JPH0520763B2 - - Google Patents

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JPH0520763B2
JPH0520763B2 JP12557286A JP12557286A JPH0520763B2 JP H0520763 B2 JPH0520763 B2 JP H0520763B2 JP 12557286 A JP12557286 A JP 12557286A JP 12557286 A JP12557286 A JP 12557286A JP H0520763 B2 JPH0520763 B2 JP H0520763B2
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JP
Japan
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fluid chamber
valve
fluid
chamber
valve seat
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JP12557286A
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JPS6262064A (ja
Inventor
Rerando Andaason Juniaa Uiriamu
Don Makuniirii Maikeru
Bii Ueizu Aauin
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anderson Greenwood and Co
Original Assignee
Anderson Greenwood and Co
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Publication date
Application filed by Anderson Greenwood and Co filed Critical Anderson Greenwood and Co
Publication of JPS6262064A publication Critical patent/JPS6262064A/ja
Publication of JPH0520763B2 publication Critical patent/JPH0520763B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/14Control of fluid pressure with auxiliary non-electric power
    • G05D16/16Control of fluid pressure with auxiliary non-electric power derived from the controlled fluid
    • G05D16/163Control of fluid pressure with auxiliary non-electric power derived from the controlled fluid using membranes within the main valve
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/2496Self-proportioning or correlating systems
    • Y10T137/2544Supply and exhaust type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/7722Line condition change responsive valves
    • Y10T137/7758Pilot or servo controlled
    • Y10T137/7762Fluid pressure type

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主流路に設けられた制御弁用のパイ
ロツト弁、特に、通常時には流体が流動しない一
時流動停止型のパイロツト弁に関する。
(従来の技術) 一時流動停止型のパイロツト弁では、主流路に
設けられた制御弁が静止した状態である絞り動作
を行つている時には流体が流動しない。これによ
り、流体中に含まれている異物によつて引き起こ
されるオリフイスの目詰まりや、湿つたガスによ
る凍結等の諸問題の多くが解消される。作動中に
流体が弁内を通過するが、その量は極く少量であ
り無視することができる。
一時流動停止型パイロツト弁の特に優れた点は
検出した流体の圧力変化に対する感度にある。同
パイロツト弁の感度は流体圧の作動範囲内におい
て比較的一定しており、常時内部を流動する常時
流動型のパイロツト弁と異なりオリフイスの大き
さに影響されることがない。従つて、常時流動型
に比べて流体の圧力変化により敏感に反応する。
(発明が解決しようとする課題) 従来の一時流動停止型パイロツト弁は、例えば
米国特許第3572359号(1971年3月23日)に示さ
れるように、主流路の制御弁に付設され、制御弁
の下流側又は上流側を流れる流体の圧力を制御す
る。パイロツト弁が検出する流体の圧力は一時流
動停止型パイロツト弁で制御される圧力であり、
流体は制御弁のドーム内の圧力が変化した時に限
りパイロツト弁の弁内を通過する。しかし、同特
許の弁はそのシール構造や弁座構造に問題があ
り、流体の圧力変化に対し常時敏感に反応するこ
とができなかつた。
