JPH0521909U - 小動物用x線撮影台 - Google Patents

小動物用x線撮影台

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JPH0521909U
JPH0521909U JP7944991U JP7944991U JPH0521909U JP H0521909 U JPH0521909 U JP H0521909U JP 7944991 U JP7944991 U JP 7944991U JP 7944991 U JP7944991 U JP 7944991U JP H0521909 U JPH0521909 U JP H0521909U
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JP7944991U
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康夫 長沢
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株式会社日立メデイコ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】X線の遮蔽筐体に設けられた作業用開口からの
X線の漏洩を防止すること。 【構成】X線の遮蔽筐体13の前後面と左右側面の少な
くとも一面に、遮蔽筐体13の外部から内部に手を差し
入れるための第1の作業用開口21を設け、この第1の
作業用開口21に、X線遮蔽能と柔軟性とを有する材料
で形成された作業用手袋23を取り付け、遮蔽筐体13
の別の面に、小動物の一部を出し入れするための第2の
作業用開口22を設け、この第2の作業用開口22に、
X線遮蔽能と柔軟性とを有する材料で形成された遮蔽ス
リーブ24を取り付けて構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として犬や猫等の小動物のX線診断や治療に使用する小動物用X 線撮影台に係り、特に作業用開口からのX線の漏洩を防止するために好適な小動 物用X線撮影台に関する。
【0002】
【従来の技術】
犬や猫等の小動物のX線診断や治療を行う場合、当然ながら被検体である小動 物は術者の口頭指示を受け付けない。したがって、X線撮影台付近で術者が被検 体を保定しながらX線を照射する作業が不可欠である。そこで、作業中の術者の X線被曝を抑えるため、従来X線撮影台を遮蔽筐体で覆っている。
【0003】 図4は従来の小動物用X線撮影台を示す斜視図である。この図4に示す小動物 用X線撮影台では、テーブル1と、X線管装置2と、X線映像化装置3と、遮蔽 筐体5とを備えて構成されている。 前記テーブル1は、小動物(図示せず)を載せ、遮蔽筐体5を横切って前後お よび左右方向に移動可能に設けられている。 前記X線管装置2は、遮蔽筐体5の内部において、テーブル1の上方に設けら れている。このX線管装置2は、テーブル1上の小動物に、その上方からX線を 照射するようになっている。 前記X線映像化装置3として、図4に示す例ではイメージインテンシファイア が配備されている。このX線映像化装置3は、遮蔽筐体5の内部において、テー ブル1の上方に設けられている。このX線映像化装置3は、テーブル1上の小動 物を透過したX線像を画像化するようになっている。
【0004】 前記遮蔽筐体5は、X線遮蔽能を有する材料により、直方体状に形成されてい る。この遮蔽筐体5の一方の側面板には、カセッテ挿入口4と、小動物出し入れ 用扉6と、作業用開口8とが設けられている。前記カセッテ挿入口4には、カセ ッテ搬送機構(図示せず)が配備されている。このカセッテ搬送機構は、カセッ テ挿入口4から挿入されたカセッテ(図示せず)を受け取り、X線映像化装置3 であるイメージインテンシファイアの受像面の前に搬送し、X線撮影後、そのカ セッテをカセッテ挿入口4から差し出すようになっている。前記小動物出し入れ 用扉6は、遮蔽筐体5の一方の側面板の前後方向に間隔をおいて取り付けられた 2本のガイドレール6a,6aに沿って、矢印aで示すように、上下方向に移動 可能に支持されている。この小動物出し入れ用扉6には、のぞき窓7と、防護カ ーテン10とが設けられている。前記のぞき窓7は、光線透過性とX線遮蔽能と を有する材料で形成されている。前記防護カーテン10は、含鉛ゴム等のX線遮 蔽能と柔軟性とを有する材料により、のれん状に形成されている。この防護カー テン10は、前記小動物出し入れ用扉6の下部に取り付けられていて、作業用開 口8を覆っている。前記作業用開口8は、遮蔽筐体5内に小動物を出し入れした り、テーブル1上の小動物を保定するなどに使用される。また、遮蔽筐体5の前 面板には、のぞき窓7と、作業用開口9とが設けられている。前記のぞき窓7も 、光線透過性とX線遮蔽能とを有する材料で形成されている。前記作業用開口9 にも、X線遮蔽能と柔軟性を有する材料により、のれん状に形成された防護カー テン11が取り付けられている。この作業用開口9は、遮蔽筐体5の内部に収容 された小動物の頭首部を突出させ、造影剤を投与したり、患部を突出させ、手術 などを行うために使用される。
