JPH05197629A - 記憶保護方式 - Google Patents
記憶保護方式Info
- Publication number
- JPH05197629A JPH05197629A JP727192A JP727192A JPH05197629A JP H05197629 A JPH05197629 A JP H05197629A JP 727192 A JP727192 A JP 727192A JP 727192 A JP727192 A JP 727192A JP H05197629 A JPH05197629 A JP H05197629A
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- JP
- Japan
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- protection
- virtual memory
- write
- management table
- program
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Abstract
(57)【要約】
【目的】仮想記憶方式の電子計算機において、プログラ
ム不良等によるメモリ破壊を防止して、システムの可用
性を向上させること。 【構成】プログラム不良によるメモリ破壊を特定の領域
について防止するため、書き込み保護用仮想記憶管理テ
−ブル6の書き込み属性7に書き込み不可を設定する。
OSは、仮想記憶管理テ−ブルポインタ4に標準用仮想
記憶管理テ−ブル5または書き込み保護用仮想記憶管理
テ−ブル6のアドレスを適宜設定する。ポインタに書き
込み保護用仮想記憶管理テ−ブル6のアドレスがセット
されている場合、書き込み不可の領域をプログラムが更
新しようとすると、アドレス変換機構3が更新を抑止す
る。
ム不良等によるメモリ破壊を防止して、システムの可用
性を向上させること。 【構成】プログラム不良によるメモリ破壊を特定の領域
について防止するため、書き込み保護用仮想記憶管理テ
−ブル6の書き込み属性7に書き込み不可を設定する。
OSは、仮想記憶管理テ−ブルポインタ4に標準用仮想
記憶管理テ−ブル5または書き込み保護用仮想記憶管理
テ−ブル6のアドレスを適宜設定する。ポインタに書き
込み保護用仮想記憶管理テ−ブル6のアドレスがセット
されている場合、書き込み不可の領域をプログラムが更
新しようとすると、アドレス変換機構3が更新を抑止す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、仮想記憶方式の電子計
算機システムにおける、仮想記憶装置の任意の領域の書
き込み属性を書き込み可/不可と切り換えることによる
記憶保護方式に関する。
算機システムにおける、仮想記憶装置の任意の領域の書
き込み属性を書き込み可/不可と切り換えることによる
記憶保護方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、主記憶装置に対応した
主記憶キ−とプログラムに対応した保護キ−をハ−ドウ
ェアがチェックし、キ−が一致した場合だけ書き込みを
許可することにより記憶保護を実現している。
主記憶キ−とプログラムに対応した保護キ−をハ−ドウ
ェアがチェックし、キ−が一致した場合だけ書き込みを
許可することにより記憶保護を実現している。
【0003】また、特開平2−208761号公報に記
載のように、記憶保護を必要とする各プログラムが、書
き込み可/不可を示す書き込み属性を設定し、チェック
することにより記憶保護を実現している。
載のように、記憶保護を必要とする各プログラムが、書
き込み可/不可を示す書き込み属性を設定し、チェック
することにより記憶保護を実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の、主記
憶キ−と保護キ−による記憶保護方式では、大規模なオ
ンラインシステムなど複数のプログラムが同一主記憶キ
−をもつ領域に共存する場合の記憶保護について配慮さ
れておらず、一部のプログラムの不良などでデ−タが破
壊されると、オンラインシステムが停止し、システム全
体の可用性が低下するという問題点があった。
憶キ−と保護キ−による記憶保護方式では、大規模なオ
ンラインシステムなど複数のプログラムが同一主記憶キ
−をもつ領域に共存する場合の記憶保護について配慮さ
れておらず、一部のプログラムの不良などでデ−タが破
壊されると、オンラインシステムが停止し、システム全