米国特許第2736337号(1956年2月28日発行)
の弁は背圧制御装置、減圧装置、或いは液面制御
装置等として利用される圧力制御弁で、流体の圧
力を制御する。同特許に示されているパイロツト
弁は主流路に設けられた制御弁を制御する。但
し、制御装置は所定の圧力と制御される圧力との
差圧に応じて制御される。制御弁のダイヤフラム
にはパイロツト弁から流れてくる流体の圧力が作
用して、制御弁が配設された主流路内を流れる流
体の圧力が制御される。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的は、主流路に設けられた制御弁の
上流側又は下流側の流体圧を制御する制御弁を駆
動制御する改良型のパイロツト弁を提供すること
にある。
本発明の別の目的は、制御弁一側の流体圧を第
一流体室に、制御弁の他側の流体圧を第二流体室
に、第一流体室と第二流体室の中間に位置する中
間流体室に制御弁内を流体圧応動部材を夫々連通
させた感度の高いパイロツト弁を提供することに
ある。
本発明の他の目的は、中間流体室を二つの流体
室に分割すると共に、両室の間に所定の大きさの
オリフイスを配設して流体に圧力変化が起きても
その変化を遅らせて主流路内の制御弁に通知する
改良型のパイロツト弁を提供することにある。
更に、本発明の目的は、摺動自在な弁部材に流
体の圧力を均衡に作用させると共に、一対のOリ
ングを嵌着させて、流体室と流体室の間に形成し
た一対の弁座に当接時の摩擦が最小限となるよう
に着座させて、感度の高いパイロツト弁を提供す
ることにある。
本発明の一時流動停止型パイロツト弁は、制御
弁への出力であるドーム内の圧力が制御弁に内設
されたダイヤフラム等の流体圧応動部材に連通す
るパイロツト弁の中間流体室を介して変化した時
に限り流体の流動を許容して主流路に設けられた
制御弁を流れる流体の圧力を制御する。
本発明のパイロツト弁は弁体を備え、弁体には
第一流体室と、第二流体室と、中間流体室が画成
されている。中間流体室は第一流体室と第二流体
室の中間に位置する。第一流体室は制御弁一側の
主流路内を流れる流体に連通し、その内部には、
流体の圧力変化に応じて作動する流体圧応動部材
が配設されている。第一流体室と中間流体室の中
間には摺動自在な部材が配設されており、この摺
動自在な部材には第一弁座が設けられている。一
方、弁体には第二弁座が固設され、第二弁座は第
二流体室と中間流体室との間に延在する。第一弁
座と第二弁座近傍の中間流体室の室内には一対の
Oリングを備える弁部材が配設され、第一及び第
二弁座に密着する。第二流体室は制御弁他側の主
流路に、又、中間流体室は制御弁に設けられた流
体圧応動部材に夫々連通する。
検出する流体の圧力変化に敏感に反応するパイ
ロツト弁は、流体圧に変化が生じると直ちに移動
自在な弁部材を作動させて所望の数の流体室間を
流動する流体の流量を正確に制御するのがこの上
なく望ましい。
本発明の弁部材は移動自在なスプール弁で構成
され、その外周面に形成された環状溝に一対のO
リングが嵌着される。Oリングは弁座に選択的に
着座し、その結果、中間流体室と第一流体室およ
び第二流体室とが遮断される。このスプール弁に
は流体圧が均衡に作用しているので、第一流体室
内の流体の圧力変化が比較的小さくてもスプール
弁は敏感に反応して作動する。Oリングは、その
断面半径よりもかなり深い環状溝に嵌入し且つ、
弁座の比較的鋭意な縁部に着座しているので、着
座位置と非着座位置の間を移動中に発生する当接
摩擦を最小限に抑えられる。
本発明の別の特徴は、第一流体室の室内の流体
に圧力変化が生じても、制御弁に対する通知を遅
らせて反応を鈍らせる圧力信号にある。この動作
は、中間流体室を二つの室に分割するダイヤフラ
ムによつて行われる。二つに分割された中間流体
室の内、一方の流体室は第一流体室と第二流体室
に連通し、他方の流体室には流体圧が均衡に作用
する。分割された二つの流体室を連結する連結路
にはオリフイスが設けられ、中間流体室から制御
弁への連通量がこのオリフイスを介して低減する
ことにより、遅延圧力信号が制御弁に送られる。
本発明は作動圧力の範囲が広い場合に特に適し
ており、圧力範囲に応じてそれに適した実施例が
例示されている。本発明の好適実施例は圧力範囲
が中程度である30〜1500PSIの場合に用いられ、
同実施例では第一流体室にダイヤフラムが配設さ
れ、制御すべき流体の圧力を検出する。流体の圧
力が1500PSIを越える場合はダイヤフラムに代え
て第一流体室に金属製のピストンを使用した高圧
用のパイロツト弁が用いられる。一方、圧力が約
15PSIを切る低い場合は比較的体積の大きい流体
室を一対のダイヤフラム間に画成して圧力変化に
敏感に対応するように構成している。
(実施例) 以下、本発明の好適実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。
第1図に示す装置は、本発明の使用に適した装
置の代表例であり、主流路Fと、主流路Fに配設
され、同流路を流れる流体の流量を制御する制御
弁Cとを備える。引用符号10は主流路Fの上流
側、12は下流側を示す。14は制御弁Cのドー
ムで、ピストン又はダイヤフラム等の流体圧応動
部材がドーム14内に通常配置され、制御弁C内
を流れる流体の流量を周知の方法に従つて制御す
る。
全体を16で示す本発明のパイロツト弁は、主
流路Fの上流側10に連結された流路18を有す
る。そして、流路20は主流路Fの下流側12と
パイロツト弁16を、流路22はパイロツト弁1
6と制御弁Cのドーム14を夫々連結する。
第2図に示すボンネツト24は下部にフランジ
26を有する。パイロツト弁16の弁体は上部2
8と下部30とから成り、フランジ26と上部2
8との間にはスペーサ32が挿置され、このスペ
