JPH05227155A

JPH05227155A - Ａｔｍ網におけるコネクションレスメッセージ課金システム

Info

Publication number: JPH05227155A
Application number: JP2392492A
Authority: JP
Inventors: Ryuichi Takechi; 竜一武智; Takeshi Kawasaki; 健川崎; Tetsuya Nishi; 哲也西; Haruo Mukai; 春郎向井; Shichiro Hayami; 七郎早見; Kazuo Hajikano; 一雄初鹿野
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1992-02-10
Filing date: 1992-02-10
Publication date: 1993-09-03
Anticipated expiration: 2017-02-12
Also published as: JP3256567B2

Abstract

(57)【要約】【目的】ＡＴＭ網におけるコネクションレスメッセー
ジ通信の課金システムを提供することを技術的目的とす
る。【構成】ＬＡＮから送られてくるコネクションレスメ
ッセージデータを少なくとも一つのＡＴＭセルに変換・
分割するセル変換手段１と、転送路４を通じてＡＴＭセ
ルの交換処理を行う複数のＡＴＭ交換機２と、前記各Ａ
ＴＭ交換機２に接続してメッセージ処理部及び課金部を
有するコネクションレスサーバ（以下ＣＬサーバ）３と
から構成されるＡＴＭ網におけるメッセージ課金システ
ムとした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】ＬＡＮデータ等のコネクションレ
ス情報を、コネクションオリエンテッド方式である非同
期通信（ＡＴＭ）網で収容し、複数のＬＡＮ間を相互に
接続するＡＴＭ網によるコネクションレス通信の課金シ
ステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年における高度な通信網の発達によ
り、ＬＡＮにおけるデータを異なるＬＡＮ相互で利用し
ようとする、いわゆるＬＡＮ間通信（ＭＡＮ：メトロポ
リタンエリアネットワーク）を実現しようとする要求が
高まってきている。

【０００３】一方、電子交換網では、ＩＳＤＮの普及に
ともなって、大量な情報を高速で効率的に転送できるＡ
ＴＭが主流になると考えられており、前記ＭＡＮを含む
形でＡＴＭ網が構築されることが予想される。

【０００４】ＬＡＮにおけるコネクションレス情報は一
般に可変長であり、その先頭に宛先（アドレス）が登録
される。これを固定長情報のＡＴＭセルとして交換する
ＡＴＭ網に収容するためには、ＬＡＮデータ（メッセー
ジ）にそれぞれヘッダとトレーラを付加し、さらにこれ
をＡＴＭセルの情報フィールドに格納していた。

【０００５】このように、単一のＬＡＮデータは、複数
のＡＴＭセルに分割されて転送されることになる。この
ようにＬＡＮデータ（メッセージ）を分割した位置によ
って対応するＡＴＭセルにはセグメントタイプという識
別子が付与される。

【０００６】このセグメントタイプの種類としては、メ
ッセージが単一のセルに全て収容されている場合を示す
ＳＳＭ、メッセージの宛先情報を示すいわゆる先頭のセ
ルに当たるＢＯＭ、ＬＡＮデータの途中データであるこ
とを示すＣＯＭ、最終セルであることを示すＥＯＭ等が
ある。

【０００７】この結果、メッセージの先頭はＢＯＭセ
ル、又はＳＳＭセルにのみ含まれることになるため、コ
ネクションレスサーバ（CONNECTIONLESS SERVER ;ＣＬ
サーバ）では、同一の転送路上の複数のメッセージを識
別するためにメッセージ毎にメッセージＩＤ（MESSEGE
IDENTITY ;ＭＩ）を付与する。

【０００８】従って、一つのメッセージを分割した複数
のＡＴＭセル間では同一のメッセージＩＤ（ＭＩＤ）が
付与されることになる。コネクションレスサーバ（ＣＬ
サーバ）では、ＢＯＭセルが到着すると、空いているメ
ッセージＩＤ（ＭＩＤ）を確保して、そのルーチング情
報を得る。そして、このＢＯＭに対応したＥＯＭセルが
到着すると、このメッセージのメッセージＩＤ（ＭＩ
Ｄ）を解放する。

