JPH05209817A - 製麺機の麺生地硬さ測定装置 - Google Patents

製麺機の麺生地硬さ測定装置

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JPH05209817A
JPH05209817A JP85592A JP85592A JPH05209817A JP H05209817 A JPH05209817 A JP H05209817A JP 85592 A JP85592 A JP 85592A JP 85592 A JP85592 A JP 85592A JP H05209817 A JPH05209817 A JP H05209817A
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noodle
dough
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roller
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Kaoru Fujii
薫 藤井
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Daiwa Manufacturing Co Ltd
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DAIWA SEISAKUSHO KK
Daiwa Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手打麺のごとく弾力に富み且つ腰のある麺を
製造するために、圧延する麺生地の硬さを測定できる製
麺機の麺生地硬さ測定装置を提供すること。 【構成】 麺生地圧延機構200に向かって麺生地1を
搬送するベルトコンベア110と、ベルトコンベア11
0上の麺生地1に当接させるロッド122と、ロッド1
22を駆動する駆動手段120と、駆動手段120によ
りロッド122を麺生地1に対して押圧するときの押圧
力を測定するエンコーダ130とを備えた製麺機の麺生
地硬さ測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機械的手段によって麺生
地を圧延する製麺機の麺生地硬さ測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、麺生地の圧延を行うには、平らな
台の上に打粉を散布して麺生地の塊を載せ、麺生地の塊
の上から麺棒を押し当てて麺棒を転がす作業を何度も行
う手打の製麺方法がしられている。
【0003】このような手打の製麺方法によると、麺生
地中のグルテンが網目状に均一に広がるため、弾力と粘
りに富む麺を得ることが出来るが、大量な製麺作業を行
うことが難しい。
【0004】そこで、製麺を機械的に行う装置として
は、一対の大径ローラを備え、この一対のローラ間に麺
生地を供給し、一対の大径ローラ間に麺生地を通過させ
て圧延するものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一組の大径ロ
ーラにより麺生地を大きな力で延伸させると、麺生地は
締るけれども、出来上がった麺は、ゆでると固くなると
共に、手打麺棒にて圧延された麺生地のような弾力に富
むもちもち感や独特の腰がなくなるため、風味に欠け
る。加えて、麺生地を圧延するとき、麺生地の硬さに対
して加える力の調整が難しいという問題があった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような従来の製麺装置の
課題に着目してなされたものであり、手打麺棒によって
圧延された麺生地のごとく弾力に富み且つ腰のある麺を
製造するために、麺生地の硬さを測定できる製麺機の麺
生地硬さ測定装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明にかかる製麺機の麺生地硬さ測定装置は、麺
生地を平に延伸させる圧延手段に麺生地を供給する前
に、その麺生地の硬さを測定する製麺機の麺生地硬さ測
定装置であって、前記圧延手段に向かって前記麺生地を
搬送するベルトコンベアと、このベルトコンベア上の麺
生地に下端部を当接しうるように、ベルトコンベアの麺
生地載置面に対して直交方向に向けられたロッドと、こ
のロッドを前記麺生地に対して進退させる駆動手段と、
この駆動手段により前記ロッドを前記麺生地に対して押
圧するときに、駆動手段の押圧力を測定する押圧力測定
手段とを、備えていることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明にかかる製麺機の麺生地硬さ測定装置に