ーサ32はダイヤフラム34に当接する。ダイヤ
フラム34は、上部28に形成された開口に螺合
する雄ネジ35によつてスペーサ32と上部28
間に緊締されている。ダイヤフラム34は摺動自
在な部材であるピストン本体40に取付けられた
上下のダイヤフラムプレート36,38間に固着
され、ピストン本体40は縮径された上部がナツ
ト44によつてダイヤフラムプレート36,38
に固着されており、これによりピストン本体40
はダイヤフラム34とともに移動する。ばね受け
46,50間には圧縮力の調節自在なばね48が
介設されており、ダイヤフラム34とピストン本
体40を第2図及び第3図に示すように下方に付
勢する。このばね48は手動式の調節ネジ52を
操作することによつて所望の圧力、例えば、約
230Kgの圧縮力に調節できる。尚、キヤツプ54
は調節ネジ52を保護する。
弁体40の中心部には開孔が貫設されており、
この開孔は、拡径された上部開孔56と、中間開
孔58と、縮径された下部開孔60とから成る。
概ねコツプの形をした下側の弁座部材62は中間
開孔58に挿置され、筒状の上部63に形成され
た内側の肩部がシールに係合する下側の弁座を構
成する。弁座部材62とピストン本体40の間の
ピストン部材40の周囲には圧縮ばね66が介設
されており、ダイヤフラム34とピストン本体4
0をばね48の付勢力に抗して上方に付勢する。
弁座部材62の筒状下部68は、弁体の縮径され
た下部開孔60に螺合され、その内部には内周面
70が形成されている。プラグ71は開孔の下端
を閉塞する。
大径の流入口(第一開口)72は流路18に、
流入路74は拡径された弁体の上部開孔56内に
画成された第一流体室76に夫々接続する。中間
開孔58に取り付けられたスリーブ78にはピス
トン本体40が挿入され、その内部を摺動する。
ピストン本体40には軸方向と直交する方向に横
穴80が形成されており、この横穴80はピスト
ン本体40の中心部に形成された開孔82に連通
する。ピストン本体40の下部に形成された開孔
84には別のスリーブ86が螺着されており、そ
の上部は上側の弁座88を構成する。又、スリー
ブ86にも横穴90が形成されている。
ピストン本体40の下部に形成された開孔84
およびスリーブ86内にはスプール弁92が往復
動自在に挿入されており、その外周面には三個の
Oリングが嵌着されている。最も上側に位置する
Oリング94は上側の弁座88に、そして、中間
に位置するOリングは下側の弁座64に夫々選択
的に着座し、一方、最も下側に位置するOリング
98は弁座部材下部68の内周面70に常時着座
する。スプール弁92の上端にはばね力の弱いば
ね100が係合し、スプール弁92を付勢して第
2図に示すように二個のOリング94,96を弁
座88,64に着座させる。スプール弁92の中
心部には通孔102が軸方向に貫設されており、
この通孔102は開口82及び横穴80を介して
第一流体室76に常時連通する。斯かる構成とす
ることにより、スプール弁92に作用する圧力が
均衡状態となる。
弁座64と弁座88との間には中間流体室10
4が、弁座64とOリング96との間には第二流
体室106が夫々画成されており、中間開口10
8が流路22を介して中間流体室104を制御弁
Cのドーム14に連通させる。第6図に示す第二
開口110は第二流体室106と流路20を連通
させる。この流路20は主流路Fの下流側12に
接続する。
第5図は、Oリング94と弁座88の着座およ
び密封状態を示す拡大図である。第一流体室76
内の流体の圧力変化に応じてパイロツト弁を敏感
に反応させるには、着座状態を非常に軽いものに
して着座時の摩擦を最小限に抑え、第一流体室7
6内の流体の圧力変化が比較的小さくてもOリン
グが弁座から離脱するのが望ましい。肩部に形成
された弁座88はその縁部112が鋭く尖つてい
る。スプール弁92の外周面に形成された溝11
4はその深さDがOリング94の断面半径よりも
かなり大きい。Oリング94は、溝114内に引
き伸ばされた状態で嵌入されているので、縁部1
12に着座してもその変形が最小限にくい止めら
れ、着座に要する荷重も最小限で済む。Oリング
が弁座から離脱すると直ちにスプール弁92の外
周面と摺動自在な弁部材40のスリーブとの間の
狭い〓間によつて流量が絞られると共に、第一流
体室76と中間流体室104が連通する。別のO
リング96も弁座64に同様にして着座する。
次に作用を説明する。パイロツト弁は通常作動
時、スプール弁92に嵌着したOリング94,9
6が弁座88,64の夫々着座しているので、流
体が第一流体室76と、中間流体室104と、第
二流体室106との室間を流動することはない。
第1図において、制御の対象である第一流体室7
6内の流体の圧力は所定の圧力範囲内にある。こ
の状態から、主流路Fの上流側を流れる流体の圧
力がばね48のばね力によつて決まる所定の圧力
を越えて上昇すると、ダイヤフラム34とダイヤ
フラムに固着された摺動自在な弁部材40が第3
図にに示す位置へ上昇し、Oリング96が弁座6
4から離脱して中間流体室104と第二流体室1
06が連通する。この時、Oリング94が弁座8
8に係合しているので、スプール弁92も一緒に
上昇し、その結果、両者の密封状態が保たれるの
で中間流体室104と第一流体室76とは非連通
関係のままである。一方、Oリング96は弁座6
4から離脱するので、ドーム14内の流体圧が、
流路22、中間流体室104を介して連通し、そ
の結果、ドーム14内の圧力が下がり、制御弁C
の上流側10を流れる流体の流量が増し、第一流
体室76に連なる流路18内の流体の圧力が低減
する。尚、Oリング94が弁座から離れている時
にはOリング96が常時弁座に着座し、他方、O
リング94が弁座から離れている時にはOリング
