JPH05223758A - パルス核四極子共鳴装置 - Google Patents

パルス核四極子共鳴装置

Info

Publication number
JPH05223758A
JPH05223758A JP2490592A JP2490592A JPH05223758A JP H05223758 A JPH05223758 A JP H05223758A JP 2490592 A JP2490592 A JP 2490592A JP 2490592 A JP2490592 A JP 2490592A JP H05223758 A JPH05223758 A JP H05223758A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
tuning circuit
capacitors
coil
pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2490592A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Tokita
二郎 鴇田
Yasuo Nagasawa
康夫 長沢
Takuya Maruizumi
琢也 丸泉
Yasuhiro Mitsui
泰裕 三井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP2490592A priority Critical patent/JPH05223758A/ja
Publication of JPH05223758A publication Critical patent/JPH05223758A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】矩形高周波パルスを同調回路4を通して送信兼
受信コイル5に入力して、パルス状の高周波磁場を検査
対象物7に照射し、その高周波磁場によって検査対象物
7に含まれる対象物質8に誘起されたパルス核四極子共
鳴(NQR)のFID信号を受信して、その対象物質8
を検知する装置において、同調回路を構成するコンデン
サの一部又は全部に電極間物質の比誘電率が8以下のコ
ンデンサを用いる。 【効果】送信パルス後のコンデンサの発生するノイズが
小さくなり、NQR信号の検知できない回復時間を短く
でき、指数関数的に減衰するNQR信号をより早い時間
に検知できるので、検出感度を高くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパルス核四極子共鳴(Nu
clear Quadrupole Resonance、以下NQRと記す)を用
いた分析、検知装置にかかわり、特に、航空機積込み荷
物等の中に隠されたプラスチック爆弾、麻薬、覚醒剤な
どの取締りの対象となる物質を高感度で遠隔検知するの
に好適なパルスNQR装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パルスNQR法は、試料に固有な周波数
(共鳴周波数)を持つパルス状の高周波磁場を送信コイ
ルから照射して試料の核四極子を励起し、パルス後に誘
導されるNQR信号(高周波磁場)を受信コイルにより
受信、増幅して解析することにより、物質の同定や分析
を行う方法である。
【0003】従来の分析用パルスNQR装置について
は、例えば「ジャーナル オブ マグネチック レゾナ
ンス、第86巻(1990)、第555頁から564頁
(Journal of Magnetic Resonance, 86 (1990), pp555
〜564)」に記載されている。
【0004】また、パルスNQR装置で遠隔検知を行っ
た例は、「ジャーナル オブ モレキュラー ストラク
チャー、第58巻(1980)、第63頁から77頁
(Journal of Molecular Structure, 58 (1980), pp63
〜77)」に記載されている。
【0005】さらに、本願の発明者らは、先に、パルス
NQR法で遠隔検知を行う装置について、送信兼受信コ
イルを複数に分割し、その分割箇所にコンデンサを直列
に挿入することにより、放電を起こすことなく送信パル
スの電力を大きくして、遠方における検知感度を高くし
た発明(特願平2−144568)と、同調回路内にス
イッチを付加して、送、受信コイルを別々のコイルとす
ることにより、高感度化を実現した発明(特願平3−9
7131)とを行い、既に出願している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図9は従来のパルスN
QR装置の受信側増幅器の位相検波出力を模式的に示し
た図である。
【0007】一般に、送信パルスには数百ボルト程度の
高電圧の矩形高周波パルスが用いられるため、その一部
が受信側に漏れ込んでくる。従って、この漏れ込んでく
る送信パルス19がマイクロボルト程度のNQR信号2
0より小さくなるまでの時間(回復時間21)はNQR
信号を検知できない。一方、NQR信号22は見かけの
スピン−スピン緩和時間と呼ばれる時定数で指数関数的
に減衰する。従って、回復時間21を短くできれば、減
衰前のより大きなNQR信号を検知できるようになり、
