JPH0520938U - トラツクのはしご下部取付構造 - Google Patents
トラツクのはしご下部取付構造Info
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- JPH0520938U JPH0520938U JP5401691U JP5401691U JPH0520938U JP H0520938 U JPH0520938 U JP H0520938U JP 5401691 U JP5401691 U JP 5401691U JP 5401691 U JP5401691 U JP 5401691U JP H0520938 U JPH0520938 U JP H0520938U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フェンダパネルの発錆とその変形を防止しつ
つ、はしごの下部をキャブに強固に固定できるトラック
のはしご下部取付構造を提供する。 【構成】 キャブ1の側部に位置するフェンダパネル4
にトラバースステップ8を固定し、このステップ8にボ
ルト23によってはしご13の下部を固定する。
つ、はしごの下部をキャブに強固に固定できるトラック
のはしご下部取付構造を提供する。 【構成】 キャブ1の側部に位置するフェンダパネル4
にトラバースステップ8を固定し、このステップ8にボ
ルト23によってはしご13の下部を固定する。
Description
【0001】
本考案はトラックのはしご下部取付構造に関する。
【0002】
キャブ上部のルーフパネル上に荷物積載用のルーフキャリアを固定したトラッ クにおいては、ルーフキャリアへ荷物を楽に積み降ろしできるように、キャブの 側部にはしごを固定している。このようなはしごは、キャブに強固に固定する必 要があるため、従来ははしごの下部をキャブ側部のフェンダパネルにボルトとナ ットによってねじ止めしていた。
【0003】 ところで上述のようなはしごは、全てのトラックに搭載されるというものでは なく、所望するユーザのトラックにだけ装着されるのが普通である。このため、 従来よりトラックが製造メーカから出荷された後、例えば販売店においてはしご の装着を望むユーザのトラックにだけはしごを取付けている。すなわち製造メー カより販売店に搬入された完成トラックに対し、そのキャブのフェンダパネルに 取付孔をあけ、はしごの下部をボルトとナットとによってフェンダパネルに固定 していたのである。
【0004】 ところが、フェンダパネルの下部にはタイヤが位置し、トラックの走行時にタ イヤから跳ね上げられた泥水がフェンダパネルの内面に打ち当てられるため、上 述のように完成したトラックのフェンダパネルに、販売店にて取付孔をあけ、こ こにボルトを挿通すると、取付孔とボルトとの間の隙間に泥水が浸入し、取付孔 の内面やその周辺のフェンダパネル部分に早期に錆が発生するおそれがある。
【0005】 またフェンダパネルに直にはしごの下部をねじ止めすると、フェンダパネルに 大きな荷重が加わり、これが変形するおそれがあるので、フェンダパネルの板厚 を厚くし、その強度を高める必要があるが、これによってキャブのコストが上昇 する不具合を免れない。
【0006】 一方、フェンダパネルには、作業者が荷台へ乗り移る際やルーフキャリアへ荷 物を積み降ろしする際に足を掛けるトラバースステップが固定されているが、従 来はかかるステップが専らその本来の目的である足掛けとして利用されているだ けであった。
【0007】
本考案は上記認識に基づきなされたものであり、キャブに対してはしごを強固 に固定でき、しかもフェンダパネルの発錆を防止し、かつフェンダパネルの変形 を阻止できるトラックのはしご下部取付構造を提供することを目的とする。
【0008】
本考案は上記目的を達成するため、キャブ側部のフェンダパネルに固定された トラバースステップに、はしごの下部をねじ止めしたトラックのはしご下部取付 構造を提案する。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面に従って詳細に説明する。
【0010】 図1はトラックのキャブ1を示す斜視図であり、符号2はキャブ上部のルーフ パネル、3はキャブ側部を構成するクォータパネルをそれぞれ示し、このクォー タパネル3の下部には図2にも示すようにフェンダパネル4が一体に固着されて いる。またこのキャブ1にはドア5が開閉自在に枢着され、その下部には車室へ の乗降の際に乗員が足を掛けるステップ6が設けられている。フェンダパネル4 の下方にはタイヤ25が位置し、該パネル4はタイヤ25により跳ね上げられた 泥水などが外部へ飛び散ることを阻止する泥よけとしての用をなす。
【0011】 ルーフパネル2の上には、荷物を積載するためのルーフキャリア7が固定され 、またステップ6よりも後方のフェンダパネル4上には、荷台への乗り移りの際 やルーフキャリア7に荷物を積み降ろしする際に作業者が足を掛けるトラバース ステップ8が固定されている。トラバースステップ8はアルミニウム、亜鉛など の金属や硬質合成樹脂などの剛体により構成され、その底面には図2に示す如く 下方に突出する適数の、図の例では2個のボス9が突設されている。これらのボ ス9がフェンダパネル4に形成された凹部10の上面に積載され、該凹部に形成 された取付孔にボルト11が挿通され、該ボルト11がボス9に形成されためね じに螺着されて締め付けられ、これによってトラバースステップ8がフェンダパ ネル4に強固に固定される。トラバースステップ8の底面には多数のリブ12が 突設され、これらがフェンダパネル4の上面に当っている。
【0012】 図1に符号13で示すものははしごであるが、図1及び図2の状態では未だは しご13はキャブ1に取付けられていない。このようにキャブ1にはしご13が 装着されていないトラックが製造メーカより出荷され、販売店に搬入される。販 売店では、はしご13の装着を希望するユーザのトラックに対し、次のようにし てはしご13をキャブ1に固定する。
【0013】 先ずはしご13は互いに平行に延びる2本の縦棒14と、これらに一体に固着 された複数の横棒15を有し、各縦棒14の下端部には図1及び図3に示すよう に取付板16が溶接によって固着され、各取付板16には取付孔17がそれぞれ 形成されている。また一対の縦棒14の上部には、取付孔19を有する取付枠2 0が一体に固着されている。
【0014】 一方、前述のトラバースステップ8には、図1及び図2に示すようにめねじの 形成されたねじ孔18が2個形成され、トラックが製造メーカから出荷されると き、これらのねじ孔18には図2に示したプラグ21が嵌着されている。このプ ラグ21はゴム又はプラスチックから構成され、これに形成された多数の歯22 がねじ孔18のめねじに係合してねじ孔18に嵌着される。このようにねじ孔1 8をプラグ21によって閉塞しておくことにより、ねじ孔18にごみなどが侵入 して該孔18が目詰まりを起こす不具合を阻止できる。またはしご13の装着を 希望しないユーザのトラックについては、ねじ孔18にプラグ21を嵌着したま ま、当該トラックをユーザに納入し、ねじ孔18による外観低下を防止する。
