JPH05215853A - 超音波を使用するエレベータかご位置測定方法及び装置 - Google Patents

超音波を使用するエレベータかご位置測定方法及び装置

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JPH05215853A
JPH05215853A JP4137328A JP13732892A JPH05215853A JP H05215853 A JPH05215853 A JP H05215853A JP 4137328 A JP4137328 A JP 4137328A JP 13732892 A JP13732892 A JP 13732892A JP H05215853 A JPH05215853 A JP H05215853A
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ultrasonic
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JP4137328A
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Claudia M Schmidt-Milkau
マリアンヌ シュミット ミルカウ クローディア
Klaus Disterer
ディシュテレール クラウス
Rolf E Hanitsch
エーベルハルト ハニチェ ロルフ
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Otis Elevator Co
Original Assignee
Otis Elevator Co
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    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/74Systems using reradiation of acoustic waves, e.g. IFF, i.e. identification of friend or foe
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/34Details, e.g. call counting devices, data transmission from car to control system, devices giving information to the control system
    • B66B1/3492Position or motion detectors or driving means for the detector

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明の目的は、超音波を使用してエレベー
タかごの絶対位置を決定することである。 【構成】 上記の目的を達成するエレベータかご1の絶
対位置を測定する装置は、互いに対向し、第1の超音波
信号を第2の超音波変換器に向けて送信する第1の超音
波変換器、及び第1の超音波信号を受信しそれに応答し
て第1の遅延の後に第2の超音波信号を第1の超音波変
換器へ返送する第2の超音波変換器と、第2の遅延の後
に作動可能になり、第1の超音波変換器における第1の
超音波信号の送信から第2の超音波信号の受信までに経
過した時間を測定して走行時間信号を発生するタイマ
と、走行時間信号に応答してエレベータかご1の絶対位
置を計算する計算手段とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータ位置の測定に
関し、具体的には超音波を使用するエレベータ位置の測
定に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエレベータかごの位置を検出する
ためには、駆動軸上のエンコーダと、付加的な羽根及び
昇降路内のセンサとを使用する。電源が影響を受ける緊
急時には、位置情報が失われるのを避けるために位置情
報を EEPROM または電池でバックアップされた RAM内に
書き込むことができる。しかしながら停電が発生した後
に、または最後の位置信号を入手した後にエレベータ駆
動装置には無関係にかごが運動すれば、実際のかご位置
は失われてしまう。このような場合、停電から復旧した
後に、初期化運転を行ってかご位置を入手するのが一般
である。合衆国特許 4,341,287号はこのようなシステム
を示している。他の応用では、穿孔されたまたは磁石を
有する鋼製テープによって多チャネルエンコーダとかご
