JPH05208047A - 心臓補助装置のタイミング設定表示装置 - Google Patents

心臓補助装置のタイミング設定表示装置

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JPH05208047A
JPH05208047A JP4040201A JP4020192A JPH05208047A JP H05208047 A JPH05208047 A JP H05208047A JP 4040201 A JP4040201 A JP 4040201A JP 4020192 A JP4020192 A JP 4020192A JP H05208047 A JPH05208047 A JP H05208047A
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Takashi Tsuji
堯 辻
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Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 心臓補助装置において設定される遅れ或は先
行各時間が、現在における生体心臓の鼓動時間周期に対
する割合を一目で容易に知る。 【構成】 生体心臓の動きの時間周期Tの平均値に相当
する長さを全長L0として表示する設定表示部12と、
検出されるR波から所定の遅れ時間のタイミングで開始
される心臓補助装置の拍出開始のタイミングを変化させ
る遅れ時間設定ボタン14,16と、次のタイミングの
R波に対する先行時間のタイミングで拍出が停止される
装置の停止のタイミングを変化させる先行時間設定押し
ボタンスイッチ18,20と、設定の遅れ時間を、端部
領域長さL1としてまた設定の先行時間t2を、端部領
域長さL2として夫々設定表示部12に表示する表示部
制御手段MPU3とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば大動脈バルー
ンポンプあるいは補助人工心臓などのごとく、心臓の働
きを助けるように、所定のタイミングで拍出の開始およ
び停止を繰り返す心臓補助装置に対する拍出開始および
停止のタイミングを設定すると共に、そのタイミングを
表示することができるタイミング設定表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】心臓補助装置、たとえば大動脈バルーン
ポンプあるいは補助人工心臓、左心室補助ポンプなどの
拍動型心臓補助装置は、生体の心臓が弱いながらも拍動
し血液を拍出している状態において、心臓あるいは大動
脈に取り付けられて、血流あるいは血圧を増加せしめる
と共に、生体心臓の負担を軽減させる。したがって、心
臓補助装置は、生体心臓の負担を軽減せしめる効果的な
タイミングにおいて、拍動(拍出の開始・停止制御)さ
れなければならない。
【0003】たとえば大動脈バルーンポンプを例として
具体的に説明すると、生体心臓が拍出しようとする時に
大動脈圧が低い状態ならば、生体心臓の負担は軽くなる
が、生体心臓の拍出中に大動脈中のバルーンが駆動され
て膨張することは、大動脈圧が高くなり生体心臓に対し
て大きな負担を負わせることになることから絶対にすべ
きでない。また、大動脈圧が十分に低い時に大動脈中の
バルーンを駆動して膨張させても、大動脈圧が十分に上
昇せず、生体心臓の補助効果を得ることができない。
【0004】すなわち、大動脈バルーンポンプを含む心
臓補助装置においては、生体心臓の動きに同調して反対
の動きをするように、拍出タイミングが制御されること
が望ましい。拍出タイミングを生体心臓の動きに同調さ
せるために、通常では、生体心臓の心電図を検出し、心
電図のR波を基準とし、R波から所定の遅れ時間のタイ
ミングで、心臓補助装置の拍出開始を行い、次のR波の
前に拍出の停止を行うように心臓補助装置を制御してい
る。心臓補助装置の拍出タイミングは、生体心臓の拍出
が終了した直後が最も好ましく、R波よりも速いタイミ
ングであると、生体心臓と競合し、生体心臓に負担をか
ける。また、タイミング的に遅れすぎると、大動脈の血
圧が低下し過ぎているため、心臓補助装置による補助に
よっても、血圧が十分に上昇し得ず、補助効果が少な
い。
【0005】また、心臓補助装置の拍出停止のタイミン
グは、その装置が補助人工心臓あるいは左心室ポンプで
