JPH0520904A - 照明システム - Google Patents

照明システム

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JPH0520904A
JPH0520904A JP19737391A JP19737391A JPH0520904A JP H0520904 A JPH0520904 A JP H0520904A JP 19737391 A JP19737391 A JP 19737391A JP 19737391 A JP19737391 A JP 19737391A JP H0520904 A JPH0520904 A JP H0520904A
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JP
Japan
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irradiation position
optical signal
illumination
lighting
device section
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JP19737391A
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English (en)
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Susumu Matsubara
進 松原
Minoru Takakura
實 高倉
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 照明装置の照射位置制御の簡易化、正確化、
迅速化、再現性の実現。 【構成】 照明装置部1の照射位置を変動させる照射位
置駆動手段に、受光装置部5で受信された光信号発信器
からの光信号に基づく照射位置制御のサーボループが生
成されるようにする。また、記憶された照射位置情報に
基づく照射位置制御のサーボループが生成されるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばパン(水平)方
向やティルト(垂直)方向等に照射方向を変化させるこ
とのできる照明装置を有する照明システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】劇場、ライブハウス、ホール等において
は、パン機構、ティルト機構等、照明光の照射位置を変
動させる手段を設けた各種照明装置を設置し、例えば照
明係がこれらを手動で動かして照射位置を所定位置に設
定し、ステージ照明、スポット照明を得ている。
【0003】また、パン機構、ティルト機構等に電気制
御手段を付加して、例えば所定の操作卓からリモートコ
ントロールにより照射位置を変化させることができるよ
うにされたものもある。リモートコントロールが可能と
されることにより照明装置の設置位置の自由度が増し、
より多様な照明効果を得ることもできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、手動あるい
は自動(リモートコントロール)のいづれにしても、照
射位置を制御する操作、例えばステージ上を動いている
俳優や歌手に対して常に最適状態に照射位置を変化追従
させることや、或は照射位置を指定された照射位置にす
ばやく移動させること等は、照明係又は操作卓オペレー
タ等の熟練を要し、かなり難しい作業であるという問題
がある。しかも、ステージ上の被照射体(俳優,歌手,
セット等)の動き又は位置にリアルタイムで追尾できな
ければステージ上の雰囲気を大きく妨げることも発生す
ることがあるため、被照射体に対して照射位置(スポッ
ト位置)が良好に追尾できる照射手段が求められてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点にかんがみてなされたもので、被照射体の動きに追従
して自動的に照射位置を変化させ、或は照射位置を設定
された所定の照射位置に自動的に変化させることができ
る照明システムを提供するものである。
【0006】すなわち、照射位置が可変とされた照明装
置部と、この照明装置部による照明光の照射位置を変動
させる照射位置駆動手段と、照明装置部の照射位置変動
と一体的に受光方向が変動されるようになされた受光装
置部と、指定された所定のコード信号を含む光信号を発
信する光信号発信器とを有し、照射位置駆動手段は、受