とを結合しエンコーダからのパルス列信号を位置情報に
変換している。位置の初期化はかごを数 cm 移動させて
達成する。他の従来技術配列は、昇降路内の符号化され
たしるしとかご上の適切なしるし読み取り装置か、また
は電力中断中にかご位置メモリ回路に給電する電池を使
用している。
【0003】かごを所定の初期化階床まで移動させる必
要がなく、昇降路内に符号化されたしるしとかご上に適
切なしるし読み取り装置を設ける必要がなく、停電する
前のかごの位置を記憶するための電池または他の補助電
源を必要としないで、かごの絶対位置を決定することが
望ましいであろう。エレベータ位置指示器に関しては広
範な要求が存在しているが、全ての要求を満たす訳には
行かない。例えば緊急の場合にはかごの凡その位置を知
れば十分である。かご位置を直接入手するためには、位
置センサを昇降路内に位置決めすべきである。これは、
塵埃及び音響妨害に鈍感なセンサシステムを必要とす
る。この理由から、赤外線及びレーザのような光学的方
法は受け入れられない。塵埃の層がレンズまたは反射器
上に現れるような場所では光強度が低下するので、光学
センサは塵埃に鋭敏である。更に定期的な保守も必要で
あり、これは費用を増大させる。
【0004】
【発明の概要】本発明によれば、2つの超音波変換器を
使用し、一方の変換器をエレベータ昇降路の天井に、ま
た他方の変換器をエレベータかごの頂部に取り付けて位
置を測定する。また、2つの遅延素子が設けられてい
る。開始信号は位置測定を開始させ、天井変換器から第
1の超音波信号をかご変換器に向けて送信させる。かご
変換器は第1の超音波信号を受信すると、昇降路及び昇
降用ロープからの超音波エコーを避けるための遠エコー
遅延の後に同一振幅、同一周波数の第2の超音波信号を
天井変換器に向けて送信する。天井変換器は第2の超音
波信号を受信して停止信号を発生する。近エコー遅延素
子は、選択可能な時間の終りまで停止信号がタイマに到
達するのを阻止する。開始信号及び停止信号に応答する
タイマは超音波信号の走行時間を測定する。ある速度を
有するこれらの信号の走行時間を倍増させ、2つのエコ
ー回避用遅延を使用することによって、エコーを避けつ
つかごの位置を得ることができる。更に、昇降路温度を
測定して位置計算に使用するので、温度効果に起因する
誤差が回避される。
【0005】本発明の目的は、超音波を使用してエレベ
ータかごの絶対位置を決定することである。本発明の第
2の目的は、停電後にエレベータかごの絶対位置を決定
することである。本発明の第3の目的は、停電後に遠隔
センサによってエレベータかごの絶対位置を決定するこ
とである。
【0006】本発明の第4の目的は、停電後に超音波を
使用してエレベータかごの絶対位置を決定することであ
る。本発明の第5の目的は、緊急時に超音波によってエ
レベータかごの絶対位置を決定することである。本発明
の第6の目的は、停電後に初期化運転を必要とすること
なく、最初の運転前にエレベータかごの絶対位置を取得
することである。
【0007】本発明の第7の目的は、停電または緊急事
態の何れかが発生すると最寄りの階床レベルまで自動的
に移動させる手段を設けたエレベータかごを提供するこ
とである。本発明の第8の目的は、音響妨害には鈍感な
エレベータかご絶対位置測定装置及び方法を提供するこ
とである。
【0008】本発明の第9の目的は、温度に応答するエ
レベータかご絶対位置測定装置及び方法を提供すること
である。本発明のこれらの、及び他の目的、特色及び長
所は添付図面に基づく以下の特定実施例の説明から明白
になるであろう。
【0009】
【実施例】図1においてエレベータかご1は、天井4と
壁5、6とを有する昇降路3内にロープ2によって吊り
下げられている。天井4には天井変換器7と天井変換器
回路8とが取り付けられている。機械室9内にはエレベ
ータかご制御装置10が配置されている。天井変換器回
路8には時間及び距離検出回路11が電気的に接続され
ている。かご1の屋上には、天井変換器7に向けられた
かご変換器12が取り付けられている。両変換器7、1
2は、昇降路壁5、6とロープ2との間に位置してい
る。かご変換器12にはかご変換器回路13が電気的に
接続されている。
【0010】超音波の送受信には多くの電圧・圧力変換
器を使用することができる。好ましい実施例の超音波変
換器7、12は約 50 kHz の信号を送受信できる圧電セ
ラミックである。好ましい実施例では、かご変換器12
のための電力は、かご1及び駆動装置15へ電力を供給
する非常電源14から取っている。公知のように非常電
源14は常用の電源16が停電すると作動可能になる。
また常用の電源16が停電するとかごはある乗り場に制
