JPH0522841Y2 - - Google Patents

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JPH0522841Y2
JPH0522841Y2 JP8933787U JP8933787U JPH0522841Y2 JP H0522841 Y2 JPH0522841 Y2 JP H0522841Y2 JP 8933787 U JP8933787 U JP 8933787U JP 8933787 U JP8933787 U JP 8933787U JP H0522841 Y2 JPH0522841 Y2 JP H0522841Y2
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wheel
cylinder member
top adapter
guide shaft
pressing
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はデイスクホイールにタイヤを装着し
たホイールのバランスを測定するホイールバラン
サに用いられ、ホイールを実装時と同一状態に拘
束するトツプアダプタに関するものである。
従来の技術 自動車のホイール1は、第4図に示す用に、デ
イスクホイール2とタイヤ3とから成つており、
デイスクホイール2には自動車のサスペンシヨン
のハブ軸が貫通するハブ穴4を中心部に形成し、
ハブ穴4の周囲の例えば4個所に、ハブに設けら
れたハブボルトが貫通するハブボルト穴5,5…
…を形成してある。
前記ホイール1は自動車への実装前やタイヤ3
を交換したときには、安全上、ホイール1のバラ
ンスを測定し、アンバランスがあればそれを打ち
消すようにバランスウエイトを付加して修正して
いる。
上記の如くホイール1のバランスを測定するホ
イールバランサは、高精度な測定を行うため、ホ
イール1を実装状態と同一状態に拘束して測定す
るようにしている。即ち、従来のホイールバラン
サは、第5図に示す様に、ホイール1を支持する
回転テーブル6とホイール1を拘束するトツプア
ダプタ7とを有している。トツプアダプタ7はデ
イスクホイール2に形成されたハブ穴4に嵌入し
て位置決めする案内軸8と案内軸8の上端に一体
形成されたフランジ9の下面に取付けた複数の押
圧ピン10,10……とから成つている。前記押
圧ピン10,10……はデイスクホイール2に形
成されたハブボルト穴5,5……の周辺部を押圧
できるように、ハブボルト穴5より大径で、各ハ
ブボルト穴5,5……と対応させて同数設けてあ
る。
上記ホイールバランサは、回転テーブル6上に
ホイール1を載せ、トツプアダプタ7を降下させ
て、トツプアダプタ7の案内軸8をホイール1の
ハブ穴4へ嵌入させて位置決めし、案内軸8の下
部を回転テーブル6内に挿入する。この後案内軸
8の首部8aをチヤツクして下方へ引張り、押圧
ピン10,10……にてハブボルト穴5,5……
の周辺部を回転テーブル6側へ押付けてホイール
6を実装状態と同一状態にする。この状態で回転
テーブル6及びトツプアダプタ7を回転させてホ
イール1のバランスを測定している。
考案が解決しようとする問題点 ホイール1に用いられているデイスクホイール
2は高精度に製作されるが、僅かに加工誤差を生
じており、全体の厚みが一定ではなく、各部で厚
みの異なるデイスクホイールも製作されている。
特にアルミホイールの如き軽合金製デイスクホイ
ールの場合は誤差を生じる傾向が大きい。そして
各ハブボルト穴5,5……を形成した部分の厚み
が第6図に示す様に異なつているデイスクホイー
ル2を用いたホイール1のバランス測定を行う場
合、従来のトツプアダプタ7では正確な測定がで
きなかつた。即ち、従来のトツプアダプタ7は、
押圧ピン10,10……を案内軸8のフランジ9
に固定しており、その押圧レベルが一定となつて
いるため、第6図に示す様に、案内軸8を引張つ
てデイスクホイール2を拘束すると、高さの違い
から案内軸8が傾き、案内軸8の重心が回転中心
からずれて回転することになつてトツプアダプタ
7自体でアンバランスを生じ、このアンバランス
量が測定結果に加算されるため、ホイール1の真
のアンバランスが測定できなかつた。
問題点を解決するための手段 この考案は、デイスクホイールにタイヤを装着
したホイールを実装時と同一状態に拘束した状態
で回転させて、ホイールのバランスを測定するホ
イールバランサに用いるトツプアダプタであつ
て、下部周縁に複数の作動筒部を一体形成し、内
部に充填室を形成したシリンダ部材と、前記シリ
ンダ部材の下面中心部に垂設され、ホイールのハ
ブ穴に嵌入する案内軸と、前記シリンダ部材の各
作動筒部内に上端のピストンを摺動自在に挿入
し、下端の押圧体にてホイールのハブボルト穴の
周縁部を押圧する複数の押圧ピンと、前記シリン
ダ部材の充填室内に充填され、前記各押圧ピンに
圧力を均等に伝達する作動流体とで構成したもの
である。
作 用 この考案は、測定時、案内軸を引張つてトツプ
アダプタを下降させると、各押圧ピンが押圧する
デイスクホイールの高さに応じて昇降し、且つ作
動流体により各押圧ピンが均等にデイスクホイー
ルを押圧するので、トツプアダプタは偏心せずに
ホイールを拘束する。
実施例 本考案の実施例を図面を参照して以下に説明す
る。
第1図に示す様に、トツプアダプタ15は、案
内軸16及びシリンダ部材17、複数の押圧ピン
18,18……とから成つている。
前記案内軸16はデイスクホイール2に形成さ
れたハブ穴4と等しいか或いはそれより僅かに細
い径で、長尺に形成され、下端部16aを逆円錐
形に形成すると共に、下部に小径の首部19を形
成してある。この案内軸16はシリンダ部材17
の下面中心部に垂設してあり、デイスクホイール
2のハブ穴4内に嵌入してデイスクホイール2の
位置決めを行う。
シリンダ部材17は、デイスクホイール2のハ
ブボルト穴5,5……をカバーできる大きさに形
成し、下部周縁に複数の作動筒部21,21……
を下方へ延長形成し、内部に充填室20を形成し
てある。上記作動筒部21,21……はデイスク
ホイール2のハブボルト穴5,5……と同数形成
し、且つ、各ハブボルト穴5,5……と一個づつ
対をなして対向するように配置してある。尚、こ
のシリンダ部材17は第2図に示す様に、ハブボ
ルト穴5,5……の全域を覆うような円盤状に形
