JPH05212484A - 鍛造機における金型潤滑/冷却用液体の排出方法および排出装置 - Google Patents

鍛造機における金型潤滑/冷却用液体の排出方法および排出装置

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JPH05212484A
JPH05212484A JP2385092A JP2385092A JPH05212484A JP H05212484 A JPH05212484 A JP H05212484A JP 2385092 A JP2385092 A JP 2385092A JP 2385092 A JP2385092 A JP 2385092A JP H05212484 A JPH05212484 A JP H05212484A
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JP
Japan
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cooling liquid
fluid
die
lubricating
lubrication
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JP2385092A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Sakota
田 克 義 迫
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型を移動させて鍛造素材に対する鍛造加工
を行うと共に金型に潤滑/冷却用液体を供給する鍛造機
において、供給後の潤滑/冷却用液体の排出を良好に行
うことができるようにする。 【目的】 金型を移動させて鍛造素材に対する鍛造加工
を行うと共に金型に潤滑/冷却用液体を供給する鍛造機
において、潤滑/冷却用液体を排出する流体排出流路3
4,42を設けて、流体排出流路42にオリフィス43
より流体を噴出させ、流体排出流路42内での流体の噴
出による減圧の形成にもとづく吸引作用で噴出流体とと
もに潤滑/冷却用液体を強制的に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型を移動させて鍛造
素材に対する鍛造加工を行う鍛造機に係わり、例えば、
金型を横方向に移動させて鍛造素材に対する鍛造加工を
行う横型鍛造機において金型潤滑/冷却用液体の排出が
良好に行われるようにするのに利用される鍛造機におけ
る金型潤滑/冷却用液体の排出方法および排出装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車,産業機械,農業機械,事
務用機器,電子・電気機器などの幅広い分野において、
各種部材の生産性の向上、製造コストの低減などの要求
から、従来の切削加工に代わって、冷間や温間や熱間で
の鍛造加工が採用されることが多くなってきている。
【0003】そして、このような鍛造加工にあたって
は、竪型プレス,竪型鍛造機,横型プレス,横型鍛造機
などが用いられており、金型の焼付き等を防止するため
に、鍛造素材の表面に潤滑剤を塗布したり、金型の部分
に潤滑/冷却用液体(水や油などの潤滑および/または
冷却に適する液体)を供給することも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、金型の
部分に潤滑/冷却用液体を供給する場合において、供給
液体の排出が良好に行われない場合には、金型に対する
潤滑や冷却がその後継続して良好に行われなかったり、
鍛造素材(最終工程の場合は鍛造品)をノックアウトピ
ンにより押し出す際にノックアウトピン周辺における潤
滑/冷却用液体の存在でクリアランスが小さくなること
によりポンプ状態を生じて鍛造素材(ないしは鍛造品)
の飛び出しが発生して次工程への送りが不可能となった
り、送り状態が不安定となって次工程において形状不良
となったりすることがありうるという問題点を有し、こ
のような問題点を解決することが課題となっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上述した従来の課題にかんが
みてなされたものであって、金型に供給した潤滑/冷却
用液体の排出を良好に行うことが可能であり、したがっ
て、潤滑/冷却用液体の滞留などが生じなくなって、金
型に対する潤滑や冷却が継続して良好に行われるように
なると共に、潤滑/冷却用液体の滞留にもとづくノック
アウトピンによるポンプ作用で鍛造素材が飛び出したり
位置ずれを生じたりするなどの不具合が発生しない鍛造
機における金型潤滑/冷却用液体の排出方法および排出
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる鍛造機に
おける金型潤滑/冷却用液体の排出方法は、金型を移動