96が常時弁座に着座している。従つて、第一流
体室76と第二流体室106が直接連通すること
はない。中間流体室104の室内の圧力は通常第
二流体室の室内の圧力を越えることはない。又、
中間流体室104の室内の流体圧は通常第一流体
室76の室内の圧力と第二流体室の室内の圧力の
中間にある。ばね48を調節してばね圧を約230
Kgに設定した場合、中間流体室104の室内の圧
力は第一流体室76の室内の圧力より例えば約25
〜50PSI低く、第二流体室の室内の圧力より例え
ば約20〜30PSI高い。
流路18内の圧力が下がると、第一流体室76
の室内の圧力も下がる。第一流体室76内の圧力
が下がると、ばね48がダイヤフラム34とピス
トン本体40を押し下げ、その結果、Oリング9
6が弁座64に着座して中間流体室104と第二
流体室106の連通が阻止される。そして、第一
流体室76の室内の圧力が所定の圧力値以下に下
がると、ダイヤフラム34がピストン本体40が
更に押し下げられ、その結果、Oリング94が弁
座88から離れて第4図に示すように中間流体室
104と第一流体室76が連通してドーム14に
連結された流路22と流路18との間を流体が流
動する。この時、Oリング96は弁座64に着座
しているので、中間流体室104と第二流体室1
06とは非連通状態にある。この後、第一流体室
76から流体によつて中間流体室104の室内の
圧力が上昇すると、ダイヤフラム34とピストン
本体40が第2図に示す位置に戻り、Oリング9
4が弁座88に着座して第一流体室76と、中間
流体室104と、第二流体室106との各室間の
流体の連通が阻止される。この時、中間流体室の
室内の圧力は変化しない。第2図〜第4図に示す
位置がパイロツト弁16開閉動作の一サイクルで
ある。
パイロツト弁16は、第一流体室76、中間流
体室104、第二流体室106の各室内の圧力変
化に所定の感度でもつてOリング94,96を着
座させる。流路22を介して低下するドーム14
内の圧力の減圧量は流路18を介して上昇する流
体の圧力に且つ、ダイヤフラム34、ピストン本
体40、Oリング94,96の面積の差に比例す
る。比Rは次式から求められる。
(1) R=A2−A1+A3/A1−A3、ここで、 (2) A2は、第3図に示すスペーサ32とプレー
ト36との間に形成された間〓の平均値によつ
て実質的に決まるダイヤフラム34の有効面
積。
(3) A1はピストン本体40の外周面に嵌着され
たOリング120の直径により決まるピストン
本体40の面積。
(4) A3はOリング94又はOリング96の着座
時の直径により決まる面積。
感度は、比Rが大きい程良くなる。第1図〜第
6図に示す実施例の場合、比が20程度あれば満足
のいく結果が得られることが判つている。パイロ
ツト弁16を必要に応じて設計変更すれば特定の
感度を得ることができる。感度を最大限上げる
と、遅い場合と異なり、躊躇することなく素早く
反応する。パイロツト弁の感度を左右する重要な
パラメータはA1、A2、A3と考えられるが、
ばね48,66,100のばね力も同様に適宜変
えればパイロツト弁16の感度を変えることがで
きる。
第7図は本発明の別実施例を示す図、図中、中
実のスプール弁9Aは第一流体室76Aと、中間
流体室104Aと、第二流体室106Aを封止す
る位置にある。第一流体室76Aにはパイパス流
路122が連結されており、このバイス流路12
2は流路18とスプール弁92Aの下端付近と
を、スプール弁92A下端に取り付けられた筒状
の取付金具124を介して連通させる。第7図の
実施例は第1図〜第6図実施例と略々同様に作動
する。
次に、第8図及び第9図に示す本発明の別実施
例は流体の圧力が、例えば、0〜15PSI程度の低
い圧力の場合特に適している。本実施例のパイロ
ツト弁10Cは上部28Cと下部30Cとから成
り、上下のカバープレート126C,128Cが
パイロツト弁の上部28Cを構成する。第一流体
室76Cは、環状のスペーサ134を介して上下
のカバープレート126C,128Cに挟着され
た上下のダイヤフラム34C,130C間に画成
され、環状のスペーサ134に形成された開孔1
36に流路18Cが接続することにより主流路F
の上流側と第一流体室76Cの室内が連通する。
第一流体室76Cはピストン本体に形成された横
穴80Cと開孔82Cを介してスプール弁92C
の下端に連通する。このスプール弁92Cは中間
流体室104Cと第二流体室106Cを分離す
る。制御弁Cのドームと中間流体室104Cは第
1図〜第6図の実施例と同様に流路22Cを介し
て連通する。
圧縮力の調節自在なばね48Cはピストン本体
の周囲に配設されたばね66Cのばね力に抗つて
ピストン本体40及びダイヤフラム34C,13
0Cを付勢する。而して、上下のダイヤフラム3
4C,130C間に画成された比較的体積の大き
い第一流体室76Cはパイロツト弁10Cの感度
を高める。スプール弁92は第1図〜第6図の実
施例の弁と構造が同じで、摺動時におけるシール
部材の接触摩擦を最小限に押さえてパイロツト弁
10Cの感度を高めている。第9図に示すパイロ
ツト弁10Cは第一流体室76Cの室内の圧力が
上昇した状態にある。
第10図は別実施例に係るパイロツト弁を示す
図で、同図のパイロツト弁10Dは流体の圧力が
例えば1500PSIを越えるような高い圧力を使用す
る場合に特に適している。弁体の上部28Dには
ボンネツト24Dがボルト34Dによつて固着さ
れており、主流路Fと、ピストン本体40Dのピ
ストン138近傍に位置する第一流体室76Dと
は流路72Dと流入路74Dを介して連通する。
ピストン138は弁体の上部28D内に配設さ
れ、スプール弁92Dは第一流体室76D、中間
流体室104D、第二流体室106Dを密封する