【0015】 これに対し、はしご13を装着するトラックに対しては、図2に示すようにプ ラグ21をねじ孔18から外し、しかる後はしご13をキャブ1の側部にセット し、その下部の取付板16に形成された各取付孔17を図4に示すようにトラバ ースステップ8の各ねじ孔18にそれぞれ合致させ、そのめねじにボルト23を 螺着してこれを締め付ける。同時にはしご13の上部に固着された取付枠20の 取付孔19とキャブ1のクォータパネル3に形成された取付孔24にもボルト( 図示せず)を通し、該ボルトとナットとによってはしご13の上部をキャブ1に 固定する。このようにしてはしご13はキャブ1に対して強固に固定され、かか るトラックがユーザの元に納入される。ユーザ側でははしご13とトラバースス テップ8に足を掛けてルーフキャリア7に荷物を楽に積み降ろしすることができ る。
【0016】 上述のように、本考案に係るはしご下部取付構造においては、キャブ側部のフ ェンダパネル4に予め固定されたトラバースステップ8に、はしご13の下部が ねじ止めされるように構成されているので、フェンダパネル自体にはしご13の 下部を取り付けるための取付孔を形成する必要はない。よって従来のように早期 にフェンダパネルに錆が発生する不具合を阻止することができる。すなわち、先 にも説明したように、従来は販売店にてフェンダパネルに取付孔を形成し、ここ にはしごの下部をボルトとナットによって固定していたので、タイヤから跳ね上 げられた泥水がこの取付孔に浸入してここに早期に錆が発生するおそれがあった が、図示したはしご下部取付構造によればこのような欠点を完全に回避すること ができるのである。トラバースステップ8をフェンダパネル4に固定するボルト 11はタイヤ25に対向し、ここにタイヤ25からの泥水が当るが、かかるボル ト11はトラックの製造メーカにおいて螺着され、その螺着部を含めたキャブ1 に対して充分な防錆処理が施されているので、このボルト11の近傍のフェンダ パネル部分に早期に錆が発生することはない。
【0017】 またはしご13の下部がフェンダパネル自体にねじ止めされておらず、フェン ダパネル4に固定されたトラバースステップ8にねじ止めされているので、はし ご13からの荷重がフェンダパネル4に直に加わることはなく、よって従来のよ うにフェンダパネルの板厚を特に厚くしなくとも、該パネル4の変形を防止でき 、コストダウンを図ることができる。しかも、元々この種のトラックに必要とさ れるトラバースステップ8を利用してはしご13の下部を固定するので、部品点 数が増大する不具合も阻止できる。
【0018】 また図示した例では製造メーカ側にてトラバースステップ8に予めねじ孔18 があけられているので、販売店側でははしご13用の取付孔を全く穿設する必要 はなく、迅速にはしご13の取付作業を行うことができる。
【0019】
本考案に係るトラックのはしご下部取付構造によれば、キャブ側部のフェンダ パネルに固定されたトラバースステップに、はしごの下部をねじ止めするという 極く簡単な構成によって、フェンダパネルの発錆並びに該パネルの変形を阻止で き、キャブのコストダウンを図ることができる。
【図1】トラックのキャブとこれに装着されるはしごを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】はしごの下部の拡大斜視図である。
【図4】はしごの下部をトラバースステップに固定した
後の、図2と同様な断面図である。
後の、図2と同様な断面図である。
1 キャブ 4 フェンダパネル 8 トラバースステップ 13 はしご
Claims (1)
- 【請求項1】 キャブ側部のフェンダパネルに固定され
たトラバースステップに、はしごの下部をねじ止めした
ことを特徴とするトラックのはしご下部取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991054016U JP2547460Y2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | トラックのはしご下部取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991054016U JP2547460Y2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | トラックのはしご下部取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0520938U true JPH0520938U (ja) | 1993-03-19 |
JP2547460Y2 JP2547460Y2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=12958791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991054016U Expired - Fee Related JP2547460Y2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | トラックのはしご下部取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2547460Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5135809U (ja) * | 1974-09-09 | 1976-03-17 | ||
JPS6442984U (ja) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 |
-
1991
- 1991-06-17 JP JP1991054016U patent/JP2547460Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5135809U (ja) * | 1974-09-09 | 1976-03-17 | ||
JPS6442984U (ja) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2547460Y2 (ja) | 1997-09-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |