JPH052167Y2 - - Google Patents

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JPH052167Y2
JPH052167Y2 JP4617490U JP4617490U JPH052167Y2 JP H052167 Y2 JPH052167 Y2 JP H052167Y2 JP 4617490 U JP4617490 U JP 4617490U JP 4617490 U JP4617490 U JP 4617490U JP H052167 Y2 JPH052167 Y2 JP H052167Y2
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blade
wax
shaft
knife
taper
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  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は歯科用、特にミーリングテクニツクを
必要とする補綴義歯(コーヌスクローネやテレス
コープ)製作に於ける内冠の軸面形成に用いて有
用なテーパーナイフに関する。
従来技術及びその問題点 近時歯科の補綴技術が精密化高度化するに従つ
て、コーヌスクローネやテレスコープ義歯のよう
なミーリングテクニツクを必要とする補綴物の要
求が多くなり、それに伴うテクニツクの必要性が
求められている。その製作にあたつてのキーポイ
ントの1つに、内冠の軸面形成がある。軸面形成
は主に角度つきのワツクスナイフやコノメータ等
にワツクスナイフを取付けたものを用い、与えら
れた角度で形成して行く。一般にワツクスナイフ
の刃は金属性であるが、金属刃は軸面形成中にワ
ツクスに食い込みやすく、ワツクスが割れたり、
波状をうつたり、せつかく仕上がりつつある内冠
のワツクスが壊れたり、マージンががたつくなど
の苦い経験をすることが多い。その原因として次
のことが考えられる。
刃が鋭利すぎる。
いきなりワツクス内に深く削り込みすぎる
(とくに初心者の場合)。
ワツクスの硬さを考慮せずに作業を行なつて
しまう。
軸面形成に時間がかかりすぎ、指から伝わる
熱や油がワツクスやナイフに付着し、軸面形成
が汚くなる。
支台歯が短い、あるいは分離剤の塗布の不良
によるマージンのがたつき。
ワツクスとナイフとの形成面が見づらく、形
成面の位置がはつきりしない。
本考案は金属性ワツクスナイフの問題点を一掃
することを目的としてなされたものである。
問題点を解決するための手段 本考案はミーリングテクニツクを必要とする補
綴義歯製作に於ける内冠の軸面形成に用いられる
テーパーナイフであつて、無加圧焼結された白色
セラミツク刃部を具備し、該刃部に金属性軸部が
接合固着されていることを特徴とする歯科用テー
パーナイフに係る。
本考案に於ても用いられる刃部のセラミツク
(例えばジルコニア)は常法に従い無加圧焼結さ
れているので、従来の金属性刃部やホツトプレス
(ホツトアイソスタテイツクプレスを含む)焼結
体からなる黒色セラミツクス刃部より切れ味は多
少劣る。しかしワツクスに対し刃の食い込みが少
なくワツクスをこする感じで均一にミーリングで
きる。そのため初心者でも容易に形成できる。ま
た軸面の波状形成が少なく、割れたりする確率が
低い。更に金属性刃部や黒色セラミツクス刃部で
はワツクスの色に近いので、削除面が見にくい。
しかし本考案のセラミツクス刃部は白色でワツク
スの色とのコントラストが強いので、削除面が見
やすく、従つて削除が薄く均一に行なわれている
かどうかをはつきりと目視で確認できる。更にセ
ラミツクス性であるので、金属性に比べるとワツ
クスの削カスが付着しにくく、自然にはずれ落ち
るか、或は落ちない場合でも息を吹きかけたり、
軽くハケではらうことで簡単に取り除くことがで
きる。また、セラミツクスのため手指からの熱伝
導率が低く刃面にワツクスがこびりつくことも少
ない。
一方テーパーナイフの製作において、刃部と軸
部とを、セラミツクスを用い無加圧焼結で同時一
体成形すると、軸面と刃の角度を正確にするには
非常にコストがかさむことがわかつた。また、軸
部はワツクス形成を行う際、ネジで固定するため
セラミツクスの軸部は破断する心配があるなどの
理由で刃部と軸部とを別々に造り、軸部は金属で
仕上げ、刃部は研磨加工により適宜のテーパー角
度の付された白色セラミツクス刃部から構成し、
該刃部に金属性軸部を接着剤を用い接合固定する
ことにより、任意のテーパー角度の製品を容易に
コスト安で製作できる。
実施例 以下に本考案の一実施例を添附図面にもとづき
説明すると次の通りである。
第1図はテーパー角度8°の本考案テーパーナイ
フの一例を示している。刃部1はセラミツクス例
えばジルコニアを無加圧焼結したものであり、白
色を呈している。刃部1には研磨加工によりテー
パー角度8°の刃1aが付けられている。
軸部2は金属性(例えばステンレスなど)であ
つて、先端部が上記刃部1の基端面3に、接着材
4の使用により接合固定されている。これは、刃
の角度を正確になすためには嵌合方式だとその穴
と刃との角度に正確さがないのに対し、基端面に
接着剤をもつて固定すると角度が軸面に対し、は
つきり正確に出るからである。
刃部1と軸部2とを別々に造り、刃部1には刃
1aを研磨加工で形成した後に、刃部1に軸部2
を固着することにより、任意のテーパー角度、例
えば0,2°,4°,6°,8°の5種の製品を容易に製
作できる。
第3図は本考案テーパーナイフの一使用状況を
概略的に示し、その特徴を上げると次の通りであ
る。
ワツクスaの色と刃の色とのコントラストが
強いため、削除面bが見やすく、形成しやす
い。そのため削除している厚みが薄く均一かど
うかがはつきりとわかる。
ワツクスaの削りカスa′が刃に付着しにく
く、さらさらと落ちる。息を吹きかけたり、軽
くハケではらうと容易に取り除くことができ
る。
ワツクスaに対し刃の食い込みが少なく、均
一にミーリングできる。
そのため、初心者でも容易に形成できる。
軸面の波状形成が少なく、割れたりする確率
が低い。
手指からの熱伝導率が低い。
効 果 本考案テーパーナイフによれば、刃部を白色セ
ラミツクス焼結体から構成したので、金属性刃に
見られる問題点を一掃でき、初心者には非常に使
い易く、熟練者には軸面形成が迅速且つ美麗に仕
上がるという効果があり、ミーリングテクニツク
を必要とする補綴義歯(コーヌスクローネやテレ
スコープ)の普及向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部切欠き正
面図、第2図はその下面図、第3図はその一使用
状況を概略的に示す斜視図である。 図に於て1は刃部、2は軸部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミーリングテクニツクを必要とする補綴義歯の
    製作に於ける内冠の軸面形成に用いられるテーパ
    ーナイフであつて、無加圧焼結された白色セラミ
    ツク刃部を具備し、該刃部に金属性軸部が接合固
    着されていることを特徴とする歯科用テーパーー
    ナイフ。
JP4617490U 1990-04-27 1990-04-27 Expired - Lifetime JPH052167Y2 (ja)

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JP4617490U JPH052167Y2 (ja) 1990-04-27 1990-04-27

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JPH045817U JPH045817U (ja) 1992-01-20
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JP6829360B1 (ja) * 2019-12-26 2021-02-10 合同会社Wsptジャパン 切削・研磨用バー

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JPH045817U (ja) 1992-01-20

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