ある場合には、次のR波以前であれば生体心臓に負担を
かけず、次のR波あるいは大動脈圧の上昇タイミングよ
りも遅いタイミングであると、生体心臓と競合し、生体
心臓に負担をかける。心臓補助装置がバルーンポンプで
ある場合には、大動脈中に挿入されたバルーンの膨張終
始タイミング(停止タイミング、あるいは収縮開始タイ
ミングでもある)は、R波の直前が好ましく、バルーン
の収縮によって大動脈圧が低下した時点において生体心
臓が拍出する状態が生体心臓に取って最も負荷が少なく
好ましい。逆に、バルーンの膨張終始タイミングがR波
よりも遅れることは、生体心臓が拍出する時点におい
て、バルーンが大動脈内で膨張しており、血流を阻止す
ることになり、生体心臓に大きな負担をかけることにな
り危険である。
【0006】したがって、心臓補助装置では、患者の心
臓の心電図などから心臓の動きを検知し、心臓の拍動に
対して所定の遅れ時間で心臓補助装置の拍動を開始さ
せ、次の心臓の拍動の手前(所定の先行時間のタイミン
グ)で補助装置の拍出を停止させる制御を行うための電
子回路が必要となる。ところが、この遅れ時間および先
行時間は、患者の心臓の拍動数、個人差あるいは患者の
容体などに応じて決定する必要があることから、この遅
れ時間および先行時間を変化させるための設定機器を心
臓補助装置に接続する必要がある。心臓補助装置を扱う
操作者は、心電図モニタあるいは大動脈圧の波形を観察
しながら、前記遅れ時間および先行時間を変化させるた
めの設定機器を操作し、最適なタイミングで心臓補助装
置の拍動開始・停止が繰り返されるようにする必要があ
る。
【0007】心電図モニタあるいは大動脈圧の波形を観
察しながら、前記遅れ時間および先行時間を変化させる
ための設定機器としては、直線スライド式ポテンショメ
ータ、回転式ポテンショメータおよびアップダウンの押
しボタン式などが知られている。遅れ時間は通常0〜7
0%周期の可変域を持ち、最適点は30〜45%にあ
り、先行時間は通常次のR波の予想時点の前0〜60%
の可変域を持ち、最適点は5〜40%の間にある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】直線スライド式ポテン
ショメータから構成される設定機器では、スライドスイ
ッチの直線移動方向を時間軸と見なせるため、設定した
遅れ時間あるいは先行時間が、スライドスイッチの移動
限界に対してどの程度の割合になるかを直視によって容
易に知ることができるため、使用者にとって好都合であ
る。また、装置のスタート時あるいは患者の容体が急変
した時に、直ちに設定を変更することができるので、使
用者にとって便利であり、この方式の設定機器を採用す
る装置は多い。
【0009】ところが、このような方式の設定機器で
は、直線移動方向を時間軸と見なせることから設定値が
スライドスイッチの移動限界に対してどの程度の割合と
なるかを判別できるとしても、設定した遅れ時間あるい
は先行時間が、現在における生体心臓の鼓動の時間周期
に対して、どの程度の割合になるかを一目で容易に知る
ことは困難である。また、この方式の設定機器では、ス
イッチに対して不用意に手あるいは物体が触れた場合
に、スライドスイッチが設定位置から容易に移動し易い
という問題点を有している。心臓補助装置においては、
スライドスイッチの設定如何が患者の容体に重大な影響
を及ぼすことから、スライドスイッチが不用意に移動す
ることは好ましくない。また、スライド方式の設定機器
では、スライド移動方向に溝があり、この溝内に埃や薬
液などが入り込み易く、故障の原因となるおそれがあ
る。
【0010】回転式ポテンショメータから構成される設
定機器では、直線スライド式ポテンショメータから成る
設定機器と異なり、ゴミや埃あるいは薬液が詰まってス
イッチの故障の原因となるおそれは少ない。しかしなが
ら、この方式では、スイッチの回転角度で設定を行うた
め、直線移動方式に比較し、現在における生体心臓の鼓
動の時間周期に対して、設定値がどの程度の割合に位置
するかを一目で容易に知ることは、より困難である。
【0011】また、アップダウンの押しボタンスイッチ
で構成される設定機器では、押しボタンスイッチの上に
シートを積層させることなどにより密閉型とすることが
でき、ゴミや埃あるいは薬液の浸入を効果的に防止する
ことができる。しかしながら、この方式の設定機器の多
くは、設定値をディジタル式に数字で表わすようになっ