させて鍛造素材に対する鍛造加工を行うと共に金型に潤
滑/冷却用液体を供給する鍛造機において、前記潤滑/
冷却用液体を排出する流体排出流路を設けて、前記流体
排出流路に流体を噴出し、前記流体の噴出による吸引作
用で前記噴出流体と共に前記潤滑/冷却用液体を強制排
出する構成としたことを特徴としている。
【0007】また、本発明に係わる鍛造機における金型
潤滑/冷却用液体の排出装置は、金型を移動させて鍛造
素材に対する鍛造加工を行うと共に金型に潤滑/冷却用
液体を供給する鍛造機において、前記金型ないしは金型
ホルダに設けた前記潤滑/冷却用液体排出用の流体排出
流路に接続される前記潤滑/冷却用液体排出用の流体排
出流路をそなえると共に、前記流体排出流路に流体を噴
出させて前記流体の噴出による吸引作用で前記潤滑/冷
却用液体を強制排出する流体噴出手段をそなえた構成と
し、実施態様においては前記流体噴出手段をオリフィ
ス,ノズル,ニードル弁より選択されることとした構成
としたことを特徴としている。
【0008】
【発明の作用】本発明に係わる鍛造機における金型潤滑
/冷却用液体の排出方法および排出装置では、潤滑/冷
却用液体を排出する流体排出流路に流体を噴出させ、こ
の流体の噴出による流体排出流路内での減圧の形成にも
とづく吸引作用によって、金型に供給した潤滑/冷却用
液体が強制的に排出されることとなるので、金型の部分
で潤滑/冷却用液体が滞留するようなことがなくなり、
金型に対する潤滑や冷却が継続して良好に行われるよう
になると共に、鍛造素材(ないしは鍛造品)をノックア
ウトピンにより押し出す際にノックアウトピン周辺にお
けるクリアランスが確保されたものとなって、ノックア
ウトピンが移動したときでもポンプ作用が発生しないこ
とから、鍛造素材の飛び出しが生じないと共に次工程へ
の送りが良好になされるものとなり、次工程において鍛
造素材に変形などといった不具合が生じないものとな
る。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。
【0010】図1は、本発明の一実施例による横型鍛造
機の全体構造を示すものであって、この横型鍛造機1は
インラインにて線状鍛造素材2を切断する構造をなすも
のである。
【0011】この線状鍛造素材2は図示しないピンチロ
ーラによって矯正されつつ同じく図示しない加熱装置に
よって予備加熱された状態で横型鍛造機1の本体部分に
送り込まれる。
【0012】送り込まれた線状鍛造素材2は、カッター
3により所定寸法のスラグ4に切断され、プッシャー5
により押し出されて図1に示すごとくトランスファー6
に保持される。
【0013】そして、このスラグ4は、第1金型11,
第2金型12,第3金型13,第4金型14で順次鍛造
加工されると共に、鍛造加工後には各々第1ノックアウ
トピン21,第2ノックアウトピン22,第3ノックア
ウトピン23,第4ノックアウトピン24にて押し出さ
れてそれぞれ次の第2金型12,第3金型13,第4金
型14,図示しない鍛造品受けへと順次送り込まれ、カ
ッター3によって切断されたスラグ4が順次トランスフ
ァによって搬送されることにより鍛造加工されて多量の
鍛造品が連続的に製作されるものとなっている。
【0014】このような横型鍛造機1には、スラグ4の
切断端面に被膜潤滑処理を施すことができるように、静
電スプレー装置15をそなえている。また、各金型1
1,12,13,14に対して潤滑/冷却用液体(油,
水などの潤滑および/または冷却に寄与する液体)を供
給するための図示しない潤滑/冷却用液体供給装置をそ
なえている。
【0015】さらに、この実施例に示す横型鍛造機1
は、図2に示すように、金型14(13,12,11)
およびノックアウトピン24(23,22,21)が金
型ホルダ31,32によって保持されていると共に、ニ
ブ33をそなえ、前記金型ホルダ31,32の外側に、
金型潤滑/冷却用液体の排出装置41をそなえている。
【0016】この排出装置41は、金型ホルダ31,3
2に形成した潤滑/冷却用液体排出用の流体排出流路3
4に接続される前記潤滑/冷却用液体排出用の流体排出
流路42をそなえると共に、前記流体排出流路42に流
体を噴出させて前記流体の噴出による減圧状態の形成に
もとづく吸引作用で前記潤滑/冷却用液体を強制的に排
出する流体噴出手段としてのオリフィス43と、前記オ
リフィス43に向けて流体を送り込む流体送給流路44
と、前記噴出流体と共に前記潤滑/冷却用液体を放出す
る流体放出流路45をそなえた構成となっている。
【0017】この場合、オリフィス43の径としては、
例えば、0.6〜3.0mm程度のものが用いられ、ま
た、噴出用の流体としては、例えば、4〜7kgf/c
程度の圧力を有する空気が用いられる。
【0018】さらに、流体噴出手段としては、上記オリ
フィス43のほかに、ノズルやニードル弁なども使用で
きる。
【0019】さらにまた、噴出流体と共に流体放出流路
