JPH0522261U - 操舵入力制限装置の構造 - Google Patents
操舵入力制限装置の構造Info
- Publication number
- JPH0522261U JPH0522261U JP7173791U JP7173791U JPH0522261U JP H0522261 U JPH0522261 U JP H0522261U JP 7173791 U JP7173791 U JP 7173791U JP 7173791 U JP7173791 U JP 7173791U JP H0522261 U JPH0522261 U JP H0522261U
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- guide rod
- cylinder
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- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ピストンの倒れを防止する。
【構成】 ピストンの長さLをピストンとリターンス
プリング36との接触点Pのガイドロッド32外周から
の高さhの2倍以上に形成する。
プリング36との接触点Pのガイドロッド32外周から
の高さhの2倍以上に形成する。
Description
【0001】
本考案は、4輪操舵車の操舵入力制限装置の構造に関し、特にピストンの形状 に関する。
【0002】
操舵入力制限装置に関し、本出願人は実開平3−60482号公報において提 案している。これを図3について説明すると、リンク部材である符号Aで示す第 2コントロールロッドには、その一部をなす操舵入力制限装置B1が設けられて いる。その操舵入力制限装置B1はリヤピットマンアーム側にシリンダ31が設 けられている。そのシリンダ31の内孔の内端部には係止部である段部31aが 形成され、外端部には係止部であるストッパリング37が固設されている。
【0003】 そのシリンダ31内にはリンク39に係止部であるフランジ部32bを介し、 スプリングピン40により固設されたガイドロッド32が隙間を設けて挿通され ている。このガイドロッド32の内端部には、係止部であるフランジ部32aが 挿入されている。
【0004】 前記シリンダ31とガイドロッド32との間の隙間には、2個の第1ピストン 33a、第2ピストン33bがそれぞれ外周のベアリング34、内周のブッシュ 35を介して摺動自在に介装されている。そして、両ピストン33a、33bの 間には、リターンスプリング36が介装されている。このリターンスプリング3 6のセット荷重は、一定の力で操舵したときに第2コントロールロッドAに作用 する軸方向の力に等しくとられている。
【0005】 この装置B1のガイドロッド32の第1ピストン33a側の端部には、検出部 45が設けられている。この検出部45は、ロッド32の端部に嵌着等の手段で 固着されたリング体で、その断面はシリンダ31の内面に近接する半径方向外方 に突出する台形状に形成されている。
【0006】 他方、シリンダ31には、一定の大きさ以下の力で操舵した場合、リターンス プリング36の張力によりシリンダ31とガイドロッド32とが図示の常態に保 持されている状態において、検出部45に対向する位置に、検出端50a(図2 )が検出部45に押し上げられてONされるスイッチで構成されたオーバロード センサ50がボス51を介して軸直に固設されている。なお、図中の符号41は シリンダ31に螺合係止されたリヤピットマンアーム側のロッドエンドである。 そして、このセンサ50は、電気回路Lにより図示しない車室内に設けられた警 報手段である図示しないブザー又はウォーンニングランプに接続されており、ブ ザー又はウォーンニングランプは、センサ50のOFF時に作動するようになっ ている。
【0007】 したがって、一定の大きさ以下の力で操舵した場合は、リターンスプリング3 6の張力によりシリンダ31とガイドロッド32とは、図示の常態に保持されて いる。
【0008】 そこで、後輪が外的にロックされた状態で一定の大きさ以上の力で操舵し、第 2コントロールロッドAに引張り力が作用すると、第1ピストン33aはフラン ジ部32aに係止され、第2ピストン33bはストッパリング37に係止されて リターンスプリング36が圧縮され、シリンダ31とガイドロッド32が相互に 離反し、第2コントロールロッドAは移動し装置は伸長する。そして、後輪の外 的ロックが解除されると、リターンスプリング36が伸長し、シリンダ31、ガ イドロッド32は常態に復帰する。
【0009】 前記と同様の状態で、第2コントロールロッドAに圧縮力が作用すると、第1 ピストン33aは段部31aに係止され、第2ピストン33bはフランジ部32 bに係止されてリターンスプリング36が圧縮され、シリンダ31とガイドロッ ド32が相互に接近し、第2コントロールロッドAは移動し装置は収縮する。そ して、後輪の外的ロックが解除されると、リターンスプリング36が伸長し、シ リンダ31、ガイドロッド32は常態に復帰する。
【0010】
上記提案自体は有効なものであるが、しかし、図4に示すようにピストン33 a、33b(以下総称する場合は符号33を用いる)のガイドロッド32に対す る摺動長さLが、リターンスプリング36との接触点Pのガイドロッド32の外 周からの高さhに略等しい。また、ピストン33の内外周とガイドロッド32、 シリンダ31との間には、若干のクリアランスがあるので、図示のようにピスト ン33が倒れ、シリンダ31、ガイドロッド32との摺動面に角当りして摺動不 能となり、その結果、操舵入力制限作用が機能しなくなる。
【0011】 本考案は、ピストンの倒れを防止する操舵入力制限装置を提供することを目的 としている。
