JPH05226909A - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JPH05226909A
JPH05226909A JP2542392A JP2542392A JPH05226909A JP H05226909 A JPH05226909 A JP H05226909A JP 2542392 A JP2542392 A JP 2542392A JP 2542392 A JP2542392 A JP 2542392A JP H05226909 A JPH05226909 A JP H05226909A
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JP
Japan
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dielectric
resonators
resonator
block
dielectric block
Prior art date
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Application number
JP2542392A
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English (en)
Inventor
Shoshichi Saito
昭七 斉藤
Yasushi Nishino
康司 西野
Hisaya Tamura
久弥 田村
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Dexerials Corp
Original Assignee
Sony Chemicals Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体の小型、部品点数の縮小、製造の簡易化
をはかる。 【構成】 外部導体12を有する1つの誘電体ブロック
11に、それぞれ内部導体14を有する貫通孔13によ
って複数の共振器を構成すると共に貫通孔13の一端に
内部導体に接続された電極16を有する凹部15を設け
て付加容量CP を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘電体共振器を用いた
誘電体フィルタに係わる。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車電話、パーソナル無線移動
通信、衛星を利用した放送等の普及によって500〜2
000MHz程度の範囲で使われる「デュプレクサ」す
なわち、「送受信機用アンテナ共用器」の、より小型、
軽量、安価への要求が高まっており、更に希土類金属の
省資源も要求されているところである。
【0003】この種のデュプレクサ等は、誘電体共振器
を利用した誘電体フィルタが多用されている。
【0004】この種の誘電体フィルタとしては、図8に
その2個の誘電体共振器Ra及びRbを用いた場合の構
成図を示すように、これら2個の誘電体共振器Ra及び
Rbと3個のコンデンサC1 ,C2 ,C3 を主構成素子
とする。この場合、その特性は、これら素子の定数で定
まる。
【0005】すなわち、狭帯域特性とする場合は誘電体
共振器Ra,Rbの2つの共振周波数fa,fbはほぼ
等しく選ぶが、広帯域特性を得る場合は、fa,fbを
若干異ならしめる。
【0006】そして、コンデンサC1 ,C2 ,C3 の3
つの容量は、これらに適合するように適当な値に選ばれ
る。
【0007】その結果、フィルタの通過周波数帯域fPB
は、一般にfa,fbより僅かに低い周波数に現れ、通
過特性は、図9中各特性曲線A,B,Cで示すいわゆる
単峰特性、平坦特性、双峰特性等が得られる。
【0008】誘電体共振器Rは、図10Aでその上面図
を示し、同図Bで同図AのB−B線上の断面図を示すよ
うに、円筒状の誘電体1の外周面に外部導体2が誘電体
1の一端面に亘って被着され、中心孔3内に内部導体4
が被着され、その一端が誘電体1の上述の一端面に設け
られた外部導体2の延長端に接続され、他端が開放端
(駆動端)とされる。
【0009】この基本的誘電体共振器Rの動作は、次の
