JPH05215158A - ブレーキ冷却装置 - Google Patents

ブレーキ冷却装置

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JPH05215158A
JPH05215158A JP1897292A JP1897292A JPH05215158A JP H05215158 A JPH05215158 A JP H05215158A JP 1897292 A JP1897292 A JP 1897292A JP 1897292 A JP1897292 A JP 1897292A JP H05215158 A JPH05215158 A JP H05215158A
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brake
rotor
temperature
mist
cooling
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Takao Morita
隆夫 森田
Tsutomu Matsukawa
勉 松川
Tadao Tanaka
忠夫 田中
Hiromichi Yasunaga
弘道 安永
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定の条件下でブレーキを強制冷却してブレ
ーキ温度を下げる。 【構成】 ディスクブレーキ1のキャリパ4の回転する
ロータ3の出口側にロータの端面3a、3bに臨んで配
設されたノズル8、9と、キャリパに配設されてブレー
キ温度を検出する温度センサ10と、エアタンク12か
ら供給される空気流により水タンクの冷却水を吸い出し
ノズルからミスト噴霧させて吹き付ける噴霧手段と、エ
アタンクから噴霧手段に供給する空気流を制御する空気
制御手段11と、車速を検出する車速センサ30と、温
度センサ、車速センサの信号を取り込み、ブレーキ温度
が所定温度以上且つ車速が所定車速以上の条件下のとき
に空気制御手段と噴霧手段とを駆動するコントローラ3
5とを備えた構成としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレーキ冷却装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両のブレーキは、走行を制御して任意
の速度を保持し、或いは所定の位置に停止させるもので
あり、走行性能が高くなるに伴いブレーキ性能もそれに
見合ったものが必要である。ブレーキは、回転体に摩擦
材をこすりつけて制動力を得るというシンプルな原理に
より構成されており、円形のドラム状の回転体を内側か
らブレーキシューで押さえ付けて制動するドラムブレー
キと、露出した円板(ロータ)をブレーキパッドで締め
付けて制動するディスクブレーキとがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ブレーキは、運動エネ
ルギを熱エネルギに変換しているために制動によりブレ
ーキ温度が上昇する。ブレーキが高温になると、摩擦材
の摩擦特性の悪化による効きの悪化(フェード)や、ブ
レーキ液にベーパが発生して効き不能に陥ったり、或い
はロータの変形によりブレーキジャダが発生したり、更
には摩擦材の早期摩耗等が発生して、ブレーキの安定性
や、信頼性、耐久性等を著しく悪化させる等の問題があ
る。
【0004】これらの問題点は、ディスクブレーキの普
及や、ディスクブレーキロータに放熱孔を有するベンチ
レーティッドロータの採用により改善されてきている
が、ブレーキの冷却性の向上は、基本的な課題として残
っているのが現状である。ブレーキの冷却性を大幅に向
上することが出来ない理由として、ブレーキの設置箇所
が、ホイール内側の場合が多く、走行風による冷却が充
分に行なわれない上に、スペース的な余裕がなく、冷却
装置を設置することが困難である、ロータが回転体であ
るために冷却装置が構造的に限定される等による。
【0005】また、従来ブレーキ温度を下げる手段とし
ては、ロータの熱容量を大きく設定するようにしている
が、ロータの熱容量を大きくすると当然重くなり、これ
に伴いブレーキ装置の重量が重くなり、軽量化を図る上
で大きな障害となるという問題もある。本発明は上述の
点に鑑みてなされたもので、ブレーキ温度、車速等によ
りブレーキの冷却が必要であるか否かを判断し、必要と
判断したときにはロータに冷却水をミスト噴霧させて強
制冷却するようにしたブレーキ冷却装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、ディスクブレーキのキャリパの回転
するロータの出口側に当該ロータの端面に臨んで配設さ
れたノズルと、前記キャリパに配設されてブレーキ温度
を検出する温度センサと、エアタンクから供給される空
気流により水タンク内の冷却水を吸い出し前記ノズルか