ように配設されている。流路22Dは中間流体室
104Dから制御弁のドームまで延在する。ピス
トン本体40Dの上端は上側のスリーブ78D内
に挿入され、圧縮力の調節自在なばね48Dはピ
ストン本体40Dを下方に付勢する。第10図に
示す高圧流体用のパイロツト弁も第1図〜第6図
に示す実施例の弁と略々同様に作動する。本実施
例の第一流体室76Dは、高圧用なので第1図〜
第6図の実施例に比べて体積が小さい。
第11図に示す別実施例は検出する流体の圧力
変化に応じて遅延圧力信号を制御弁に送信する。
中間流体室は二つの室に分割され、分割された流
体室同士は所定の大きさのオリフイスを介して互
いに連通する。これにより、制御すべき流体に圧
力変化が生じてもその変化は制御弁に遅らせて通
知される。流路18Eは主流路Fと第一流体室7
6Eとを連通させる。第一流体室76Eはピスト
ン本体40Eに固着されたダイヤフラム34Eの
近傍に設けられており、同室からの流体の圧力は
ピストン本体40Eに形成された横穴80Eと開
孔82Eを介してピストン本体側のスプール弁9
2Eの一端に連通する。第二開口である流出口1
10Eは第二流体室106Eと主流路Fの下流側
とを流路20Eを介して連通させる。
中間流体室は減衰用ダイヤフラム140によつ
て上下の流体室142,144に分割され、上側
の流体室142は中間開口108Eを介して流路
22Eの一端に、その流路22Eの他端は制御弁
Cのドーム14まで延在する。下側の流体室14
4には開口146が形成され、この開口146は
バイパス流路148を介して中間開口108Eと
流路22Eに連結する。バイパス流路148には
オリフイス150が設けられ、オリフイス150
は分割された上下の流体室142,144間を流
れる流体の流量を計測する。流体圧を均衡に作用
させる流体圧として機能する上側の流体室142
は第一流体室76E及び第二流体室106Eとは
連通しない。一方、下側の流体室144は第1図
〜第6図の実施例における中間流体室と同様に第
一流体室76E及び第二流体室106Eに夫々連
通する。スプール弁92Eの上下部にはOリング
94E,96Eが夫々嵌着され、上側のOリング
94Eは流体が第一流体室76Eと下側の中間流
体室144との間を流れるのを阻止し、下側のO
リング96Eは流体が第二流体室106Eと下側
の中間流体室144との間を流れるのを阻止す
る。第一流体室76Eの室内の圧力が上昇する
と、Oリング96Eが弁座から離れて第二流体室
106Eと下側の中間流体室144が連通する。
一方、第一流体室76Eの室内の圧力が下がると
Oリング94Eが弁座から離れて、第一流体室7
6Eと下側の中間流体室144とが連通する。ド
ーム14に連結された流路22Eは下側の中間流
体室144にオリフイス150を介して常時連通
しており、スプール弁92Eの位置とは無関係に
反応が遅れるように構成されている。斯かるオリ
フイス150は減衰用ダイヤフラム140と協働
して下側の中間流体室144内の流体圧を安定さ
せ且つ、流体の圧力が一時的に異常に変化しても
その変化によつて制御弁が過度に応答するのを最
小限に食い止める役目をする。圧力変化による作
動を遅らせる構成は、第一流体室と第二流体室と
の間に中間流体室をもつ他のパイロツト弁にも必
要に応じて組み込むことが可能である。
以上の実施例において、主流路Fはパイプライ
ン等から構成されているが、流路18,18Eを
適当な燃料タンクに接続して、第1図〜第6図に
例示したように機能させることも可能である。
(発明の効果) 請求項1,7,12,20に夫々記載の発明で
は何れも、第一流体室と第二流体室の中間に中間
流体室を画成すると共に、中間流体室の室内にス
プール弁を配設して、通常作動時には流体が各流
体室間を流れないようにしたので、常時流体が流
れる従来のパイロツト弁の欠点であつた流体中の
異物によるオリフイスの目詰まりや、湿潤ガスを
使用した時に発生する凍結等を防ぐことができ
る。
又、請求項12及び17に記載の発明では、中
間流体室を二つに分割すると共に、分割した二つ
の流体室を接続管(バイパス流路))で連結し、
更に、連結管にオリフイスを設けて、第一流体室
の室内の流体圧に変化が生じても、その変化を遅
らせて制御弁に知らせるようにしたので、圧力が
一時的に異常に変化してもその変化によつて制御
弁が過度に反応することがない。従つて、より正
確な制御が行える。
そして、請求項20に記載の発明では、スプー
ル弁に形成した環状溝の深さをOリングの半径よ
りもかなり深くして、Oリングが弁座に非常に軽
く接触(摩擦が非常に小さい)するようにしたの
で、スプール弁が流体の小さな圧力変化にも敏感
に反応する。即ち、感度に優れたパイロツト弁を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は主流路に設けられた制御弁を制御する
本発明に係るパイロツト弁の略図、第2図は第1
図に示すパイロツト弁を拡大して示した縦断面図
で、図中、パイロツト弁は通常作動時にあり流体
は第一流体室、第二流体室、中間流体室の各室間
を流動不能な状態にある、第3図は第2図の一部
を拡大して示した図で、同図には、第一流体室の
室内の流体圧が上昇してスプール弁が中間流体室
と第二流体室の間に設けられた弁座から離脱して
流体が両室の間を流動し、一方、第一流体室と中
間流体室との間に設けられた弁座に着座して流体
が両室の間を流動するのを阻止する状態が示され
ている、第4図は第一流体室の流体圧が下降した
時の各弁の位置を示す第3図のパイロツト弁の一
部を更に拡大した拡大図で、図中、スプール弁は
第一流体室と中間流体室の間に設けられた弁座か
ら離脱して流体が両室間を流動するのを許容する
