JPH05213068A - オープンルーフ式自動車における収納ルーフ固定装置 - Google Patents

オープンルーフ式自動車における収納ルーフ固定装置

Info

Publication number
JPH05213068A
JPH05213068A JP5411292A JP5411292A JPH05213068A JP H05213068 A JPH05213068 A JP H05213068A JP 5411292 A JP5411292 A JP 5411292A JP 5411292 A JP5411292 A JP 5411292A JP H05213068 A JPH05213068 A JP H05213068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
trunk lid
holding member
trunk
open
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5411292A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kawamura
徹 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP5411292A priority Critical patent/JPH05213068A/ja
Publication of JPH05213068A publication Critical patent/JPH05213068A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ルーフが着脱可能とされたオープンルーフ自
動車において、取り外されたルーフが収納部で自動的に
固定されるようにする。 【構成】 トランクルーム9を開閉するトランクリッド
8は水平状態を保ったまま昇降されるようになってい
る。そのトランクリッド8には前端が開いたルーフ収納
部11が設けられている。車室2上方のルーフ3を開放
するときには、トランクリッド8を上昇させてルーフ3
の後方に位置させた後、ルーフ3を後方にスライドさ
せ、ルーフ収納部11内に収容する。次いで、トランク
リッド8を下降させ、トランクルーム9の閉鎖位置で固
定する。ルーフ収納部11の前端部下面には上下方向に
回動可能な保持部材27が設けられており、トランクリ
ッド8の下降時、その保持部材27がガイド体31に当
接することによって上方に回動されるようになってい
る。その保持部材27は、上方に回動することによって
収納されたルーフ3の前端面に係合し、そのルーフ3の
前方移動を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室上方を覆うルーフ
が着脱可能とされ、ルーフ開放時にそのルーフが収納さ
れるルーフ収納部がトランクリッドに設けられているオ
ープンルーフ式自動車に関するもので、特に、収納され
たルーフがルーフ収納部内において固定されるようにす
るための収納ルーフ固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、好天時などに開放感
が得られるようにするために、車室上方のルーフを開閉
可能とすることが考えられている。そのようなオープン
ルーフ式自動車の代表的なものとしては、ルーフを折り
畳み可能な幌によって形成したコンバチブル車や車室上
方のルーフ全体を着脱可能としたいわゆるタルガルーフ
式自動車などが知られている。しかしながら、そのよう
なコンバチブル車やタルガルーフ式自動車などには、ル
ーフの開閉操作を自動化することが難しいという問題が
ある。例えばコンバチブル車の場合には、ルーフの開放
時、折り畳まれた幌によって外観が損なわれることのな
いようにするために、カバーをかぶせる等の手作業が必
要となる。また、タルガルーフ式自動車の場合には、そ
のルーフは車体から取り外してトランクルーム等に収納
されるが、そのような操作は手に頼らざるを得ない。
【0003】そこで、本出願人は、先に、トランクルー
ムを開閉するトランクリッドを水平状態で昇降可能とす
るとともに、そのトランクリッドにルーフ収納部を設け
て、ルーフがその収納部内に収納されるようにしたオー
プンルーフ式自動車を提案した(特開平 3-79429号公報
参照)。そのトランクリッドには、ルーフと係合してそ
のルーフを前後方向に移動させるルーフスライド装置が
設けられている。そのようなトランクリッドを備えたオ
ープンルーフ式自動車においては、閉じ位置にあるルー
フを開くときには、まず、トランクリッドをルーフの後
方位置まで上昇させ、ルーフスライド装置によりルーフ
