JPH05228782A - サドル移動形工作機械の切粉掃き出し装置 - Google Patents

サドル移動形工作機械の切粉掃き出し装置

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JPH05228782A
JPH05228782A JP6114392A JP6114392A JPH05228782A JP H05228782 A JPH05228782 A JP H05228782A JP 6114392 A JP6114392 A JP 6114392A JP 6114392 A JP6114392 A JP 6114392A JP H05228782 A JPH05228782 A JP H05228782A
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JP
Japan
Prior art keywords
saddle
box body
groove
moving
link mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP6114392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshige Asano
浩茂 浅野
Takeshi Kumagai
猛 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Machinery Works Ltd
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Publication of JPH05228782A publication Critical patent/JPH05228782A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サドル移動形工作機械において、加工中のサ
ドルの小さいY軸移動量で切粉掃き出し用箱体を大きく
移動させてY軸方向の溝に溜まる切粉をかき出す。 【構成】 溝内に設けた第1アーム21A,21B、第
2アーム26A,26Bからなるリンク機構の支点の一
端をベッド1に、対向端を箱体15にそれぞれ取付け、
第1アームの凸部21a先端に設けたローラ24A,2
4Bを、サドル下面に固着の押し出し挟持板28A,2
8Bと、引込板29A,29Bによりそれぞれ押圧し
て、常時平行四辺形を保つリンク機構をたて長と横長に
変えることによりサドルの小さい一定ストローク量で箱
体を大きく移動させる。そしてサドルが一定ストローク
以上に前進すると間隔の小さくなったローラ24A,2
4Bが押し出し挟持板28A,28Bのそれぞれの先端
から外れて、内側面に当接してローラ間距離が規制さ
れ、箱体が前進位置で停止したまま、サドルのみ前進す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサドル移動形の工作機
械、例えばマシニングセンタ等でベッド上のY軸方向の
揺動面と摺動面との間にできる凹部(Y軸溝)内の切粉
を前側開放端より掃き出す切粉処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図5に示すようなサドル移
動形マシニングセンタにおいては、ベッド上のY軸案内
間の距離が長く、中央にサドル駆動用ボールねじがある
ため、ボールねじ用カバー101とY軸案内用カバー1
02の間に溝103ができ、このY軸方向の溝に切粉が
溜まる。この溜まった切粉はサドル105に取付けたか
き板104で前側開放端よりかき出す様になっているの
が普通である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたか
き板104によりY軸溝103内に溜まった切粉をかき
出す方法は、サドルを前進端まで移動させねばかき出す
ことができず、通常の作業ではサドル移動量が小さいた
め切粉が溜まる一方で、作業者は切粉の溜まり具合を見
てサドルを前進端まで移動させねば掃き出すことができ
ないという問題点を有している。本発明は従来の技術の
有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ
の目的とするところは、通常加工時のサドル移動範囲で
切粉のかき出しができる切粉掃き出し装置を提供しよう
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明におけるサドル移動形工作機械の切粉掃き出し
装置は、サドル移動形工作機械のベッド上のサドル移動
