JPH052128U - Ec防眩ミラー - Google Patents

Ec防眩ミラー

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Publication number
JPH052128U
JPH052128U JP4805491U JP4805491U JPH052128U JP H052128 U JPH052128 U JP H052128U JP 4805491 U JP4805491 U JP 4805491U JP 4805491 U JP4805491 U JP 4805491U JP H052128 U JPH052128 U JP H052128U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
electrode
resistor
layer
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP4805491U
Other languages
English (en)
Inventor
和彦 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP4805491U priority Critical patent/JPH052128U/ja
Publication of JPH052128U publication Critical patent/JPH052128U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放電用の抵抗器を設けて自動的な消色作用を
するように構成されたEC防眩ミラーを改良して、ミラ
ーハウジングを薄形に構成することができ、しかも防眩
ミラー板状部の組み付けを迅速かつ容易に行い得るよう
にする。 【構成】 上記の放電用の抵抗器を、導電ゴムによって
板状に構成する。防眩ミラーの第1電極用接続端子およ
び第2電極用接続端子を、上記導電ゴム製の抵抗器に押
しつけて密着,導通させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用のEC防眩ミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用のミラー類(インサイドミラー,アウトサイドミラー,ドアミラー) は、後方視界を確認して安全運転を行う為に不可欠のものであるが、後続車のラ イトなどの強い光が反射されると眩惑を感じるという支障を生じる。
【0003】 この眩惑を軽減させるため、夜間においてはミラーの反射率を減少させること が有効である。こうした目的で、反射率を2段階に変化せしめ得る構造の防眩ミ ラーが用いられる。従来一般に、プリズム式防眩ミラー、及び、液晶式防眩ミラ ーが実用化されており、更にエレクトロクロミズム(以下、ECと略称する)を 利用したEC式防眩ミラーが開発され、実用化されようとしている。
【0004】 図2は従来例のEC式防眩ミラーの断面を描いた説明図であって、読図の便宜 上その厚さ寸法を拡大してあり、図の上方がミラーの背面である。ガラス基板1 の上に第1電極として透明導電層2を設ける。材質としては、例えばITO(イ ンヂュウム・スズ・酸化物),SnO2が用いられる。更にその上に、還元反応 によって着色するEC(例えばWO3,M03)の第1EC層3,電解質層(例 えばTa25,ZrO2,SiO2)4、酸化反応によって着色するEC(例えば Cr23,NiO,IrO2)の第2EC層5、第2電極兼反射層(材質はAl ,Agなど)6が順次に成層され、その上を電気絶縁性の接着兼保護層7及びガ ラス製保護基板8で覆われている。なお第1のEC層の材料と第2のEC層の材 料とを入れ替えて構成されることもある。前記の第1電極2と第2電極6との間 に直流電圧(0.5〜2.0V程度)を印加し、その極性を切り替えると、第1, 第2EC層内で電気化学的に酸化,還元反応が行われて、第1EC層3および第 2EC層5が着色したり消色したりする。 上記の着,消色反応は、製造の過程で第1EC層3,電解質層4,第2EC層 5に封じ込められた水分と、第1,第2EC層との間で行われる次記の電気化学 的反応である。 WO3+xH+xe→Hx・WO3 ……(1) Ir+xOH−xe→Ir(OH)x ……(2) 上記(1)式左辺のWO3は透明、右辺のHx・WO3は青色である。また(2 )式左辺のIrは3価イオンで透明、右辺のIr(OH)xは灰色である。この着 色,消色によって通過光の吸収率が変化し、ミラーとしての機能について見ると 反射率が変化する。上記の着色,消色を制御するため、透明導電層2,2′に対 して、ハンダ9により配線10a,10bが接続され、切替スイッチ11を介し て直流電源12に接続される。第1電極と第2電極との間に電圧を印加するため 、ガラス基板1上に成膜した透明導電層に、エッチングを施してエッチング帯( エッチングによって透明導電層が除去された帯状部分)2cを構成し、第1電極 としての透明導電層2aと、第2電極取出用透明電極層2bとに区分される。切 替スイッチ11を操作して前掲の(1),(2)式の可逆反応を左方へ進行させ て消色させると、図3の(A)に示したように高反射率の(通常の)ミラーとな る。また、前記切替スイッチ11を操作して(1),(2)式の可逆反応を右方 へ進行させて消色させると、図3の(B)に示したように低反射率の防眩状態と なる(防眩状態であることを、図に描いたミラーの反射面に斑点を付して示して ある)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
図2に示したEC防眩ミラーが防眩状態になっているとき配線10a若しくは 切替スイッチ11に何らかの故障を生じると、防眩状態の解除(消色)ができな くなって危険である。こうした不具合を解消するため、図2に仮想線で示したよ うに放電用の抵抗器Rが接続されている。この放電用抵抗器Rの抵抗値は通常3 0〜40Ωに設定されており、着色しているEC防眩ミラーが電源との導通を遮 断されたとき自動的に消色させる作用をする。
