JPH05200215A - 連続固液分離装置 - Google Patents

連続固液分離装置

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JPH05200215A
JPH05200215A JP1315892A JP1315892A JPH05200215A JP H05200215 A JPH05200215 A JP H05200215A JP 1315892 A JP1315892 A JP 1315892A JP 1315892 A JP1315892 A JP 1315892A JP H05200215 A JPH05200215 A JP H05200215A
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Megumi Tanaka
惠 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的に動く部分のない、清浄な製品を取得
できる、簡単な構造の連続固液分離装置である。 【構成】 スクリーン部分を持つ波状の板とスクリーン
部分のない波状の板とをずらせて向い合わせ、両側を側
板で封止してジグザグ状に通ずる通路を形成し、通路内
に気体吹込みノズルを取付けている。通路の一端から原
料を供給すれば、通路内に吹込んだ気体によって液体は
スクリーン部分から排出され、固体は他端へと前送りさ
れる。合成樹脂のペレットや、化学薬品などの粒状固形
物と液体との分離に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体と混合している粒
状固形物、たとえば合成繊維原料のチップ、合成樹脂の
ペレット、化学薬品、加工食品などを、水などの液体か
ら分離するために使用する連続固液分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記の粒状固形物と液体との混合物から
粒状固形物を分離するために、各種の遠心分離機が使用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の遠心分離機は、
機械的回転部を有し、固液の連続分離のために複雑な機
構を必要としている。このため、固液の分離には、処理
物の汚染、安全性、経済性などに課題があった。本発明
は、このような課題を解決することを目的になされたも
のである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、機械的回転
部をもたない、簡単な構造の連続固液分離装置の開発に
努めた結果、本発明を完成した。本発明を例示した図面
を参照しつつ、課題を解決するための手段を説明する。
図1は本発明の連続固液分離装置の概略平面図、図2は
図1のA−A´断面の模式図、図3はスクリーン本体部
1の1例を示す斜視図、図4は、スクリーン本体部の断
面説明図である。
【0005】本発明の連続固液分離装置には、原料の供
給口9から分離した固形物の取出口10までの間をジグ
ザグ状に通じ、かつその1部分をスクリーン4で構成さ
れている通路8が形成されている。この通路8中に気体
を吹込んで、その中の固液混合物からスクリーンを通し
て液体を分離させつつ、残った固形物を取出口に向かっ
て前送りするものである。
【0006】その構造を説明する。本発明の連続固液分
離装置には、軸に平行なスクリーン4部分を有する複数
(N)個の樋状体3を平行に整列させ、隣接する樋状体
の縁5を接合して形成された波状のスクリーン本体部1
と、樋状体3とほぼ同じ幅であってスクリーンのない複
数(NまたはN±1)個の樋状体6を平行に整列させ、
隣接する樋状体の縁7を接合して形成された波状のカバ
ー部2とがある。このスクリーン本体部1を仰向けに、
カバー部2をうつぶせにして、樋状体3、6の整列方向
に、樋状体3または6の幅をこえない範囲ずらせ、かつ
両者が直接接触することなく向い合っておかれており、
この向い合ったスクリーン本体部1とカバー部2の両側
部が側板12によって封止され、樋状体3,6の整列方
向にジグザグ状に通ずる通路8を形成している。さら
に、この通路8の一端に分離したい固液混合物の供給口
9が、他端に、液体を分離した固形物の取出口10が設
けられ、さらに、対応する樋状体3,6の一対ごとに、
通路8内に軸方向に平行な気体吹込ノズル11が取付け
られているのである。
【0007】次に、第2の発明として、前記の連続固液
分離装置を用い、供給口9から固液混合物を供給し、各
気体吹込ノズル11から空気を間欠的に通路8に吹込
み、スクリーン4から液体を前記の吹込んだ空気ととも
に通路8の外に排出せしめて固液を分離すると同時に、
固液混合物を取出口10に向かって前送りし、これらの
操作を固液混合物に繰返し加えて、残った固形物を取出
口10から取出す連続固液分離方法を提供する。
【0008】
【実施態様と作用】本発明について、図面を参照しつ
