JPH05221380A - 低温液体の収容装置 - Google Patents
低温液体の収容装置Info
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- JPH05221380A JPH05221380A JP12701291A JP12701291A JPH05221380A JP H05221380 A JPH05221380 A JP H05221380A JP 12701291 A JP12701291 A JP 12701291A JP 12701291 A JP12701291 A JP 12701291A JP H05221380 A JPH05221380 A JP H05221380A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B25/00—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby
- B63B25/02—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for bulk goods
- B63B25/08—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for bulk goods fluid
- B63B25/12—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for bulk goods fluid closed
- B63B25/16—Load-accommodating arrangements, e.g. stowing, trimming; Vessels characterised thereby for bulk goods fluid closed heat-insulated
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 液化天然ガスのような低温液体を入れた熱絶
縁タンクからの低温液体の漏れによる二重船こくの脆化
を防止し、低温液体の船積みの安全性を向上する。 【構成】 熱絶縁タンク1を支える二重船こく2の底部
4全体を覆うトレー32を設け、低温液体の漏れを収容
するのに充分な高さまで、トレー32の周縁部材34を
二重船こくの壁上に立上がらせる。トレー32に、熱絶
縁タンクに対向する密封障壁40と、この密封障壁と二
重船こくとの間に挿入した熱絶縁障壁41とを設ける。
低温液体の漏れをすべてトレー32が収集し保持し、二
重船こくに低温液体の作用が及ばないようにする。
縁タンクからの低温液体の漏れによる二重船こくの脆化
を防止し、低温液体の船積みの安全性を向上する。 【構成】 熱絶縁タンク1を支える二重船こく2の底部
4全体を覆うトレー32を設け、低温液体の漏れを収容
するのに充分な高さまで、トレー32の周縁部材34を
二重船こくの壁上に立上がらせる。トレー32に、熱絶
縁タンクに対向する密封障壁40と、この密封障壁と二
重船こくとの間に挿入した熱絶縁障壁41とを設ける。
低温液体の漏れをすべてトレー32が収集し保持し、二
重船こくに低温液体の作用が及ばないようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温液体(cryog
enic liquid)、とくに液化天然ガス(LN
G)を収容しこれを自立形タンクを持つメタン運搬船内
に船積みする装置の製造に関する。
enic liquid)、とくに液化天然ガス(LN
G)を収容しこれを自立形タンクを持つメタン運搬船内
に船積みする装置の製造に関する。
【0002】
【発明の背景】このような船は当業界ではよく知られて
いる。各自立形等温タンクは、液体貨物の静液圧及び動
的応用力に耐えることができ制限した数の固定点により
二重船こくに連結してある。
いる。各自立形等温タンクは、液体貨物の静液圧及び動
的応用力に耐えることができ制限した数の固定点により
二重船こくに連結してある。
【0003】公知の構造例では二重船こくは、自立形等
温タンクを納める。この等温タンクの基部は複数の支持
スタッドを備えている。支持スタッドは一般に、二重船
こくの基部に取付けた対応する支持ブラケットに支えた
伸縮継手により支えてある。これ等のスタッド/ブラケ
ット・アセンブリの少なくとも1つは伸縮継手を含んで
いない。伸縮継手は一般に等温タンクの基部の中央区域
に配置してある。低温液体を収集するトレートは、等温
タンクから逃げる液体を収集し保持するように各スタッ
ド/ブラケット・アセンブリに設けてある。各トレーの
中央区域は、支持スタッド及びその対応するブラケット
の間に挾まれている。寸法を小さくしてあるので、トレ
ーの収集容量は著しい制限を受ける。この構造の設計者
は、トレーにより、これ等の漏れが二重船こくの基部に
伝わるのに先だって漏れを確実に蒸発させることを知っ
ていた。しかしこの理論は漏れ率の極めて低いことは予
想される。さらにトレーは、支持スタッドに極めて近接
した区域で等温タンクから流れる漏れを収集できるだけ
である。低温液体の漏れは又自立形等温タンクの架構部
材の交差部に生ずる。これ等の部材は、等温タンクの各
面の全部にわたって分布するから、等温タンクの面にわ
たりどの場所でも偶発的な漏れが生ずることができる。
温タンクを納める。この等温タンクの基部は複数の支持
スタッドを備えている。支持スタッドは一般に、二重船
こくの基部に取付けた対応する支持ブラケットに支えた
伸縮継手により支えてある。これ等のスタッド/ブラケ