を後方にスライドさせる。すると、ルーフはトランクリ
ッドのルーフ収納部内に収納され、トランクリッドに支
持された状態となる。そこで、そのトランクリッドを下
降させ、トランクルーム閉鎖位置で固定保持する。こう
して、ルーフは完全に開かれ、トランクリッドのルーフ
収納部内に収納された状態で保持される。ルーフを閉じ
るときには逆の手順で操作すればよい。このように、こ
のルーフ開閉方式によれば、ルーフの前後スライドとト
ランクリッドの昇降とを順に行うのみでルーフの開閉が
なされるようになる。したがって、ルーフの開閉を自動
化することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、そのように
ルーフを車体から切り離して収納するオープンルーフ式
自動車においては、ルーフの開放時、収納されたルーフ
ががたつくことなく固定保持されるようにすることが求
められる。そのためには、例えば収納されたルーフに前
後、左右及び上下からそれぞれ係合するストッパ等を設
けて、ルーフの移動が規制されるようにすればよい。し
かしながら、上述のようにルーフを後方にスライドさせ
ることによってルーフ収納部内に収納するようにしたオ
ープンルーフ式自動車の場合には、そのルーフ収納部は
前方が開放されている必要がある。そのために、ルーフ
収納部の前方に、収納されたルーフの前方移動を規制す
るストッパ等を固定的に設けることはできない。しか
も、ルーフの開閉を完全に自動化するためには、そのよ
うなルーフの固定が自動的に行われるようにしなければ
ならない。
【0005】本発明は、このような要求に応えるべくな
されたものであって、その目的は、上述のようにルーフ
を後方へスライドさせることによってそのルーフがトラ
ンクリッドのルーフ収納部内に収納されるようにしたオ
ープンルーフ式自動車において、ルーフの開放時、収納
されたルーフが自動的に固定保持されるようにすること
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明では、トランクリッドに設けられたルーフ収
納部の前端部下面に、上方に向けて回動することによっ
てその収納部内に収納されたルーフの前端部と係合する
回動可能な保持部材を設けるとともに、トランクルーム
の前方に、トランクリッドが下降するときその保持部材
を上方に回動させるガイド体を設けるようにしている。
【0007】
【作用】このように構成することにより、ルーフの開放
操作時には、トランクリッドの上昇に伴って保持部材が
下方に回動するので、その保持部材がルーフの後方への
移動の支障となることがなくなる。したがって、ルーフ
を後方へスライドさせるのみで、そのルーフをトランク
リッドのルーフ収納部内に収納することができる。ルー
フの収納後、トランクリッドを下降させると、ルーフ収
納部の前端部下面に設けられている保持部材がトランク
ルームの前方に設けられているガイド体によって上方に
回動される。そして、その保持部材がルーフ収納部内に
収納されているルーフの前端部と係合する。したがっ
て、ルーフの前方移動が規制される。また、ルーフは後
方へスライドさせることによって収納されるので、ルー
フの後方及び上下左右方向への移動は適宜の手段によっ
て容易に規制することができる。こうして、収納された
ルーフが固定保持され、そのがたつきが確実に防止され
る。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図は本発明による収納ルーフ固定装置の一実施例を
示すもので、図1及び図2はそのルーフ固定装置を備え
たオープンルーフ式自動車の概略斜視図であり、図3,
4はその要部を示す縦断側面図である。また、図5〜1
0はルーフを開くときの手順を示す説明図である。図1
から明らかなように、この自動車1はオープンルーフ式
自動車であって、車室2の上方を覆うルーフ3は開閉可
能とされている。そのルーフ3は車体4に対して着脱可
能とされ、仮想線で示されているように、前縁部がフロ
ントピラー5,5の上端間を連結するフロントクロスメ
ンバ6に支持され、後縁部が車室2の後部に設けられた
門形のロールバー7に支持される状態で、車体4に固定
されるようになっている。
【0009】車室2の後方には、上面がトランクリッド
8によって開閉されるトランクルーム9が設けられてい
る。図2,3から明らかなように、そのトランクリッド
8は、トランクリッドパネル10と、そのパネル10の
下面に接合され、その間に前端面が開放したルーフ収納
部11を形成するトランクリッドフレーム12とによっ
て構成されている。ルーフ収納部11は、ルーフ3を後
方へスライドさせたときそのルーフ3を完全に収容し得
る大きさとされている。図1に示されているように、ト
