JPH05197522A - ソート演算処理装置 - Google Patents

ソート演算処理装置

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JPH05197522A
JPH05197522A JP4007598A JP759892A JPH05197522A JP H05197522 A JPH05197522 A JP H05197522A JP 4007598 A JP4007598 A JP 4007598A JP 759892 A JP759892 A JP 759892A JP H05197522 A JPH05197522 A JP H05197522A
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JP4007598A
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Yasunori Kasahara
笠原康則
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マージソートを実行するソートプロセッサを
一次元に複数個繋げ、一度に大量のレコードを高速にソ
ート演算処理できる小型の付加型プロセッサを得る。 【構成】 ホスト計算機のシステムバスの下に接続する
もので、一般に前段の2倍の容量のメモリを要するソー
ト専用プロセッサを複数個一次元に接続し、初段近傍は
内臓RAMを用い、後段では外付のメモリを用いなが
ら、並列処理により一度に大量のレコードを処理するも
のである。 【効果】 従来複数の基板で構成されていたソート演算
処理装置が基板1枚に搭載され、小形、高速化でき、シ
ステムバスのI/Oスロット占有数を削減することがで
きた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大量のデータを高速
にソート処理するソート専用プロセッサと、このプロセ
ッサを組み込んだソート処理装置の構成に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば情報処理学会第39回(平
成元年後期)全国大会(平成元年10月16日〜18
日)、4N−8に示された従来のソート処理装置の構成
を示し、図11は同セッションにて示されたソートプロ
セッサのピン配列図を示す。また、図10は図9の30
4部について詳述した図である。また、図12は3枚の
基板とケーブルを含めた接続および構成を示した図であ
る。図9ないし図12において、1〜19はソートプロ
セッサ、321〜339はそのローカルメモリ、300
は高速アドレス変換部、301はソート演算処理装置、
302はホスト計算機(図示せず)のシステムバス、30
3はソータ制御部、304−1と304−2は基板2枚
で構成されるソータ部で、1枚目の基板にはソートプロ
セッサ1〜15と各ローカルメモリ321〜335が、
また2枚目にはソートプロセッサ1〜15と各ローカル
メモリ321〜335が設けられ、ソートプロセッサ1
〜19が一次元に結合されている。305はソータイン
タフェース部、306はソータインタフェースプロセッ
サ、307はそのローカルメモリ、308−0はシステ
ムバス302とソータ制御部303またはソータ部30
4−1、304−2、の接続部、308はソータ制御部
303の内部データバス、308−1はソータ制御部3
03とソータ部304−1とを繋ぐケーブル、308−
2はソータ制御部303とソータ部304−2とを繋ぐ
ケーブル、309は3個の汎用プロセッサ、310は、
そのローカルメモリ、311は汎用プロセッサ309の
共有メモリ、312は2ポートバス、313は制御マイ
クロコード内臓ROM、314はソータ部304−1、
304−2を繋ぐバスケーブル、308−0はシステム
バス302へソータ制御部303およびソータ部304
−1、304−2を挿入する接栓部で、ソータ制御部3
03からソータ部304−1へソートされるレコードは
ケーブル308−1を経てソータ部304−1で所期の
ソフト処理を施される。ソータ部304−1からソータ
部304−2へはケーブル314を経て、ソート完了ス
トリームはソータ部304−2からソータ制御部303
へケーブル308−2を経て戻る。また、ソータ制御部
303からソータ部304−1、304−2へのクロッ
クおよび各種制御信号はケーブル315を通して与えら
れ、2ポートメモリアクセスは2ポートバス312によ
って行われる。
【0003】次に動作について説明する。図9に示すよ
うに、従来のソート演算処理装置301はホスト計算機
のシステムバス302下に接続され、特にソータ制御部
303はシステムバス302とソータ部304の中間に
位置し、機能的にはソータ部304で実行する。ソー
ト、マージの入出力制御の他、マージ、条件検索、射
