JPH0523038U - ロータリーエンコーダ - Google Patents
ロータリーエンコーダInfo
- Publication number
- JPH0523038U JPH0523038U JP7172891U JP7172891U JPH0523038U JP H0523038 U JPH0523038 U JP H0523038U JP 7172891 U JP7172891 U JP 7172891U JP 7172891 U JP7172891 U JP 7172891U JP H0523038 U JPH0523038 U JP H0523038U
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- rotary
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被検出体と容易かつ迅速に連結できるロータ
リーエンコーダを得ること。 【構成】 回転板14が固定され本体11の貫通穴内に
軸受を介して回転可能に配設された回転軸13の中空部
13a内に、被検出体2の出力軸21が挿入され、一方
向又は互いに反対方向の回転のみを回転軸13に伝達す
る少なくとも1個又は一対の一方向クラッチ31,32
を固定したものである。
リーエンコーダを得ること。 【構成】 回転板14が固定され本体11の貫通穴内に
軸受を介して回転可能に配設された回転軸13の中空部
13a内に、被検出体2の出力軸21が挿入され、一方
向又は互いに反対方向の回転のみを回転軸13に伝達す
る少なくとも1個又は一対の一方向クラッチ31,32
を固定したものである。
Description
【0001】
本考案は、回転角、回転速度などをパルス信号に変換して出力するロータリー エンコーダに関するものである。
【0002】
所定の間隔で多数のスリットを設けてなる回転円板の両側に投光器と受光器を 対向配置し、回転板を回転してスリットを通過した投光器からの光を受光器で間 欠的に受光してパルス信号に変換することにより、電圧をパルス信号に変換した り、回転速度や回転角等を検出する回転式パルス発生器は、一般にロータリーエ ンコーダと呼ばれ、広く実用に供されている。
【0003】 図6は実開昭60−129616号公報に開示されたサーボモータの回転角を ロータリーエンコーダによりパルス信号に変換して出力する装置の斜視図、図7 はその要部の断面図である。図において、1はロータリーエンコーダ、2はサー ボモータである。ロータリーエンコーダ1において、11は中心部に貫通穴を有 し、中央部には溝12が設けられたドーナツ状の本体で、その貫通穴には軸受を 介して中空の回転軸13が配置されており、この回転軸13には、周縁近傍に等 間隔で多数のスリット15が設けられた回転板14が、本体11の溝12内を回 転しうるように固定されている。16は回転板14の一方の側において本体11 に取付けられた投光器、17は回転板14の他方の側に投光器16と対向して本 体11に取付けられた例えばホトトランジスタの如き受光器である。18はロー タリーエンコーダを構成する電子回路、電子部品等が設けられたプリント基板で 、スタッドにより本体11に固定されている。19は本体11のサーボモータ2 と対向する面に設けたねじ穴、20はこのねじ穴19に螺入された位置決めピン である。
【0004】 サーボモータ2において、21は出力軸で、ロータリーエンコーダ1の回転軸 13に挿通され、回転軸13に螺合したねじ23の先端部を出力軸21に設けた 凹部22と係合させることにより、両者を一体に結合している。24は位置決め ピン20が軸方向に摺動可能に嵌入される貫通穴25を有し、サーボモータ2の 端面に固定された金具である。
【0005】 上記のような従来のロータリーエンコーダ1は、位置決めピン20を金具24 の貫通穴25に嵌入することによりサーボモータ2に対して回転が阻止されてい るので、サーボモータ2の出力軸21が回転すると、その回転は回転軸13を介 して回転板14に伝えられ、回転板14が投光器16と受光器17との間を回転 することにより、投光器16からの光はスリット15により間欠的に受光器17 で受光され、パルス信号に変換される。そして、これを出力することによりサー ボモータ2の回転角や回転速度などを測定することができる。なお、このパルス 信号は、出力軸21が正逆いずれの方向に回転しても同じ波形が得られる。
【0006】
上記のような従来のロータリーエンコーダにおいては、ロータリーエンコーダ 1の回転軸13に設けた貫通穴をサーボモータ2の出力軸21に嵌入すると共に 、位置決めピン20を金具24の貫通穴25に嵌入し、回転軸13に螺合したね じ23を出力軸21に設けた凹部22に係合させて両者を一体に結合するように しているので、ロータリーエンコーダ1の着脱がきわめて面倒であり、その上度 々着脱するうちにねじ23が緩くなって確実に固定できなくなるなど、種々問題 があった。
【0007】 本考案は、上記の課題を解決するためになされたもので、ねじを使用せず被検 出体への着脱がきわめて容易なロータリーエンコーダを得ることを目的としたも のである。
【0008】
本考案に係るロータリーエンコーダは、回転板が固定され本体の貫通穴内に軸 受を介して回転可能に配設された回転軸の中空部内に、被検出体の出力軸が挿入 される少なくとも1個の一方向クラッチを固定したものである。 また、回転軸の中空部内に、互いに反対方向の回転のみを回転軸に伝達する一 対の一方向クラッチを固定したものである。
