JPH05223523A - 視覚センサを用いた対象物位置検出装置 - Google Patents

視覚センサを用いた対象物位置検出装置

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JPH05223523A
JPH05223523A JP2853892A JP2853892A JPH05223523A JP H05223523 A JPH05223523 A JP H05223523A JP 2853892 A JP2853892 A JP 2853892A JP 2853892 A JP2853892 A JP 2853892A JP H05223523 A JPH05223523 A JP H05223523A
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JP
Japan
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camera
obstacle
visual sensor
visual
obstructed
Prior art date
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Pending
Application number
JP2853892A
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English (en)
Inventor
Keisuke Miyata
圭介 宮田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は視覚センサ移動用のアクチュエータ
のエネルギーの節約化、長寿命化を図ると共に、オペレ
ータにわずらわしさの少ない監視をなし得る視覚センサ
を用いた対象物位置検出装置を提供する事を目的とす
る。 【構成】この発明では、3台以上の視覚センサをそれぞ
れ異なる位置に配し、かつ各視覚センサを上記各位置で
所定の動作範囲内を3次元移動可能に駆動制御し、これ
ら視覚センサの撮像データに基づき対象物の3次元位置
を測定するとともに、前記対象物が障害物で遮られたと
きは対象物が視認できるまで所定の回避動作を実行する
視覚センサを用いた対象物位置検出装置において、1台
の視覚センサのみが前記対象物を視認でき他の視覚セン
サは対象物が障害物で遮られている状態のときにのみ、
全ての視覚センサが対象物を視認できるよう前記回避動
作を実行させるようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は3台以上の視覚センサ
をそれぞれ異なる位置に配し、かつ各視覚センサをロボ
ットに取り付けるなどして上記各位置で所定の動作範囲
内を3次元移動可能に構成し、これら各視覚センサの撮
像データに基づき対象物の3次元位置を測定する共に、
前記対象物が障害物で遮られたときは対象物が視認でき
るまで所定の回避動作を実行する視覚センサを用いた対
象物位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】宇宙作業ロボットや深海作業用ロボット
や建設機械の遠隔操作の産業分野においては、対象物の
位置をCCDカメラなどの視覚センサを用いて認識し、
該認識した位置情報に基づき遠隔操作用ロボットや遠隔
操作用マニピュレータのハンドを駆動して対象物に作業
を施すことが考えられている。上記カメラからの映像は
オペレータによる作業の監視用にも用いられる。
【0003】この種の技術においては、カメラはロボッ
トなどのアクチュエータに取り付けられて3次元移動可
能に構成されているが、1つの対象物の3次元位置
(x,y,z)を検出するためには、最低限2台のカメ
ラを必要とする。しかし、2台のカメラでは1台のカメ
ラがロボットハンドや他の構造物などの障害物に遮られ
て対象物を視認できなくなると、対象物の位置測定が不
可能になるので、通常カメラは3台以上用意されてい
る。このように3台以上のカメラを用いて対象物の3次
元位置を認識するシステムにおいては、従来、1つのカ
メラでも対象物に遮られて対象物を視認できない状態に
なると、即座にそのカメラに対象物が見つかるまで障害
物回避動作を行わせるようにしていた。
【0004】例えば、3台のカメラA,B,Cを具えた
システムにおいて、カメラAが障害物に遮られたとき
は、直ちにカメラB,Cによる対象物の位置情報を元
に、対象物が見つかるまでカメラAに回避動作を行わせ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
においては、各カメラが対象物に遮られた状態になる度
に、各カメラに回避動作を行わせるようにしていたの
で、カメラを位置制御するアクチュエータのエネルギー