ット・アセンブリの少なくとも1つは伸縮継手を含んで
いない。伸縮継手は一般に等温タンクの基部の中央区域
に配置してある。低温液体を収集するトレートは、等温
タンクから逃げる液体を収集し保持するように各スタッ
ド/ブラケット・アセンブリに設けてある。各トレーの
中央区域は、支持スタッド及びその対応するブラケット
の間に挾まれている。寸法を小さくしてあるので、トレ
ーの収集容量は著しい制限を受ける。この構造の設計者
は、トレーにより、これ等の漏れが二重船こくの基部に
伝わるのに先だって漏れを確実に蒸発させることを知っ
ていた。しかしこの理論は漏れ率の極めて低いことは予
想される。さらにトレーは、支持スタッドに極めて近接
した区域で等温タンクから流れる漏れを収集できるだけ
である。低温液体の漏れは又自立形等温タンクの架構部
材の交差部に生ずる。これ等の部材は、等温タンクの各
面の全部にわたって分布するから、等温タンクの面にわ
たりどの場所でも偶発的な漏れが生ずることができる。
【0004】前記の見地から、以下に述べる構造は漏れ
の場合に二重船こくに低温液体が接触するようになるお
それを全くなくすることができないのは明らかである。
二重船こくに接触するようになる低温液体の漏れは、実
際上脆化の切実なおそれを招く。この場合貨物船はその
外部の船こくが低温液体に露出するので貨物船が破壊す
るようになる。
の場合に二重船こくに低温液体が接触するようになるお
それを全くなくすることができないのは明らかである。
二重船こくに接触するようになる低温液体の漏れは、実
際上脆化の切実なおそれを招く。この場合貨物船はその
外部の船こくが低温液体に露出するので貨物船が破壊す
るようになる。
【0005】本発明の主な目的は、自立形熱絶縁タンク
を備えた船による低温液体の船積みの安全性を高めるこ
とにある。この課題は、二重舶こくの底部全体を覆い等
温タンクすなわち熱絶縁タンクの底部に対向して配置し
た収集保持トレーを設けることにより解決される。この
トレーは、前記等温タンクに対向する密封障壁と、この
密封障壁を支える熱絶縁壁とを備えている。比較的大き
い漏れの場合にとくに有利な補助構造は、各等温タンク
に、必要に応じで作動することができる排液装置を協働
させてあることである。この排液装置は、前記トレー内
に入れた低温液体を吸上げる低温ポンプを備えている。
を備えた船による低温液体の船積みの安全性を高めるこ
とにある。この課題は、二重舶こくの底部全体を覆い等
温タンクすなわち熱絶縁タンクの底部に対向して配置し
た収集保持トレーを設けることにより解決される。この
トレーは、前記等温タンクに対向する密封障壁と、この
密封障壁を支える熱絶縁壁とを備えている。比較的大き
い漏れの場合にとくに有利な補助構造は、各等温タンク
に、必要に応じで作動することができる排液装置を協働
させてあることである。この排液装置は、前記トレー内
に入れた低温液体を吸上げる低温ポンプを備えている。
【0006】従って本発明は、船の荷重支持構造を構成
する二重船こく2内に位置させた流体密の熱絶縁タンク
1を備え、この熱絶縁タンクを自立形にしこの熱絶縁タ
ンクに一体の複数の支持スタット5により、前記熱絶縁
タンクを、前記二重船こく2の底部4に載置し、前記各
支持スタッド5,12を前記二重船こくの底部4に一体
の支持ブラッケト10,13により支持し、前記自立形
の熱絶縁タンク1の壁の劣化によって生ずる低温液体の
漏れを収集し保持する少なくとも1つの収集保持手段2
2を、前記熱絶縁タンクと前記二重船こくとの間に設け
て成る、低温液体、とくて液化天然ガスの収容装置にお
いて、前記収集保持手段が、前記熱絶縁タンク1に対し
直角をなして前記二重船こく底部4全体を覆うトレー3
2であり、このトレーの周縁部材34を、低温液体の漏
れを収容するのに充分な高さまで、前記二重船こくの壁
35,56上に立上がらせ、前記トレー32に、前記熱
絶縁タンクに対向する密封障壁40と、この密封障壁4
0を支持すると共に前記密封障壁と前記船の二重船こく
との間に挿入した熱絶縁障壁41とを設けたことを特徴
とする、低温液体の収容装置。
する二重船こく2内に位置させた流体密の熱絶縁タンク
1を備え、この熱絶縁タンクを自立形にしこの熱絶縁タ
ンクに一体の複数の支持スタット5により、前記熱絶縁
タンクを、前記二重船こく2の底部4に載置し、前記各
支持スタッド5,12を前記二重船こくの底部4に一体
の支持ブラッケト10,13により支持し、前記自立形
の熱絶縁タンク1の壁の劣化によって生ずる低温液体の
漏れを収集し保持する少なくとも1つの収集保持手段2
2を、前記熱絶縁タンクと前記二重船こくとの間に設け
て成る、低温液体、とくて液化天然ガスの収容装置にお
いて、前記収集保持手段が、前記熱絶縁タンク1に対し
直角をなして前記二重船こく底部4全体を覆うトレー3
2であり、このトレーの周縁部材34を、低温液体の漏
れを収容するのに充分な高さまで、前記二重船こくの壁
35,56上に立上がらせ、前記トレー32に、前記熱
絶縁タンクに対向する密封障壁40と、この密封障壁4
0を支持すると共に前記密封障壁と前記船の二重船こく
との間に挿入した熱絶縁障壁41とを設けたことを特徴
とする、低温液体の収容装置。
【0007】安全性を高めるように前記トレーは漏れの
場合に作動することのできる排液装置を協働させるのが
有利である。この排液装置は前記トレーに入れた低温液
体を吸上げる低温ポンプを備えている。この低温ポンプ
は15m /hに近い最大送出し割合を持つのがよい。
このようにして大きい漏れの場合にも、15m /hよ
り大きくなるようにもちろん選定できるポンプの最大送