通りである。 ここで、充填誘電体の比誘電率=ε 充填誘電体の内径 =D1 (mm) 充填誘電体の外径 =D0 (mm) 充填誘電体の長さ =Le(mm) とすると、基本特性は、 波長短縮率 k=1/√ε 特性インピーダンス W=(138k)Log10(D0 /D1 ) (Ω) 周波数 f (MHz) 真空中光速 c=3×1011 (mm/s) 周波数f時の波長 λ=k・c/(f/108 ) (mm) 駆動端Tin3 インピーダンス Z3 =jW・tan(2πLe/λ) (Ω) となる(ここに、j=√−1)。
【0010】従って、Le=λ/4のとき、Z3 =±j
∞の共振状態となり、その時の周波数が誘電体共振器の
共振周波数である。
【0011】以上の関係から、誘電体共振器を小さく作
るためには、比誘電率εの大きな(また、損失の小さ
な)材料が求められる。
【0012】例えば共振周波数fa,fbを1000M
Hzにとった場合、得られる材料の比誘電率εは現状5
0〜100程度なので、次の値を想定してみる。 ε =100 D1 =2(mm) D0 =10(mm)とすると、 W=9.65(Ω) k=0.1 λ=30(mm)となり、 長さ Le=7.5(mm)で共振し、faにおける
インピーダンスは極大となる。
【0013】次に同条件で長さLeを変え、図11で示
すように、誘電体共振器Rの駆動端(開放端)側に付加
コンデンサCpを挿入する場合についてみる。
【0014】この場合、 Le=5(mm)とすると Z3 =j9.65 tan(2π・5/30)=j1
6.7(Ω) 今CP =9.52(pF)とすると、そのインピーダン
スZcは Zc=−j/(2πfaCP )=−j16.7(Ω) 従ってZ1 =1/((1/Z3 )+(1/Zc))から
駆動端Tin4インピーダンスZ4 =±j∞となり、や
はりfaでインピーダンスが極大となる。
【0015】また、この両者は、fa近傍でのインピー
ダンス特性が類似の値をとる。従って、Le=5(m
m)に短縮化れて、ほぼ同等の特性が得られることにな
る。
【0016】図11では、誘電体共振器Rに、外部素子
の付加コンデンサCpを接続した場合であるが、図12
にその断面図を示すように、誘電体共振器Rの駆動側の
誘電体1の端面に、その中心孔3の外周に凹部5を設
け、この凹部5の内面に中心孔3内の内部導体4より延
長して付加電極6を被着することによって駆動端の対地
容量を大とすることができる。
【0017】この場合凹部5が浅ければ近似的に集中定
数のコンデンサ、即ち付加容量Cpが、共振器Rの内外
両導体4及び2間に挿入されたと等価になり、前述した
ように、誘電体1の長さLeの短縮化がはかられる。
【0018】尚、上述したところは、誘電体1が中心孔
3すなわち貫通孔が中心軸上にある真円筒状とした場合
であるが、円筒状に限らず断面正四角形もしくは長方形
の筒状等の誘電体によって構成することもできるし、そ
の貫通孔3が誘電体1の中心軸上に設けられる場合に限
らず、偏心して設けられる場合においても誘電体共振器
を構成することができ、また図12で説明した外付けコ
ンデンサを省略し付加容量が作りつけられたいわゆるト
ップローディングコンデンサ型の誘電体共振器を構成す
ることができる。
【0019】従って、図8で説明した複数の誘電体共振
器を用いた誘電体フィルタを構成する場合において、図
13Aにその上面図を示し図13Bに図13AのB−B
線上の断面図を示すように、共通すなわち1個の誘電体
ブロック11に複数本の貫通孔13を穿設し、それぞれ
の貫通孔13を中心孔としてこれら貫通孔13内に内部
導体14を被着形成し、誘電体ブロック11の外周面と
一側端面に共通の外部導体12を被着形成し、ブロック
11の外部導体12が被着された一側端面側に位置する
内部導体14の一端を、外部導体12に電気的に接続す
ることによって各貫通孔13においてそれぞれ誘電体共
振器Rこの図の例では2個の共振器R1及びR2 を一体
に構成することができる。
【0020】図14はこのように1つの誘電体ブロック
11に複数(この例では2個)の誘電体共振器R1 及び
2 を用いて図8に対応するフィルタを構成した場合で
ある。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このように1つの誘電
体ブロックをもって複数の誘電体共振器を構成する一体
型構成による誘電体フィルタは、その構造が簡潔化さ
れ、小型、コンパクト化されると共に組立製造が簡易化
される。
【0022】しかしながら従来のこの種一体型共振器に
よる誘電体フィルタにおいては、付加コンデンサ、入出
力結合コンデンサ等の作りつけ、更に共振器相互間に存