【0009】
ロータリーエンコーダの回転軸に固定した一方向クラッチの中心穴に、被検出 体の出力軸を挿入してワンタッチで両者を連結する。そして、被検出体が回転す ると、一方向クラッチがその回転を回転軸を介して回転板に伝達し、被検出体の 回転角、回転速度などを検出する。 また、互いに反対方向の回転のみを伝達する一対の一方向クラッチを設けた場 合は、被検出体が一方向に回転すると、第1の一方向クラッチがその回転を回転 軸を介して回転板に伝達し、被検出体が反対方向に回転すると、第2の一方向ク ラッチがその回転を回転軸を介して回転板に伝達して被検出体の回転角、回転速 度などを検出する。これらの場合、他方の一方向クラッチは空転し、被検出体の 回転に影響を与えない。
【0010】
図1は本考案に係るロータリーエンコーダの実施例を示す断面図で、サーボモ ータに取付けた状態を示す。図2は図1の要部の分解斜視図である。なお、図7 で説明した従来例と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。 31,32は回転軸13の貫通穴13a内に、スペーサ31aを介して配置さ れた第1、第2の一方向クラッチで、しまり嵌めにより貫通穴13aに固定され ており、互いに反対方向の回転を伝達するように構成されている。
【0011】 図3、図4は本考案に使用する一方向クラッチ31,32の作用を説明するた めの原理的説明図、図5は図3の要部実施例の断面図である。図3及び図5にお いて、31は第1の一方向クラッチで、33は外輪、38は保護環、40はばね 、41は保護環38に保持された複数個のローラである。外輪33の内周面には 長さ方向にかつ等間隔で複数個(図には6個示してある)の凹部34が設けられ ており、この凹部34は内周の一方の側(図の矢印aの側)に設けたゆるやかな 円弧部36と、他方の側に設けた急激な円弧部37とからなっている。また、外 輪33の外周面には凹部34に対応した突出部35が突設され、まわり止めを形 成している。
【0012】 38はローラ41を保持する中空の保護環で、内周面にはローラ41の一部が 露出するスリット39が設けられている。40は一端がローラ41に当接し、外 輪33と保護環38との間を延出されたのち180゜折曲げられ、さらにスリッ ト39内においてほぼ90゜折曲げられて、他端が同じローラ41に当接するば ねで、ローラ41はこのばね40により常時矢印a方向に付勢されている。 42は保護環38の中空部内に嵌入された軸で、凹部34の最浅部と軸42と の間隙g1 はローラ40の径dより小さく(d>g1 )、最深部と軸42との間 隙g2 はローラ42の径dより大きく(d<g2 )形成されている。
【0013】 上記のように構成した一方向クラッチにおいて、ローラ41はばね40により 常時矢印a方向に付勢されており、軸42を保護環38の中空部に挿入すると、 その外周面はローラ41の露出部に摺接する。いま、軸42が矢印a方向に回転 すると、これに摺接するローラ41は矢印c方向に自転しながら保護環38内を 矢印a方向に移動し、凹部34の最浅部に達する。 凹部34の最浅部ではd>g1 なのでローラ41はそれ以上移動できず、その 位置に停止して外輪33と軸42との間に保持される。そのため、軸42、ロー ラ41及び外輪33は一体的に連結され、外輪33は軸42と同方向、したがっ て矢印a方向に回転する。
【0014】 また、軸42が矢印b方向に回転すると、これに摺接するローラ41は矢印e 方向に自転しながら矢印b方向に移動し、凹部34の最深部に達する。このとき 、d<g2 なのでローラ41は空転する。この結果、軸42のみが矢印b方向に 回転し、その回転は外輪33には伝達されず、外輪33はその位置に静止してい る。
【0015】 図4は第2の一方向クラッチ32の原理的説明図で、外輪33aに設けた凹部 34aは、第1の一方向クラッチ31とは反対に、矢印b側に設けたゆるやかな 円弧部36aと、他方の側に設けた急激な円弧部37aとによって形成されてお り、その具体的実施例は図5の実施例に対応した構成になっている。いま、軸4 2が矢印b方向に回転したときはその回転が外輪33aに伝達されるが、矢印a 方向に回転したときは、その回転は外輪33aには伝達されない。
【0016】 次に、再び図1、図2により本考案の作用を説明する。先ず、ロータリーエン コーダ1の回転軸13の貫通穴13a内に固定した一方向クラッチ31,32の 保護環38の中空部をサーボモータ2の出力軸21に嵌入すると共に、位置決め ピン20を金具24の貫通穴25に嵌入する。 サーボモータ2が駆動されて出力軸21が例えば矢印a方向に回転すると、第 1の一方向クラッチ31は図3で説明したようにその回転が外輪33に伝達され 、外輪33が固定された回転軸13及びこれに取付けられた回転板14を矢印a 方向に回転させて、前述のように出力軸21の回転に対応したパルス信号を出力 する。 なお、このとき第2の一方向クラッチ32は図4で説明したように空転し、出 力軸21の回転には支障を与えない。
【0017】 次に、サーボモータ2が反対方向に回転してその出力軸21が矢印b方向に回 転すると、第2の一方向クラッチ32が作動して回転軸13を駆動し、回転板1 4を矢印b方向に回転させる。このとき、第1の一方向クラッチ31は空転する 。