光装置部で受信された光信号発信器からの光信号に基づ
いて照射位置制御信号を生成し、この照射位置制御信号
によって、照射位置が光信号発信器の位置に追尾するよ
うに照明装置部を駆動することができるように構成す
る。
【0007】また、照射位置が可変とされた照明装置部
と、この照明装置部による照明光の照射位置を変動させ
る照射位置駆動手段と、照明装置部の現在の照射位置デ
ータを得る照射位置データ発生手段と、この照射位置デ
ータ発生手段から逐次出力される現在の照射位置データ
を所定のタイミングで記憶する記憶手段とを有し、照射
位置駆動手段部は、記憶手段において記憶されている照
射位置データに基づいて照射位置制御信号を生成し、こ
の照射位置制御信号によって、照射位置が記憶手段から
読み出された照射位置データに相当する位置となるよう
に照明装置部を駆動することができるよう構成する。
【0008】
【作用】照明装置部の照明光の照射位置を駆動制御する
照射位置駆動手段において、被照射体に装着された光信
号発信器からの光信号の検出に基づくサーボループが形
成され、又はメモリ手段に記憶された照射位置データに
基づくサーボループが形成されることにより、適正な照
射位置への自動追尾,自動変動が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1〜図3
を用いて説明する。まず図2は照明システムの外観例を
示し、1は例えばライトスポットを投射する照明装置部
であり、この照明装置部1はパン方向(水平方向)及び
ティルト方向(垂直方向)に回動可能とされている。2
は照明装置部1をパン方向に回動させるパン駆動部であ
り、ターンテーブル2aを矢印P方向に回転駆動する機
構(モータ及びギア機構)が内蔵されている。
【0010】このパン駆動部2によりターンテーブル2
aが回動されると、ターンテーブル2aに支持アーム3
を介して取り付けられた照明装置部1はパン回動され、
即ち照明スポットの位置(照射位置)はパン方向に変動
される。
【0011】4は照明装置部1をティルト方向に回動さ
せるティルト駆動部であり、照明装置部1を軸支すると
ともに照明装置部1を矢印T方向に駆動する機構(モー
タ及びギア機構)が内蔵されている。このティルト駆動
部4により照明装置部1は上下方向に回動され、即ち照
明スポットの位置(照射位置)はティルト方向に変動さ
れる。
【0012】5は照明装置部1の例えば下部に取り付け
られた赤外線受光装置部であり、十字状の遮光板6に仕
切られた各部に4単位のフォトセンサ5a〜5dが配置
されている。また、受光方向は照明装置部1の照明方向
と同方向とされている。
【0013】また、7は赤外線による光信号を発信する
光信号発信器であり、例えば衣服等に取り付けて携帯す
ることができるように小型に形成されている。光信号発
信器7から出力される光信号は所定のコード信号により
変調された赤外線によるものであるが、このコード信号
にはこの光信号発信器7自体を識別すべく固有のアドレ
スコードが含まれており、光信号発信器7が複数個ある
場合は、それぞれ異なったアドレスコードが設定されて
いる。
【0014】この光信号発信器7は照明装置部1による
被照射体とされる。すなわち、照明装置部1により照明
を行なうべき対象(俳優、歌手、セット等)に携帯又は
装着されるものである。
【0015】このような照明システムにおいて、照明装
置部1の照射位置を変化させるパン駆動部2及びティル
ト駆動部4の動作を制御する回路ブロックは図1に示さ
れる。フォトセンサ5a〜5dにおいて受光された光
は、電気信号Va〜Vdに変換されて演算/増幅回路部
10に入力される。
【0016】演算/増幅回路部10では、供給された信
号Va〜Vdからパン方向のサーボ情報及びティルト方
向のサーボ情報を得る演算が行なわれる。即ち、水平・
垂直方向に並べられたフォトセンサ5a〜5dに対し
て、俳優、歌手等が携帯している光信号発信器7からの
光信号が受光された際に、照明位置がその俳優等から水
平方向にずれていた場合には、(フォトセンサ5aの出
力Va)≠(フォトセンサ5bの出力Vb)となる。同
様に(フォトセンサ5cの出力Vc)≠(フォトセンサ
5dの出力Vd)となる。
【0017】すなわち、信号Va,Vdと、信号Vb,
Vcとの差信号はパン方向のサーボ情報となる。そこで
演算/増幅回路部10はパン方向のサーボ情報として信
号SP1(SP1=(Va+Vd)−(Vb+Vc))を出
力し、切換回路11PのT1端子に供給する。
【0018】また、照明装置部1による照明位置が光信
