JPH0522221Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0522221Y2 JPH0522221Y2 JP1985173973U JP17397385U JPH0522221Y2 JP H0522221 Y2 JPH0522221 Y2 JP H0522221Y2 JP 1985173973 U JP1985173973 U JP 1985173973U JP 17397385 U JP17397385 U JP 17397385U JP H0522221 Y2 JPH0522221 Y2 JP H0522221Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axle
- leaf spring
- type roller
- swing type
- roller skate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 210000003127 knee Anatomy 0.000 description 1
- 210000002414 leg Anatomy 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000001141 propulsive effect Effects 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は、ローラースケートの改良に関する。
<従来の技術>
従来ローラースケートは、靴の下面に2組の車
軸を有し、該車軸の両端へフリーホイールが軸着
された構成であつた。従つて、各フリーホイール
は独自に回動可能であるから、移動の際スケータ
ーは、体重移動、足の蹴り角度等を調節して一方
のローラースケートのフリーホイールを上手にコ
ントロールし、蹴り力が逃げないようにする必要
があつた。
軸を有し、該車軸の両端へフリーホイールが軸着
された構成であつた。従つて、各フリーホイール
は独自に回動可能であるから、移動の際スケータ
ーは、体重移動、足の蹴り角度等を調節して一方
のローラースケートのフリーホイールを上手にコ
ントロールし、蹴り力が逃げないようにする必要
があつた。
<考案が解決しようとする問題点>
スケーターが上記のように各フリーホイールを
コントロールし、自由自在に滑れるようになるに
は、バランス等を体得する上で熟練が必要であ
り、初心者は簡単にローラースケートを楽しむこ
とができなかつた。
コントロールし、自由自在に滑れるようになるに
は、バランス等を体得する上で熟練が必要であ
り、初心者は簡単にローラースケートを楽しむこ
とができなかつた。
そこで、本考案は初心者にも容易に操作できる
スイング式ローラースケートを提供することを目
的とする。
スイング式ローラースケートを提供することを目
的とする。
<問題点を解決するための手段>
本考案のスイング式ローラースケートは、上記
目的を達成するために、略中央に足固定具を配設
し且つ中央を上方に湾曲させた板ばねの前後端部
に車軸受けが取付けられ、各車軸受けには両端に
車輪を固定した車軸が軸支され、前後の各車軸に
は、共に同じ一方向への回転を許容し、他方向へ
の回転を阻止するワンウエイロツク機構が配設さ
れ、板ばねが平に伸ばされるとき後輪の車軸がロ
ツクされて前輪が進行方向へ転がり、板ばねが湾
曲状態に戻るとき前輪の車軸がロツクされ後輪が
進行方向へ転がるように構成される。
目的を達成するために、略中央に足固定具を配設
し且つ中央を上方に湾曲させた板ばねの前後端部
に車軸受けが取付けられ、各車軸受けには両端に
車輪を固定した車軸が軸支され、前後の各車軸に
は、共に同じ一方向への回転を許容し、他方向へ
の回転を阻止するワンウエイロツク機構が配設さ
れ、板ばねが平に伸ばされるとき後輪の車軸がロ
ツクされて前輪が進行方向へ転がり、板ばねが湾
曲状態に戻るとき前輪の車軸がロツクされ後輪が
進行方向へ転がるように構成される。
<実施例>
以下、本考案の一実施例を図例(第1〜3図)
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
第1図はスイング式ローラースケート1の斜視
図、第2,3図は第1図における−,−
矢視線断面図である。図中の数字符号3は板ば
ね、5は車軸受け、13,15は車軸と車輪、2
1はワンウエイロツク機構を示し(図中の符号a
は後輪側の部材を示す)、以下実施例のスイング
式ローラースケート1の構成を説明する。
図、第2,3図は第1図における−,−