【0018】 上記の説明では、ロータリーエンコーダ1の回転軸13内に、伝達する回転方 向の異なる2個の一方向クラッチ31,32を装着した例を示したが、1個の外 輪の中央から一方の側に例えばa方向の回転を伝達する凹部34を設け、他方の 側にこれと反対方向(b方向)の回転を伝達する凹部34aを設けて、それぞれ ローラ41を設けてもよい。しかし、一方向クラッチ31,32は図3、図4の 実施例又は上記の実施例の構造に限定するものではなく、他の構造の一方向クラ ッチを使用してもよい。 また、互いに反対方向の回転のみを伝達する一対の一方向クラッチ31,32 を使用した例を示したが、被検出体が一方向のみに回転する場合は、1個の一方 向クラッチを設けてもよい。
【0019】 さらに、上記の実施例では光電式ロータリーエンコーダに本考案を実施した場 合を示したが、回転板などに設けた磁気マークの磁束を磁気抵抗素子で検出して サーボモータ等の回転角や回転速度などを検出する磁気式ロータリーエンコーダ にも本考案を実施することができる。
【0020】
以上の説明から明らかなように、本考案は、光電式又は磁気式のロータリーエ ンコーダにおいて、一方向又は正逆方向に回転する被検出体との連結部に、一方 向又は互いに反対方向の回転を伝達する一対の一方向クラッチを設け、この一方 向クラッチに被検出体の出力軸を嵌入してその回転角や回転速度などを検出する ようにしたので、被検出体の出力軸とロータリーエンコーダとの連結にねじ等を 必要とせず、単に一方向クラッチに出力軸を差込むだけでよく、両者をワンタッ チで結合することができる。
【図1】本考案に係るロータリーエンコーダの実施例を
サーボモータに連結した状態を示す断面図である。
サーボモータに連結した状態を示す断面図である。
【図2】図1の要部の斜視図である。
【図3】本考案に係る一方の一方向クラッチの原理的説
明図である。
明図である。
【図4】本考案に係る他方の一方向クラッチの原理的説
明図である。
明図である。
【図5】図3の要部の実施例を示す断面図である。
【図6】従来のロータリーエンコーダをサーボモータに
連結した状態を示す斜視図である。
連結した状態を示す斜視図である。
【図7】図5のロータリーエンコーダの縦断面図であ
る。
る。
1 ロータリーエンコーダ 2 サーボモータ 11 本体 12 溝 13 回転軸 14 回転板 21 出力軸 31 第1の一方向クラッチ 32 第2の一方向クラッチ 33,33a 外輪 34,34a 凹部 38 保護環 39 スリット 40 ばね 41 ローラ 42 軸
Claims (2)
- 【請求項1】 回転板が固定された中空の回転軸が軸受
を介して本体に配設され、前記回転軸の中空部に被検出
体の出力軸を挿入して前記被検出体の回転角、回転速度
などをパルス信号に変換して出力するロータリーエンコ
ーダにおいて、 前記回転軸の中空部内に、前記被検出体の出力軸が挿入
される少なくとも1個の一方向クラッチを固定したこと
を特徴とするロータリーエンコーダ。 - 【請求項2】 回転軸の中空部内に、互いに反対方向の
回転のみを該回転軸に伝達する一対の一方向クラッチを
固定したことを特徴とする請求項1記載のロータリーエ
ンコーダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7172891U JPH0523038U (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | ロータリーエンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7172891U JPH0523038U (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | ロータリーエンコーダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523038U true JPH0523038U (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=13468874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7172891U Pending JPH0523038U (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | ロータリーエンコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523038U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111762586A (zh) * | 2020-08-03 | 2020-10-13 | 山东新华医疗器械股份有限公司 | 装盘系统 |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP7172891U patent/JPH0523038U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111762586A (zh) * | 2020-08-03 | 2020-10-13 | 山东新华医疗器械股份有限公司 | 装盘系统 |
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