JPH0522516A - イメージセンサ - Google Patents

イメージセンサ

Info

Publication number
JPH0522516A
JPH0522516A JP3176901A JP17690191A JPH0522516A JP H0522516 A JPH0522516 A JP H0522516A JP 3176901 A JP3176901 A JP 3176901A JP 17690191 A JP17690191 A JP 17690191A JP H0522516 A JPH0522516 A JP H0522516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photodiode
light receiving
image sensor
receiving element
photodiodes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3176901A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Fujimagari
啓志 藤曲
Chikao Ikeda
周穂 池田
Junji Okada
純二 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP3176901A priority Critical patent/JPH0522516A/ja
Priority to US07/912,996 priority patent/US5243177A/en
Priority to KR92012552A priority patent/KR950009594B1/ko
Publication of JPH0522516A publication Critical patent/JPH0522516A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14643Photodiode arrays; MOS imagers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 蓄積電荷の読み取りを高感度、高速に行う。 【構成】 受光素子は二つのフォトダイオードPD1,
PD2で構成され、透明基板1上に金属電極2、光電変
換層3a,3b、透明電極4a,4b、絶縁層5を順次
積層及びパターニングして逆極性に接続されたフォトダ
イオードPD1,PD2を形成する。フォトダイオード
PD1の透明電極4aは絶縁層5に形成したコンタクト
孔6aを介してアルミニウム等からなる共通電極配線7
に接続され、フォトダイオードPD2の透明電極4b
は、絶縁層5に形成したコンタクト孔6bを介してアル
ミニウム等からなる引き出し配線8に接続されている。
そして、フォトダイオードPD1,PD2を接続する金
属電極2は受光可能なエリアにのみ存在するよう規定さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ等の入力部
に使用されるダイオードマトリクス駆動方式によるイメ
ージセンサに係り、特に二つのフォトダイオードを極性
を互いに逆向きに直列に接続して構成される受光素子を
ライン状に配置して形成されるイメージセンサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ等において画像読み
取りに使用されるイメージセンサとして、二つのフォト
ダイオードを互いに逆極性に直列に接続して1つの受光
素子を形成し、この受光素子をライン状またはマトリク
ス状に配置する構成ものが提案されている。その構造例
を図10に示す。図10は、本出願人が特願平2-2588号
で提案した構造を示す図であり、図10Aはイメージセ
ンサの平面図、同図Bは同図AのJ−J′での断面図で
ある。フォトダイオードPD3の一端は共通電極配線5
1に接続され、フォトダイオードPD4の一端は引き出
し配線52を介して個別電極配線53に接続されてい
る。フォトダイオードPD3は光電変換層60aを透明
電極61aと金属電極62とで挟む領域に形成され、フ
ォトダイオードPD4は光電変換層60bを透明電極6
1bと金属電極62とで挟む領域に形成されている。金
属電極62と個別電極配線53は共に、ガラス等からな
る透明基板70にクロム等の金属層を形成することによ
り構成されている。
【0003】次に、図10に示す構造のイメージセンサ
における信号読み出し動作の概略について図11を参照
して説明する。まず、各フォトダイオードPD3はシフ
トレジスタSRにより走査され、順次逆バイアス電圧が
印加される。これによりフォトダイオードPD3には電
荷が蓄積される。当該走査の後、フォトダイオードPD
3に蓄積された電荷はフォトダイオードPD3の容量C
P3とフォトダイオードPD4の容量CP4に配分される。
当該走査が一巡する間にフォトダイオードPD3及びフ