45に放出された潤滑/冷却用液体は、循環されて再使
用するようになすこともできる。
【0020】したがって、金型14(13,12,1
1)およびノックアウトピン24(23,22,21)
の部分に供給された潤滑/冷却用液体は、流体送給流路
44を通して送給された流体がオリフィス43を通過す
ることで噴出し、この噴出する流体により発生する減圧
にもとづく吸引作用によって、流体排出流路42および
流体放出流路45を通して強制的に排出されることとな
る。
【0021】それゆえ、潤滑/冷却用液体が金型14
(13,12,11)やノックアウトピン24(23,
22,21)の部分で滞留することがなくなり、ノック
アウトピン24(23,22,21)の外周部分にはク
リアランスが確保された状態となるので、ノックアウト
ピン24(23,22,21)が押し出し移動したとき
にポンプ作用が伴わないこととなって高圧を発生するこ
とがなくなり、高圧の発生による鍛造素材の飛び出しが
なくなると共に、鍛造素材の送り不良による前記鍛造素
材の変形や欠肉などの不具合の発生もなくなる。
【0022】このようにして、潤滑/冷却用液体の排出
が良好に行われることから、この潤滑/冷却用液体の供
給量を増加することが可能となり、金型寿命の延長を実
現することが可能になる。
【0023】実施の一例によれば、軸受鋼(SUJ
2)を素材とするベアリングレースを横型鍛造機1によ
って冷間および熱間で製造した場合において、表1に示
すように従来の場合に比べてさらに増大した金型寿命を
得ることが可能であった。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明に係わる鍛造機における金型潤滑
/冷却用液体の排出方法および排出装置によれば、潤滑
/冷却用液体を排出する流体排出流路に流体を噴出さ
せ、この流体の噴出による流体排出流路内での減圧の形
成にもとづく吸引作用によって、金型に供給した潤滑/
冷却用液体が強制的に排出されることとなるので、金型
の部分で潤滑/冷却用液体が滞留するようなことがなく
なり、金型に対する潤滑や冷却が継続して良好に行われ
るようになると共に、鍛造素材(ないしは鍛造品)をノ
ックアウトピンにより押し出す際にノックアウトピン周
辺におけるクリアランスが確保されたものとなって、ノ
ックアウトピンが移動したときでもポンプ作用が発生し
ないことから、鍛造素材の飛び出しが生じないと共に次
工程への送りが良好になされるものとなり、次工程にお
いて鍛造素材に変形などといった不具合が生じるのを防
止することが可能になるという著大なる効果がもたらさ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す横型鍛造機の水平断面
説明図である。
【図2】図1のうちノックアウトピンの部分を拡大して
示す縦断面説明図である。
【符号の説明】
1 鍛造機 2 鍛造素材 11,12,13,14 金型 21,22,23,24 ノックアウトピン 31,32 金型ホルダ 34 金型および金型ホルダに設けた潤滑/冷却用液体
排出用の流体排出流路 41 金型潤滑/冷却用液体の排出装置 42 排出装置に設けた潤滑/冷却用液体排出用の流体
排出流路 43 オリフィス(流体噴出手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型を移動させて鍛造素材に対する鍛造
    加工を行うと共に金型に潤滑/冷却用液体を供給する鍛
    造機において、前記潤滑/冷却用液体を排出する流体排
    出流路を設けて、前記流体排出流路に流体を噴出し、前
    記流体の噴出による吸引作用で前記噴出流体と共に前記
    潤滑/冷却用液体を強制排出することを特徴とする鍛造
    機における金型潤滑/冷却用液体の排出方法。
  2. 【請求項2】 金型を移動させて鍛造素材に対する鍛造
    加工を行うと共に金型に潤滑/冷却用液体を供給する鍛
    造機において、前記金型ないしは金型ホルダに設けた前
    記潤滑/冷却用液体排出用の流体排出流路に接続される
    前記潤滑/冷却用液体排出用の流体排出流路をそなえる
    と共に、前記流体排出流路に流体を噴出させて前記流体
    の噴出による吸引作用で前記潤滑/冷却用液体を強制排
    出する流体噴出手段をそなえたことを特徴とする鍛造機
    における金型潤滑/冷却用液体の排出装置。
  3. 【請求項3】 流体噴出手段は、オリフィス,ノズル,
    ニードル弁より選択される請求項2に記載の鍛造機にお
    ける金型潤滑/冷却用液体の排出装置。
JP2385092A 1992-02-10 1992-02-10 鍛造機における金型潤滑/冷却用液体の排出方法および排出装置 Pending JPH05212484A (ja)

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