【０００９】ここで、メッセージの途中部分を構成する
前記ＣＯＭセルのデータにエラーが生じた場合、コネク
ションレスサーバ（ＣＬサーバ）ではこれに続く残りの
セルの送信を停止して一時的に記憶したメッセージＩＤ
（ＭＩＤ）の消去を行う。

【００１０】上記したＡＴＭ網におけるメッセージ通信
の課金システムとしては、セル単位に課金するシステム
がある。これは、メッセージＩＤ（ＭＩＤ）が設定され
てから解放されるまでの間に、ＡＴＭ交換機内を通過し
たセル数をＭＩＤ毎に計測し、セル数に対応した課金を
算出するシステムである。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】ところで、ＡＴＭ網に
おけるコネクションレスメッセージの通信に関し、前記
セル単位の課金方式では、課金を算出できない。

【００１２】すなわち、ＡＴＭ網におけるコネクション
レスメッセージは、その発信先交換機のアドレス・発着
信加入者のアドレス及び前記コネクションレスメッセー
ジのメッセージ長情報を格納するいわゆる先頭のセルに
当たるＢＯＭセルと、ＬＡＮデータの途中データであり
前記コネクションレスメッセージの発信先交換機のアド
レス情報を格納するＣＯＭセルと、最終セルであり発信
先交換機のアドレス及び前記コネクションレスメッセー
ジのメッセージ長情報を格納するＥＯＭセルとから構成
されていて、セル単位の課金を行った場合、前記ＣＯＭ
セル及びＥＯＭセルには最終的な発信先である発信先加
入者のアドレスが格納されておらず、課金の算出結果を
どの加入者へ請求するのかがわからなかった。

【００１３】さらに、ＣＯＭセルに障害が生じた場合に
は、前記コネクションレスメッセージを構成するセル全
体に課金を行うのに対し、前記ＣＯＭセルの障害によっ
て当該コネクションレスメッセージは復元されず、発信
先へ届かない。即ち、復元不可能なメッセージに対して
それを構成するセルの課金を行ってしまうという問題点
があった。

【００１４】そこで、本発明は、前記問題点に鑑みてな
されたものであり、ＡＴＭ網におけるコネクションレス
メッセージの課金を正確に行えるシステムを提供するこ
とを技術的目的とする。

【００１５】

【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下のようにした。これを図１の原理図に
基いて説明する。

【００１６】ＬＡＮから送られてくるコネクションレス
メッセージデータを少なくとも一つのＡＴＭセルに変換
・分割するセル変換手段１と、転送路４を通じてＡＴＭ
セルの交換処理を行う複数のＡＴＭ交換機２と、前記各
ＡＴＭ交換機２に接続してメッセージ処理部及び課金部
を有するコネクションレスサーバ（以下ＣＬサーバと記
す）３とから構成されるＡＴＭ網におけるコネクション
レスメッセージ課金システムとした。

【００１７】そして、前記ＣＬサーバ３において、前記
メッセージ処理部は、前記セル変換部１によってコネク
ションレスメッセージから変換されたコネクションレス
セル内のコネクションレス情報のアドレスを解析し、該
コネクションレスセルに対するルーチングをメッセージ
ＩＤ（以下ＭＩＤと記す）によって管理する。

【００１８】一方、前記課金部は、前記コネクションレ
スセルから前記コネクションレスメッセージのメッセー
ジ長に基いて当該コネクションレスメッセージに対する
課金を算出する。

【００１９】また、前記課金部では、コネクションレス
セルが先頭のセルであるか、最終セルであるか、又は途
中のセルであるかを識別し、その最終セルよりメッセー
ジ長情報を検出するようにする。

【００２０】さらに、前記メッセージ処理部には、メッ
セージ誤り及び、又はセル廃棄を検出するエラー検出部
を設ける。そして、前記エラー検出部がエラーを検出し
た場合、前記メッセージ処理部は、当該メッセージの送
信を中止するようにする。

【００２１】

【作用】本発明によれば、ＣＬサーバの課金部におい
て、前記コネクションレスメッセージを分割したセルの
うち、先頭のＢＯＭセルであるか、途中のＣＯＭセルで
あるか、又は最終のＥＯＭセルであるのかを識別する。