ており、その設定値が、現在における生体心臓の鼓動の
時間周期に対して、どの程度の割合に位置するかを一目
で容易に知ることは困難である。したがって、緊急時に
設定値を変更しようとする場合に、設定機器の使用者
は、あわてることが多い。
【0012】そこで、アップダウンの押しボタンスイッ
チで設定された遅れ時間および先行時間などの設定値
を、それぞれの設定限界に対しての割合を示すように、
LEDなどを利用したバーグラフで別々に表示部に表示
することも考えられる。ところが、このように遅れ時間
および先行時間などの設定値を別々の表示部に表示する
ように構成した場合には、直線スライド方式の設定機器
と同様に、設定した遅れ時間あるいは先行時間が、現在
における生体心臓の鼓動の時間周期に対して、どの程度
の割合になるかを一目で容易に知ることは困難である。
【0013】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、心臓補助装置において設定される遅れ時間あるいは
先行時間が、現在における生体心臓の鼓動の時間周期に
対して、どの程度の割合になるかを一目で容易に知るこ
とが可能な心臓補助装置のタイミング設定表示装置を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の心臓補助装置のタイミング設定表示装置
は、上記心臓補助装置で補助される心臓の拍動信号ある
いは大動脈圧信号を検出し、検出される信号の特異点か
ら特異点までの時間周期を検出する心臓動作周期検出手
段と、この心臓動作周期検出手段で逐次検出される時間
周期の一以上の平均値に相当する長さを全長として表示
する設定表示部と、前記心臓動作周期手段で検出される
特異点から所定の遅れ時間のタイミングで開始される前
記心臓補助装置の拍出開始のタイミングを変化させるた
めの遅れ時間設定押しボタンスイッチと、次のタイミン
グで到来すると仮定される特異点に対して所定の先行時
間のタイミングで拍出が停止される前記心臓補助装置の
停止のタイミングを変化させるための先行時間設定押し
ボタンスイッチと、前記遅れ時間設定押しボタンスイッ
チにより設定された遅れ時間を、前記時間周期に対する
割合に相当する遅れ時間長に変換し、その遅れ時間長
を、設定表示部の一方の端部からの端部領域長さとして
設定表示部に表示すると共に、前記先行時間設定押しボ
タンスイッチにより設定された先行時間を、前記時間周
期に対する割合に相当する先行時間長に変換し、設定表
示部の他方の端部からの端部領域長さとして設定表示部
に表示する表示部制御手段とを有する。
【0015】
【作用】本発明のタイミング設定表示装置では、一つの
設定表示部に、心臓補助装置を制御するために設定され
た遅れ時間と先行時間とを、設定表示部の両端部からの
領域長としてそれぞれ表示する。しかもその領域長は、
現在における生体心臓の拍動の時間周期を示す時間周期
に対する割合に相当する。したがって、使用者は、一つ
の設定表示部を観察することで、心臓補助装置において
設定される遅れ時間および先行時間が、現在における生
体心臓の鼓動の時間周期に対して、どの程度の割合にな
るかを一目で容易に知ることができる。設定を変更する
には、設定表示部を観察しながら、たとえばアップダウ
ンのスイッチで構成された設定押しボタンをスイッチ操
作すればよい。その設定押しボタンスイッチにより設定
された設定値は、設定表示部において、設定表示部の端
部からの領域長として表示される。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係る心臓補助装置のタイミン
グ設定表示装置について、図面に示す実施例に基づき詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例に係るタイミン
グ設定装置の設定表示部を含む正面図、図2は図1に示
す設定表示部の作用を示す概略図、図3は同実施例のタ
イミング設定装置の回路構成を示すブロック図である。
【0017】図1〜3に示す実施例のタイミング設定表
示装置2は、大動脈バルーンポンプに用いられる設定装
置を示す。大動脈バルーンポンプは、心臓補助装置の一
種であり、膨張・収縮自在のバルーンカテーテルが心臓
近傍の大動脈中に挿入され、そのバルーンカテーテル
が、心臓の鼓動に同期して、所定のタイミングで膨張お
よび収縮を繰り返すことにより、心臓の動きを補助する