影、インデックス生成、および結合キーの生成といった
リレーショナルデータベースの基本処理を実行する。
【0004】ソータインタフェイス部305にはデータ
ベース処理専用のソータインタフェースプロセッサ30
6とそのローカルメモリ307があり、ホスト計算機の
データ形式とソートプロセッサ1〜19の処理するデー
タ形式の整合を取るため、入力データ変換と出力データ
変換を行う。
【0005】また、システムバス302とソータ部30
4間のパイプライン308に淀み無くデータを供給する
ために、3個の汎用プロセッサ309を用いてデータス
トリームを並列処理することで高速データ処理を行う。
3個の汎用プロセッサ309は各々が有するローカルメ
モリ310の他に、作業用としての共有メモリ311と
ソータ部304のソートプロセッサ17〜19のローカ
ルメモリ337〜339を2ポートバス312を経由し
てアクセスできる。
【0006】また、制御マイクロコード内臓ROM31
3は、システム起動用マイクロプログラムを内臓してお
り、ソート演算処理装置301全体を駆動する。
【0007】図9のソータ部304および図10に示す
ようなパイプラインマージソートアルゴリズムに従い、
同一の19個のソートプロセッサ1〜19を経由して一
度に219(約50万)件のレコート゛をソートする。
【0008】ソートプロセッサ1〜19は、予め設定し
た設計レコードの件数と長さに対し、実際の入力レコー
ト゛の件数と長さが変化しても、ソートプロセッサで柔
軟に対応できるようにいくつかの拡張機能を有してい
る。
【0009】ソートプロセッサ19から最終出力される
ソートストリームは、ケーブル308−2を通ってソー
タインタフェース部305のデータベース処理専用のソ
ータインタフェースプロセッサ306に至り、データ形
式を再度ホスト計算機のデータ形式に変換する。
【0010】そして、3個の汎用プロセッサ309によ
り高速アドレス変換部300を通してホスト計算機のシ
ステムバス302へ出力され、別に設けられた記憶装置
(図示せず)に格納される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のソート演算処理
装置は以上のように構成されているので、実システムと
して有用な数100万件以上のデータのソート処理に
は、更にソートプロセッサを複数本のケーブルで接続し
て付加する必要があり、システムバスに接続するI/O
スロット数が増加するという問題点があった。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、システムバスに接続するI/
Oスロット数を減らすことができ、その空いたシステム
バスを利用してソートプロセッサを付加することができ
るソート演算処理装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るソート演
算処理装置は、ローカルメモリとしての第一の記憶装置
を備え、一次元にn個結合されたマージソート処理用ソ
ートコアによりN=2レコードをソートするソート演
算処理装置において、上記第一の記憶装置とソートコア
の複数個とを一つのパッケージ内に内蔵したソートプロ
セッサを一次元にM段結合し、M+1段以降は上記ソー
トプロセッサの外部に第二の記憶装置を付加し、このソ
ートプロセッサを一次元に結合してなるものである。
【0014】また、第二の記憶装置の種類に応じてソー
トプロセッサに内蔵されているメモリインタフェース部
を切り替える切替制御部を備える。
【0015】さらに、第二の記憶装置が付加されたソー
トプロセッサにN件までのマージソート処理用の第一の
ポートとは別にN+1件以上のマージソート処理用の第
二のポートを設け、N件までのマージソート処理とN+
1件以上のマージソート処理との競合を調停するアビー
トレーション制御回路を設けた。
【0016】そして、ソートプロセッサに内蔵された第
一の記憶装置を構成する複数の記憶装置に対してアドレ
スを外部から与えるアドレスバスおよびデータを入出力
するデータバスを上記複数の記憶装置間で共用化した。
【0017】
【作用】第一の記憶装置とソートコアの複数個とを一つ
のパッケージ内に内蔵することにより一次元に接続する
ソートプロセッサの総数が減少し、かつそのソートプロ
セッサに接続する第二の記憶装置の総数が減少する。
【0018】また、メモリインタフェース部を切り替え
る切替制御部をソートプロセッサに内蔵したのでソート
プロセッサの外部にインタフェース回路を設ける必要が
なくなる。
【0019】また、アビートレーション制御回路は、N
件までのマージソート処理とN+1件以上のマージソー
ト処理において、第二の記憶装置を同時にアクセスする
ことのない様に切り分ける。
【0020】そして、アドレスバスおよびデータを入出
力するデータバスを第一の記憶装置を構成する複数の記
