JPH05212243A - アンモニア注入装置 - Google Patents

アンモニア注入装置

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JPH05212243A
JPH05212243A JP4021016A JP2101692A JPH05212243A JP H05212243 A JPH05212243 A JP H05212243A JP 4021016 A JP4021016 A JP 4021016A JP 2101692 A JP2101692 A JP 2101692A JP H05212243 A JPH05212243 A JP H05212243A
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ammonia
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ammonia injection
injection
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Ko Watanabe
洸 渡辺
Masato Mukai
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Mitsubishi Power Ltd
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】 [目的] ダクトケーシング内のサポート部材を無くす
か、または、その本数を減少させて、アンモニア注入ノ
ズルの支持機構の強度を向上させ、なおかつ均一なアン
モニアガスの供給が可能なアンモニア注入装置を提供す
ること。 [構成] 排ガスの脱硝装置の触媒層の上流側ダクトに
アンモニア注入用ヘッダー1と、このアンモニア注入用
ヘッダー1に連結してアンモニア注入母管4を設け、こ
のアンモニア注入母管4にアンモニア注入ノズル3を配
設してダクト7内に水平方向または垂直方向にアンモニ
ア注入ノズル群を形成したアンモニア注入装置におい
て、前記アンモニア注入用ヘッダー1に一端が閉塞され
たアンモニア注入母管4を櫛歯状に配置し、アンモニア
注入母管4のアンモニア注入用ヘッダー1に連結してい
ない側を他のアンモニア注入用ヘッダー1に支持固定さ
せるようにしたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排ガスの脱硝装置のダク
ト内に設置されるアンモニア注入ノズルの支持機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ボイラからの排ガスは、図13に示すよ
うに、次の手順で処理される。ボイラ12から排出され
る排ガスは、ダクトを通り、途中アンモニア注入装置1
3によりアンモニアガスが供給され脱硝反応器14によ
って窒素酸化物が除去され、空気予熱器15によって冷
された後電気集塵機16によって塵が除去され、脱硫装
置17によってイオウ化合物が除去されて煙突18から
放出される。本発明はこのうちアンモニア注入装置13
と脱硝反応器14からなる脱硝装置のアンモニア注入装
置13に係るものである。
【0003】従来のアンモニア注入装置、特にアンモニ
ア注入ノズルの支持機構は、例えば図10乃至図12に
示すようになっている。図10はその概略図であり、図
11は図10の一部詳細図であり、図12はその側断面
図である。図10乃至図12において、アンモニアガス
は矢印で示すようにダクトケーシング7に設けられたア
ンモニア注入用ヘッダー1から注入され、このアンモニ
ア注入用ヘッダー1と連結しているアンモニア注入母管
4を介してこのアンモニア注入母管4に配設されたアン
モニア注入ノズル3からダクト内へ供給される。この場
合、これらアンモニア注入母管4は自重による撓みや振
動を防止するため、ダクトケーシング7内に配置された
多数のサポート部材9によって支持されている。この例
では図10に示すように、ダクトケーシング7にアンモ
ニア注入用ヘッダー1は左右に設けられ、これらアンモ
ニア注入用ヘッダー1と連結しているアンモニア注入母
管4は、図11および図12に示すように、中央部まで
延びておりそこでそれぞれサポート部材9に支持固定さ
れており、また、その中間部をUボルト等でサポート部
材9に固定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