ようになっている。バルーンカテーテルを所定のタイミ
ングで膨張および収縮を繰り返させるように、心臓補助
装置としてのバルーンポンプは、所定のタイミングで拍
出の開始・停止を繰り返すように制御される。
【0018】図1に示すように、本実施例のタイミング
設定表示装置2は、モニタ10を有する。このモニタ1
0は、生体心臓から逐次検出される心電図のタイムチャ
ート4、大動脈圧の変動のタイムチャート6およびバル
ーンカテーテルの圧力変動のタイムチャート8を、リア
ルタイムで表示し、それぞれのチャート4,6,8が時
間軸(横軸方向)に沿って移動して表示されるようにな
っている。このモニタ10を逐次詳細に観察し、心電図
4あるいは大動脈圧の変動6と、バルーンカテーテルの
圧力変動8とを比較することで、バルーンカテーテルの
膨張および収縮のタイミング(すなわち、大動脈バルー
ンポンプの拍動開始・停止のタイミング)が、生体心臓
の拍動あるいは大動脈の圧力変動に対して、所定のタイ
ミングで同期しているかを概略的に把握することはでき
る。
【0019】ところが、心電図のタイムチャート4およ
び大動脈圧の変動のタイムチャート6は患者の容体に応
じて刻々と変化し、その波形は時間軸方向に移動するよ
うに表示されると共に、バルーンカテーテルの圧力変動
のタイムチャート8も時間軸方向に移動して行くように
モニタ10に表示されることから、このモニタ10のみ
を観察することにより、バルーンカテーテルの膨張およ
び収縮のタイミングが適正であるか否かを正確に判断す
ることは困難であるとともに、設定したタイミングの値
を知ることはほとんど不可能に近い。
【0020】なお、時間軸を停止させて、モニタ10に
表示されるチャート4,6,8の波形を比較することに
よりバルーンカテーテルの膨張および収縮のタイミング
が適正であるか否かを判断することは可能であるが、そ
のような方法では、設定を変化させては止めて見ること
を繰返さねばならず、判断に時間を要し実用的ではな
い。
【0021】そこで本実施例では、このようなモニタ1
0の近傍下方に、設定表示部12を設けている。そし
て、この設定表示部12の上下両側に、それぞれ遅れ時
間設定押しボタンスイッチ14,16と先行時間設定押
しボタンスイッチ18,20とを設けてある。これら設
定押しボタンスイッチ14,16,18,20は、たと
えばタッチセンサなどで構成される。遅れ時間設定押し
ボタンスイッチ14,16は、たとえば図1に示す生体
心臓の心電図のタイミングチャート4中のR波のピーク
値(特異点)P1に対して遅れて行われるべきバルーン
カテーテルの膨張のタイミングa(大動脈バルーンポン
プの拍出開始のタイミング)の遅れ時間t1を調整する
ためのスイッチである。押しボタンスイッチ14を押し
続けると、遅れ時間t1が短くなり、押しボタンスイッ
チ16を押し続けると、遅れ時間t1が長くなるように
なっている。
【0022】先行時間設定押しボタンスイッチ18,2
0は、たとえば図1に示す生体心臓の心電図のタイミン
グチャート4中のR波のピーク値P1の次にくるR波の
ピーク値(特異点)P2に対して先行して行われるべき
バルーンカテーテルの収縮のタイミングb(大動脈バル
ーンポンプの拍出停止のタイミング)の先行時間t2を
調整するためのスイッチである。ボタン18を押し続け
ると、先行時間t2が長くなり、ボタン20を押し続け
ると、先行時間t2が短くなるようになっている。
【0023】好ましい遅れ時間t1および先行時間t2
は、生体心臓における拍動の時間周期あるいは大動脈の
血圧変動の時間周期に応じて変化する。遅れ時間t1
は、たとえば心電図におけるR波のピーク値P1から次
のR波のピーク値P2までの時間に相当する時間周期T
に対して、0〜70%、好ましくは30〜50%であ
る。また、先行時間t2は、前記時間周期Tに対して、
0〜60%、好ましくは0〜20%である。さらに、前
記周期Tから遅れ時間t1および先行時間t2を除いた
拍出時間t3は、周期Tに対して5〜70%であること
が好ましい。
【0024】本実施例では、設定表示部12において、
前記時間周期Tは、表示部12における全長L0(L1
+L2+L3)に変換されて表わされる。そして、遅れ
時間t1は、時間周期Tに対する割合を示すように、表
示部12における左端部からの端部領域長さL1に相当
する左端部消灯領域22として表わされる。また、先行
時間t2は、時間周期Tに対する割合を示すように、表