感度を高くできる。
【0008】ここで、この回復時間21は、送信兼受信
コイルと同調回路が形成する共振回路の過渡応答22
と、同調回路内のコンデンサのノイズ23によって決ま
っている。
【0009】矩形高周波パルスを共振回路に入力した場
合、過渡応答により、その電圧は指数関数的に減衰す
る。その時定数は共振回路のQ値(Q=ωL/r、ω:
角周波数、L:コイルのインダクタンス、r:損失抵
抗)によって決まり、Q値と回復時間には比例関係が成
立するため、Q値を小さくすれば回復時間を短くでき
る。ところが、検知される信号強度はQの平方根に比例
するため、Q値を無闇に小さくすると、かえって検知感
度が低下してしまう。従って、Q値は回復時間と信号強
度を考え合わせて、検知感度が最大になるように決定す
れば良い。
【0010】ところが、同調回路内のコンデンサが送信
パルス後に発生するノイズは、Q値とは無関係に長く持
続し、回復時間を長くして検知感度を低下させる。特
に、遠隔NQR装置では、送信パルスを遠方まで到達さ
せるために共振回路内のコンデンサに高電圧を印加する
ため、コンデンサのノイズが大きくなる。また、遠隔N
QR装置では、遠方からの微弱なNQR信号を検知する
必要もあるため、コンデンサの小さなノイズでも大きな
障害になる。
【0011】以上のように、従来のNQR装置は、同調
回路内のコンデンサに特に注意を払っていなかったた
め、コンデンサのノイズにより回復時間が長くなり、感
度が低いという問題があった。
【0012】本発明の目的は、同調回路内のコンデンサ
の発生するノイズを小さくして回復時間を共振回路の過
渡特性によってきまる長さまで短くすることにより、高
感度のNQR遠隔検知装置を実現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、送、受信コ
イル用同調回路を構成するコンデンサに電極間物質の比
誘電率が低いものを使用することによって実現される。
【0014】
【作用】セラミックコンデンサ(比誘電率=14〜数
千)のような比誘電率の高いコンデンサは高周波パルス
を加えると、圧電効果、電歪効果等によりパルス後に大
きなノイズを発生する。これに対して、雲母コンデンサ
(比誘電率=5〜8)のような比誘電率の低いコンデン
サはノイズが小さい。従って、比誘電率の低いコンデン
サを同調回路に用いることにより、NQR信号を検知で
きない回復時間を短くすることができ、高感度のNQR
遠隔検知装置を実現できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1及び図2
を用いて説明する。図1は、本実施例のパルス核四極子
共鳴装置の構成図であり、図2は、図1中の同調回路と
送信兼受信コイルとの等価回路図である。
【0016】図1において、まず、高周波発生器1によ
り発生させた高周波と、DCパルス発生器2により発生
させた矩形パルスを電力増幅器3に入力して、矩形高周
波パルス列を作る。次に、このパルス列を、同調回路4
を通して送信兼受信コイル5に入力し、パルス状の高周
波磁場をシールドボックス6の中に置かれた検査対象物
7に照射する。
【0017】さらに、照射した高周波磁場によって検査
対象物7に含まれる対象物質8に誘起されたNQRのF
ID(Free Induction Decay)信号(高周波磁場)を、
送信兼受信コイル5により受信し、同調回路4、λ/4
ケーブル9を通した後、増幅器10で増幅する。ここ
で、λ/4ケーブルは送信パルスの波長の1/4の長さ
(正確には、ケーブルの短縮率を含めて波長の1/4の
長さ)を持つケーブルで、高電圧の送信パルスができる
だけ受信側の増幅器10に漏れ込まないようにするもの
である。増幅した信号は、さらに位相検波器11で位相
検波した後、周波数フィルタ12を通して周波数帯域を
狭め、加算器13で加算して高い信号対雑音比が得られ
るようにする。このようにして得られるNQRのFID
信号の大きさによって検査対象物7内に対象物質8が含
まれているかどうかを判定する。また、このFID信号
をさらにデータ処理装置14でフーリエ変換し、周波数
スペクトル中に対象物質8によるピークがあるかどうか
によって判定を行ってもよい。
【0018】ここで、同調回路4中のコンデンサ、すな
わち図2に示す共振周波数調整用可変コンデンサ15と
インピーダンス調整用可変コンデンサ16には、例えば
空気バリコンや真空バリコン、又はこれらのバリコンと
雲母コンデンサ、真空コンデンサ等の固定コンデンサの
組み合わせを用いる。このように、電極間物質の比誘電
率が8以下のコンデンサを用いることにより、図10に
示したように、送信パルス後にコンデンサの発生するノ
イズ23を小さくでき、NQR信号の検知できない回復
時間21を短くできるため、検知感度を高くできる。な
お、同調回路4中の一部のコンデンサに電極間物質の比
誘電率が8以下のコンデンサを用いても効果はあるが、
すべてのコンデンサに用いた方が効果は大きい。
【0019】次に、本発明の第2の実施例を図3を用い
て説明する。
【0020】本実施例では、送信兼受信コイルをN個の
コイル断片17に分割し、その間に電極間物質の比誘電
率が8以下のコンデンサ18を(N−1)個挿入した点
が前記第1の実施例と異なっている。ここで、挿入した