在する浮遊容量による相互の干渉については考慮がなさ
れておらず、充分な小型、簡潔化等に課題が残されてい
る。
【0023】本発明は、これら課題の解決をはかる。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1A及びB
にそれぞれその一例の上面図及び図1のB−B線上の断
面図を示すように、外部導体12が設けられた1つの誘
電体ブロック11中に、それぞれ貫通孔13が設けら
れ、各貫通孔13内に各貫通孔13の一端側で外部導体
12に電気的に接続された内部導体14が設けられて成
る複数の誘電体共振器R(図においてR1 ,R2 )が構
成された誘電体フィルタにおいて、誘電体ブロック11
の貫通孔13の他端すなわち駆動端(開放端)側に凹部
15が設けられ、これら凹部15内に内部導体14と連
なるすなわち接続する電極16が形成された付加容量C
pが構成されて成る。
【0025】また、本発明は、図3A及びBにその一例
の上面図及び図3AのB−B線上の断面図を示すよう
に、互いに隣り合う誘電体共振器R(図においては
1 ,R2)間の誘電体ブロック11に切り込み17が
設けられた構成とする。
【0026】更にまた、本発明は、図4A及びBにその
一例の上面図及び図4AのB−B線上の断面図を示すよ
うに、誘電体ブロック11の、誘電体共振器Rに対する
付加容量Cpが構成された側の面に、内部に電極18が
設けられた溝(凹部)19が形成されて、入力または出
力用の結合コンデンサとなる容量入出力結合コンデンサ
(C1 ,C3 )の少なくとも一方が構成されるようにす
る。
【0027】
【作用】本発明構成によれば、複数の誘電体共振器Rが
構成された誘電体ブロック11自体に、凹部15を設
け、これに中心導体14と連なる電極16を設けたの
で、駆動端側の対地面積が増大、これによって付加容量
Cpがつくりつけられたと等価となる。従って、その容
量Cpを凹部15の深さ、形状、面積等を選定してその
容量値を適当に設定することによって、共振器Rの長
さ、従って誘電体ブロック11の厚さの低減化をはかる
ことができることになる。
【0028】また、この構成において、隣り合う共振器
R間の間隔、特に付加容量Cp間の対向面積、対向長等
を選定することによって両者間に静電容量を発生させる
ことができ、これによって図8及び図14で示した結合
容量C2 を構成できる。従って、この場合は、外付けの
コンデンサを1個省略できて、その構成は図2で示すよ
うになる。
【0029】そして、また上述した導電層、即ち外部導
体12、内部導体14、電極16等の形成を行って後
に、隣り合う共振器R間に切り込み17を設けることに
よって、上述の寄生の静電容量による結合容量C2 の値
が大き過ぎる場合にこれの削減の効果や、隣り合う共振
器R間の干渉を防止する作用を与えることができる。
【0030】更に、内部に電極18を有する溝(凹部)
19を設けた構造とすることによってこれから図5に示
すように入力及び(または)出力端子の導出を行えば、
入力側及び(または)出力側の共振器Rとの間に静電容
量を生じさせることができるので、これらを図8で示し
た入力及び(または)出力結合コンデンサC1 及び(ま
たは)C2 とすることができ、これらコンデンサの外付
けを回避することができる。
【0031】
【実施例】本発明による誘電体フィルタ特に2個の誘電
体共振器Rによって構成する場合の実施例について説明
する。
【0032】図1に示すように、例えば直方体状の誘電
体ブロック11を用意する。この誘電体ブロック11
は、高い誘電率を有する例えばBa系の複合ペロブスカ
イト例えばBa(Zn1/3 Ta2/3 )O3 ,Ba(Mg
1/3 Ta2/3 )O3 等の化合物、或いはBa−TiO2
系のBaTi149 ,Ba2 Ti9 20、またはBaO
−Ln2 3 −TiO2 系のBaの一部をPb,Srで
置換した(PbBa)O−Nd2 3 −TiO2 ,(B
aSr)O−Sm2 3 −TiO2 系、BaO−(Nd
Sm)2 3 −TiO2 系等によって構成し得る。
【0033】この誘電体ブロック11の長手方向に沿っ
て中央上に所要の間隔を保持して平行に2本の貫通孔1
3を穿設する。
【0034】また、一方誘電体ブロック11の一方の主
面111に、各貫通孔13の開口部の周囲にそれぞれ凹
部15を設ける。
【0035】この誘電体ブロック11の各貫通孔13及
び凹部15の内表面を含んで全表面に銀ペーストの焼付
け、無電解銅メッキ等、更に必要に応じてこれの上に電
