JPH052281U - 自動販売機等の金額表示装置 - Google Patents
自動販売機等の金額表示装置Info
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- JPH052281U JPH052281U JP5407491U JP5407491U JPH052281U JP H052281 U JPH052281 U JP H052281U JP 5407491 U JP5407491 U JP 5407491U JP 5407491 U JP5407491 U JP 5407491U JP H052281 U JPH052281 U JP H052281U
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動券売機等の金額表示器の桁数が4桁表示
から5桁表示に増加しても表示用LSIを増加させるこ
となく対処する。 【構成】 複数の数字表示素子が並設されて複数桁の金
額を表示する複数の表示器と、その表示器に表示すべき
金額データが記憶されている記憶部と、その記憶部から
前記各表示器に表示すべき金額の同一桁の金額データ同
志を順番に繰返し抽出する抽出部と、順番に抽出された
金額データを前記表示器に送出して金額を表示させる表
示制御部とを備えている。
から5桁表示に増加しても表示用LSIを増加させるこ
となく対処する。 【構成】 複数の数字表示素子が並設されて複数桁の金
額を表示する複数の表示器と、その表示器に表示すべき
金額データが記憶されている記憶部と、その記憶部から
前記各表示器に表示すべき金額の同一桁の金額データ同
志を順番に繰返し抽出する抽出部と、順番に抽出された
金額データを前記表示器に送出して金額を表示させる表
示制御部とを備えている。
Description
【0001】
本考案は、自動券売機や自動精算機等に用いられる金額表示装置に関する。
【0002】
従来、駅構内に設置されている自動券売機には、自動券売機に投入される金額
で購入可能な範囲の乗車区間に対応した金額表示部が設けられていて、点灯駆動
され、利用者(乗客)に購入可能な乗車券を報知するようにしている(例えば、
特開昭58−175089号公報)。そして、この金額表示部は複数の金額表示
器からなり、各金額表示器は、7セグメント発光ダイオード形の数字表示素子(
以下、LEDという)を複数個並設して複数桁の金額を表示できるようにしてい
る。
【0003】
図5は、従来の自動券売機の金額表示部10を示すものであって、各金額表示
器101 〜10nには、9999円までの4桁表示可能な4個のLEDが組込ま
れていて、2個づつの金額表示器が1個の8ビットのLSI(大規模集積回路)
で駆動されるように構成されている。例えば、金額表示器101 と金額表示器1
02 とは、LSI1の4ビットづつを利用して4桁の金額まで表示できるように
構成されている。したがって、LSI1に、金額表示器101 ,102 用の例え
ば140円と160円が記憶されていれば、4個のLEDの下3桁分を利用して
金額表示器101 ,102 に140円と160円をそれぞれ表示でき、またLS
Inに、金額表示器10n-1 ,10n用の例えば9500円と9800円が記憶
されていれば、4個のLEDの全部を用いて金額表示器10n-1 ,10nに95
00円と9800円をそれぞれ表示することができる。
【0004】
しかしながら、上記従来の金額表示器は、LSIで駆動表示されるように構成
されているため、例えば遠距離対応形や回数券対応形の自動券売機のように、金
額表示が4桁から5桁になると、LSIの使用個数が倍増して設置スペースを多
くとるばかりでなく、コストも嵩む欠点があった。なぜならば、金額表示器が5
桁表示になると、1個の8ビットのLSIで2個の金額表示器に対応できず、1
個のLSIで1個の金額表示器を駆動制御するようになるからである。もちろん
、1個のLSIで1個の金額表示器を駆動制御した残余の3ビットと他の金額表
示器用のLSIの2ビットで他の金額表示器を駆動制御することも可能であるが
、回路構成が極めて複雑化して採用することはできない。
【0005】
また、金額表示がLSIで行なわれると、金額表示の輝度は一定で変化させる
ことができず、例えば、自動券売機が明るいところへ設置されたときは金額表示
が見にくくなるという欠点があった。
【0006】
そこで、本考案は、上記欠点を解決するためになされたものであって、その目
的は、LSIを用いることなく5桁表示にも容易に対応でき、また輝度調整も可
能な自動販売機等の金額表示装置の提供にある。
【0007】
本考案装置は、上記目的達成のために、複数の数字表示素子が並設されて複数
桁の金額を表示する複数の表示手段と、前記複数の表示手段に表示すべき金額デ
ータが記憶されている記憶手段と、前記記憶手段から前記各表示手段に表示すべ
き金額の同一桁の金額データ同志を順番に繰返し抽出する抽出手段と、前記抽出
手段で順番に抽出された金額データを前記表示手段に送出して金額を表示させる
表示制御手段とからなることを特徴としている。また、複数の数字表示素子は5
個以上であることを特徴としている。そして、抽出手段の繰返し抽出する割合は
可変であることを特徴としている。
【0008】
抽出手段は、記憶手段に各表示手段に対応して記憶されている金額データのう
ちから同一桁毎の金額データ同志を順番に抽出する。抽出された金額データは表
示制御手段により表示手段に送出されて金額が表示される。順番に抽出される金
額データが5桁の金額数字の場合、1桁の金額数字が20msであれば100msの