出し割合まで高めることにより、船の安全を確保でき
る。
場合に作動することのできる排液装置を協働させるのが
有利である。この排液装置は前記トレーに入れた低温液
体を吸上げる低温ポンプを備えている。この低温ポンプ
は15m /hに近い最大送出し割合を持つのがよい。
このようにして大きい漏れの場合にも、15m /hよ
り大きくなるようにもちろん選定できるポンプの最大送
出し割合まで高めることにより、船の安全を確保でき
る。
【0008】好適な実施例では前記トレーは、二重船こ
くの底部に大体において平行な底部を備えている。トレ
ー底部の密封障壁の一部は、それぞれ周縁部を熱絶縁タ
ンクに向かいフランジ状に曲げた薄板金により形成して
ある。これ等の金属板は、低膨張性シートから成りそれ
ぞれフランジ縁部を介し溶接フランジの2面に突合わせ
溶接して、下側の絶縁障壁の各構成部材に機械的手段に
より保持した伸縮継手を形成する。前記の組立てた金属
条板のシートは、各ブラケットに直角をなして、ブラケ
ットに支えた金属板に対し密封状態で連結してある。こ
のような構成により任意の形状のブラケットに密封障壁
を採用することができる。ブラケットに直角をなして配
置した金属板は、タンク用支持スタッドが乗る伸縮継手
を支えることができる。なるべくは熱絶縁タンクの底部
の中央区域に配置したスタッド/ブラケット・アセンブ
リの少なくとも1つは伸縮継手なしで作られる。
くの底部に大体において平行な底部を備えている。トレ
ー底部の密封障壁の一部は、それぞれ周縁部を熱絶縁タ
ンクに向かいフランジ状に曲げた薄板金により形成して
ある。これ等の金属板は、低膨張性シートから成りそれ
ぞれフランジ縁部を介し溶接フランジの2面に突合わせ
溶接して、下側の絶縁障壁の各構成部材に機械的手段に
より保持した伸縮継手を形成する。前記の組立てた金属
条板のシートは、各ブラケットに直角をなして、ブラケ
ットに支えた金属板に対し密封状態で連結してある。こ
のような構成により任意の形状のブラケットに密封障壁
を採用することができる。ブラケットに直角をなして配
置した金属板は、タンク用支持スタッドが乗る伸縮継手
を支えることができる。なるべくは熱絶縁タンクの底部
の中央区域に配置したスタッド/ブラケット・アセンブ
リの少なくとも1つは伸縮継手なしで作られる。
【0009】金属条板シートは溶接により各金属板の上
面に連結するのがよい。この構造により最大許容寸法を
持つ実質的に平らな底部を持つトレーを得ることができ
る。条板シートは各金属板の平らな上面を持つ1つの連
結表面を実質的に形成する。
面に連結するのがよい。この構造により最大許容寸法を
持つ実質的に平らな底部を持つトレーを得ることができ
る。条板シートは各金属板の平らな上面を持つ1つの連
結表面を実質的に形成する。
【0010】他の好適な実施例では熱絶縁障壁の各構成
部材は、二重船こくの底部を覆いこの二重船こくの側壁
をトレーの周縁部の占める高さまで上がらせるプラスチ
ック・フオームの板である。これ等のプラスチック・フ
オームの板は条板シートの実質的に連続したシートとし
て作用する。
部材は、二重船こくの底部を覆いこの二重船こくの側壁
をトレーの周縁部の占める高さまで上がらせるプラスチ
ック・フオームの板である。これ等のプラスチック・フ
オームの板は条板シートの実質的に連続したシートとし
て作用する。
【0011】熱絶縁障壁の構成要素は互いに隣接する板
のフランジ状周縁部の各フランジに対向して、平行6面
体の形の積層薄片を内部に固定したくぼみを設けるよう
にするのが有利である。T形横断面を持つみぞは前記積
層薄片の厚さ内に形成され隣接する2つの条板に協働す
る溶接フランジの機械的保持及び位置決めの作用をし熱
絶縁障壁に対する板シートの差動移動を生じさせる。こ
の全体は、各材料の低温差動収縮により条板のシート及
び絶縁障壁の境界面に生ずるせん断応力がなくなるよう
に伸縮継手を形成する。
のフランジ状周縁部の各フランジに対向して、平行6面
体の形の積層薄片を内部に固定したくぼみを設けるよう
にするのが有利である。T形横断面を持つみぞは前記積
層薄片の厚さ内に形成され隣接する2つの条板に協働す
る溶接フランジの機械的保持及び位置決めの作用をし熱
絶縁障壁に対する板シートの差動移動を生じさせる。こ
の全体は、各材料の低温差動収縮により条板のシート及
び絶縁障壁の境界面に生ずるせん断応力がなくなるよう
に伸縮継手を形成する。
【0012】二重船こくの側壁を立上がらせるトレー周
縁部に対応する密封障壁の部分は、低膨張性シートから
形成した隣接側板により構成してある。各側板の上縁部
は、二重船こくに向かい折曲げられこの二重船こくに固
定の突出する金属スタッドに密封溶接してある。前記側
板の下部区域は、二重船こくの底部に配置した熱絶縁障
壁の構成要素に当たるように折曲げてある。前記底部に
平行な下部区域の部分は、トレーの底部を構成する条板
のシートの周縁部に溶接により密封状態に一体にしてあ
る。側板の下部区域は、トレーの底部を構成する条板の
シートの熱収縮を補償するように弾性変形により変位す
ることができる。トレーの底部を構成する条板のシート
はその周辺に、各条板のフランジ状縁部及び対応する溶
接フランジを斜めに切りフランジ状縁部及びその溶接フ
ランジ用の傾斜端部を仕切る端部区域を備えている。各
条板端縁部は側板の下部区域の縁部に密封状態に溶接し
てある。
縁部に対応する密封障壁の部分は、低膨張性シートから
形成した隣接側板により構成してある。各側板の上縁部
は、二重船こくに向かい折曲げられこの二重船こくに固
定の突出する金属スタッドに密封溶接してある。前記側