らミスト噴霧させて前記ロータに吹き付ける噴霧手段
と、前記エアタンクから前記噴霧手段に供給する空気流
を制御する空気制御手段と、車速センサと、前記温度セ
ンサ及び車速センサの信号を取り込み前記ブレーキ温度
が所定温度以上且つ車速が所定車速以上のときに前記空
気制御手段と前記噴霧手段とを駆動させるコントローラ
とを備えた構成としたものである。
【0007】
【作用】コントローラは、ブレーキ温度が所定温度以上
に上昇し、且つ車速が所定車速以上のときには空気制御
手段及び噴霧手段を駆動させ、霧吹きの原理で空気流に
より水タンク内の冷却水を吸い出し、ノズルからミスト
噴霧させてブレーキのロータの端面に吹き付ける。ロー
タに吹き付けられたミストは、瞬時に蒸発して気化熱を
奪い当該ロータを冷却する。これによりブレーキ温度が
下げられる。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1及び図2においてディスクブレーキ1
は、ホイール2に同心的に固定されたディスクロータ
(以下単に「ロータ」という)3、車体側に固定されロ
ータ3を両側から挟む略コ字状をなすキャリパ4、当該
キャリパ4に内蔵されたピストン(図示せず)、及び当
該ピストンによりロータ3に押し付けられて当該ロータ
に制動力を付与する左右一対のブレーキパッド5、5等
により構成されている。前記ピストンは、左右のブレー
キパッド5、5を均等の力でロータ3を押し付けるよう
になっている。
【0009】キャリパ4の回転するロータ3が出て行く
一側4aには、図2に示すようにパイプ7の先端がロー
タ3の外周面と僅かな間隙を存して架橋されて配設され
ており、且つ当該ロータ3を挟んで両側にノズル8、9
が互いに対向するように設けられている。そして、一方
のノズル8は、ロータ3の一端面3aの外周縁に、他方
のノズル9は、ロータ3の他端面3bの外周縁に臨んで
開口されている。
【0010】更に、キャリパ4内にはブレーキ温度を検
出するための温度センサ10が配設されている。ブレー
キ温度は、ロータ3又はブレーキパッド5の温度で、こ
れらを有効に検出することができれば良く、ロータ3又
はブレーキパッド5の温度と相関関係の有る部位の温度
を検出しても、ブレーキパッド5の温度を直接検出して
も、或いは周囲温度を検出しても良い。尚、ブレーキ温
度は、ディスクブレーキが採用されている前輪の左右何
れか一輪のブレーキ温度を検出すればよく、前記温度セ
ンサ10は、前輪の何れか一輪のブレーキ1に設けら
る。因みに、ロータ3は、数百度(300〜400℃)
にも達し、これに伴いブレーキパッド5、5も高温とな
り、ブレーキパッド5は、前述したように高温(300
℃付近)になると急激な特性変化を起こす。
【0011】前記パイプ7は、図3に示すように電磁弁
11を介してエアタンク12に接続され、当該エアタン
ク12は、チェックバルブ13を介してコンプレッサ1
4に接続されている。このコンプレッサ14は、モータ
15により駆動される。また、エアタンク12には圧力
センサ16が接続されている。パイプ7は、その途中7
aが縮径(以下「縮径部7a」という)されて細く絞ら
れており、当該縮径部7aには小径のパイプ18の先端
18aが、略直角に連通接続されている。このパイプ1
8の基端は、冷却水用の水タンク20に底部近傍まで挿
入されて底面に臨んで開口されている。
【0012】水タンク20は、例えば、図4に示すよう
に構成されており、パイプ18と並んでパイプ21が設
けられており、当該パイプ21は、ホース22を介して
当該車両に装備されたクーラのドレーン(図示せず)に
接続されている。そして、この水タンク20に前記クー
ラから排出された水が供給され、冷却水として補給され
るようになっている。また、冷却水注入口20aにはド
レーンチューブ23が接続されており、余分な水量を放
出するようになっている。
【0013】水タンク20内には水量を検出するための
水量センサ25が設けられている。この水量センサ25
は、上端が水タンク20の上面に固定されて垂下するパ
イプ26と、当該パイプ26の下端所定位置に設けられ
たセンサ例えば、リードスイッチ27と、パイプ26に
僅かな間隔で上下動可能に遊嵌され前記リードスイッチ
27を駆動するための環状のマグネット28を内蔵する
環状のフロート29等により構成されている。尚、図5
は、水タンク20の他の実施例を示す。
【0014】前記温度センサ10、電磁弁11、モータ
15、圧力計16、水量センサ25のリードスイッチ2
7及び当該車両の車速を検出する車速センサ30(図
3)は、コントローラ35に接続されている。コントロ
ーラ35には更に水タンク20の水量等を表示するため
の複数のインジケータランプ(何れも図示せず)が接続
されており、これらのインジケータランプは、インスト
ルメントパネルに運転者に臨んで配設されている。そし
