JPH05214959A - 空気移送ブッシング - Google Patents

空気移送ブッシング

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JPH05214959A
JPH05214959A JP4172170A JP17217092A JPH05214959A JP H05214959 A JPH05214959 A JP H05214959A JP 4172170 A JP4172170 A JP 4172170A JP 17217092 A JP17217092 A JP 17217092A JP H05214959 A JPH05214959 A JP H05214959A
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air transfer
bushing
assembly
annular
transfer tube
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Harold R Hansel
ハロルド・レイ・ハンセル
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    • F01D9/042Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles forming ring or sector fixing blades to stators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
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    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/12Blades
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    • F01D5/187Convection cooling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
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    • F01D9/06Fluid supply conduits to nozzles or the like
    • F01D9/065Fluid supply or removal conduits traversing the working fluid flow, e.g. for lubrication-, cooling-, or sealing fluids
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温度制御空気移送管が交換可能な空気移送ア
センブリを有するガスタービンエンジンを提供する。 【構成】 空気移送アセンブリ10は、温度制御空気2
1を環状プレナム20から環状マニホールド30に両者
間に介在する空気移送管15を介して移送する。空気移
送管は、空気移送ブッシングアセンブリにより設定され
る限度と環状マニホールドに形成したマニホールドカッ
プ75により設定される限度の間で摺動するのを許され
ているが、温度制御空気の漏れを防止する。空気移送ブ
ッシング35は取り外し可能で、外側サポート25の開
口91に装着する。マニホールドカップを環状マニホー
ルドに形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、広義にはガスタービ
ンエンジンに関し、詳しくは、タービン部分、特にター
ビンノズルおよびタービンブレードに環状温度制御空気
供給部を与える手段に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明が対象とする形式のガスタービ
ンエンジンは、本出願人に譲渡された米国特許第4,1
87,054号および第4,214,851号に記載さ
れており、低圧タービン(LPT)により駆動されるフ
ァン、やはりLPTで駆動される低圧圧縮機(LPC)
(ブースタということもある)、高圧タービン(HP
T)により駆動される高圧圧縮機(HPC)および燃焼
器を備える。燃料を燃焼器に供給し、HPCからの圧縮
空気と混合し、着火して高熱燃焼ガスを生成する。高熱
燃焼ガスがガスタービンエンジンの軸線方向に膨張する
際に、燃焼ガスはまず最初HPTに衝突し、つぎにLP
Tに衝突する。HPTは燃焼エネルギーの一部を、燃焼
ガスを発生するのに用いる空気を圧縮するために、HP
Cに移送する。LPTは燃焼ガスからさらにエネルギー