体の可用性が低下するという問題点があった。
【0005】上記の他の従来技術では、システム全体へ
の適用やソフトウェアのオ−バ−ヘッドについて配慮さ
れておらず、書き込み属性を使用した記憶保護をプログ
ラムごとに作成する必要があるという問題点と、書き込
み属性を更新するソフトウェアのオ−バ−ヘッドが大き
くて、高性能が要求されるオンラインシステムの記憶保
護の実現方式としては使用できないという問題点があっ
た。
の適用やソフトウェアのオ−バ−ヘッドについて配慮さ
れておらず、書き込み属性を使用した記憶保護をプログ
ラムごとに作成する必要があるという問題点と、書き込
み属性を更新するソフトウェアのオ−バ−ヘッドが大き
くて、高性能が要求されるオンラインシステムの記憶保
護の実現方式としては使用できないという問題点があっ
た。
【0006】本発明の目的は、システムの可用性を向上
させ、また、書き込み属性を使った記憶保護をシステム
全体に適用可能で、効率の良い記憶保護方式を実現する
ことにある。
させ、また、書き込み属性を使った記憶保護をシステム
全体に適用可能で、効率の良い記憶保護方式を実現する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、仮想記憶手段を有する電子計算機システムにおい
て、2つの仮想記憶手段管理テーブル手段を設け、前記
2つの仮想記憶管理テーブル手段を切り替えることによ
り記憶保護を行うものである。
に、仮想記憶手段を有する電子計算機システムにおい
て、2つの仮想記憶手段管理テーブル手段を設け、前記
2つの仮想記憶管理テーブル手段を切り替えることによ
り記憶保護を行うものである。
【0008】
【作用】OS立上げ時、仮想記憶管理テ−ブルを1仮想
空間に対して2面作成する。その書き込み属性を全記憶
域について書き込み可としたテ−ブルを標準用仮想記憶
管理テ−ブル、他方は特定の記憶域について書き込み不
可とした書き込み保護用仮想記憶管理テ−ブルとする。
標準用仮想記憶管理テ−ブルは、OSや書き込み属性未
使用プログラム動作時などに使用される。書き込み保護
用仮想記憶管理テ−ブルは、書き込み属性使用プログラ
ムが指定した保護範囲について書き込み不可を設定さ
れ、明示的に使用を宣言した場合、要求元プログラム動
作時に使用される。書き込み属性使用プログラムからO
Sや書き込み属性未使用プログラムに制御が渡る場合、
OSは書き込み保護用仮想記憶管理テ−ブルを標準用仮
想記憶管理テ−ブルに切り換えるだけでよい。標準用仮
想記憶管理テ−ブル、書き込み保護用仮想記憶管理テ−
ブル使用時とも、ハ−ドウェアは、主記憶キ−と保護キ
−による記憶保護をおこなう。書き込み保護用仮想記憶
管理テ−ブル使用時、書き込み不可が設定された範囲の
デ−タをプログラムが更新しようとした場合、アドレス
変換機構が書き込み不可であることを検知して更新を抑
止し、OSに割り込み(記憶保護例外など)を報告す
る。OSは、プログラムの動作が不当であると判断し、
プログラムを終了させる。
空間に対して2面作成する。その書き込み属性を全記憶
域について書き込み可としたテ−ブルを標準用仮想記憶
管理テ−ブル、他方は特定の記憶域について書き込み不
可とした書き込み保護用仮想記憶管理テ−ブルとする。
標準用仮想記憶管理テ−ブルは、OSや書き込み属性未
使用プログラム動作時などに使用される。書き込み保護
用仮想記憶管理テ−ブルは、書き込み属性使用プログラ
ムが指定した保護範囲について書き込み不可を設定さ
れ、明示的に使用を宣言した場合、要求元プログラム動
作時に使用される。書き込み属性使用プログラムからO
Sや書き込み属性未使用プログラムに制御が渡る場合、
OSは書き込み保護用仮想記憶管理テ−ブルを標準用仮
想記憶管理テ−ブルに切り換えるだけでよい。標準用仮
想記憶管理テ−ブル、書き込み保護用仮想記憶管理テ−
ブル使用時とも、ハ−ドウェアは、主記憶キ−と保護キ
−による記憶保護をおこなう。書き込み保護用仮想記憶
管理テ−ブル使用時、書き込み不可が設定された範囲の
デ−タをプログラムが更新しようとした場合、アドレス
変換機構が書き込み不可であることを検知して更新を抑
止し、OSに割り込み(記憶保護例外など)を報告す
る。OSは、プログラムの動作が不当であると判断し、
プログラムを終了させる。
【0009】本発明による記憶保護をプログラムで使用
する場合、プログラムは、保護領域の範囲と保護の開始
・終了を宣言するだけでよく、システム全体に簡単に適
用できる。
する場合、プログラムは、保護領域の範囲と保護の開始
