JPH05213380A - 蒸発しやすい液体用の容器 - Google Patents

蒸発しやすい液体用の容器

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Publication number
JPH05213380A
JPH05213380A JP3280092A JP3280092A JPH05213380A JP H05213380 A JPH05213380 A JP H05213380A JP 3280092 A JP3280092 A JP 3280092A JP 3280092 A JP3280092 A JP 3280092A JP H05213380 A JPH05213380 A JP H05213380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
pipe
plunger
nut member
opening
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3280092A
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English (en)
Inventor
Rikito Satou
力人 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 改良された蒸発しやすい液体用の容器の提
供。 【構成】 容器の開口部に、接続個所のすべてをガスケ
ットで密封できる弁を取りつける。 【効果】 洩れが防止され、容器の製造が容易で、かつ
再使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蒸発しやすい液状物質、
特に危険物質の搬送用の容器に関する。
【従来技術とその問題点】低沸点の液体を貯蔵し、気化
させつつ排出する容器は種々知られている。特に当該物
質が危険な物質、例えば塩化ホスホリル、三臭化ホウ
素、三臭化リン等の場合には運搬中などに起る不測の洩
れに対して厳重な防禦策が必要である。
【0002】特開昭58−3905号にはそのような容
器の一例が開示されている。その容器は、容器と容器の
底近くまで達する搬送気体導入用の管と容器の頭部空間
から伸びる排出管と充填用の第3の管からなり、それら
の管の容器の外に出た部分に弁を取りつけるようになっ
ており、搬送気体導入用管と排出管には途中に被破壊性
材料の遮断壁が設けられている。内容物は第3の管から
導入された後密封される。通常このような容器は石英で
できているので遮断壁も石英で一体に成形され、導入開
口は融封される。このような容器は製造が困難であり、
破壊された遮断壁の破片が内部に落下し、再使用は可能
であるとしても、手間がかかり、不経済である。本発明
はこのような不利をなくすべくなされたものである。
【0003】
【発明の構成】本発明は、実質的に円筒状の容器と;そ
の天井面を貫通して底まで延びる搬送気体導入用管と;
頭部空間に連通する気体排出用管と;該管に取りつけら
れるストップバルブであって、容器の管に取りつけられ
る胴部と、胴部が該管に取りつけられ場合に該管の開口
部に連通するように設けられた該胴部に実質的に横方向
に延びる枝管部と、該胴部に気密に挿入されて前記管の
開口部に密接する頭部を有して上下運動するプランジャ
ーと、シール部材を介して該プランジャーを気密に回転
可能に固定する第1ナット部材と、前記胴部をシールを
介して該管に固定するための第2のナット部材と、枝管
部の開口を閉塞する栓と、枝管開口部を該栓にしめつけ
るための第3のナット部材からなるもの、からなる気化
しやすい液体用の容器を提供する。本発明の容器は、前
記塩化ホスホリルのような腐食性液体の場合には石英で
つくられ、バルブ部分はフッ素樹脂でつくられるが、本
発明の趣旨は構造にあるので、材質は特に限定されな
い。
【0004】
【発明の具体的開示】図面を参照して、本発明を一実施
例について具体的に説明する。[図1]は本発明の容器
の容器部の構造の概念を示す断面図である。容器は実質
的に円筒状の本体10と、その天井面を貫通する搬送気
体導入管11と気体排出管12とよりなり、管11,1
2にはノッチ11a,12aが設けられている。このノ
ッチにストップリング103([図2]参照)が嵌合さ
れる。これは好ましくは、多少とも弾性のフッ素樹脂製
の切り欠きつき環状部材である。必要ならば、第3の管
を設けてもよく、その態様は本発明に含まれる。[図
2]は管に取りつけられるストップバルブの構造の概念
を示す断面図である。弁本体100は胴部101と枝管
部102よりなる。胴部の下方は管11または12に嵌
合し、第2ナット部材105によってガスケット104
を介して固定される。ストップバルブは通常両方の管に
取り付けられるが、必要がなければ一方だけでもよく、
その態様は本発明に含まれる。
【0005】胴部の上方内側には、プランジャー106
とら合するねじが切られており、プランジャーは装着さ
れた後に、第1ナット部材107によってガスケット1
08を介して胴部に回転可能に固定される。枝管部10
2の開口部は面取りされていて、薄くなった部分は弾性
によって収縮できる。栓109が挿入された後に第2ナ
ット手段110を回転することによって枝管部開口にし
めつけることができる。
【0006】プランジャー106は回転導入されると、
その頭部が管11および/または12の面取りされた開
口部に密着して弁を閉じる。好ましい態様では、ハンド
ル112が貫通ピン113によってプランジャーの外端
部に取りつけられ、ピンを抜いておけば不測の回転が防
止される。内容物(蒸発しやすい液体)は(クリーンル
ームにおいて)冷却下に充填され、弁が管に取りつけら
れる。使用に際しては、栓109が外され、搬送気体源
よりの管または使用設備への管が栓の代りに装着され
る。その後で空洞部114を不活性気体で置換してか
ら、プランジャー106を上昇して、搬送気体源または
使用設備へ連通する。好ましい態様においては、プラン
ジャーの頭部は拡大し、図示されているように、拡大部
の上面が面とりされており、それに対応するストップバ
ルブの胴部空洞の天井面116がそれに密着するするよ
うに面取りされていて、バルブを開放し切った時に、両
者が密着して漏れの防止を完全にする。拡大部を設ける
ことは弁体の空洞部の死空間を小さくする意味でも有利
である。さらに好ましい態様では、プランジャー頭部と
管の開口部または弁胴部の空洞天井部の面とり面のテイ
パー角を一致させないで、線接触させる。これらは当技
術分野で通常行なわれるところである。
【0007】
【効果】上記のように構成されている、即ち、弁頭部以
外の接続部分が全部密閉されているので安全性が高く、
しかも製造容易で再使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器の容器部の構造の概念を示す模式
断面図。
【図2】好ましい態様においては、プランジャーの頭部
は拡大し、図示されているように、拡大部の上面が面と
りされており、それに対応するストップバルブの胴部空
洞の天井面116がそれに密着するするように面取りさ
れており、バルブを開放し切った時に、両者が密着して
漏れの防止を完全にする。本発明の容器の弁部一実施態
様の構造の概念を示す模式断面図。
【符号の説明】
101 弁胴部 102 枝管部 106 プランジャー 107 第1ナット部材 104 第2ナット部材 102 第3ナット部材 109 栓