示部12における右端部からの端部領域長さL2に相当
する右端部消灯領域24として表わされる。さらに、拍
出時間t3は、時間周期Tに対する割合を示すように、
表示部12における中央部の領域長さL3に相当する中
央部点灯領域26として表わされる。これら領域長さL
1,L2,L3と、生体心臓の心電図との対応関係の詳
細は、図2に示される。
【0025】表示部12は、たとえばLEDアレイ、L
CD表示器、EL表示器、蛍光表示管およびプラズマデ
ィスプレイ表示器などのバーグラフ、あるいは細長のド
ット・マトリクスの表示器で構成され、上述した三つの
領域長さL1,L2,L3を持つ領域を、中央の点灯領
域26が点灯表示されることで表示することが可能にな
っている。なお、本発明では、中央の領域26を点灯さ
せることなく、消灯させ、両端部の領域22,24を点
灯表示することにより、三つの領域長さを表示するよう
に構成することもできる。また、三つの領域をそれぞれ
異なる色で表示することにより、三つの領域長さを表示
することも可能である。いずれにしても、各領域長さ
は、後述するような表示部制御回路により、刻々と変化
する生体心臓の拍動の時間周期Tあるいは設定押しボタ
ンスイッチ14,16,18,20の設定に応じて、変
動して表示することが可能になっている。たとえば、一
方の遅れ時間設定押しボタンスイッチ14を押し続けれ
ば、左端の端部領域長さL1が短くなり、遅れ時間t1
が短くなるように制御される。また、遅れ時間設定ボタ
ン16を押し続ければ、端部領域長さL1が長くなり、
遅れ時間t1が長くなるように制御される。先行時間設
定ボタン18,20に関しても、遅れ時間設定ボタン1
4,16と同様に制御される。
【0026】前記設定表示部12がLEDアレイにより
構成されているとして、この設定表示部12の制御を行
う具体的な表示部制御回路の一例を図3に示す。図3に
示すように、設定押しボタンスイッチ14,16,1
8,20には、ボタンスイッチ入力監視用のマイクロプ
ロセッサーMPU1が接続してある。監視用のマイクロ
プロセッサーMPU1は、設定ボタンが押圧されている
かを監視し、押圧されている場合には、メインルーチン
用のマイクロプロセッサーMPU2および表示制御用の
マイクロプロセッサーMPU3に対し、シリアル通信手
段を通じて出力信号を送信するようになっている。設定
押しボタンスイッチが押圧されているか否かは、たとえ
ば各設定押しボタンスイッチを2ミリ秒間隔でスキャン
し、たとえば3回連続して設定押しボタンスイッチから
の入力データが低(LOW)である場合に、設定押しボ
タンスイッチが押圧されていると判断することなどによ
り行う。設定押しボタンスイッチが押圧されていると判
断した場合には、マイクロプロセッサーMPU1は、ど
の設定ボタンが何回あるいはどれほどの時間押圧されて
いるのかに関する情報をマイクロプロセッサーMPU
2,3へ送信する。どの設定押しボタンスイッチが何回
あるいはどれほどの時間押圧されているかを定量的に判
断するには、たとえばマイクロプロセッサーMPU1に
よる設定押しボタンスイッチに対するスキャンを行い、
2ミリ秒間隔で500回連続して設定押しボタンスイッ
チからの入力がLOWである場合を最初の1カウントと
し、以後100回毎に1カウント増大させ、それらの合
計カウント数を演算すれば良い。
【0027】マイクロプロセッサーMPU2では、マイ
クロプロセッサーMPU1からの信号に基づき、図1,
2に示す遅れ時間t1あるいは先行時間t2の設定の変
更を行う。マイクロプロセッサーMPU1からの設定変
更の信号が、たとえば1カウントに相当する設定変更の
指令の場合には、時間周期Tに対する1%に相当する遅
れ時間t1あるいは先行時間t2の設定値の変更を行
う。なお、時間単位で設定の変更を行う場合には、たと
えば1カウントに対して10ミリ秒の設定の変更を行
う。したがって、設定押しボタンスイッチが1秒以上押
圧されている状態であると、1秒間に5カウントの設定
の変更指示がなされ、時間周期Tに対して5%の設定変
更がなされる。
【0028】設定の変更が行われると、変更された設定
値に基づき、マイクロプロセッサーMPU2からバルー
ンポンプ駆動信号が出力される。具体的には、マイクロ
プロセッサーMPU2には、生体心臓の心電がリアルタ
イムで入力されると共に、このマイクロプロセッサーM
PU2には、遅れ時間t1および拍出時間t3をカウン