板の下部区域は、二重船こくの底部に配置した熱絶縁障
壁の構成要素に当たるように折曲げてある。前記底部に
平行な下部区域の部分は、トレーの底部を構成する条板
のシートの周縁部に溶接により密封状態に一体にしてあ
る。側板の下部区域は、トレーの底部を構成する条板の
シートの熱収縮を補償するように弾性変形により変位す
ることができる。トレーの底部を構成する条板のシート
はその周辺に、各条板のフランジ状縁部及び対応する溶
接フランジを斜めに切りフランジ状縁部及びその溶接フ
ランジ用の傾斜端部を仕切る端部区域を備えている。各
条板端縁部は側板の下部区域の縁部に密封状態に溶接し
てある。
【0013】
【実施例】本発明の目的を図面を参照して説明する。
【0014】図1は液化天然ガス(LNG)の取容用の
従来の装置を示す。この装置は、船3の荷重支持構造を
構成する二重船こく2内に位置させた気密な熱絶縁タン
ク1を備えている。熱絶縁タンク1は、自立形で、熱絶
縁タンク1に一体の複数の支持スタッド5により二重船
こく2の底部4に乗つている。各支持スタッド5は、二
重船こく2の底部4と一体の支持ブラケット10により
支えてある。支持スタッド5は一般に、後述の伸縮継手
15により支えてある。この伸縮継手自体は支持ブラケ
ット10により支えてある。このような1組のスタッド
/ブラケット・アセンブリは、アセンブリ14として示
してある。支持スタッド12及び支持ブラケット13か
ら成る1つのアセンブリ11は、他のすべてのスタッド
/ブラケット・アセンブリ14とは異なって伸縮継手を
含んでいない。この実施例では、アセンブリ11は、熱
絶縁タンクの底部の中央区域に配置され、熱絶縁タンク
1のわずかな許容回動に対するピポットとして作用す
る。支持スタッド12は、二重船こく2の底部4と一体
の対応ブラケット13のまわりに枢動するようにしてあ
る。伸縮継手15は、その上面に重なり31を持つ。重
なり21は、熱絶縁タンク1の方向に上向に、熱絶縁タ
ンク1から逃げる液体を収集し保持するように低温液体
用の収集用のトレー22と、支持スタッド5を一緒に形
成する1連のブロックとを備えている。支持スタット5
は、熱絶縁タンク1の方向で、熱絶縁タンク1の底部3
0に設けた対応するくぼみ25(図1参照)内に納めた
補強し積層した平行六面体の形成のブロック24に終っ
ている。周縁部を熱絶縁タンク1に向かいフランジ状に
したトレー22は、支持スタッド5とブラケット20の
受け座31に支えた伸縮継手15との間に挾んだ中央区
域を持つ。トレー22は、受け座31の対応する幅及び
長さに近い幅及び長さを持ち支持スタッド5のまわりに
容器を形成する。張り出すタンクの底部の寸法に対し寸
法が縮小してあるので収集容量は極めて制限される。液
体LNGがトレーとの接触時に気化するものとしても、
この気化は、トレー22が極めて迅速に冷却するので漏
れが始まるときに初めて生じ、次いでLNGの気化はも
はや起こらない。さらにトレー22は、支持スタッド5
の方向にすなわちスタッド5に極めて近い区域で熱絶縁
タンク1から流れる漏れを収集できるだけである。
従来の装置を示す。この装置は、船3の荷重支持構造を
構成する二重船こく2内に位置させた気密な熱絶縁タン
ク1を備えている。熱絶縁タンク1は、自立形で、熱絶
縁タンク1に一体の複数の支持スタッド5により二重船
こく2の底部4に乗つている。各支持スタッド5は、二
重船こく2の底部4と一体の支持ブラケット10により
支えてある。支持スタッド5は一般に、後述の伸縮継手
15により支えてある。この伸縮継手自体は支持ブラケ
ット10により支えてある。このような1組のスタッド
/ブラケット・アセンブリは、アセンブリ14として示
してある。支持スタッド12及び支持ブラケット13か
ら成る1つのアセンブリ11は、他のすべてのスタッド
/ブラケット・アセンブリ14とは異なって伸縮継手を
含んでいない。この実施例では、アセンブリ11は、熱
絶縁タンクの底部の中央区域に配置され、熱絶縁タンク
1のわずかな許容回動に対するピポットとして作用す
る。支持スタッド12は、二重船こく2の底部4と一体
の対応ブラケット13のまわりに枢動するようにしてあ
る。伸縮継手15は、その上面に重なり31を持つ。重
なり21は、熱絶縁タンク1の方向に上向に、熱絶縁タ
ンク1から逃げる液体を収集し保持するように低温液体
用の収集用のトレー22と、支持スタッド5を一緒に形
成する1連のブロックとを備えている。支持スタット5
は、熱絶縁タンク1の方向で、熱絶縁タンク1の底部3
0に設けた対応するくぼみ25(図1参照)内に納めた
補強し積層した平行六面体の形成のブロック24に終っ
ている。周縁部を熱絶縁タンク1に向かいフランジ状に
したトレー22は、支持スタッド5とブラケット20の
受け座31に支えた伸縮継手15との間に挾んだ中央区
域を持つ。トレー22は、受け座31の対応する幅及び
長さに近い幅及び長さを持ち支持スタッド5のまわりに
容器を形成する。張り出すタンクの底部の寸法に対し寸
法が縮小してあるので収集容量は極めて制限される。液
体LNGがトレーとの接触時に気化するものとしても、
この気化は、トレー22が極めて迅速に冷却するので漏
れが始まるときに初めて生じ、次いでLNGの気化はも
はや起こらない。さらにトレー22は、支持スタッド5
の方向にすなわちスタッド5に極めて近い区域で熱絶縁
タンク1から流れる漏れを収集できるだけである。
【0015】図3は本発明による収容装置を示す。この
収容装置は、板材22のほかに前記した構造の公知の部
材(その他の部材は図1及び図2の場合と同じ参照数字
を使ってある)と、トレー32とを備えている。本発明