【００２２】そして、前記ＢＯＭセルより発信者アドレ
ス及び着信者アドレスを検出すると共に、ＥＯＭセルよ
り課金算出のパラメータとなるメッセージ長情報を検出
する。

【００２３】そしてさらに、前記パラメータにより当該
メッセージ通信に課せられるべき料金を算出することが
できる。また、前記課金は、前記発信者又は着信者へ請
求することができる。

【００２４】上記のように、コネクションレスメッセー
ジの課金を発信者アドレス／着信者アドレスを検出する
毎に行う。

【００２５】

【実施例】本発明の実施例を図に基いて説明する。図２
は、本発明のＡＴＭ網におけるコネクションレスメッセ
ージ通信システムの全体構成ブロック図である。

【００２６】本システムは、ＬＡＮの発端末５ａからコ
ネクションレスメッセージデータが送出されると、発信
側のセル変換手段６ａによりそのコネクションレスメッ
セージデータはＡＴＭ網１０で取り扱われる固定長のセ
ルに分割・変換される。ここで、一つのコネクションレ
スメッセージデータの先頭のセルには後述するセグメン
トタイプとしてＢＯＭ、メッセージの途中のセルにはＣ
ＯＭ、メッセージの最後尾のセルにはＥＯＭを付与す
る。

【００２７】また、一つのコネクションレスメッセージ
が単一のセルに収容可能な場合は前記したセグメントタ
イプとしてＳＳＭを付与する。コネクションレスメッセ
ージデータの発信者アドレス（ＳＡ）及び着信者アドレ
ス（ＤＡ）を含む宛先情報はＢＯＭ又はＳＳＭのセグメ
ントタイプが付与されるセル内に収容され、ＣＯＭ又は
ＥＯＭを付与されるセルには収容されない。

【００２８】上記の分割された各セルにはＡＴＭ網１０
における交換処理を施すために必要なＡＴＭヘッダが付
与されるが、発信側のセル変換手段６ａではコネクショ
ンレスメッセージデータの宛先を解析することなく、発
信側のＣＬサーバ８ａまでの固定パスを識別するための
ＶＣＩ（VIRTUAL CHANNEL IDENTITY：バーチャルチャネ
ル識別子）等のみがＡＴＭヘッダとして付加される。

【００２９】上記より、コネクションレスメッセージデ
ータが分割されたコネクションレスセルは、発信側のＣ
Ｌサーバ８ａに到達し、後述するＣＬサーバ８ａによる
ルーティング制御に基いてＡＴＭ網１０内を着信側ＣＬ
サーバ８ｂまで転送され、さらに固定パスを介して着信
側セル変換手段６ｂによって固定長のＡＴＭセルから再
びコネクションレスメッセージデータに変換されて、着
信側ＬＡＮの着端末６ｂに転送される。

【００３０】着信側ＬＡＮの複数の端末は、ＬＡＮ上で
転送されているデータを監視し、着端末５ｂは自身宛の
情報であることを認識してコネクションレスメッセージ
データを取り込む。

【００３１】同図では、一対のＣＬサーバ８ａ、８ｂ間
におけるコネクションレスメッセージ通信を説明した
が、広範囲なＡＴＭ網を用いる場合には、複数子のＣＬ
サーバ８を用いて、コネクションレスメッセージデータ
の宛先情報を基にして順次一対のＣＬサーバ８間でルー
ティングを繰り返すことによりＡＴＭ網全体でのルーテ
ィングを行うことが可能である。これによって、一つの
ＣＬサーバ８で広範囲のルーティングを行うのに比べ、
一つ当りのＣＬサーバ８のルーティング範囲を小さくす
ることができ、ハードウェア量の削減、処理時間の短縮
を図ることが可能となっている。

【００３２】図３は、本実施例におけるＡＴＭセルのフ
ォーマットを示す図である。同図において、ＡＴＭセル
は５３バイトの固定長であり、先頭の５バイトがＡＴＭ
ヘッダ、残りの４８バイトが情報を格納すべき情報フィ
ールドである。

