪部128に第
2ケース係合突部130を係合させながら、図示しない
第1ケース部98の突部を第2ケース部100の窪部に
係合させることにより、一体的に連結されてケース96
を形成する。
【0022】これにより、ケース96内には、夫々第1
案内溝102及び第2案内溝116と第1案内溝104
及び第2案内溝118とが互いに対向配設されるととも
に、夫々第1施錠用窪所106及び第2施錠用窪所12
0と第1施錠用窪所108及び第2施錠用窪所122と
が互いに対向配設される。
【0023】このケース96内には、鍵部挿抜空間11
2に隣接して第1ケース部98と第2ケース部100と
により形成される作動体移動空間132に、施錠位置A
と解錠位置Bとの間を往復移動可能な作動体134を設
けている。
【0024】作動体134は、略直方体形状に形成さ
れ、鍵部挿抜孔110側である施錠位置A側に弾性付勢
する作動体用ばね136を設けている。この作動体13
4には、鍵部挿抜孔110の反対側に鍵部94の鍵部側
当接縁166の当接される作動体側当接縁138を設け
るとともに、鍵部挿抜空間112の反対側に第2ケース
部100の作動用開口124からケース96外に突出さ
れる作動用突起140を設けている。
【0025】また、この作動体134には、前記対向配
設した第1施錠用窪所106及び第2施錠用窪所120
と第1施錠用窪所108及び第2施錠用窪所122とに
対応して、鍵部挿抜空間112側に断面長円形状の一組
複数の嵌装穴142・144を所定間隔で設けている。
これら嵌装穴142・144には、前記対向配設した第
1施錠用窪所106及び第2施錠用窪所120と第1施
錠用窪所108及び第2施錠用窪所122とに指向させ
て、作動体134の各側面に達する一組複数の切欠部1
46・148を夫々設けている。
【0026】前記作動体134の嵌装穴142・144
には、夫々鍵部挿抜空間112側に進退移動可能に一組
複数の施錠体150・152を保持させて設けている。
これら施錠体150・152は、夫々形状の異なるもの
からなり、これらの組み合わせにより施錠解錠が決定さ
れる。
【0027】即ち、施錠体150・152には、前記切
欠部146・148に配設位置される施錠用突起154
・156を夫々設けている。これら施錠用突起154・
156は、前記対向配設された第1案内溝102及び第
2案内溝116内と第1案内溝104及び第2案内溝1
18内とに夫々移動可能に嵌装されるとともに、対向配
設された第1施錠用窪所106及び第2施錠用窪所12
0と第1施錠用窪所108及び第2施錠用窪所122と
に夫々係合離脱されて前記作動体134の解錠位置Bへ
の移動を許容阻止する。
【0028】また、施錠体150・152には、鍵部挿
抜空間112側への突出量を夫々異ならせた解錠用突起
158・160を設けるとともに、夫々鍵部挿抜空間1
132側に弾性付勢する施錠体用ばね162・164を
設けている。なお、解錠用突起158・160は、夫々
個別解錠用とマスタ解錠用との2つを一組として、施錠
体150・152に夫々設けられている。
【0029】このような錠部92を施錠解錠する前記平
板状の鍵部94には、先端側に鍵部側当接縁166を設
けるとともに、前記作動体134の解錠位置Bへの移動
を許容させるべく前記施錠体150・152を夫々進退
移動させる解錠用進退移動部として、夫々一組複数の解
錠用孔部168・170と解錠用閉鎖部172・174
とを設けている。なお、鍵部94には、個別用とマスタ
用とがあり、夫々個別用とマスタ用との解錠用孔部16
8・170及び解錠用閉鎖部172・174を設けてい
る。
【0030】これら一組複数の解錠用孔部168・17
0と解錠用閉鎖部172・174とは、錠部92の鍵部
挿抜空間112に挿入して鍵部側当接縁166を作動体
側当接縁138に当接させた際に、夫々解錠用突起15
8・160に対応位置され、施錠体用ばね162・16
4の弾性力に抗して施錠体150・152を夫々進退移
動させ、施錠用突起154・156を対向配設された第
1施錠用窪所106及び第2施錠用窪所120と第1施
錠用窪所108及び第2施錠用窪所122とから離脱さ
せて解錠することにより、作動体用ばね136の弾性力
に抗して作動体134の施錠位置Aから解錠位置Bへの
移動を許容させるべく、夫々突出量を異ならせた解錠用
突起158・160の位置に対応する特定位置に設けら
ている。
【0031】言い換えると、鍵部94の解錠用孔部16
8・170と解錠用閉鎖部172・174とは、夫々解
錠用突起158・160と対応位置されることにより、
上部施錠体104及び下部施錠体106を夫々進退移動
させ、施錠用突起154・156を対向配設された第1
施錠用窪所106及び第2施錠用窪所120と第1施錠
用窪所108及び第2施錠用窪所122とから離脱させ
て、対向配設された第1案内溝102及び第2案内溝1
16内と第1案内溝104及び第2案内溝118内とに
夫々移動位置させ得るような、特定位置に設けられてい
る。
【0032】この錠機構6は、前記操作機構4とともに
開閉操作装置2を構成し、この操作機構4の開放動作を
許容阻止する。