憶装置間で共用化することによりソートプロセッサの一
次ピンのレベルで上記複数の記憶装置を共用化する。
【0021】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例としてソートコア
を2個一つのパッケージに内蔵した場合を図に基づいて
説明する。図1において、1は初段のソートコアで、こ
のソートコア1〜19の構成は同一であり、さらにこの
ソートコアの第1段目と第2段目を内蔵したソートプロ
セッサ60は、他の61〜69のソートプロセッサと同
一である。54はソートレコードを入力する第一のポー
トであるデータバスで、入力されたレコードはソートコ
アの1から19まで順次通過し、最終段の19からデー
タバス55へ出力される。20、22、24、〜38は
同一容量の内臓RAMで、40、41、〜53は外付R
AMである。ここで、40、41、〜45は互いに容量
の等しいSRAMからなるローカルメモリで、46、4
7、〜49は互いに容量の等しいDRAMからなるロー
カルメモリ、50、51、〜53は互いに容量の等しい
DRAMからなるローカルメモリで、それぞれ21は2
0の2倍の容量、46は45の2倍の容量、50は49
の2倍の容量である。その他の部分は従来例と同様であ
る。また、図中56はソートコアと内臓RAM間のアド
レスおよびデータバス、58、59は外付RAMのアド
レス、データバスを示す。
【0022】次に、上記ソートプロセッサの内部レイア
ウトを示した図2に基づき詳細の説明をする。図におい
て、100はソートプロセッサの本体としてのパッケー
ジで、周囲4方向にリード端子を備えたQFPタイプの
LSIである。101は入力レコードデータピン、10
2は出力レコードデータピン、103は内臓ROM10
8、118のどちらか一方のROMアドレス出力ピン、
104は第2ポートのアドレス、データおよび制御信号
ピン、105および106は外付RAMのアドレス、デ
ータおよび制御信号ピンである。107および117は
ソートコア、109および119は第一の記憶装置とし
ての内臓RAMで、それぞれ107、108、109で
一組、117、118、119で一組を成す。120は
ソートコア107、117が内臓RAM109、119
へのアクセスか外付RAM123、124へのアクセス
かを切り替えるメモリインタフェース部である。121
は第二の記憶装置としての外付RAMがSRAMかDR
AMかによりメモリインタフェース部の切り替えを行う
切替制御部である。122は配線エリアで、バスおよび
各種制御信号が配線されている。
【0023】次に、図3に基づき切替制御部の機能につ
いて詳細に説明する。図において107、117はソー
トコア、200はこのソートコアにより生成されるロー
カルメモリアドレスSADR<23..0>、201は
外付メモリがSRAMの場合のアドレスバスSADR<
23..0>、202、203は外付メモリがDRAM
の場合のロウアドレスSADR<22、20、18、
8..0>とカラムアドレスSADR<23、21、1
9、17..9>、206はロウアドレスとカラムアド
レスをマルチプレクスしてDRAM用アドレスを生成す
る2to1セレクタ、210はリフレッシュアドレスカ
ウンタで、213にはRADR<11..0>を生成出
力する。一方、2ポート側からのメモリアクセスにおい
て212はアドレスバスEADR<23..>、204
はロウアドレスEADR<22、20、18、8..0
>、205はカラムアドレスEADR<23、21、1
9、17..9>、207はロウアドレスとカラムアド
レスをマルチプレクスしてDRAM用アドレスを生成す
る2to1セレクタ、208は上記SRAM用アドレス
SADR<23..>とソート演算時のDRAM用アド
レスSADR<22、20、18、8..0>またはS
ADR<23、21、19、17..9>および2ポー
ト時のDRAM用アドレス、EADR<22、20、1
8、8..0>またはEADR<23、21、19、1
7..9>およびリフレッショ時のリフレッシュアドレ
スRADR<11..0>をマルチプレクスして出力す
る4to1セレクタ、209は出力バッファを表す。こ
こで、202と203、或は204と205のDRAM
用ロウアドレスおよびカラムアドレスのアドレスビット
は0がleast significant bitで
下位を表し、1MbitDRAMまでは連続してアドレ
ス空間をアクセスするが、4Mbit以上のDRAMに
ついてはそのアドレス空間を非連続にアクセスするが、
各DRAMの種類毎のセレクタ構成とせず、206或は
207に1つに集約することで回路規模の縮小化を図っ
ている。また、213は対応するローカルメモリの種類
を指定する外部入力信号、214は213をデコードす
るデコーダ、214はセレクタ208の制御信号であ
る。
【0024】次に、この実施例においてアビートレーシ
ョン制御回路として用いたマルチプレクサの機能につい
