JPH05230727A - 綿塵等のプレス装置 - Google Patents

綿塵等のプレス装置

Info

Publication number
JPH05230727A
JPH05230727A JP2974792A JP2974792A JPH05230727A JP H05230727 A JPH05230727 A JP H05230727A JP 2974792 A JP2974792 A JP 2974792A JP 2974792 A JP2974792 A JP 2974792A JP H05230727 A JPH05230727 A JP H05230727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compression
hole
piston
molding chamber
communicating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2974792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0718063B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Noda
泰廣 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TATSUMI EYAA ENG KK
Tatsumi Air Engineering Ltd
Original Assignee
TATSUMI EYAA ENG KK
Tatsumi Air Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TATSUMI EYAA ENG KK, Tatsumi Air Engineering Ltd filed Critical TATSUMI EYAA ENG KK
Priority to JP2974792A priority Critical patent/JPH0718063B2/ja
Publication of JPH05230727A publication Critical patent/JPH05230727A/ja
Publication of JPH0718063B2 publication Critical patent/JPH0718063B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮ピストンの圧縮作業と同時に既に固化さ
れたブリケットを装置外に排出できるようにすることに
より、圧縮作業のサイクルタイムを可及的に向上させ
る。 【構成】 成形室28の軸心方向出側に、該成形室28と連
通しかつ軸心方向両側が開放された圧縮孔38を内有する
ブロック体37を配置し、該ブロック体37の出側に、前記
圧縮孔38の出口を閉塞する壁体30を配置し、前記成形室
28の入側に、該成形室28内に充填した微粉体53を前記圧
縮孔38内へ押出して固化する圧縮ピストン34を軸心方向
出退自在に設けた綿塵等のプレス装置において、前記ブ
ロック体37に、複数の前記圧縮孔38を径方向で離間して
設けると共に、その各圧縮孔38のいずれかを前記成形室
28と連通させる切換手段40を設け、前記壁体30に、前記
成形室28と連通する圧縮孔38以外の圧縮孔38と連通する
排出孔45を設け、前記圧縮ピストン34の側方に、該圧縮
ピストン34の押出しと同期して前記排出孔45と連通する
圧縮孔38内にある固化された微粉体54をその排出孔45側
へ移送する排出ピストン48を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、綿塵等のプレス装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、紡績工場においてダストフイル
タ等により集塵された綿塵等の微粉体を、プレス装置に
よってブリケット状に圧縮固化してから排出処理する技
術がある。かかるプレス装置としては、軸方向両側が開
放された成形室の軸方向出側に、この成形室と連通しか
つ軸方向両側が開放された圧縮孔を内有するブロック体
を配置し、このブロック体の出側に、圧縮孔の出口を開
閉自在に閉塞する壁体 (弁体) を配置し、成形室の入側
に、この成形室内に充填した微粉体を圧縮孔内へ押出し
て固化する圧縮ピストンを軸方向出退自在に設けたもの
があり、従来では、一つの成形室に対して一つの圧縮孔
