JPH05212868A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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Publication number
JPH05212868A
JPH05212868A JP2113692A JP2113692A JPH05212868A JP H05212868 A JPH05212868 A JP H05212868A JP 2113692 A JP2113692 A JP 2113692A JP 2113692 A JP2113692 A JP 2113692A JP H05212868 A JPH05212868 A JP H05212868A
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JP
Japan
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recording
liquid
magnetic field
recording liquid
current
Prior art date
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Pending
Application number
JP2113692A
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English (en)
Inventor
Yoshio Inokoshi
良夫 猪越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドロップオンデマンド(drop on d
emand)型のインクジェット記録装置を提供する。 【構成】 吐出口、液路、流入口および吐出するための
作用力となる電流および磁界の供給手段から構成され、
電磁相互作用により導電性の記録液体が移動し、吐出す
る。 【効果】 ピエゾ素子が不要であることから、駆動周波
数が高く、高速印字が可能である。発熱素子が不要であ
ることから、吐出口近傍の記録液体の固化が極めて少な
く、高い信頼性を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドロップオンデマンド型のインクジェッ
ト記録装置は、記録時に発生するノイズ音が極めて小さ
く、また記録装置も小型化が可能なことから、近年の画
質の向上に伴い、オフィスを中心に急速に広まってい
る。インクジェット記録装置を原理的な観点により大別
すると、以下の2つのタイプが掲げられる。
【0003】第1の装置は、例えばUS特許第3,83
2,579号に述べられるように、小さな円筒状の圧電
トランスジューサが円筒状ノズルの外側表面に固着さ
れ、記録液体はノズルの広い端部と記録液貯蔵部とを結
ぶ供給管によってそのノズル端部に運ばれ、トランスジ
ューサが電気的インパルスを受けると、その変形により
圧力波が形成され、結果として記録液体が吐出される装
置である。
【0004】第2の装置は、例えば特公昭61−599
11号公報に記載されているように、発熱体を用いて記
録液体中に気泡を形成させ、それによる圧力を用いて記
録液体を吐出するものである。第1および第2の装置は
いずれも、電気エネルギーを間接的なプロセスを経て、
流体エネルギーに変換させた装置と言える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の装置では、電気
エネルギーを電気−機械振動素子、いわゆるピエゾ素子
を用い液溜の機械的な変形による記録液体の液体運動エ
ネルギーに変換しているので、駆動周波数はインクジェ
ットヘッドの幾何学的形状や液溜が変形する際の慣性モ
ーメントの影響を大きく受けざるを得ない。従って原理
的に、駆動周波数を高くするには材質あるいは、幾何学
的形状が大きく制約され、困難である。
【0006】第2の装置は、電気エネルギーを熱エネル
ギーに変換することに伴い、技術的には副次の問題が発
生する。まず記録液体の加熱と冷却が繰り返されるた
め、記録液体および発熱体には厳しい制約条件が課せら
れることである。またメニスカスの形成を助長させ、そ
れを解除するためには新たに記録液体の吸収機構を設け
なければならないため、構造が複雑になるという課題が
あった。
【0007】本発明は上記課題を解決して印字速度が早
く、発熱体が不要で簡単な構造の記録装置の提供を目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、記録液体を所定の方向に吐出するための吐
出口と、該吐出口に連通する液路と、該液路に連通し記
録液体を供給するための供給管と、前記液路にある記録
液体に電流と磁界による電磁相互作用力を作用させ、記
録液体を前記吐出口より吐出するための少なくとも1組
の電流および磁界の供給手段を有することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】上記のような構成であるので、本発明は電流と
磁束と液路の方向が互いに直角になり、記録液体が移動
し小滴が吐出する。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1において、記録ヘッド10は、記録液体を所定の方
向に吐出するための吐出口1aに連通する液路1と、液
路1にある記録液体6に電流を供給するための電極2
と、電極方向および液路の方向とそれぞれ直角方向に配
置されている磁界の供給手段3とから構成されている。
液路1には記録液体供給部4から、供給管5を通じて記
録液体6が供給されている。
【0011】具体的には、図1に示される構成の記録装
置は、記録情報信号を信号処理手段8に入力し、該信号
処理手段によって記録情報をパルス信号に変換して、あ
らかじめ設定された磁界中にて、直接記録液体に通電す
