JPH05213227A - 動力舵取装置の操舵力制御装置 - Google Patents

動力舵取装置の操舵力制御装置

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JPH05213227A
JPH05213227A JP2017992A JP2017992A JPH05213227A JP H05213227 A JPH05213227 A JP H05213227A JP 2017992 A JP2017992 A JP 2017992A JP 2017992 A JP2017992 A JP 2017992A JP H05213227 A JPH05213227 A JP H05213227A
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JP
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power cylinder
steering
valve
pressure
spool
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JP2017992A
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Mikio Suzuki
幹夫 鈴木
Satoshi Sudo
聰 数藤
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】車速に応じて流量制御する流量制御部1と、前
記流量制御部1からの油量をパワーシリンダ3へ分配供
給するサーボ弁2と、前記サーボ弁2からパワーシリン
ダ3に供給される流量に応じてスプール弁23と固定絞
り24A,24Bとによりパワーシリンダ3に作用する
圧力を制御する。 【効果】分流制御弁やプランジャー等を用いることなく
低コストでパワーシリンダ3への圧力とハンドルの操舵
力との特性を車速に応じて変化させることができ、操舵
フィーリングを確実に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動力舵取装置の操舵力
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の動力舵取装置は、油圧系統図で示
すと図5に示すようになる。ポンプPから吐出された圧
油は、メータリングオリフィス50と、このメータリン
グオリフィス50の前後圧に応じて作動され余剰流をリ
ザーバ52へと逃がすバイパス弁51とで構成される流
量制御部Aにより一定流量に制御された圧油を分流制御
部Bに供給する。
【0003】分流制御部Bは、制御絞り54と、この制
御絞り54の前後圧に応動して摺動する制御スプール5
3により後述するサーボ弁Cに連結した第1制御穴55
と、反力制御手段Dに連結した第2制御穴56との開口
面積を絞り制御することにより第1および第2制御穴5
5,56に一定割合の流量QR,QGとに分流制御す
る。
【0004】反力制御手段Dの電磁絞り弁57は、車速
に応じてコントローラから出力される信号により絞り面
積を変化させ、反力油圧PRを制御して、プランジャ5
8にこの反力油圧PRを作用させ動力舵取装置の入力部
材と出力部材との相対回転を拘束することにより反力を
付与するものである。サーボ弁Cは、一般にロータリ弁
やスプール弁が実用されているが、いずれも方向切換用
ランド部および圧力制御用ランド部を有しており、ハン
ドルの操舵方向に応じてパワーシリンダEの左右室への
圧油の供給方向を切換制御すると共に、圧油の油圧制御
を行うものである。
【0005】パワーシリンダEは、サーボ弁Cから供給
された油圧によるピストンの軸方向移動によって、操舵
リンク機構を介して操行車輪を転舵させる。この時、反
力制御手段Dは、車速に応じて操舵力を制御することに
より低速、据切時のハンドル操作時の軽快な感じ、およ
び、高速走行時その他必要に応じて適度な手応え感を実
現させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の動力舵取装置の
操舵力制御装置は、油圧反力を付与するために、スプー
ル53を介装して分流制御を行う分流制御部Bや反力油
圧PRを制御する電磁絞り弁57、およびこの反力油圧
PRに基づき反力を付与するプランジャ58およびレバ
ー等の構成要素が必要となり、省スペースの観点からも
望ましいものではなく、また、操舵力の変化を大きくと
れなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の動力舵取装置の
操舵力制御装置は、ポンプからの吐出油量を車速に応じ
て変化させる電磁絞り弁によって制御する流量制御部
と、前記流量制御部からの油量を操舵方向および操舵力
に応じてパワーシリンダの左右室へ分配供給するサーボ
弁と、パワーシリンダの左右室からリザーバへの間に配
置した左右の固定絞りと、パワーシリンダと前記固定絞
りとの間に配置されパワーシリンダからの油量に応じた
フィードバック圧と前記固定絞りによる背圧とによりス
プールを作動してパワーシリンダの左右室の油圧を制御
するスプール弁とで構成したもの、および、前記ポンプ
からの吐出油量を一定流量に制御する流量制御部と、前
記流量制御部からの油量を操舵方向および操舵力に応じ
てパワーシリンダの左右室へ分配供給するサーボ弁と、
パワーシリンダの左右室からリザーバへの間に配置し車
速に応じて絞りを変化させる電磁絞り弁と、パワーシリ
ンダと前記電磁絞り弁との間に配置されパワーシリンダ
からの油量に応じたフィードバック圧と前記電磁絞り弁
による背圧とによりスプールを作動してパワーシリンダ
の左右室の油圧を制御するスプール弁とで構成したもの
である。
【0008】
【作用】流量制御部の電磁絞り弁により車速に応じて制
御された油量をサーボ弁へと供給する。サーボ弁は、ハ
ンドルの操舵方向および操舵力に応じてパワーシリンダ
の左右室への供給方向および流量割合を変化させ、パワ
ーシリンダへと供給する。パワーシリンダの左右室と連
通するスプール弁は、パワーシリンダからの油量に応じ
たフィードバック圧と下流の固定絞りの作用による背圧
とを受けてスプールが作動することでパワーシリンダの
圧力が制御される。
【0009】また、流量制御部により一定流量に制御さ
れた油圧をサーボ弁へと供給すし、サーボ弁では、ハン
ドルの操舵方向および操舵力に応じてパワーシリンダの
左右室への供給方向および流量割合を変化させ、パワー
シリンダへと供給する。パワーシリンダの左右室と連通
するスプール弁は、パワーシリンダからの油量に応じた
フィードバック圧と下流で車速に応じて絞りが制御され
る電磁絞り弁の作用による背圧とを受けてスプールが作
動することでパワーシリンダの圧力が制御される。
【0010】
【実施例】本発明の第1の実施例について図面を用いて
説明する。図1に示す動力舵取装置の操舵力制御装置
は、車速に応じて制御された油量をサーボ弁2に供給す
る流量制御部1と、この流量制御部1より供給された油
量を操舵方向および操舵力に応じてパワーシリンダ3の
左右室へ分配供給するサーボ弁2と、ピストン5とシリ
ンダ6とからなりサーボ弁2によって供給された油量の
圧力で操向車輪(図示せず)を動力操舵するパワーシリ
ンダ3と、パワーシリンダ3の圧力を制御するスプール
弁23と固定絞り24A,24Bとからなる。
【0011】流量制御部1は、車速に応じて絞り開度が
制御される電磁絞り弁8とこの電磁絞り弁8の前後圧に
応じて作動され、この前後圧を一定に保持するように低
圧側のバイパス通路9を開口制御するバイパス弁10に
よって構成され供給ポンプPから吐出される油量Qを流
量Q0に制御する。サーボ弁2は、図2に示すようにハ
ンドル操舵に伴う入力部材と出力部材との相対回転によ
り操舵方向および操舵力に応じてパワーシリンダ3の左
右室への油量の供給方向および流量割合を変化させる方
向切換弁として、相対的に回転するスリーブ弁部材11
とロータ弁部材12とから成る。スリーブ弁部材11
は、図2に示すように、連結ピン62によってピニオン
軸64に連結され、ロータ弁部材12は操向ハンドルに
連結された入力軸60に一体的に形成され、トーション
バー63を介してピニオン軸64にも可撓的に連結され
ている。
【0012】スリーブ弁部材11は中空円筒部材であっ
て図1にその一部断面を示すように内周には、凹溝13
と内側壁にランド部14A,14Bが形成されている。
凹溝13には、供給ポンプPに通ずる供給口15が形成
され、ランド部14A,14Bにはパワーシリンダ3の
左右室に通ずる分配孔16A,16Bが形成されてい
る。ロータ弁部材12は、中空円筒部材のスリーブ弁部
材11内に介挿された円筒部材であって、凹溝18とラ
ンド部17が形成されており、このランド部17とスリ
ーブ弁部材11のランド部14A,14Bと可変絞り7
A,7Bを構成している。ランド部17と凹溝18によ
って形成される部屋18A,18Bはパワーシリンダ3
の左右室に通ずるスリーブ弁部材11の分配孔16A,
16Bと連通している。
【0013】パワーシリンダ3は、操舵機構(図示せ
ず)に機械的に連結したロッド19の中央に固着したピ
ストン5をシリンダ6内に介挿して左右室20A,20
Bを形成し、これら左右室20A,20Bは、前記サー
ボ弁2の分配孔16A,16Bにそれぞれ連通してい
る。パワーシリンダ3の左右室20A,20Bと供給口
22A,22Bとで連通するスプール弁23には、ハウ
ジング26内に摺動可能にスプール31が嵌挿され、こ
のスプール31には、中央のランド部27と両端部のラ
ンド部25A,25Bが形成されている。ハウジング2
6の内周壁には、前記スプール31のランド部25A,
25Bとの間で可変絞り28A,28Bを形成する環状
溝29A,29Bが形成され、これら環状溝29A,2
9Bはそれぞれリザーバ41に通ずる排出口30A,3
0Bに連通している。
【0014】スプール31には、ハウジング26とで形
成される部屋33A,33Bから連通孔34A,34B
を介してそれぞれ逆側の中空孔32A,32Bでフィー
ドバック圧を受けるフローティングピン35A,35B
が摺動可能に嵌挿されている。スプール31の両端に
は、下流の固定絞り24A,24Bの作用で背圧が吸入
口39A,39Bから作用してスプール31の端面に背
圧を作用させる背圧室38A,38Bが設けられて、こ
の背圧室38A,38Bには、ストッパー36A,36
Bを介してスプール31を付勢するスプリング37A,
37Bが介装されている。
【0015】上記構成による第1の実施例の動力舵取装
置の操舵力制御装置は、車載エンジンによって駆動され
る供給ポンプPが吐出した流量Qの油量が流量制御部1
によって車速に応じて流量Q0の圧油に制御され、サー
ボ弁2の供給口15に供給される。つまり、低速時,据
切り時には、電磁絞り弁8の絞り開度を大きくして多く
の油量をサーボ弁2へ供給し、速度上昇に応じて次第に
絞り開度を小さくしてサーボ弁2への油量を減少してい
く。
【0016】サーボ弁2は、中立時には、流量制御部1
からの流量Q0をパワーシリンダ3の左右室に均等に流
量分配している(QA =QB )が、ハンドル操舵により
サーボ弁2のロータ弁部材12が時計方向に回転される
と、ランド部17が時計方向に回転することで、可変絞
り7Aが拡大されるとともに7Bが縮小される。従っ
て、操舵力に応じて、部屋18Aを介してスリーブ弁部
材11の分配孔16Aからパワーシリンダ3の左室20
Aへの流量QA が増加し、逆に、部屋18Bを介して分
配孔16Bへの流量QB は減少される。
【0017】分配孔16Aからパワーシリンダ3の左室
20Aに供給された油量QA は、この左室20Aに連通
するスプール弁23の供給口22Aから、環状溝29A
とランド部25Aとで構成される可変絞り28Aを通っ
て排出口30Aより固定絞り24Aを介してリザーバ4
1へ排出される。このとき固定絞り24Aの作用によ
り、排出口30Aからの流量QU に比例した背圧が作用
して、吸入口39Aから背圧室38Aを介してスプール
31を右側へと付勢する背圧を作用させる。また、スプ
ール弁23の供給口22Aからの油量QA の一部は、連
通孔34Aを通り右側のフローティングピン35Bにフ
ィードバック圧を作用させて、スプール31を左側へ付
勢する。従って、左側の背圧室38Aからの背圧とフロ
ーティングピン35Bに作用するフィードバック圧と右
側のスプリング37Bとの力の釣り合い位置へ、つまり
右方向へとスプール31を移動することで、可変絞り2
8Aが絞られてパワーシリンダ3の左室20Aに圧力が
作用する。
【0018】従って、パワーシリンダ3の左室20Aの
圧力が上昇され、ピストン5を右方向に摺動して操向車
輪を転舵させる力が得られる。流量制御部1によりコン
トローラ42により検出された車速に応じて電磁絞り弁
8の開度が制御されると、スプール弁23への流量が制
御されるため、フローティングピン35に作用するフィ
ードバック圧および固定絞り24A,24Bにより作用
する背圧が制御され、スプール弁23の絞り28A,2
8Bの絞り量に影響を与えるためパワーシリンダ3の圧
力バランスに影響を与える。
【0019】即ち、車速が高くなるとそれに応じて電磁
絞り弁8の開度が狭くなり、流量Qが減少して背圧およ
びフィードバック圧も減少するためスプール31の作動
量が減少、可変絞り28A,28Bの絞り量が減少し、
パワーシリンダ3への圧力が減少することで、操向車輪
を転舵させる力が減少するためにハンドルが重くなる。
図3に、前記流量制御部1からの流量Q0の違いによる
操舵角におけるパワーシリンダ3への圧力特性を示す。
【0020】ハンドルの操舵が上述とは逆にロータ弁部
材12を反時計方向に回転された場合も同様に、サーボ