のみを有するブロック体を固定するようにしている(特
開平3−119129号公報) 。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、成形室と圧縮孔とが一対一に対応して固
定化されているため、圧縮孔内で固化された微粉体 (ブ
リケット) をプレス装置外に排出するには、弁体を開い
てから圧縮ピストンを圧縮完了位置より更に前方に突出
させなければならず、圧縮作業のサイクルタイムを増大
させる原因となっていた。
【0004】また、一つの圧縮ピストンに微粉体の圧縮
作業とその後のブリケットの排出作業という二種類の作
業を行わせるには、圧縮ピストンをそのように作動させ
るための特別の油圧制御回路等を構成する必要があり、
プレス装置の設計製作コストを増大させる原因ともなっ
ていた。本発明は、かかる実情に鑑み、圧縮ピストンの
圧縮作業と同時に既に固化されたブリケットを装置外に
排出できるようにすることにより、圧縮作業のサイクル
タイムを可及的に向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は次のような技術的手段を講じた。即ち、請求項
1記載の発明は、成形室28の軸心方向出側に、該成形室
28と連通しかつ軸心方向両側が開放された圧縮孔38を内
有するブロック体37を配置し、該ブロック体37の出側
に、前記圧縮孔38の出口を閉塞する壁体30を配置し、前
記成形室28の入側に、該成形室28内に充填した微粉体53
を前記圧縮孔38内へ押出して固化する圧縮ピストン34を
軸心方向出退自在に設けた綿塵等のプレス装置におい
て、前記ブロック体37に、複数の前記圧縮孔38を径方向
で離間して設けると共に、その各圧縮孔38のいずれかを
前記成形室28と連通させる切換手段40を設け、前記壁体
30に、前記成形室28と連通する圧縮孔38以外の圧縮孔38
と連通する排出孔45を設け、前記圧縮ピストン34の側方
に、該圧縮ピストン34の押出しと同期して前記排出孔45
と連通する圧縮孔38内にある固化された微粉体54をその
排出孔45側へ移送する排出ピストン48を設けたことを特
徴とする。
【0006】また、請求項2記載の発明は、成形室28を
軸心方向に直交する直線方向に沿って等間隔に並べて配
置し、その成形室28の二倍の数の圧縮孔38を同直線方向
に沿って前記成形室28間隔の半分の間隔で並べて配置
し、前記各成形室28に対応する圧縮ピストン34を同期押
出し可能に連結し、ブロック体37に、該ブロック体37を
前記直線方向に沿って前記圧縮孔38間の間隔分だけ往復
動させる切換手段40を設けたことを特徴とする。
【0007】更に、請求項3記載の発明は、ブロック体
37を、成形室28の軸心方向と平行でかつ該成形室28から
偏心して設けた枢軸55に回転自在に枢着し、このブロッ
ク体37に、圧縮孔38を前記枢軸55回りの周方向一定間隔
おきに設けると共に、当該ブロック体37を前記圧縮孔38
間の間隔分だけ一定方向に間欠回転させる切換手段40を
設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】例えば図7に示す如く、圧縮ピストン34の側方
に設けた排出ピストン48は、圧縮ピストン34による微粉
体53の圧縮工程と同期して、前回の圧縮工程で形成した
ブリケット54を排出孔45側へ移送する。請求項2記載の
発明では、成形室28が軸心方向に直交する直線方向に沿
って等間隔に並べて配置されていて、この複数の成形室
28内の微粉体53を圧縮ピストン34で同期圧縮する際に、
排出ピストン48が前回の圧縮工程で形成した成形室28と
同数のブリケット54を、当該圧縮工程と同期して一度に
排出孔45側へ移送する。
【0009】請求項3記載の発明では、ブロック体37が
圧縮孔38間の間隔分だけ一定方向に間欠回転され、かか
る間欠回転によって排出孔45と連通された圧縮孔38内に
あるブリケット54を、圧縮ピストン34と同期して押出さ
れる排出ピストン48が排出孔45側へ移送する。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳述
する。図1乃至図8は、本発明の第一実施例を示してい
る。同図において、1 は本実施例に係る綿塵等のプレス
装置であり、このプレス装置1 は、綿塵等の微粉体を受
け入れてこれを一側に搬送する材料供給装置2 と、材料
供給装置2 から供給された微粉体を下方に圧縮する第一
圧縮装置3 と、この第一圧縮装置3 で一次圧縮した微粉