て、コントローラ35は、ブレーキ温度、車速等により
ブレーキ1の冷却が必要であるか否かを判断し、必要と
判断したときには水タンク20の冷却水を吸い出してノ
ズル8、9からミスト噴霧させてロータ3に吹き付け冷
却する。
【0015】以下に図6のフローチャートを参照しつつ
作用を説明する。コントローラ35は、温度センサ10
からの信号によりブレーキ1のロータ3の温度Tを検出
(ステップ1)し、車速センサ30からの信号により当
該車両の速度Vを検出(ステップ2)すると共に、水量
センサ25からの信号により水タンク20の水量を検出
(ステップ3)して冷却水が十分にあるか否かを判別
(ステップ4)する。このステップ4の判別答が否定
(NO)のときにはコントローラ35は、例えば、黄色
のインジケータランプを点灯(ステップ5)させて、運
転者に、水タンク20の冷却水が不足しており過酷な運
転をしても冷却水によるブレーキ1の強制冷却効果を期
待し得ないことを知らせる。
【0016】ステップ4の判別答が肯定(YES)のと
きにはコントローラ35は、ブレーキ1のロータ3の温
度Tが所定温度例えば、200℃以上(T≧200℃)
の高温であるか否かを判別(ステップ6)し、その判別
答が否定(NO)のときには冷却水によるロータ3の強
制冷却が不要であると判断してステップ1に戻り、肯定
(YES)のときには、車速Vが所定車速例えば、40
km/h以上(V≧40km/h)であるか否かを判別(ステッ
プ7)し、その判別答が否定(NO)のときにはステッ
プ1に戻り、強制冷却は行わない。
【0017】ステップ6においてロータ3の温度Tを2
00℃以上としたのは、後述するように当該ロータ3に
噴射された冷却水のミストを瞬時に蒸発させるため、及
びブレーキパッド5が急激に特性変化を起こす温度(約
300℃)以下とするためである。また、ステップ7に
おいて車速Vを40km/h以上としたのは、車速が40km
/hよりも低い低速走行時には、高速時に比して制動条件
が緩くロータ3の温度が多少高くとも余り問題ではな
い、低速時にはロータの回転が遅いために冷却水による
局部的な冷却を避けて熱歪等を防止する等の理由による
ものである。
【0018】ステップ7の判別答が肯定(YES)のと
き即ち、ブレーキ1のロータ3の温度が200℃以上に
上昇し、車速が40km/h以上で走行しているときにはコ
ントローラ35は、ミスト噴霧(ステップ8)を行な
い、ロータ3を強制冷却する。即ち、コントローラ35
が、電磁弁11(図3)を付勢して閉弁位置11Aから
開弁位置11Bに切り替えると、エアタンク12の高圧
空気がパイプ7に供給され、流速が速くなり圧力が下が
る縮径部7aにおいて「霧吹き」の原理により水タンク
20の冷却水を吸い出し、先端のノズル8、9(図2)
からロータ3の端面3a、3bの外周縁に向けてミスト
噴射させる。
【0019】ノズル8、9から噴射されたミスト状の冷
却水は、ロータ3の対応する各端面3a、3bに吹き付
けられて瞬時に蒸発し、このときにロータ3から気化熱
を奪い、当該ロータ3を冷却する。これによりロータ3
は、強制的に冷却される。冷却水は、ミスト(霧化)さ
れた状態で、且つキャリパ4のブレーキパッド5、5か
ら離れて行くロータ3に対して吹き付けられ、しかも瞬
時に蒸発してしまい、従って、ロータ3が回転してミス
トが吹き付けられた部位が再びブレーキパッド5、5に
より挟まれるときには既に乾いており問題はない。ま
た、車速が40km/h以上であるためにロータ3は高速で
回転しており、当該ロータ3は、連続的にミストが吹き
付けられて均一に冷却され、熱歪等に対する問題もな
い。
【0020】コントローラ35は、圧力センサ16から
の信号に基づいてエアタンク12の空気圧を常時検出し
ており、当該エアタンク12の圧力が所定圧以下になる
とモータ15を駆動してコンプレッサ14を作動させ、
エアタンク12に圧縮空気を供給して、当該エアタンク
12の空気圧を所定圧に保持する。これにより水タンク
20の冷却水は、ノズル8、9から常に均一なミストと
して噴射されロータ3に吹き付けられる。
【0021】コントローラ35は、上述のロータ3の強
制冷却(ミスト冷却)中に、水タンク20の冷却水が十
分であるか否かを判別(ステップ9)し、その判別答が
否定(NO)のときには例えば、赤色のインジケータラ
ンプを点灯(ステップ10)させて、水タンク20にロ
ータ3を冷却するに必要な量の冷却水が無くなり、以後
ロータ3が昇温しても強制冷却することが出来ないこと
を運転者に知らせて注意を喚起させる。
【0022】一方、ステップ9の判別答が肯定(YE
S)のとき即ち、水タンク20に冷却水量が十分にある
場合にはコントローラ35は、例えば、緑色のインジケ
ータランプを点灯(ステップ11)させて運転者にロー
タ3をミスト噴霧による強制冷却していることを知らせ
と共に、当該強制冷却によりロータ3の温度Tが、所定
温度例えば、180℃以下(T≦180℃)に低下した