消費量が多く、またアクチュエータの耐久年数が短くな
るという問題があった。特に、宇宙作業や深海作業の分
野においては、できるだけエネルギー量を節約する必要
があり、バッテリーも小型、軽量なものが要望されてい
る。また、オペレータによる監視を考えた場合、従来技
術においては回避回数が非常に多いので、その度にカメ
ラからの映像が変化する事になり、映像を理解するため
のわずらわしさが頻繁に生じるという問題もある。
【0006】この発明はこのような実情に鑑みてなされ
たもので、視覚センサ移動用のアクチュエータのエネル
ギーの節約化、長寿命化を図ると共に、オペレータにわ
ずらわしさの少ない監視をなし得る視覚センサを用いた
対象物位置検出装置を提供する事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明では、3台以上
の視覚センサをそれぞれ異なる位置に配し、かつ各視覚
センサを上記各位置で所定の動作範囲内を3次元移動可
能に駆動制御し、これら視覚センサの撮像データに基づ
き対象物の3次元位置を測定するとともに、前記対象物
が障害物で遮られたときは対象物が視認できるまで所定
の回避動作を実行する視覚センサを用いた対象物位置検
出装置において、1台の視覚センサのみが前記対象物を
視認でき他の視覚センサは対象物が障害物で遮られてい
る状態のときにのみ、全ての視覚センサが対象物を視認
できるよう前記回避動作を実行させるようにしたことを
特徴とする。
【0008】
【作用】かかる本発明の構成によれば、2台以上の視覚
センサが対象物を視認できる状態のときには回避動作を
行わせず、対象物を視認できる視覚センサが1台になっ
たときに、初めて回避動作を行わせる。
【0009】
【実施例】以下この発明を添付図面に示す実施例に従っ
て詳細に説明する。
【0010】図1は、この発明の実施例システムを示す
もので、この場合は3台のCCDカメラA,B,Cを視
覚センサとして用いている。各カメラA,B,Cはロボ
ット3に取り付けられており、これらロボット3の動き
によってA,B,Cは位置姿勢制御される。この場合
は、ロボット3として所定位置に固定された6軸垂直多
関節ロボットを採用している。
【0011】各カメラA,B,Cが搭載された各ロボッ
ト3はコンピュータ4からの指令によって駆動制御され
る。3台のカメラの撮像データは常時コンピュータ4に
入力され、コンピュータ4は3台のカメラの撮像データ
に基づき対象物1の位置を測定する。これら測定された
対象物の位置データコンピュータ4内のメモリ5に常時
保存されている。
【0012】対象物1の四角には、対象物の認識を容易
にできるように白点W1〜W4が記入されている。2は障
害物である。かかるシステム構成による障害物回避動作
を図2のフローチャートを参照して説明する。
【0013】まず、カメラA,B,CのうちカメラBの
みが障害物に遮られたときの動作について説明する。
【0014】図2のフローチャートにおいて、ステップ
100の変数k,nはカメラ台数を示しており、この場
合k=3である。ステップ110の変数iは制御対称の
カメラに対応しており、カメラAがi=1に、カメラB
がi=2に、カメラCがi=3に対応するとする。
【0015】まず、変数iが0に初期化され(ステップ
110)、次に変数iが+1されることでi=1となる
(ステップ120)。
【0016】ステップ130の判定結果はNOであるの
で、手順はステップ140に移行し、ここでカメラA
(i=1)は対象物の4つの白点W1〜W4を全て視認す
る事ができるか否かが判定される。この場合カメラAは
障害物に遮られていないと仮定したので、手順はステッ
プ120に復帰される。
【0017】変数iは更に+1されてi=2となり(ス
テップ120)、次にステップ140でカメラB(i=
1)は対象物の4つの白点W1〜W4を全て視認する事が
できるか否かが判定される。この場合カメラBは障害物
に遮られていると仮定したので、手順はステップ150
に移行される。
【0018】ステップ150の判定はNOであるので
(なぜならば、このときk=3)、次にkが−1されて
k=2となり(ステップ160)、さらにステップ17
0でK=1であるか否かが判定される。この時k=2で
あるので、ステップ170の判断はNOとなり、手順は
ステップ120に移行される。
【0019】ステップ120で変数iは更に+1されて
i=3となり、次にステップ140でカメラC(i=
3)は対象物の4つの白点W1〜W4を全て視認する事が
できるか否かが判定される。この場合カメラCは障害物
に遮られていないと仮定したので、手順はステップ12
0に復帰される。
【0020】ステップ120で変数iは更に+1されて
i=4となる。従って、この状態の時にはステップ13
0の判定条件i>nが成立し、手順はステップ100に
復帰される。