成してもよいし、第3図に示す様に、中心部から
各ハブボルト穴5,5……上に延びるように放射
状に形成してもよい。またシリンダ部材17を案
内軸16と別体に形成してもよいし、一体に形成
してもよい。
押圧ピン18,18……は、上端に大径のピス
トン22を一体に設け、下端にハブボルト穴5よ
り大径の押圧体23を一体に設けてある。この押
圧ピン18,18……は、ピストン22をシリン
ダ部材17の各作動筒部21,21……内に摺動
自在に挿入してある。
また上記シリンダ部材17の充填室20内に作
動流体24を充填してあり、この作動流体24に
より、全ての押圧ピン18,18……のピストン
22,22……に圧力が均等に作用するようにな
つている。
上記構造のトツプアダプタ15を備えたホイー
ルバランサは、測定時、ホイール1を回転テ−ブ
ル25上に載せ、続いてトツプアダプタ15を降
下させて、先ず案内軸16をデイスクホイール2
のハブ穴4に嵌入させてホイール1の位置決めを
行い、案内軸16の下部を回転テーブル25内に
挿入する。次に案内軸16の首部19をチヤツク
して下方へ引張り、押圧ピン18,18……の押
圧体23,23……を各ハブボルト穴5,5……
の周辺部に当接させ、押圧ピン18,18……に
て当該周辺部を均等に回転テーブル25側に押圧
して、デイスクホイール2を実装状態と同一状態
に拘束する。この状態で回転テーブル25及びト
ツプアダプタ15を回転させて、ホイール1のバ
ランスを測定する。
上記トツプアダプタ15は、デイスクホイール
2の拘束時、デイスクホイール2の押圧部の厚み
が違つていても、先に当たつた押圧ピン18が相
対的に上昇し、作動流体24を介して残りの押圧
ピン18を相対的に下降させてデイスクホイール
2に当接させ、全ての押圧ピン18,18……が
デイスクホイール2に当接した後、作動流体24
にて全押圧ピン18,18……を均等に押圧して
デイスクホイール2を拘束するので、トツプアダ
プタ15は案内軸16が傾いて偏心するようなこ
とはない。
尚、シリンダ部材17内で作動流体24は回転
中心を中心として全体に均一にはなつていない
が、回転中心回りの質量差は極く僅かであるの
で、回転中にトツプアダプタ15がアンバランス
な回転をすることはない。
考案の効果 この考案は測定するホイールのデイスクホイー
ルの厚みが各部で異なり、その押圧部の高さが異
なつていても、トツプアダプタの各押圧ピンが作
動流体を介して相対的に上下動して、高さの差を
吸収し、全ての押圧ピンがデイスクホイールを均
等に押圧するので、案内軸が傾いて偏心するよう
なことがなく、回転中にアンバランスを生じない
ので、当該ホイールのバランスを正確に測定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るトツプアダプタの一例を
示す要部断面図、第2図はトツプアダプタの平面
図、第3図はトツプアダプタの変形例を示す平面
図、第4図はホイールの一例を示す正面図、第5
図は従来のトツプアダプタを示す要部断面図、第
6図は従来の問題点を示す要部断面図である。 15……トツプアダプタ、16……案内軸、1
7……シリンダ部材、18……押圧ピン、20…
…充填室、21……作動筒部、24……作動流
体、1……ホイール、2……デイスクホイール、
3……タイヤ、4……ハブ穴、5……ハブボルト
穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイスクホイールにタイヤを装着したホイール
    を実装時と同一状態に拘束した状態で回転させ
    て、ホイールのバランスを測定するホイールバラ
    ンサに用いるトツプアダプタであつて、下部周縁
    に複数の作動筒部を一体形成し、内部に充填室を
    形成したシリンダ部材と、前記シリンダ部材の下
    面中心部に垂設され、ホイールのハブ穴に嵌入す
    る案内軸と、前記シリンダ部材の各作動筒部内に
    上端のピストンを摺動自在に挿入し、下端の押圧
    体にてホイールのハブボルト穴の周縁部を押圧す
    る複数の押圧ピンと、前記シリンダ部材の充填室
    内に充填され、前記各押圧ピンに圧力を均等に伝
    達する作動流体とで構成したことを特徴とするホ
    イールバランサのトツプアダプタ。
JP8933787U 1987-06-09 1987-06-09 Expired - Lifetime JPH0522841Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8933787U JPH0522841Y2 (ja) 1987-06-09 1987-06-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8933787U JPH0522841Y2 (ja) 1987-06-09 1987-06-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63200148U JPS63200148U (ja) 1988-12-23
JPH0522841Y2 true JPH0522841Y2 (ja) 1993-06-11

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ID=30948238

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JP8933787U Expired - Lifetime JPH0522841Y2 (ja) 1987-06-09 1987-06-09

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004597A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Kokusai Keisokki Kk ホイール付きタイヤのユニフォーミティおよび/または動釣合釣合試験装置

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Publication number Publication date
JPS63200148U (ja) 1988-12-23

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