【００３３】前記情報フィールドは、本実施例において
セグメントタイプ（ＳＴ）、シーケンスナンバー（Ｓ
Ｎ）及びメッセージ識別子であるＭＩＤが格納されるヘ
ッダ２バイト、コネクションレスメッセージデータを格
納する４４バイト、及びコネクションレスメッセージデ
ータ内の有効情報長が４４バイトよりも短い場合にその
長さを示すペイロード長等が格納されるトレーラ２バイ
トから構成される。

【００３４】前記のコネクションメッセージデータを格
納する４４バイトの領域は、レベル３プロトコルデータ
ユニット（Ｌ３−ＰＤＵ）を４４バイト毎に分割した情
報を格納している。図中ＰＡＤは、セル化する際にメッ
セージ長をＡＴＭセルに合わせるための調整ビットであ
る。すなわち、コネクションレスメッセージが４４バイ
トで割り切れないメッセージ長を有しているときに、４
４バイトで割り切れるようにこのＰＡＤで多少メッセー
ジ長を拡大する。

【００３５】図４は、前記図３のセルフォーマットにお
けるＡＴＭヘッダの格納内容を示している。ＡＴＭヘッ
ダ５バイトのうち、先頭の４ビットはリンク間のフロー
チャート制御に用いられるジェネリックフローコントロ
ール（ＧＦＣ）、次の８ビットは仮想パス識別子（ＶＰ
Ｉ）、その次の１６ビットは仮想チャネル識別子（前述
したバーチャルチャネル識別子と同義である、ＶＣ
Ｉ）、その次の２ビットはセルの種別を示すペイロード
タイプ（ＰＴ）、次の１ビットはリザーブ、さらにその
次の１ビットは輻輳時のセル廃棄の制御用に用いられる
セルプライオリティ（ＰＲ）、最後の８ビットはＡＴＭ
ヘッダ内の１ビットエラー訂正、２ビットエラー検出の
ためのヘッダエラーコントロール（ＨＥＣ）である。

【００３６】図５は、前記図３のセルフォーマットにお
ける情報フィールド内の内容を示している。情報フィー
ルド４８バイトのうち、コネクションレスメッセージデ
ータ４４バイト以外の各フィールドの格納内容を以下に
説明する。

【００３７】その先頭に格納されている２ビットのセグ
メントタイプ（ＳＴ）は、コネクションレスメッセージ
データが複数のセルに分割された場合に当該セルの位置
を示す。すなわち、前述したようにレベル３プロトコル
データユニットのセル化位置が先頭にあるセルにはBEGI
NNING OF MESSEGE:ＢＯＭを、レベル３プロトコルデー
タユニットのセル化位置が中間にあるセルにはCONTINUA
TION OF MESSEGE:ＣＯＭ、そしてレベル３プロトコルデ
ータユニットのセル化位置が最後尾にあるセルにはEND
OF MESSEGE:ＥＯＭを付与する。そしてまたレベル３プ
ロトコルデータユニットのコネクションレスメッセージ
データが一つのセルに収容されてしまう場合にはそのセ
ルにはSINGLE SEGMENT MESSEGE:ＳＳＭを付与、このと
き、ＳＳＭセルの空き領域には“０”を埋め込む。

【００３８】シーケンス番号（ＳＮ）の占める４ビット
は、レベル３プロトコルデータユニット単位のセルにサ
イクリックに付与され、セル単位の廃棄を検出するため
に用いる。

【００３９】そして、同一のコネクションレスメッセー
ジデータに対して同一の値が設定されるメッセージ識別
子（ＭＩＤ）の１０ビット、コネクションレスメッセー
ジデータの有効長を示すペイロード長の占める６ビッ
ト、エラー訂正及び検出用の巡回冗長検査符号用のＣＲ
Ｃ１０の占める１０ビットとから構成される。

【００４０】次に、本実施例におけるコネクションレス
サーバ（ＣＬサーバ）８の具体的な構成を図６〜８を用
いて説明する。先ず、図６は、ＣＬサーバ８の構成を示
す。当該ＣＬサーバ８は、メッセージ処理部１１と課金
部１２とから構成され、メッセージ処理部１１は、ＬＡ
Ｎによって異なる伝送速度、フォーマット、メディア等
の差を吸収し、ＬＡＮデータを統一されたフォーマット
のコネクションセルに変換する。そして、ルーティング
制御、発着信のスクリーニング及びフロー制御等を実行
する。