ォトダイオードPD4には光が照射され、その光の照射
光量に応じた電荷が放電される。そして次に、読み出し
パルスであるリセット信号をシフトレジスタSRによっ
て順次印加すると各フォトダイオードPD3には前記放
電量に応じた電荷が再充電される。このときローディン
グ抵抗Rを流れる電流により出力端子Tout に生じる電
位を信号として読み出すことによって出力信号を得るこ
とができる。従って、このイメージセンサによれば、受
光素子を2次元に配列しても駆動回路が1ライン分でよ
いという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示す構造のイメージセンサにおいては次のような問題
があった。図12は図10Bと同じ図であるが、図12
において斜線部Aで示すように、フォトダイオードPD
3は共通電極配線51により遮光された下層において金
属電極62と透明電極61aの間に光が受光されない容
量(以下、この容量を付加容量と称す)を有し、また斜
線部Bで示すように、フォトダイオードPD4は引き出
し配線52により遮光された下層で金属電極62と透明
電極61b間に付加容量を有しており、これらの付加容
量のためにフォトダイオードの応答性が低下し、その結
果出力電圧が低下し、残像が生じるという問題があっ
た。
【0005】この現象をイメージセンサの1ビット、即
ち一つの受光素子について説明すると次のようである。
フォトダイオードPD4にパルス幅tr の読み出しパル
スが印加されると、フォトダイオードPD4の陽極はt
r の期間図に示すようにリセット電圧Vに接続され、読
み出しパルスが印加されないときには接地の状態となさ
れる。即ち、読み出しパルスが印加されると、リセット
電圧Vに対して逆方向となるフォトダイオードPD3に
はQ=CP3・Vの電荷が蓄積される。次に、読み出しパ
ルスが印加されなくなると、フォトダイオードPD3に
蓄積された電荷Q(=CP3・V)がCP3とCP4の容量比
に分配され、フォトダイオードPD3にはCP3・Q/
(CP3+CP4),フォトダイオードPD4にはCP4・Q
/(CP3+CP4)が分配される。
【0006】次にフォトダイオードPD3,PD4に光
が入射し(蓄積時間はta )、このとき生じる光電流を
それぞれi3 ,i4とすると、フォトダイオードPD3
にはΔq3 =i3 ・ta の電荷が、フォトダイオードP
D4にはΔq4 =i4 ・taの電荷がそれぞれ発生し、
既にフォトダイオードPD3,PD4に蓄積されている
電荷と再結合して、フォトダイオードPD3及びPD4
にはそれぞれ下記の(1)式及び(2)式で定められる
電荷が再分配される。
【0007】 CP3・(Q−i3・ta−i4・ta)/(CP3+CP4) …(1) CP4・(Q−i3・ta−i4・ta)/(CP3+CP4) …(2) 次に、再び読み出しパルスが印加されると、下記の
(3)式で求められる電圧が出力端子Tout で検出され
る。 CP4・Q/(CP3+CP4)+CP3・(i3・ta+i4・ta)/(CP3+CP4) …(3) (3)式において第1項は暗時出力、即ち光の入射がな
かった場合の出力を意味するから、従って実効的な出力
は(3)式の第2項で与えられることになる。しかしな
がら実際には、上述したように、フォトダイオードPD
3は共通電極配線51により遮光された下層で、またフ
ォトダイオードPD4は引き出し配線52により遮光さ
れた下層に付加容量を形成するため、読み出しパルスが
印加されている間にフォトダイオードPD3の両端に充
分な電荷が蓄積されてないままリセットされることにな
り、その結果出力が低下し、残像が生じるものであっ
た。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、付加容量が形成されることを防止し、以て高感度
で高速読み取りが可能なイメージセンサの構造を提供す
ることを目的とする。また本発明は、読み取り回路に流
れ込むノイズを減少させ、以て精度の高い読み取りを可
能とする受光素子の形状及び配列を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のイメージセンサは、光電変換層を介して
金属電極と透明電極との間に形成され、前記金属電極ま
たは透明電極に接続された共通電極配線により読み取り
回路に接続される第1のフォトダイオードと、光電変換
層を介して金属電極と透明電極との間に形成され、前記
金属電極または透明電極に接続された引き出し配線によ
り駆動パルスを発生する駆動回路に接続された第2のフ
ォトダイオードとを前記透明電極または金属電極により
極性を互いに逆向きに直列に接続した構成の受光素子を
ライン状に配置して受光素子アレイを形成してなるイメ
ージセンサにおいて、前記第1及び第2のフォトダイオ
ードは受光可能な領域にのみ形成することによって、前
記第1のフォトダイオード及び第2のフォトダイオード
に付加容量が形成されないようにすることを特徴とす
る。
【0010】
