JPH05197637A - Icカードシステム - Google Patents

Icカードシステム

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JPH05197637A
JPH05197637A JP4006809A JP680992A JPH05197637A JP H05197637 A JPH05197637 A JP H05197637A JP 4006809 A JP4006809 A JP 4006809A JP 680992 A JP680992 A JP 680992A JP H05197637 A JPH05197637 A JP H05197637A
Authority
JP
Japan
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card
terminal
program
hardware
diagnosis
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4006809A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Enomoto
好晴 榎本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP4006809A priority Critical patent/JPH05197637A/ja
Publication of JPH05197637A publication Critical patent/JPH05197637A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 セキュリティを向上し、本格的な自己診断を
可能とする。 【構成】 ICカード1が標準化仕様に準拠した通常の
動作用プログラム、ハードウェア及びLSIを含むIC
カード1の自己診断用のプログラム、並びに標準化仕様
に準拠しない特殊処理用プログラムを内蔵する。ICカ
ード1の未使用端子又はVpp端子を信号制御ラインとし
て用いて端末2とのハードウェア通信を行い、かつ端末
2からのコマンドによってソフトウェア通信を行い、I
Cカード1と端末2との取り決めに従ってICカード1
の動作モードを自己診断用プログラム又は特殊処理用プ
ログラムを実行するモードに選択的に切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソフトウェア制御及び
ハードウェア制御の組合せによってのみICカードの動
作モードが切換え可能になったICカードシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】ICカードのテスト、つまりモジュール
のテストは、ハードウェア的にはLSIのファンクショ
ン検査装置を用いてチップモジュールの各種テストを実
施しているのが現状である。
【0003】また、ソフトウェア的には、ICカードに
搭載されたマスクROMにISO準拠等の標準化仕様に
準拠したICカード動作用プログラムと共存した状態で
内蔵されている簡易自己診断用プログラムを端末からの
コマンド制御で動作してテストを実施しているのが現状
である。
【0004】図7は従来のICカードシステムのシステ
ム構成を示しており、ICカード1は、MPU10と通
信用のI/F15を有する。MPU10は、制御中枢と
なるCPU11、RAM12、EEPROM(Elec
trically Erasable Program
mable ROM)14および上記したプログラムが
共存状態で内蔵されたマスクROM13で構成されてい
る。
【0005】端末2は図示しない制御部と通信用のI/
F20を有し、図示するVCC端子、CLK端子等を利
用して端末2とICカード1の通信が行われるようにな
っている。
【0006】また、図8はマスクROM13のプログラ
ム構成を示しており、該ICカードの管理プログラムお
よび動作用のプログラムを有する。また、簡易自己診断
用プログラムを有する。
【0007】図9は自己診断用プログラムを実行する場
合の動作手順を示す。CPU11は、端末2の制御部か
らのコマンドを受信すると、この自己診断用プログラム
をスタートし、まずステップS1でRAM12のチェッ
クを行う。続いて、ステップS2でチェック結果により
RAM12が正常であるか否かを判定し、正常であるこ
とを確認すると、ステップS3でEEPROM14のチ
ェックを行う。一方、ステップS2でRAM12が正常
でない場合は、ステップS8に進みここでMPU10が
異常であると判定し、端末2にその旨を報じるレスポン
ス送信を行ってこのプログラムを終了する。
【0008】ステップS4の判定処理でEEPROM1
4が正常であることを確認すると、ステップS5でマス
クROM13のチェックを行い、ステップS6の判定処
理でマスクROM13が正常であることを確認すると、
ステップS7でMPU10が正常であると判定し、端末
2にレスポンス送信を行ってこのプログラムを終了す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のI
Cカードシステムにおいて、ICカードのハードウェア
およびLSIレベルの診断は、該ICカードの動作モー
ドの切換えというよりは、チップモジュールの形態で行
っていた。また、該チップモジュールが搭載された後の
診断は、図9に示される通りの簡易自己診断にすぎな
い。このような理由により、上記システム構成では、I
Cカードの状態で該ICカードの本格的な自己診断等の
テストが行えなかったのが現状である。
【0010】また、セキュリティ性の向上を図る上で限
界があった。
【0011】本発明は、このような従来技術の欠点を解
決するものであり、セキュリティ性の向上が図れると共
に、ICカード状態で該ICカードの本格的な自己診断
が可能になるICカードドシステムを提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のICカードシス
テムは、ソフトウェア制御及びハードウェア制御の組合
せによってのみICカードの動作モードが切換え可能に
なったICカードシステムであって、該ICカードが標
準化仕様に準拠した通常の動作用プログラムと共に、ハ