【0005】 前記遮蔽筐体5の下部には、キャスタ12が設けられており、このキャスタ1 2を介して遮蔽筐体5を診察室等の任意の位置に移動させ得るようになっている 。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の小動物用X線撮影台では、遮蔽筐体5の外部へのX線漏洩線量を許 容限度以下に抑えることが可能である。しかし、作業用開口8,9を防護カーテ ン10,11で覆っているものの、例えば作業用開口8から遮蔽筐体5の内部に 小動物を入れてテーブル1上に載せ、その小動物を保定したり位置決めする作業 時に、防護カーテン10と作業者の手との間に隙間ができ、その隙間からX線が 漏洩する可能性がある。また、他の作業用開口9から、遮蔽筐体5の内部に保定 された小動物の頭首部を突き出させ、造影剤を投与したり、患部を突出させ、手 術などを行う作業時に、その小動物の突出された一部と防護カーテン11との間 に隙間が生じ、その隙間からX線が漏洩する可能性がある。
【0007】 本考案の目的は、遮蔽筐体に設けられた作業用開口からのX線の漏洩を防止し 得る小動物用X線撮影台を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案はX線の遮蔽筐体の前後面と左右側面の少な くとも一面に設けられ、かつ前記遮蔽筐体の外部から内部に手を差し入れるため の作業用開口と、X線遮蔽能と柔軟性とを有する材料で形成され、かつ前記作業 用開口に取り付けられた作業用手袋とを備えている。
【0009】 また、前記目的をより良く達成するため、本考案は前記作業用開口とこれに取 り付けられた作業用手袋のほかに、遮蔽筐体の前後面と左右側面における前記作 業用開口が設けられている面とは別の面に設けられ、かつ小動物の一部を出し入 れするための他の作業用開口と、X線遮蔽能と柔軟性とを有する材料により形成 され、かつ前記他の作業用開口に取り付けられた遮蔽スリーブとを備えている。
【0010】
【作用】
本考案では、X線の遮蔽筐体の前後面と左右側面の少なくとも一面に作業用開 口を設けている。この作業用開口に、X線遮蔽能と柔軟性とを有する材料で形成 された作業用手袋を取り付けている。そこで、本考案では遮蔽筐体内に被検体で ある小動物を入れ、その小動物をテーブル上に載せたのち、テーブル上の小動物 を保定したり位置決めするなどの作業を行うときは、作業者は遮蔽筐体の外部か ら作業用開口を通じて作業用手袋に手を入れ、つまり作業用開口に取り付けられ た作業用手袋を手に嵌めて行う。これにより、前記作業用開口からのX線の漏洩 を防止できる。また、作業用手袋はX線遮蔽能を有する材料で形成されているの で、作業者の手がX線の被曝を受ける危険性も解消できる。さらに、作業用手袋 は柔軟性を有する材料で形成されているので、作業性を損なう心配もない。
【0011】 また、本考案では前記遮蔽筐体における作業用開口と作業用手袋とが設けられ ている面とは別の面に、他の作業用開口を設けている。この作業用開口には、X 線遮蔽能と柔軟性とを有する材料で形成された遮蔽スリーブを取り付けている。 そして、遮蔽筐体の内部に収容されかつテーブル上に載せられた小動物に造影剤 を投与したり手術などを行うために、小動物の一部を遮蔽筐体の外部に突出させ るときは、前記他の作業用開口を使って行う。この作業用開口には、前述ごとく X線遮蔽能と柔軟性とを有する材料で形成された遮蔽スリーブが取り付けられて いるので、遮蔽筐体の外部に突出された小動物の部分に遮蔽スリーブがフィット し、隙間を小さくすることができる。したがって、小動物の一部分を突出させる 作業用開口からのX線の漏洩を極めて小さく抑えることが可能となる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面により説明する。 図1〜図3は本考案の一実施例を示すもので、図1は全体の斜視図、図2は第 1の作業用開口とこれに取り付けられた作業用手袋の詳細を示す拡大斜視図、図 3は第2の作業用開口とこれに取り付けられた遮蔽スリーブの詳細を示す拡大斜 視図である。