体を更に水平方向に圧縮して固化する第二圧縮装置4 と
を、それぞれ基台5 上に備えている。
【0011】図3に示すように、材料供給装置2 は、基
台5 上に立設した架台6 により上向き開口状に支持され
たホッパ7 と、ホッパ7 内部に回転自在に設けたスクリ
ュフィーダ8 とを備え、このスクリュフィーダ8 は、ホ
ッパ7 の外側面に固定した軸受9 を介して片持ち状に支
持されている。スクリュフィーダ8 の支軸10の基端部に
は従動プーリ11が固定されており、この従動プーリ11と
軸受9 下方に固定した電動モータ12の駆動プーリ13との
間には、伝動ベルト14が巻掛けられている。
【0012】第一圧縮装置3 は、基台5 上に立設した断
面長方形状を呈するスライド筒体15と、このスライド筒
体15内に上下動自在に内装された圧縮スライダ16とを備
え、スライド筒体15の上端部には、圧縮スライド16を上
下動させるための昇降シリンダ17が立設されている。ス
ライド筒体15の側部中途には、微粉体の供給口18が開設
され、この供給口18に前記ホッパ7 の排出口19が接続さ
れていると共に、この供給口18の内側周囲には、微粉体
をせん断分離するためのカッタリング20が周設されてい
る。
【0013】21は基台5 上に固着した成形台で、この成
形台21の上面には、軸心方向がスライド筒体15の断面長
手方向に向く半円柱状を呈する下成形溝22が上向き開口
状に形成されている。なお、スライド筒体15は、その下
端開口部をこの成形台21に嵌合させることで基台5 上に
立設されている。圧縮スライダ16は、スライド筒体15の
内空断面と略同形の外周断面を呈しかつ前記供給口18を
閉塞しうる長さを有する中間筒体23を備え、この中間筒
体23の上端には、昇降シリンダ10の出退ロッド24が連結
される連結体25が嵌合され、下端には、前記成形台21に
対応する成形体26が嵌合されている。
【0014】成形体26の下面には、前記下成形溝22と同
方向に向く半円柱状の上成形溝27が下向き開口状に形成
されている。従って、圧縮スライダ16が下降してその下
端の成形体26を成形台21に接合させると、この上下成形
溝27,22 が合体して円柱状の成形室28が形成されるよう
になっている。また、成形体26の下端両側には鋭利な刃
部が形成されていて、スクリュフィーダ8 によって供給
口18よりスライド筒体15内に連続的に供給される微粉体
は、圧縮スライダ16の下降に際してこの刃部がカッタリ
ング20に摺接することにより切断される。
【0015】なお、スライド筒体15の下部には、図4に
示す如く、ガラス製の目視窓29が設けられていて、微粉
体の成形状況の確認やスライド筒体15内の清掃等をこの
目視窓29より行なうことができる。第二圧縮装置4 は、
図1,2,5,6に示す如く、基台5 上に相対向して固
定した前後壁体30,31 を四本の連結ロッド32で連結して
構成したプレスフレーム33と、このプレスフレーム33内
に配置した前記成形室28内の微粉体を更に圧縮して固化
する圧縮ピストン34と、この圧縮ピストン34をプレスフ
レーム33の前後方向に出退自在に支持するメインシリン
ダ35とを備えている。
【0016】図6に示すように、前記第一圧縮装置3 の
成形台21は、その下成形溝22の軸心方向をプレスフレー
ム33の前後方向に一致させるようにして圧縮ピストン34
の前方に配置されていて、この成形台21の後方には、圧
縮ピストン34の前部と後述するピストンロッド50とをス
ライド可能に支持するガイドブラケット36が立設されて
いる。
【0017】また、圧縮ピストン34は成形室28の内径と
略同じ外径寸法とされていると共に、その最後退時に下
成形溝22の後端側にやや係合するようになっていて、こ
れにより、成形室28の圧縮方向入側が圧縮ピストン34で
閉塞されるようになっている。37はブロック体であり、
成形台21 (成形室28) と前壁体30間に圧縮方向 (成形室
28の軸心方向) と垂直な方向にスライド自在に介装され
ている。このブロック体37は、成形室21と同径円柱状で
かつ軸心方向両側が開放された左右一対の圧縮孔38を径
方向に離間して備え、前壁体30の後側面に固定した断面
コ字状を呈するスライドガイド39内に内装されている。
【0018】40は切換手段で、前記圧縮孔38のいずれか
一方を成形室28と同軸心状に連通させるべく、ブロック
体37をその圧縮孔38間の間隔分だけ二者択一的にスライ
ドさせるものである。即ち、この切換手段40は、基台5