よれば、ベルトコンベアに搭載された麺生地にロッドの
下端部を当接させ、駆動手段により麺生地側にロッドを
押圧すれば、駆動手段の押圧力が押圧力測定手段により
測定されるから、この押圧力に基づいて麺生地の硬さを
測定出来る。従って、この測定した麺生地の硬さに基づ
いて圧延を行うことにより、一度に過大な圧延力を麺生
地に加えて麺生地を潰したり、圧延力が不足して充分に
圧延出来ないということを防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかる製麺機の麺生
地硬さ測定装置を図面に基づいて説明する。
【0010】図2はこの実施例の製麺機を示したもので
あり、この製麺機のフレーム10は、上段、中段、下段
からなる三段構成とされている。
【0011】11は麺生地1を表裏反転させる反転板、
20は伸ばしロール、30、40はベルトコンベアであ
る。上段と中段は第1の反転板11を介して連続工程を
構成し、中段と下段は第2の反転板11を介して連続工
程を構成している。
【0012】上段には、生地硬さ測定装置100、麺生
地圧延機構200、方向転換機構300、散粉装置40
0が設けられ、中段には第2の圧延機構200に第2の
散粉装置400とが配設され、下段には第3の散粉装置
400とカッタ500が備えられている。
【0013】麺生地1が圧延加工される工程を概略説明
すると、先ず、塊状の麺生地1の硬度が生地硬さ測定装
置100において測定され、次に上段に位置する第1の
圧延手段としての麺生地圧延機構200において一方向
に圧延される。一方向に圧延後、方向転換機構300に
て90度方向転換され、散粉装置400にて上面に粉が
散布される。粉散布済みの麺生地1は散粉装置400の
下を通過後、第1の反転板11により反転してベルトコ
ンベア32上に落下し、第2の圧延手段としての第2の
圧延機構200に搬送される。第2の圧延機構200で
は第1の圧延機構200の圧延方向に対して直交方向に
圧延される。第2の圧延機構200で圧延された麺生地
1は第2の散粉装置400から粉を散布され、第2の反
転板11により反転して第3の散粉装置400にて粉を
散布された後にベルトコンベア40によりカッタ500
に搬送される。カッタ500に送られた麺生地1は細い
麺に切断されて排出案内板12から図示しないトレイ上
に落下する。
【0014】以下、各々の装置について説明する。
【0015】生地硬さ測定装置100は、図1、図2に
示すように、フレーム10の上段部側方に取り付けら
れ、麺生地1をベルト111で搬送するベルトコンベア
110と、押圧手段120と、エンコーダ130とから
構成されている。
【0016】ベルトコンベア110のローラ113には
ベルト111が掛けられており、ベルト111の裏面に
はベルト111の撓み及び押圧手段120の押圧を受け
る支持プレート112が設けられている。
【0017】押圧手段120は、麺生地1の圧延に必要
且つ充分な力を設定するために、ベルトコンベア111
に搭載された麺生地1を押圧して麺生地1の硬さを測定
するものであり、駆動手段としてのエアシリンダ121
から伸縮自在に突出するロッド122と、ロッド122
の下端部に形成された押えパッド123によって構成さ
れている。パッド123はロッド122に一体に形成さ
れており、ロッド122はベルトコンベア111の麺生
地搭載部位に対して直角に伸びている。駆動手段として
のエアシリンダ121は、ロッド122がベルトコンベ
ア110のベルト111の面と垂直に延びるように固定
されている。ロッド122にはラックギア124が形成
され、ロッド122の昇降動作に伴ってラックギア12
4がベルトコンベア111に対して進退するようになっ
ている。
【0018】押圧力測定手段としてのエンコーダ130
はエンコーダ本体131からカップリング132を介し
て接続されたシャフト133を備えている。シャフト1
33にはピニオンギア134が固定されている。ピニオ
ンギア134はロッド122のラックギア124と噛合
している。エンコーダ本体131内には公知のカウント
機構が設けられている。
【0019】フレーム10の上段には、生地硬さ装置1
00、伸ばしロール20、圧延機構200、麺生地方向
転換機構300、散粉装置400の順序で配列されてい
る。伸ばしロール20には、麺生地1を均一厚さに伸ば
すローラ21、22が対向間隔調整可能に対向して設け
られている。
【0020】圧延機構200は、図2乃至図4に示すよ
うに、縦列方向に配設されて一本の搬送ラインを構成す
る一組のベルトコンベア210、220を備えている。