うち20ms点灯表示され、この抽出される割合が変化すると5桁全体の金額表示
の輝度が変化する。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は一実施例に係る自動
券売機の正面図であって、その本体1の正面パネル2には、周知の自動券売機と
同様に、その上部から下方に向けて順に案内看板3、接客パネル4、受取口5が
設けられている。案内看板3には本体1で購入可能な路線と運賃が表示され、接
客パネル4には投入金額や操作方法等を利用者へ知らせるための案内表示部6と
、硬貨投入口7と、カード及び紙幣の挿入口8と、小人または枚数、あるいは回
数券等の選択釦群9と、複数の金額表示器101 〜10nからなる金額釦群10
と、券購入を途中で中止するときに押下される取消釦11と、係員を呼び出すと
きに押下される呼出釦12と、係員を呼出したときに係員と応答するためのマイ
クロフォン13及びスピーカ14とが設けられている。また、放出部5には、釣
銭紙幣を返却する紙幣返却口15と、乗車券を排出するとともに、返却硬貨また
は釣銭硬貨を排出する排出口16とが設けられている。
【0010】
各金額表示器101 〜10nは、金額表示器101 を例にして図2に示すよう
に、5個のLEDを有している。したがって、金額表示器101 〜10nは1円
から99999円まで表示可能である。また、各金額表示器101 〜10nは、
押下されることにより、スイッチがONとなってスイッチ信号が送出できるよう
に構成されている。
【0011】
図3は、金額釦群10を制御する電気的構成の概略構成を示すブロック図であ
って、中央処理部(CPU)20は本実施例装置を統括的に制御する機能を有し
ている。21は本考案の記憶手段に当る2ポートRAM(以下、RAMという)
であって、図4に示されるように、その中のメモリエリアMには各金額表示器1
01 〜10nに表示すべき金額データが予め記憶されている。
【0012】
P/S変換器22は、RAM21にパラレルに記憶されている金額データをシ
リアル金額データに変換する周知のパラレル・シリアル変換器である。P/S変
換器22で変換されたシリアルデータは、各金額表示器101 〜10nを駆動す
るための7セグメントドライバ231 〜23n及び駆動すべき桁を選択する桁ド
ライバ24に対応して設けられたS/P変換シリアルシフトレジスタ251 〜2
5n,26に順次送出される。この各S/P変換シリアルシフトレジスタ251
〜25n,26は、シリアルデータを元のパラレルデータに変換するシリアル・
パラレル変換機能を含み、変換されたパラレルデータは各7セグメントドライバ
231 〜23n,桁ドライバ24に入力される。
【0013】
アドレス制御部27は、RAM21から送出されるパラレルデータ及び各S/
P変換シリアルシフトレジスタ251 〜25n,26に格納されたパラレルデー
タを送出するタイミングを制御するとともに、デューティ変換器28の信号を受
けて各金額表示器101 〜10nに表示される金額の輝度を調整することができ
るように構成されている。
【0014】
次に、本実施例装置の制御動作について説明する。今、例えば利用客が新幹線
の98500円の回数券を購入しようとして紙幣の挿入口8に10万円を挿入し
、選択釦群9の中から回数券を選択するとともに、98500円の表示されてい
る金額表示器10nを押下したものとする。この際、各金額表示器10a〜10 n
には、10万円で購入可能な範囲の回数券の金額がそれぞれ表示される。例え
ば金額表示器101 には1400円、金額表示器102 には1600円が表示さ
れ、このようにしてその他の各金額表示器103 〜10n-1 も所定の金額が表示
される。
【0015】
上述の各金額表示器101 〜10nへの金額表示は、本体1への投入金額と回
数券選択により、CPU20が各金額表示器101 〜10nに表示すべき金額デ
ータをRAM21内に記憶する。すなわち、その金額表示は、先ず選択された金
額データのうち、アドレス制御部27の制御により1桁目の金額データがP/S
変換器22を介して各シリアルシフトレジスタ251 〜25n,26に送出され
て格納され、その後、各S/P変換7セグメントドライバ231 〜23nを介し
て各金額表示器101 ,102 に送出される。このとき、桁ドライバ24は各金
額表示器101 〜10nに対して1桁目のLEDを表示する駆動信号が送出され
るので、各金額表示器101 〜10nは1桁目の金額が表示される。
【0016】
このようにして1桁目の金額が所定時間、すなわちデューティ変換器28で設
定された時間点灯表示されたのち、例えば20ms間表示されたのち、同様にして
次の2桁目の金額が所定時間点灯表示される。
【0017】
次いで、3桁目、4桁目、5桁目が点灯表示されたのち、再び1桁目が点灯表
示される。このように、1桁目から5桁目までサイクリックに点灯表示されると
、人間の目の残像現象により、金額表示器101 には140円が表示され、また
金額表示器10nには99800円が表示され、さらに、その他の金額表示器1
02 〜10n-1 にも所定の金額が表示される。
【0018】
デューティ変換器28は、上述の1サイクル中の点灯割合を変化させることが
できるので、1サイクル中に点灯する割合が大きければ各金額表示器101 〜1
0nに表示される金額の表示が明るくなって、自動券売機が照明の明るいところ
にあっても明瞭に認識することができる。
【0019】
以上のように、本実施例装置は、各金額表示器10a〜10nに表示すべき金
