JPH0522905U - ロープ連結具 - Google Patents

ロープ連結具

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JPH0522905U
JPH0522905U JP4475591U JP4475591U JPH0522905U JP H0522905 U JPH0522905 U JP H0522905U JP 4475591 U JP4475591 U JP 4475591U JP 4475591 U JP4475591 U JP 4475591U JP H0522905 U JPH0522905 U JP H0522905U
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JP
Japan
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rope
rings
operating
main bodies
lock pin
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Pending
Application number
JP4475591U
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English (en)
Inventor
義昌 清水
良富 井上
洋一 首藤
信浩 山崎
Original Assignee
中部通信建設株式会社
東京製綱繊維ロープ株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】工具を必要とせずにワンタッチ操作で簡単確実
にロープの接続、分離を行うことができ、しかもコンパ
クトな構造のロープ連結具を提供することにある。 【構成】ロープ端部と直接かまたは金具類を介して接続
される連結部10と先端に噛み合わせ用部12を有する
軸部11とを備えた2個の本体1,1と、前記各本体
1,1の軸部に摺動自在に外嵌した操作リング2,2か
らなり、前記軸部11,11に軸線と交差する方向に出
没自在なロックピン14,14を内蔵させる一方、操作
リング2,2の内面には、前記ロックピン14,14の
挿入を許す周方向溝19,19を円周方向の一部に形成
し、操作リング2,2の回転と軸線方向移動によってロ
ックと解除を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は主としてロープ端部同士を接続するための連結金具に関する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】
繊維ロープ類において、ロープの長さを延長したり、1本のロープをエンドレ スロープにする場合に、慣用的にはロープ端部同士を固縛する方法が取られてい たが、ロープ強度が低下したり、大きなコブができ、ガイドロール等の通過性が 悪くなるという問題があった。そこで、従来一般に、連結手段として、ピン穴を 有する2つのプレート部を90度位相をずらした関係に形成した連結金具や、一 方にプレートを他方には二又状部(ヨーク)を形成したコネクタが用いられている 。
【0003】 たとえば、ロープ端部にヨークを有するコネクタが予め付いている場合には、 連結金具が使用され、両プレート部にそれぞれ左右のコネクタのヨークを嵌め合 わせ、ヨークに形成した穴(片側はめねじ穴)と両プレート部のピン穴に連結ピン を挿着することでロープの連結を行っていた。また、ロープ端部にコネクタがな い場合には、予めシャックルに類する補助金具にロープ端部のアイを通してアッ センブリとしたり、コネクタにロープを通してアイを形成しておき、それらを連 結金具と連結ピンによって連結していた。 しかしこのような手段では、いずれにしてもロープの接続作業にドライバなど の工具を用いた煩雑な操作が不可欠である。このため作業性、作業能率が悪くな り、また、工具や連結ピンという独立した部材を用いるため、紛失したり高所で の接続作業時に誤って下方に落下させ、人身を傷付けたりする危険があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記のような問題点を解消するために考案されたもので、その目的と するところは、工具を必要とせずにワンタッチ操作で簡単確実にロープの接続、 分離を行うことができ、しかもコンパクトな構造のロープ連結具を提供すること にある。 上記目的を達成するため本考案は、ロープ端部と直接かまたは金具類を介して 接続される連結部と先端に噛み合わせ用部を有する軸部とを備えた2個の本体と 、前記各本体の軸部に摺動自在に外嵌した操作リングからなり、前記軸部に軸線 と交差する方向に出没自在なロックピンを内蔵させる一方、操作リングの内面に は前記ロックピンの挿入を許す周方向溝を円周方向の一部に形成したものである 。 ここで金具類とは、コネクタと連結金具等を含めたものである。また、本考案 は、ロープ端部同士を接続するのに好適であるが、連結部の一方を構造物などに 固定されたリングやフック等になどに取付けて使用することもできる。
【0005】
【実施例】
以下本考案の実施例を添付図面に基いて説明する。 図1と図2は本考案によるロープ連結具の一実施例を示し、図3ないし図5は 分解状態を示している。A,A’は繊維ロープであり、この実施例では、ロープ 端末にウレタンモールドを介してコネクタCが付けられている。コネクタCは一 方に通孔25が他方にめねじ穴26が形成されている。 Bは本考案による連結具であり、形状と寸法が同じ左右の本体1,1と、それ ら本体1,1と組をなす1つずつの操作リング2,2からなっている。各本体1 ,1は、ロープ端部またはロープ端部に接続した補助金具(既存の連結金具やコ ネクタなど)に対する連結部10に続いて軸部11を一体に有している。 連結部10はこの実施例では穴100を有するつば付きプレートからなってお り、これに前記繊維ロープA,A’端末のヨークCが嵌め合わされられ、先端ね じ付きの連結ピン27を取付けることによって左右のアッセンブリが構成されて いる。
【0006】 前記軸部11は操作リング2の長さと同等以上の長さの円柱状をなすが、先端 部位には正面から見て割円状をなした噛み合わせ用部12が欠設されている。噛 み合わせ用部12は、図3のように、円柱状部の端面との間の横溝(凹部)120 とこれと同じ幅の台部(凸部)121からなっており、左右の噛み合わせ用部12 ,12が係合したときに軸部11,11が一連になる。 前記噛み合わせ用部12に近い部位の軸部11には、軸線と直交する方向に穴 13が設けられ、その穴13にバイアス付きのロックピン14が平常時に軸部外 周から突出するごとく内蔵されている。この実施例では、ロックピン14がピス トン140を有し、これを付勢するバネ15とでケース16にアッセンブリされ 、ケース16が穴13にがねじ込みまたは圧入されている。