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に円筒状の容器と;その天井面を
    貫通して底まで延びる搬送気体導入用管と;頭部空間に
    連通する気体排出用管と;該管に取りつけられるストッ
    プバルブであって、容器の管に取りつけられる胴部と、
    胴部が該管に取りつけられ場合に該管の開口部に連通す
    るように設けられた該胴部に実質的に横方向に延びる枝
    管部と、該胴部に気密に挿入されて前記管の開口部に密
    接する頭部を有して上下運動するプランジャーと、シー
    ル部材を介して該プランジャーを気密に回転可能に固定
    する第1ナット部材と、前記胴部をシールを介して該管
    に固定するための第2のナット部材と、枝管部の開口を
    閉塞する栓と、枝管開口部を該栓にしめつけるための第
    3のナット部材からなるもの、からなる気化しやすい液
    体用の容器。
  2. 【請求項2】 プランジャーの頭部が拡大部を有し、該
    管の胴部の内壁が、該プランジャーが局限まで上昇する
    ときに、前期拡大部に密着する面を有する請求項1に記
    載の容器。
  3. 【請求項3】 弁のプランジャーの外端部に、貫通ピン
    によって固定されるハンドル手段を有する請求項1に記
    載の容器。
  4. 【請求項4】 容器本体が石英製であり、弁部がフッ素
    樹脂製である請求項1に記載の容器。
JP3280092A 1992-01-24 1992-01-24 蒸発しやすい液体用の容器 Withdrawn JPH05213380A (ja)

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JPH05213380A true JPH05213380A (ja) 1993-08-24

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103466170A (zh) * 2013-09-16 2013-12-25 富士胶片电子材料(苏州)有限公司 密封二氯乙烯存放瓶

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408