ードウェアおよびLSIを含む該ICカードの自己診断
用のプログラム並びに標準化仕様に準拠しない特殊処理
用プログラムを内蔵し、該ICカードの未使用端子又は
PP端子を信号制御ラインとして用いて端末とのハード
ウェア通信を行い、かつ該端末からのコマンドによって
ソフトウェア通信を行い、該ICカードと該端末との取
り決めに従って該ICカードの動作モードを該自己診断
用プログラム又は該特殊処理用プログラムを実行するモ
ードに選択的に切換えるようにしてなり、そのことによ
り上記目的が達成される。
【0013】
【作用】上記システム構成によれば、ハードウェア通信
とソフトウェア通信の両方が実行されて初めてICカー
ドの動作モードが実行される。従って、該ICカードの
セキリュティ性を向上できる。
【0014】更には、自己診断用のプログラムを実行す
る動作モードが選択されると、ICカードの状態で該I
Cカードの本格的な自己診断を実行できる。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0016】図1は本発明ICカードシステムのシステ
ム構成を示す。ICカード1は、MPU10と通信用の
I/F15を有する。MPU10は、制御中枢となるC
PU11、記憶領域がワーキング領域として使用される
RAM12、制御動作時等に得られるデータが不揮発に
保持されるEEPROM14および後述するプログラム
が内蔵されたマスクROM13で構成されている。
【0017】端末2は図示しない制御部と通信用のI/
F20を有し、図示するVCC端子、CLK端子等を利
用して端末2とICカード1の通信が行われるようにな
っている。
【0018】なお、本実施例のICカード1は、コンタ
クト端子が8個設けられており、その内の2個がISO
準拠等の標準化仕様に準拠した通常モードで使用されな
い未使用の端子(以下RFU端子という)であり、この
2つのRFU端子(RFU1、RFU2)をICカード
1の動作モードを切換えるためのハードウェア面での信
号制御ラインとして用いる。
【0019】図2はマスクROM13のプログラム構成
を示する。本実施例のマスクROM13には、通常モー
ドとして、ICカード管理用のプログラムおよびICカ
ード動作用プログラムが内蔵される。また、特殊モード
として、ハードウェアおよびLSI等を含むICカード
1自体の自己診断用プログラムおよび標準化仕様に準拠
しない特殊な方法によるICカード1へのアクセス処理
用のプログラムが内蔵されている。
【0020】上記した各プログラムを実行するICカー
ド1の動作モードは以下のようにして切換えられる。図
3および図4はICカード1の動作モードの切換え手順
を示す。端末2の図示しないカードスロットにICカー
ド1が装着されると、端末2はステップS10で該IC
カード1に所定の電圧を印加する活性化処理を行う。続
いて、端末2はステップS10′に示すようにICカー
ド1にReset信号を発し、ICカード1から返送さ
れてくるAnswer to Reset信号をチェッ
クし、ステップS11でICカード1の活性化処理が正
常に終了したか否かを判定する。正常に終了していない
場合は、ステップS17に進み、ここでエラー処理をし
て、ステップS18に進み、ICカード1を非活性化処
理してこのモード切換え手順を終了する。
【0021】一方、ステップS11で活性化処理が正常
に終了したことを確認すると、ステップS12に進み、
ここでICカード1のハードウェア的なモード切換処理
を行う。通常モードから特殊モードに動作モードを切換
える場合を例にとって説明すると、端末2はICカード
1へのリクエストとしてRFU1を用いて信号制御を行
う。この信号制御は、一例として、図5に示すような単
純なパターンのものを用いることができる。すなわち、
“H“レベルがt1時間、続いて“L“レベルがt2時
間、“H“レベルがt3時間、“L“レベルがt4時間
続く信号波形の信号をICカード1に送信する。
【0022】ICカード1側はこのパターンが規定のパ
ターンか否かをチェックし、規定パターンであることを
確認すると、ステップS12′に示すハードウェア的モ
ードの切換処理を行う。そして、ICカード1側はRF
U2を用いて信号制御を行い、図5に示す波形のパター
ンをレスポンスとして端末2に返送する。
【0023】そうすると、端末2はステップS13でこ
のパターンをチェックし、ハードウェア的なモードの切
換えが正常に終了したか否かを判定する。図5におい
て、同図(a)はモードの切換えが正常に行われた場合
を示し、同図(b)はモードの切換えが正常に行われな
かった異常状態を示す。図示例の異常状態では、本来
“H“レベルがT1時間、続いて“L“レベルがT2時
間、“H“レベルがT3時間、“L“レベルがT4時間
続くはずのものが、T4時間経過しても依然として“L
“レベルが継続しており、これで同図(a)の場合の正
常状態と識別できるようになっている。
【0024】端末2はステップS13でハードウェア的
なモードの切換えが正常に行われなかったと判定する
と、上記同様にステップS17、S18の処理をする。
【0025】一方、ステップS13でハードウェア的な
モードの切換えが正常に行われたことを確認すると、ス
テップS14に進み、ここでソフトウェア的なモードの
切換処理を行う。通常モードから特殊モードに動作モー
ドを切換える場合を例にとって説明すると、端末2はI
Cカード1に対してモード切換えコマンドを送信する。
該モード切換コマンドが送信されてくると、ICカード
1側はこのコマンドを解析すると共に、この時、ハード
ウェア的な切換えが既に正常に実施されているか否かを
チェックする。
【0026】そして、正常に実施済みであり、かつコマ
ンドが正常であることを確認できた場合にのみ、通信の
パラメータ値に従って目的のモード、すなわち自己診断
用プログラム又は特殊処理用プログラムを実行するモー
ドに切換える((ステップS14′))。ソフトウェア
的なモードの切換えが行われると、ICカード1はレス
ポンスとしてステータスを端末2に返送する。
【0027】ステータスを受け取ると、端末2はステッ
プS15で該ステータスをチェックし、正常であれば、
ハードウェアおよびソフトウェアの両面においてICカ
ード1の動作モードが切換えられたと判定し、ステップ
S16に進む。