【００４１】ここで、図７に前記図６におけるメッセー
ジ処理部１１の構成を示した。同図において、メッセー
ジ処理部１１は、入力インタフェース部１３、入力フォ
ーマットチェック部１４、ルーティング部１５、出力フ
ォーマット生成部１６、及び出力インタフェース部１７
とから構成される。

【００４２】前記入力インタフェース部１３は、ＡＴＭ
交換機７とのインタフェースを行い、入力フォーマット
チェック部１４は、ＣＲＣ１０、シーケンス番号（Ｓ
Ｎ）を用いて入力セルの正常性を確認する。そして、ル
ーティング部１５は、入力されるコネクションセルから
前述のＢＯＭ、ＣＯＭ等のセグメントタイプ（ＳＴ）を
判別且つその内容を検出する。

【００４３】上記の検出の結果得られたセグメントタイ
プがＢＯＭ又はＳＳＭの場合は、そのセル内に含まれる
コネクションレスメッセージデータの発信者アドレス
（ＳＡ）及び着信者アドレス（ＤＡ）を解析し、ＡＴＭ
網内でのルーティング情報を検索しその内容を書き換え
る。

【００４４】ＢＯＭ又はＳＳＭのセグメントタイプを付
加されたセルに対して検索されたルーティング情報は、
そのセルに付加されているメッセージ識別子（ＭＩＤ）
と共に、一時記憶しておき、その後セグメントタイプが
ＣＯＭ又はＥＯＭが付加されたセルが入力されると、Ｍ
ＩＤの比較をして一致するルーティング情報を先に記憶
したものと、当該セルのものとを比較・検索され、ルー
ティング情報が書き換えられる。

【００４５】一方、ＥＯＭのセグメントタイプを付加さ
れたセルが入力されるとルーティング情報の書き換え終
了後前記ＭＩＤは記憶から消去される。次に、前記出力
フォーマット生成部１６は、ルーティング部より送出さ
れたコネクションセルに対し、そのコネクションセルの
新たに書き換えられたルーティング情報に伴い、それに
対応したＣＲＣ１０及びシーケンス番号（ＳＮ）を付加
する。

【００４６】そして、前記出力インタフェース部１７
は、ＡＴＭ交換機とのインタフェースを行う。また、前
記課金部１２は、メッセージ処理部１１により統一され
たフォーマットのコネクションセルのうち、同一メッセ
ージを構成するセルが無事送出されたメッセージに限
り、そのメッセージ長をパラメータとしてコネクション
レスメッセージ通信の課金を算出する。

【００４７】図８は、前記図６における課金部１２の構
成を示した図である。同図において、課金部１２は、セ
グメントタイプ分離部１８、ＳＡ・ＤＡ情報検出部１
９、メッセージ長情報検出部２０、演算部２１、及び課
金メモリ２２とから構成される。

【００４８】前記セグメントタイプ分離部１８は、当該
ＣＬサーバ８に入力されたコネクションセルのうちＢＯ
Ｍ、ＥＯＭ、又はＳＳＭのセグメントタイプを付加され
たセルを判別且つ検出して、ＢＯＭ又はＳＳＭの場合は
ＳＡ・ＤＡ情報検出部１９へＥＯＭの場合はメッセージ
長情報検出部２０へ各々送出する。

【００４９】そして、ＳＡ・ＤＡ情報検出部１９では、
ＢＯＭ又はＳＳＭセルより発信者アドレス（ＳＡ）及び
着信者アドレス（ＤＡ）を検出してこれを課金メモリ２
２に格納する。ここで、ＳＳＭセルの場合は、ＳＡ・Ｄ
Ａ情報検出後当該ＳＳＭセルをメッセージ長情報検出部
２０へ送出する。

【００５０】一方、メッセージ長情報検出部２０では、
ＥＯＭ又はＳＳＭセルよりメッセージ長情報を検出し、
これを演算部２１へ送出する。演算部２１では前記メッ
セージ長情報検出部２０の検出したメッセージ長情報に
基づき以下の演算を行う。