トするためのタイマーと、遅れ時間t1および拍出時間
t3の設定値を記憶しておくためのラムが内蔵してあ
り、心電図のR波が検知された場合に、ラムに記憶して
ある遅れ時間t1および拍出時間t3に基づき、タイマ
ーで時間をカウントしながらバルーンポンプ駆動信号を
送信する。設定変更が行われた場合には、内部ラムの記
憶内容が更新され、その更新された設定内容は、マイク
ロプロセッサーMPU3へシリアル送信される。マイク
ロプロセッサーMPU2により送信される駆動信号によ
り駆動されるバルーンポンプにおけるバルーンカテーテ
ルの圧力変動は、図1のタイムチャート8に示される。
また、マイクロプロセッサーMPU2では、心電におけ
る心電信号の特異点であるR波のピーク値から次のR波
のピーク値までの時間周期Tを逐次検出するようになっ
ている。この点で、マイクロプロセッサーMPU2は、
時間周期Tを検出する心臓動作周期検出手段として機能
する。なお、本発明では、心電のR波に基づきバルーン
ポンプを制御することなく、大動脈圧の変動に基づき、
バルーンポンプあるいはその他の心臓補助装置の制御を
行うように構成してもよい。大動脈圧の変動により制御
を行う場合には、大動脈圧の変動波形の谷部となる部分
を特異点とし、その特異点信号に対して遅れ時間t1お
よび拍出時間t3(あるいは遅れ時間t1および先行時
間t2)を設定する。
【0029】マイクロプロセッサーMPU3は、表示部
制御手段としての機能を有する。すなわち、マイクロプ
ロセッサーMPU3では、マイクロプロセッサーMPU
2から送信される遅れ時間t1および拍出時間t3(あ
るいは遅れ時間t1および先行時間t2)のデータを、
時間周期Tを100%とする10進のデータに変換し、
このデータに基づき、設定表示部12の表示制御を行
う。表示制御は、図1に基づき前述したように、時間周
期Tが、表示部12における全長L0(L1+L2+L
3)に変換されて表わされ、遅れ時間t1が、時間周期
Tに対する割合を示すように、表示部12における左端
部からの端部領域長さL1に相当する左端部消灯領域2
2として表わされ、先行時間t2が、時間周期Tに対す
る割合を示すように、表示部12における右端部からの
端部領域長さL2に相当する左端部消灯領域24として
表わされるように行われる。このような表示制御を行う
ための駆動回路は、本発明では特に限定されない。図3
に示す設定表示部12がLEDアレイである場合には、
マイクロプロセッサーMPU3と設定表示部12との間
に、電流増幅のための吸い込み用ドライバー30と吐出
用ドライバー32とを設ける。吸い込み用ドライバー3
0としては、具体的には、たとえばバイポーラディジタ
ルICのM54531Pなどが用いられる。また、吐出
用ドライバー32としては、バイポーラディジタルIC
のM54561Pなどが用いられる。
【0030】なお、遅れ時間t1などの割合を算出する
基準となる時間周期Tは、患者の容体などに応じて刻々
と変化するので、マイクロプロセッサーMPU3では、
マイクロプロセッサーMPU2でリアルタイムで検出さ
れた生体心臓の拍動の前1拍の時間周期Tあるいは前数
拍の1以上の平均をとり、その平均値を時間周期Tとし
て、設定表示部12の全長L0に変換する。
【0031】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。たとえば本発明では、図1に示すモニタ1
0に対する設定表示部12の位置は特に限定されず、モ
ニタ10の上部であってもよい。また、設定表示部12
に対する設定押しボタンスイッチの位置も特に限定され
ず、表示部12の下方に全ての設定押しボタンスイッチ
14,16,18,20を位置させるように構成しても
よい。ただし、表示部における遅れ時間の割合を示す領
域22の近傍に、遅れ時間設定押しボタンスイッチ1
4,16を設け、先行時間の割合を示す領域24の近傍
に、先行時間設定押しボタンスイッチ18,20を設け
ることが望ましい。また、マイクロプロセッサーMPU
1,2,3をまとめて1〜2個のマイクロプロセッサー
MPUで処理することも可能である。さらに設定押しボ
タンスイッチを不能とするロック/アンロックのスイッ
チを設けることもできる。また、本発明のタイミング設
定表示装置は、上述した実施例のような大動脈バルーン
ポンプのみに対して用いられるのみでなく、補助人工心
臓あるいは左心室補助ポンプなどの心臓補助装置一般に