(N−1)個のコンデンサ18と共振周波数調整用可変
コンデンサ15の合成容量は、送信兼受信コイルを分割
しない場合の共振周波数調整用可変コンデンサの容量と
等しくし、同調周波数がずれないようにする。同調回路
4中のコンデンサ、すなわち図3に示す共振周波数調整
用可変コンデンサ15とインピーダンス調整用可変コン
デンサ16には、電極間物質の比誘電率が8以下のコン
デンサを用いるのは前記第1の実施例と同様である。
【0021】なお、コイルの分割は必ずしも等分割であ
る必要はなく、挿入するコンデンサ18も必ずしも静電
容量の等しいものである必要はないが、インダクタンス
の大きいコイル断片と静電容量の小さいコンデンサ部分
に他よりも高い電圧が加わるので、これらの部分で放電
が起きないように留意する必要がある。また、挿入した
(N−1)個のコンデンサの一部に電極間物質の比誘電
率が8以下のコンデンサを用いても効果はあるが、すべ
てのコンデンサに用いた方がコンデンサのノイズを減ら
す効果は大きい。
【0022】本実施例によれば、コイル断片およびコン
デンサの両端に加わる電圧を1/Nに減らせるため、放
電を起こすことなく送信コイルへ投入できる電力を大き
くできる。従って、送信パルスをより遠方まで照射でき
るため、前記第1の実施例と同様の効果に加えて、より
大きい物を検査対象物にできるという効果がある。
【0023】さらに、本発明の第3の実施例を図4及び
図5を用いて説明する。図4は、本実施例のパルス核四
極子共鳴装置の構成図であり、図5は、図4中の同調回
路と送・受信用コイルとの等価回路図である。
【0024】本実施例では、コイルと同調回路を送信
用、受信用で各々別にし、送信用コイルと受信用コイル
のカップリングを切るためのスイッチを付加した点が前
記第1の実施例と異なっている。図4において、25は
送信コイル用同調回路、26は送信コイル、27は受信
コイル、28は受信コイル用同調回路、24は上記スイ
ッチを制御するコントローラである。なお、このスイッ
チにより、送信パルスの受信側への漏れ込みが小さくで
きるため、前記第1の実施例で用いたλ/4ケーブルは
省略することも可能である。
【0025】送信コイル用同調回路25中には、図5に
示すように、スイッチ29が共振周波数調整用可変コン
デンサ15に直列に付加されており、このスイッチ29
をコントローラ24によって、高周波パルスが印加され
ているときは閉じ、印加されていないときには開くよう
に制御する。また、受信コイル用同調回路28中にも、
スイッチ30が共振周波数調整用可変コンデンサ31に
直列に付加されており、このスイッチ30をコントロー
ラ24によって、高周波パルスが印加されているときは
開き、印加されていないときには閉じるように制御す
る。なお、スイッチ29、30は必ずしも共振周波数調
整用可変コンデンサ15、31に直列に付加する必要は
なく、インピーダンス調整用可変コンデンサ16、32
に直列に付加してもよい。スイッチ29、30をこのよ
うに制御することにより、受信コイルと送信コイルのカ
ップリングを小さくできるため、受信コイルに漏れ込む
送信パルスの強度を小さくできる。
【0026】ここで、送信コイル用同調回路25、受信
コイル用同調回路28中のコンデンサ、すなわち共振周
波数調整用可変コンデンサ15、31とインピーダンス
調整用可変コンデンサ16、32には、前記第1の実施
例と同様に電極間物質の比誘電率が8以下のコンデンサ
を用いる。なお、これらのコンデンサの一部に電極間物
質の比誘電率が8以下のコンデンサを用いても効果はあ
るが、すべてのコンデンサに用いた方が効果は大きい。
【0027】本実施例によれば、前記第1の実施例の効
果に加えて、受信コイルに漏れ込む送信パルスの強度を
小さくできるため、図11に示すように、共振回路の過
渡特性によってきまる回復時間も短くでき、より高感度
化できるという効果がある。
【0028】さらに、本発明の第4の実施例を図6及び
図7を用いて説明する。図6は、本実施例のパルス核四
極子共鳴装置の構成図である。
【0029】本実施例は、前記第3の実施例の送信コイ
ル用同調回路および受信コイル用同調回路中のスイッチ
の代わりにコンデンサ、コイルおよび極性が互いに逆の
組ダイオードで構成された回路を用い、これらの制御に
前記実施例で用いたコントローラ24を必要としないよ
うにしたものである。送信コイル用同調回路および受信
コイル用同調回路の等価回路を図7に示し、以下、その
動作を説明する。
【0030】送信パルスが印加されているときには、組
ダイオード33、36が導通状態になる。従って、送信
側の回路は、短絡してスイッチが閉じたのと同じ状態に
なる。一方、受信側の回路は、可変コンデンサ37、コ
イル38、コンデンサ39が並列共振回路を形成してイ
ンピーダンスが高くなってスイッチが開いたのと同じ状
態になる。
【0031】逆に、送信パルスが印加されていないとき
には、組ダイオード33、36が非導通状態になる。従
って、送信側の回路は、可変コンデンサ34、コイル3
5が並列共振回路を形成してインピーダンスが高くなっ
てスイッチが開いたのと同じ状態になる。一方、受信側
の回路は、可変コンデンサ37、コイル38が切り離さ
れ、コンデンサ39、共振周波数調整用可変コンデンサ