一方、中間流体室と第二流体室との間に設けられ
た弁座に着座して流体が両室間を流動するのを阻
止する位置にある、第5図は弁座と、スプール弁
に嵌着され、弁座に比較的鋭敏に当接するOリン
グを示す拡大図、第6図は第3図の6−6線断面
図、第7図は第一流路から延出するバイパス流路
がスプール弁の一端に連通して流体圧が均衡に作
用するようにした本発明の別実施例に係るパイロ
ツト弁の一部を示す断面図、第8図及び第9図は
流体の圧力が0〜15PSIと比較的低い圧力の場合
に特に適した本発明の更に別の実施例に示す断面
図で、第一流体室の容積が比較的大きく、その内
部に一対のダイヤフラムを備える、尚、第8図の
弁部材は弁座から離脱した状態にある、第10図
は流体の圧力が例えば1500PSIと高い圧力の場合
特に適した本発明の別実施例を示す断面図で、ピ
ストンは第一流体室において流体圧応動手段の役
目をする、第11図は本発明の別実施例の一部を
概略的に示した拡大断面図で、中間流体室を二つ
の流体室に分割すると共にバイパス流路によつて
分割した室同士を連結し、更に、バイパス流路に
オリフイスを設けて流体の圧力変化を遅らせて制
御弁に知らせるように構成してある。 C…制御弁、F…主流路、16…パイロツト
弁、27…弁体、28…弁体上部、30…弁体下
部、34…ダイヤフラム、40…ピストン本体
(摺動自在な部材)、48…ばね、64…第二弁
座、66…圧縮ばね、72…流入口(第一開口)、
76…第一流体室、82…開孔、88…第一弁
座、92…スプール弁、94,96…シール(O
リング)、100…ばね、102…通孔、104
…中間流体室、106…第二流体室、108…中
間開口(第三開口)、114…環状溝、110…
流出口(第二開口)、140…ダイヤフラム、1
48…バイパス流路(連結管)、150…オリフ
イス。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主流路に配設された制御弁用のパイロツト弁
    であつて、 弁体27の内部に第一流体室76と、第二流体
    室106と、該第一流体室と該第二流体室との間
    に中間流体室104とを画成し、 前記第一流体室に制御弁Cの一側10に位置す
    る主流路内において制御される流体を連通させる
    と共に、流体の圧力変化に応じて作動する流体圧
    応動手段を内設し、該流体圧応動手段は前記中間
    流体室の室内に配設された摺動部材40を含んで
    成り、該摺動部材の中心に開孔82を形成して前
    記第一流体室に連通させ、 前記開孔82の周囲で且つ前記第一流体室と前
    記中間流体室の中間に延在する第1弁座を前記摺
    動部材40の面上に設け、 前記第二流体室と前記中間流体室の中間に延在
    する第二弁座64を前記弁体27内に固設し、 前記第一弁座付近の前記開孔内に、前記第一弁
    座と前記第二弁座に夫々密着するシール94,9
    6を有するスプール弁92を移動自在に配設し、 前記第二流体室に制御弁Cの他側12に位置す
    る前記主流路を連通させ、 前記中間流体室に、前記制御弁の弁内に設けら
    れ、流体の圧力変化に応じて作動する流体圧応動
    部材14を連通させ、 前記第一弁座88と前記第二弁座64に前記ス
    プール弁を通常着座させて、流体が前記第一流体
    室と前記第二流体室と、前記中間流体室との間を
    流動するのを阻止し、 前記第一流体室76の室内の流体圧が所定の値
    上昇すると、前記流体圧応動手段を移動させて前
    記スプール弁を前記第二弁座から離脱させて前記
    中間流体室と前記第二流体室を連通させる一方、
    第一弁座には着座させた状態を維持して流体が前
    記第一流体室と前記中間流体室との間を流動する
    のを阻止し、 該第一流体室の室内の流体圧が所定の値下降す
    ると、前記流体圧応動手段を移動させて前記スプ
    ール弁を前記第一弁座から離脱させて該第一流体
    室と前記中間流体室を連通させる一方、前記第二
    弁座には着座させた状態を維持して流体が前記第
    二流体室と前記中間流体室との間を流動するのを
    阻止する、制御弁用パイロツト弁。 2 前記スプール弁92は細長で、その両端を前
    記第一流体室からの流体に接触させて流体圧が均
    衡に作用するようにした請求項1に記載の制御弁
    用パイロツト弁。 3 前記シールはスプール弁の外周面にその長手
    方向に離間させて嵌着した一対のOリング94,
    96であつて、該Oリングを前記第一弁座88と
    前記第二弁座64に選択的に密着させる請求項2
    に記載の制御弁用パイロツト弁。 4 前記流体圧応動手段は前記制御弁の上流側を
    流れる流体の圧力変化に応じて作動するダイヤフ
    ラム34を含んで成り、前記スプール弁の中心に
    通孔102を形成して流体圧が均衡に作用するよ
    うにした請求項1に記載の制御弁用パイロツト
    弁。 5 該スプール弁を弾性手段100によつて連続
    的に付勢して前記第一弁座と前記第二弁座に着座
    させ、流体が前記第一流体室と、前記第二流体室
    と、前記中間流体室との間を流れるのを阻止する
    請求項3に記載の制御弁用パイロツト弁。 6 前記流体圧応動手段はピストン138を含ん
    で成り、該ピストンから前記中間流体室の室内へ
    ピストン本体40Dを延出させると共にその下端
    の中心に開孔を形成し、該開孔に前記スプール弁
    92Dを往復動自在に挿入した請求項1に記載の
    制御弁用パイロツト弁。 7 主流路に設けられた制御弁を流れる流体の圧
    力を制御するパイロツト弁であつて、 弁体27を上部28と下部30とから構成し、