矢視線断面図である。図中の数字符号3は板ば
ね、5は車軸受け、13,15は車軸と車輪、2
1はワンウエイロツク機構を示し(図中の符号a
は後輪側の部材を示す)、以下実施例のスイング
式ローラースケート1の構成を説明する。
上方へ湾曲した板ばね3の略上面中央には、ス
ケーターの足を固定する足固定具27が配設さ
れ、前後(図面では左右)端部の下面には、短手
方向に向けて円筒状の車軸受け5が取付けられ
る。板ばね3は、ばね弾性を有する材料(金属、
合成樹脂等)製であり、少なくともスケーターの
体重が略中央にかかつたとき、板ばね3の下面が
地面に接しないばね弾性を有するものである。板
ばねには重ね板ばねを使用することも勿論可能で
ある。
ケーターの足を固定する足固定具27が配設さ
れ、前後(図面では左右)端部の下面には、短手
方向に向けて円筒状の車軸受け5が取付けられ
る。板ばね3は、ばね弾性を有する材料(金属、
合成樹脂等)製であり、少なくともスケーターの
体重が略中央にかかつたとき、板ばね3の下面が
地面に接しないばね弾性を有するものである。板
ばねには重ね板ばねを使用することも勿論可能で
ある。
板ばね3の前端部に形成された車軸受け5に
は、第2図の如く、ベアリング7等を介して車軸
13が軸支され、車軸13がその軸方向へ移動す
ることを防止するために、ベアリング7の内側に
Eリング9が固定されている。11はカバープレ
ートである。
は、第2図の如く、ベアリング7等を介して車軸
13が軸支され、車軸13がその軸方向へ移動す
ることを防止するために、ベアリング7の内側に
Eリング9が固定されている。11はカバープレ
ートである。
車軸13の両端小径部14には前輪15が嵌着
固定され、外側から小径部14より大径な座金1
7がボルト19で当付けされ、前輪15の抜けを
防止している。
固定され、外側から小径部14より大径な座金1
7がボルト19で当付けされ、前輪15の抜けを
防止している。
車軸受け5と前輪15の間の車軸13にはつめ
車22が固着され、円筒形のカバー体24に配設
されたつめ23と係合してワンウエイロツク機構
21(ラチエツト)を構成する(第3図)。この
ワンウエイロツク機構21は、第1図において、
前輪15を反時計方向にのみ回転させ、時計方向
の回転を阻止して、スイング式ローラースケート
1が後退しないようにさせるものである。尚、カ
バー体24は連結ロツド25、ロツドストツパー
26により板ばね3に連結固定されている。
車22が固着され、円筒形のカバー体24に配設
されたつめ23と係合してワンウエイロツク機構
21(ラチエツト)を構成する(第3図)。この
ワンウエイロツク機構21は、第1図において、
前輪15を反時計方向にのみ回転させ、時計方向
の回転を阻止して、スイング式ローラースケート
1が後退しないようにさせるものである。尚、カ
バー体24は連結ロツド25、ロツドストツパー
26により板ばね3に連結固定されている。
一方、板ばね3の後端にも同じく車軸受け5a
が形成され、後輪15aの車軸13aが軸支され
ている。この車軸13aにも、前輪15と同様に
車軸13aを第1図において反時計方向にのみ回
転させ、時計方向への回転を阻止するワンウエイ
ロツク機構21aが配設されている。
が形成され、後輪15aの車軸13aが軸支され
ている。この車軸13aにも、前輪15と同様に
車軸13aを第1図において反時計方向にのみ回
転させ、時計方向への回転を阻止するワンウエイ
ロツク機構21aが配設されている。
次に、上記構成のスイング式ローラースケート
1の作用を説明する。
1の作用を説明する。
先ず、第1図のスイング式ローラースケート1
をもう1つ準備し、スケーターは、各スイング式
ローラースケート1を両足に固定する。
をもう1つ準備し、スケーターは、各スイング式
ローラースケート1を両足に固定する。
(i) 片足に体重をかけるとスイング式ローラース
ケート1の板ばね3が平に伸びて、前輪15に
は第1図中左向きの力がかかり、後輪15aに
は右向きの力がかかることとなる。ここで、後
輪15aの車軸15aはワンウエイロツク機構
21aにより時計方向(スイング式ローラース
ケート1が後退する方向)の回転が阻止されて
いるので、後輪15aはロツクし、前輪15の
みが左側(スイング式ローラースケート1の前
進方向)へ反時計回転しながら移動する。そし
て、板ばね3が伸びきつた状態では、前輪移動
時の慣性力によつてスイング式ローラースケー
ト1が左側へ移動する力を受け、前輪・後輪共
に反時計方向に回転し、スイング式ローラース
ケート1は前進移動する。
ケート1の板ばね3が平に伸びて、前輪15に