弁2の部屋18Bから分配孔16Bへ、そしてパワーシ
リンダ3の右室20Bを介してスプール弁23の右室3
3Bへ供給され、上述のように可変絞り28Bが、前記
流量制御部1によって車速によりコントロールされて、
圧力をパワーシリンダ3の右室20Bへかけて、操向車
輪を転舵する力を制御する。
【0021】次に、本発明の第2の実施例について、図
4を用いて説明する。図4に示す動力舵取装置の操舵力
制御装置は、一定流量に制御された油量をサーボ弁2に
供給する流量制御部1と、この流量制御部1より供給さ
れた油量を操舵方向および操舵角に応じてパワーシリン
ダ3の左右室へ分配供給するサーボ弁2と、ピストン5
とシリンダ6とからなりサーボ弁2によって供給された
油量の圧力で操向車輪(図示せず)を動力操舵するパワ
ーシリンダ3と、パワーシリンダ3の圧力を車速に応じ
て制御する電磁絞り弁44、固定絞り24とスプール弁
23とからなる。
【0022】流量制御部1は、メータリングオリフィス
43の前後圧を一定に保持するように低圧側のバイパス
通路9を開口制御するバイパス弁10によって構成され
供給ポンプPから吐出される油量Qを一定流量Q0に制
御する。サーボ弁2、パワーシリンダ3およびスプール
弁23の構成、動作については、前述した第1の実施例
と同様である。
【0023】サーボ弁2は、ハンドル操舵に伴う入力部
材と出力部材との相対回転により操舵方向および操舵力
に応じてパワーシリンダ3の左右室への油量の供給方向
および流量割合を変化させる方向切換弁として、相対的
に回転するスリーブ弁部材11とロータ弁部材12とか
ら成り、スリーブ弁部材11は、図2に示すように連結
ピン62によってピニオン軸64に連結され、ロータ弁
部材12は操向ハンドルに連結された入力軸60と一体
的に形成され、トーションバー63を介してピニオン軸
64にも可撓的に連結されている。
【0024】パワーシリンダ3の左右室20A,20B
は、前記分配孔16A,16Bにそれぞれ連通してお
り、左右室20A,20Bの圧力によりピストン5を摺
動させて、操向車輪を転舵させる。スプール弁23は、
供給口22A,22Bからの流量に応じてフローティン
グピン35A,35Bに作用されるフィードバック圧と
下流の電磁絞り弁44A,44Bと固定絞り24A,2
4Bとにより作用する背圧とによりスプール31を作動
させて、パワーシリンダ3の圧力を制御する。この際電
磁絞り弁44A,44Bが車速に応じて絞り開度が制御
されることで、スプール31への背圧が車速に応じて変
化される。
【0025】上記構成の第2の実施例の動力舵取装置の
操舵力制御装置の動作について説明する。車載エンジン
によって駆動される供給ポンプPが吐出した油量が流量
制御部1によって一定流量に制御され、サーボ弁2の供
給口15に供給される。サーボ弁2は、中立時には、流
量制御部1からの流量Q0をパワーシリンダ3の左右室
に均等に流量分配している(QA =QB )が、ハンドル
操舵によりサーボ弁2のロータ弁部材12が時計方向に
回転されると、ランド部17が時計方向に回転すること
で、可変絞り7Aが拡大されるとともに7Bが縮小され
る。
【0026】従って、操舵力に応じて、部屋18Aを介
してスリーブ弁部材11の分配孔16Aからパワーシリ
ンダ3の左室20Aへの流量QA が増加し、逆に、部屋
18Bを介して分配孔16Bへの流量QB は減少され
る。分配孔16Aにからパワーシリンダ3の左室20A
に供給された油量QA は、この左室20Aに連通するス
プール弁23の供給口22Aから環状溝29Aとランド
部25Aとで構成される可変絞り28Aを通って排出口
30Aより電磁絞り弁44Aおよび固定絞り24Aを介
してリザーバ41へ排出される。このとき電磁絞り弁4
4Aの作用により、排出口30Aからの流量QU に比例
した背圧が作用して、吸入口39Aから背圧室38Aを
介してスプール31を右側へと付勢する背圧を作用させ
る。また、スプール弁23の供給口22Aからの油量Q
A の一部は、連通孔34Aを通り右側のフローティング
ピン35Bにフィードバック圧を作用させて、スプール
31を左側へ付勢する。従って、左側の背圧室38Aか
らの背圧とフローティングピン35Bに作用するフィー
ドバック圧と右側のスプリング37Bとの力の釣り合い
位置へ、つまり右方向へとスプール31を移動すること
で、可変絞り28Aが絞られてパワーシリンダ3の左室
20Aに背圧が作用する。
【0027】従って、パワーシリンダ3の、左室20A
の圧力が上昇され、ピストン5を右方向に摺動して操向
車輪を転舵させる力が得られる。前記電磁絞り弁44A