乃至図12に示すような従来のアンモニア注入ノズルの
支持機構では、ダクトケーシング7内に配置された多数
のサポート部材9によって、ダクトケーシング7内の排
ガスの流れを乱したりするため、また、このサポート部
材9を設置するためにアンモニア注入ノズル3の取付け
間隔を広げたりする必要があるため、均一なアンモニア
注入ができないという問題点があった。
【0005】従って、本発明の目的は、これら欠点を解
消するためサポート部材9を無くすか、または、その本
数を減少させて、アンモニア注入ノズルの支持機構の強
度を向上させ、なおかつ均一なアンモニアガスの供給が
可能なアンモニア注入装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の本発明の目的は、
アンモニア注入装置を以下の構成とすることによって達
成される。即ち、排ガスの脱硝装置の触媒層の上流側ダ
クトにアンモニア注入用ヘッダーと、このアンモニア注
入用ヘッダーに連結してアンモニア注入母管を設け、こ
のアンモニア注入母管にアンモニア注入ノズルを配設し
てダクト内に水平方向または垂直方向にアンモニア注入
ノズル群を形成したアンモニア注入装置において、前記
アンモニア注入用ヘッダーに一端が閉塞されたアンモニ
ア注入母管を櫛歯状に配置し、アンモニア注入母管のア
ンモニア注入用ヘッダーに連結していない側を他のアン
モニア注入用ヘッダーに支持固定させるようにしたこと
を特徴とする。
【0007】このアンモニア注入装置において、アンモ
ニア注入母管の複数本を一グループとして、これらとア
ンモニア注入用ヘッダーとの支持固定を井桁状に構成し
たことを特徴とする。また、このアンモニア注入装置に
おいて、ダクトケーシングの垂直方向に複数本アンモニ
ア注入用ヘッダーを設け、アンモニア注入母管のアンモ
ニア注入用ヘッダーに連結していない側をその下のアン
モニア注入用ヘッダーに支持固定させるようにしたこと
を特徴とする。
【0008】
【作用】ダクトケーシングにアンモニア注入用ヘッダー
を設け、このアンモニア注入用ヘッダーに一端が閉塞さ
れたアンモニア注入母管を櫛歯状に連結し、このアンモ
ニア注入母管のアンモニア注入用ヘッダーに連結してい
ない側を他のアンモニア注入用ヘッダーに支持固定させ
るようにして、アンモニア注入母管にアンモニア注入ノ
ズル群を形成したので、従来のアンモニア注入ノズルの
支持機構におけるサポート部材9を無くすか、または、
その本数を減少させることができる。その結果、均一な
アンモニア注入ができるようになる。
【0009】このようなアンモニア注入装置において、
アンモニア注入母管の複数本を一グループとして、これ
らとアンモニア注入用ヘッダーとの支持固定を井桁状に
構成したので、均一なアンモニア注入ができるとともに
アンモニア注入ノズルの支持機構の強度の向上にもな
る。
【0010】また、このようなアンモニア注入装置にお
いて、ダクトケーシングの垂直方向に複数本アンモニア
注入用ヘッダーを設け、アンモニア注入母管のアンモニ
ア注入用ヘッダーに連結していない側をその下のアンモ
ニア注入用ヘッダーに支持固定させるようにしたので、
同様に均一なアンモニア注入ができるとともにアンモニ
ア注入ノズルの支持機構の強度の向上にもなる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。図1は本発明の一実施例の概略図であり、
図2は図1の一部詳細図であり、図3はその側断面図で
ある。図1乃至図3において、ダクトケーシング7にア
ンモニア注入用ヘッダー1とこれと同様のアンモニア注
入用ヘッダー2を設け、アンモニアガスは矢印Aで示す
ようにこれらアンモニア注入用ヘッダー1および2から
注入される。これらアンモニア注入用ヘッダー1および
2には一端が閉塞されており、複数のアンモニア注入ノ
ズル3が配設されているアンモニア注入母管4が連結し
ている。図2に示すように、左から4本目まではアンモ
ニア注入母管4はアンモニア注入用ヘッダー1に連結し
ており、アンモニアガスは矢印Bで示すように移動す
る。一方アンモニア注入母管4のアンモニア注入用ヘッ
ダー1に連結していない側の一端は閉塞されており、そ
の端部はアンモニア注入用ヘッダー2に支持固定されて
いる。そして、次の4本はアンモニア注入用ヘッダー2
に連結しており、アンモニア注入用ヘッダー2に連結し
ていない側の一端は閉塞されており、その端部はアンモ
ニア注入用ヘッダー1に支持固定されている。また、同
様に、右から4本目まではアンモニア注入母管4はアン
モニア注入用ヘッダー2に連結しており、アンモニアガ
スは矢印Cで示すように移動する。一方アンモニア注入
母管4のアンモニア注入用ヘッダー2に連結していない
側の一端は閉塞されており、その端部はアンモニア注入
用ヘッダー1に支持固定されている。そして、次の4本
はアンモニア注入用ヘッダー1に連結しており、アンモ
ニア注入用ヘッダー1に連結していない側の一端は閉塞
されており、その端部はアンモニア注入用ヘッダー2に
支持固定されている。支持固定の方法はUボルトを用い
てもよいし、溶接によってもよい。このように4本のア
ンモニア注入母管4を一グループとして、アンモニア注
入用ヘッダー1および2とアンモニア注入母管4とを、
所謂、井桁状に構成して支持固定したのでアンモニア注
入ノズル3の支持機構の強度が向上する。
【0012】これらアンモニア注入用ヘッダー1および
2はその両端をダクトケーシング7に固定するが、その
固定点5および6の間におけるアンモニア注入用ヘッダ
ー1および2は、ダクトケーシング7と温度差があるた
め、熱膨張に差を生じる。この熱膨張を吸収するため図
2に示す例では、アンモニア注入用ヘッダー1および2
の中央部8を2重管としてそれぞれの熱膨張をスライド
的に吸収するようにしている。この例では、アンモニア
注入用ヘッダー1の中央部8のやや左側を2重管として
おり、アンモニア注入用ヘッダー2の中央部8のやや右
側を2重管としている。
【0013】図4は本発明の別の一実施例の概略図であ
り、図5は図4の一部詳細図であり、図6はその側断面
図である。アンモニア注入用ヘッダー1および2をダク
トケーシング7に固定し、このアンモニア注入用ヘッダ
ー1および2にアンモニア注入母管4を連結して、これ
らを井桁状に構成して支持固定する点は図1乃至図3に
示している実施例と同様である。この実施例では上記温
度差があるための熱膨張を吸収するための方法として、
アンモニア注入用ヘッダー1および2の中央部8を分割
し、それぞれの分割部をサポート部材9にUボルト等で
支持してスライド的に吸収するようにしたものである。
【0014】図1乃至図6に示す実施例では、アンモニ
ア注入用ヘッダー1および2にアンモニア注入母管4を
連結して、これらを井桁状に構成して支持固定する場合
にアンモニア注入母管4の4本を一グループとしている
が、これに限定されるものではなくその本数は適宜決め
得る。また、極端な場合、一本ごとに交互に井桁状に構
成して支持固定してもよい。
【0015】図1乃至図6に示す実施例では、図2と図
3および図5と図6で示すような一部詳細図にて説明し
たアンモニア注入ノズル3の支持機構を、図1および図
4では部分的にしか示していないが、ダクトケーシング
7内全面に設けてアンモニア注入装置を構成している。
【0016】次に、図7乃至図9に本発明のさらに他の
一実施例を示す。図7はその概略図であり、図8は図7
の一部詳細図であり、図9はその側断面図である。図7
乃至図9においては、アンモニア注入用ヘッダー10が
ダクトケーシング7の垂直方向に固定点5および6にて
順次固定して設けられており、このアンモニア注入用ヘ
ッダー10には複数のアンモニア注入ノズル3が配設さ
れたアンモニア注入母管4が連結されている。そして、
アンモニア注入母管4が連結されている側と反対側の一
端は閉塞されており、アンモニア注入母管4が連結され
ているアンモニア注入用ヘッダー10のすぐ下のアンモ
ニア注入用ヘッダー10に支持固定されている。このよ
うな支持機構が順次繰返し行われてダクトケーシング7
内の全面をおおうようにしている。この場合、最後のア
ンモニア注入母管4の下端にはアンモニア注入用ヘッダ
ー10の代わりにサポート用のパイプを設けて、この下
端部を支持固定するようにしている。また、この実施例
では、図4乃至図6の場合と同様、ダクトケーシング7
の内外の温度差による熱膨張を吸収するために、アンモ
ニア注入用ヘッダー10の中央部8を分割し、この分割
部をサポート部材9に支持させるようにしている。この
場合はアンモニア注入用ヘッダー10の強度を向上させ
るために内部にもう一本管を設け2重管としいてる。そ
して、内部管にはアンモニア注入用ヘッダー10(外部
管)の間にスペーサ11が設けられている。このように
アンモニア注入用ヘッダー10を2重管とすることによ
って、より強固なアンモニア注入ノズル3の支持機構が
可能となる。なお、この場合アンモニアガスの均等配分
を考慮して内部管と外部管のいずれにもアンモニアガス
を注入するようにしている。即ち、図8に示すように、
内部管には矢印Aから、そして、外部管10には矢印D
の方向から注入する。
【0017】この実施例ではアンモニア注入用ヘッダー
10を垂直方向に順次固定して設けたが、これに限定さ
れるものではなく場合によっては水平方向に取り付けた
構成としても可能である。
【0018】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、アンモ
ニア注入ノズル3の支持機構即ちアンモニア注入用ヘッ
ダー1とアンモニア注入母管4との関係を、アンモニア
注入用ヘッダー1に一端が閉塞されたアンモニア注入母
管4を櫛歯状に連結し、アンモニア注入母管4のアンモ
ニア注入用ヘッダー1に連結していない側を他のアンモ
ニア注入用ヘッダー1に支持固定させるようにしたの
で、その強度を向上させることができ、また、サポート
部材9を無くすかまたは本数を減らすことができるの
で、排ガスの流れの乱れを無くすことができ、均一なア
ンモニアガスの供給が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略説明図である。
【図2】図1の一部詳細図である。
【図3】図2の側断面図である。
【図4】本発明の別の一実施例の概略説明図である。
【図5】図4の一部詳細図である。
【図6】図5の側断面図である。
【図7】本発明のさらに他の一実施例の概略説明図であ
る。
【図8】図7の一部詳細図である。
【図9】図8の側断面図である。
【図10】従来のアンモニア注入装置の概略説明図であ
る。
【図11】図10の一部詳細図である。
【図12】図11の側断面図である。
【図13】脱硝装置付きボイラの排ガス処理の基本系統
図である。
【符号の説明】
1 アンモニア注入用ヘッダー 2 アンモニア注入用ヘッダー 3 アンモニア注入ノズル 4 アンモニア注入母管 5 固定点 6 固定点 7 ダクトケーシング 8 アンモニア注入用ヘッダー中央部 9 サポート部材 10 アンモニア注入用ヘッダー 11 スペーサ 12 ボイラ 13 アンモニア注入装置 14 脱硝反応器 15 空気予熱器 16 電気集塵機 17 脱硫装置 18 煙突

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排ガスの脱硝装置の触媒層の上流側ダク
    トにアンモニア注入用ヘッダーと、該アンモニア注入用
    ヘッダーに連結してアンモニア注入母管を設け、該アン
    モニア注入母管にアンモニア注入ノズルを配設してダク
    ト内に水平方向または垂直方向にアンモニア注入ノズル
    群を形成したアンモニア注入装置において、前記アンモ
    ニア注入用ヘッダーに一端が閉塞されたアンモニア注入
    母管を櫛歯状に配置し、アンモニア注入母管のアンモニ
    ア注入用ヘッダーに連結していない側を他のアンモニア
    注入用ヘッダーに支持固定させるようにしたことを特徴
    とするアンモニア注入装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、アンモニア注入母管
    の複数本を一グループとして、これらとアンモニア注入
    用ヘッダーとの支持固定を井桁状に構成したことを特徴
    とするアンモニア注入装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、ダクトケーシングの
    垂直方向に複数本アンモニア注入用ヘッダーを設け、ア
    ンモニア注入母管のアンモニア注入用ヘッダーに連結し
    ていない側をその次のアンモニア注入用ヘッダーに支持
    固定させるようにしたことを特徴とするアンモニア注入
    装置。
JP02101692A 1992-02-06 1992-02-06 アンモニア注入装置 Expired - Lifetime JP3292887B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11347367A (ja) * 1998-06-09 1999-12-21 Babcock Hitachi Kk 排ガス脱硝装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11347367A (ja) * 1998-06-09 1999-12-21 Babcock Hitachi Kk 排ガス脱硝装置

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