は第1図中左向きの力がかかり、後輪15aに
は右向きの力がかかることとなる。ここで、後
輪15aの車軸15aはワンウエイロツク機構
21aにより時計方向(スイング式ローラース
ケート1が後退する方向)の回転が阻止されて
いるので、後輪15aはロツクし、前輪15の
みが左側(スイング式ローラースケート1の前
進方向)へ反時計回転しながら移動する。そし
て、板ばね3が伸びきつた状態では、前輪移動
時の慣性力によつてスイング式ローラースケー
ト1が左側へ移動する力を受け、前輪・後輪共
に反時計方向に回転し、スイング式ローラース
ケート1は前進移動する。
(ii) 次に、スケーターが上記のスイング式ローラ
ースケート1から抜重すると、板ばね3は弾性
力により湾曲状態に戻り、このとき、前輪15
には第1図中右向き(後退方向)の力がかか
り、後輪15aには左向き(前進方向)の力が
かかる。しかし、前輪15の車軸13にはワン
ウエイロツク機構21が配設されているので、
前輪15は時計方向の回転を阻止されて後退移
動せず、後輪15aは反時計回転しながら左側
つまり前進移動を行う。なお、一方の足のスイ
ング式ローラースケート1から抜重したときに
は、他方のスイング式ローラースケート1に体
重をかけることとなり、他方の足に固定された
スイング式ローラースケート1は上記()の
動作を繰り返す。
ースケート1から抜重すると、板ばね3は弾性
力により湾曲状態に戻り、このとき、前輪15
には第1図中右向き(後退方向)の力がかか
り、後輪15aには左向き(前進方向)の力が
かかる。しかし、前輪15の車軸13にはワン
ウエイロツク機構21が配設されているので、
前輪15は時計方向の回転を阻止されて後退移
動せず、後輪15aは反時計回転しながら左側
つまり前進移動を行う。なお、一方の足のスイ
ング式ローラースケート1から抜重したときに
は、他方のスイング式ローラースケート1に体
重をかけることとなり、他方の足に固定された
スイング式ローラースケート1は上記()の
動作を繰り返す。
(iii) そして、再びスイング式ローラースケート1
に体重をかけると、上記()と同様に一旦後
輪15aがロツクし、スイング式ローラースケ
ート1の全体が左方向つまり前進方向に移動す
る。
に体重をかけると、上記()と同様に一旦後
輪15aがロツクし、スイング式ローラースケ
ート1の全体が左方向つまり前進方向に移動す
る。
このように、左右のスイング式ローラースケー
ト1に荷重を交互にかけると、後輪15aがロツ
クされて前輪15が前方に転動し、板ばね3が平
に伸びきつた状態となると、慣性力により後輪1
5aも前方に転動し、これによつて推進力がスイ
ング式ローラースケート1に与えられる。そし
て、推進力が弱まつた時点でスイング式ローラー
スケート1から抜重すると、今度は前輪15がロ
ツクされて後輪15aが引き寄せられるようにし
て板ばね3が湾曲状態に戻り、スイング式ローラ
ースケートに推進力が再び生じる。これにより、
スイング式ローラースケートは快適に走行するこ
ととなる。
ト1に荷重を交互にかけると、後輪15aがロツ
クされて前輪15が前方に転動し、板ばね3が平
に伸びきつた状態となると、慣性力により後輪1
5aも前方に転動し、これによつて推進力がスイ
ング式ローラースケート1に与えられる。そし
て、推進力が弱まつた時点でスイング式ローラー
スケート1から抜重すると、今度は前輪15がロ
ツクされて後輪15aが引き寄せられるようにし
て板ばね3が湾曲状態に戻り、スイング式ローラ
ースケートに推進力が再び生じる。これにより、
スイング式ローラースケートは快適に走行するこ
ととなる。
なお、板ばね3の上に2つの足固定具27を配
設し、スケーターが膝を使つて荷重及び抜重を行
えば、本スイング式ローラースケートはスケート
ボードとして使用することも可能である。
設し、スケーターが膝を使つて荷重及び抜重を行
えば、本スイング式ローラースケートはスケート
ボードとして使用することも可能である。
<考案の効果>
以上説明したように、本考案のスイング式ロー
ラースケートによれば、略中央に足固定具を配設
し且つ中央を上方に湾曲させた板ばねの前後端部
に車軸受けが取付けられ、各車軸受けには両端に
車輪を固定した車軸が軸支され、前後の各車軸に
は、共に同じ一方向への回転を許容し、他方向へ
の回転を阻止するワンウエイロツク機構が配設さ
れ、板ばねが平に伸ばされるとき後輪の車軸がロ
ツクされて前輪が進行方向へ転がり、板ばねが湾
曲状態に戻るとき前輪の車軸がロツクされ後輪が
進行方向へ転がるように構成したから、スケータ
ーは、スイング式ローラースケートに荷重をかけ