によれば収集保持手段はトレー32により形成してあ
る。トレー32は、二重船こく2の底部4全体を熱絶縁
タンク1に対し直角をなして覆い、又トレー32の周縁
部材34は二重船こく2の壁35を低温液体の漏れを収
容するのに充分な一定高さに立上がらせる。トレー32
は、熱絶縁タンク1に対応する密封障壁40と、密封障
壁40を支え密封障壁40と二重船こく2の底部4との
間に挿入した熱絶縁障壁41とを備えている。二重船こ
く2の内壁の底部4は、これに溶接した複数のブラケッ
ト10を備えている。ブラケット10は、なるべくはス
テンレス鋼から成る板42を支える受け座31で頂部に
向かい終っている板72は、長方形の形状を持ち、その
幅及び長さは受け座31の対応する寸法より大きい。す
なわち板42はその幅及び長さが受け座を越えている。
板42は、伸縮継手15たとえば「パーマリ(Perm
ali)」継手を支える。この継手自体は、熱絶縁タン
ク1の支持スタッド5を支える。
収容装置は、板材22のほかに前記した構造の公知の部
材(その他の部材は図1及び図2の場合と同じ参照数字
を使ってある)と、トレー32とを備えている。本発明
によれば収集保持手段はトレー32により形成してあ
る。トレー32は、二重船こく2の底部4全体を熱絶縁
タンク1に対し直角をなして覆い、又トレー32の周縁
部材34は二重船こく2の壁35を低温液体の漏れを収
容するのに充分な一定高さに立上がらせる。トレー32
は、熱絶縁タンク1に対応する密封障壁40と、密封障
壁40を支え密封障壁40と二重船こく2の底部4との
間に挿入した熱絶縁障壁41とを備えている。二重船こ
く2の内壁の底部4は、これに溶接した複数のブラケッ
ト10を備えている。ブラケット10は、なるべくはス
テンレス鋼から成る板42を支える受け座31で頂部に
向かい終っている板72は、長方形の形状を持ち、その
幅及び長さは受け座31の対応する寸法より大きい。す
なわち板42はその幅及び長さが受け座を越えている。
板42は、伸縮継手15たとえば「パーマリ(Perm
ali)」継手を支える。この継手自体は、熱絶縁タン
ク1の支持スタッド5を支える。
【0016】密封障壁40は一般に、板42の上面43
に板42の周縁部の付近で溶接により密封状態で連結し
た厚さ0.7mmのアンバシートで形成してある。各ブ
ラケット10では、熱絶縁障壁41は、約5ないし約1
0cmの厚さを持つブラスチック・フオームたとえばポ
リウレタンから成る板により構成してある。これ等の板
は、実質的に一定の選定した厚さにわたつて二重船こく
の底部4を覆い二重船こくの側壁35(図3)をトレー
の周縁部の占める高さに立上がらせる。これ等の板はト
レー32の底部に対する実質的に連続した支持体として
作用する。
に板42の周縁部の付近で溶接により密封状態で連結し
た厚さ0.7mmのアンバシートで形成してある。各ブ
ラケット10では、熱絶縁障壁41は、約5ないし約1
0cmの厚さを持つブラスチック・フオームたとえばポ
リウレタンから成る板により構成してある。これ等の板
は、実質的に一定の選定した厚さにわたつて二重船こく
の底部4を覆い二重船こくの側壁35(図3)をトレー
の周縁部の占める高さに立上がらせる。これ等の板はト
レー32の底部に対する実質的に連続した支持体として
作用する。
【0017】トレー32の底部の密封障壁40は金属製
の条板39のシートにより形成してある。シートの周縁
部44はタンク1に向かいフランジ状に形成してある。
各条板39シートは、下側の絶縁障壁41の各部材に機
械的手段によって保持した溶接フランジ45の2面にフ
ランジ状縁部44により突合わせ溶接した幅約500m
mのアンバシートから形成してある。絶縁障壁41には
各溶接フランジ45の反対側でその近くにくぼみ50を
形成してある。くぼみ50の内部には、2つの側壁35
の間で二重船こくの全幅にわたつて延びる平行六面体の
形状の積層薄片51を固定してある。各薄片51は、薄
片51の厚さ内に設けられ、2つの互いに隣接する条板
39のシートと協働するL字形断面を持つ溶接フランジ
45の機械的保持位置決めの作用をするT字形断面を持
つみぞ52を形成してある。
の条板39のシートにより形成してある。シートの周縁
部44はタンク1に向かいフランジ状に形成してある。
各条板39シートは、下側の絶縁障壁41の各部材に機
械的手段によって保持した溶接フランジ45の2面にフ
ランジ状縁部44により突合わせ溶接した幅約500m
mのアンバシートから形成してある。絶縁障壁41には
各溶接フランジ45の反対側でその近くにくぼみ50を
形成してある。くぼみ50の内部には、2つの側壁35
の間で二重船こくの全幅にわたつて延びる平行六面体の
形状の積層薄片51を固定してある。各薄片51は、薄
片51の厚さ内に設けられ、2つの互いに隣接する条板
39のシートと協働するL字形断面を持つ溶接フランジ
45の機械的保持位置決めの作用をするT字形断面を持
つみぞ52を形成してある。
【0018】図6は、熱絶縁タンクを低温液体により冷
却したときに条板39のフランジ形縁部44の変形を示
す。
却したときに条板39のフランジ形縁部44の変形を示
す。
【0019】トレー32の周縁部34に対応する密封障
壁40の部分は、図7に示すように二重船こく2の側壁
35を立上がらせる。この部分は、厚さ1mmのアンバ
シートから形成され相互に溶接した互いに隣接する側板
53により形成してある。各側板の上縁部54は、二重
船こく2に向かい折曲げられ船の軸線に平行な二重殻に
固定した突出する縦方向の金属スタット55に密封状態
で溶接してある。各側板の下部区域60は、密封絶縁障
