JPH0521843Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電気冷蔵庫、冷凍庫、シヨーケース
等の冷凍機の起動を行なうプラグイン式無接点起
動装置に関するものである。

従来の技術 従来例を第３図、第４図を用いて説明する。

１′は冷凍機の端子を保持するバネ端子、２′は
円板状の正特性サーミスタ、６，６′は前記正特
性サーミスタに当接する電極板、７，８は前記正
特性サーミスタを位置固定するスペーサー、９は
前記各部品外殻を形成する器枠である。前記正特
性サーミスタ２′は１対の略くの字状をした電極
板６，６′にて保持されている。

考案が解決しようとする問題点 前述の如く、前記電極板６，６′では前記正特
性サーミスタ２′に当接するだけでは固定出来ず
前記スペーサー７，８を使用する必要があり、部
品点数が多く、又、組立が複雑であつた。

本考案はスペーサーを廃止し、組立が簡単で部
品点数を低減出来るプラグイン式無接点起動装置
を提供せんとするものである。

問題点を解決するための手段 本考案においては、冷凍機の端子を保持するバ
ネ端子と、前記バネ端子と当接し正特性サーミス
タに当接する電極板と、外殻を形成する器枠とよ
りなり、前記電極板に前記正特性サーミスタに当
接し前記正特性サーミスタの外周を覆う鍵形の突
出部を形成したものである。

作 用 上記構成によれば、正特性サーミスタは、電極
板の鍵形突出部によつて固定されることになる。

実施例 本考案の一実施例を第１図、第２図を使用して
説明する。

１は冷凍機の端子を保持するバネ端子であり、
前記バネ端子１に当接し正特性サーミスタ２に当
接する電極板３，４と前記バネ端子１と前記正特
性サーミスタ２と前記電極板３，４の外殻を形成
する器枠５とよりなり、前記正特性サーミスタ２
の外周の四方の四箇所を覆う鍵形の突出部１０を
設けた電極板３と、前記正特性サーミスタ２のも
う一方に当接するくの字形の電極板４にて正特性
サーミスタ２を押さえ保持固定する。上記実施例
によれば前記電極板３，４にて前記正特性サーミ
スタ２を保持固定出来るのでスペーサが廃止出
来、部品点数が少なく組立を簡単にする効果が得
られる。

考案の効果 以上述べた様に本考案は、正特性サーミスタの
外周を覆う鍵形の突出部を設けた電極板により正
特性サーミスタを保持固定出来ることからスペー
サーを廃止出来、組立を簡単にし、又、部品点数
を減らすことでコストダウンが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示すプラグイン式
無接点起動装置の要部断面図、第２図は同第１図
の要部斜視図、第３図は従来のプラグイン式無接
点起動装置を示す要部断面図、第４図は同第３図
の要部斜視図である。 １……バネ端子、２……正特性サーミスタ、
３，４……電極板、５……器枠、１０……鍵形の
突出部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 冷凍機の端子を保持するバネ端子と、前記バネ
   端子と当接し正特性サーミスタに当接する電極板
   と、前記バネ端子、前記正特性サーミスタ、前記
   電極板の外殻を形成する器枠とよりなり、前記電
   極板は前記正特性サーミスタに当接し前記正特性
   サーミスタの外周を覆う複数の鍵形の突出部にて
   保持しかつ固定することを特徴とするプラグイン
   式無接点起動装置。