【0021】カメラA,B,CのうちカメラBのみが障
害物に遮られているかぎり、前記と同様の動作が繰り返
し実行される。
【0022】すなわち、障害物に遮られているカメラが
1台の時は障害物回避動作は実行されず、障害物で遮ら
れているカメラは静止状態を維持し、他の2台のカメラ
で対象物の位置を検出し続ける。
【0023】次に、カメラA,B,CのうちカメラB及
びCが障害物に遮られているときの動作について説明す
る。
【0024】まず、変数iが0に初期化され(ステップ
110)、次に変数iが+1されることでi=1となる
(ステップ120)。
【0025】ステップ130の判定結果はNOであるの
で、手順はステップ140に移行し、ここでカメラA
(i=1)は対象物の4つの白点W1〜W4を全て視認す
る事ができるか否かが判定される。この場合カメラAは
障害物に遮られていないと仮定したので、手順はステッ
プ120に復帰される。
【0026】変数iは更に+1されてi=2となり(ス
テップ120)、次にステップ140でカメラB(i=
1)は対象物の4つの白点W1〜W4を全て視認する事が
できるか否かが判定される。この場合カメラBは障害物
に遮られていると仮定したので、手順はステップ150
に移行される。
【0027】ステップ150の判定はNOであるので
(なぜならば、このときk=3)、次にkが−1されて
k=2となり(ステップ160)、さらにステップ17
0でK=1であるか否かが判定される。この時k=2で
あるので、ステップ170の判断はNOとなり、手順は
ステップ120に移行される。
【0028】ステップ120で変数iは更に+1されて
i=3となり、次にステップ140でカメラC(i=
3)は対象物の4つの白点W1〜W4を全て視認する事が
できるか否かが判定される。この場合カメラCは障害物
に遮られていると仮定したので、手順はステップ150
に移行される。
【0029】ステップ150の判定はNOであるので
(なぜならば、このときk=2)、次にkが−1されて
k=1となり(ステップ160)、さらにステップ17
0でK=1であるか否かが判定される。この時k=1で
あるので、ステップ170の判断はYESとなり、手順
はステップ110に移行される。
【0030】ステップ110で変数iが0に初期化さ
れ、次に変数iが+1されることでi=1となる(ステ
ップ120)。
【0031】ステップ130の判定結果はNOであるの
で、手順はステップ140に移行し、ここでカメラA
(i=1)は対象物の4つの白点W1〜W4を全て視認す
る事ができるか否かが再び判定される。この場合カメラ
Aは障害物に遮られていないと仮定したので、手順はス
テップ120に復帰される。
【0032】変数iは更に+1されてi=2となり(ス
テップ120)、次にステップ140でカメラB(i=
2)は対象物の4つの白点W1〜W4を全て視認する事が
できるか否かが再び判定される。この場合カメラBはま
だ障害物に遮られていると仮定したので、手順はステッ
プ150に移行される。
【0033】今回のステップ150の判定では判定結果
はYESとなり、以下の障害物回避動作が実行される。
【0034】コンピュータ4はメモリ5に記憶された対
象物1の位置データを用い、消失した白点の消失方向と
反対方向にYZ平面上を所定長さだけカメラBを移動さ
せるべき回避位置を計算する(ステップ170、図3
(a)、(b)参照)。なお、X軸がカメラの中心軸方
向、Z軸が上方向となるよう座標定義されている。
【0035】このようにして、1つの移動位置の(Y,
Z)座標が求められると、カメラBが図3(a)、
(b)にハッチング領域として示したロボットの動作エ
リアに入るようなX方向への前後移動位置を演算する
(ステップ180、図4(a)、(b)参照)。
【0036】このようにして演算した3次元移動位置
(X,Y,Z)がロボットの動作エリアには入っている
ときには、カメラBのロボットに対して移動位置指令を
出力し、カメラBを実際に移動させる(ステップ20
0)。この移動によって、対象物1の全ての白点が見え
ない場合は、コンピュータ4は前記同様メモリ5に記憶
された対象物1の位置データを用い、消失した白点の消
失方向と反対方向にYZ平面上を更に前記所定長さだけ
カメラBを移動させるべき回避位置を計算する(ステッ
プ170)。以下、同様にして全ての白点が確認できる
までステップ170、180、190、200、210
を繰り返し実行する。
【0037】このような処理によるカメラBの移動によ
っても全ての白点が確認できないときには(ステップ2
20)、図5に示すように、予め設定したM個の指定位
置Pj(j=1〜M)に対して全ての白点が確認できるま
で1つずつカメラBを移動する(ステップ240〜27
0)。このような処理によっても、対象物1を確認でき
ないときは、追跡不可能としてエラーを表示する(ステ
ップ280)。