方向の溝に堆積する切粉をサドルの移動により掃き出す
装置であって、前記溝内にサドル移動方向の案内に沿っ
て移動可能に切粉掃き出し用箱体を設け、前記溝のほぼ
中央垂直に固着の第1支軸に一端を枢支され中央寄り位
置に前記箱体の反対側に突出する凸部を有する二本のア
ームと前記箱体に固着の腕上垂直に固着の第2支軸に一
端が枢支される二本の第2アームとの互いの他端がピン
により枢結された常時平行四辺形を保つリンク機構を設
け、前記凸部先端に水平面内において回転可能にそれぞ
れローラを設け、前記サドルの下面に前記サドルの前進
で先端が前記それぞれのローラと当接して前記リンク機
構の長手方向を変え前記箱体を溝の前端位置へ押し出し
たあと間隔の小さくなった前記ローラの外側を内側面で
挟んで前記サドルのみの移動を可能とする二本の押し出
し挟持板をY軸方向平行に設け、前記サドルの下面に前
記サドルの後退で前記ローラに当接して前記リンク機構
の長手方向を変えて前記箱体を引込む引込板を設けてな
り、サドルの小さい移動量で溝内の切粉を掃き出すこと
ができるようにしたものである。
【0005】
【作用】サドルがコラム寄りの最後端位置より一定スト
ローク前進すると押し出し挟持板の前端面にローラが当
接して、第1アームが旋回され、常時平行四辺形を保つ
リンク機構が溝と直角方向に長い形状から平行方向に長
い形状に変わり、この間に箱体が最大ストローク前進し
て溝内の切粉を機外に掃き出す。そして引続きサドルが
前進すると間隔の小さくなったローラが押し出し挟持板
の前端面から外れて内側面に当接し、ローラ間距離が規
制されてリンク機構は溝と平行方向に長い形状を保ち、
箱体が最前進位置に止まったままサドルのみ前進する。
サドル後退時には一定ストロークの前側位置で引込板が
ローラに当接して箱体を引き込む。
【0006】
【実施例】実施例について図1〜図4を参照して説明す
る。図4のたて形マシニングセンタにおいて、ベッド1
上に設けられたY軸案内上にサドル2が移動位置決め可
能に載置され、サドル2上に設けられたX軸案内上にテ
ーブル3が移動位置決め可能に載置されている。ベッド
1上後方にコラム4が立設されており、コラム前面に設
けられたZ軸案内上に主軸頭5が移動位置決め可能に載
置され、主軸台5に図示しない複数の軸受により主軸6
が回転可能に軸承されている。ベッド1上のY軸案内は
テレスコカバー7により覆われており、Y軸案内の中央
平行に設けられたY軸駆動用ボールねじはテレスコカバ
ー8により覆われている。そしてベッド上面のテレスコ
カバー7,8の間はY軸方向に長い二本の凹部(Y軸
溝)が形成されている。この二本のY軸溝にはほぼ中央
垂直に、図1に示すようにそれぞれ支軸9が固着されて
おり、更に支軸9の両側等距離に二本の固定案内棒11
がブラケット12,13によりY軸方向平行に固着され
ている。このブラケット13に穿設されたY軸方向の貫
通穴13aに軸方向移動可能に支持される移動案内棒1
4の先端に、Y軸溝内を移動する切粉掃き出し用箱体が
固着されている。
【0007】更にY軸溝上には箱体15の移動範囲に切
粉受皿16が取つけられており、箱体15はこの受皿1
6上の切粉を掃き出す。箱体15の後端面には腕17が
固着されており、腕17は中央に支軸9を避けるための
切欠き溝17aを有し、先端部に垂直ピン18によりガ
イドローラ19が回転可能に枢支されている。このガイ
ドローラ19の外周はV字断面形状に形成されており、
固定案内棒11の外周と当接して箱体15を案内する。
支軸9には二本の第1アーム21A,21Bの一端が回
転可能に枢支されており、第1アーム21A,21Bは
ほぼ中央部に箱体15の反対側に突出する凸部21aを
有し、凸部21aの先端に固着の垂直ピン22,23に
よりローラ24A,24Bが回転可能に枢支されてい
る。
【0008】一方腕17上にも支軸25が垂直に固着さ
れており、支軸25に第2アーム26A,26Bの一端
が回転可能に枢支されている。そして第1アーム21
A,21Bと第2アーム26A,26Bのそれぞれの先
端はピン27により回転可能に枢結されており、第1ア
ーム,第2アームが常時平行四辺形を保つリンク機構が
形成されている。サドル2の下面にはローラ24A,2
4B対応位置にY軸方向に長い押し出し挟持板28A,
28Bが固着されており、その前側に隙間を有して引込
板29A,29Bが固着されている。更にサドル2の前
端面には箱体15上の切粉を払うかき板31を有するカ
バー32が固着されている。
【0009】続いて本実施例の作用について説明する。
サドル2がコラム4寄りの最後端にあるときは、図1,
図2に実線で示すように、リンク機構は第1アーム21
A,21Bの角度θが大きいたて長の平行四辺形とな