から立設したブラケット41を介して横向きに配置した切
換シリンダ42を備え、この切換シリンダ42の出退ロット
43が、方形の逃げ枠44を介してブロック体37のスライド
方向一端に連結されている。
【0019】また、45は前壁体30に設けた左右一対の排
出孔で、この排出孔30は、前記圧縮孔38と同径に形成さ
れていると共に、切換シリンダ42を作動して前記ブロッ
ク体37をいずれか一方に切換えた場合に、成形室28と連
通する圧縮孔38以外の圧縮孔38と同軸心状に連通する位
置に開設されている。即ち、図7に示すように、右側
(同図下側)の排出孔45は、ブロック体37を右側にセッ
トした場合の右側の圧縮孔38に連通し、図8に示すよう
に、左側(同図上側)の排出孔45は、ブロック体37を左
側にセットした場合の左側の圧縮孔38に連通するように
なっている。なお、この場合において、成形室28と連通
する圧縮孔38の出口は、前壁体30によって閉塞されるこ
とになる。
【0020】なお、図5に示すように、前記スライドガ
イド39には、成形室28に対応する中央孔46と、前壁体30
の排出孔45に対応する左右一対のガイド孔47とが、横一
列に並んで設けられている。48は排出ピストンで、圧縮
ピストン34の押出しと同期して、固化された微粉体(ブ
リケット) を圧縮孔38から排出孔45へ移送するためのも
ので、本実施例では、圧縮ピストン34の左右両側方に取
付けられている。
【0021】即ち、圧縮ピストン34の後端部には、径方
向左右外方に突出する取付ブラケット49が突設されてい
て、この取付ブラケット49の両端部にピストンロッド50
がボルト51締結されている。ピストンロッド50の前部は
前記ガイドブラケット36にブッシュ52を介して圧縮ピス
トン34と平行に支持されていると共に、このピストンロ
ッド50の前端部に排出ピストン48が固着されている。
【0022】また、排出ピストン48の左右方向位置は、
前記排出孔45およびガイド孔47と同軸心状となる位置と
され、かつ、排出ピストン48の前後方向位置は、前記圧
縮孔38の軸心方向長さ分あるいはそれ以上圧縮ピストン
34の先端より圧縮方向前側に位置するものとされてい
る。次に、上記構成に係るプレス装置1 の作用を説明す
る。
【0023】先ず、紡績工場等で集塵された綿塵等より
なる微粉体は、ホッパ7 内に投入され、スクリュフィー
ダ8 によって第一圧縮装置3 のスライド筒体15内へ搬送
される。その後、昇降シリンダ17を作動させて圧縮スラ
イダ16を降下させると、微粉体は圧縮スライダ16の成形
体26とその下方の成形台21間で一次圧縮され、図7
(a)に示す如く、成形室28内に微粉体53が充填され
る。
【0024】次に、メインシリンダ35を作動して圧縮ピ
ストン34を突出させると、この圧縮ピストン34が成形室
28内の微粉体53を例えば左側の圧縮孔38内で二次圧縮
し、これにより、微粉体53が固化される。この際、ブロ
ック体37の右側の圧縮孔38内には、前回の圧縮工程で既
に固化された微粉体 (ブリケット54) が充填されてお
り、このブリケット54は、図7(b)に示す如く、今回
の圧縮工程の際に圧縮ピストン34と同期して突出する右
側の排出ピストン48によって右側の排出孔45へ移送され
る。
【0025】そして、図8(a)に示す如く、圧縮ピス
トン34と排出ピストン48を後退させた後、切換シリンダ
42でブロック体37を左側にセットし、新たに充填された
微粉体53を今度は右側の圧縮孔38内で固化させると共
に、図8(b)に示す如く、ブロック体37と共に左側へ
シフトされたブリケット54を左側の排出ピストン48で左
側の排出孔45へ移送する。
【0026】その後、圧縮ピストン34と排出ピストン48
を後退させ、ブロック体37を右側にセットし直した後、
上記した圧縮および排出工程が順次繰返される。このよ
うに、本実施例に係るプレス装置1 によれば、圧縮ピス
トン34の側方に設けた排出ピストン48が、圧縮ピストン
34の圧縮工程と同期して前回形成したブリケット54を順
次排出孔38側へ移送するので、従来のように圧縮ピスト
ン34をその圧縮完了位置より更に前方に押出す必要がな
く、圧縮作業のサイクルタイムを大幅に短縮できる。
【0027】また、圧縮ピストン34は圧縮作業のみを行
えば足りるので、メインシリンダ35の油圧制御回路も簡
単で済み、プレス装置1 の設計製作コストを低減するこ
とができる。図9は本発明の第二実施例を示している。
本実施例が第一実施例と異なる点は、成形室28を左右方