ベルトコンベア210、220を構成する無端ベルト2
11、221は、ローラ212、213及びローラ22
2、223に掛け渡されている。ローラ212、213
及びローラ222、223は、モータ214、224に
接続されたチェーン215、225によって回転する。
モータ212、213の回転方向変換によって無端ベル
ト211、221が正逆方向変換可能に駆動される。ベ
ルトコンベア210とベルトコンベア220との接続境
界部には麺生地1を受け渡す渡しプレート226が設け
られている。
【0021】一組のベルトコンベア210、220の上
方には、ローラ組立構造体230が配設されている。ロ
ーラ組立構造体230は付勢手段としてのエアシリンダ
240を介してフレーム10に吊り下げられている。ロ
ーラ組立構造体230は、一組の圧延ローラ循環機構2
50を備えている。一組の圧延ローラ循環機構250、
250の接続境界部は、渡しプレート226の上方に位
置している。図3、図4は一組の圧延ローラ循環機構2
50、250の構成を示している。
【0022】圧延ローラ循環機構250は、ベルトコン
ベア210、220の延在方向に延びる一組の無端チェ
ーン252、252を備えている。一組の無端チェーン
252、252の前後には一対のスプロケット254、
254がそれぞれ配設され、合計4個のスプロケット2
54により一対の無端チェーン252、252は引っ張
られている。一組の無端チェーン252、252の駒2
53、253の間には、圧延ローラ251の両端部が回
動自在に支持されている。
【0023】一対のスプロケット254、254は、ベ
ルトコンベア210、220のローラ212、213、
222、223と平行に延びる回転軸255の両端部に
固定されている。回転軸255は、一つの圧延ローラ循
環機構250において一組備えられている。回転軸25
5、255のスプロケット254、254にはチェーン
252、252が噛み合っている。多数の圧延ローラ2
51は、水平方向であってベルトコンベア210、22
0に対して直交する方向に延びている。
【0024】渡しプレート226の前後近傍に位置する
スプロケット254、254には、ギア256が固定さ
れている。これらの2個のスプロケット254のうちの
一方のスプロケット254はチェーン257を介してモ
ータ258に接続されている。
【0025】麺生地方向転換機構300は、図5乃至図
6に示すように、モータ301aを内蔵するモータボッ
クス301を備えている。モータボックス301はフレ
ーム10に取り付けられている。モータボックス301
の側壁にはモータ301aの出力軸301bが突出して
おり、この出力軸301bの先端部にウォームギア30
1cが固定されている。モータボックス301の上下壁
には鉛直に延びる回転自在な軸302が軸受302b、
302bによって保持されている。軸302の中間部に
はウォームギア301cに噛み合うギア302aが固定
されている。軸302の下端には回転台303が水平に
取り付けられている。
【0026】本発明の回転手段は、軸受302bを備え
たモータボックス301と、モータ301aと、ウォー
ムギア301cと、ギア302aと、軸302と、回転
第303とによって構成されている。
【0027】回転台303の四隅には昇降手段としての
エアシリンダ304が設けられている。エアシリンダ3
04のピストンロッド305は、回転台303の下方に
摺動自在に突出している。ピストンロッド305は図示
しないエアコンプレッサにより伸縮するが、例えば、無
端ベルト201に載せられた麺生地1が回転台303の
下に位置したことを検知する図示しない検知機からの検
出信号によって伸びるように制御される。もっともエア
シリンダ304はモータ224の回転数による無端ベル
ト221の搬送距離に基づいて伸びるようにしてもよ
い。
【0028】ピストンロッド305の下端部には、押圧
板としての押えプレート306が上下動自在に取り付け
られている。押えプレート306の下面には、麺生地1
との間の摩擦を大きくするため、半球状の突起307が
多数散設されている。半球状の突起307は麺生地1に
押えプレート306が当接したときに麺生地1の内部に
充分進入し、押えプレート306を回動させたときに麺
生地1をスライドさせることができる程度に突出してい
る。
【0029】散粉装置400のケース401は、うどん
に散布する打粉、例えばコーンスターチ等を収納するも
ので、フレーム10に取り付けられている。ケース40
1の側壁にはギアードモータ402が設けられている。
ケース401の底にはベルトコンベア220等のベルト
221の幅に近い開口403が細長く形成されている。