ることにより、電磁作用力が発生し、吐出が可能となり
記録部材9上に記録される。図1において、磁界の供給
手段3は、電磁石でも良いし、永久磁石であってもその
機能は失われない。永久磁石を使用する場合、使用する
磁石の減磁曲線と磁石の寸法に依存するパーミアンスを
より高くすることが好ましいので、磁石を高透磁率の磁
性材、例えば電磁軟鉄を接続し、磁気回路を組むことが
好ましい。磁石は市販のフェライト磁石(3MGOe)
でも十分使用できるが、高性能の希土類コバルト磁石や
希土類鉄系磁石(30〜35MGOe)がより好まし
い。
【0012】本方式の動作原理は、磁場中を運動する荷
電粒子に作用するローレンツ力(電磁相互作用)によっ
て導電性をもつ記録液体を移動させ、飛翔させるので、
その作用力を最大効率にするためには、液路の方向と電
流の方向と磁界の方向がそれぞれ直角に配列した構成
が、エネルギー変換効率の点で最良である。勿論、厳密
に直角の位置関係になくとも、例えば、液路と電流のな
す角αが70゜、電流と磁界のなす角βが80゜、液路
と磁界のなす角αが60゜にあっても効率は低下するも
のの、十分吐出は可能である。
【0013】図1においては、電極対および磁石対は各
々一対の場合を例示したが、液路に沿って複数設けても
良い。特に、電極対および磁石対を複数設けることによ
り、液路1より吐出する記録液体の小滴7の大きさを適
当に制御することが可能となる。複数の電極対を設ける
場合であっても、電極対は液路内にある記録液体を挟ん
だ構造を取ることが必要である。
【0014】記録液体に必須な条件は、以上述べたよう
に導電性を有してなければならず、好ましくは電解水溶
液である。この場合、電極に印加する電圧を水の電気分
解時の酸素あるいは水素の発生する電位領域外に設定す
れば、発生したガスは液路内に滞留せず、記録液体中の
イオンの輸率が著しく低減することはない。また電極に
用いられる素材も、用いられる記録液体が必ずしもPH
7.0(中性)とは限らないことから、高い耐久性を必
要とし、金、白金、銅の各貴金属あるいは鉄基合金であ
れば高い耐蝕性を有するクロムを含有することが必要で
ある。(クロムの場合、好ましくは5.0wt%以上含
有した電極合金が良い)
【0015】
【発明の効果】以上、詳述した本発明の記録装置によれ
ば、従来の記録装置よりも駆動周波数が高くなり、極め
て印字速度の高い記録装置を簡単な構造で提供できる。
また、発熱体も不要であることから吐出口近傍の記録液
体の固化も著しく低減し、信頼性が高くなる、との効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を示す模式的説明図である。
【符号の説明】
1 液路 1a 吐出口 2 電極 3 磁界の供給手段 4 記録液体供給部 5 供給管 6 記録液体 7 記録液体の小滴 8 信号処理手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録液体を所定の方向に吐出するための
    吐出口と、該吐出口に連通する液路と、該液路に連通し
    記録液体を供給するための供給管と、前記液路にある記
    録液体に電流と磁界による電磁相互作用力を作用させ、
    記録液体を前記吐出口より吐出するための少なくとも1
    組の電流および磁界の供給手段と、を有することを特徴
    とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記電流の方向および前記磁界の方向
    は、前記液路の方向とそれぞれ直角であることを特徴と
    する請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記電流供給手段は、金、白金、銅、ク
    ロムあるいはアルミニウムの少なくとも1種は必須とす
    る合金あるいは金属単体からなる電極対を前記液路を挟
    んで構成したことを特徴とする請求項1記載の記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記記録液体は、導電性液体であること
    を特徴とする請求項1記載の記録装置。
JP2113692A 1992-02-06 1992-02-06 記録装置 Pending JPH05212868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2113692A JPH05212868A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 記録装置

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JP2113692A JPH05212868A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05212868A true JPH05212868A (ja) 1993-08-24

Family

ID=12046485

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2113692A Pending JPH05212868A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 記録装置

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JP (1) JPH05212868A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100381285C (zh) * 2004-12-01 2008-04-16 中华映管股份有限公司 喷墨装置

Cited By (1)

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