・終了を宣言するだけでよく、システム全体に簡単に適
用できる。
【0010】以上により、効率が良い記憶保護をシステ
ム全体に適用でき、システムの可用性が向上する。
ム全体に適用でき、システムの可用性が向上する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面より詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施例の電子計算機システ
ムの基本的な構成を示す図である。図1において、電子
計算機システム1には、主記憶装置2、アドレス変換機
構3、仮想記憶管理テ−ブルポインタ4、標準用仮想記
憶管理テ−ブル5、書き込み保護用仮想記憶管理テ−ブ
ル6、書き込み属性7、保護キ−8、主記憶キ−9を設
けている。
明する。図1は、本発明の一実施例の電子計算機システ
ムの基本的な構成を示す図である。図1において、電子
計算機システム1には、主記憶装置2、アドレス変換機
構3、仮想記憶管理テ−ブルポインタ4、標準用仮想記
憶管理テ−ブル5、書き込み保護用仮想記憶管理テ−ブ
ル6、書き込み属性7、保護キ−8、主記憶キ−9を設
けている。
【0012】先ず、第1の実施例を説明する。複数のジ
ョブを1仮想空間で実行する場合、ジョブ単位の記憶保
護を実現するため、ジョブ単位に主記憶キ−と保護キ−
を割り当てている。オンライン制御プログラムが使用す
る仮想記憶領域は、オンライン制御プログラム専用領域
と業務プログラムとの共用領域に区別できる。専用領域
は、オンライン制御プログラムだけ更新を許可された領
域であり、共用領域は、オンライン制御プログラムと業
務プログラムが更新を許可された領域である。2つの領
域は、主記憶キ−が同じため、専用領域を主記憶キ−で
は保護できない。
ョブを1仮想空間で実行する場合、ジョブ単位の記憶保
護を実現するため、ジョブ単位に主記憶キ−と保護キ−
を割り当てている。オンライン制御プログラムが使用す
る仮想記憶領域は、オンライン制御プログラム専用領域
と業務プログラムとの共用領域に区別できる。専用領域
は、オンライン制御プログラムだけ更新を許可された領
域であり、共用領域は、オンライン制御プログラムと業
務プログラムが更新を許可された領域である。2つの領
域は、主記憶キ−が同じため、専用領域を主記憶キ−で
は保護できない。
【0013】そこで、書き込み属性を使用して、専用領
域を保護する。
域を保護する。
【0014】図2は処理手順を示すフローチャートであ
り、図2を用いて上記第1の実施例を説明する。
り、図2を用いて上記第1の実施例を説明する。
【0015】図2において、メモリ管理処理10は、電
子計算機立ち上げ時に標準用仮想記憶管理テ−ブル5
(11)及び書き込み保護用仮想記憶管理テ−ブル6を
作成し(12)、仮想記憶管理テ−ブルポインタ4に標
準用記憶保護管理テ−ブル5のアドレスを設定する(1
3)。また、書き込み属性7は書き込み可に設定する。
2つの仮想記憶管理テ−ブルの内容は、仮想記憶と実記
憶について常に同一の関係をもつように、メモリ管理処
理が管理する。
子計算機立ち上げ時に標準用仮想記憶管理テ−ブル5
(11)及び書き込み保護用仮想記憶管理テ−ブル6を
作成し(12)、仮想記憶管理テ−ブルポインタ4に標
準用記憶保護管理テ−ブル5のアドレスを設定する(1
3)。また、書き込み属性7は書き込み可に設定する。
2つの仮想記憶管理テ−ブルの内容は、仮想記憶と実記
憶について常に同一の関係をもつように、メモリ管理処
理が管理する。
【0016】オンライン制御プログラム14は、プログ
ラム立ち上げ時、専用領域について書き込み不可を宣言
する(15)。記憶保護処理18は宣言を受け付ける
と、書き込み保護用仮想記憶管理テ−ブル6の専用領域
に対応する書き込み保護属性7に書き込み不可を設定す
る(19)。
ラム立ち上げ時、専用領域について書き込み不可を宣言
する(15)。記憶保護処理18は宣言を受け付ける
と、書き込み保護用仮想記憶管理テ−ブル6の専用領域
に対応する書き込み保護属性7に書き込み不可を設定す
る(19)。
【0017】オンライン制御プログラム14から業務プ
ログラムに制御を渡す場合、オンライン制御プログラム
14は、書き込み保護の開始を宣言する(16)。記憶
保護処理は、仮想記憶管理テ−ブルポインタ4に書き込
み保護用仮想記憶管理テ−ブル6のアドレスを設定する
(20)。業務プログラムから制御が戻った場合、オン
ライン制御プログラム14は、書き込み保護の終了を宣
言する(17)。記憶保護処理18は、仮想記憶管理テ