開口403にはステンレス網が嵌込まれ、ステンレス網
の上方にはワイヤブラシ404が回転自在にケース40
1の側壁に取り付けられている。このワイヤブラシ40
4はギアードモータ402との間に掛け渡されたチェー
ン405でステンレス網上を掃くように回転駆動され
る。
【0030】上段の最後の工程位置には、一対の伸ばし
ロール20が麺生地1を伸ばして中段に反転移動させる
ために設けられている。この伸ばしロール20のロール
間隙は、前工程のものより狭くなっている。伸ばしロー
ル20の出口には麺生地1を裏返しにして中段に送る反
転板11が設けられている。
【0031】フレーム10の中段には、ベルトコンベア
30、圧延機構200、散粉装置400及び伸ばしロー
ル20がこの順序で配列されている。ベルトコンベア3
0はギアードモータ31を内装し、このギアードモータ
31を避けると共に緊張駆動し易いように無端ベルト3
2が掛け渡されている。中段の圧延機構200、散粉装
置400及び伸ばしロール20の構成は上段のものと同
じであるのでその説明を援用する。中段の最後には反転
板11が設けられており、圧延した麺生地1を裏返して
下段に送る。
【0032】フレーム10の下段にはベルトコンベア3
0、ベルトコンベア30に続く長いベルトコンベア4
0、ベルトコンベア40上に散粉装置400及び最後端
にカッター500が設けられている。ベルトコンベア3
0と散粉装置400は前述のものと同様であるのでその
説明を援用する。ベルトコンベア40は下段の略全長に
渡った長さを有しており、ローラ41、42に無端ベル
ト43が掛け渡されている。44は駆動モータである。
【0033】カッター500は、回転自在のゴムローラ
510と、カッター刃520を有するカッターアーム5
30と、カッターアーム530を上下させるクランクロ
ッド540と、モータ550及び麺生地押えアーム56
0から構成されている。
【0034】ゴムローラ510はベルトコンベア40の
後端から僅かに離され、しかも無端ベルト43の上面高
さより少し下げられてフレーム10に回転自在に設けら
れている。
【0035】カッターアーム530は、フレーム10に
固定された回動中心531に軸支され、カッター刃52
0がゴムローラ510の回転中心を通る軌跡に一致する
ように揺動する。カッター刃520がゴムローラ510
に接すると麺生地1が切断される。
【0036】カッターアーム530にはモータ550に
偏心して取り付けられたクランクロッド540の下端部
が回動自在に連結されている。麺生地押えアーム560
はカッターアーム530と同様に支点561を中心に揺
動自在である。麺生地押えアーム560の先端部には、
2個のローラ562、563が設けられている。ローラ
562は麺生地押えアーム560の自重によってローラ
42に当接付勢されており、ローラ563は麺生地押え
アーム560の自重によってゴムローラ510に当接付
勢されている。ローラ42及びゴムローラ510はフレ
ーム10下段のータ44の駆動力をチェーンを介して受
けることによって回動する。ゴムローラ510の後方に
は排出案内板12が設けられている。
【0037】次に、この実施例にかかる製麺機の麺生地
圧延機構の動作を説明する。
【0038】先ず、ブロック状の麺生地1を麺生地硬さ
測定装置100のベルト111上に置くと、ベルト11
1が駆動されて、この麺生地1はベルトコンベア110
によって押圧手段120の下方に運ばれる。
【0039】麺生地1が押圧手段120の真下に位置し
たことは、光電管などの検出器によって検知され、検出
器からの停止指令によりベルトコンベア110を停止さ
せると共に、エアシリンダ121に所定の押え圧P1を
一定時間かける。これによって、ロッド122の押えパ
ッド123が麺生地1を押え、麺生地1の表面が平滑に
なる。
【0040】次に、エアシリンダ121に先の押え圧P
1よりもさらに大きな所定押え圧P2をかけ、押えパッド
123を麺生地1に押し込む。押えパッド123の押し
込み時のロッド122の下降により、ロッド122のラ
ックギア124がピニオンギア134を回転させる。ピ
ニオンギア134の回転はエンコーダ本体131の軸を
回転させるから、エンコーダ本体131内で押し込み量
に対応した回転数がカウントされる。このカウント出力
値を麺生地1の硬さの指標データとする。この指標デー
タは、圧延機構200の押圧力を設定する場合の情報と
する。
【0041】指標データの採取後は、エアシリンダ12
1に引き込み圧P3をかけて押えパッド123を上昇さ
せ、ベルトコンベア110のベルト111を動かすと共
に、伸ばしローラ20のロール21、22及びモータ2
14、224を回転させる。麺生地硬さ測定装置100