【作用及び発明の効果】本発明においては、二つのフォ
トダイオードを極性を逆に接続して構成した受光素子は
受光可能な領域内にのみ形成される。従って、付加容量
が形成されることはなく、蓄積された電荷の読み取りを
高感度、且つ高速に行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
図1は本発明に係るイメージセンサを3ラインのイメー
ジセンサに適用した場合の一実施例の構造を示す図であ
り、図1Aはイメージセンサの平面図、図1Bは図1A
のI−I′での断面図を示す。図1Bに示すように、イ
メージセンサの受光素子は、フォトダイオードPD1と
フォトダイオードPD2から構成され、ガラス等からな
る透明基板1上に、クロム等からなる金属電極2、a−
Si:H等からなる光電変換層3a,3b、酸化インジ
ウム錫(ITO)等からなる透明電極4a,4b、ポリ
イミド等からなる絶縁層5を順次積層及びパターニング
して逆極性に接続されたフォトダイオードPD1とフォ
トダイオードPD2を形成する。フォトダイオードPD
1の透明電極4aは絶縁層5に形成したコンタクト孔6
aを介してアルミニウム等からなる共通電極配線7に接
続され、またフォトダイオードPD2の透明電極4b
は、絶縁層5に形成したコンタクト孔6bを介してアル
ミニウム等からなる引き出し配線8に接続されている。
そして、フォトダイオードPD1とフォトダイオードP
D2を接続する金属電極2は、図1Bに示されるように
受光可能なエリア内にのみ存在するよう規定されてい
る。
【0012】次に図1に示すイメージセンサの製造方法
について図2を参照して説明する。まず、ガラスから成
る透明基板1上に、蒸着法またはスパッタ法によりクロ
ムからなる金属膜を70nm程度の膜厚で全面に着膜し、
フォトリソグラフィーの手法により図2Aに示すように
金属電極2及び個別電極配線9を形成する。次いで、P
−CVD法により、a−Si:H及びn型またはp型に
ドーピングされたa−Si:Hを着膜して光電変換層
3′を形成する。光電変換層3′は、pin型、pi
(ip)型、in(ni)型、i型のいずれの型でもよ
く、p層は 100%のシラン(SiH4 )ガス中にジボラ
ン(B26)ガスを 1%程度ドーピングしたガスを用
い、n層は 100%のシランガス中にホスフィン(PH
3 )ガスを 1%程度ドーピングしたガスを用いて作製す
る。着膜条件は、基板温度は200℃〜 350℃、i層の膜
厚は 0.5〜 2μm、p層及びn層の膜厚は10nm〜 200
nmとする。光電変換層3′を形成した後、ITOから
なる透明導電膜4′をスパッタ法により80nmの膜厚に
着膜する(図2B)。
【0013】次に、透明導電膜4′上にフォトレジスト
を塗布し、所定のマスクパターンを形成して、透明導電
膜4′をエッチングし、その後引き続いて光電変換層
3′をドライエッチングして図2Cに示す構成を得る。
ドライエッチングには、CF4,SF6 等のガスを用い
る。ただし、金属電極2の直上にp型またはn型にドー
ピングされた半導体層が存在する場合は、i層着膜前に
金属電極2と同サイズにパターニングを行う。この構成
の場合、金属膜を全面に着膜後、p型またはn型にドー
ピングされた半導体層を着膜し、該半導体層のパターニ
ング、エッチングの後、連続して同じマスクパターンを
用いて金属膜のエッチングを行ってもよいものである。
【0014】次に、日立化成製PIX-1400、PIX-8803、東
レ製フォトニース等のポリイミドをロールコートまたは
スピンコートにより1μm程度の膜厚で塗布し、その後
図2Dに示すように、コンタクト孔6a,6bを形成す
る。最後にアルミニウムからなる金属膜を蒸着法または
スパッタ法により 1μm程度の膜厚で着膜し、フォトリ
ソグラフィー法により共通電極配線7及び引き出し配線
8を形成して図2Eに示す構造を得る。以上の構成によ
れば、図1Bから明らかなように、フォトダイオードP
D1,PD2の容量は受光可能な領域内にのみ形成され
ることになり、従来のような付加容量が形成されること
はないので、フォトダイオードの応答性が向上し、読み
取りを高感度、且つ高速に行うことができる。
【0015】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。上記の実施例では共通電極配線7、引き出し配線8
が形成されている側から光を受光する構成としたが、反
対側から受光するようにすることも可能である。その構
造例を図3に示す。図3において、イメージセンサの受
光素子は、フォトダイオードPD1′とフォトダイオー
ドPD2′から構成され、ガラス等からなる透明基板1
1上に、ITO等からなる透明電極12、a−Si:H
等からなる光電変換層13a,13b、クロム等からな
る金属電極14a,14b、ポリイミド等からなる絶縁
層15を順次積層及びパターニングして逆極性に接続さ
れたフォトダイオードPD1′とフォトダイオードPD
2′を形成している。フォトダイオードPD1′の金属