動される。かご変換器12は常用の電源16から給電し
ても差し支えない。電力、線17上の開始信号、及び線
18上の測定信号を除けば本発明は制御装置10とは無
関係に作動する。
【0011】天井変換器7はプローブ信号をかご変換器
12へ送信し、かご変換器12は応答信号で返答する。
時間及び距離検出回路11は、超音波プローブ信号19
及び応答信号20の走行時間にそれらの速度を乗ずるこ
とによって、変換器7、12間の距離を計算する。しか
しながら、1つの超音波変換器、または任意の超音波変
換器が放出した信号の全てがその目標に直接伝送される
のではなく、その若干は他所へ散乱する。プローブ信号
及び応答信号を発生する変換器7、12が、昇降路壁
5、6から反射されるエコーをも発生させる。これらの
エコーは各変換器7、12の面に高価な音響レンズを取
り付けて使用することによって回避することができる。
【0012】本発明に影響を与え得るエコーには2つの
型がある。それらは近エコーと遠エコーである。送信さ
れた超音波が壁5、6で反射することによってもたらさ
れる全てのエコーは、反射しない直接到来波と同一の周
波数と同一の強度を有している。従って直接信号とエコ
ー21、22とを区別することは困難である。近エコー
21(図1)は測定の終りを指示する信号を発生する恐
れがある。これらのエコーはかご変換器12が超音波応
答信号20で応答する前に、ある物体に衝突して天井変
換器7上へ跳ね返ることによってこのようなことを起こ
すのである。近エコーが辿る経路の長さは、特に昇降路
3の断面積と共に変化する。
【0013】遠エコー22(図1)は、天井変換器7か
ら放出され、(直接かご変換器12へ進むのではなく)
壁5、6に衝突し、そしてかご変換器12に到達する超
音波信号である。この超音波信号は2つの変換器7、1
2間の最短距離を走行しないから、この信号を測定する
と距離計算に誤差をもたらす。このエコーが辿る経路の
長さは、特に昇降路3の断面積及び天井変換器7とかご
1との間の垂直距離と共に変化する。
【0014】図2は本発明の好ましい測定システムを示
す。基本的には、本システムは2つの変換器7、12
と、変換器7、12の間を信号が2回通過する時間を測
定する時間及び距離算出回路11と、2つの遅延素子2
3、24とを含む。これらの遅延素子は2つの点が類似
し、2つの点が類似していない。両遅延素子はエコー2
1、22(図1)を排除し、また両遅延素子は同一変換
器(天井変換器7)によって生ずるエコー21、22を
排除するが、各遅延素子は異なる変換器に影響を与える
異なる型のエコーを排除するのである。測定の誤停止を
避けるために、近エコー遅延素子23が挿入されてい
る。好ましい実施例ではこれは開始信号に応答して 220
ms の遅延を与える。この 220 ms 中は、時間及び距離
算出回路11は停止信号を受信することはできない。遠
エコーの効果を回避するために、遠エコー遅延素子24
が使用されている。好ましい実施例では遠エコー遅延の
値は 262.144 ms である。両エコー21、22の経路が
可変であるから、素子23、24は可変の遅延を有して
いる。
【0015】制御装置10から線17上に開始信号が供
給されると、天井変換器回路8は開始信号を変調し、線
25を通して第1パルス列を天井変換器7へ供給する。
天井変換器7は 50 kHz の超音波プローブ信号19をか
ご変換器12へ送信する。かご変換器12はこの 50 kH
z の信号を受信してそれを線26を通してかご変換器回
路13へ供給する。遠エコー遅延素子24によって導入
される 262.144 ms (この時間中に遠エコー22は消失
する)の後に、かご変換器回路13は線27上に別の 5
0 kHz の信号を供給することによって応答する。応答超
音波信号20が天井変換器7に返送される。天井変換器
7はこの応答信号20を、線28を通して天井変換器回
路8へ供給する。天井変換器回路8は濾波し、増幅し、
そして復調することによってこの応答信号20の包絡線
を検波する。エコーを含む停止信号が線29を通して近
エコー遅延素子23に供給される。開始信号から 220 m
s後に近エコー22を含まない停止信号が線30を通し
て時間及び距離算出回路11に供給される。
【0016】線17上の開始信号に応答する時間及び距
離算出回路11は (i)開始信号の受信の 220 ms 後から
(ii)停止信号の受信までの時間を測定する。時間及び距
離算出回路11はタイマ31と距離計算回路32とを含
む。タイマ31は、天井変換器7及びかご変換器12内
の信号処理時間を斟酌するために遠エコー遅延素子24
によって与えられる 262.144 ms を排除する。距離計算