から麺生地1をローラ21、22間に送り込んだら、麺
生地硬さ測定装置100は次の麺生地1を待つ。麺生地
1は、ローラ21、22間を通過することにより、全体
に均一な厚さに伸ばされる。図2において、モータ21
4はチェーン215を右回転させてローラ213を回転
させ、モータ224はチェーン225を右回転させてロ
ーラ222を右回転させる。
【0042】ローラ21、22により均一な厚さに伸ば
された麺生地1は、ローラ213、222の右回転によ
り右回転する無端ベルト211、221上に載せられ
る。無端ベルト211、221は、圧延機構200の中
央部の渡しプレート226上に麺生地1を移動させる。
渡しプレート226の近傍には図示しない検知機を備え
ている。この検知機は麺生地1が渡しプレート226に
到達したことを検知して、モータ214、224の回転
を一時停止させると共に、モータ258を回転させ、さ
らにエアシリンダ240を伸長させる。
【0043】エアシリンダ240の伸長により、圧延ロ
ーラ循環機構250が麺生地1に向って下降する。この
場合、エアシリンダ240の押圧力は、麺生地硬さ測定
装置100で得られた麺生地1の硬さデータに対応して
麺生地1を圧延するように設定する。エアシリンダ24
0の下降により、圧延ローラ循環機構250、250の
接続部近傍のローラ251が麺生地1に当接する。
【0044】エアシリンダ240の下降によりローラ2
51が麺生地1に当接したら、麺生地1を搭載する無端
ベルト211の上面部が渡しプレート226からローラ
21、22方向に向って移動するように無端ベルト21
1を左回転させると共に、麺生地1を搭載した無端ベル
ト221の上面部が渡しプレート226から麺生地方向
転換機構300に移動するように、無端ベルト221を
右回転させる。
【0045】無端ベルト211、221の回転を開始し
たら、図2、図3においてモータ258を左回転させ
る。モータ258が左回転したら、チェーン257を介
して右側のスプロケット254が左回転する。右側のス
プロケット254の左回転により、右側のチェーン25
2は左回転する。右側のチェーン252の左回転により
右側チェーン252、、、に保持された圧延ローラ25
1、、、は麺生地1に当接した状態で転動しながら、渡
しプレート226から麺生地方向転換機構300がわに
向って移動する。
【0046】スプロケット254にはギア256が固定
され、ギア256は図3に示す一対のギア256、25
6のうちの左側のギア256に噛み合っているので、右
側のギア256が左回転することにより、左側のギア2
56が右回転する。左側のギア256には左側のスプロ
ケット254が同軸固定されているので、左側のスプロ
ケット254の右回転により、左側のチェーン254は
右回転する。左側のチェーン254の右回転により、左
側のチェーン254に保持された圧延ローラ25
1、、、は麺生地1に当接した状態でローラ20、21
側に向って移動する。
【0047】即ち、一つのローラ251をとってみる
と、公転しながら自転することになる。スプロケット2
54と同軸のギア256が同方向(左回転)されるの
で、他のローラ組立構造体230のローラ251群は無
端ベルト211に対面する側で左方向に移動する。要す
るに、ローラ251は両圧延ローラ循環機構250、2
50の接する位置から下側に移動し、さらに離れるよう
にわかれてゆく公転と、麺生地1に接して転がるため
に、図の右側で右回転、左側で左回転の自転を行う。ロ
ーラ251は、駒253の突端部に支持されているの
で、スプロケット254と噛み合うチェーン254の軌
跡よりさらに外周側の軌跡を通る。よって、圧延ローラ
循環機構250の両端部では隣合うローラ251の離間
する間隔が開く。両圧延ローラ循環機構250、250
の接するところでは両者の圧延ローラ251の軌跡は交
差しており、両圧延ローラ循環機構250、250の離
間距離が短くなっている。
【0048】また、ローラ251の水平方向、即ち、無
端ベルト211、221の面に沿う方向の移動速度を考
えると、スプロケット254の回転中心の高さから水平
位置まで曲線を描いて下降する間において、圧延ローラ
251の移動速度は増加傾向にある。そして、水平位置
ではチェーン254の移動速度と等速となる。これは圧
延により麺生地1の厚さが徐々に薄くされてゆくとき
に、薄くなった部分での伸長速度(広がり速度)は元の
厚いところでの速度に較べ速くなっているから、圧延さ
れて行く麺生地1は他のロール251間において垂れる
ことなく、両側に伸ばされて行く。これはあたかも麺棒
を用いて伸ばしている状態に相当する。
【0049】尚、麺生地1の圧延において、両方向に麺