    該上部に第一流体室76を、該下部に第二流体室
    106と、該第一流体室と該第二流体室との間に
    中間流体室104とを夫々画成し、 前記第一流体室の室内にダイヤフラム34と、
    該ダイヤフラムに取り付けられて連動する長尺の
    ピストン本体40を配設し、 前記第一流体室76に制御弁Cの一側10に位
    置する主流路において制御される流体を、前記第
    二流体室106に前記制御弁の他側12に位置す
    る主流路を、前記中間流体室104に前記制御弁
    に設けられた流体圧応動手段14を夫々連通さ
    せ、 前記中間流体室の室内に前記ピストン本体40
    を配置し、 前記第一流体室と前記第二流体室の中間に延在
    する第一弁座88を前記ピストン本体に設け、 前記第二流体室と前記中間流体室の中間に延在
    する第二弁座64を前記ピストン本体の内部に固
    設し、 前記第一弁座と前記第二弁座の近傍に弁部材9
    2を設けると共に、該弁部材に一対の環状シール
    94,96を嵌着して両シールを前記第一及び第
    二弁座に選択的に密着させ、流体の圧力が所定の
    範囲内にある時は、前記弁部材を前記第一及び第
    二弁座に着座させて流体が前記第一流体室と、前
    記第二流体室と、前記中間流体室との間を流動す
    るのを阻止し、 前記第一流体室の室内の流体圧が所定の値上昇
    すると前記ダイヤフラム34と前記ピストン本体
    40を移動させて前記弁部材を前記第二弁座から
    離脱させ、もつて、前記中間流体室と前記第二流
    体室を連通させる一方、前記第一弁座への着座状
    態は維持して流体が前記第一流体室と前記中間流
    体室との間を流動するのを阻止し、 前記第一流体室の室内の流体圧が所定の値下降
    すると、前記ダイヤフラムと前記ピストン本体を
    移動させて前記弁部材を前記第一弁座から離脱さ
    せ、もつて、前記第一流体室と前記中間流体室を
    連通させる一方、前記第二弁座への着座状態は維
    持して流体が前記第二流体室と前記中間流体室と
    の間を流動するのを阻止する、制御弁用パイロツ
    ト弁。 8 前記ピストン本体の下端中心部に大径の開孔
    84を形成し、前記弁部材をスプール弁とし、前
    記開孔84内に該スプール弁の上端部を挿入した
    請求項7に記載の制御弁用パイロツト弁。 9 前記ダイヤフラム34と前記ピストン本体4
    0を圧縮力の調節自在な圧縮ばね66によつて一
    方向に連続的に付勢し、前記弁本体の内部に第二
    の圧縮ばね100を配設すると共に、該第二の圧
    縮ばねを前記ピストン本体に係合させ且つ前記調
    節自在な圧縮ばね66の付勢力に抗して前記ピス
    トン本体40と前記ダイヤフラム34を連続的に
    付勢する請求項7に記載の制御弁用パイロツト
    弁。 10 前記弁部材は流体圧が均衡に作用するスプ
    ール弁、前記シールは該スプール弁の外周面に離
    間させて嵌着した一対のOリング94,96であ
    つて、該一対のOリングを前記第一弁座及び第二
    弁座に選択的に密着させる請求項7に記載の制御
    弁用パイロツト弁。 11 前記スプール弁の外周環状溝114を形成
    すると共に、該環状溝の内部に前記Oリングを
    夫々嵌入し、該環状溝の深さを該Oリングの横断
    面における半径よりもかなり深くした請求項10
    に記載の制御弁用パイロツト弁。 12 主流路に設けられた制御弁に流体圧信号を
    送信するパイロツト弁であつて、 弁体27を上部28と下部30とから構成し、 前記弁体の上部28に、制御弁Cの一側に10
    位置する主流路Fにおいて制御される流体圧に連
    通する第一流体室76Eを画成すると共に、該第
    一流体室に第一開口72を連通させて流体圧を検
    出し、 前記弁体の下部30に、前記制御弁の他側12
    に位置する前記主流路に連通する第二流体室10
    6Eを画成すると共に、該第二流体室に第二開口
    110Eを連通させ、 前記第一流体室を前記第二流体室との間の前記
    弁体の下部に中間流体室を画成すると共に、該中
    間流体室に第三開口108E及び前記制御弁に設
    けられた流体圧応動部材14を連通させ、 前記第一流体室76Eの一側における前記弁体
    の上部28内に、前記第一流路を流れる流体の圧
    力変化に応じて作動する流体圧応動手段を設け、 該中間流体室に室内に流体圧応動手段140を
    設けて該中間室を分割し、一方の室144を前記
    第一流体室と前記第二流体室に選択的に連通させ
    ると共に他方の室142を前記中間流体室に常時
    連通させ、 前記中間流体室142,144を互いに連結す
    る連結管148を設けると共に、該連結管に所定
    の大きさのオリフイス150を配設して前記中間
    流体室142,144間を流れる流体の流量を計
    測し、前記第一流体室の室内の流体に圧力変化が
    あつても、その通知を遅らせる遅延圧力信号を前
    記制御弁に送信する、制御弁用パイロツト弁。 13 前記第一流体室一側の前記弁体上部に設け
    られた前記流体圧応動手段はダイヤフラム34E
    を、前記中間流体室に設けられた前記流体圧応動
    手段は前記中間流体室を分割するダイヤフラム1
    40を夫々含んで成る請求項12に記載の制御弁
    用パイロツト弁。 14 前記第一流体室76Eと分割された前記中
    間流体室の内の一方の室144との間に第一弁座