つ、さらに詳しく説明する。
【0009】本発明の連続固液分離装置は、スクリーン
4によって固液を分離するものであって、スクリーン本
体部1は、複数(N)個の樋状体3を平行に整列し、隣
接する樋状体の縁5を接合した波状体であって、各樋状
体3には軸に平行にスクリーン4が設られている。通
常、樋状体3の長さは同じであって、横断面の形状は半
円または半楕円である。樋状体3の長さ、大きさ、およ
びその個数(N)は、主に処理量、固液の比率、分離す
べき粒状固形物の大きさ、所望の脱水率などの操業条件
などによって決められる。隣接する樋状体の縁5間の接
合は、図1に例示したように樋状体の縁5を直接接合し
てもよいし、細長いベルト状の部材15を介し間接的に
接合してもよい。樋状体3には、分離する固形物が通過
しない程度の小孔をあけたり、金網や櫛状のシーブなど
を使用したスクリーン4部分がある。スクリーン4の部
分は、樋状体3の軸方向に平行に、通常、樋状体3の横
断面の周辺の10/180ないし120/180の範囲
内である。固形物から効率よく脱液し、固形物を取出口
10に向かって前送りするために、各樋状体3の進行方
向下流側に、底点16から60/180の範囲内に設け
ることが好ましい。
【0010】スクリーン本体部1に向い合って、ともに
処理物の通路8を形成するためのカバー部2は、樋状体
3とほぼ同じ幅であってスクリーン部のないNまたはN
±1個の樋状体6を、平行に整列し、隣接する樋状体の
縁7を接合された波状体である。樋状体3と樋状体6と
は、断面が同一形状、同一寸法である必要はなく、たと
えば、一方の樋状体の断面形状が半円形、他方が半楕円
形であってもよい。双方の樋状体の幅が異なる場合に
は、双方の樋状体3と6とが接触して通路8を塞がない
ように、短いほうの接合部に細長いベルト状の部材を挿
入し、間接的に接合して調整することができる。
【0011】仰向けになったスクリーン本体部1と、う
つぶせになったカバー部2とが、樋状体3および6の整
列方向に樋状体3または6の幅をこえない範囲、好まし
くはその幅のほぼ半分、すなわち波状体の波長の半分を
ずらせて、かつ両者が直接接触することなく向い合って
いる。両者の間の距離は、通路8の断面積に直接関係
し、目的の処理量などによって決められるが、通常は樋
状体3および6の開口面17の位置が重なるように対峙
させる。さらに、スクリーン本体部1およびカバー部2
の両側部は、側板12で封止され、ジグザグ状に通ずる
通路8を形成している。この通路8の一端に原料である
固液混合物の供給口9が、他端に、液体を分離した固形
物の取出口10が設けられている。通路8は、スクリー
ンを通して固液混合物から液体を分離しながら、固形物
を供給口9から取出口10に向かって移動させるガイド
の作用をもっている。
【0012】さらに、対応する樋状体3、6の一対ごと
に、通路8内に軸方向に平行な気体吹込ノズル11が取
付けられている。その位置は、図2に示されるように樋
状体3の横断面の上流側に取付けることが好ましい。気
体吹込ノズル11は、このほかに追加して設けることが
できる。通路8内の固形物に対し、効率よく気体を吹付
けることができるからである。この気体吹込ノズル11
から、通路8内の固液混合物にむけて気体を勢いよく吹
込めば、液体はスクリーン4から吹込んだ気体とともに
通路8の外に排出されるとともに、残った固液混合物は
取出口10に向かって前送りされるのである。吹込む気
体は、通常は、空気であるが、安全上の観点から、たと
えば窒素や水蒸気を使用することもできる。また、たと
えば上流のセクションと下流のセクションとで、異なる
性状の気体を使用することもできる。13は分離された
液体の受皿であり、14はその排出口である。
【0013】本発明の連続固液分離装置は、通路8の中
心線がが水平になるように設計、製作し、設置するとは
限らない。例えば、供給口9から取出口10に向かって
下り勾配になるようにしてもよい。また、本発明の連続
固液分離装置と類似の構造の連続乾燥装置および冷却装
置を組合わせ、一体化することもできる。
【0014】さらに、本発明者は、本発明の固液分離装
置を用い、効率のよい固液分離方法を検討したところ、
気体は、一定量を定常的に吹込むよりも、間欠的(パル
ス的)に勢いよく吹込む方が所要気体量が少なくてすむ
上、固液の分離効率も高く、効率的で好ましいことを見
出した。この方法は、固液分離するために有効な、第2
の発明の固液分離方法である。
【0015】
【実施例】つぎに、図1に例示したのに類似の本発明の
連続固液分離装置について、具体的に実施例を挙げて説
明する。
【0016】厚さ1.5mmのステンレス鋼板を用い
て、長さ125mm、横断面が半径50mmの半円形で
あって、底点から片側0度から60度の範囲に直径2m
mの孔を千鳥に20ケ所に設け、スクリーンとした樋状
体を20個製作した。この樋状体をスクリーンが下流側
になるように整列し、隣接する縁を溶接し、スクリーン
本体部とした。同様にして孔のないカバー部を製作し