31、インピーダンス調整用可変コンデンサ32、受信
コイル27により共振回路が形成されて、事実上スイッ
チが閉じたのと同じ効果が得られる。
【0032】なお、共振周波数調整用可変コンデンサ3
1は、コンデンサ39を可変コンデンサにして共振周波
数調整用可変コンデンサの機能を兼ねるようにすれば、
省略することも可能である。
【0033】ここで、送信コイル用同調回路25、受信
コイル用同調回路28中のコンデンサ、すなわち共振周
波数調整用可変コンデンサ15、31、インピーダンス
調整用可変コンデンサ16、32、可変コンデンサ3
4、37、コンデンサ39には、前記第1の実施例と同
様に電極間物質の比誘電率が8以下のコンデンサを用い
る。なお、これらのコンデンサの一部に電極間物質の比
誘電率が8以下のコンデンサを用いても効果はあるが、
すべてのコンデンサに用いた方が効果は大きい。
【0034】以上のように、これらの回路は送信パルス
の印加、非印加に同期して事実上スイッチの開閉と同じ
動作をするため、第3の実施例と同様の効果が得られ
る。また、本実施例ではコントローラを必要としないた
め、装置構成がより簡単で済むという効果もある。
【0035】最後に、本発明の第5の実施例を図8に示
す。
【0036】本実施例は、前記第3、第4の実施例の送
信コイルを、前記した第2の実施例のように、N個のコ
イル断片17に分割し、その間に(N−1)個のコンデ
ンサ18を挿入したものである。図8には、前記第3の
実施例と同様に、スイッチを用いた例のみを示したが、
前記第4の実施例のように、スイッチの代わりにコンデ
ンサ、コイルおよび極性が互いに逆の組ダイオードで構
成された回路を用いてもよい。同調回路内のコンデンサ
及び送信コイルに挿入するコンデンサのすべてまたは一
部に電極間物質の比誘電率が8以下のコンデンサを用い
る点は前記第1から第4の実施例と同様である。
【0037】本実施例によれば、前記第3、第4の実施
例の効果に加えて、前記第2の実施例と同様に、放電を
起こすことなく送信コイルへ投入できる電力を大きくで
きるため、より大きい物を検査対象物にできるという効
果がある。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、送信パルス後に同調回
路内のコンデンサの発生するノイズを小さくできるた
め、NQR信号を検知できない回復時間を短くすること
ができ、高感度のNQR遠隔検知装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2の実施例の装置の構成図で
ある。
【図2】第1の実施例における同調回路と送信兼受信コ
イルの等価回路図である。
【図3】第2の実施例における同調回路と送信兼受信コ
イルの等価回路図である。
【図4】本発明の第3の実施例の装置の構成図である。
【図5】第3の実施例における送信用、受信用の同調回
路とコイルの等価回路図である。
【図6】本発明の第4の実施例の装置の構成図である。
【図7】第4の実施例における送信用、受信用の同調回
路とコイルの等価回路図である。
【図8】本発明の第5の実施例における送信コイル用同
調回路と送信コイルの等価回路図である。
【図9】従来のNQR装置の受信側増幅器の位相検波出
力を示す図である。
【図10】本発明の第1、第2の実施例の装置の受信側
増幅器の位相検波出力を示す図である。
【図11】本発明の第3、第4、第5の実施例の装置の
受信側増幅器の位相検波出力を示す図である。
【符号の説明】
1…高周波発生器 2…DCパルス発生器 3…電力増幅器 4…同調回路 5…送信兼受信コイル 6…シールドボックス 7…検査対象物 8…対象物質 9…λ/4ケーブル 10…増幅器 11…位相検波器 12…周波数フィルタ 13…加算器 14…データ処理装置 15、31…共振周波数調整用可変コンデンサ 16、32…インピーダンス調整用可変コンデンサ 17…コイル断片 18…コンデンサ 19…送信パルス 20…NQR信号 21…回復時間 22…共振回路の過渡応
答 23…コンデンサのノイズ 24…コントローラ 25…送信コイル用同調回路 26…送信コイル 27…受信コイル 28…受信コイル用同調
回路 29、30…スイッチ 33、36…組ダイオー
ド 34、37…可変コンデンサ 35、38…コイル 39…コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三井 泰裕 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波パルスの発生手段と、同調回路と、
    送信兼受信コイルと、高周波信号を増幅、処理する手段
    とからなるパルス核四極子共鳴装置において、前記同調
    回路を構成するコンデンサの一部又はすべてが、電極間
    物質の比誘電率が8以下のコンデンサであることを特徴
    とするパルス核四極子共鳴装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のパルス核四極子共鳴装置
    において、前記送信兼受信コイルが複数に分割され、そ
    の分割箇所にコンデンサが直列に挿入されているととも
    に、該直列に挿入されたコンデンサの一部又はすべてが