【0033】開閉操作装置2は、図41に示す如く、操
作機構4の摺動体54を閉鎖位置aに摺動させて回動体
68を2点鎖線に示す位置に回動させた状態において、
本体8の本体側挿抜孔22に錠部92の鍵部挿抜孔11
0を一致させつつ、摺動体54の閉鎖位置aにおける作
動用窪部64に作動体134の施錠位置Aにおける作動
用突起140を係合させ、本体8の錠機構装着部18に
錠部92を装着する。本体8の錠機構装着部18に装着
された錠部92は、第1ケース側固定部114及び第2
ケース側固定部126を第1本体側固定孔20に固定ね
じ176により固定される。
【0034】この状態において、開閉操作装置2は、図
1〜図5に示す如く、錠機構6の施錠位置Aにおける作
動用突起140が、摺動体54の閉鎖位置aにおける作
動用窪部64に係合されて回動体68の回動を阻止して
いることにより、操作機構4の開放動作を阻止してい
る。
【0035】次に作用を説明する。
【0036】開閉操作装置2は、図42〜図45に示す
如く、箱体178の開口部180に設けられた扉182
に取付けられる。扉182には、本体側係合部28の係
合される扉側係合窪部184を設けるとともに、本体側
係合縁30の係合される扉側係合孔186を設けてい
る。また、箱体178には、回動体側係止部78の係止
離脱される箱体側係止孔188を設けるとともに、ラッ
チ80のラッチ側係合部82の係合離脱される箱体側係
合縁190を設けている。
【0037】開閉操作装置2は、本体側係合部28を扉
182の扉側係合窪部184に係合させるとともに、本
体側係合縁30を扉側係合孔186に係合させ、本体側
取付孔26に螺合する取付ねじ192により扉182に
取付けられる。このとき、開閉操作装置2は、回動体側
係止部78及びラッチ側係合部82が、箱体178の箱
体側係止孔188及び箱体側係合縁190に合致するよ
うに取付ける。
【0038】この状態において、開閉操作装置2は、図
44・図45に示すように、閉鎖状態になっている。こ
のため、開閉操作装置2は、操作機構4が錠機構6によ
り開放動作を阻止されている。
【0039】このような状態から扉182を開放する場
合は、平板状の鍵部94を本体側挿抜孔22を介して錠
部92の鍵部挿抜空間112に挿入し、鍵部側当接縁1
66を作動体側当接縁138に当接させる。この当接に
より、鍵部94の特定位置に設けた解錠用孔部168・
170と解錠用閉鎖部172・174とは、図40に示
す如く、施錠体150・152の夫々突出量を異ならせ
た解錠用突起158・160に対応位置される。
【0040】このように対応位置された状態において、
鍵部94は、解錠用突起158・160の異なる突出量
に応じて、施錠体用ばね162・164の弾性力に抗し
て施錠体150・152を夫々進退移動させ、施錠用突
起154・156を対向配設された第1施錠用窪所10
6及び第2施錠用窪所120と第1施錠用窪所108及
び第2施錠用窪所122とから離脱させ、対向配設され
た第1案内溝102及び第2案内溝116内と第1案内
溝104及び第2案内溝118内とに夫々移動位置させ
ることになる。
【0041】錠部92は、施錠用突起154・156が
第1施錠用窪所106及び第2施錠用窪所120と第1
施錠用窪所108及び第2施錠用窪所122とから離脱
され、第1案内溝102及び第2案内溝116内と第1
案内溝104及び第2案内溝118内とに夫々移動位置
されて開錠されることにより、鍵部94をさらに鍵部挿
抜空間112の内奥に挿入することが可能になる。
【0042】鍵部94に、さらに鍵部挿抜空間112の
内奥に挿入する力を付与すると、鍵部側当接縁166と
作動体側当接縁138との当接により、作動体用ばね1
36の弾性力に抗して作動体134が図37の施錠位置
Aから解錠位置Bに移動されることになる。この作動体
134の解錠位置Bへの移動は、作動体134に設けた
ケース96外に突出される作動用突起140を解錠位置
Bに移動させることになる。
【0043】錠機構6の解錠位置Bに移動された作動用
突起140は、操作機構4に設けた摺動体54の図41
の閉鎖位置aにおける作動用窪部64から離脱されるこ
とになる。このため、操作機構4は、開放操作を許容さ
れることになる。
【0044】この状態において、操作機構4の摺動体5
4は、摺動体用ばね62の引張力により操作体48とと
もに図44の矢印C方向に引張られて図41の実線で示
す開放位置bに移動され、回動体68を図41の実線で
示す位置に回動させることにより、図44に示す如く、
回動体側係止部78を箱体178の箱体側係止孔188
から離脱させる。これにより、箱体178は、扉182
を開放することができる。なお、扉182を開放する際
には、ラッチ80のラッチ側係合部82が箱体側係合縁
190に弾性係合されていることにより、ラッチ側係合
部82の箱体側係合縁190からの離脱により節度感を
与えることができる。
【0045】このように、操作機構4の回動体68が図
44の実線で示す位置に回動された状態において、鍵部
94に付与された鍵部挿抜空間112の内奥に挿入する
力を取除くと、作動体用ばね136の弾性力により作動