を抽出し、それをファンおよびLPCに動力供給するの
に用いる。ファンはスラストを発生し、LPCは部分的
に圧縮された空気をHPCに供給する。燃焼ガスに含ま
れる残りのエネルギーはガスタービンエンジンから外に
出、やはりスラストを与える。通常、ファンがスラスト
の大部分を与える。
【0003】ガスタービンエンジンの平常運転中、発生
する燃焼ガスはきわめて高い温度、代表的には2000
°Fを越える温度に達し、このような高温は、もしも材
料温度を下げる工夫をしなければ、ガスタービンエンジ
ンを構成するのに用いた材料、代表的には金属の強度を
劣化する。現在の技術水準では、エンジン構成部品が燃
焼ガスの温度に達するのを防止するのに、種々の冷却方
法を使用している。この発明で想定している冷却方法で
は、空気をHPCから抽出し、それを燃焼器を越えてH
PTおよびLPT部分に案内する。HPTおよびLPT
の回転するブレード間には回転しないブレード(ステー
タブレードまたはノズルという)を配置して、燃焼ガス
をLPTブレードに効率よく差し向けて、そこで燃焼ガ
スからエネルギーを抽出する。HPTおよびLPTのす
べての部品を効率よく冷却して材料の劣化を防止する必
要がある。冷却目的にHPCからの圧縮空気を用いる必
要があることで、ガスタービンエンジンの効率が低下す
るので、冷却機能を果たすのに必要な以上の空気をHP
Cから抽出しない冷却系統を設けるのが望ましい。
【0004】現在、温度制御空気を環状空気供給部から
セグメント状タービンノズル部分から構成された環状タ
ービンノズルに分配するのに、空気移送管(スプーリー
spooliesともいう)を使用している。温度制御
空気を、エンジンのHPC部分に連結した抽気系統から
供給する。温度制御空気をタービン部分のまわりに配置
した環状供給システムに供給する。環状供給システムは
片側が部分的に環状ノズルサポートから形成されてい
る。タービンノズル部分はセグメント化されており、各
セグメント部分は、温度制御空気をその部分のノズルブ
レードの中心に送るためのマニホールドをそれぞれ有す
る。温度制御空気をセグメント状ノズル部分のマニホー
ルドに供給するために、空気をマニホールドに運ぶ空気
移送管(チューブ)を1本以上設ける。各空気移送管は
マニホールドおよび環状ノズルサポートに締まりばめし
て、温度制御空気の漏れを防止することができる。空気
移送管は、タービンノズル部分が環状温度制御空気供給
マニホールドに対して膨張、収縮するにつれて、すべり
ストッパの間を摺動するのを許されている。現在は、空
気移送ブッシングを環状サポートの開口にスポット溶接
し、ブッシング内面に保持リング用シートとして作用す
る円周方向溝またはキーを設けている。ばね荷重保持リ
ングがキー溝に係合し、空気移送管がブッシングの端部
を越えて移動するのを防止するすべりストッパを形成す
る。周囲空気温度とエンジンの燃焼空気温度との間で繰
り返される温度サイクルのため、ブッシング上のスポッ
ト溶接部に応力集中が生じ、スポット溶接部がクラック
の開始部位となり、そのクラックが周囲の構造に広がる
ので、問題である。このようなクラックは、エンジン内
に位置しているので、修理するのがきわめて難しく、費
用もかかる。本発明者は、溶接部をなくし、空気移送ア
センブリをガスタービンエンジンが遭遇する極限温度間
での変動に耐えるようにし、ブッシングを交換可能にす
る方法を考案した。
【0005】
【発明の目的】この発明によれば、溶接部がなくなり、
空気移送管が交換可能になる。この発明によれば、性能
が向上し、装着および保守費用が少なくなる。したがっ
て、この発明の目的は、ガスタービンエンジンの空気移
送アセンブリから溶接部をなくすことにある。
【0006】この発明の別の目的は、交換可能な空気移
送アセンブリを有するガスタービンエンジンを提供する
ことにある。この発明の他の目的は、製造および保守が
容易な空気移送アセンブリを有するガスタービンエンジ
ンを提供することにある。
【0007】
【発明の概要】この発明の1実施態様においては、ガス
タービンエンジン用の空気移送管(チューブ)を含む空
気移送ブッシングアセンブリを、環状プレナムと環状マ
ニホールドとの間に介在させる。環状プレナムに接する
空気移送ブッシングアセンブリが、空気移送管の一端を
保持する。環状マニホールドが空気移送管の他端を保持
するようになっている。空気移送管は、外側サポートと
環状マニホールドとの間の相対移動に応じて、すべるこ
とができる。空気移送管の両端での締まりばめにより温
度制御空気の漏れを防止する。ブッシングの一端には、
外周に沿ってフックと一連のスロットが形成され、フッ
クは、スリーブの挿入により広げられると、外側サポー
トに係合する。ブッシングの他端にはキー溝が設けら
れ、ここに保持リングをはめて、空気移送ブッシングア