【0012】
本考案によれば、ステアリングギヤボックスからリヤアクチュエータに至るリ ンケージのリンク部材に、シリンダと、該シリンダ内に挿通されるガイドロッド とを設け、これらシリンダとガイドロッドとの間に2個のピストンを摺動自在に 介装し、シリンダとガイドロッドの両端部にそれぞれ前記ピストンを係止する係 止部を形成し、前記ピストン間にリターンスプリンを介装した操舵入力制限装置 において、前記ピストンの長さを該ピストンと前記リターンスプリングとの接触 点の前記ガイドロッド外周からの高さの2倍以上に形成している。
【0013】 上記ピストンの長さは、前記高さの2倍以上4倍以下が好ましい。これは、2 倍以下では倒れ防止の効果がなく、4倍以上では、倒れ防止には長さが無駄で、 重量増となって好ましくない。
【0014】
【作用】 上記のように構成された操舵入力制限装置においては、ピストンがガイドロッ ド上を摺動する際、摺動長さが長いので、倒れが生じなく、スムーズに摺動する 。
【0015】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0016】 図1において、第1ピストン33A(第2ピストンは図示しないが第1ピスト ン33Aと同様に構成されている)の長さLは、リターンスプリング36との接 触点Pのガイドロッド32外周からの高さをhとすると、4h>L>2hに形成 されている。そして、リターンスプリング36を受けるスプリングシート36a の長さL1は、長さLの1/2に形成されている。
【0017】 したがって、ピストン33Aがガイドロッド32上を摺動する際、ピストン3 3Aの長さすなわち摺動長Lが長いので、ピストン3Aの倒れが防止され、スム ーズに摺動できる。なお、4h>L>2hとしたのは、2倍以下では倒れ防止の 効果がなく、4倍以上では倒れ防止には長さが無駄で、重量増となるからである 。
【0018】
本考案は、以上説明したように構成されているので、ピストンの倒れを防止し 、円滑な摺動作動を得ることができる。
【図1】本考案の一実施例を示す一部を断面で示す側面
図。
図。
【図2】図1の要部を示す図面。
【図3】従来装置を示す側断面図。
【図4】図3の要部を示す図面。
A・・・第2コントロールロッド B、B1・・・操舵入力制限装置 L・・・ピストンの長さ h・・・スプリング接触点のガイドロッド外周からの高
さ P・・・スプリング接触点 31・・・シリンダ 31a・・・段部 32・・・ガイドロッド 32a、32b・・・フランジ部 33A、33a・・・第1ピストン 33b・・・第2ピストン 34・・・ブッシュ 35・・・ベアリング 36・・・リターンスプリング 36a・・・スプリングシート 37・・・ストッパリング 39・・・リンク 40・・・スプリングピン 41・・・ロッドエンド 45・・・検出部 50・・・オーバロードセンサ 50a・・・検出端 51・・・ボス
さ P・・・スプリング接触点 31・・・シリンダ 31a・・・段部 32・・・ガイドロッド 32a、32b・・・フランジ部 33A、33a・・・第1ピストン 33b・・・第2ピストン 34・・・ブッシュ 35・・・ベアリング 36・・・リターンスプリング 36a・・・スプリングシート 37・・・ストッパリング 39・・・リンク 40・・・スプリングピン 41・・・ロッドエンド 45・・・検出部 50・・・オーバロードセンサ 50a・・・検出端 51・・・ボス
Claims (1)
- 【請求項1】 ステアリングギヤボックスからリヤアク
チュエータに至るリンケージのリンク部材に、シリンダ
と、該シリンダ内に挿通されるガイドロッドとを設け、
これらシリンダとガイドロッドとの間に2個のピストン
を摺動自在に介装し、シリンダとガイドロッドの両端部
にそれぞれ前記ピストンを係止する係止部を形成し、前
記ピストン間にリターンスプリンを介装した操舵入力制
限装置において、前記ピストンの長さを該ピストンと前
記リターンスプリングとの接触点の前記ガイドロッド外
周からの高さの2倍以上に形成したことを特徴とする操
舵入力制限装置の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7173791U JPH0522261U (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 操舵入力制限装置の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7173791U JPH0522261U (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 操舵入力制限装置の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0522261U true JPH0522261U (ja) | 1993-03-23 |
Family
ID=13469139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7173791U Pending JPH0522261U (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 操舵入力制限装置の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0522261U (ja) |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP7173791U patent/JPH0522261U/ja active Pending
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