体134が解錠位置Bから施錠位置Aに移動されて作動
用突起140が施錠位置Aに移動されるとともに、鍵部
94も鍵部側当接縁166と作動体側当接縁138との
当接により移動されて少許抜脱されることになる。この
とき、操作機構4の摺動体54は、摺動体用ばね62の
引張力により図41の実線で示す開放位置bに移動され
ている。このため、作動体用ばね136の弾性力により
施錠位置Aに移動しよう作動体134の作動用突起14
0は、摺動体54の開放位置bにおける作動用窪部64
に係合できず、摺動体54に弾性当接されている。
【0046】前記回動体68が図41の実線で示す位置
に回動された状態で開放されている扉182を閉鎖する
と、ラッチ80のラッチ側係合部82が箱体側係合縁1
90に弾性係合される。これにより、扉182は、閉鎖
される。また、扉182を閉鎖する際には、ラッチ側係
合部82が箱体側係合縁190に弾性的に係合すること
により節度感を与えることができる。
【0047】閉鎖した扉180の開放を阻止する場合に
は、操作機構4の操作体48を図44の矢印D方向に移
動させる。操作体48の矢印D方向への移動は、摺動体
54を摺動体用ばね62の引張力に抗して図41の開放
位置bから閉鎖位置aに移動させ、回動体68を図41
の2点鎖線で示す位置に回動させることにより、回動体
側係止部78を図44の2点鎖線で示す如く箱体側係止
孔188に係止させる。これにより、扉182は、開放
を阻止されることになる。また、前記作動体用ばね13
6の弾性力により解錠位置Bから施錠位置Aに移動しよ
うとして摺動体54に弾性当接されている錠部92の作
動体134は、操作機構4の閉鎖位置aに移動された摺
動体54の作動用窪部64に係合されることになる。こ
のため、操作機構4は、開放動作を阻止されることにな
る。
【0048】このとき、この施錠位置Aにおいては、平
板状の鍵部94の鍵部側当接縁166と作動体側当接縁
138とが当接されている。したがって、鍵部94の解
錠用孔部168・170と解錠用閉鎖部172・174
とは、施錠体150・152の夫々突出量を異ならせた
解錠用突起158・160に対応位置されている。
【0049】これにより、施錠体用ばね162・164
の弾性力に抗して施錠体150・152が夫々進退移動
され、施錠用突起154・156が対向配設された第1
施錠用窪所106及び第2施錠用窪所120と第1施錠
用窪所108及び第2施錠用窪所122とから離脱さ
れ、対向配設された第1案内溝102及び第2案内溝1
16内と第1案内溝104及び第2案内溝118内とに
夫々移動位置され、錠部92が解錠されている。
【0050】この状態から、鍵部94を完全に鍵部挿抜
空間112から抜脱すると、鍵部側当接縁166と作動
体側当接縁138とが離間され、鍵部94の解錠用孔部
168・170と解錠用閉鎖部172・174とが、施
錠体150・152の解錠用突起158・160から離
脱される。
【0051】この離脱によって、施錠体用ばね162・
164の弾性力により施錠体150・152が夫々進退
移動され、施錠用突起154・156を対向配設された
第1施錠用窪所106及び第2施錠用窪所120と第1
施錠用窪所108及び第2施錠用窪所122とのいずれ
かに係合されることになる。
【0052】これにより、錠部92は、施錠されること
になる。この施錠によって、作動体134を解錠位置B
に移動させることが不能とになり、これにともない、作
動体134に設けた動作用突起140も解錠位置Bに移
動させることが不能になり、施錠位置Aに保持されるこ
とになる。
【0053】この結果、錠機構6の施錠位置Aに移動さ
れた作動用突起140は、操作機構4の閉鎖位置aにお
ける摺動体54の作動用窪部64に係合された状態に維
持され、開放操作を阻止される。このため、操作機構4
は、開放動作を阻止される。
【0054】この状態においては、操作機構4の操作体
48により摺動体54を閉鎖位置aから閉鎖位置bに摺
動させて開放動作させようとすると、作動用突起140
が摺動体54の作動用窪部64に係合されていて、回動
体68の図41における実線位置への回動を阻止してい
ることにより、回動体側係止部78の箱体側係止孔18
8からの離脱を阻止する。したがって、箱体178は、
扉182の開放を阻止される。
【0055】このように、開閉操作装置2は、箱体17
8の扉182を開放閉鎖すべく開閉操作される操作機構
4の本体8に、この操作機構4の開放動作を許容阻止す
る錠機構6のケース96を取付けていることにより、操
作機構4と錠機構6とを一体的に設けている。このた
め、扉180に対して単一の開閉操作装置2を取付ける
だけでよく、取付作業が容易となる。
【0056】また、操作機構4の本体8に設けた操作体
48により閉鎖位置aと開放位置bとの間を往復摺動さ
れる摺動体54の作動用窪部64に、錠機構6の錠部9
2に設けた施錠位置Aと解錠位置Bとの間を往復移動可
能な作動体134の作動用突起140を係合離脱させる
ことにより、錠機構6の施錠解錠に操作機構4を連係さ
せている。このため、錠機構6の施錠解錠に連係して操