−ブルポインタ4に、標準用仮想記憶管理テ−ブル5の
アドレスを設定する(21)。
ログラムに制御を渡す場合、オンライン制御プログラム
14は、書き込み保護の開始を宣言する(16)。記憶
保護処理は、仮想記憶管理テ−ブルポインタ4に書き込
み保護用仮想記憶管理テ−ブル6のアドレスを設定する
(20)。業務プログラムから制御が戻った場合、オン
ライン制御プログラム14は、書き込み保護の終了を宣
言する(17)。記憶保護処理18は、仮想記憶管理テ
−ブルポインタ4に、標準用仮想記憶管理テ−ブル5の
アドレスを設定する(21)。
【0018】割り込み受付時や標準用記憶保護管理テ−
ブル5を使用していたプログラムに制御を渡す場合、ス
ケジュ−リング処理は、仮想記憶管理テ−ブルポインタ
4に標準用仮想記憶管理テ−ブル5のアドレスを設定す
る。
ブル5を使用していたプログラムに制御を渡す場合、ス
ケジュ−リング処理は、仮想記憶管理テ−ブルポインタ
4に標準用仮想記憶管理テ−ブル5のアドレスを設定す
る。
【0019】書き込み保護用記憶保護管理テ−ブルを使
用していたプログラムに制御を渡す場合、スケジュ−リ
ング処理は、仮想記憶管理テ−ブルポインタ4に書き込
み保護用仮想記憶管理テ−ブル6のアドレスを設定す
る。
用していたプログラムに制御を渡す場合、スケジュ−リ
ング処理は、仮想記憶管理テ−ブルポインタ4に書き込
み保護用仮想記憶管理テ−ブル6のアドレスを設定す
る。
【0020】仮想記憶管理テ−ブルポインタ4で示され
る仮想記憶管理テ−ブルで、書き込み不可が設定された
エントリに対応する仮想記憶領域を更新しようとした場
合、アドレス変換機構は更新を抑止する。
る仮想記憶管理テ−ブルで、書き込み不可が設定された
エントリに対応する仮想記憶領域を更新しようとした場
合、アドレス変換機構は更新を抑止する。
【0021】以上により、保護領域、保護の開始・終了
を宣言するだけで、プログラムの任意の領域を保護でき
るため、書き込み属性を使った記憶保護をシステム全体
に簡単に適用でき、業務プログラムの不良などによるメ
モリ破壊を防止することで、システムの可用性が向上す
る。また、制御切り換え時などは、仮想記憶管理テ−ブ
ルポインタを再設定するだけでよく、マルチプログラミ
ングシステムでも、効率が良い記憶保護を実現できる。
を宣言するだけで、プログラムの任意の領域を保護でき
るため、書き込み属性を使った記憶保護をシステム全体
に簡単に適用でき、業務プログラムの不良などによるメ
モリ破壊を防止することで、システムの可用性が向上す
る。また、制御切り換え時などは、仮想記憶管理テ−ブ
ルポインタを再設定するだけでよく、マルチプログラミ
ングシステムでも、効率が良い記憶保護を実現できる。
【0022】次に第2の実施例を説明する。複数のジョ
ブを1仮想空間で実行する場合、ジョブ単位の記憶保護
を実現するため、ジョブ単位に主記憶キ−と保護キ−を
割り当てている。しかし、使用できるキ−の数に制限が
あるため、キ−の数以上のジョブを実行できない。
ブを1仮想空間で実行する場合、ジョブ単位の記憶保護
を実現するため、ジョブ単位に主記憶キ−と保護キ−を
割り当てている。しかし、使用できるキ−の数に制限が
あるため、キ−の数以上のジョブを実行できない。
【0023】そこで、同一キ−を複数ジョブに割当て、
書き込み属性を使用して、ジョブ間の記憶保護を行い、
キ−の数以上のジョブを実行する。
書き込み属性を使用して、ジョブ間の記憶保護を行い、
キ−の数以上のジョブを実行する。
【0024】図3は処理手順を示すフローチャートであ
り、図3を用いて、第2の実施例を説明する。
り、図3を用いて、第2の実施例を説明する。
【0025】図において、メモリ管理処理10は、電子
計算機立ち上げ時に標準用仮想記憶管理テ−ブル5(1
1)及び書き込み保護用仮想記憶管理テ−ブル6を作成
し(12)、記憶保護管理テ−ブルポインタ4に標準用
記憶保護管理テ−ブル5のアドレスを設定する(1
3)。また、書き込み属性7は、書き込み可を設定す
る。2つの仮想記憶管理テ−ブルの内容は、仮想記憶と
実記憶について常に同一の関係をもつように、メモリ管
理処理が管理する。
計算機立ち上げ時に標準用仮想記憶管理テ−ブル5(1
1)及び書き込み保護用仮想記憶管理テ−ブル6を作成
し(12)、記憶保護管理テ−ブルポインタ4に標準用
記憶保護管理テ−ブル5のアドレスを設定する(1
3)。また、書き込み属性7は、書き込み可を設定す
る。2つの仮想記憶管理テ−ブルの内容は、仮想記憶と
実記憶について常に同一の関係をもつように、メモリ管