号発信器7を携帯する俳優等から垂直方向にずれていた
場合には、(フォトセンサ5aの出力Va)≠(フォト
センサ5dの出力Vd)となる。同様に、(フォトセン
サ5bの出力Vb)≠(フォトセンサ5cの出力Vc)
となる。従って演算/増幅回路部10はティルト方向の
サーボ情報として信号ST1(ST1=(Va+Vb)−
(Vc+Vd))を出力し、切換回路11TのT1 端子
に供給する。
【0019】なお、サーボ情報信号SP1,ST1は、上記
に限定されるものではなく、例えばSP1=Va−Vb、
P2=Va−Vdでもよい。いづれにしてもパン方向及
びティルト方向のずれの情報が得られればよものであ
り、従って演算/増幅回路部10内の具体的な演算回路
構成は一切限定されるものではない。
【0020】切換回路11P,11Tは、その切換動作
が連動制御されているが、光信号発信器7からの光信号
に基づいてパン方向及びティルト方向の照射位置追従動
作を行なう場合は、切換回路11P,11Tの各接点は
1 端子に接続されており、従ってサーボ情報信号
P1,ST1は、それぞれ差動信号増幅回路12P,12
Tに供給され、パン駆動部2に対するパンサーボ信号S
P2及びティルト駆動部4に対するティルトサーボ信号S
T2がそれぞれ生成される。
【0021】そしてパンサーボ信号SP2及びティルトサ
ーボ信号ST2はそれぞれサーボ増幅回路部13P,13
Tにおいて実際のモータ駆動電圧に増幅され、パン駆動
部2のモータ及びティルト駆動部4のモータに供給され
る。すなわち、光信号発信器7の位置に対して照射位置
のずれが生じた際には、そのずれをなくす方向に照明装
置部1がパン駆動或はティルト駆動されるようにサーボ
ループが形成されていることになる。
【0022】従って、光信号発信器7が照明装置部1に
よる照射対象とされている場合に、ステージ上の俳優等
が光信号発信器7を携帯していれば、照明装置部1は俳
優の動きに応じてパン動作,ティルト動作を行ない、照
射位置を俳優の動きに自動的に追従させることができ
る。
【0023】ところで、このような照射位置の追従動作
を正確に行なうためには、赤外線受光装置部5において
受光された赤外線光信号が照射対象としての光信号発信
器7から出力されている光信号であることが判別されな
ければならない。例えば、赤外線を放出する装置(高周
波蛍光灯など)が存在したときに、この赤外線光信号の
判別が正確になされていない場合、あやまってサーボ情
報が得られ不適正な追尾動作が行なわれてしまう。
【0024】また、ステージ上に複数人の俳優がいて、
各人が光信号発信器7を所持している場合、各光信号発
信器7からの光信号がそれぞれ識別されなければ、特定
の光信号発信器7(を所持する俳優)に対するライトス
ポットの追従を行なうことはできない。
【0025】このため、演算/増幅回路部10から出力
されたサーボ情報信号SP1,ST1は飽和増幅回路14を
介してアドレス抽出部15に供給され、光信号内に含ま
れるアドレスコードが抽出される。前述したように光信
号発信器7において赤外線を変調するコード信号には各
光信号発信器7自体を識別すべく固有のアドレスコード
が含まれているため、これを抽出するものである。
【0026】一方、ROM或はRAMによるメモリ17
には各光信号発信器7に対応するアドレスコードが記憶
されており、この記憶されたアドレスコードの中からア
ドレス指定操作部18によって指定されてアドレスコー
ドが読み出される。
【0027】アドレス指定操作部18については、例え
ばオペレータが、照明装置部1によって照射対象とすべ
き光信号発信器7に付与されているアドレスコードがメ
モリ17から読み出されるように選択操作を行なうもの
である。
【0028】アドレス抽出部15から出力されるアドレ
スコード及びメモリ17から読み出されたアドレスコー
ドは比較部16において比較される。ここで、両アドレ
スコードが一致した場合は、受光した光信号が照射対象
としている光信号発信器7から出力されたものである
と、受信された光信号の出力元を判別できるため、差動
信号増幅部12P,12Tを動作させ、上述したパン方
向、ティルト方向の照射位置追従動作を実行させる。
【0029】ところが、照射対象である光信号発信器7
以外の光信号発信器7からの光信号を受光している場合
は、アドレス抽出部15で抽出されたアドレスコード
は、アドレス指定操作部18によって指定されてメモリ
17から読み出されたアドレスコードとは異なることに
なる。又、他の各種装置からの赤外線ノイズを受光して
いる場合はアドレスコードは抽出されない。
【0030】これらの場合には比較部16においてはア