【0007】 一方、2つの操作リング2,2は、それぞれの軸部11,11に対し周方向摺 動自在に、かつ連結部10との当接を限度として軸線方向にも摺動自在にはめら れている。操作リング2の前進限を規制するため、各軸部11には、前記横溝1 20と台部121との境界位置に対応する位置に、ストッパピン17がそれぞれ 植え立てられている。ストッパピン17はこの実施例では前記ロックピン14と 同一線上の位置に設けられているが、必ずしもそれに限定されない。また、操作 リング2,2の後退限を規制するため、この実施例では軸部11,11の径を連 結部10,10よりも細くすることで連結部10,10をストッパとしている。 勿論軸部11,11の径を連結部の径以上にし、ストッパピンや突起で操作リン グ2,2の後退限を規制してもよい。 各操作リング2は外周にローレットを有するとともに、所定の内面部位すなわ ち、操作リング2が軸部上で前進限に位置したときのロックピン14に対応する 位置に、ロックピン14を嵌める周方向溝19が形成されている。その周方向溝 19は、操作リング2の内面20の全周でなく半周以下の長さであり、かつ両端 に向かって次第に深さが浅くなって操作リング内面20に到るように三日月状を なしている。そして、図2で示すように、周方向溝19の最深位置に、小さなく ぼみないし穴190を形成し、ここにロックピン14の頂部ないしこれに付設し た突起141が係合するようにしている。これにより操作リング2,2がみだり に回転せずロックが確実になるとともに、操作リング2の回転時にカチッと手応 えがあるため、操作も確実となる。
【0008】 そして、図4のように、操作リング2の外面には、周方向溝19の中央すなわ ち溝深さが最大の部分に対応する位置に、ケガキ等によって合わせマーク21が 設けられており、軸部11には、ロックピン14の軸線と直交する線上にケガキ 等によって合わせマーク18が設けられ、これら合わせマーク18,21によっ てロック状態か否かの判別を容易にしている。実施例ではロックピン14とスト ッパピン17が同一線上にあるため、合わせマーク18はその線上に設けられて いる。 なお、本体1の連結部10は、図1、図2の形態に限定されない。図6ないし 図8は連結部10をフラットプレートでなく一方のアームに通孔101を他方に めねじ穴102を形成したヨーク状としたものである。この実施例はロープ端末 が既述した通孔付き連結金具Dに接続している場合に有効であり、予め連結金具 Dを連結部10(ヨーク)に配し、連結ピン27で連結して本体1とのアッセンブ リにすればよい。
【0009】 図7は通孔付きのプレート28とヨーク29を背中合わせに有する既存のコネ クタD’にロープ端末が接続されている場合の適用例であり、この場合には図1 と図2に示すプレート形状の連結部10を持つ本考案品を使用し、コネクタD’ のヨーク29を連結部10に嵌め、連結ピン27で連結して本体1,1’とのア ッセンブリにすればよい。 図8は連結部10を砲弾状とし、そこに形成されている通孔100にロープ端 末を通して直接アイ連結したものである。勿論、図7の実施例においてプレート の穴に直接ロープ端末を通してアイ連結してもよい。上記図6ないし図8の各実 施例において、連結部10を除いて本体1や操作リング2の寸法を統一しておく ことがこのましい。 なお、本考案は軸部11にバイアス付きのロックピンを内蔵させ、操作リング 2に周方向溝19を設けているが、場合によっては、軸部外周に周方向溝を付け 、操作リングに内径から突出するごとく付勢したロックピンを取付けてもよい。
【0010】
【実施例の作用】
使用に際しては、左右の本体1,1の各連結部10,10に、あらかじめロー プA,A’を直接かまたは既存の金具C,D,D’を介して接続しておく。その ようなロープ同士を接続するにあたっては、図11のように左右の操作リング2 ,2をそれぞれ後退限まで開いておき、左右に分離している本体1,1を近付け 、噛み合わせ用部12,12の横溝120をそれぞれ相手方の台部121に係合 させる。
【0011】 次いで、左右の操作リング2,2を握ってストッパピン17,17に当接する まで移動させる。それによって噛み合わせ用部12,12は操作リング2,2に より取り囲まれる。そして、操作リング2,2を、これに付けた合わせマーク2 1がその操作リング2,2の属する軸部11,11の合わせ各マーク18(180度 対称位置にある)と同一線上になるように回転させる。操作リング2,2の各周 方向溝19は軸線方向ではロックピン14と整合しているため、ロックピン14 は、それまで操作リング内面20によってばね力に抗して押し込まれていた状態 から、操作リング2,2の回転に伴って周方向溝19に入り次第に突出長さを増 加し、ロックピン14の頂部140が周方向溝19の中央のくぼみないし穴19 0にパチンとはまる。これによって、操作リング2,2は軸方向移動が規制され たロック状態となり、図1や図9のように左右の本体1,1したがってロープA ,A’は噛み合わせ用部12,12によってしっかりと連結される。このときに 操作リング2,2は連結部10,10と同等以下の外径で外部に突起などがない ため、ガイドローラやシーブ等をスムーズに通過することができる。
【0012】 上記のように接続したロープを分離するときには、図1や図9の状態から操作 リング2,2を所定回転角たとえば90度以上回転させ、合わせマーク18,2 1同士をずらす。これによって、周方向溝19の最も深い部位でくぼみないし穴 190にはまっていたロックピン14は、周方向溝19の位置変化によりバネ力 に抗して次第に押し出され、周方向溝19を脱出して操作リング内面20に接す る。これによってロック状態は解除され、操作リング2,2は軸線方向移動が可 能になる。そこで、図10のように操作リング2,2を左右に移動させれば、噛 み合わせ用部12,12が露出し、あとは左右の本体1,1を上下または左右に ずらすことで、ロープA,A’は分離される。
【0013】
【考案の効果】
以上説明した本考案によるときには、予め連結部10にロープを直接かまたは 金具を介して接続しておくことにより、全く工具を要さず、操作リング2,2の 回転と軸方向移動というワンタッチ操作でロープ同士を接続あるいは分離するこ とができ、操作リング2,2の回転もネジでないため極めて短時間で行える。し たがって、作業性と作業能率を著しく向上することができる。 しかも、本体1,1の軸部11,11に軸線と交差する方向に出没可能なスト ッパピン14をそれぞれ内蔵させ、そのストッパピン14を操作リング2,2の 一部の内面に形成した周方向溝19に係合させることによって噛み合わせ部12 ,12を外囲する操作リング2,2をロックするため、操作が簡単にもかかわら ず、確実なロック状態を形成することができ、また、外径寸法が小さくコンパク トであるから、ガイドローラ当に対する通過性もよくすることができる。
【0014】 さらに、左右の本体1,1の形状が同じであるため、連結部10,10にロー プを直接かまたは金具を介して接続しておきさえすればどのようなロープとも接 続することができ、左右用のものを製作する必要がなく1種類のものを左右に使 用すればよいため製造コストも安価とすることができるなどのすぐれた効果が得 られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるロープ連結具の一実施例を示す部
分切欠側面図、
【図2】図1X−X線に沿う断面図、
【図3】本考案における本体と操作リングの分解状態を
示す部分切欠側面図、
【図4】本考案における本体と操作リングの分解状態を
示す底面図、
【図5】本体の平面図、
【図6】本考案の他の実施例を示す側面図、
【図7】本考案の他の実施例を示す側面図、
【図8】本考案の他の実施例を示す側面図、
【図9】本考案によるロープ連結具を使用してコネクタ
付きロープを接続した状態を示す側面図、
【図10】ロック状態を解除した状態を示す側面図、
【図11】左右に分離した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1,1…本体、2,2…操作リング、10…連結部、1
1…軸部、12…噛み合わせ用部、14…ロックピン、
15…バネ、19…周方向溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山崎 信浩 愛知県幡豆郡一色町大字味浜字堤西16の1

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロープ端部と直接かまたは金具類を介して
    接続される連結部10と先端に噛み合わせ用部12を有
    する軸部11とを備えた2個の本体1,1と、前記各本
    体1,1の軸部に摺動自在に外嵌した操作リング2,2
    からなり、前記軸部11,11に軸線と交差する方向に
    出没自在なロックピン14,14を内蔵させる一方、操
    作リング2,2の内面には、前記ロックピン14,14
    の挿入を許す周方向溝19,19を円周方向の一部に形
    成したことを特徴とするロープ連結具。
JP4475591U 1991-05-20 1991-05-20 ロープ連結具 Pending JPH0522905U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4475591U JPH0522905U (ja) 1991-05-20 1991-05-20 ロープ連結具

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JP4475591U JPH0522905U (ja) 1991-05-20 1991-05-20 ロープ連結具

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JPH0522905U true JPH0522905U (ja) 1993-03-26

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ID=12700251

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JP4475591U Pending JPH0522905U (ja) 1991-05-20 1991-05-20 ロープ連結具

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS641527U (ja) * 1987-06-23 1989-01-06
JPH0136742B2 (ja) * 1981-09-28 1989-08-02 Nippon Electric Co

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0136742B2 (ja) * 1981-09-28 1989-08-02 Nippon Electric Co
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