ランクリッドフレーム12には、その前端部両側に、下
方に向かって延出する一対の支持脚13が取り付けられ
ている。その支持脚13の下端にはナット部材が設けら
れ、そのナット部材が、トランクルーム9の前部に上下
方向に立設された一対の送りねじ14に噛み合うように
されている。各送りねじ14は、1台のモータ15によ
り同期シャフト16を介して同時に同方向に回転駆動さ
れるようになっている。こうして、モータ15を正逆回
転させることにより、トランクリッド8がほぼ水平状態
を保ったまま昇降されるようになっている。トランクリ
ッド8は、最も上方まで上昇させたときには、ロールバ
ー7よりもやや高くなり、閉じ位置にあるルーフ3の後
方に位置するようにされている。また、最も下方まで下
降させたときには、トランクルーム9の上面を完全に密
閉するようにされている。
【0010】図4に示されているように、トランクリッ
ドフレーム12上には、スライダ17を前後スライド可
能に支持する可動レール18と、その可動レール18の
後端を前後スライド可能に支持する固定レール19とか
らなり、テレスコピック式に伸縮するガイドレールが設
けられている。図示されていないが、そのスライダ17
及び可動レール18は、通常のサンルーフスライド装置
と同様のケーブルを用いた電動式ルーフスライド装置に
よって前後方向に駆動されるようになっている。そのル
ーフスライド装置はトランクリッド8のルーフ収納部1
1内に設けられている。こうして、スライダ17は、最
も前方まで移動させたときには、図4に実線で示されて
いるようにロールバー7の上方にまで達し、最も後退さ
せたときには、仮想線で示されているようにルーフ収納
部11の後端部に位置するようにされている。
【0011】スライダ17には、前方に向けて突出する
ルーフ駆動ピン20が取り付けられている。一方、ルー
フ3には、その後端面に開口する係止孔21が設けられ
ている。また、ロールバー7の上面には、閉鎖位置にあ
るルーフ3の後端部を押し上げてルーフ3を傾斜させる
電動式チルトアップ装置22が設けられている。こうし
て、ルーフ3を後上がりに傾斜させるとともにスライダ
17を前進させることにより、ルーフ3の係止孔21に
ルーフ駆動ピン20が挿入されるようになっている。ル
ーフ3には、そのようにルーフ駆動ピン20をルーフ3
の係止孔21に挿入した状態でそのルーフ駆動ピン20
とルーフ3とを係止させる電動式ロック装置(図示せ
ず)が設けられている。
【0012】図3に示されているように、トランクリッ
ドフレーム12上には、その後部寄りの位置にブラケッ
ト23が立設されている。そのブラケット23の先端に
はラバーストッパ24が取り付けられている。一方、ル
ーフ3の後端面には、そのラバーストッパ24に対向す
る位置に受け部25が設けられている。したがって、ル
ーフ3を後方へ移動させてルーフ収納部11内に収納し
たときには、その受け部25がラバーストッパ24に当
接するようになっている。また、トランクリッドフレー
ム12の前端、すなわちルーフ収納部11の前端部下面
には、図2,3に示されているように、水平なヒンジピ
ン26を介して保持部材27が取り付けられている。し
たがって、その保持部材27は上下方向に回動可能とな
っている。そして、その保持部材27は、ヒンジピン2
6のまわりに設けられたコイルスプリング28によっ
て、下方に向けて回動するように付勢されている。その
保持部材27の先端にもラバーストッパ29が取り付け
られている。ルーフ3の前端面には、そのラバーストッ
パ29が係合し得る受け部30が設けられている。ラバ
ーストッパ24,29と受け部25,30との当て面
は、それらが係合したとき、ルーフ3を前後から押さえ
付けるとともに、下方かつ車幅方向中心側にルーフ3を
押圧する形状とされている。
【0013】トランクルーム9の前部には、トランクリ
ッド8の保持部材27取り付け位置に対応する位置に、
上下方向に延びるガイド体31が設けられている。その
ガイド体31はトランクルーム9の上面よりやや上方に
突出し、トランクリッド8を下降させてトランクルーム
9を閉じるとき、その閉鎖位置の直前で保持部材27に
当接するようにされている。そして、保持部材27は、
そのガイド体31に当接することによりスプリング28
に抗して上方に回動されるようになっている。
【0014】次に、このように構成されたオープンルー
フ式自動車1におけるルーフ3の開閉手順について説明
する。通常は、図5に示されているように、ルーフ3は
車体4に固定されて車室2の上方を覆う閉鎖状態にあ
り、トランクリッド8も最も下方に位置してトランクル
ーム9を閉鎖した状態にある。ルーフ3を開くときに
は、まず、トランクリッド8昇降用のモータ15を正転