【００５１】さらに、前記演算から得られた受信セル数に通信料金の
算出を行う。

【００５２】そして、得られた通信料金は課金メモリ２
２において対応するＳＡ・ＤＡと共に格納される。以後
同一ＳＡ・ＤＡで行われたコネクションレスメッセージ
通信にかかる料金を加算してゆく。

【００５３】ここで、ＣＯＭを付加されたコネクション
セルがエラーを発生してそれにかかるコネクションレス
メッセージの通信が行われなくなった場合、本実施例で
は課金のパラメータとなるメッセージ長情報をＥＯＭよ
り注出するため、そのメッセージに対しては課金は行わ
れない。

【００５４】

【発明の効果】従って、本発明によれば、ＡＴＭ網にお
けるコネクションレスメッセージ通信に対する課金を行
えると共に、途中でＡＴＭセルがエラーを発生したメッ
セージに対しては課金を行わない精度の高い課金システ
ムを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理図

【図２】本実施例におけるＡＴＭ網におけるコネクショ
ンレスメッセージ通信システムの全体構成ブロック図

【図３】本実施例におけるＡＴＭセルのフォーマットを
示す図

【図４】図３のセルフォーマットにおけるＡＴＭヘッダ
の格納内容を示す説明図

【図５】図３のセルフォーマットにおける情報フィール
ド内の内容を示す説明図

【図６】本実施例におけるＣＬサーバの構成図

【図７】図６におけるメッセージ処理部１１の構成図

【図８】図６における課金部１２の構成図

【符号の説明】

１・・セル変換手段２・・ＡＴＭ交換機３・・ＣＬサーバ４・・転送路５ａ・・発端末５ｂ・・着端末６・・セル変換手段７・・ＡＴＭ交換機８・・ＣＬサーバ９・・ＡＴＭ交換機１０・・ＡＴＭ交換網１１・・メッセージ処理部１２・・課金部１３・・入力インタフェース１４・・入力フォーマットチェック部１５・・ルーティング部１６・・出力フォーマット生成部１７・・出力インタフェース部１８・・セグメントタイプ分離部１９・・ＳＡ・ＤＡ情報検出部２０・・メッセージ長情報検出部２１・・演算部２２・・課金メモリ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁵ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｈ０４Ｌ 12/48 (72)発明者向井春郎神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地富士通株式会社内 (72)発明者早見七郎神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地富士通株式会社内 (72)発明者初鹿野一雄神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地富士通株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ＬＡＮにおけるコネクションレスメッセ
ージをセル単位に分割して転送する非同期転送モード
（ＡＴＭ）網において、ＬＡＮから送られてくるコネクションレスメッセージデ
ータを少なくとも一つのＡＴＭセルに変換・分割するセ
ル変換手段（１ａ、１ｂ）と、転送路（４）を通じてＡＴＭセルの交換処理を行う複数
のＡＴＭ交換機（２ａ、２ｂ）と、前記各ＡＴＭ交換機（２ａ、２ｂ）に接続されメッセー
ジ処理部、及び課金部とを有するコネクションレスサー
バ（３ａ、３ｂ）とを備え、前記コネクションレスサーバ（３ａ、３ｂ）は、メッセ
ージ処理部によりコネクションレスセル内のコネクショ
ンレス情報のアドレスを解析して該コネクションレスセ
ルに対するルーチングをメッセージＩＤによって管理す
ると共に、前記課金部により前記コネクションレスセル
からコネクションレスメッセージのメッセージ長に基い
て当該コネクションレスメッセージに対する課金を算出
することを特徴とするＡＴＭ網におけるコネクションレ
スメッセージ課金システム。
【請求項２】前記課金部において、前記コネクション
レスセルが先頭のセルであるか、最終セルであるか、又
は途中のセルであるかを識別し、その最終セルよりメッ
セージ長情報を検出することを特徴とする請求項１記載
のＡＴＭ網におけるコネクションレスメッセージ課金シ
ステム。
【請求項３】前記メッセージ処理部において、メッセ
ージ誤り及び、又はセル廃棄を検出するエラー検出部を
設け、前記エラー検出部がエラーを検出した場合、前記メッセ
ージ処理部は、当該メッセージの送信を中止することを
を特徴とする請求項１記載のＡＴＭ網におけるコネクシ
ョンレスメッセージ課金システム。