の開度が車速によって制御されると、スプール弁23へ
の背圧が制御されるため、フローティングピン35に作
用するフィードバック圧と電磁絞り弁44A,44Bお
よび固定絞り24A,24Bにより作用する背圧および
スプリング37A,37Bとによる力の釣合い位置にス
プール31の移動量が制御され、絞り28A,28Bの
絞り量に影響を与えるためパワーシリンダ3の圧力バラ
ンスに影響を与える。
【0028】即ち、車速が高くなるとそれに応じて電磁
絞り弁44Aの開度が大きくなり、スプール31への背
圧が減少するためスプール31を右側へと付勢する力が
減少され可変絞り28Aの開度が大きくなることでパワ
ーシリンダ3への圧力が減少し、操向車輪を転舵させる
力が減るために、ハンドルが重くなる。ハンドルの操舵
が上述とは逆にロータ弁部材12を反時計方向に回転さ
れた場合も同様に、サーボ弁2の部屋18Bから分配孔
16Bへ、そしてパワーシリンダ3の右室20Bを介し
てスプール弁23の右室33Bへ供給され、上述のよう
に可変絞り28Bが下流の電磁絞り弁44Bにより車速
に応じてコントロールされて、圧力をパワーシリンダ3
の右室20Bへかけて、操向車輪を転舵する力を制御す
る。
【0029】
【発明の効果】本発明の動力舵取装置の操舵力制御装置
は、流量制御部の電磁絞り弁により車速に応じて油量を
制御することで、スプール弁と固定絞りとにより作用さ
れるパワーシリンダへの圧力を制御する。或いは、流量
制御部では、油量を一定に制御し、スプール弁と電磁絞
り弁とにより車速に応じてパワーシリンダへの圧力を制
御する構成であるため、分流制御部やプランジャ等を用
いることなく、パワーシリンダへの圧力とハンドルの操
舵力との特性を車速に応じて感度良く変化させることが
でき、低コストで圧力特性すなわち操舵フィーリングを
確実に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の動力舵取装置の操舵力制御装置
の油圧系統図である。
【図2】サーボ弁の断面図である。
【図3】操舵力におけるパワーシリンダへの圧力特性図
である。
【図4】第2の実施例の動力舵取装置の操舵力制御装置
の油圧系統図である。
【図5】従来の動力舵取装置の操舵力制御装置の油圧系
統図である。
【符号の説明】
1 流量制御部 2 サーボ弁 3 パワーシリンダ 8 電磁絞り弁 23 スプール弁 24A 固定絞り 24B 固定絞り 35A フローティングピン 35B フローティングピン 34A 連通孔 34B 連通孔 38A 背圧室 38B 背圧室 43 メータリングオリフィス 44A 電磁絞り弁 44B 電磁絞り弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプからの吐出される油量を制御して
    パワーシリンダに油圧をかけて操舵力を制御する動力舵
    取装置の操舵力制御装置において、前記ポンプからの吐
    出油量を車速に応じて変化させる電磁絞り弁によって制
    御する流量制御部と、前記流量制御部からの油量を操舵
    方向および操舵力に応じてパワーシリンダの左右室へ分
    配供給するサーボ弁と、パワーシリンダの左右室からリ
    ザーバへの間に配置した左右の固定絞りと、パワーシリ
    ンダと前記固定絞りとの間に配置されパワーシシリンダ
    からの油量に応じたフィードバック圧と前記固定絞りに
    よる背圧とによりスプールを作動してパワーシリンダの
    左右室の油圧を制御するスプール弁とを備えたことを特
    徴とする動力舵取装置の操舵力制御装置。
  2. 【請求項2】 ポンプからの吐出される油量を制御して
    パワーシリンダに油圧をかけて操舵力を制御する動力舵
    取装置の操舵力制御装置において、前記ポンプからの吐
    出油量を一定流量に制御する流量制御部と、前記流量制
    御部からの油量を操舵方向および操舵力に応じてパワー
    シリンダの左右室へ分配供給するサーボ弁と、パワーシ
    リンダの左右室からリザーバへの間にそれぞれ配置し車
    速に応じて絞りを変化させる電磁絞り弁と、パワーシリ
    ンダと前記電磁絞り弁との間に配置されパワーシリンダ
    からの油量に応じたフィードバック圧と前記電磁絞り弁
    による背圧とによりスプールを作動してパワーシリンダ
    の左右室の油圧を制御するスプール弁とを備えたことを
    特徴とする動力舵取装置の操舵力制御装置。
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