センブリの分解を防止する。
【0008】好適な実施例では、空気移送ブッシング
が、ブッシングの軸線に沿って中間の位置に環状フラン
ジを有する。装着時には、空気移送ブッシングを環状サ
ポートの開口に、環状フランジを外側サポートの外面に
当接させる深さまで、挿入する。スリーブをブッシング
内に同軸的に挿入し、ブッシングのスロット形成端を半
径方向外側に広げ、フックを外側サポートの内面に係合
させる。保持リングおよびワッシャにより、エンジン運
転中にスリーブがはずれるのを防止する。後で、保持リ
ングを縮め、ワッシャおよびスリーブをはずすことによ
り、ブッシングアセンブリを取り外すことができる。
【0009】空気移送管は、プレナムとマニホールド間
の寸法変化に耐える空気移送導管を提供する。これらの
寸法変化は、エンジンに通常生じる温度差および応力に
原因がある。空気移送管の一端は、セグメント状タービ
ンノズル部分に取り付けたマニホールドに組み込まれた
カップ状構造に締まりばめされている。空気移送管の他
端は、ガスタービンエンジンのまわりに円周方向に空気
移送ブッシングと心合わせされ、かつスリーブと締まり
ばめされている。空気移送管の両端は、それぞれの端部
に設けられた機械的リミットまたはすべりストッパの間
を摺動することができる。こうして、空気移送管は、プ
レナムおよびマニホールドが互いに膨張または収縮する
ときでも、温度制御空気が環状プレナムからマニホール
ドに、実質的に漏れなく通過するのを可能にする。
【0010】この発明の新規な特徴は特許請求の範囲に
記載した通りである。この発明の構成および作動方法
を、その目的および効果とともにさらに明瞭にするため
に、以下にこの発明の好適な実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0011】
【具体的な構成】図面中の同じ参照符号は同じ部品を示
す。図1は、軸流ガスタービンエンジン(図示せず)の
低圧タービン(LPT)150の断面図である。LPT
部分150は、燃焼ガス流111およびエンジン軸線
(図示せず)からだいたい半径方向に、すなわちそれら
に直角に向いている。プレナム20からの温度制御空気
21が、空気移送管15およびマニホールドキャビティ
22を通って中空部分115に流れる。空気移送ブッシ
ングアセンブリ10が、外側サポート25に固定係合
し、空気移送管15の先端19に摺動自在に係合してい
る。所望に応じて、空気移送ブッシングアセンブリ10
を交換することができる。空気移送管15の基端17は
マニホールド30に摺動自在に係合している。マニホー
ルド30はノズル外側バンド105に一体的に連結さ
れ、中空部分115と連通しているマニホールドキャビ
ティ22の一部を形成する。外側サポート25がノズル
外側バンド105に対して移動するとき、プレナム20
からの温度制御空気21が中空部分115に漏れなく流
れる。空気移送管15は、その先端19および基端17
の両方で摺動自在に係合されているので、外側サポート
25とマニホールド30との間の相対移動を吸収する流
れ導管をなす。
【0012】図2は空気移送ブッシングアセンブリ10
の詳細な断面を、完全な組立状態にて示す。プレナム2
0からの温度制御空気21が空気移送管15を通ってマ
ニホールドキャビティ22に流れる。空気移送管15の
基端17が、マニホールドカップ75に摺動自在に係合
し、70で締まりばめになっている。締まりばめを達成
するには、空気移送管15の基端17の外半径R1をス
リーブ40およびマニホールドカップ75の内半径R2
よりわずかに大きいが、しかもなお軸流ガスタービンエ
ンジンの軸線(図示せず)にだいたい直角な軸線A−A
に沿って摺動移動を許す寸法とする。当業者であれば理
解できるように、装着時の温度で、R1とR2との最小
の差は空気移送管15、スリーブ40およびマニホール
ドカップ75の全体寸法に依存し、そしてR1およびR
2は以下の限度内にある。
【0013】 0 ≦ R1−R2 ≦ 0.004インチ (R1が約0.5インチのとき)平常運転温度では、上
述した全体寸法が、空気移送アセンブリを構成するのに
用いた材料の熱的特性に応じて変動し、通常、冷却空気
のロスを最小にする密着関係を維持しながら、空気移送
管15が環状外側サポート25とマニホールド30との
間の移動に応じて自由にすべるように選択されている。
空気移送管15は、マニホールドカップ75の底部71
にある限界点74を越えてすべるのを、限界点74での
軸線方向当接により阻止されている。マニホールドカッ
プ75は、77で圧縮溶接または他の連結手段によりマ
ニホールド30に連結されている。
【0014】空気移送管15の先端19は空気移送ブッ
シングアセンブリ10に摺動自在に係合している。空気
移送ブッシングアセンブリ10は、スリーブ40、ブッ
