JPH0521672Y2 - - Google Patents

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JPH0521672Y2
JPH0521672Y2 JP1149587U JP1149587U JPH0521672Y2 JP H0521672 Y2 JPH0521672 Y2 JP H0521672Y2 JP 1149587 U JP1149587 U JP 1149587U JP 1149587 U JP1149587 U JP 1149587U JP H0521672 Y2 JPH0521672 Y2 JP H0521672Y2
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pump
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fuel
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alloy coating
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  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、内燃機関に使用される燃料ポンプに
関し、特にポンプ部の駆動用の電動モータ部の導
通不良対策に関する。
〈従来の技術〉 従来の内燃機関用燃料ポンプとして、例えば第
3図に示すようなものがある(実開昭59−17292
号公報、実開昭58−156353号公報等参照)。
これは、筒状ケーシング1内にロータリー型ポ
ンプ部2と電動モータ部3とを、組み込んだもの
である。
ポンプ部2は、ポンプベース4とポンププレー
ト5との間に設けられたポンプリング6と、この
ポンプリング6内にあつてその偏心位置を貫通す
る固定シヤフト7回りを回転可能なロータ8と、
このロータ8の外周面に等間隔で形成された溝8
aに収納されたローラベーン9等によつて構成さ
れる。
モータ部3は、固定シヤフト7回りを鉄心10
aとコイル10bとによりなるアーマチユア10
が回転し、このアーマチユア10の端部に取り付
けたスリーブ状のジヨイント11により、ロータ
8の端面に固定したジヨイント12を介してロー
タ8を回転駆動する。13はマグネツト、14は
コンミテータ、15は通電用のカーボンブラシ、
16はブラシ押圧用のスプリングである。
かかる燃料ポンプにおいて、燃料は、ケーシン
グ1の入口17から流入して、ポンプ2より吸入
吐出され、ケーシング1の出口18から図示しな
い燃料ダンパを経て燃料噴射弁に供給される。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、この種の燃料ポンプでは、アーマチ
ユア10端部に設けられてアーマチユア10と共
に回転するコンミテータ14の外周面にカーボン
ブラシ15を押圧接触させているが、車載後、そ
の車両が在庫となつて特に夏等の長い期間に亘つ
て放置された場合、燃料(ガソリン)中のS(イ
オウ)によりコンミテータ14に硫化被膜が付着
し、カーボンブラシ15との間で導通不良が発生
し、燃料ポンプが回転しなくなるという問題があ
つた。
このような場合、従来は外部から衝撃を与えて
導通させているのが現状である。
又、このような従来の問題点に鑑み、コンミテ
ータ14の少なくとも一部外周面にAg−Ni合金
性被膜を設けることによつて、硫化被膜が付着す
ることを防止して、使用初期のコンミテータ14
とカーボンブラシ15との導通性を確保して上記
問題点を解決することが提案されている。
このようにコンミテータ14の少なくとも一部
外周面にAg−Ni合金製被膜を設けた場合、この
Ag−Ni合金製被膜はポンプの使用と共に脱落す
る。
この結果、車両の使用中に、ゴムホース等の添
加物のガソリンへの流出によつてコンミテータ1
4のAg−Ni合金製被膜が脱落した外周面に硫化
被膜が付着するという事態が発生しており、この
問題点も解決することが望まれている。
そこで、本考案はかかる従来の実情に鑑み、車
両の在庫期間中のみならず使用中においても、コ
ンミテータと通電部材との間の導通不良が発生す
るのを防止できる内燃機関用燃料ポンプを提供す
ることを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため、本考案は、ポンプ本体の筒状ケーシ
ング内に、回転式ポンプ部と該ポンプ部を回転駆
動する電動モータ部とを備えてなる内燃機関用燃
料ポンプにおいて、前記電動モータ部のアーマチ
ユア端部に設けられて該アーマチユアと共に回転
し通電用ブラシと接触するコンミテータの端面に
Ag−Ni合金製被膜を設ける一方、ポンプ起動時
のみ前記コンミテータと電気的に導通される一対
の通電用部材であつて、前記コンミテータのAg
−Ni合金製被膜面に先端部が常時当接し他端部
がポンプ本体側に支持されたバネ性を有する一対
の可動式通電用部材を設けた構成とする。
〈作用〉 そして、かかる構成では、ポンプ起動時には、
一対の可動式通電用部材がコンミテータのAg−
Ni合金製被膜端面に当接して通電が行われる。
そして、ポンプが起動されて燃料がポンプ本体
内を流通すると、この燃料の流れによつて前記一
対の可動式通電用部材が変形してコンミテータの
Ag−Ni合金製被膜端面から離れ、コンミテータ
への通電はブラシが継続する。コンミテータ端面
のAg−Ni合金製被膜は可動式通電用部材がポン
プ起動時に当接するだけであるので、脱落するこ
となく維持される。又、コンミテータの外周面に
硫化被膜が付着するようなことがあつても、一旦
ポンプが駆動されれば、ブラシによつてこの硫化
被膜が削り取られる。従つて、コンミテータとカ
ーボンブラシとの間で硫化被膜付着を原因とした
導通不良が発生せず、燃料ポンプを回転を常時安
定して行うことができる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を説明する。