壁40が低温の温度にないときは、熱絶縁障壁41の各
部材に当たるように折曲げてある。図8は低温の温度に
おける側板53の平衡位置を示す。側板53の下部区域
60の部分61は、二重船こくの底部4にほぼ平行であ
り、又二重船こくの底部4に直角をなしてトレーの密な
底部を構成する条板シートから成る縁部62に溶接によ
り密封状態で一段にしてある。条板39のフランジ形縁
部44は、側板53の上縁部54に直交する。
壁40の部分は、図7に示すように二重船こく2の側壁
35を立上がらせる。この部分は、厚さ1mmのアンバ
シートから形成され相互に溶接した互いに隣接する側板
53により形成してある。各側板の上縁部54は、二重
船こく2に向かい折曲げられ船の軸線に平行な二重殻に
固定した突出する縦方向の金属スタット55に密封状態
で溶接してある。各側板の下部区域60は、密封絶縁障
壁40が低温の温度にないときは、熱絶縁障壁41の各
部材に当たるように折曲げてある。図8は低温の温度に
おける側板53の平衡位置を示す。側板53の下部区域
60の部分61は、二重船こくの底部4にほぼ平行であ
り、又二重船こくの底部4に直角をなしてトレーの密な
底部を構成する条板シートから成る縁部62に溶接によ
り密封状態で一段にしてある。条板39のフランジ形縁
部44は、側板53の上縁部54に直交する。
【0020】二重船こく2の横壁を立上がらせるトレー
32の一方の横方向縁部で、トレー32の密封障壁は、
厚さ1mmアンバーシートから形成され相互に溶接した
互いに隣接する横板63から形成してある。各横板63
の上縁部64は、二重船こく2に向かい折曲げられ、船
の軸線に直交し二重船こくの底部に平行に二重船こくに
固定した突出する横方向金属スタッド65に密封状態に
溶接してある。横板63の下部横方向区域70は、二重
船こく2の底部33に配置した熱絶縁障壁41の各構成
部材に当たるように折曲げてある。各横板63の下部区
域70は、二重船こくの底部材33に実質的に平行であ
り、又条板39のフランジなしの横方向縁部72に溶接
により密封状態に一体にしてある。横方向縁部72は条
板39のシートの横方向縁部を形成する。
32の一方の横方向縁部で、トレー32の密封障壁は、
厚さ1mmアンバーシートから形成され相互に溶接した
互いに隣接する横板63から形成してある。各横板63
の上縁部64は、二重船こく2に向かい折曲げられ、船
の軸線に直交し二重船こくの底部に平行に二重船こくに
固定した突出する横方向金属スタッド65に密封状態に
溶接してある。横板63の下部横方向区域70は、二重
船こく2の底部33に配置した熱絶縁障壁41の各構成
部材に当たるように折曲げてある。各横板63の下部区
域70は、二重船こくの底部材33に実質的に平行であ
り、又条板39のフランジなしの横方向縁部72に溶接
により密封状態に一体にしてある。横方向縁部72は条
板39のシートの横方向縁部を形成する。
【0021】前記した密封障壁の構造特性により多くの
収縮区域を設けてあるので、低温の温度になった密封障
壁の密封を破らないで低温液体を収集することができ
る。トレーは、二重船こく内への等温タンクの取付け又
は組付けに先だって二重船こく内に取付ける。本発明に
よるトレーは、船の構造をわずかな修正、すなわちトレ
ーの高さに二重船こくの内部を囲む金属スタッド55,
65を固定し各ブラケット10,13の受け座31に板
42を位置決めすることだけしか必要としない利点があ
る。従って本発明による収容装置は、自立形のタンクを
備えるような任意のメタン運搬船に極めて簡単に取付け
ることができる。
収縮区域を設けてあるので、低温の温度になった密封障
壁の密封を破らないで低温液体を収集することができ
る。トレーは、二重船こく内への等温タンクの取付け又
は組付けに先だって二重船こく内に取付ける。本発明に
よるトレーは、船の構造をわずかな修正、すなわちトレ
ーの高さに二重船こくの内部を囲む金属スタッド55,
65を固定し各ブラケット10,13の受け座31に板
42を位置決めすることだけしか必要としない利点があ
る。従って本発明による収容装置は、自立形のタンクを
備えるような任意のメタン運搬船に極めて簡単に取付け
ることができる。
【図1】船に取付けた公知の低温液体の収容装置の船の
軸線に直交する横断面図である。
軸線に直交する横断面図である。
【図2】図1の装置を、船の二重船こくの底部に支える
支持体の詳細を示す斜視図である。
支持体の詳細を示す斜視図である。
【図3】本発明による低温液体収容装置を船の底部及び
側壁間の一方のすみ部だけ示す、船の軸線に直交する横
断面図である。
側壁間の一方のすみ部だけ示す、船の軸線に直交する横
断面図である。
【図4】図3の詳細部IVを示す拡大横断面図である。
【図5】図3の詳細部材Vを示す拡大横断面図である。
【図6】図5に示した溶接区域の拡大断面図である。
【図7】熱絶縁タンクに低温液体を入れてないときの二
重船こくの側壁の付近における底部及びトレー縁部間の
すみ部区域の斜視図である。
重船こくの側壁の付近における底部及びトレー縁部間の
すみ部区域の斜視図である。
【図8】熱絶縁タンクに低温液体を入れた場合に条板の
シートの熱収縮△を生じた図7と同じ部材の斜視図であ
る。
シートの熱収縮△を生じた図7と同じ部材の斜視図であ
る。
【図9】二重船こくの横壁の付近における図7と同様な
斜視図である。
斜視図である。
1 熱絶縁タンク 2 二重船こく 4 底部 5,12 支持スタッド 13,20 支持ブラケット 22 取集保持手段 32 トレー 34 縁部 35,56 壁 40 密封障壁 41 熱絶縁障壁
Claims (10)