向に並べて二連配置し、一回の圧縮工程で一度に二つの
微粉体53を同時に圧縮すると共に、前回圧縮した二つの
ブリケット54を同時に排出できるようにした点にあり、
その他の構成は第一実施例と略同様である。
【0028】即ち、本実施例では、二連の成形室28,28
に対応する圧縮ピストン34,34 がそれぞれ同期押出し可
能に連結され、この圧縮ピストン34,34 の左右両側に、
排出ピストン48,48,48が交互に取付けられている。ブロ
ック体37には、成形室28の二倍の数、即ち四つの圧縮孔
38が左右方向に並べて配置され、この圧縮孔38間の間隔
は、成形室28間の間隔の半分に設定されている。また、
前壁体30には、左右方向に並ぶ三つの排出孔45が設けら
れ、これらの排出孔45は、成形室28から該成形室28間の
間隔の半分だけ左右方向にずらされていると共に、スラ
イドガイド39には、この排出孔45にそれぞれ対応する三
つのガイド孔47が設けられている。なお、ブロック体37
は、前記切換手段40によって圧縮孔38間の間隔分だけ二
者択一的にスライドされる点は、第一実施例と同様であ
る。
【0029】また、図示省略しているが、二連の成形室
28,28 は、前記第一圧縮装置3 を基台5 上に並べて立設
することにより構成されていて、この各第一圧縮装置3
には、材料供給装置2 をそれぞれ別個に接続するように
している。本実施例によれば、一回の圧縮工程におい
て、二つの微粉体53の圧縮と二つのブリケット54の排出
とを一度に行えるので、圧縮作業のサイクルタイムをよ
り短縮することができる。
【0030】なお、成形室28には三連以上設けることも
でき、この場合には、成形室28を左右方向に沿って等間
隔に並べて配置し、その成形室28の二倍の数の圧縮孔38
を左右方向に沿って成形室28間隔の半分の間隔で並べて
配置すると共に、排出孔45,は、成形室28より一つ多い
数だけ、上記と同様の間隔および位置に設けるようにす
ればよい。
【0031】図10および図11は、本発明の第三実施
例を示している。本実施例では、ブロック体37は円板状
を呈し、このブロック体37内の周方向一定間隔おきに、
六つの圧縮孔38が設けられている。55は枢軸で、成形室
28より上方へ偏心した位置において前壁体30を前後方向
に貫通するように取付けられ、ブロック体37は、この枢
軸55を介して前壁体30に対して回転自在に枢着されてい
る。
【0032】本実施例に係る切換手段40は、前記枢軸55
の前端部に固定したスプロケット56と、このスプロケッ
ト56とチェーン57を介して連動連結された図外の間欠駆
動モータとを備え、この間欠駆動モータによってブロッ
ク体37を圧縮孔38の間隔分だけ一定方向に間欠回転しう
るようになっている。また、前壁体30の排出孔45は、成
形室28よりブロック体37の一間欠回動分だけ変位した位
置に一つだけ設けられていて、これに対応する排出ピス
トン48も一つだけ取付けられている。
【0033】58はブロック体37を被う保護カバーで、前
壁体30の後側面にボルト締結されていて、前壁体30の排
出孔45と対応するガイド孔47を一つ備えている。この保
護カバー58は、その上部が開口されていて、この開口部
よりブロック体37の一部が外部に露出されるようになっ
ており、これにより、圧縮孔38の清掃を容易に行なうこ
とができる。
【0034】なお、本実施例に係る切換手段40には、そ
の他の巻掛機構又はギヤ機構等、種々の動力伝達機構を
採用することができる。上記構成に係る本実施例におい
ては、図11に示すように、圧縮ピストン34で固化され
た圧縮孔38内のブリケット54は、ブロック体37の間欠回
転によって排出孔45と同軸心状に位置合わせされ、次の
圧縮工程の際に排出ピストン48によって排出孔45側へ移
送される。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、排出ピストン48が圧縮
ピストン34による微粉体53の圧縮工程と同期して前回の
圧縮工程で固化した微粉体 (ブリケット54) を排出孔45
側へ移送するので、圧縮ピストン34は微粉体53の圧縮作
業のみ行えば足り、圧縮作業のサイクルタイムを大幅に
短縮できると共に、プレス装置1 の設計製作コストを低
減することができる。
【0036】請求項2記載の発明によれば、一回の圧縮
工程で複数の微粉体53の圧縮とそれと同数のブリケット
54の排出を行えるので、圧縮作業のサイクルタイムを更
に短縮できることができる。請求項3記載の発明によれ