電極14aは、絶縁層15に形成したコンタクト孔16
aを介してアルミニウム等からなる共通電極配線17に
接続され、またフォトダイオードPD2′の金属電極1
4bは、絶縁層15に形成したコンタクト孔16bを介
してアルミニウム等からなる引き出し配線18に接続さ
れている。そして、光は透明基板11の裏面側(図の下
側)から照射されるようになされている。図3に示す構
造によれば、フォトダイオードは受光可能なエリアに形
成されるので、従来形成されていた付加容量が存在する
ことはなく、フォトダイオードの応答性を向上させるこ
とができ、以て読み取りを高感度、且つ高速に行うこと
ができるものである。
【0016】次に本発明の更に他の実施例について説明
する。上記実施例では図11に示すように、二つのフォ
トダイオードの互いの陰極を接続した構成について説明
したが、図4に示すように、二つのフォトダイオードP
D5,PD6の互いの陽極を接続するようにしてもよい
ものである。なぜなら、共に遮光されていない2個のフ
ォトダイオードが互いに逆極性に直列に接続されて構成
される受光素子においては、一方のフォトダイオードに
正または負のパスルを印加することにより二つのフォト
ダイオードを逆バイアスする電荷を充電すると同時に、
蓄積された光電流を共通電極に転送し、読み取り回路で
電圧に変換することにより電荷の読み取りが行われる
が、この際、正のパルスを印加すると読み取り回路では
正の電圧が得られ、負のパスルを印加すると読み取り回
路では負の電圧が得られるものであり、このことは図1
1に示すように互いの陰極を接続した場合でも、図4に
示すように互いの陽極を接続した場合でも同じであるか
らである。なお、図4において20は読み取りのための
共通電極を示す。
【0017】図4に示すように2個のフォトダイオード
の互いの陽極を接続する構成の受光素子の構造例を図5
に示す。図5において、イメージセンサの受光素子は、
フォトダイオードPD5とフォトダイオードPD6から
構成され、ガラス等からなる透明基板21上に、クロム
等からなる金属電極22a,22b、オーミックコンタ
クトをとるためのn+ a−Si:H層23a,23b、
a−Si:H等からなる光電変換層24、ITO等から
なる透明電極26、ポリイミド等からなる絶縁層25を
順次積層及びパターニングして互いの陽極が接続された
フォトダイオードPD5とフォトダイオードPD6を形
成する。フォトダイオードPD5の金属電極22aは、
絶縁層25に形成したコンタクト孔27aを介してアル
ミニウム等からなる共通電極配線28に接続され、また
フォトダイオードPD6の金属電極22bは、絶縁層2
5に形成したコンタクト孔27bを介してアルミニウム
等からなる引き出し配線29に接続されている。そし
て、フォトダイオードPD5とフォトダイオードPD6
を接続する透明電極26は受光可能なエリアにのみ存在
するよう規定されている。なおフォトダイオードの構造
はpin型、pi(ip)型、in(ni)型、i型の
いずれの型でもよいものである。また、図5に示す構造
は、図2に示すと同様にフォトリソグラフィーの手法に
より形成することができることは当然である。
【0018】次に、二つのフォトダイオードの形状及び
配置について説明する。上述したように、二つのフォト
ダイオードを互いに逆極性に直列に接続して受光素子を
構成することによって、蓄積された電荷の読み取りを高
感度、且つ高速に行うことができるものであるが、二つ
のフォトダイオードに入射する光量に大きな差がある場
合には、当該受光素子から読み取り回路に電流が流れ、
これがノイズとなるものである。即ち、いま図1Bに示
す構成において、便宜的にフォトダイオードPD1をフ
ォトダイオードPD、フォトダイオードPD2をブロッ
キングダイオードBDと称することにすると、図6に示
すように、フォトダイオードPDとブロッキングダイオ
ードBDとを副走査(SS)方向に配置し、且つ全ての
受光素子のフォトダイオードPDとブロッキングダイオ
ードBDとを主走査(FS)方向に並べて配置すること
が考えられる。なお、図6において30は一つの受光素
子を示す。ところで、ファクシミリ等の原稿においては
その画像中にFS方向に延びる直線を含むことが多く、
当該直線が受光素子PDのフォトダイオードPD側にの
み投影されてブロッキングダイオードBD側には投影さ
れない場合、あるいは逆にブロッキングダイオードBD
側にのみ投影されてフォトダイオードPD側には投影さ
れない場合が生じる。しかし、フォトダイオードPDと
ブロッキングダイオードBDの入射光量が同じである場
合には、フォトダイオードPDの両端の電圧とブロッキ
ングダイオードBDの両端の電圧は等しくなるので、受
光素子PDから読み取り回路に電流が漏れてノイズを発
生することはないが、入射光量に差がある場合にはフォ
トダイオードPDの両端の電圧とブロッキングダイオー
ドBDの両端の電圧は等しくなくなるので、読み取り回
路に電流が流れてノイズが発生することになり、このノ
イズ電流は、フォトダイオードPDとブロッキングダイ