シング35、保持リング50およびワッシャ45からな
る。空気移送ブッシングアセンブリ10は、外側サポー
ト25の開口91に着脱自在に係合している。ブッシン
グ35の基端95には、一連のスロット85(図3に示
す)が円周に沿って配置され、これによりフック60が
装着または解除のために軸線A−Aに対して近づいたり
離れたりするのを可能にする。開口91には、空気移送
ブッシングアセンブリ10の装着および作動を容易にす
るために、外側斜切部93と内側斜切部92とが設けら
れている。空気移送ブッシング35はだいたい管形状
で、軸線A−Aのまわりにだいたい対称である。空気移
送ブッシング35には、環状フランジ55が軸線A−A
に沿って中間に、かつスロット終端位置86より先端側
に配置されている。フランジ55は形状がだいたい均一
であり、エンジン軸線(図示せず)に実質的に平行であ
り、軸線A−Aから半径方向外方へ延在する。空気移送
ブッシング35の基端95では、フック60が軸線A−
Aから半径方向外方へ延在し、外側サポート25の内面
24に係合するようになっている。内面24は、エンジ
ン軸線(図示せず)および外側サポート25の外面26
に実質的に平行である。外側サポート25の外面26と
内面24が一緒に形成する実質的に平坦なかつ平行な当
接表面は、スリーブ40を装着したときに、フランジ内
面56とフック60の間に着座する。スリーブ40の外
面62は装着時に空気移送ブッシング35の内面61に
係合し、フック60を内面24に係合させ、これにより
空気移送ブッシング35を開口91に着座させる。空気
移送ブッシング35の先端100はプレナム20と連通
しており、頂面51と底面53を有する円周方向溝52
(キーとも言う)が設けられている。溝52は保持リン
グ50を受け入れる寸法になっている。保持リング50
はばね荷重をかけられており、溝52から取り外すこと
ができる。
【0015】スリーブ40は頂端89と底端96とを有
する。スリーブ40は管形状で、軸線A−Aのまわりに
だいたい軸対称である。スリーブ40の頂部89での壁
厚T1がスリーブの底部96での壁厚T2より大きい。
スリーブ40の円すい面82が頂部89の壁厚T1と底
部96の壁厚T2とを滑らかにつなぐ環状移行部とな
り、装着および作動時のストッパとして働く。スリーブ
40の底端96には、ブッシング35への挿入を容易に
するために円周方向斜切部97が設けられている。
【0016】装着時には、図2に示すように、スリーブ
40の斜切端縁97が空気移送ブッシング35の内面6
1に圧力ばめ関係で係合し、空気移送ブッシング35上
のフック60を広げ、外側サポート25の内面24に係
合させる。スリーブ40の円すい面82と空気移送ブッ
シング35の対応面84とが軸線方向当接かつはめ合い
当接関係にあるとき、スリーブ40は適正に装着され
る。スリーブ40がスリーブ40と保持リング50との
間に介在するワッシャ45と軸線方向に当接することに
より、スリーブ40がブッシング35から偶発的にはず
れるのを防止する。同様に、保持リング50は空気移送
ブッシング35の溝52の頂面51に当接する。これに
より、フック60が外側サポート25の内面24に係合
した状態で、軸線方向荷重を空気移送ブッシング35を
介して外側サポート25に伝達する。ワッシャ45の開
口88は、プレナム20から空気移送管15に流れる温
度制御空気を定量移送するように選ぶことができる。空
気移送管15のすべり移動をワッシャ45の内面80と
の軸線方向当接により制御する。空気移送管15の先端
19はスリーブ40と点65で締まりばめ関係にある
(図2に示す)。空気移送管15の両端での締まりばめ
は、空気の漏れを最小にし、しかもスリーブ40とマニ
ホールドカップ75との相対移動を許す。
【0017】装着時には、図2に示すように、空気移送
ブッシング35を外側サポート25の開口91に挿入す
る。フック60が開口91を通過する。つぎにスリーブ
40を空気移送ブッシング35に軸線方向に挿入する。
スリーブ40を空気移送ブッシング35に挿入し、その
円すい面82が空気移送ブッシング35の対応面84に
当接するまで前進させる。空気移送管15およびワッシ
ャ45を装着し、保持リング50を押し縮め、溝52に
はめる。この時点で、ワッシャ45がその内面80でス
リーブ40と軸線方向に当接し、スリーブ40および空
気移送管15が空気移送ブッシング35からはずれるの
を阻止する。このとき空気移送管15は、ワッシャ45
の内面80とマニホールドカップ75の底面74との間
を自由にすべる。
【0018】図3は空気移送ブッシングアセンブリ10
を分解して示す断面図である。空気移送ブッシング35
を外側サポート25の開口91に挿入する。空気移送ブ
ッシング35の基端のフック60はまだ、外側サポート
25の内面24と係合していない。フランジ55が外側