【0013】 これらの図に示す実施例の小動物用X線撮影台では、テーブル1と、X線管装 置2と、X線映像化装置3と、キャスタ12を有する遮蔽筐体13とを備えて構 成されている。 前記テーブル1と、X線管装置2と、X線映像化装置3は、図4に示す前記従 来の技術と同様である。 前記遮蔽筐体13は、X線遮蔽能を有する材料により、直方体状に形成されて いる。この遮蔽筐体13の左右方向の一方の側面板には、図1に示すように、カ セッテ挿入口14と、小動物出し入れ口15と、これの開閉用扉16とが設けら れている。 前記カセッテ挿入口14には、カセッテ搬送機構(図示せず)が設けられてい る。このカセッテ搬送機構は、カセッテ挿入口14から挿入されたカセッテ(図 示せず)を、X線映像化装置3であるイメージインテンシファイアの受像面に前 に搬送し、X線撮影後、そのカセッテをカセッテ挿入口14まで搬送し、差し出 すようになっている。
【0014】 前記小動物出し入れ口15は、小動物の出し入れを行うときに開放されるよう になっている。 前記小動物出し入れ口の開閉用扉16は、上辺部16aを回転中心として、図 1に矢印bで示すように、上下方向に回動し、小動物出し入れ口15を開閉し得 るように取り付けられている。この開閉用扉16には、のぞき窓17と、作業用 開口取り付け板19とが設けられている。前記のぞき窓17は、光線透過性とX 線遮蔽能とを有する含鉛ガラス等で形成されている。前記作業用開口取り付け板 19は、小動物出し入れ口の開閉用扉16の下半部側に、取り付けねじ19aを 介して取り付けられている。この作業用開口取り付け板19には、第1の作業用 開口21と、作業用手袋23とが設けられている。
【0015】 前記第1の作業用開口21は、作業者がのぞき窓17を通じて遮蔽筐体13の 内部をのぞきながら両手で作業し得るように、適宜の間隔をおいて2個設けられ ている。 前記作業用手袋23は、X線遮蔽能と柔軟性とを有する含鉛ゴム等の材料で形 成され、第1の作業用開口21に1個宛取り付けられている。この作業用手袋2 3には、遮蔽筐体13の外部より第1の作業用開口21を通じて手を入れるよう になっている。そして、この作業用手袋23はテーブル1上の小動物を保定した り、位置決めする等の作業に使われる。
【0016】 前記遮蔽筐体13における第1の作業用開口21と作業用手袋23とが取り付 けられている面とは別の面である前面板には、のぞき窓18と、作業用開口取り 付け板20とが設けられている。前記のぞき窓18も、光線透過性とX線遮蔽能 とを有する材料で形成されている。前記作業用開口取り付け板20は、取り付け ねじ20aを介して、のぞき窓18の下方に取り付けられている。この作業用開 口取り付け板20には、第2の作業用開口22と、遮蔽スリーブ24とが設けら れている。
【0017】 前記第2の作業用開口22は、図3から分かるように、遮蔽筐体13の内部に 収容されかつテーブル1上に載せられた小動物(犬)26の一部分として、少な くとも頭首部26aを遮蔽筐体13の外部に突出させ得る大きさに形成されてい る。 前記遮蔽スリーブ24は、X線遮蔽能と柔軟性とを有する含鉛ゴム等で形成さ れている。この遮蔽スリーブ24の先端部には、開口寸法調節用のひも25が設 けられている。このひも25は、第2の作業用開口22および遮蔽スリーブ24 から小動物の一部分を突出させたのち、遮蔽スリーブ24の先端部を絞り込んで 結ぶようになっている。
【0018】 この実施例の小動物用X線撮影台は、次のように使用され、作用する。 まず、遮蔽筐体13に設けられたキャスタ12を利用して、小動物用X線撮影 台全体を、診察室等の適当な位置にセットする。 次に、小動物出し入れ口の開閉用扉16を上方に回動させ、小動物出し入れ口 15を開放する。この状態で、小動物出し入れ口15から遮蔽筐体13内に、被 検体である小動物を入れ、テーブル1上に載せる。ついで、前記開閉用扉16を 下方に回動させ、小動物出し入れ口15を閉める。
【0019】 次に、小動物を載せたテーブル1を前後および左右方向に適宜移動させ、小動 物の診断部位をX線照射野に合わせる。この位置合わせは、X線可動絞りの光学 的照射設定機構(図示せず)を使っても良く、X線透視を使っても良い。 前記テーブル1上の小動物をX線照射野に位置合わせしたのち、遮蔽筐体13 の外部から第1の作業用開口21を通じて作業用手袋23に作業者が手を入れ、 のぞき窓17から遮蔽筐体13の内部をのぞきながら、前記作業用手袋23を使 ってテーブル1上に小動物を保定したり、改めて位置決めしたりする。