オードBDの一方が全黒、他方が全白の画像が投影され
るときに最大になる。従って、図6に示す配列は望まし
いものではないものである。
【0019】そこで、図7に示すように、各受光素子3
0のフォトダイオードPDとブロッキングダイオードB
DとをFS方向に配置する。このように配置すればフォ
トダイオードPDとブロッキングダイオードBDに入射
する光量は略等しくなるのでノイズを低減することがで
きる。なお、図7においてCEは読み取り回路に接続さ
れる共通電極配線を示す。以下同様である。
【0020】また、フォトダイオードPDとブロッキン
グダイオードBDとをSS方向に配置する場合には、図
8に示すように隣接する受光素子30のフォトダイオー
ドPDとブロッキングダイオードBDとの位置を入れ換
えるようにすればよい。このように配置すれば、一つの
一つの受光素子ではノイズを発生するとしても隣接する
受光素子ではノイズ電流の流れる方向は逆になるので、
イメージセンサ全体としてはノイズ電流を相殺すること
ができる。
【0021】またフォトダイオードPD及びブロッキン
グダイオードBDの形状は図7、図8に示すように矩形
に限るものではなく、図9に示すように略三角形状ある
いは略台形状にしてフォトダイオードPDとブロッキン
グダイオードBDの対向する辺を斜めに形成することも
可能である。そしてこの場合のフォトダイオードPDと
ブロッキングダイオードBDとの配置としては、図9A
に示すように、フォトダイオードPDとブロッキングダ
イオードBDをFS方向に規則的に配置してもよいし、
また図9Bに示すように、隣接する受光素子30ではフ
ォトダイオードPDとブロッキングダイオードBDとの
位置を規則的あるいは不規則的に入れ換えるようにして
もよい。
【0022】このようにフォトダイオードPDとブロッ
キングダイオードBDの対向する辺を斜めに形成した場
合には、一般の文書や写真等は勿論のこと、設計図面や
CADで作成した画像等、斜め細線やハッチングを含む
画像に対しても良好にノイズを低減することができるも
のである。
【0023】以上、本発明に係るイメージセンサをライ
ンセンサに適用した場合について説明したが、受光素子
を2次元的に配置することができることは当然である。
また、本発明に係るイメージセンサの受光素子の前面に
カラーフィルタを配置することによってカラーイメージ
センサを構成できることも当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図2】 図1に示す構造を有する受光素子の製造方法
の例を示す図である。
【図3】 本発明の他の実施例の構成を示す図である。
【図4】 イメージセンサの他の構成を示す図である。
【図5】 図4に示すイメージセンサに用いる受光素子
の構造例を示す図である。
【図6】 二つのフォトダイオードの配置例を示す図で
ある。
【図7】 二つのフォトダイオードの望ましい配置例を
示す図である。
【図8】 二つのフォトダイオードの他の望ましい配置
例を示す図である。
【図9】 二つのフォトダイオードの望ましい形状及び
配置例を示す図である。
【図10】 従来のイメージセンサの構成例を示す図で
ある。
【図11】 従来のイメージセンサの1ライン分の等価
回路を示す図である。
【図12】 従来のイメージセンサの問題点を説明する
ための図である。
【図13】 イメージセンサの受光素子の1ビット分の
等価回路を示す図である。
【符号の説明】
1…透明基板、2…金属電極、3a,3b…光電変換
層、4a,4b…透明電極、5…絶縁層、6a,6b…
コンタクト孔、7…共通電極配線、8…引き出し配線、
9…個別電極配線、PD1,PD2,PD1′,PD
2′,PD3,PD4…フォトダイオード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 31/10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換層を介して金属電極と透明電極
    との間に形成され、前記金属電極または透明電極に接続
    された共通電極配線により読み取り回路に接続される第
    1のフォトダイオードと、光電変換層を介して金属電極
    と透明電極との間に形成され、前記金属電極または透明
    電極に接続された引き出し配線により駆動パルスを発生
    する駆動回路に接続された第2のフォトダイオードとを
    前記透明電極または金属電極により極性を互いに逆向き
    に直列に接続した構成の受光素子をライン状に配置して
    受光素子アレイを形成してなるイメージセンサにおい
    て、前記第1及び第2のフォトダイオードは受光可能な
    領域にのみ形成することによって、前記第1のフォトダ
    イオード及び第2のフォトダイオードに付加容量が形成
    されないようにすることを特徴とするイメージセンサ。
  2. 【請求項2】 各受光素子の第1のフォトダイオードと
    第2のフォトダイオードは主走査方向に並べて配置され
    ていることを特徴とする請求項1記載のイメージセン
    サ。
  3. 【請求項3】 第1のフォトダイオードと第2のフォト
    ダイオードの位置が規則的または不規則的に受光素子毎
    に入れ換えられて配置されることを特徴とする請求項2
    記載のイメージセンサ。
  4. 【請求項4】 各受光素子の第1のフォトダイオードと
    第2のフォトダイオードは副走査方向に配置され、且つ
    隣接する受光素子では第1のフォトダイオードと第2の
    フォトダイオードとが規則的あるいは不規則的に入れ換
    えられて配置されることを特徴とする請求項1記載のイ
    メージセンサ。
  5. 【請求項5】 受光素子を二次元に配置することを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のイメー
    ジセンサ。
  6. 【請求項6】 受光素子上にカラーフィルタを備えるこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    のイメージセンサ。
JP3176901A 1991-07-17 1991-07-17 イメージセンサ Pending JPH0522516A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3176901A JPH0522516A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 イメージセンサ
US07/912,996 US5243177A (en) 1991-07-17 1992-07-14 Image sensor with noise reduction and diminishment of residual images
KR92012552A KR950009594B1 (en) 1991-07-17 1992-07-15 Image sensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3176901A JPH0522516A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 イメージセンサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0522516A true JPH0522516A (ja) 1993-01-29

Family

ID=16021739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3176901A Pending JPH0522516A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 イメージセンサ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5243177A (ja)
JP (1) JPH0522516A (ja)
KR (1) KR950009594B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003857A (ja) * 2003-08-25 2006-01-05 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 表示装置および光電変換素子
WO2009011147A1 (ja) * 2007-07-13 2009-01-22 Sharp Kabushiki Kaisha 液晶表示装置
WO2023112814A1 (ja) * 2021-12-15 2023-06-22 株式会社ジャパンディスプレイ 検出装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5288989A (en) * 1993-04-02 1994-02-22 General Electric Company Avalanche photodiode with moisture resistant passivation coating disposed to cover the outer periphery of the photodiode body except at a selected top contact area
DE19510070C1 (de) * 1995-03-20 1996-08-08 Sarad Mikrosystems Gmbh Strahlungssensoreinrichtung zum Erfassen der Häufigkeit einer auf diese auftreffenden Strahlung