は温度と超音波信号の走行時間との関数である。サーミ
スタ33は温度を測定し、線34を通してそれを距離計
算回路32へ供給する。エレベータの位置は線18を通
して制御装置10へ送られる。
【0017】図3は制御装置10、天井変換器7、かご
変換器12、天井変換器回路8、かご変換器回路13、
近エコー遅延素子23、遠エコー遅延素子24、及び時
間及び距離算出回路11のブロック線図である。線17
上の正極性開始信号は周波数発生器35へ供給され、周
波数発生器35は線17上の開始信号の幅と同じ 1 ms
幅の第1パルス列を発生する。好ましい実施例では、周
波数発生器35は矩形波を発生するが、三角波、正弦
波、または他の如何なる周期的形状の波であってもよ
い。好ましい実施例では、周波数発生器35は 50 kHz
を発生する。周波数発生器35は、抵抗39及びコンデ
ンサ40と組み合わされた2つの NAND ゲート37、3
8を含む。線36上の第1パルス列はトランジスタ駆動
回路41によって増幅される。このトランジスタのコレ
クタは線43を介して変成器42の一次巻線に接続され
ている。変成器42は第1パルス列を更に増幅し、線2
5を介して、増幅した第1パルス列を超音波信号として
天井変換器7へ供給する。好ましい実施例の天井変換器
7は高い電圧レベルを必要とする。従って変成器42は
ステップアップ変圧器である。増幅された第1パルス列
は天井変換器7によってかご変換器12へ向けて送信さ
れる。それに応答して増幅された第2パルス列がかご変
換器回路13から線27を介してかご変換器12へ供給
され、応答超音波信号20が天井変換器7へ向けて返送
される。応答超音波信号20は線28を通して帯域通過
フィルタ45へ供給される。帯域通過フィルタ45は周
波数発生器35の周波数に整合されている。好ましい実
施例では、中心周波数が 50 kHz で帯域幅が 10 kHz の
帯域通過フィルタによってこの整合を達成している。
【0018】濾波された信号は、線46を通して増幅器
47へ供給される。線48上の濾波され、増幅された応
答信号を受信すると、包絡線検波器49はそれを復調
し、50kHz パルスを分離して、パルス列の包絡線に対応
する包絡線信号を線50上に出力する。好ましい実施例
では、包絡線検波器49はドイツ国ハンブルグのフィリ
ップス社製ワイヤード VALVO-IC TDA 1576である。これ
は濾波され、増幅された応答信号( 50 kHz )を直流信
号に変換し、その直流レベルは増幅器47が飽和してい
ない限り、超音波変換器12が受信した信号19、20
の振幅に比例する。
【0019】線50上の包絡線信号はコンパレータ51
に供給され、可変抵抗器52によって設定される調整可
能なしきい値と比較される。コンパレータ51は線29
上に測定の終りを指示するエコーを含む停止信号を供給
する。このエコーを含む停止信号は、近エコー遅延素子
23によって切り捨てられる近エコー22を含む。コン
パレータ51のしきい値は、変換器が互いに遠く離れて
いる時に小さい到来応答信号を検出するために可能な限
り低く維持するが、同時にこのしきい値は音響妨害を抑
圧するために十分に高くなければならない。
【0020】フィルタ45、増幅器47、及び包絡線検
波器49の組合せはレベル変換機能を遂行する。かご1
上では送信された超音波信号19がかご変換器12によ
って受信され、線26を通してレベル変換区分53へ供
給される。レベル変換区分53は、帯域通過フィルタ4
5、増幅器47、及び包絡線検波器49と同一の、 50
kHz 帯域通過フィルタ(図示してない)、増幅器(図示
してない)、及び包絡線検波器(図示してない)からな
る。線54上の第2パルス列は、遠エコー遅延素子24
によって 262.144 ms 遅延させられた後に周波数発生器
55内で形成される。第2パルス列はステップアップ変
圧器56に供給され、次いで線27を通してかご変換器
12へ供給されて応答超音波信号20が送出される。
【0021】時間及び距離算出回路11は線17上の開
始信号と、線30上の停止信号とに応答する。時間測定
は、開始信号がカウンタ57をリセットし、クロック5
8と天井変換器回路8の周波数発生器35とをトリガす
ると開始される。応答超音波信号20がタイマ31を停
止させることによって測定は終了する。誤って測定を停
止させることがないように、近エコー22を抑圧するた
めの近エコー遅延素子23が挿入されている。この遅延
素子23は、開始信号を 220 ms 遅延させる。線30上
の停止信号は、線29上のコンパレータ51からのエコ
ーを含む停止信号と同一ではない。コンパレータ51か
らの出力は、上述した信号に起因するすべての偽の負パ