作機構4の開放動作を許容阻止することができ、扉18
0の徒な開放を確実に阻止することができる。
【0057】しかも、平板状の鍵部94を錠部92に挿
抜するだけの一操作で施錠解錠ができ、操作が簡単であ
る。さらに、構造が簡単であるとともに既設の箱体にも
取付けることができ、実用上大なる効果を奏し得るもの
である。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く、この発明によ
れば、開閉操作装置は、操作機構の本体に錠機構のケー
スを取付けていることにより、操作機構と錠機構とを一
体的に設けている。このため、扉に対して単一の開閉操
作装置を取付けるだけでよく、取付作業が容易となる。
【0059】また、操作機構の摺動体の作動用窪部に錠
機構の作動体の作動用突起を係合離脱させることによ
り、錠機構の施錠解錠に操作機構を連係させている。こ
のため、錠機構の施錠解錠に連係して操作機構の開放動
作を許容阻止することができ、扉の徒な開放を確実に阻
止することができる。
【0060】しかも、錠部に挿抜による一操作で施錠解
錠ができ、操作が簡単である。さらに、構造が簡単であ
るとともに既設の箱体にも取付けることができ、実用上
大なる効果を奏し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す開閉操作装置の正面図
である。
【図2】開閉操作装置の一部切除背面図である。
【図3】開閉操作装置の側面図である。
【図4】開閉操作装置の一部切除底面図である。
【図5】図1のV−V線断面図である。
【図6】本体の正面図である。
【図7】本体の背面図である。
【図8】本体の側面図である。
【図9】図6の〓−〓線断面図である。
【図10】図6のX−X線断面図である。
【図11】図7のX〓−X〓線断面図である。
【図12】図7のX〓−X〓線断面図である。
【図13】カバーの正面図である。
【図14】カバーの背面図である。
【図15】カバーの側面図である。
【図16】カバーの底面図である。
【図17】図13のX〓線矢視側面図である。
【図18】図13のX〓−X〓線断面図である。
【図19】図13のX〓−X〓線断面図である。
【図20】図13のXX−XX線端面図である。
【図21】操作体の正面図である。
【図22】操作体の背面図である。
【図23】操作体の側面図である。
【図24】図21のXX〓−XX〓線断面図である。
【図25】図21のXXV−XXV線断面図である。
【図26】摺動体の背面図である。
【図27】摺動体の底面図である。
【図28】摺動体の側面図である。
【図29】摺動体用ばねの側面図である。
【図30】回動体の正面図である。
【図31】回動体の平面図である。
【図32】ワッシャの正面図である。
【図33】ラッチの正面図である。
【図34】図33のXXX〓−XXX〓線断面図であ
る。
【図35】図34のXXXV−XXXV線断面図であ
る。
【図36】ラッチ用ばねの側面図である。
【図37】錠機構の斜視図である。
【図38】鍵部の側面図である。
【図39】錠部の縦断面図である。
【図40】第1ケース部を外した状態の錠部の側面図で
ある。
【図41】操作機構と錠機構とから構成される開閉操作
装置の分解斜視図である。
【図42】箱体の斜視図である。
【図43】扉を開放した箱体の部分拡大斜視図である。
【図44】開閉操作装置の作用を説明する正面図であ
る。
【図45】開閉操作装置の作用を説明する平面図であ
る。
【符号の説明】
2 開閉操作装置 4 操作機構 6 錠機構 8 本体 10 カバー 48 操作体 54 摺動体 64 作動用窪部 68 回動体 92 錠部 94 鍵部 96 ケース 134 作動体 140 作動用突起 150・152 施錠体 168・170 解錠用孔部 172・174 解錠用閉鎖部 178 箱体 182 扉 184 扉側係合窪部 186 扉側係合孔 188 箱体側係止孔 190 箱体側係合縁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図4】
【図5】
【図1】
【図2】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図15】
【図16】
【図20】
【図23】
【図25】
【図26】
【図14】
【図17】
【図18】
【図19】
【図21】
【図22】
【図24】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図42】
【図39】
【図40】
【図41】
【図43】
【図44】
【図45】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体の扉を開放閉鎖すべく開閉操作され
    る操作機構とこの操作機構の開放動作を許容阻止する錠
    機構とからなり、前記操作機構は本体に操作体を往復摺
    動可能に設けるとともにこの操作体により往復摺動され
    る摺動体を設け、この摺動体には作動用窪部を設けると
    ともにこの摺動体の往復摺動により回動されて前記箱体
    に対し係合離脱される回動体を設け、前記錠機構は錠部