サポート25の外面26に点56で当接し、このことは
空気移送ブッシング35が開口91内に適正に装着され
ていることを示す。スリーブ40を、空気移送ブッシン
グ35に部分的に挿入した状態で示す。スリーブ40を
さらに挿入するにつれて、スリーブ40の斜切端97が
フック60の内面61に係合し、フック60を半径方向
外方へ広げ、外側サポート内面24に係合させ、こうし
て空気移送ブッシング35を外側サポート25に着座さ
せる。フック60が半径方向外方へ広がることができる
のは、空気移送ブッシング35の基端95にその円周に
沿って一連のスロット85が切ってあるからである。各
スロット85はその幅dおよび長さlがだいたい均一
で、基端95から軸線A−Aにだいたい平行な方向に中
間の終端位置86まで延在する。終端位置86はすべて
のスロット85について同様である。さらにスリーブ4
0を挿入することにより、スリーブ40上の移行面82
が空気移送ブッシング35の対応面84に当接する。こ
の当接は、スリーブ40の適正な装着を示す。空気移送
管15をスリーブ40に、その基端17がマニホールド
カップ75に底74で係合するまで、挿入する。
【0019】ワッシャ45を挿入し、保持リング50を
溝52に装着する。スロット85の終端位置86は半径
が広がっており、これによりスリーブ40の装着時にフ
ック60が受ける応力をより大きな区域に分配し、これ
によりこの部位でクラックが始まるのを防止する。終端
位置86の形状はだいたいなめらかで、丸みをつけてあ
り、小さな半径や鋭いコーナーを避ける。終端位置86
の最小直径はほぼスロット85の幅dの2倍より大き
い。
【0020】以上この発明をその好適な実施例に関して
説明したが、この発明の要旨から逸脱しない範囲内で、
種々の変更や改変が可能であることが当業者には明らか
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気移送アセンブリを含むガスタービンエンジ
ンのタービンノズル部分の断面図である。
【図2】空気移送ブッシングアセンブリの断面図であ
る。
【図3】空気移送ブッシングアセンブリの分解断面図で
ある。
【符号の説明】
10 空気移送ブッシングアセンブリ 15 空気移送管 17 基端 19 先端 20 プレナム 21 温度制御空気 25 外側サポート 30 マニホールド 35 空気移送ブッシング 40 スリーブ 45 ワッシャ 50 保持リング 52 溝 60 フック 75 マニホールドカップ 82 円すい面 85 スロット 91 外側サポート開口

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスタービンエンジンに用いられ、温度制
    御空気をエンジン部品にほぼ漏れなしに供給する交換可
    能な空気移送アセンブリにおいて、 a)環状プレナムと、 b)基端および先端を有し、先端が上記環状プレナムと
    流れ連通関係に連結された少なくとも1つの空気移送管
    と c)上記エンジン部品から先端側に配置され、上記空気
    移送管の先端を受け入れそれと摺動自在に係合する環状
    サポートと、 d)上記エンジン部品に関して基端側に配置され、上記
    空気移送管の基端を受け入れそれと摺動自在に係合し、
    上記空気移送管の基端が上記エンジン部品と流れ連通す
    るのを許す環状マニホールドと、 e)上記空気移送管を上記環状サポートおよび上記マニ
    ホールド間に閉じ込め、これにより温度制御空気が上記
    プレナムおよび上記マニホールド間を通過するための摺
    動自在な導管を形成し、応力集中が上記環状サポートに
    生成するのを防止する閉じ込め手段と、 f)温度制御空気の漏れを防止する手段と、 g)上記閉じ込め手段を交換する手段とを備える交換可
    能な空気移送アセンブリ。
  2. 【請求項2】上記閉じ込め手段が、上記環状サポートと
    上記環状マニホールドとの間に相対移動があるときに機
    能するようになっている請求項1に記載の交換可能な空
    気移送アセンブリ。
  3. 【請求項3】上記環状サポートが上記環状プレナムの一
    部を形成する請求項1に記載の交換可能な空気移送アセ
    ンブリ。
  4. 【請求項4】複数の空気移送管を含む請求項1に記載の
    交換可能な空気移送アセンブリ。
  5. 【請求項5】上記複数の空気移送管が等間隔で配置され
    た請求項4に記載の交換可能な空気移送アセンブリ。
  6. 【請求項6】上記環状プレナムがガスタービンノズル部
    分に隣接している請求項1に記載の交換可能な空気移送
    アセンブリ。
  7. 【請求項7】上記交換手段が、 a)上記環状サポートに着脱自在に係合する第1端およ