ルスを含む。信号の開始から 220 ms の間は、線30か
らの停止信号が 1 MHzクロック58に到達することはで
きない。 220 msの間に近エコーは消失するから、線3
0上の停止信号は近エコー21を含まないものになる。
【0022】線30上の停止信号はクロック58を停止
させる。開始信号の後にクロック58が発生するクロッ
ク信号は線59を介して遠エコー減算回路60に供給さ
れ、262.144 msが差し引かれる。遅れ減算回路61にお
いて伝播遅延と信号処理の遅れとに要した時間の第2の
減算を行った後に、クロック信号は線62を通してカウ
ンタ57へ供給される。カウンタ57はクロックパルス
を計数し、超音波の走行時間を登録し、線63上に超音
波の走行時間を表す大きさを有する走行時間信号を発生
して距離計算回路32へ供給する。カウンタ57は線6
4上の各開始信号でリセットされる。変換器7、12間
の距離は、サーミスタ33を用いて測定した昇降路3の
温度に依存する信号速度に、超音波の走行時間の半分を
乗ずることによって計算される。超音波の走行時間Cは
超音波の伝送速度に依存する。
【0023】 C=C0 *{1+(温度/273°C)}1/2 ここに、C0 は0°Cにおいて 331.45 m/s に等しい。
線18上の測定は時間及び距離算出回路11へ供給され
る。かご運動が 1 m/s以下の場合に高い精度が得られ
る。静止しているエレベータの場合、好ましい実施例で
は 10 cmの誤差でかご位置を決定することができる。
【0024】変換器の位置は逆にすることができる。以
上に本発明を特定の実施例に関して図示し、説明した
が、当業者ならば本発明の思想及び範囲から逸脱するこ
となく形状及び細部に上述の、及び種々の他の変更、省
略及び付加が考案できよう。例えば、1対の変換器7、
12がかごの上または下の何れにあろうとも本発明には
無関係である。一般に制御装置10は最上階の上に配置
されているから、図1に示した変換器7、12の位置
は、一方の変換器をかごの底に位置決めし、第2の変換
器を昇降路ピット64内に位置決めするよりは好まし
い。このようにすれば、昇降路天井4と制御装置10と
の間の通信線が、ピット64と制御装置10との間の通
信線より短くなるからである。
【0025】例えば、制御装置10がピット14内に配
置されている油圧エレベータシステム(図4)において
は、かご底変換器66をかご1の底に配置し、ピット変
換器67を昇降路3のピット64内に配置することが望
ましい。かご底変換器66にはかご底変換器回路68
を、またピット変換器67にはピット変換器回路69を
組み合わせる。油圧エレベータはプランジャ70によっ
て昇降される。
【0026】同様に、エレベータシャフト内を昇降する
物体が、かご1であるか、または釣り合い錘であるかは
本発明にとって重要なことではない。好ましい実施例
は、かごの絶対位置を与える。変換器7、12が天井4
及び釣り合い錘上に取り付けられている場合には、距離
計算回路が釣り合い錘位置とかご1の位置との差に対応
する定数を加算するように変更する。距離計算回路32
内の表は、所与の釣り合い錘位置の対して対応するかご
位置を求めるために付加すべき適切な定数を含んでい
る。この表は、2つの列と、限定されない数の行とを有
する。一方の列は釣り合い錘位置を含み、他方の列はか
ご位置を求めるために付加する定数を含む。例えば釣り
合い錘が昇降路を半分下がった所にあれば、定数は0で
ある。
【0027】最後に、開始信号が天井変換器7またはか
ご変換器12の何れを最初にトリガするかは本発明にと
って本質的なものではない。当業者ならば本発明の思想
及び範囲から逸脱することなく本発明に上述の、及び種
々の他の変更、省略及び付加が考案できよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】エレベータシャフト内のかごの正面概要図であ
って、天井に1つとかごの頂部に1つの1対の超音波変
換器を示す図。
【図2】1対の超音波変換器、関連回路、2つの遅延素
子、及び時間及び距離算出回路のブロック線図。
【図3】図2のより詳細なブロック線図。
【図4】油圧エレベータ及びそのシャフト内のかごの正
面概要図であって、かごの底に1つとピット内に1つの
1対の超音波変換器を示す図。
【符号の説明】