【0006】 図4は上記放電用抵抗器Rの接続状態を示すため模式的に描いた断面図である 。ミラーハウジング14内にEC防眩ミラーの板状部15が収納されていて、そ の両端にそれぞれ、前記の第1電極に導通された接続端子16、および、第2電 極に導通された接続端子17が固定されている。放電用の抵抗器Rは、防眩ミラ ー板状部15とミラーハウジング14との間に配置され、前記の接続端子16, 17にハンダ付Sされている。 上記の構成(図4)においては、狭い空間内に抵抗器Rを配置することが困難 であるため、ミラーハウジング14が大形化して厚さ寸法Tが大きくなる上に、 ハンダ付Sの作業工数が大きい。本考案は上述の事情に鑑みて為されたもので、 ミラーハウジングを薄形に構成することができ、しかも組み付け作業工数の少な いEC防眩ミラーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための構成として本考案に係るEC防眩ミラーは、第1 電極と第2電極との間に放電用の抵抗器を接続したEC防眩ミラーにおいて、 上記の抵抗器は導電ゴム製の板状部材によって構成されており、かつ、第1電 極側の接続端子および第2電極側の接続端子が上記導電ゴム製の板状部材よりな る抵抗器に対して押しつけられ、該抵抗器のゴム弾性の復元力によって密着,導 通していることを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記の構成によれば、抵抗器が柔軟な板状であるからミラーハウジングの内側 に貼り付けるなどして配置することができ、ミラーハウジングを薄形に構成する ことができる。
【0009】 その上、接続端子がゴム弾性の復元力によって押圧,密着せしめられて板状抵 抗器に導通するのでハンダ付の手数を要しない。
【0010】
【実施例】 図1は本考案に係るEC防眩ミラーの1実施例を示し、模式的に描いた断面図 である。防眩ミラーの板状部15の両端にそれぞれ接続端子16,17が固定さ れている。18はミラーハウジングであって、その厚さ寸法tは前記従来例(図 4)におけるミラーハウジング14の厚さ寸法Tに比して著しく小さく設定して ある。19は導電ゴム製の板状部材で構成した放電用の抵抗器である。本例にお いては信越化学(株)製の導電性ゴムKE3601SB−Uを用いて構成した。 その主要諸元は次のごとくである。 体積抵抗率(Ω−cm) 5 使用可能温度範囲(℃) −55〜+220 上記の板状抵抗器19は、通電方向(図においてほぼ上下)の長さをlとし、 これに垂直な面による断面積をsとして、 l/s=8 ………(1) となるように構成した。これにより抵抗値40Ωが得られる。
【0011】 上記のように構成した板状の抵抗器19をミラーハウジング18の内面に貼着 する。そして、前記の1対の接続端子16,17を板状の抵抗器19で挟みつけ る形に、防眩ミラー板状部15を取りつける。上記1対の接続端子16,17は 、それぞれ抵抗器19を弾性変形させて、その中にメリ込む形に密着し、導通す る。このようにして、ハンダ付作業を必要とせずに完全な導通が得られる。そし て、放電用の抵抗器19が板状をしているので、ランプハウジング18が薄形で あっても構成部材の配置に関する困難を生じない。
【0012】
【考案の効果】
本考案を適用したEC防眩ミラーは、ミラーハウジングを薄形に構成すること ができ、しかも、該ミラーハウジングに対して防眩ミラーの板状部材を迅速,容 易に組み付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るEC防眩ミラーの1実施例を示す
模式的な断面図
【図2】EC防眩ミラーを示す模式的な断面図
【図3】EC防眩ミラーの作用説明図
【図4】従来例のEC防眩ミラーの模式的な断面図
【符号の説明】
1…ガラス基板,2a…第1電極としての透明導電層,
2b…第2電極取出用透明導電層,2c…エッチング
帯,3…第1EC層,4…電解質層,5…第2EC層,
6…第2電極兼反射層,7…電気絶縁性保護層,11…
切替スイッチ,12…直流電源,14…ミラーハウジン
グ、15…防眩ミラーの板状部、16,17…接続端
子、18…薄形のミラーハウジング、19…導電ゴム製
の板状抵抗器、R…放電用の抵抗器、S…ハンダ付、
T,t…厚さ寸法。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 第1電極と第2電極との間に放電用の抵
    抗器を接続したEC防眩ミラーにおいて、上記の抵抗器
    は導電ゴム製の板状部材によって構成されており、か
    つ、第1電極側の接続端子および第2電極側の接続端子
    が上記導電ゴム製の板状部材よりなる抵抗器に対して押
    しつけられ、該抵抗器のゴム弾性の復元力によって密
    着,導通していることを特徴とするEC防眩ミラー。
JP4805491U 1991-06-25 1991-06-25 Ec防眩ミラー Pending JPH052128U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4805491U JPH052128U (ja) 1991-06-25 1991-06-25 Ec防眩ミラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4805491U JPH052128U (ja) 1991-06-25 1991-06-25 Ec防眩ミラー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH052128U true JPH052128U (ja) 1993-01-14

Family

ID=12792632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4805491U Pending JPH052128U (ja) 1991-06-25 1991-06-25 Ec防眩ミラー

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JP (1) JPH052128U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012532352A (ja) * 2009-07-10 2012-12-13 サン−ゴバン グラス フランス エレクトロクロミック層構造およびその製造のための方法
US10741107B2 (en) 2013-12-31 2020-08-11 Ultravision Technologies, Llc Modular display panel
US10891881B2 (en) 2012-07-30 2021-01-12 Ultravision Technologies, Llc Lighting assembly with LEDs and optical elements

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