【0028】ステップS16では、ICカード1の動作
モードが通常モードから特殊モードに切換えられている
ので、自己診断用コマンド又は特殊処理用コマンドを実
行する。具体的には、ICカード1に対して該当するコ
マンドを送信し、ICカード1にステップS16′で示
す該当コマンド処理、すなわち、自己診断プログラム又
は特殊処理用プログラムを実行させる。なお、この時、
ICカード1の表示部に特殊コマンドを実行している旨
のメッセージが表示される。
【0029】特殊コマンドが終了すると、ICカード1
から端末2にレスポンスが送信されるので、これを受け
取ると、端末2はステップS18に進み、ここでICカ
ード1を非活性化して上記一連の処理を終了する。
【0030】上記の手順によれば、ハードウェア的なモ
ードの切換えと、ソフトウェア的なモードの切換えが共
に正常に行われて初めて、ICカード1の動作モードが
開始されるので、該ICカード1のセキュリティ性を大
いに向上できる。更には、ハードウェアおよびLSI等
を含むICカード自体の本格的な自己診断が可能にな
る。
【0031】上記実施例では、ICカード1の動作モー
ドを通常モードから特殊モードに切換える場合について
説明したが、特殊モードから通常モードに切換えること
も同様に行えることはもちろんである。
【0032】図6は本発明の他の実施例を示す。この実
施例は、コンタクト端子を6個備えたICカード1に本
発明を適用する場合を示す。この場合には、RFU端子
2個がないため、VPPレベルが外部から供給されないも
のに関しては、VPP端子をハードウェア面における信号
制御ラインとして用いる。ソフトウェア的な切換えは上
記同様にして行われる。なお、上記実施例と対応する部
分に同一の番号を付し、具体的な説明については省略す
る。
【0033】
【発明の効果】以上の本発明ICカードシステムによれ
ば、ハードウェア通信とソフトウェア通信の両方が実行
されて初めてICカードの動作モードが実行されるの
で、ICカードのセキリュティ性を格段に向上できる。
【0034】更には、自己診断用プログラムを実行する
動作モードや特殊処理用プログラムを選択すると、IC
カードの状態で該ICカードの本格的な自己診断や特殊
処理を実行できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ICカードシステムのシステム構成図。
【図2】マスクROMのプログラム構成図。
【図3】ICカードの動作モードの切換手順の一部を示
すフローチャート。
【図4】図3の続きを示すフローチャート。
【図5】ハードウェア的動作モードの切換手順を示すタ
イミングチャート。
【図6】本発明ICカードシステムの他の実施例を示す
システム構成図。
【図7】ICカードシステムの一従来例を示すシステム
構成図。
【図8】従来のICカードに搭載されたマスクROMの
プログラム構成図。
【図9】従来のICカードの簡易自己診断の手順を示す
フローチャート。
【符号の説明】
1 ICカード 10 MPU 11 CPU 12 RAM 13 マスクROM 14 EEPROM 15 I/F 2 端末 20 I/F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソフトウェア制御及びハードウェア制御の
    組合せによってのみICカードの動作モードが切換え可
    能になったICカードシステムであって、 該ICカードが標準化仕様に準拠した通常の動作用プロ
    グラムと共に、ハードウェアおよびLSIを含む該IC
    カードの自己診断用のプログラム並びに標準化仕様に準
    拠しない特殊処理用プログラムを内蔵し、該ICカード
    の未使用端子又はVPP端子を信号制御ラインとして用い
    て端末とのハードウェア通信を行い、かつ該端末からの
    コマンドによってソフトウェア通信を行い、該ICカー
    ドと該端末との取り決めに従って該ICカードの動作モ
    ードを該自己診断用プログラム又は該特殊処理用プログ
    ラムを実行するモードに選択的に切換えるICカードシ
    ステム。
JP4006809A 1992-01-17 1992-01-17 Icカードシステム Withdrawn JPH05197637A (ja)

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JP4006809A JPH05197637A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 Icカードシステム

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JP4006809A JPH05197637A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 Icカードシステム

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ID=11648527

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JP4006809A Withdrawn JPH05197637A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 Icカードシステム

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JP (1) JPH05197637A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005537537A (ja) * 2002-07-19 2005-12-08 トムソン ライセンシング スマートカードリーダを有する装置をテストする方法およびテストアダプタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005537537A (ja) * 2002-07-19 2005-12-08 トムソン ライセンシング スマートカードリーダを有する装置をテストする方法およびテストアダプタ

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408