ば、一定方向に間欠回転するブロック体37によってブリ
ケット54を内有する圧縮孔38を排出孔45に連通させるよ
うにしているので、排出ピストン48および排出孔45をブ
ロック体37の回転方向一側に配置するだけで足り、プレ
ス装置1 の製作コストをより低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例に係る綿塵等のプレス装置の斜視図
である。
【図2】同側面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のC−C線断面図である。
【図6】図2のD−D線断面図である。
【図7】圧縮および排出工程の作用説明図である。
【図8】同作用説明図である。
【図9】第二実施例に係る綿塵等のプレス装置の要部平
面断面図である。
【図10】第三実施例に係る綿塵等のプレス装置の要部
縦断面図である。
【図11】図10のE−E線断面図である。
【符号の説明】
1 プレス装置 2 材料供給装置 3 第一圧縮装置 4 第二圧縮装置 28 成形室 30 前壁体 34 圧縮ピストン 37 ブロック体 38 圧縮孔 40 切換手段 45 排出孔 48 排出ピストン 53 微粉体 54 ブリケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形室(28)の軸心方向出側に、該成形室
    (28)と連通しかつ軸心方向両側が開放された圧縮孔(38)
    を内有するブロック体(37)を配置し、該ブロック体(37)
    の出側に、前記圧縮孔(38)の出口を閉塞する壁体(30)を
    配置し、前記成形室(28)の入側に、該成形室(28)内に充
    填した微粉体(53)を前記圧縮孔(38)内へ押出して固化す
    る圧縮ピストン(34)を軸心方向出退自在に設けた綿塵等
    のプレス装置において、 前記ブロック体(37)に、複数の前記圧縮孔(38)を径方向
    で離間して設けると共に、その各圧縮孔(38)のいずれか
    を前記成形室(28)と連通させる切換手段(40)を設け、前
    記壁体(30)に、前記成形室(28)と連通する圧縮孔(38)以
    外の圧縮孔(38)と連通する排出孔(45)を設け、前記圧縮
    ピストン(34)の側方に、該圧縮ピストン(34)の押出しと
    同期して前記排出孔(45)と連通する圧縮孔(38)内にある
    固化された微粉体(54)をその排出孔(45)側へ移送する排
    出ピストン(48)を設けたことを特徴とする綿塵等のプレ
    ス装置。
  2. 【請求項2】 成形室(28)を軸心方向に直交する直線方
    向に沿って等間隔に並べて配置し、その成形室(28)の二
    倍の数の圧縮孔(38)を同直線方向に沿って前記成形室(2
    8)間隔の半分の間隔で並べて配置し、前記各成形室(28)
    に対応する圧縮ピストン(34)を同期押出し可能に連結
    し、ブロック体(37)に、該ブロック体(37)を前記直線方
    向に沿って前記圧縮孔(38)間の間隔分だけ往復動させる
    切換手段(40)を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    綿塵等のプレス装置。
  3. 【請求項3】 ブロック体(37)を、成形室(28)の軸心方
    向と平行でかつ該成形室(28)から偏心して設けた枢軸(5
    5)に回転自在に枢着し、このブロック体(37)に、圧縮孔
    (38)を前記枢軸(55)回りの周方向一定間隔おきに設ける
    と共に、当該ブロック体(37)を前記圧縮孔(38)間の間隔
    分だけ一定方向に間欠回転させる切換手段(40)を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の綿塵等のプレス装置。
JP2974792A 1992-02-17 1992-02-17 綿塵等のプレス装置 Expired - Lifetime JPH0718063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2974792A JPH0718063B2 (ja) 1992-02-17 1992-02-17 綿塵等のプレス装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2974792A JPH0718063B2 (ja) 1992-02-17 1992-02-17 綿塵等のプレス装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05230727A true JPH05230727A (ja) 1993-09-07