対して広く用いることが可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、一つの設定表示部に、設定された遅れ時間と先行時
間とを、設定表示部におけるそれぞれの端部からの領域
長として表示する。しかもその領域長は、現在における
生体心臓の拍動の時間周期を示す時間周期に対する割合
に相当する。したがって、使用者は、一つの設定表示部
を観察することで、心臓補助装置において設定される遅
れ時間および先行時間が、刻々と変化する生体心臓の鼓
動の時間周期に対して、どの程度の割合になるかを一目
で容易に知ることができる。その結果、使用者は、設定
表示部を見ながらきわめて容易に、患者の容体に合わせ
て最適な設定値に変更することが可能になる。
【0033】また、本発明では、一つの設定表示部によ
り、複数種類の情報を効率的に表示するので、設定表示
部を駆動制御するための駆動回路のコストダウンを図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るタイミング設定装置の
設定表示部を含む正面図である。
【図2】図1に示す設定表示部の作用を示す概略図であ
る。
【図3】同実施例のタイミング設定装置の回路構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
2…設定表示装置 10…モニタ 12…設定表示部 14,16…遅れ時間設定押しボタンスイッチ 18,20…先行時間設定押しボタンスイッチ 22…左端部消灯領域(遅れ時間の割合を示す領域) 24…右端部消灯領域(先行時間の割合を示す領域) 26…中央部点灯領域(拍出時間の割合を示す領域) MPU1,MPU2,MPU3…マイクロプロセッサー t1…遅れ時間 t2…先行時間 t3…拍出時間 T…時間周期

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】心臓の働きを助けるように、所定のタイミ
    ングで拍出あるいは膨張の開始および停止を繰り返す心
    臓補助装置に対する開始・停止のタイミングを設定する
    と共に、そのタイミングを表示するタイミング設定表示
    装置であって、 上記心臓補助装置で補助される心臓の拍動信号あるいは
    大動脈圧信号を検出し、検出される信号の特異点から特
    異点までの時間周期を検出する心臓動作周期検出手段
    と、 この心臓動作周期検出手段で逐次検出される時間周期の
    一以上の平均値に相当する長さを全長として表示する設
    定表示部と、 前記心臓動作周期手段で検出される特異点から所定の遅
    れ時間のタイミングで開始される前記心臓補助装置の拍
    出開始のタイミングを変化させるための遅れ時間設定ボ
    タンスイッチと、 次のタイミングで到来すると仮定される特異点に対して
    所定の先行時間のタイミングで拍出が停止される前記心
    臓補助装置の停止のタイミングを変化させるための先行
    時間設定ボタンスイッチと、 前記遅れ時間設定ボタンスイッチにより設定された遅れ
    時間を、前記時間周期に対する割合に相当する遅れ時間
    長に変換し、その遅れ時間長を、設定表示部の一方の端
    部からの端部領域長さとして設定表示部に表示すると共
    に、前記先行時間設定ボタンスイッチにより設定された
    先行時間を、前記時間周期に対する割合に相当する先行
    時間長に変換し、設定表示部の他方の端部からの端部領
    域長さとして設定表示部に表示する表示部制御手段とを
    有することを特徴とする心臓補助装置のタイミング設定
    表示装置。
  2. 【請求項2】上記心臓動作周期検出手段で検知される信
    号の特異点は、心電のR波のピーク値であることを特徴
    とする請求項1に記載の心臓補助装置のタイミング設定
    表示装置。
  3. 【請求項3】前記表示部制御手段は、前記遅れ時間長に
    相当する設定表示部における一方の端部領域と前記先行
    時間長に相当する他方の端部領域とを除いた中間領域の
    みを光学的表示するように、設定表示部の表示制御を行
    うように構成してある請求項1または2に記載の心臓補
    助装置のタイミング設定表示装置。
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