尚、本考案を適用する燃料ポンプの全体構造は
第3図の従来例の構造と同様であるので、本実施
例の説明は、コンミテータ部分を拡大して示す第
1図及び第2図に基づいて行う。
これらの図において、ポンプ本体20の筒状ケ
ーシング21内に設けられたポンプ部を回転駆動
する電動モータ部のアーマチユア23端部に設け
られて該アーマチユア23と共に回転しカーボン
ブラシ22と接触するコンミテータ24の端面に
は、Ag−Ni合金製被膜25が設けられている。
一方、ポンプ起動時のみ前記コンミテータ24と
電気的に導通される一対の通電用部材26,27
であつて、前記コンミテータ24のAgNi製被膜
端面に先端部が常時当接し他端部がポンプ本体2
0側に支持されたバネ性を有する一対の可動式の
通電用部材26,27が設けられている。
上記一対の通電用部材26,27は、夫々
SUS304からなる板状部材28と該板状部材
28先端に下向きに突出するように固定された
Ag−Ni合金製接点部材29からなる。そして、
一方の通電用部材27の板状部材28の後端部は
ポンプ本体20の端壁30に固定支持され、他方
の通電用部材26の板状部材28の後端部は樹脂
モールド部を介してポンプ本体20の端壁30に
固定支持されると共に、端子31に接続されてい
る。
かかる構成において、ポンプ起動時には、一対
の可動式通電用部材26,27の接点部材29が
コンミテータ24のAg−Ni合金製被膜端面に当
接して通電が行われる。ポンプが起動されて燃料
がポンプ本体20内を流通すると、この燃料の流
れによつて前記一対の可動式通電用部材26,2
7の板状部材28が変形して接点部材29がコン
ミテータ24のAg−Ni合金製被膜端面から離れ
る。この後は、コンミテータ24への通電はブラ
シ22が継続する。
そして、コンミテータ24端面のAg−Ni合金
製被膜25は可動式通電用部材26,27の接点
部材29がポンプ起動時に当接するだけであるの
で、脱落することなく維持される。又、燃料ポン
プの在庫中や使用中に、コンミテータ24の外周
面に硫化被膜が付着するようなことがあつても、
一旦ポンプが駆動されれば、ブラシ22によつて
この硫化被膜が削り取られる。
従つて、かかる構成によれば、在庫後のポンプ
使用時にも、車両使用時のポンプ使用時にも、コ
ンミテータ24とカーボンブラシ22との間で硫
化被膜付着を原因とした導通不良が発生せず、燃
料ポンプの回転を常時安定して行うことができ
る。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、ブラシ
の他に、ポンプ起動時のみコンミテータと電気的
に導通されて該コンミテータに通電を行う通電用
部材を設けると共に、該通電用部材が当接するコ
ンミテータ端面にAg−Ni合金製被膜を設けた構
成により、在庫後のポンプ使用時にも、車両使用
時のポンプ使用時にも、コンミテータとカーボン
ブラシとの間で硫化被膜付着を原因とした導通不
良が発生せず、燃料ポンプの回転を常時安定して
行うことができる実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる内燃機関用燃料ポンプ
の一実施例を示す断面図、第2図は同上の燃料ポ
ンプのコンミテータ部分の斜視図、第3図は従来
の内燃機関用燃料ポンプの断面図である。 20……ポンプ本体、21……筒状ケーシン
グ、22……カーボンブラシ、23……アーマチ
ユア、24……コンミテータ、25……Ag−Ni
合金製被膜、26,27……通電用部材、28…
…板状部材、29……接点部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプ本体の筒状ケーシング内に、回転式ポン
    プ部と該ポンプ部を回転駆動する電動モータ部と
    を備えてなる内燃機関用燃料ポンプにおいて、前
    記電動モータ部のアーマチユア端部に設けられて
    該アーマチユアと共に回転し通電用ブラシと接触
    するコンミテータの端面にAg−Ni合金製被膜を
    設ける一方、ポンプ起動時のみ前記コンミテータ
    と電気的に導通される一対の通電用部材であつ
    て、前記コンミテータのAg−Ni合金製被膜端面
    に先端部が常時当接し他端部がポンプ本体側に支
    持されたバネ性を有する一対の可動式通電用部材
    を設けたことを特徴とする内燃機関用燃料ポン
    プ。
JP1149587U 1987-01-30 1987-01-30 Expired - Lifetime JPH0521672Y2 (ja)

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JP1149587U JPH0521672Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

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JP1149587U JPH0521672Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

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Publication Number Publication Date
JPS63119887U JPS63119887U (ja) 1988-08-03
JPH0521672Y2 true JPH0521672Y2 (ja) 1993-06-03

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JP1149587U Expired - Lifetime JPH0521672Y2 (ja) 1987-01-30 1987-01-30

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