ドレスコードの不一致が検出されることになる。この場
合、比較部16の不一致検出信号は差動信号増幅部12
P,12Tに対して非動作制御信号として供給される。
つまり、差動信号増幅部12P,12Tはサーボ信号S
P2,ST2の出力を行なわず、従ってパン駆動,ティルト
駆動は実行されない。
【0031】本実施例では以上の方式により照射対象と
なる光信号発信器7(を有する被照射体)を識別し、上
述した追従制御が行なわれるものであるため、赤外線ノ
イズを放出する機器の存在する誤った方向にパン駆動,
ティルト駆動されることはない。
【0032】また、図3のようにステージ上に複数の俳
優MA ,MB ,MC がいて、各人が光信号発信器7A,
7B,7Cを所持している場合を想定した場合にも、特
定の俳優、例えば俳優MA のみに正確に追従させること
ができる。さらに、このようにオペレータがアドレス指
定操作部18によって光信号発信器7Aのアドレスコー
ドを指定して、照明装置部1を俳優MA に追従させてい
た状態(照射位置LA)から、再びオペレータがアドレ
ス指定操作部18を操作して、指定アドレスコードを光
信号発信器7Bのアドレスコードに変更すると、その時
点から照明装置部1は俳優MB に追従することになる
(照射位置LB )。すなわち、本実施例の照明システム
では追従すべき照射対象の変更もスムースに行なうこと
ができる。
【0033】ところで、差動信号増幅部12P,12T
によって生成されるパンサーボ信号SP2及びティルトサ
ーボ信号ST2は、各方向についての追尾動作終了時、即
ち照射対象に対して適正照射位置となっている場合に、
ゼロレベルとなる。つまり、フォトセンサ5a〜5dの
出力に付いていえば、Va=Vb,Vc=Vdとなった
時にパンサーボ信号SP2はゼロレベルとなってパン方向
のサーボ駆動は終了する。また、Va=Vd,Vb=V
cとなった時にティルトサーボ信号ST2はゼロレベルと
なってティルト方向のサーボ駆動は終了する。
【0034】このとき、本実施例では或る程度の誤差範
囲が設定されており、厳密にVa=Vb,Vc=Vd、
又はVa=Vd,Vb=Vcとならない段階で、追従完
了とするようにゼロレベルのパンサーボ信号SP2又はテ
ィルトサーボ信号ST2が出力されるようになされてい
る。
【0035】従って照明装置部1の照射位置は、厳密に
光信号発信器7がスポット中心位置となるまで細かく位
置制御されることはない。そして、これにより照射位置
のスムースな追従移動が可能になり、スポットが細かく
移動してステージ上の雰囲気を阻害してしまうことはな
い。さらに、必ずしも被照射体をスポット中心に置かな
いことにより、特殊なイメージを演出することもでき
る。
【0036】さらに本実施例では、照射位置を設定され
た所定の位置に容易に変動させることができる。図1の
ブロック図に示したように、パン駆動部2におけるパン
モータのモータ軸にはパン軸エンコーダ20Pが取り付
けられており、パン方向の現在位置データがパン軸エン
コーダ20Pからカウンタ21Pを介してメモリ22に
供給されるようになされている。
【0037】一方、ティルト駆動部4におけるティルト
モータのモータ軸にはティルト軸エンコーダ20Tが取
り付けられており、ティルト方向の現在位置データがテ
ィルト軸エンコーダ20Tからカウンタ21Tを介して
メモリ22に供給されるようになされている。
【0038】また、23は書込操作部であり、メモリ2
2の書込動作の制御手段としてオペレータの操作に供さ
れている。すなわち、オペレータがシステムを位置デー
タ書込モードとした状態で書込操作部23を操作する
と、その書込制御信号はオアゲート24を介してメモリ
22のチップイネーブル端子CEに供給される。従っ
て、その時点でカウンタ21P,21Tを介して供給さ
れているパン位置データ及びティルト位置データがメモ
リ22に記憶されることになる。つまり、オペレータは
照明状態を見ながら所望の時点で書込操作部23を操作
すれば、その時の位置情報をメモリ22に記憶させるこ
とができるものである。
【0039】なお、書込操作部23からの操作信号はオ
アゲート25を介してモノステーブルマルチバイブレー
タ26にトリガ信号として供給される。そして、モノス
テーブルマルチバイブレータ26からの出力パルスはメ
モリアドレスカウンタに供給され、メモリ22における
パン位置データ及びティルト位置データの書込のための
メモリアドレスが得られる。
【0040】また、このような位置情報の記憶動作は前
述した追従動作が終了した段階でも実行される。すなわ