US9595558B2 (en) * 2013-11-12 2017-03-14 Intrinsix Corporation Photodiode architectures and image capture methods having a plurality of photodiode with a shared electrode

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5847204A (ja) * 1981-09-16 1983-03-18 Fuji Electric Corp Res & Dev Ltd 微小領域検出器
US4746804A (en) * 1986-09-16 1988-05-24 Ovonic Imaging Systems, Inc. Photosensitive pixel with exposed blocking element
US4714836A (en) * 1986-09-16 1987-12-22 Ovonic Imaging Systems, Inc. Photosensitive pixel with exposed blocking element
US4916304A (en) * 1986-10-07 1990-04-10 Canon Kabushiki Kaisha Image recording device having a conductive layer formed below a light receiving window
US5004903A (en) * 1989-03-31 1991-04-02 Nippon Steel Corporation Contact type image sensor device with specific capacitance ratio

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006003857A (ja) * 2003-08-25 2006-01-05 Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd 表示装置および光電変換素子
JP4737956B2 (ja) * 2003-08-25 2011-08-03 東芝モバイルディスプレイ株式会社 表示装置および光電変換素子
WO2009011147A1 (ja) * 2007-07-13 2009-01-22 Sharp Kabushiki Kaisha 液晶表示装置
WO2023112814A1 (ja) * 2021-12-15 2023-06-22 株式会社ジャパンディスプレイ 検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR950009594B1 (en) 1995-08-24
US5243177A (en) 1993-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7858433B2 (en) Photoelectric converting film stack type solid-state image pickup device, and method of producing the same
US4862237A (en) Solid state image sensor
US6995411B2 (en) Image sensor with vertically integrated thin-film photodiode
US6710370B2 (en) Image sensor with performance enhancing structures
JPS60161664A (ja) 密着型二次元画像読取装置
GB2188482A (en) Optical sensor
US4819082A (en) Manuscript reading device
US4714836A (en) Photosensitive pixel with exposed blocking element
JPH0730089A (ja) イメージセンサ
JPH0522516A (ja) イメージセンサ
US6163030A (en) MOS imaging device
JPH05326912A (ja) イメージセンサ
JP2993101B2 (ja) イメージセンサ
US5308969A (en) Image sensor
US5083171A (en) Image sensor
JPH07118527B2 (ja) イメージセンサの製造方法
JPH0548142A (ja) 電界効果型フオトトランジスタ
JPH01295458A (ja) 積層型固体撮像装置
JP3087415B2 (ja) イメ−ジセンサ
JPH04154167A (ja) 半導体装置
JPH04107858U (ja) イメ−ジセンサ
JPH04355560A (ja) 多色光電変換素子
JPH0467675A (ja) イメージセンサ
JPH022302B2 (ja)
JPS59167054A (ja) 光電変換装置