理処理が管理する。
【0026】ジョブ35、36が、同一主記憶キ−をも
ち、これを書き込み属性を使用して保護する。
ち、これを書き込み属性を使用して保護する。
【0027】ジョブ35が開始された場合、スケジュ−
リング処理30は、ジョブ35の領域に対応する書き込
み属性7に書き込み可、ジョブ36の領域に対応する書
き込み属性7に書き込み不可を設定する(32)。仮想
記憶管理テ−ブルポインタ4に書き込み保護用仮想記憶
管理テ−ブル6のアドレスを設定し(33)、ジョブ3
5に制御を渡す。
リング処理30は、ジョブ35の領域に対応する書き込
み属性7に書き込み可、ジョブ36の領域に対応する書
き込み属性7に書き込み不可を設定する(32)。仮想
記憶管理テ−ブルポインタ4に書き込み保護用仮想記憶
管理テ−ブル6のアドレスを設定し(33)、ジョブ3
5に制御を渡す。
【0028】ジョブ36が開始された場合、スケジュ−
リング処理30は、ジョブ35の領域に対応する書き込
み属性7に書き込み不可、ジョブ36の領域に対応する
書き込み属性7に書き込み可を設定する(32)。仮想
記憶管理テ−ブルポインタ4に書き込み保護用仮想記憶
管理テ−ブル6のアドレスを設定し(33)、ジョブ3
6に制御を渡す。
リング処理30は、ジョブ35の領域に対応する書き込
み属性7に書き込み不可、ジョブ36の領域に対応する
書き込み属性7に書き込み可を設定する(32)。仮想
記憶管理テ−ブルポインタ4に書き込み保護用仮想記憶
管理テ−ブル6のアドレスを設定し(33)、ジョブ3
6に制御を渡す。
【0029】割り込み受付時や標準用記憶保護管理テ−
ブルを使用していたプログラムに制御を渡す場合、スケ
ジュ−リング処理30は、仮想記憶管理テ−ブルポイン
タ4に標準用仮想記憶管理テ−ブル5のアドレスを設定
する(34)。
ブルを使用していたプログラムに制御を渡す場合、スケ
ジュ−リング処理30は、仮想記憶管理テ−ブルポイン
タ4に標準用仮想記憶管理テ−ブル5のアドレスを設定
する(34)。
【0030】ジョブ35または36に制御を渡す場合、
スケジュ−リング処理30は、制御を渡すジョブの領域
に対応した書き込み属性7に書き込み可を、その他に書
き込み不可を設定し(32)、仮想記憶管理テ−ブルポ
インタ4に書き込み保護用仮想記憶管理テ−ブル6のア
ドレスを設定する(33)。
スケジュ−リング処理30は、制御を渡すジョブの領域
に対応した書き込み属性7に書き込み可を、その他に書
き込み不可を設定し(32)、仮想記憶管理テ−ブルポ
インタ4に書き込み保護用仮想記憶管理テ−ブル6のア
ドレスを設定する(33)。
【0031】仮想記憶管理テ−ブルポインタ4で示され
る仮想記憶管理テ−ブルで、書き込み不可が設定された
エントリに対応する仮想記憶領域を更新しようとした場
合、アドレス変換機構は更新を抑止する。
る仮想記憶管理テ−ブルで、書き込み不可が設定された
エントリに対応する仮想記憶領域を更新しようとした場
合、アドレス変換機構は更新を抑止する。
【0032】以上により、システムの可用性を低下させ
ることなく、ハ−ドウェアの主記憶キ−の数に制限され
ずにジョブを実行できる。また、割り込み受付時や標準
用記憶保護管理テ−ブルを使用していたプログラムに制
御を渡す場合は、仮想記憶管理テ−ブルポインタにアド
レスを再設定するだけであり、高効率な記憶保護を実現
できる。
ることなく、ハ−ドウェアの主記憶キ−の数に制限され
ずにジョブを実行できる。また、割り込み受付時や標準
用記憶保護管理テ−ブルを使用していたプログラムに制
御を渡す場合は、仮想記憶管理テ−ブルポインタにアド
レスを再設定するだけであり、高効率な記憶保護を実現
できる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、電子計算機システムに
おいて、一部のプログラムの不良がシステム全体に与え
る影響の極小化及び不良原因の早期究明が可能で、シス
テムの可用性が向上する。保護・非保護の切り換えは、
仮想記憶管理テ−ブルポインタを切り換えるだけであ
り、効率がよい記憶保護を実現できる。
おいて、一部のプログラムの不良がシステム全体に与え
る影響の極小化及び不良原因の早期究明が可能で、シス
テムの可用性が向上する。保護・非保護の切り換えは、
仮想記憶管理テ−ブルポインタを切り換えるだけであ
り、効率がよい記憶保護を実現できる。
【0034】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電子計算機システムの基本
