JPH0520623U - ウエストバツグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 保護者が乳幼児と一緒に外出するときに装着
するのに適したウエストバッグを提供する。 【構成】 バッグ本体２を複数個の収納部５，８，１
２，１５，１７，１８に分割し、特定の収納部８を保温
材１１によって裏打ちし、哺乳瓶を保温状態で収納する
ことを可能にする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ウエストバッグに関するもので、特に、乳幼児と一緒に外出する 保護者が装着するのに適したウエストバッグに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

たとえば母親が乳幼児と共に外出する場合、財布その他の母親自身にとって必 要な物品に加えて、乳幼児のための物品を携帯する必要がある。乳幼児のための 物品には、哺乳瓶、おむつ、よだれ掛け、簡単な着替え、ハンカチ、ティッシュ ペーパー、等がある。そのため、外出する際には、これらの物品を収納できるバ ッグを持ち歩くことが多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述したように、バッグを持ち歩いた場合、少なくとも一方の手が塞がり、乳 幼児の世話をするのに不自由な場合がある。

【０００４】 なお、両手を自由な状態に保ちながら、携帯できるバッグとして、ウエストバ ッグが既に提案されているが、従来からあるウエストバッグは、必ずしも、保護 者が乳幼児と一緒に外出する場合に必要な物品を収納するのに適していない。

【０００５】 それゆえに、この考案の目的は、上述したように、保護者が乳幼児と一緒に外 出する場合に携帯するのに適したウエストバッグを提供しようとすることである 。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案は、バッグ本体およびバッグ本体に取付けられるベルトを備える、ウ エストバッグに向けられるものであって、上述した技術的課題を解決するため、 前記バッグ本体が複数個の収納部を有し、これら複数個の収納部のうち少なくと も１つが保温材によって裏打ちされていることを特徴としている。

【０００７】

【作用】

この考案において、バッグ本体に備える複数個の収納部は、物品を分類して別 々に収納することを可能にする。また、保温材によって裏打ちされた収納部は、 そこに哺乳瓶を入れるのに適している。

【０００８】

【考案の効果】

したがって、この考案によれば、保護者が乳幼児と一緒に外出するのに必要な 物品を、複数個の収納部のそれぞれに分類して収納することができるので、各物 品をバッグ本体内で整理することが容易であるとともに、所望の物品を取出すこ とも容易になる。また、用いる収納部を変えることにより、たとえば濡れた物品 と濡れることを嫌う物品とを、ともにバッグ本体内に収納することができる。

【０００９】 また、保温材によって裏打ちされた収納部は、そこに収納された哺乳瓶を比較 的長時間にわたって保温することができる。そのため、いつでも、どのような場 所ででも、乳幼児に哺乳することができる。

【００１０】 また、簡単な外出のときには、この考案に係るウエストバッグに、必要な物品 をすべて収納して、ウエストバッグのみを携帯して外出することができる。その ため、両手が自由な状態となり、乳幼児に対して世話を十分に行なうことができ る。

【００１１】 なお、少なくとも１つの収納部に挿入される別体の仕切りが用意されると、そ の収納部をさらに分割して使用することが可能になる。また、仕切りによって区 分される収納部の容積比は、仕切りが別体であるため、任意に変えることができ る。また、収納部を広く使いたい場合には、仕切りを取り除けばよい。

【００１２】 上述した仕切りに防水性が与えられていると、１つの収納部内に、濡れた物品 と濡れることを嫌う物品とを同居させることができる。

【００１３】

【実施例】

図１に、この考案の一実施例によるウエストバッグ１が示されている。図２に は、図１に示したウエストバッグ１のいくつかの収納部が開放された状態が示さ れている。

【００１４】 ウエストバッグ１は、バッグ本体２およびバッグ本体２に取付けられるベルト ３を備える。ベルト３は、連結具４によってループ状をなすように着脱可能に連 結される。図示しないが、ベルト３は、周知の手段によって、その長さが調整可 能とされてもよい。

【００１５】 バッグ本体２は、複数個の収納部を有する。第１の収納部５は、最も大きな容 積を与えるもので、ファスナ６によって閉じられる蓋７を有している。

【００１６】 第２の収納部８は、第１の収納部５の一方側部に連結される。この第２の収納 部８は、ホック９によって閉じられる蓋１０を有する。第２の収納部８は、哺乳 瓶（図示せず）を収納するのに適した形状を有している。また、第２の収納部８ は、図１において表地の一部を破断して示したように、保温材１１が裏打ちされ る。保温材１１は、好ましくは、中空繊維の集合体からなり、たとえばスリーエ ム社の商品“Thinsulate”が有利に用いられ得る。

【００１７】 第３の収納部１２は、第１の収納部５の他方の側部に取付けられる。この第３ の収納部１２は、ホック１３によって閉じられる蓋１４を有する。第３の収納部 １２は、たとえば、予備のおむつを収納するために用いられる。

【００１８】 第３の収納部１２の前方には、第４の収納部１５が位置される。第４の収納部 １５は、ファスナ１６によって閉じられる。この第４の収納部１５は、たとえば 、使い終えたおむつを収納するのに用いられる。

【００１９】 第１の収納部５の前方には、第５および第６の収納部１７および１８が横に並 んで配置される。第５の収納部１７は、ホック１９によって閉じられる蓋２０を 有する。第６の収納部１８は、ファスナ２１によって閉じられる。これら第５お よび第６の収納部１７および１８は、たとえば、小銭または鍵等を収納するため に用いられる。

【００２０】 なお、図示しないが、第１の収納部５の背面には、第７の収納部が形成され、 身体に密着した状態で、札または札入れを収納することができるようにされてい る。

【００２１】 これら第１ないし第６の収納部５，８，１２，１５，１７，１８ならびに第７ の収納部は、好ましくは、防水性シートにより裏打ちされる。

【００２２】 図２に示すように、第１の収納部５内には、別体で用意された仕切り２２が挿 入される。仕切り２２は、容易に変形可能な材料から構成され、好ましくは、防 水性が与えられる。図２においては、仕切り２２が第１の収納部５からやや持ち 上げた状態で図示されている。この仕切り２２は、第１の収納部５内の空間を任 意の容積比で分割することができる。

【００２３】 以上、この考案を、図示した実施例に関連して説明したが、この考案の範囲内 において、この実施例は種々の点において変更することができる。

【００２４】 たとえば、収納部の数および配置は任意である。 また、この考案に係るウエストバッグは、乳幼児と一緒に外出する保護者が装 着するのに適しているが、その他の用途にも当然使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例によるウエストバッグ１を
示す斜視図である。

【図２】図１に示したウエストバッグ１のいくつかの収
納部が開放された状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ ウエストバッグ ２ バッグ本体 ３ ベルト ５，８，１２，１５，１７，１８ 収納部 １１ 保温材 ２２ 仕切り

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 バッグ本体および前記バッグ本体に取付
   けられるベルトを備える、ウエストバッグにおいて、 前記バッグ本体は複数個の収納部を有し、 前記複数個の収納部のうち少なくとも１つは、保温材に
   よって裏打ちされていることを特徴とする、ウエストバ
   ッグ。
2. 【請求項２】 前記複数個の収納部のうち少なくとも１
   つの収納部には、別体で用意された仕切りが挿入されて
   いる、請求項１に記載のウエストバッグ。