生地1を引っ張る力のバランスはとれているから、麺生
地1が一方へ片寄ることはない。しかし、圧延ローラ循
環機構250、250の接続部の下方と渡しプレート2
26との間に空間が出来るため、この空間に麺生地1の
高い部分が残る。そこで、圧延ローラ循環機構250、
250が所定回数回転したら、適宜にベルト211、2
21の回転を止め、モータ214、224の回転を反転
させるなどして再度圧延する。これを所定回数繰り返す
ことにより、一部に高いものが残ることなく麺生地1は
平坦となる。麺生地1の圧延が完了したか否かはシリン
ダ240の押圧力の変動により検知する。麺生地1の圧
延後には無端ベルト221を右回転させ、麺生地1を麺
生地方向転換機構300に送る。
【0050】ベルト221の回転により麺生地方向転換
機構300の下方向に麺生地1を送り、麺生地1が麺生
地方向転換機構300の下に位置したことが図示しない
検知機により検知されたら、ベルト221の回転を停止
させると共に、エアシリンダ304を作動させる。これ
によって、ピストンロッド305が伸び、押えプレート
306が下降して、押えプレート306の下面の突起3
07が麺生地1に押し込まれる。この状態でモータボッ
クス301のモータを駆動させ、軸302を回転させる
と、回転台303と押えプレート306とが麺生地1を
押えながら回転させる。
【0051】回転台303が90度回転したことは、図
示しないリミットスイッチにより検知され、リミットス
イッチの検知信号によりモータが停止する。麺生地1は
前工程とは90度回転した方向となる。回転台303の
回転により麺生地1が90度回転したら、エアシリンダ
304から空気を吸引してピストンロッド305を縮め
させ、押えプレート306を上昇させると共に、モータ
ボックス301のモータを90度回転させて停止させ、
次の麺生地1が搬送されてくるのを待つ。90度回転し
た麺生地1は、無端ベルト221の回転により、散紛装
置400の下へと搬送される。
【0052】散粉装置400は、麺生地方向転換機構3
00における麺生地1の方向転換後の無端ベルト221
の回転に伴って、ギアードモータ402によりチェーン
405を駆動させる。チェーン405の回転により、ワ
イヤブラシ404が回転して、開口403の網目からコ
ーンスターチが麺生地1上に散布される。
【0053】コーンスターチを散布した麺生地1は、上
段の後工程の伸ばしロール20により表面が平坦にさ
れ、反転板11でコーンスターチを散布された面が下側
になるように反転され、ベルトコンベア30上に送られ
る。ベルトコンベア30において反転された麺生地1
は、中段の圧延機構200に搬送され、上段と同様に鍛
えられて伸ばされる。中段に送られた麺生地1は上段に
おいて90度方向転換されているので、この圧延機構2
00での伸ばし方向も上段の圧延方向に対して90度変
わっている。このことは、麺棒をつかって人が麺生地1
の中心から四方に広げていく過程に相当するものであ
り、麺生地1のグルテン組織が均一な状態に展開され
る。
【0054】圧延機構200から送り出された麺生地1
は、中段の散粉装置400においてコーンスターチがま
だ散布されていない面に散布される。その後、麺生地1
は、中段の後工程に設けられた伸ばしロール20により
均一な厚さであると共に平坦な表面にされ、反転板11
によりさらに反転させられて下段のベルトコンベア40
上に移される。
【0055】ベルトコンベア40上に麺生地1が置かれ
ると、モータ44が回転して無端ベルト43が回転す
る。無端ベルト43の回転により、麺生地1が散粉装置
400の下に到ると、麺生地1が図示しない検知機によ
り検知され、下段の散粉装置400が駆動されてコーン
スターチが麺生地1上に散布される。麺生地1上にコー
ンスターチが散布されたら、麺生地1はベルトコンベア
40の後端の麺線カッター500に送られる。
【0056】麺線カッター500では、ベルトコンベア
40のベルト43と同期回転するローラ42により、麺
生地1が無端ベルト43とローラ562との間に送られ
る。押え部564はアーム560の揺動により上下動す
るから、麺生地1が無端ベルト43とローラ562との
間に送られたら、麺生地1の厚さにより押え部564が
上昇する。押え部564が上昇したら、モータ550が
回転してクランクロッド540を上下動させる。クラン
クロッド540の下端部はカッターアーム530を回動
自在に保持しているので、クランクロッド540の上下
動によりカッターアーム530が回転中心531を中心
に回動する。カッターアーム530のカッター刃520
は、ローラ42に当接しているので、カッターアーム5