気メッキを施すことによって導電層を被着形成する。そ
の後、誘電体ブロック11の凹部15を有する側の主面
111側を研磨し、この主面111上の導電層のみを除
去する。
【0036】このようにして残された導電層によって誘
電体ブロック11の外周面と、主面111とは反対側の
主面112に外部導体12が形成され、貫通孔13内に
内部導体14が形成され、凹部15内に電極16が形成
された誘電体共振器R1 ,R 2 が構成される。
【0037】そして、その内部導体13は、その一端が
外部導体12に接続され、他端が凹部15内の電極16
に接続された構成となり、1つの誘電体ブロック11
に、2つの貫通孔13においてそれぞれ共振器R1 及び
2 が形成され、各共振器R1及びR2 において、凹部
15と電極16の存在によって前述したように対地容量
が増加することによって付加容量Cpが形成されて共振
器長の短縮化がはかられる。
【0038】このようにして構成された2個の共振器R
1 及びR2 は、例えば図1Bに示すように、結合コンデ
ンサC1 〜C3 を外付けして誘電体フィルタを構成す
る。
【0039】そして、この場合、両共振器R1 及びR2
の間隔、これら凹部15の深さ、間隔等を選定すること
によって、両共振器R1 及びR2 間にいわば寄生の静電
容量が生じるようにして、これによって結合コンデンサ
2 を構成して、図2に示すように外付けの結合コンデ
ンサC2 を省略するようにすることもできる。
【0040】また、図1の例では、貫通孔13と凹部1
5とを同心的に配置した場合であるが、このような構成
に限られるものではなく、図3A及びB、図7A及びB
に各図Aにおいてその上面図、各図Bに各図AのB−B
線上の各断面図を示すように、偏心的配置構成とするこ
ともできる。
【0041】また、同図3に示すように、誘電体ブロッ
ク11の主面111に、両共振器R 1 及びR2 間に、こ
れらの一部或いは全域を横切って切り込み17を設け、
上述の寄生容量によるコンデンサC2 の容量値の調整、
具体的には容量値の削減を行うとか、或る場合は隣り合
う共振器R1 ,R2 間の干渉防止等をはかることができ
る。
【0042】更に、凹部15の形状は、種々の形状、例
えば正方形、長方形、円形、更に、図4、図7に示すよ
うにH型、コの字形状等にするなど、必要とする付加容
量Cp、結合コンデンサC2 の容量等に応じて選ばれ
る。
【0043】また、この付加容量Cpの増加が望まれる
場合、即ち更に誘電体ブロック11の厚さ(共振器の長
さ)Leの縮小化をはかるには、図6Aにその上面図、
図BにA図のB−B線上の断面図を示すように、凹部1
5の底面に再に例えば1本ないしは複数のリング状、或
いは例えば、図7に示すようにコ字状パターンの補助凹
部151を設け、これの内面に亘って電極16の被着
を、例えば前述したと同様に他の導体12,14等の形
成と同時に行って電極16の面積の増大化をはかること
もできる。
【0044】また、誘電体ブロック11の主面111
の、例えば各共振器R1 及びR2 外側にこれらに隣接し
てそれぞれ溝19を設け、この溝19内に電極18を、
例えば前述したと同様の導体12,14等の形成と共に
形成して、各共振器R1 ,R2との間に静電容量が生じ
るようにし、図5に示すようにこれら電極19から入出
力端子の導出を行い、これら静電容量によって入出力結
合コンデンサC1 及びC 3 を構成すれば、外付けの入出
力結合コンデンサを省略することもでき、図2で説明し
た構成を兼備させることで外付けコンデンサC1 〜C3
の全てを省略する構成とすることもできる。
【0045】しかしながら、例えば図4及び図5の一方
の電極18、凹部19のみを設けて入出力結合コンデン
サの一方のみを省略する構成とすることもできる。
【0046】また、図7に示すよう、両共振器R1 及び
2 間に入出力結合コンデンサC1及びC3 を構成する
溝19と電極18を配置した構成とすることもできる。
この場合においても、入出力結合コンデンサC1 及びC
3 の一方のみを設ける構成とすることもできるし、一方
を両共振器R1 及びR2 間に、他方をいづれかの共振器
1 またはR2 の外側に配置することもできる。
【0047】尚、図1〜図7において互いに対応する部
分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0048】また、本発明は図示した例に限られるもの