ち、差動信号増幅部12Pはゼロレベルのパンサーボ信
号SP2が出力された時点でパンサーボ完了信号SP3を出
力し、また差動信号増幅部12Tはゼロレベルのティル
トサーボ信号ST2が出力された時点でティルトサーボ完
了信号ST3を出力する。
【0041】この両サーボ完了信号SP3,ST3が出力さ
れた時点、即ち照射位置の適正位置への追従が所定の誤
差範囲内で完了した状態になると、アンドゲート28か
ら制御出力が得られ、遅延回路29を介してオアゲート
24及び25に供給される。すなわち、メモリ22に対
してチップイネーブル制御入力及び書込アドレスが供給
され、その時点のパン位置データ及びティルト位置デー
タがメモリ22に書込まれる。なお、遅延回路はサーボ
信号SP2,ST2の出力から実際のサーボ動作の安定化ま
での時間を調整するために設けられているものである。
【0042】このように書込動作が行なわれてメモリ2
2に各種照射位置データが記憶されている状態におい
て、オペレータがシステムを位置データ読出モードとし
て読出操作部30を操作すると、その読出制御信号はオ
アゲート24を介してメモリ22のチップイネーブル端
子CEに供給される。また、オペレータは読出操作部3
0を操作して所望の位置データが記憶されているメモリ
アドレスを指定する。すると、アドレス発生部31から
指定されたメモリアドレスが出力され、これによってオ
ペレータの所望の照射位置の情報、即ちパン位置データ
及びティルト位置データが読み出されることになる。
【0043】一方、現在のパン方向の照射位置データは
パン軸エンコーダ20P及びカウンタ21Pを介して得
られており、また現在のティルト方向の照射位置データ
はティルト軸エンコーダ20T及びカウンタ21Tを介
して得られている。
【0044】ここで、メモリ22から読み出されたパン
位置データは比較部32Pにおいて現在のパン位置デー
タと比較され、その差データが出力される。差データは
D/A変換器33Pでアナログ信号とされ、切換回路1
1PのT2端子に供給される。
【0045】また、メモリ22から読み出されたティル
ト位置データは比較部32Tにおいて現在のティルト位
置データと比較され、その差データが出力される。差デ
ータはD/A変換器33Tでアナログ信号とされ、切換
回路11TのT2 端子に供給される。
【0046】D/A変換器33P,33Tの出力SP4
T4はパン方向及びティルト方向のサーボ情報であり、
即ち前述した演算/増幅回路部10の出力であるSP1
T1と同様の信号である。従って切換回路11P,11
TがT2 端子に接続制御されていることによりサーボル
ープが形成されることになる。
【0047】つまり、メモリ22に記憶された位置情報
に基づいてパン方向及びティルト方向の照射位置変動動
作を行なう場合は、サーボ情報信号SP4,ST4に基づい
て、差動信号増幅回路12P,12Tがパン駆動部2に
対するパンサーボ信号SP2及びティルト駆動部4に対す
るティルトサーボ信号ST2を生成する。
【0048】そしてパンサーボ信号SP2及びティルトサ
ーボ信号ST2はそれぞれサーボ増幅回路部13P,13
Tにおいて実際のモータ駆動電圧に増幅され、パン駆動
部2のモータ及びティルト駆動部4のモータに供給され
る。そして、メモリ22から読み出された位置情報に対
してパン軸エンコーダ20P,20T及びカウンタ21
P,21Tを介して得られる現在位置情報が一致する方
向にパン駆動及びティルト駆動がなされるものである。
【0049】このような動作により、照明装置部1の照
射位置を所望の照射位置に正確、迅速に、しかも自動的
に変動させることができることになる。また、或る照明
状態においてその位置情報を一旦記憶させておけば、何
度でもその照明状態を正確に再現できるという利点も有
する。
【0050】また、この場合も、差動信号増幅部12
P,12Tによって生成されるパンサーボ信号SP2及び
ティルトサーボ信号ST2については、或る程度の誤差範
囲が設定されており、その範囲内であれば、厳密に記憶
位置情報=現在位置情報とならない段階で、照射位置変
動は完了とするようにゼロレベルのパンサーボ信号SP2
又はティルトサーボ信号ST2が出力されるようになされ
ている。
【0051】従って照明装置部1の照射位置は、厳密に
記憶された位置に達するまで細かく位置制御されること
はなく、これにより照射位置のスムースな移動が可能に
なり、スポットが細かく変動してステージ上の雰囲気を
阻害してしまうことはない。また、必ずしも被照射体を
スポット中心に置かないことにより、特殊なイメージを
演出することもできる。