させ、送りねじ14を正方向に回転駆動する。すると、
その送りねじ14に噛み合っているトランクリッド8の
支持脚13が押し上げられ、トランクリッド8が水平状
態を保ったまま上昇する。この間において、トランクリ
ッド8に取り付けられている保持部材27は、ガイド体
31から離れたとき、スプリング28の付勢力によって
下方に回動し、図3に仮想線で示されている状態とな
る。図6に示されているように、トランクリッド8が最
も上方まで上昇すると、その位置はロールバー7よりも
やや高くなる。そこで、モータ15を停止させる。そし
て、その状態でチルトアップ装置22を作動させ、ルー
フ3の後端を押し上げる。すると、ルーフ3は、図7に
示されているように、後端がロールバー7より上方に上
昇し、その後端面の係止孔21が後方に露出する状態と
なる。そこで、次にルーフスライド装置を作動させ、可
動レール18及びスライダ17を前方に移動させる。ス
ライダ17を最も前方まで移動させると、前述したよう
にそのスライダ17はロールバー7の上方位置に達する
ので、スライダ17に設けられたルーフ駆動ピン20が
ルーフ3の係止孔21に嵌合する。こうして、図8の状
態となる。次いで、ロック装置を作動させ、ルーフ3と
ルーフ駆動ピン20とを係止させる。それによって、ル
ーフ3はスライダ17に結合された状態となる。そこ
で、チルトアップ装置22を外し、ルーフスライド装置
によりスライダ17及び可動レール18を後退させる。
すると、ルーフ3がそのスライダ17とともに後退し、
車体4から離れる。こうして、ルーフ3は後方へ向かっ
てスライドし、図9に示されているように、トランクリ
ッド8のルーフ収納部11内に収納される。このとき、
上述のように保持部材27は下方に回動して図3の仮想
線状態となっているので、その保持部材27がルーフ3
の収納の妨げとなることはない。そして、ルーフ3が最
も後方まで移動すると、その後端面に設けられている受
け部25がラバーストッパ24に接触する。
【0015】このようにして、ルーフ3はトランクリッ
ド8のルーフ収納部11内に収納され、トランクリッド
8に支持された状態となる。そこで、次にトランクリッ
ド昇降用のモータ15を逆転させ、ルーフ3を収納した
トランクリッド8を下降させる。トランクリッド8が下
降していくと、トランクルーム閉鎖位置の直前で、その
前端下部に取り付けられている保持部材27がガイド体
31に上方から当接する。その結果、保持部材27がス
プリング28の付勢力に抗して上方に回動される。そし
て、保持部材27が上方に回動することにより、その先
端に取り付けられているラバーストッパ29がルーフ3
の前端面の受け部30に押し付けられる。したがって、
ルーフ3が後方へ押圧され、その後端面に設けられてい
る受け部25がラバーストッパ24に強く係合する。こ
うして、ルーフ3は前後から挟み付けられ、その前後移
動が確実に規制される。また、ラバーストッパ24,2
9と受け部25,30との当て面の形状により、ルーフ
3には下方への押圧力及び車幅方向中心側に向けての押
圧力が加えられる。したがって、ルーフ3の上下左右方
向への移動も規制される。このようにして、ルーフ3は
ルーフ収納部11内で確実に固定されて保持される。そ
して、トランクリッド8がトランクルーム閉鎖位置に達
したところでモータ15を停止させ、トランクリッド8
を車体4に固定することにより、図10に示されている
状態となる。こうして、ルーフ3の開放操作が完了す
る。ルーフ3を閉じるときには逆の手順で操作すればよ
い。トランクリッド8を上昇させると、ガイド体31か
ら離れることによって保持部材27が自動的に下方に回
動し、ルーフ3の拘束が外されるので、収納されている
ルーフ3はルーフスライド装置のみによって閉鎖位置に
移動させることができる。
【0016】このように、このオープンルーフ式自動車
1においては、トランクリッド8の昇降とルーフ3の前
後方向のスライドとを順に行うことによってルーフ3が
開閉される。また、ルーフ収納部11内でのルーフ3の
固定及びその解除も自動的に行われる。したがって、ト
ランクリッド昇降装置及びルーフスライド装置を電動式
のものとすることにより、ルーフ3の開閉操作を完全に
自動化することができる。
【0017】トランクリッド8は、このようなルーフ3
の開閉操作のとき以外にも単独で開閉されるようにして
おく。例えば車体後方からのキー操作あるいは運転席に
設けられたトランクリッド開閉スイッチの操作によって
もトランクリッド昇降装置が作動されるようにする。そ
れによって、ルーフ3の開閉に関係なくトランクリッド
8が開閉されるようになり、トランクルーム9内の荷物
の出し入れが可能となる。
【0018】なお、上記実施例においては、ルーフ収納