か否かを判別(ステップ12)する。
【0023】コントローラ35は、このステップ12の
判別答が肯定(YES)のとき即ち、ロータ3の温度が
180℃以下に低下したときには、前記緑色のインジケ
ータランプを消灯(ステップ13)させるとともに電磁
弁11(図3)を消勢して閉弁させ、エアタンク12か
らパイプ7への圧縮空気の供給を停止させ、ノズル8、
9からのミストの噴霧を停止させてロータ3の強制冷却
を終了する。
【0024】コントローラ35は、ステップ12の判別
答が否定(NO)のとき即ち、ロータ3の温度が180
℃よりも高い場合には、車速Vが所定車速例えば、45
km/h以下(V≦45km/h)であるか否かを判別(ステッ
プ14)し、その判別答が否定(NO)のときにはステ
ップ12に戻ってロータ3の強制冷却を継続し、肯定
(YES)のときにはミスト噴霧を停止(ステップ1
5)させて強制冷却を終了させる。
【0025】ステップ14においてロータ3の温度が1
80℃よりも高い状態でも、車速が前記45km/h以下の
場合にはステップ15に進みミスト噴霧を停止させて強
制冷却を止める理由は、強制冷却の条件として既にロー
タ温度Tが200℃以上であるか否か(ステップ6)、
車速Vが40km/h以上であるか否か(ステップ7)を判
別して強制冷却をしており、ロータ3が冷却されて18
0℃よりも高い状態にあっても200℃以上であること
はなく、従って、車速が45km/h以下であれば、ブレー
キ1の使用条件としては特に過酷ではないとされるため
である。
【0026】ところで、水タンク20は、クーラ使用時
に生じるドレン水が供給され、或いは一旦経由する(図
5)ことにより、特にクーラ使用時の夏期には冷却水を
常時満たしておくことが可能となり水タンク20への給
水頻度を低減することができると共に、水タンク20内
の水温を低下させることが可能となりミスト冷却効果を
一層高めることができ、特にブレーキ温度の自然冷却が
困難な夏期には有効である。尚、水タンク20が一杯に
なると余分な水量は、ドレーンパイプ23から放出され
る。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
レーキの冷却性を大幅に向上することが可能となり、安
定性、信頼性、耐久性の向上が図られると共に、ロータ
の熱容量を小さくすることができるためにロータの軽量
化を図ることが可能となり、これに伴いブレーキの軽量
化が図られる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るブレーキ冷却装置を適用したディ
スクブレーキの一実施例を示す外観図である。
【図2】図1の矢線II−IIに沿う断面図である。
【図3】本発明に係るブレーキ冷却装置の一実施例を示
す構成図である。
【図4】図3の水タンクの一実施例を示す断面図であ
る。
【図5】図4の水タンクの他の実施例を示す断面図であ
る。
【図6】図3のブレーキ冷却装置の制御を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 ディスクブレーキ 2 ホイール 3 ロータ 4 キャリパ 5 ブレーキパッド 7 パイプ 8、9 ノズル 10 温度センサ 11 電磁弁 12 エアタンク 14 コンプレッサ 16 圧力センサ 20 水タンク 25 水量センサ 30 車速センサ 35 コントローラ
フロントページの続き (72)発明者 安永 弘道 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクブレーキのキャリパの回転する
    ロータの出口側に当該ロータの端面に臨んで配設された
    ノズルと、前記キャリパに配設されてブレーキ温度を検
    出する温度センサと、エアタンクから供給される空気流
    により水タンク内の冷却水を吸い出し前記ノズルからミ
    スト噴霧させて前記ロータに吹き付ける噴霧手段と、前
    記エアタンクから前記噴霧手段に供給する空気流を制御
    する空気制御手段と、車速センサと、前記温度センサ及
    び車速センサの信号を取り込み前記ブレーキ温度が所定
    温度以上且つ車速が所定車速以上のときに前記空気制御
    手段と前記噴霧手段とを駆動させるコントローラとを備
    えたことを特徴とするブレーキ冷却装置。
JP1897292A 1992-02-04 1992-02-04 ブレーキ冷却装置 Withdrawn JPH05215158A (ja)

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JP1897292A JPH05215158A (ja) 1992-02-04 1992-02-04 ブレーキ冷却装置

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