    びキー溝を有する第2端を有するブッシングと、 b)上記ブッシングに同軸的にはまり、上記空気移送管
    の先端を摺動自在に受け入れるスリーブと、 c)上記キー溝と着脱自在に係合し、スリーブがブッシ
    ングから偶発的にはずれるのを防止するとともに空気移
    送管の移動を防止するようになった平ワッシャおよび保
    持リングとを含む請求項1に記載の交換可能な空気移送
    アセンブリ。
  8. 【請求項8】上記漏れ防止手段が、上記環状サポートと
    上記空気移送管の先端の間の締まりばめと、上記環状マ
    ニホールドと上記空気移送管の基端の間の締まりばめを
    含む請求項1に記載の交換可能な空気移送アセンブリ。
  9. 【請求項9】上記閉じ込め手段が、 a)上記環状サポートに連結された第1端およびキー溝
    を有する第2端を有するブッシングと、 b)上記キー溝と係合し、上記空気移送管の先端に対す
    るすべりストッパとなる保持リングとを含む請求項1に
    記載の交換可能な空気移送アセンブリ。
  10. 【請求項10】ガスタービンエンジンに用いて、温度制
    御空気をエンジン部品に漏れなしに供給する作用をな
    し、外面、内面および開口を有するサポートと、空気移
    送管とを有する交換可能な空気移送ブッシングアセンブ
    リにおいて、 a)基端および先端を有し、基端と先端の中間に半径方
    向に延在する環状フランジを有し、上記サポートの開口
    に挿入可能な、ほぼ管形状の軸線方向ブッシングと、 b)それぞれ上記ブッシングの基端からだいたい軸線方
    向に上記環状フランジに近い円周方向にだいたい同じ終
    端位置まで延在する、だいたい均一な幅の複数のスロッ
    トと、 c)上記ブッシングの基端を上記サポートに緊締し、上
    記サポートに応力集中が生じるのを防止する緊締手段
    と、 d)上記ブッシングの上記環状フランジより先端側に配
    置されたキー溝と、 e)上記ブッシングに挿入自在にはまり、上記空気移送
    管と摺動自在に係合するスリーブと、 f)上記スリーブを上記ブッシング内に着脱自在に固定
    する手段とを備える交換可能な空気移送ブッシングアセ
    ンブリ。
  11. 【請求項11】上記緊締手段は上記ブッシングの基端に
    形成された環状フックを含み、上記ブッシングを上記サ
    ポートの開口に挿入したとき、上記フランジが上記サポ
    ート外面に当接し、上記スリーブを上記ブッシングに挿
    入してはめたとき、上記フックが半径方向に広がって上
    記サポートの内面に係合する請求項10に記載の交換可
    能な空気移送ブッシングアセンブリ。
  12. 【請求項12】上記固定手段が、上記キー溝と着脱自在
    に係合し、上記スリーブに対する軸線方向当接手段を構
    成する平ワッシャおよび保持リングとを含む請求項10
    に記載の交換可能な空気移送ブッシングアセンブリ。
  13. 【請求項13】さらに、上記空気移送管に対する軸線方
    向すべりストッパを構成する手段を含む請求項10に記
    載の交換可能な空気移送ブッシングアセンブリ。
  14. 【請求項14】上記すべりストッパ手段が上記平ワッシ
    ャおよび上記保持リングを含む請求項13に記載の交換
    可能な空気移送ブッシングアセンブリ。
  15. 【請求項15】さらに、上記スロットの終端位置からク
    ラック開始部位を実質的に取り除く手段を含む請求項1
    0に記載の交換可能な空気移送ブッシングアセンブリ。
  16. 【請求項16】上記クラック開始部位取り除き手段が、
    上記終端位置に交差する、上記スロット幅の約2倍の直
    径の円弧状穴を含む請求項15に記載の交換可能な空気
    移送ブッシングアセンブリ。
  17. 【請求項17】さらに、制御空気の漏れを防止する手段
    を含む請求項10に記載の交換可能な空気移送ブッシン
    グアセンブリ。
  18. 【請求項18】上記漏れ防止手段が上記空気移送管と上
    記スリーブとの間の締まりばめを含む請求項17に記載
    の交換可能な空気移送ブッシングアセンブリ。
  19. 【請求項19】上記空気移送管に摺動自在に係合する手
    段と、 上記空気移送管のすべり移動を限定する手段と、 制御空気の漏れを防止する手段とを含む請求項18に記
    載の交換可能な空気移送ブッシングアセンブリ。
  20. 【請求項20】上記漏れ防止手段が上記空気移送管と上
    記係合手段との間の締まりばめを含む請求項19に記載
    の交換可能な空気移送ブッシングアセンブリ。
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