部11の前後に設けられる保持部材27及びラバースト
ッパ24によってルーフ3の上下及び左右方向の移動規
制も行うようにしているが、その規制は、収納されたル
ーフ3の上下左右にそれぞれ固定配置される別個のスト
ッパ等によって行うようにすることもできる。その場合
には、例えば前方が広く、後方に向かって徐々に狭くな
るガイドを設け、後退してくるルーフ3がそれらのスト
ッパ間に導かれるようにすればよい。また、トランクリ
ッド8の下降時、そのトランクリッド8がトランクルー
ム9の閉鎖位置に達する直前で保持部材27が回動され
るようにしているが、ガイド体31をより上方まで延出
させることにより、トランクリッド8の下降開始直後に
保持部材27が回動されるようにすることもできる。そ
のようにすれば、トランクリッド8の昇降中においても
ルーフ3が固定保持されるようになる。更に、ルーフ3
にルーフ駆動ピン20を係止させるとき、ルーフ3をチ
ルトアップさせるものとしているが、ルーフ3の後端の
係止孔21が露出しても問題とならないような場合に
は、そのためのチルトアップ装置22は省略することも
できる。また、本発明は、上記実施例のようにトランク
リッド8が水平状態を保ったまま昇降されるものに限ら
ず、トランクリッド8の前端側を上昇させて傾斜させた
状態でルーフ3を収納するようにしたものにも適用する
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ルーフ収納部の前端部下面に上下方向に回動
可能な保持部材を設け、その保持部材を、トランクリッ
ドの下降時にガイド体によって上方に回動させて、収納
されたルーフの前端部に係合させるようにしているの
で、ルーフの収納途中においてはその保持部材がルーフ
の移動の妨げとなることのないようにしながら、ルーフ
を収納したときにはそのルーフの前方移動が規制される
ようにすることができる。したがって、収納されたルー
フを自動的に固定することができる。そして、そのよう
にルーフの固定操作が自動的に行われるようになるの
で、ルーフの開閉操作を完全に自動化することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による収納ルーフ固定装置の一実施例を
示すもので、そのルーフ固定装置を備えたオープンルー
フ式自動車の要部を示す斜視図である。
【図2】その自動車の後部を異なる方向から見た斜視図
である。
【図3】その自動車のトランクリッドを示す縦断側面図
である。
【図4】そのトランクリッドの異なる状態を示す縦断側
面図である。
【図5】そのオープンルーフ式自動車のルーフ閉鎖時の
状態を示す説明図である。
【図6】その自動車のルーフを開くときの第1過程を示
す説明図である。
【図7】その自動車のルーフを開くときの第2過程を示
す説明図である。
【図8】その自動車のルーフを開くときの第3過程を示
す説明図である。
【図9】その自動車のルーフを開くときの第4過程を示
す説明図である。
【図10】その自動車のルーフを完全に開いた状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 オープンルーフ式自動車 2 車室 3 ルーフ 4 車体 8 トランクリッド 9 トランクルーム 11 ルーフ収納部 14 送りねじ(トランクリッド昇降装置の一部) 17 スライダ(ルーフスライド装置の一部) 24 ラバーストッパ 25 受け部 26 ヒンジピン 27 保持部材 29 ラバーストッパ 30 受け部 31 ガイド体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降することによりトランクルームを開
    閉するトランクリッドを備え、そのトランクリッドを上
    昇させた後、ルーフを後方へスライドさせることによ
    り、そのルーフを前記トランクリッドに設けられている
    ルーフ収納部内に収納するようにしたオープンルーフ式
    自動車において;前記ルーフ収納部の前端部下面に、上
    方に向けて回動することによりその収納部内に収納され
    た前記ルーフの前端部と係合する回動可能な保持部材が
    設けられ、 前記トランクルームの前方に、前記トランクリッドが下
    降するときその保持部材を上方に回動させるガイド体が
    設けられていることを特徴とする、 オープンルーフ式自動車における収納ルーフ固定装置。