ではなく、各部の構造を組合せた構造、例えば補助凹部
151を図3、図4に示す構造の凹部15に設けるなど
種々の変型変更を行うことができる。
【0049】また上述した例では、2個の誘電体共振器
Rを用いたフィルタに本発明を適用した場合であるが、
3個以上の共振器Rを用いる場合等に適用することもで
き、この場合においても共通の誘電体ブロック11に、
これら3個以上の共振器R、更にコンデンサ等を前述し
たと同様に配列構成することができる。
【0050】
【発明の効果】上述したように、本発明構成によれば、
1つの誘電体ブロック11に、誘電体フィルタを構成す
る複数の共振器Rを、付加容量Cpと共に組込んで形成
したので共振器Rの長さLeを小に、従って誘電体ブロ
ック11の厚さを小さくでき、全体の小型化、材料の節
約による省資源化等がはかられ、更に例えば入出力結合
コンデンサC1 及びC3 、更に共振器相互間のコンデン
サC2 を誘電体ブロック11中に作りつけることによっ
て部品点数の削減、組立の簡易化がはかられる。
【0051】また各共振器R間に切り込み17を設ける
ときは、より共振器間の間隔の縮小化、したがって小型
化と、共振器R間のコンデンサC2 の容器の調整等に寄
与することができることから設計の簡易化をはかること
ができるなどの利点が生じる。
【0052】また、その製作に当たっては、所要の貫通
孔13、凹部15、溝19の形成を誘電体ブロック11
に行って後、全表面に導電層を無電解メッキ、導電塗料
中への浸漬等によって形成して後、誘電体ブロック11
の主面111の研磨を行うのみで、選択的に所定部への
内外部導体電極の形成を行うことができるので、製造工
程が増加することもないなど工業的利益は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の誘電体フィルタの一例の上面図及びそ
のB−B線上の断面図である。
【図2】本発明の誘電体フィルタの一例の構成図であ
る。
【図3】本発明に用いる誘電体共振器の一例の上面図及
びそのB−B線上の断面図である。
【図4】本発明に用いる誘電体共振器の一例の上面図及
びそのB−B線上の断面図である。
【図5】本発明の誘電体フィルタの一例の構成図であ
る。
【図6】本発明に用いる誘電体共振器の一例の上面図及
びそのB−B線上の断面図である。
【図7】本発明に用いる誘電体共振器の一例の上面図及
びそのB−B線上の断面図である。
【図8】従来の誘電体フィルタの構成図である。
【図9】誘電体フィルタの周波数−レスポンス図であ
る。
【図10】従来の誘電体フィルタの一例の上面図及びそ
のB−B線上の断面図である。
【図11】従来の誘電体共振器の断面図である。
【図12】従来の誘電体共振器の断面図である。
【図13】従来の誘電体共振器の上面図及びそのB−B
線上の断面図である。
【図14】誘電体フィルタの構成図である。
【符号の説明】
11 誘電体ブロック 12 外部導体 13 貫通孔 14 内部導体 15 凹部 16 電極 17 切り込み 18 電極 19 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01P 5/08 H 8941−5J 7/10 11/00 L

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部導体が設けられた1つの誘電体ブロ
    ック中に、それぞれ貫通孔が設けられ、該各貫通孔内に
    該各貫通孔の一端側で上記外部導体に電気的に接続され
    た内部導体が設けられて成る複数の誘電体共振器が構成
    された誘電体フィルタにおいて、 上記誘電体ブロックの上記貫通孔の他端側に凹部が設け
    られ、該凹部内に上記内部導体と連なる電極が形成され
    た付加容量が構成されて成ることを特徴とする誘電体フ
    ィルタ。
  2. 【請求項2】 互いに隣り合う誘電体共振器間の誘電体
    ブロックに切り込みが設けられたことを特徴とする請求
    項1に記載の誘電体フィルタ。
  3. 【請求項3】 誘電体ブロックの誘電体共振器に対する
    付加容量が構成された側の面に、 内部に電極が設けられた溝が形成されて、入力または出
    力用の結合容量の少なくとも一方が構成されて成ること
    を特徴とする請求項1または2に記載の誘電体フィル
    タ。
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