【0020】 前記テーブル1上の小動物を位置決めし、保定したのち、制御装置(図示せず )によりX線管装置2の電圧や電流等のX線条件を設定し、X線管装置2を作動 させ、テーブル1上の小動物にX線を照射する。そのX線は、小動物を透過し、 X線映像化装置3に入射する。このX線映像化装置3では、小動物を透過したX 線を画像化し、遮蔽筐体13の外部に設置された表示装置(図示せず)に送信し 、診断に供する。
【0021】 また、小動物のX線像を速写する場合は、X線フィルムの入ったカセッテ(図 示せず)を、小動物出し入れ口15の下方に設けられたカセッテ挿入口14に挿 入する。前記カセッテ挿入口14にカセッテを挿入すると、そのカセッテはカセ ッテ搬送機構によりX線映像化装置3であるイメージインテンシファイアの受像 面の前に搬送される。前記イメージインテンシファイアは、小動物を透過したX 線が入射すると、そのX線を光学像に変換し、その光学像がカセッテに入ってい るX線フィルムに撮影される。X線フィルムに小動物のX線像が撮影されたのち 、カセッテ搬送機構によりカセッテがカセッテ挿入口14に搬送され、このカセ ッテ挿入口14から差し出される。これにより、小動物のX線像の速写を行うこ とが可能となる。
【0022】 ところで、前述のごとく小動物出し入れ口の開閉用扉16には、作業用開口取 り付け板19が取り付けられ、この作業用開口取り付け板19には作業者が両手 を入れて作業し得る間隔をおいて第1の作業用開口21が2個設けられている。 前記第1の作業用開口21には、それぞれ作業用手袋23が取り付けられている 。
【0023】 前記作業用手袋23は、それぞれX線遮蔽能と柔軟性とを有する含鉛ゴム等で 形成されている。したがって、遮蔽筐体13の内部に収容されかつテーブル1上 に載せられた小動物の保定や位置決め時に、前記第1の作業用開口21に取り付 けられた作業用手袋23を使用することにより、第1の作業用開口21に隙間が 生じないので、かかる隙間からのX線の漏洩を防止することができる。また、作 業用手袋23はX線遮蔽能を有する材料で形成されているので、作業中に作業者 の手がX線の被曝を受ける危険性を解消することができる。しかも、作業用手袋 23は柔軟性を有する材料で形成されているので、作業性を損なう懸念もない。
【0024】 さらに、前記遮蔽筐体13の内部に収容されかつテーブル1上に載せられてい る小動物に、例えば造影剤を投与する場合には、図3に示すように、作業用開口 取り付け板20に設けられた第2の作業用開口22から遮蔽スリーブ24を通じ て小動物26の頭首部26aを突出させる。ついで、遮蔽スリーブ24の先端部 に設けられたひも25を絞り込んで結び、遮蔽スリーブ24と小動物26の突出 している頭首部26a間に隙間が生じないようにしたうえで、前述の造影剤の投 与を行う。また、例えば小動物26の患部を手術する場合にも、前述の要領で、 小動物26の患部を第2の作業用開口22から遮蔽スリーブ24を通じて遮蔽筐 体13の外部に突出させ、ひも25を絞り込んで結んだのち、手術を行う。造影 剤の投与や手術の終了後は、ひも25を解き、小動物26の頭首部26aや患部 を遮蔽筐体13の内部に押し入れる。
【0025】 前述したところからも分かるように、この実施例では遮蔽筐体13における第 1の作業用開口21が設けられている面とは別の面に、作業用開口取り付け板2 0が取り付けられており、この作業用開口取り付け板20に第2の作業用開口2 2が形成されている。前記第2の作業用開口22には、X線遮蔽能と柔軟性とを 有する材料で形成された遮蔽スリーブ24が取り付けられている。前記遮蔽スリ ーブ24の先端部には、開口寸法調節用のひも25が設けられている。したがっ て、小動物に造影剤の投与や手術を行うときに、第2の作業用開口22から遮蔽 スリーブ24を通じて遮蔽筐体13の外部に突出された小動物の一部に遮蔽スリ ーブ24がフィットし、またひも25を絞り込んで結ぶことにより、遮蔽スリー ブ24と小動物の突出された部分との隙間を殆どなくすことができるので、この 部分からのX線の漏洩を極めて小さく抑えることができる。
【0026】 そして、目的とするX線診断または患部の手術等を行ったのち、小動物を遮蔽 筐体13から取り出す場合は、小動物出し入れ口の開閉用扉16を開け、小動物 出し入れ口15を開放し、この小動物出し入れ口15から小動物を取り出す。遮 蔽筐体13から小動物を取り出したのち、前記開閉用扉16を閉めておく。 なお、本考案では第1の作業用開口21と作業用手袋23は遮蔽筐体13の一 つの面に設けた図示の実施例に限らず、複数の面に設けても良い。