JP5411292A 1992-02-06 1992-02-06 オープンルーフ式自動車における収納ルーフ固定装置 Pending JPH05213068A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5411292A JPH05213068A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 オープンルーフ式自動車における収納ルーフ固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5411292A JPH05213068A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 オープンルーフ式自動車における収納ルーフ固定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05213068A true JPH05213068A (ja) 1993-08-24

Family

ID=12961514

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5411292A Pending JPH05213068A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 オープンルーフ式自動車における収納ルーフ固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05213068A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017165352A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 マツダ株式会社 格納式ルーフ付き自動車の後部車体構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017165352A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 マツダ株式会社 格納式ルーフ付き自動車の後部車体構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6431636B1 (en) Convertible vehicle roof and convertible vehicle
JP4838440B2 (ja) 開放される車両ルーフを備えた車両
US6595522B2 (en) Vehicle seat covering system
US5489134A (en) Automobile with movable roof storable in trunk lid
JPH085323B2 (ja) 車両のキャンバストップ構造
US5967591A (en) Roof structure of an open automobile
US7322635B2 (en) Cover device for the vehicle top storage compartment of a convertible vehicle
JP2001138750A (ja) 格納式自動車屋根とその屋根を備えた自動車
JPH11129763A (ja) 自動車のコンバーチブル型屋根の作動装置
JPH06104420B2 (ja) 自動車のキャンバストップ制御装置
EP2050604A1 (en) Storage structure for storing a cover member of a sliding roof type vehicle and vehicle having the same
JP3305784B2 (ja) キャンバストップの開閉装置
JP3649137B2 (ja) リトラクタブルルーフの保持機構
US7377575B2 (en) Vehicle with retractable open top and method for stowing same, with horizontal tilting system
JPH05213068A (ja) オープンルーフ式自動車における収納ルーフ固定装置
JP4411985B2 (ja) サンルーフ装置
US4620746A (en) Fold down window latch apparatus
JP2736551B2 (ja) 自動車におけるルーフの開閉方法及び装置
JPH0746570Y2 (ja) オープンルーフ式自動車におけるルーフ開閉装置
JP2528547Y2 (ja) 車両用サンルーフ装置
JP4207594B2 (ja) 車両用ルーフトリム
JP3722246B2 (ja) 軽車両の収納式ウインドスクリーン装置
JPH0326007Y2 (ja)
JPH0620677Y2 (ja) サンル−フのドレンチャンネル支持装置
JPH0635253B2 (ja) サンル−フのリッド拘束装置