的構成を示す図である。
的構成を示す図である。
【図2】オンラインシステムなど1ジョブ内に複数のプ
ログラムが混在する場合の記憶保護方式の処理手順を示
すフローチャートである。
ログラムが混在する場合の記憶保護方式の処理手順を示
すフローチャートである。
【図3】主記憶キ−の数に制限がある場合にキ−の数以
上のジョブを実行するための記憶保護方式の処理手順を
示すフローチャートである。
上のジョブを実行するための記憶保護方式の処理手順を
示すフローチャートである。
1…電子計算機システム、4…仮想記憶管理テ−ブルポ
インタ、5…標準用仮想記憶管理テ−ブル、6…書き込
み保護用仮想記憶管理テ−ブル、7…書き込み属性。
インタ、5…標準用仮想記憶管理テ−ブル、6…書き込
み保護用仮想記憶管理テ−ブル、7…書き込み属性。
Claims (1)
- 【請求項1】仮想記憶手段を有する電子計算機システム
において、2つの仮想記憶手段管理テーブルを設け、前
記2つの仮想記憶手段管理テーブルを切り替えることに
より記憶保護を行うことを特徴とする記憶保護方式
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP727192A JPH05197629A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 記憶保護方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP727192A JPH05197629A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 記憶保護方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05197629A true JPH05197629A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=11661369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP727192A Pending JPH05197629A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 記憶保護方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05197629A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015064677A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 株式会社東芝 | 情報処理装置、情報処理システム、プログラム |
JP2020119419A (ja) * | 2019-01-28 | 2020-08-06 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電子制御装置及びプログラム更新方法 |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP727192A patent/JPH05197629A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015064677A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 株式会社東芝 | 情報処理装置、情報処理システム、プログラム |
JP2020119419A (ja) * | 2019-01-28 | 2020-08-06 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電子制御装置及びプログラム更新方法 |
WO2020158675A1 (ja) * | 2019-01-28 | 2020-08-06 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電子制御装置及びプログラム更新方法 |
US11914871B2 (en) | 2019-01-28 | 2024-02-27 | Hitachi Astemo, Ltd. | Electronic control device and program-update method |
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