    電極間物質の比誘電率が8以下のコンデンサであること
    を特徴とするパルス核四極子共鳴装置。
  3. 【請求項3】高周波パルスの発生手段と、送信用同調回
    路と、送信コイルと、受信コイルと、受信用同調回路
    と、高周波信号を増幅、処理する手段とからなるパルス
    核四極子共鳴装置において、前記送信用同調回路と前記
    受信用同調回路を構成するコンデンサの一部又はすべて
    が電極間物質の比誘電率が8以下のコンデンサであるこ
    とを特徴とするパルス核四極子共鳴装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のパルス核四極子共鳴装置
    において、前記送信コイルが複数に分割され、その分割
    箇所にコンデンサが直列に挿入されるとともに、該直列
    に挿入されたコンデンサの一部又はすべてが電極間物質
    の比誘電率が8以下のコンデンサであることを特徴とす
    るパルス核四極子共鳴装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれか1項に記載の
    パルス核四極子共鳴装置において、前記電極間物質の比
    誘電率が8以下のコンデンサの電極間物質が雲母である
    ことを特徴とするパルス核四極子共鳴装置。
JP2490592A 1992-02-12 1992-02-12 パルス核四極子共鳴装置 Pending JPH05223758A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2490592A JPH05223758A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 パルス核四極子共鳴装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2490592A JPH05223758A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 パルス核四極子共鳴装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05223758A true JPH05223758A (ja) 1993-08-31

Family

ID=12151196

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2490592A Pending JPH05223758A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 パルス核四極子共鳴装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05223758A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007502989A (ja) * 2003-08-21 2007-02-15 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 高温超伝導体自己共振コイルを使用する核四重極共鳴検出システム
JP2008089498A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Hitachi Ltd 核磁気共鳴分光用送受信コイル
WO2010041607A1 (ja) 2008-10-06 2010-04-15 国立大学法人大阪大学 爆発物、不正薬物検査装置、アンテナコイルおよび爆発物、不正薬物検査方法
CN104991207A (zh) * 2015-07-30 2015-10-21 安徽瑞迪太检测技术有限公司 一种用于核电四极矩共振检测的射频线圈系统

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007502989A (ja) * 2003-08-21 2007-02-15 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 高温超伝導体自己共振コイルを使用する核四重極共鳴検出システム
JP2008089498A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Hitachi Ltd 核磁気共鳴分光用送受信コイル
WO2010041607A1 (ja) 2008-10-06 2010-04-15 国立大学法人大阪大学 爆発物、不正薬物検査装置、アンテナコイルおよび爆発物、不正薬物検査方法
US8525515B2 (en) 2008-10-06 2013-09-03 Osaka University Equipment for inspecting explosives and/or illicit drugs, antenna coil and method for inspecting explosives and/or illicit drugs
CN104991207A (zh) * 2015-07-30 2015-10-21 安徽瑞迪太检测技术有限公司 一种用于核电四极矩共振检测的射频线圈系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6291994B1 (en) Active Q-damping sub-system using nuclear quadrupole resonance and nuclear magnetic resonance for improved contraband detection
EP1060403B1 (en) Apparatus for and method of nuclear quadrupole resonance testing a sample in the presence of interference
EP0813685B9 (en) System and method for contraband detection using nuclear quadrupole resonance
US6054856A (en) Magnetic resonance detection coil that is immune to environmental noise
US4446431A (en) Double-tuned single coil probe for nuclear magnetic resonance spectrometer
US6242918B1 (en) Apparatus and method for reducing the recovery period of a probe in pulsed nuclear quadrupole resonance and nuclear magnetic resonance detection systems by varying the impedance of a load to reduce total Q factor
US6420872B1 (en) Probe for detecting a transient magnetic resonance signal, wherein the ratio of the Q of the probe to the Q of the resonance signal is relatively large
US7924004B2 (en) Electric potential sensor for use in the detection of nuclear magnetic resonance signals
GB1585322A (en) Rf pick-up coil circuit for a wide tuning range nuclear magnetic resonance probe
JPH05503234A (ja) 二重同調されたnmrコイル
JP3157157B2 (ja) 多重共鳴nmrコイル
US6150817A (en) Magnetic resonance apparatus having reduced "dead time"
US20060033499A1 (en) Receive system for high q antennas in nqr and a method of detecting substances
US3434043A (en) Nuclear magnetic resonance probe apparatus having double tuned coil systems for spectrometers employing an internal reference
JPH05223758A (ja) パルス核四極子共鳴装置
Griffin et al. Low-frequency NMR spectrometer
US4093910A (en) Nuclear magnetic resonance pick-up circuit for control of resonance conditions
GB1588832A (en) Nuclear magnetic resonance spectrometer employing a resonance signal gating circuit
EP0937262B1 (en) Method for reducing "dead time" in a magnetic resonance apparatus
Jeffrey et al. Simple Bridge for Pulsed Nuclear Magnetic Resonance
JP3100658B2 (ja) パルス核四極子共鳴装置
Mozzhukhin et al. Sensing System for 14 N NQR Remote Detection of Explosives
Rudakov et al. Suppression of transient processes in the oscillatory circuit of the NQR spectrometer
SU1485093A1 (ru) Датчик импульсного радиоспектрометра
Koscielniak CW EPR signal detection bridges