た。スクリーン本体部を仰向けにし、樋状体の整列方向
に樋状体の幅の半分、すなわち約50mm取出側にずら
せ、カバー部をうつぶせに、両者の開口面が重なるよう
にして被せた。この両側部に側板を溶接してジグザグ状
に通ずる通路を形成し、通路の上流端、カバー側に供給
口を、下流端スクリーン本体部側に、固形物の取出口を
取付けた。さらに、スクリーン本体部の各樋状体のスク
リーンの反対側に、軸方向に平行な気体吹込ノズルを取
付け、本発明の連続固液分離装置を製作した。
【0017】この連続固液分離装置に30重量%の水と
混合したポリエチレンペレットを毎時50kgの割合で
原料供給口から投入した。同時に気体吹込ノズルから4
0ないし50℃の空気を毎分2m2 の割合で吹込んだと
ころ、混合する水分を0.2重量%にすることができ
た。また、空気をこの半分の毎分1m2 の割合で間欠的
に吹込んだところ、水分を0.1重量%にまで減少する
ことができた。
【0018】
【発明の効果】本発明の連続固液分離装置は、機械的回
転部をもたないのでに、構造は簡単で装置コストは低廉
であり、防災面でも遠心分離機のように特別の配慮を必
要としない。また、潤滑油などの混入がなく清浄な製品
を得ることができる。しかも、通常、圧縮空気のみで脱
水できるので、はなはだ経済的に操業できる。設置面積
も小さくてよい。気体の吹込みを間欠的にすれば、脱液
効率が上がり、気体の使用量を低減することができて、
さらに経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の連続固液分離装置の概略平面図。
【図2】 図1のA−A´の模式的な断面図。
【図3】 スクリーン本体部の1例を示す斜視図。
【図4】 スクリーン本体部の断面説明図。
【符号の説明】
1:スクリーン本体部 2:カバー部 3:樋状体 4:スクリーン 5:樋状体3の縁 6:樋状体
7:樋状体6の縁 8:通路 9:供給口 10:取出口 11:気
体吹込ノズル 12:側板 13:受皿 14:排出口 15:
ベルト状の部材 16:底点 17:開口部の面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸に平行にスクリーン(4)部分を有する
    複数(N)個の樋状体(3)を平行に整列させ、隣接す
    る樋状体の縁(5)を接合して形成された波状のスクリ
    ーン本体部(1)に、 樋状体(3)とほぼ同じ幅であってスリーンのない複数
    (NまたはN±1)個の樋状体(6)を平行に整列さ
    せ、隣接する樋状体の縁(7)を接合して形成された波
    状のカバー部(2)が、 スクリーン本体部(1)を仰向けに、カバー部(2)を
    うつぶせにして、樋状体(3,6)の整列方向に、樋状
    体(3,または6)の幅をこえない範囲でずらし、かつ
    両者が直接接触することなく向い合っており、 この向い合ったスクリーン本体部(1)とカバー部
    (2)の両側部が側板(12)によって封止され、樋状
    体(3,6)の整列方向にジグザグ状に通ずる通路
    (8)を形成し、 この通路(8)の一端に固液混合物の供給口(9)が、
    他端に、液体を分離した固形物の取出口(10)が設け
    られ、 さらに、対応する樋状体(3,6)の一対ごとに、通路
    (8)内に軸方向に平行な気体吹込ノズル(11)が取
    付けられていることを特徴とする連続固液分離装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の連続固液分離装置を用
    い、 供給口(9)から固液混合物を供給し、 各気体吹込ノズル(11)から気体を間欠的に通路
    (8)に吹込んで、スクリーン(4)から吹込んだ気体
    とともに液体を通路(8)の外に排出せしめて固液を分
    離すると同時に、残った固液混合物を取出口(10)に
    向かって順次に前送りし、 液体を分離した固形物を取出口(10)から取出す連続
    固液分離方法。
JP1315892A 1992-01-28 1992-01-28 連続固液分離装置およびその方法 Expired - Lifetime JPH07110324B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229708A (ja) * 2006-02-06 2007-09-13 Univ Nagoya 濾過装置
KR20210002884A (ko) * 2019-07-01 2021-01-11 세메스 주식회사 기체분사시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229708A (ja) * 2006-02-06 2007-09-13 Univ Nagoya 濾過装置
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