【0038】上記何れかの障害物回避動作によって対象
物1を確認することができると(ステップ210、27
0)、手順をステップ120に移行させる。
【0039】ステップ120において、変数iは更に+
1されてi=3とな、次にステップ140でカメラC
(i=3)は対象物の4つの白点W1〜W4を全て視認す
る事ができるか否かが再び判定される。この場合カメラ
Cはまだ障害物に遮られていると仮定したので、手順は
ステップ150に移行される。
【0040】ステップ150の判定では依然k=1であ
るので、判定結果はYESとなり、ステップ170以降
の手順を実行する事により、前記同様のカメラCについ
ての障害物回避動作が実行される。
【0041】このように、障害物に遮られているカメラ
が2台になった時は、障害物で遮られている全てのカメ
ラについて障害物回避動作を順次実行する。
【0042】尚、実施例では障害物回避動作を1つのカ
メラずつ順次実行させるようにしたが、勿論これらの回
避動作を同時、一斉に行わせるようにしてもよい。ま
た、実施例ではステップ170〜210に示した第1の
回避処理で対象物を確認できないときにステップ200
〜270に示す第2の回避処理を実行させるようにした
が、第1の回避処理でロボットの動作エリア内に指令値
が見つからないときにのみ第2の回避処理を行わせるよ
うにしてもよい。このような場合は、第1の回避処理で
対象物を確認できないときは、第2の回避処理を行わ
ず、エラーが表示される。さらに、実施例では、回避位
置を1つずつ計算し、この計算位置に実際にロボットを
移動させて対象物が見えるか否かを1位置ずつ確認する
ようにしたが、記憶した対象物の位置データに基づき対
象物を視認できる適当な移動位置の候補を選択抽出し、
これら抽出した位置に対してのみロボットを実際に移動
させるようにしてもよい。また、カメラを位置決め制御
するアクチュエータとしてロボット以外の適宜のアクチ
ュエータを採用するようにしてもよい。
【0043】さらに実施例では、対象物の4角に白点W
1〜W4を記入するようにして対象物が容易に認識できる
ようにしたが、対象物の種々の特徴パラメータをコンピ
ュータに予め設定し、視覚センサから得た画像データに
基づき上記特徴パラメータを求め、該求めた各特徴パラ
メータを予め設定された特徴パラメータと比較照合する
事により対象物の有無を判定する自動認識技術を用いる
ようにすれば、上記白点を省略することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
対象物を視認できる視覚センサが1台になったときに初
めて回避動作を行わせるようにしたので、従来に比べて
回避回数が格段に減少し、これにより視覚センサ駆動用
のアクチュエータの駆動エネルギーが節約されると共に
該アクチュエータの耐久年数が延び、更にはオペレータ
にわずらわしさの少ない監視作業を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例の作用を示すフローチャート
である。
【図3】YZ平面へのカメラの移動態様を示す図であ
る。
【図4】X方向へのカメラの移動態様を示す図である。
【図5】予め指定された位置へのカメラの移動態様を示
す図である。
【符号の説明】
1…対象物 2…障害物 3…ロボット 4…コンピュータ 5…メモリ A…CCDカメラ(視覚センサ) B…CCDカメラ(視覚センサ) C…CCDカメラ(視覚センサ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3台以上の視覚センサをそれぞれ異なる位
    置に配し、かつ各視覚センサを上記各位置で所定の動作
    範囲内を3次元移動可能に駆動制御し、これら視覚セン
    サの撮像データに基づき対象物の3次元位置を測定する
    とともに、前記対象物が障害物で遮られたときは対象物
    が視認できるまで所定の回避動作を実行する視覚センサ
    を用いた対象物位置検出装置において、 1台の視覚センサのみが前記対象物を視認でき他の視覚
    センサは対象物が障害物で遮られている状態のときにの
    み、全ての視覚センサが対象物を視認できるよう前記回
    避動作を実行させるようにしたことを特徴とする視覚セ
    ンサを用いた対象物位置検出装置。
JP2853892A 1992-02-14 1992-02-14 視覚センサを用いた対象物位置検出装置 Pending JPH05223523A (ja)

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JPH05223523A true JPH05223523A (ja) 1993-08-31

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