額データの同一桁同志を同時に、かつ順番に表示するようにしたので、金額表示
の桁数が増加しても、従来のようにLSIの数を増やすことなく対処することが
できる。
【0020】
なお、上記実施例では、表示される金額の桁数が1400円のように4桁の場
合は、最上位の5桁目は消灯としてもよい。また、上述の金額表示は回数券の例
を示したが乗車券であってもよいことはもちろんである。
【0021】
さらに、各金額表示器のLEDの数は5個としたが、4個の場合であってもよ
い。また、自動販売機は、自動券売機でなく、自動精算機でもよく、その他の各
種の自動販売機であってもよい。
【0022】
本考案装置は、複数の数字表示素子が並設されて複数桁の金額を表示する複数
の表示手段と、その表示手段に表示すべき金額データが記憶されている記憶手段
と、その記憶手段から前記各表示手段に表示すべき金額の同一桁同志の金額デー
タを順番に繰返し抽出する抽出手段と、その抽出手段で順番に抽出された金額デ
ータを前記表示手段に送出して金額を表示させる表示制御手段とから構成したの
で、金額表示器の桁数が増加しても容易に対処することができる。また、抽出手
段の繰返し抽出する割合を可変としたときは、表示される金額の輝度を変えるこ
とが可能となる。
【図1】本考案を自動券売機に適用したときのその自動
券売機の正面図である。
券売機の正面図である。
【図2】金額表示器の拡大図である。
【図3】本考案の一実施例装置の電気的構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図4】RAMのメモリマップである。
【図5】従来の金額表示器の制御回路図である。
1 自動券売機本体(本体)
10 金額表示部
101 〜10n 金額表示器(金額表示手段)
20 CPU(抽出手段)
21 2ポートRAM(RAM、記憶手段)
27 アドレス制御部(表示制御手段)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)考案者 今井 達二己
栃木県宇都宮市平出工業団地11−2 日本
信号株式会社宇都宮事業所内
(72)考案者 手塚 利男
栃木県宇都宮市平出工業団地11−2 日本
信号株式会社宇都宮事業所内
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の数字表示素子が並設されて複数桁
の金額を表示する複数の表示手段と、前記複数の表示手
段に表示すべき金額データが記憶されている記憶手段
と、前記記憶手段から前記各表示手段に表示すべき金額
の同一桁の金額データ同志を順番に繰返し抽出する抽出
手段と、前記抽出手段で順番に抽出された金額データを
前記表示手段に送出して金額を表示させる表示制御手段
と、からなることを特徴とする自動販売機等の金額表示
装置。 - 【請求項2】 複数の数字表示素子は5個以上であるこ
とを特徴とする請求項1記載の自動販売機等の金額表示
装置。 - 【請求項3】 抽出手段の繰返し抽出する割合は可変で
あることを特徴とする請求項1又は2記載の自動販売機
等の金額表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5407491U JPH052281U (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 自動販売機等の金額表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5407491U JPH052281U (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 自動販売機等の金額表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052281U true JPH052281U (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=12960475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5407491U Pending JPH052281U (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 自動販売機等の金額表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052281U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9493174B2 (en) | 2012-02-29 | 2016-11-15 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Plate spring unit and railcar bogie using same |
-
1991
- 1991-06-17 JP JP5407491U patent/JPH052281U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9493174B2 (en) | 2012-02-29 | 2016-11-15 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Plate spring unit and railcar bogie using same |
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