1 エレベータかご 2 ロープ 3 昇降路 4 天井 5、6 壁 7 天井変換器 8 天井変換器回路 9 機械室 10 かご制御装置 11 時間及び距離算出回路 12 かご変換器 13 かご変換器回路 14 非常電源 15 駆動装置 16 常用電源 19 プローブ信号 20 応答信号 21 近エコー 22 遠エコー 23 近エコー遅延素子 24 遠エコー遅延素子 31 タイマ 32 距離計算回路 33 サーミスタ 35、55 周波数発生器 37、38 NANDゲート 41 トランジスタ駆動回路 42、56 ステップアップ変圧器 45 帯域通過フィルタ 47 増幅器 49 包絡線検波器 51 コンパレータ 52 可変抵抗器 53 レベル変換区分 57 カウンタ 58 クロック 60 遠エコー減算回路 61 遅れ減算回路 64 昇降路ピット 66 かご底変換器 67 ピット変換器 68 かご底変換器回路 69 ピット変換器回路 70 プランジャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス ディシュテレール ドイツ連邦共和国 1000 ベルリン 42 マントイッフェルシュトラーセ 57ベー (72)発明者 ロルフ エーベルハルト ハニチェ ドイツ連邦共和国 1000 ベルリン 33 ガイゼンハイマー シュトラーセ 35

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止エレベータかごの絶対位置を測定す
    る方法であって、 第1及び第2の超音波変換器を準備する段階と、 第1の超音波変換器から第1の超音波信号を第2の超音
    波変換器に向けて送信する段階と、 第2の超音波変換器において第1の超音波信号を受信
    し、それに応答して第2の超音波信号を第1の超音波変
    換器へ返送する段階と、 第1の超音波変換器において第2の超音波信号を受信す
    る段階と、 上記送信段階から第2の超音波信号受信段階までに経過
    した時間を測定して走行時間信号を発生する段階と、 走行時間信号に応答してエレベータかごの絶対位置を計
    算する段階とを具備することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 昇降路の温度を測定して温度信号を発生
    する段階と、 走行時間信号と温度信号とに応答してエレベータかごの
    絶対位置を計算する段階とをも具備する請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 第2の超音波変換器による第1の超音波
    信号の受信から、それに応答して第2の超音波信号を返
    送するまでに第1の遅延を与える段階をも具備する請求
    項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 時間測定段階が第2の遅延の後まで第2
    の超音波信号を受信しない請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 第1の超音波信号送信段階が常用電力の
    供給が停止されたことに応答して発生する請求項1に記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 静止エレベータかごの絶対位置を測定す
    る装置であって、 互いに対向し、第1の超音波信号を第2の超音波変換器
    に向けて送信する第1の超音波変換器、及び第1の超音
    波信号を受信しそれに応答して第1の遅延の後に第2の
    超音波信号を第1の超音波変換器へ返送する第2の超音
    波変換器と、 第2の遅延の後に作動可能になり、第1の超音波変換器
    における第1の超音波信号の送信から第2の超音波信号
    の受信までに経過した時間を測定して走行時間信号を発
    生するタイマと、 走行時間信号に応答してエレベータかごの絶対位置を計
    算する計算手段とを具備することを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 昇降路内の空気の温度を測定して温度信
    号を計算手段へ供給する温度検知手段をも具備し、計算
    手段が温度信号の関数として作動する請求項6に記載の
    装置。
  8. 【請求項8】 第1の超音波変換器が、常用電力の供給
    が停止されたことに応答して給電される請求項6に記載
    の装置。
  9. 【請求項9】 一方の超音波変換器がエレベータかごの
    下に取り付けられている請求項6に記載の装置。
  10. 【請求項10】 一方の超音波変換器がエレベータかご
    の頂部に取り付けられている請求項6に記載の装置。
JP4137328A 1991-06-03 1992-05-29 超音波を使用するエレベータかご位置測定方法及び装置 Pending JPH05215853A (ja)

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