【0027】
【考案の効果】
以上説明した本考案によれば、X線の遮蔽筐体の前後面と左右側面の少なくと も一面に作業用開口を設け、この作業用開口にX線遮蔽能と柔軟性とを有する材 料で形成された作業用手袋を取り付けており、被検体である小動物を遮蔽筐体の 内部に収容しかつテーブル上に載せたのち、テーブル上の小動物を保定したり位 置決めするなどの作業を行うときは、作業者は遮蔽筐体の外部から作業用開口を 通じて作業用手袋に手を入れ、前記作業用開口に取り付けられた作業用手袋を嵌 めて行うようにしているので、前記作業用開口と作業者の手との間に隙間が生じ ないため、作業用開口からのX線の漏洩を防止し得る効果がある。
【0028】 また、本考案によれば、遮蔽筐体における作業用開口と作業用手袋とが設けら れている面とは別の面に、他の作業用開口を設け、この作業用開口にX線遮蔽能 と柔軟性とを有する材料で形成された遮蔽スリーブを取り付けており、遮蔽筐体 の内部に収容されかつテーブル上に載せられた小動物に造影剤の投与や手術など を行うために、小動物の一部を遮蔽筐体の外部に突出させるときは、前記他の作 業用開口を使って行うようにしているので、遮蔽筐体の外部に突出された小動物 の部分に遮蔽スリーブがフィットし、隙間を小さくすることができ、したがって 小動物の一部分を突出させる部分からのX線の漏洩を極めて小さく抑え得る効果 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す実施例における第1の作業用開口と
作業用手袋の部分の詳細を示す拡大斜視図である。
【図3】図1に示す実施例における第2の作業用開口と
遮蔽スリーブの部分の詳細を示す拡大斜視図である。
【図4】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 テーブル 2 X線管装置 3 X線映像化装置 13 遮蔽筐体 14 カセッテ挿入口 15 小動物出し入れ口 16 開閉用扉 17 のぞき窓 18 のぞき窓 19 作業用開口取り付け板 20 作業用開口取り付け板 21 第1の作業用開口 22 第2の作業用開口 23 作業用手袋 24 遮蔽スリーブ 25 開口寸法調節用のひも

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線の遮蔽筐体と、この遮蔽筐体を横切っ
    て前後左右方向に移動可能に支持され、かつ小動物を載
    せるテーブルと、前記遮蔽筐体の内部に設けられ、かつ
    前記テーブル上の小動物にX線を放射するX線管装置
    と、前記遮蔽筐体の内部に設けられ、かつテーブル上の
    小動物を透過したX線像を画像化するX線映像化装置と
    を備えた小動物用X線撮影台において、前記遮蔽筐体の
    前後面と左右側面の少なくとも一面に設けられ、かつ前
    記遮蔽筐体の外部から内部に手を差し入れるための作業
    用開口と、X線遮蔽能と柔軟性とを有する材料で形成さ
    れ、かつ前記作業用開口に取り付けられた作業用手袋と
    を備えていることを特徴とする小動物用X線撮影台。
  2. 【請求項2】前記作業用開口とこれに取り付けられた作
    業用手袋のほかに、遮蔽筐体の前後面と左右側面におけ
    る前記作業用開口が設けられている面とは別の面に設け
    られ、かつ小動物の一部を出し入れするための他の作業
    用開口と、X線遮蔽能と柔軟性とを有する材料により形
    成され、かつ前記他の作業用開口に取り付けられた遮蔽
    スリーブとを備えていることを特徴とする請求項1記載
    の小動物用X線撮影台。
JP7944991U 1991-09-05 1991-09-05 小動物用x線撮影台 Pending JPH0521909U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015099347A1 (ko) * 2013-12-27 2015-07-02 주식회사 뷰웍스 동물용 영상장치
KR20160100289A (ko) * 2016-08-12 2016-08-23 주식회사 뷰웍스 동물용 영상장치
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