【0052】なお、以上説明した実施例において、光信
号発信器7は赤外線光を出力するようにしたが、出力光
は赤外線に限られるものではない。また、この光信号発
信器7は例えば歌手等が所持するマイクロフォンに内蔵
するようにしてもよい。もちろん照明装置の形態も図2
のものに限られず、さらに本発明が適用できる照射位置
の可変手段としてはパン機構、ティルト機構の他にも例
えば垂直や水平方向のスライド移動手段など各種考えら
れる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明の照明システ
ムは、特定の照射対象、照射位置に対して自動的に追
従、移動することができるように構成されているため、
照射位置制御を正確に、しかも迅速に行なうことがで
き、また、その追従、移動はスムースに実行されるとい
う効果があり、照明作業の難易性を解消するとともに、
ステージ上の演出にも良好に寄与できるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本実施例の外観の説明図である。
【図3】本実施例の照明システムによる照明動作例の説
明図である。
【符号の説明】
1 照明装置部 2 パン駆動部 4 ティルト駆動部 5 赤外線受光装置部 5a〜5d フォトセンサ 6 遮光板 7 光信号発信器 10 演算/増幅回路部 15 アドレス抽出部 16 比較部 17 メモリ 18 アドレス指定操作部 20P パン軸エンコーダ 20T ティルト軸エンコーダ 22 メモリ 32P,32T 比較部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射位置が可変とされた照明装置部と、
    この照明装置部による照明光の照射位置を変動させる照
    射位置駆動手段と、前記照明装置部の照射位置変動と一
    体的に受光方向が変動されるようになされた受光装置部
    と、指定された所定のコード信号を含む光信号を発信す
    る光信号発信器とを有し、 前記照射位置駆動手段は、前記受光装置部において受信
    された前記光信号発信器からの光信号に基づいて照射位
    置制御信号を生成し、この照射位置制御信号によって、
    照射位置が前記光信号発信器の位置を追尾するように前
    記照明装置部を駆動することができるように構成されて
    いることを特徴とする照明システム。
  2. 【請求項2】 前記受光装置部で受信された光信号から
    生成された照射位置制御信号に基づく照射位置の追尾動
    作は、少なくとも照射位置が予め指定された誤差範囲内
    に入るまで実行されるように構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の照明システム。
  3. 【請求項3】 照射位置が可変とされた照明装置部と、
    この照明装置部による照明光の照射位置を変動させる照
    射位置駆動手段と、前記照明装置部の現在の照射位置デ
    ータを得る照射位置データ発生手段と、この照射位置デ
    ータ発生手段から逐次出力される現在の照射位置データ
    を所定のタイミングで記憶する記憶手段とを有し、 前記照射位置駆動手段部は、前記記憶手段において記憶
    されている照射位置データに基づいて照射位置制御信号
    を生成し、この照射位置制御信号によって、照射位置が
    前記記憶手段から読み出された照射位置データに相当す
    る位置となるように前記照明装置部を駆動することがで
    きるように構成されていることを特徴とする照明システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記照射位置データから生成された照射
    位置制御信号に基づく照射位置の駆動動作は、少なくと
    も照射位置が予め指定された誤差範囲内に入るまで実行
    されるように構成されていることを特徴とする請求項3
    に記載の照明システム。
JP19737391A 1991-07-12 1991-07-12 照明システム Pending JPH0520904A (ja)

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JP19737391A JPH0520904A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 照明システム

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