30の上下動により麺生地1を裁断する。麺生地1の太
さはローラ42の単位時間当りの送り量(長さ)とカッ
ター刃520の単位時間当りの上下動回数(切断回数)
とのよって決定されるから、モータ550の回転数とモ
ータ44の回転数をコントロールすることによって麺生
地1の太さを調整することが出来る。切断された麺線は
排出案内板12を下降して所定の箱に整列されるか、他
の麺線整列装置によって受けとられる。
【0057】
【効果】 本発明にかかる製麺機の麺生地圧延機構は、
以上説明したように、圧延手段に向かって麺生地を搬送
するベルトコンベアと、このベルトコンベア上の麺生地
に下端部を当接しうるように、ベルトコンベアの麺生地
載置面に対して直交方向に向けられたロッドと、このロ
ッドを麺生地に対して進退させる駆動手段と、この駆動
手段によりロッドを麺生地に対して押圧するときに、駆
動手段の押圧力を測定する押圧力測定手段とを備えた構
成とされているので、圧延する前に麺生地の硬さを測定
することが出来るので、一度に過大な圧延力を麺生地に
加えて麺生地を潰したり、圧延力が不足して充分に圧延
出来ないということを防止できると共に、手打風の如く
麺生地の硬さに対応させて麺生地の圧延を行うことがで
きることとなり、弾力に富み且つ腰のある麺を製造する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる製麺機の麺生地硬さ測
定装置の斜視図である。
【図2】本発明の実施例にかかる製麺機の概略構成図で
ある。
【図3】図2に示す製麺機の圧延機構の概略構成図であ
る。
【図4】図2に示す製麺機の圧延機構を概略的斜視図で
ある。
【図5】図2に示す製麺機の麺生地方向転換機構の斜視
図である。
【図6】図2に示す製麺機の麺生地方向転換機構の押え
プレートの側面図である。
【符号の説明】
1 麺生地 10 フレーム 11 反転板 20 ローラ 30 ベルトコンベア 40 ベルトコンベア 43 無端ベルト 100 麺生地硬さ測定装置 110 ベルトコンベア 111 無端ベルト 120 押圧手段 122 ロッド 123 押えパッド 124 ラックギア 130 エンコーダ 134 ピニオンギア 200 麺生地圧延機構 211 無端ベルト 221 無端ベルト 230 ローラ組立構造体 240 シリンダ 250 圧延ローラ循環機構 251 圧延ローラ 252 チェーン 253 駒 254 スプロケット 255 回転軸 256 ギア 300 麺生地方向転換機構 301 モータボックス 302 軸 303 回転台 304 エアシリンダ 305 ピストンロッド 306 押えプレート 400 散粉装置 402 ギアードモータ 404 ブラシ 405 チェーン 500 カッター 510 ローラ 520 カッター刃 530 カッターアーム 540 クランクロッド 550 モータ 560 麺生地押えアーム 562 ローラ 563 ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麺生地を平に延伸させる圧延手段に麺生
    地を供給する前に、その麺生地の硬さを測定する製麺機
    の麺生地硬さ測定装置であって、 前記圧延手段に向かって前記麺生地を搬送するベルトコ
    ンベアと、 このベルトコンベア上の麺生地に下端部を当接しうるよ
    うに、ベルトコンベアの麺生地載置面に対して直交方向
    に向けられたロッドと、 このロッドを前記麺生地に対して進退させる駆動手段
    と、 この駆動手段により前記ロッドを前記麺生地に対して押
    圧するときに、駆動手段の押圧力を測定する押圧力測定
    手段とを、 備えていることを特徴とする製麺機の麺生地硬さ測定装
    置。
JP4000855A 1992-01-07 1992-01-07 製麺機の麺生地硬さ測定装置 Expired - Lifetime JPH0695066B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019097444A (ja) * 2017-11-30 2019-06-24 日清食品ホールディングス株式会社 製麺適正評価方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS589044A (ja) * 1981-06-24 1983-01-19 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム、プラスチツク等の硬度測定方法およびそれに表いる硬度計

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