り、箱体15はカバー32の下に入り込んでいる。次い
でサドル2が反コラム側に一定ストローク前進する間
に、第1アームのローラ24A,24Bが、押し出し挟
持板28A,28Bの右端面にそれぞれ当接して、第1
アームの角度θが次第に小さくなるように旋回され、一
定ストローク右側位置に前進すると最少の角度θ1とな
ってリンク機構が横長の平行四辺形となる。これにより
箱体15が最大ストローク前進して、図1,図2に仮想
線で示すように最前端位置に移動し、この間に切粉受皿
16上に堆積した切粉をY軸溝の前端より機外に掃き出
す。
【0010】サドル2が引続いて前進すると間隔の小さ
くなった2個のローラ24A,24Bが押し出し挟持板
28A,28Bのそれぞれの前端面から外れ、二本の押
し出し挟持板28A,28Bの内側面により挟まれてロ
ーラ間距離が規制され、リンク機構は横長の形状を維持
し、箱体15が前進端に位置決めされたままサドルのみ
が前進する。次いでサドル2が後退して一定ストローク
の右端位置まで来るとローラ24A,24Bが引込板2
9A,29Bにそれそぞれ当接して、リンク機構が横長
形状からたて長形状に変わり、箱体15が後退する。
【0011】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で次に記載する効果を奏する。切粉掃き出し用箱体をサ
ドルの一定ストローク移動でフルストローク移動できる
ようにしたので、切削加工中のサドルの小さな移動量で
Y軸溝内に溜まった切粉を常時機外に掃き出すことが可
能となり、切粉を掃き出す無駄な作業から作業者を解放
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の切粉掃き出し装置の上視図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1のA−A線視断面図である。
【図4】切粉掃き出し装置付立て形マシニングセンタの
斜視姿図である。
【図5】従来の技術のたて形マシニングセンタの斜視姿
図である。
【符号の説明】
1 ベッド 2 サドル 9 支軸 11 固定
案内棒 14 移動案内棒 15 箱体 17 腕 19 ガイ
ドローラ 21A,21B 第1アーム 21a 凸
部 24A,24B ローラ 25 支軸 26A,26B 第2アーム 27 ピン 28A,28B 押し出し挟持板 29A,2
9B 引込板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サドル移動形工作機械のベッド上のサド
    ル移動方向の溝に堆積する切粉をサドルの移動により掃
    き出す装置であって、前記溝内にサドル移動方向の案内
    に沿って移動可能に切粉掃き出し用箱体を設け、前記溝
    のほぼ中央垂直に固着の第1支軸に一端を枢支され中央
    寄り位置に前記箱体の反対側に突出する凸部を有する二
    本のアームと前記箱体に固着の腕上垂直に固着の第2支
    軸に一端が枢支される二本の第2アームとの互いの他端
    がピンにより枢結された常時平行四辺形を保つリンク機
    構を設け、前記凸部先端に水平面内において回転可能に
    それぞれローラを設け、前記サドルの下面に前記サドル
    の前進で先端が前記それぞれのローラと当接して前記リ
    ンク機構の長手方向を変え前記箱体を溝の前端位置へ押
    し出したあと間隔の小さくなった前記ローラの外側を内
    側面で挟んで前記サドルのみの移動を可能とする二本の
    押し出し挟持板をY軸方向平行に設け、前記サドルの下
    面に前記サドルの後退で前記ローラに当接して前記リン
    ク機構の長手方向を変えて前記箱体を引込む引込板を設
    けてなり、サドルの小さい移動量で溝内の切粉を掃き出
    すことができるようにしたことを特徴とするサドル移動
    形工作機械の切粉掃き出し装置。
JP6114392A 1992-02-17 1992-02-17 サドル移動形工作機械の切粉掃き出し装置 Pending JPH05228782A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014102071A1 (de) 2013-02-21 2014-09-11 Fanuc Corporation Werkzeugmaschine mit Spanabstreifer
CN113579271A (zh) * 2021-07-25 2021-11-02 周鹏 一种自带切屑收集装置的车床

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