- 【請求項1】 船の荷重支持構造を構成する二重舶こく
(2)内に位置させた流体密の熱絶縁タンク(1)を備
え、この熱絶縁タンクを自立形にしこの熱絶縁タンクに
一体の複数の支持スタッド(5)により、前記熱絶縁タ
ンクを、前記二重船こく(2)の底部(4)の載置し、
前記各支持スタッド(5,12)を前記二重船こくの底
部(4)に一体の支持ブラケット(10,13)により
支持し、前記自立形の熱絶縁タンク(1)の壁の劣化に
よって生ずる低温液体の漏れを収集し保持する少なくと
も1つの収集保持手段(22)を、前記熱絶縁タンクと
前記二重船こくとの間に設けて成る、低温液体、とくに
液化天然ガスの収容装置において、前記収集保持手段
が、前記熱絶縁タンク(1)に対し直角をなして前記二
重船こくの底部(4)全体を覆うトレー(32)であ
り、このトレーの周縁部(34)を、低温液体の漏れを
収容するのに充分な高さまで、前記二重船こくの壁(3
5,56)上に立上がらせ、前記トレー(32)に、前
記熱絶縁タンクに対向する密封障壁(40)と、この密
封障壁(40)を支持すると共に前記密封障壁と前記船
の二重船こくとの間に挿入した熱絶縁障壁(41)とを
設けたことを特徴とする、低温液体の取容装置。 - 【請求項2】 前記トレー(32)に、前記二重船こく
(2)の底部(4)に大体において平行な底部を設け、
前記トレー(32)の底部の前記密封障壁(40)の一
部分を、前記熱絶縁タンクに向かいフランジを形成した
縁部(44)を持つ金属製の条板(39)のシートによ
り形成し、前記条板(39)を低膨張性シートにより構
成し、フランジ形縁部(44)を介して溶接フランジ
(45)の2面に突合わせ溶接することにより、下側の
前記熱絶縁障壁(41)の各構成部材に機械的手段によ
り保持した伸縮継手を形成し、前記組立てた条板(3
9)のシートを、前記各ブラケット(10,13)に対
し直角をなして、前記ブラケットにより支えられた金属
板(42)に密封状態で連結したことを特徴とする、請
求項1の低温液体の収容装置 - 【請求項3】 前記ブラケット(10)に対し直角をな
して配置した前記金属板(42)により、前記熱絶縁タ
ンクに対する支持スタッド(5)が載置される伸縮継手
(15)を支持し、前記熱絶縁タンク(1)の底部の中
央区域内になるベくは配置したスタド/ブラケット・ア
センブリ(11)の少なくとも1つは、伸縮継手を設け
ないで形成したことを特徴とする、請求墳2の低温液体
の収容装置。 - 【請求項4】 前記条板(39)のシートを、溶接によ
り前記各金属板(42)の上面(43)に連結したこと
を特徴とする、請求項2及び3のいずれかに記載の低温
液体の収容装置。 - 【請求項5】 前記熱絶縁障壁の構成部材が、前記二重
船こく(2)の底部(4)を覆い、この二重船こく
(2)の側壁(35)を前記トレーの縁部の占める高さ
まで立上がらせたプラスチック・フオームから成る板で
あり、これ等のプラスチック・フオームの板が前記条板
(39)のシートの実質的に連続した支持体として作用
するようにしたことを特徴とする、請求項2ないし4の
いずれかに記載の低温液体の収容装置。 - 【請求項6】 前記熱絶縁障壁(41)の構成部材に、
平行六面体にの形の積層薄片(51)を内部に固定した
くぼみ(50)を、2つの隣接する前記条板(39)に
関連して設け、T字形横断面を持つみぞ(52)を、前
記薄片(51)の厚さ内に設け、前記みぞ(52)が2
つの隣接する前記条板に協働する前記溶接フランジ(4
5)の機械的保持及び位置決めの作用をすることによ
り、前記熱絶縁障壁に対し前記条板のシートの差動移動
ができるようにしたことを特徴とする、請求項5の低温
液体の取容装置。 - 【請求項7】 前記二重船こく(2)の側壁(35)を
立上がらせる前記トレーの縁部に対応する前記密封障壁
の部分を、低膨張性シートで形成した隣接する側板(5
3)により構成し、この各側板の上縁部(54)を、前
記二重船こく(2)に向かって折曲げ、前記二重船こく
に固定の突出する金属製のスタッド(55)に密封状態
で溶接し、前記各側板の下部区域(60)を前記二重船
こく(2)の底部(4)上に配置した前記熱絶縁障壁
(41)の構成部材に押しつけように折曲げ、前記底部
に平行な前記下部区域(60)の部分(61)を、前記
トレー(32)の流体密な底剖を構成する前記条板(3
9)のシートの縁部(62)の溶接により密封状態で一
体にしたことを特徴とする、請求項2ないし6のいずれ
かに記載の低温液体の収容装置。 - 【請求項8】 前記トレーの底部を構成する前記条板
(39)のシートの周辺に、この条板(39)のフラン
ジ状の縁部(44)及び対応する溶接フランジ(45)
を斜めに切った端部区域を設けることにより、前記フラ
ンジ状の縁部(44)及びその溶接フランジ(45)に
対する傾斜端部を形成し、前記各条板の端縁部(62)
を、前記側板(53)の下部区域(60)の縁部に密封
状態で溶接したことを特徴とする、請求項7の低温液体
の収容装置。 - 【請求項9】 前記トレー(32)に、漏れを生じた場
合は作動することのできる排液装置を協働させ、この排
液装置に、前記トレー内に収納した低温液体を吸上げる
低温ポンプを設けたことを特徴とする請求項1ないし8
のいずれかに記載の低温液体の収容装置。 - 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
装置を備えた船。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9003262 | 1990-03-14 | ||