たり抜重したりするだけで、比較的簡単に走行す
ることができ、ローラースケートを乗りこなすの
に特に熟練さは不要となり、初心者でも楽しく使
用することができる。
ラースケートによれば、略中央に足固定具を配設
し且つ中央を上方に湾曲させた板ばねの前後端部
に車軸受けが取付けられ、各車軸受けには両端に
車輪を固定した車軸が軸支され、前後の各車軸に
は、共に同じ一方向への回転を許容し、他方向へ
の回転を阻止するワンウエイロツク機構が配設さ
れ、板ばねが平に伸ばされるとき後輪の車軸がロ
ツクされて前輪が進行方向へ転がり、板ばねが湾
曲状態に戻るとき前輪の車軸がロツクされ後輪が
進行方向へ転がるように構成したから、スケータ
ーは、スイング式ローラースケートに荷重をかけ
たり抜重したりするだけで、比較的簡単に走行す
ることができ、ローラースケートを乗りこなすの
に特に熟練さは不要となり、初心者でも楽しく使
用することができる。
第1図は本考案の実施例のスイング式ローラー
スケートの斜視図、第2図は第1図における−
矢視線断面図、第3図は同じくワンウエイロツ
ク機構を示す−矢視線断面図である。 1……スイング式ローラースケート、3……板
ばね、5……車軸受け、13……車軸、15……
車輪、21……ワンウエイロツク機構。
スケートの斜視図、第2図は第1図における−
矢視線断面図、第3図は同じくワンウエイロツ
ク機構を示す−矢視線断面図である。 1……スイング式ローラースケート、3……板
ばね、5……車軸受け、13……車軸、15……
車輪、21……ワンウエイロツク機構。
Claims (1)
- 略中央に足固定具を配設し且つ中央を上方に湾
曲させた板ばねの前後端部に車軸受けが取付けら
れ、前記各車軸受けには両端に車輪を固定した車
軸が軸支され、前記前後の各車軸には、共に同じ
一方向への回転を許容し、他方向への回転を阻止
するワンウエイロツク機構が配設され、前記板ば
ねが平に伸ばされるとき後輪の前記車軸がロツク
されて前輪が進行方向へ転がり、前記板ばねが湾
曲状態に戻るとき前記前輪の車軸がロツクされ前
記後輪が進行方向へ転がるように構成されたこと
を特徴とするスイング式ローラースケート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985173973U JPH0522221Y2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985173973U JPH0522221Y2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6282075U JPS6282075U (ja) | 1987-05-26 |
JPH0522221Y2 true JPH0522221Y2 (ja) | 1993-06-07 |
Family
ID=31111937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985173973U Expired - Lifetime JPH0522221Y2 (ja) | 1985-11-12 | 1985-11-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0522221Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4623529B2 (ja) * | 2000-04-05 | 2011-02-02 | 国立大学法人佐賀大学 | スケート靴 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4921243A (ja) * | 1972-06-16 | 1974-02-25 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5191074U (ja) * | 1975-01-17 | 1976-07-21 |
-
1985
- 1985-11-12 JP JP1985173973U patent/JPH0522221Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4921243A (ja) * | 1972-06-16 | 1974-02-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6282075U (ja) | 1987-05-26 |
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