JPH0718063B2 JPH0718063B2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=12284695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2974792A Expired - Lifetime JPH0718063B2 (ja) 1992-02-17 1992-02-17 綿塵等のプレス装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0718063B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090126533A1 (en) * 2005-10-28 2009-05-21 Yoshihiro Yamaguchi Fume Disposal Process and Fume Disposal System

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090126533A1 (en) * 2005-10-28 2009-05-21 Yoshihiro Yamaguchi Fume Disposal Process and Fume Disposal System
US8281714B2 (en) 2005-10-28 2012-10-09 Komatsu Industries Corporation Fume disposal process and fume disposal system

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0718063B2 (ja) 1995-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU647334B2 (en) Slide plate patty forming apparatus
US11678671B2 (en) Stuffed food forming machine
EP0732989B1 (en) Rotary tabletting machine
CN109968727B (zh) 利用秸秆制取生物质能源的冲压成型机
US4370124A (en) Modular rotary molding machine
WO2009093193A2 (en) Apparatus for making paste elements
CN111923483B (zh) 一种片状药片的挤压成型设备
US3005231A (en) Machine for producing hollow bodies of thermoplastic synthetics by extruding and blowing
CN112393106B (zh) 一种轴承生产用高效注油机
JPH05230727A (ja) 綿塵等のプレス装置
CN112088911A (zh) 一种月饼生产用全自动模具及操作方法
US5928590A (en) Compression method for powder of granular material
EP0766620A1 (en) Material batching device for tablet making press
CN210782785U (zh) 制糖机糖块成型模具装置
CN109817440A (zh) 一种铁氧体磁芯一体成型机
CN117259757A (zh) 一种磁性材料粉末成型设备
CN215046711U (zh) 一种接料框传动装置
US4862721A (en) Multiple cylinder extrusion apparatus and method
CN112936968A (zh) 一种压茶成型装置
CN218286853U (zh) 一种药片生产用压片装置
CN214568550U (zh) 一种螺旋式料筒传送装置
CN218681611U (zh) 一种自动月饼制作机
CN215884366U (zh) 一种压缩出料机构
CN214983501U (zh) 一种压茶成型装置
CN216733122U (zh) 一种多工位压缩毛巾压缩装置