    を形成し、前記第二流体室106Eと該方の中間
    流体室144との間に第二弁座を形成し、前記中
    間流体室にスプール弁92Eを配設すると共に、
    該スプール弁を移動させて前記第一及び第二弁座
    に着座或いは同弁座から離脱させ、前記一方の中
    間流体室144と前記第一及び第二流体室との間
    を流体が流動するのを阻止或いは許容する請求項
    12に記載の制御弁用パイロツト弁。 15 前記スプール弁92Eに流体圧を均衡に作
    用させると共に、該スプール弁の外周面に一対の
    Oリング94E,96Eを長手方向に離間させて
    嵌着し、該Oリングを前記第一弁座と前記第二弁
    座に選択的に密着させる請求項14に記載の制御
    弁用パイロツト弁。 16 前記スプール弁92Eの軸方向に通孔を貫
    設し、前記第一流体室に該通孔を連通させ、前記
    スプール弁に流体圧を均衡に作用させる請求項1
    4に記載の制御弁用パイロツト弁。 17 主流路に設けられた制御弁用のパイロツト
    弁であつて、 弁体27に第一流体室76Eと、第二流体室1
    06Eと、前記第一及び第二流体室との間に中間
    流体室とを画成し、 前記第一流体室に主流路Fで検出される流体を
    連通させると共に、流体の圧力に応じて作動する
    流体圧応動手段を設け、該流体圧応動手段は流体
    圧応動部材34Eと、前記中間流体室の室内に延
    在する摺動自在な部材40Eとを含んで成り、 前記中間流体室に、制御弁Cに設けられた流体
    圧応動手段14に連通する流路108Eを形成
    し、 前記第一流体室と前記中間流体室の中間に延在
    する第一弁座を前記弁体の内部に設け、 前記第二流体室と前記中間流体室の中間に延在
    する第二弁座を前記弁体の内部に設け、 前記第一弁座近傍の前記中間流体室の室内に弁
    部材92Eを設け、該弁部材に前記第一弁座と前
    記第二弁座に密着するシール94E,96Eを取
    り付け、 該中間流体室に流体圧応動手段140を設けて
    分割し、一方の室144に前記第一流体室と前記
    第二流体室を選択的に連通させると共に、他方の
    室142に前記中間流体室を常時連通させ、 分割された二つの室142,144を互いに連
    通する連結管148を設け、該連結管に所定の大
    きさのオリフイス150を配設して前記室14
    2,144の間を流れる流体の流量を計測し、も
    つて、前記第一流体室内の流体圧に変化が生じて
    も、その変化を遅らせて知らせる遅延圧力信号を
    前記制御弁に送信する、制御弁用パイロツト弁。 18 前記弁部材92Eは移動式のスプール弁か
    ら成り、前記シールは該スプール弁の外周面に離
    間させて嵌着した一対のOリング94E,96E
    から成り、該Oリングを前記第一弁座と前記第二
    弁座に夫々係合させる請求項17に記載の制御弁
    用パイロツト弁。 19 前記中間流体室に設けられた前記流体圧応
    動手段はダイヤフラム140を含み、前記第一流
    体室に設けられた前記流体圧応動手段はダイヤフ
    ラム34Eから成り、前記摺動自在な部材40の
    中心に開孔82Eを形成して前記第一流体室に連
    通させた請求項17に記載の制御弁用パイロツト
    弁。 20 主流路に設けられた制御弁用のパイロツト
    弁であつて、 弁体27に第一流体室76と、第二流体室10
    6と、該第一流体室と第二流体との間に中間流体
    室104とを画成し、 該第一流体室に、制御弁Cの一側10に位置す
    る主流路Fにおいて制御される流体を連通させる
    と共に、該第一流体室の室内に流体圧応動手段を
    設け、前記流体圧応動手段は前記中間流体室の室
    内を延在する摺動自在な部材40を含んで成り、 前記第一流体室と前記中間流体室の中間に延在
    する第一弁座88を前記摺動自在な部材40の表
    面に設け、 前記第一流体室と前記中間流体室の中間に延在
    する第二弁座64を前記弁体の内部に設け、 前記中間流体室に別体の移動式スプール弁92
    を挿入配置し、 該スプール弁の外周面に環状溝114を形成す
    ると共に、該環状溝に対応する一対のOリング9
    4,96を夫々嵌着し、該環状溝の深さをOリン
    グの半径よりもかなり深くなるように設定し、流
    体の圧力が所定の範囲内にある時は前記Oリング
    を両弁座64,88に着座させて流体が前記第一
    流体室と、前記第二流体室と、前記中間流体室と
    の間を流動するのを阻止する、制御弁用パイロツ
    ト弁。 21 前記摺動自在な部材40の中心に開孔82
    を形成し、前記中間流体室の位置に対応する該開
    孔の一部を拡径して大径部84を設け、該大径部
    に前記スプール弁を往復動自在に挿入し、該スプ
    ール弁をばね手段100によつて付勢して前記第
    一弁座と前記第二弁座に着座させる請求項20に
    記載の制御弁用パイロツト弁。 22 前記スプール弁の軸方向に通孔102を形
    成して該スプール弁に作用する流体の圧力が均衡
    するようにした請求項21に記載の制御弁用パイ
    ロツト弁。 23 前記流体圧応動手段は前記第一流体室に設
    けられたピストン138を含んで成り、前記摺動
    自在な部材は前記ピストンから伸長して前記中間
    流体室の室内に延入するピストン本体40Dであ
    る請求項21に記載の制御弁用パイロツト弁。
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