    を設けるとともにこの錠部を施錠解錠する平板状の鍵部
    を設け、前記操作機構の本体に取付けられる前記錠部の
    ケースに施錠位置と解錠位置との間を往復移動可能な作
    動体を設け、この作動体には前記ケース外に突出されて
    前記作動用窪部に係合離脱される作動用突起を設けると
    ともに前記作動体の解錠位置への移動を許容阻止する施
    錠体を設け、前記鍵部には前記作動体の解錠位置への移
    動を許容させるべく前記複数の施錠体を夫々進退移動さ
    せる解錠用進退移動部を設けたことを特徴とする開閉操
    作装置。
JP7271392A 1992-02-21 1992-02-21 開閉操作装置 Pending JPH05231051A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7271392A JPH05231051A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 開閉操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7271392A JPH05231051A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 開閉操作装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05231051A true JPH05231051A (ja) 1993-09-07

Family

ID=13497275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7271392A Pending JPH05231051A (ja) 1992-02-21 1992-02-21 開閉操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05231051A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102767311A (zh) * 2012-08-09 2012-11-07 浙江宝庄安防科技有限公司 保险柜按钮开门控制装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102767311A (zh) * 2012-08-09 2012-11-07 浙江宝庄安防科技有限公司 保险柜按钮开门控制装置
CN102767311B (zh) * 2012-08-09 2014-05-14 浙江宝庄安防科技有限公司 保险柜按钮开门控制装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7201030B2 (en) Gate lock device
JPH07166750A (ja) 車両用扉のロック装置
US4366684A (en) Latching device for apertured members
GB2162573A (en) Door handle device
KR101916103B1 (ko) 잠금장치를 포함한 창호용 그립 손잡이
GB2275500A (en) Lock assembly
US8915105B2 (en) Latch assembly
CA2414152A1 (en) Lock latch mechanism for transit vehicle door
US4389863A (en) Combination locks
KR19990066954A (ko) 차량문 체결쇠 조립체
GB2199362A (en) Access panel locking arrangement
JP4514403B2 (ja) ラッチング機構
JPH05231051A (ja) 開閉操作装置
GB2192927A (en) A casement fastener with security device
EP1353027B1 (en) Dead bolt lock assembly for flight deck door of an aircraft
EP1179108B1 (en) Latch
GB2092658A (en) Lockable handle assembly
KR0131801Y1 (ko) 해정위치 구속형 래치장치
JP3408572B2 (ja) 開閉操作装置
GB2056540A (en) Fastening for sliding doors and windows
KR200196853Y1 (ko) 창문 잠금 장치
JPH08282277A (ja) スナッチロック装置
GB2192928A (en) A casement fastener with security device
JP2000145215A (ja) 開閉用のハンドル及びその押しボタンのスライド機構
GB2214223A (en) Latch mechanism for a door or window