FR9003262A FR2659619A1 (fr) | 1990-03-14 | 1990-03-14 | Dispositif de confinement d'un liquide cryogenique et navire le comportant. |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05221380A true JPH05221380A (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=9394729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12701291A Pending JPH05221380A (ja) | 1990-03-14 | 1991-03-14 | 低温液体の収容装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05221380A (ja) |
FR (1) | FR2659619A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100460728B1 (ko) * | 2001-10-12 | 2004-12-08 | 삼성중공업 주식회사 | Lpg와 컨덴세이트를 동시 저장하는 fso선박 |
CN114148459A (zh) * | 2022-01-07 | 2022-03-08 | 江南造船(集团)有限责任公司 | 一种适用于低温液货舱的泄漏液货收集装置 |
KR102622387B1 (ko) | 2022-12-19 | 2024-01-09 | 한국건설기술연구원 | 액체 수소 지하 저장탱크의 누설 수소 포집 및 자동 환기 시스템 및 그 제어 방법 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NO20120167A1 (no) | 2012-02-17 | 2012-10-08 | Lng New Tech As | Innretning for innesluttning av flytende naturgass(LNG) |
US20160273709A1 (en) * | 2012-11-13 | 2016-09-22 | Nli Innovation As | Support assembly |
FR3054871B1 (fr) * | 2016-08-02 | 2018-12-07 | Gaztransport Et Technigaz | Structure de paroi etanche |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3064612A (en) * | 1960-10-20 | 1962-11-20 | Maryland Shipbuilding And Dryd | Carrier constructions for bulk fluids |
US4170952A (en) * | 1976-03-09 | 1979-10-16 | Mcdonnell Douglas Corporation | Cryogenic insulation system |
US4089285A (en) * | 1976-09-22 | 1978-05-16 | Hitachi Shipbuilding & Engineering Co., Ltd. | Secondary barrier construction for vessels carrying spherical low temperature liquified gas storage tanks |
JPS54125521A (en) * | 1978-03-23 | 1979-09-29 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Low temperature tank with elastic corner |
-
1990
- 1990-03-14 FR FR9003262A patent/FR2659619A1/fr active Pending
-
1991
- 1991-03-14 JP JP12701291A patent/JPH05221380A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100460728B1 (ko) * | 2001-10-12 | 2004-12-08 | 삼성중공업 주식회사 | Lpg와 컨덴세이트를 동시 저장하는 fso선박 |
CN114148459A (zh) * | 2022-01-07 | 2022-03-08 | 江南造船(集团)有限责任公司 | 一种适用于低温液货舱的泄漏液货收集装置 |
CN114148459B (zh) * | 2022-01-07 | 2023-02-17 | 江南造船(集团)有限责任公司 | 一种适用于低温液货舱的泄漏液货收集装置 |
KR102622387B1 (ko) | 2022-12-19 | 2024-01-09 | 한국건설기술연구원 | 액체 수소 지하 저장탱크의 누설 수소 포집 및 자동 환기 시스템 및 그 제어 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
FR2659619A1 (fr) | 1991-09-20 |
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