て図4および図5に基づいて説明する。図において、4
00は第二のポートのアドレスバスであり、プロセッサ
68、69に繋がり、68、69のローカルメモリ5
0、51、52、53をアクセスする。また560は内
臓RAMのアドレスバス、570、580、590は外
付RAMのアドレスバスを示す。50、51、52、5
3が2ポートアクセスの対象RAMである。また401
はソートコア用メモリアクセス時のRAS信号、402
は2ポートアクセス時のRAS信号、403はリフレッ
シュ用RAS信号で、マルチプレクサ404で切り替え
て405の一次ピン、RAS信号ピンへ繋がる。一方、
406はソートコア用メモリアクセス時のCAS信号、
407は2ポートアクセス時のCAS信号で、マルチプ
レクサ408で切り替えて409の一次ピン、CAS信
号へ繋がる。ここで、401は上記プロセッサへフリー
ラン入力の基本クロックから生成され、402は外部プ
ロセッサ309から与えられる2ポートのメモリリクエ
スト信号から生成され、403は外部から与えられるリ
フレッシュタイミング信号から生成される。406、4
07はそれぞれ401、402を最小パルス幅を有する
基本クロックを以てサンプリングして生成され、40
6、407からあるディレイを伴って生成される。
【0025】次に、ソートプロセッサの実装構造につい
て図6に基づいて説明する。図において、300は基
板、1〜12、40〜45、および60〜65は図1に
記載の通りで、即ち1〜12はソートコア、40〜45
は外付RAM、60〜65はソートプロセッサである。
ここで、60、61、62はRAMを内蔵するプロセッ
サであることから、基板上の配置は基板端部が最適で、
63、64、65は60、61、62と向きを反転させ
て配置することで、60、61、62の上下の不使用
辺、63、64、65の下(図では上側)の不使用辺を隣
接するソートプロセッサと密着させることができる。
【0026】次に、データバスの分割について図7に基
づいて説明する。図において、第二のポート400を通
してソートプロセッサ68、69のローカルメモリ5
0、51、52、53をアクセスする際、第二のポート
のデータバス500がEDATA<31..0>で32
ビット幅とすると、502、503を半分ずつ16ビッ
ト幅のEDATA<15..0>とEDATA<3
1..16>としている。また、68、69ともローカ
ルメモリのデータバス59は501、502と同一の1
6ビット幅である。また、ローカルメモリ50、52は
第二のポートのアドレスバス400EADR<23..
0>のあるビット、例えば50、51、52、53の全
容量が8MBある場合にはEADR<22>が0のとき
アクセスされ、ローカルメモリ51、53はアドレスバ
ス400EADR<23..0>のEADR<22>が
1の時アクセスされる領域を示す。
【0027】次に、ソートプロセッサの各種検証、テス
トのためにデータバスを共用化したことについて図8に
基づいて説明する。図において、600はソートプロセ
ッサの内部ソートレコードの入力パスで、ソートコア1
07を経て、次段のソートコア117への接続を示すパ
ス601を通過し、ソートコア117でソート処理され
たストリームが602を通って次段へ移る。また、60
3はソートコア107から生成されたアドレスSADR
<23..0>をローカルメモリの種類に応じて再生成
するアドレス生成部で、400の2ポートアクセスのア
ドレスも入力されている。613は603と同様でソー
トコア117から生成されたアドレスをローカルメモリ
の種類に応じて2ポートアドレス400も含めて再生成
している部分である。108、118は内臓ROMで、
それぞれソートコア107と117の内のROMアドレ
スのシーケンサーよりアドレス生成されROMデータを
ソートコア107と117へ出力している。615はR
OMのデータ出力と2ポートアドレス400と501、
502のデータ入出力の切り替えを行う入出力制御部で
ある。404はローカルメモリのアドレスへ繋がり、6
04はソートコア107からローカルメモリへ書き込ま
れるデータと501或は502で表される2ポートアク
セスのライトデータの選択部で、ローカルメモリから5
9を通してソートコア107が読み出すか或は2ポート
アクセス時のリードデータの選択部の切替回路部で、6
14もソートコア117と2ポート部のリードデータの
切替回路部である。109と119はそれぞれソートコ
ア107、117に対応する内臓RAM、210はリフ
レッシュアドレスカウンタで、アドレス生成選択部60
3、613へ繋がっている。一方、610と611はソ
ートコア107、117へ入力されるローカルメモリデ
ータをその対象とするメモリの種類に応じて切り替える
選択部である。616、617はソートコア107、1
17から出力されるデータバス、619は604、61
4を通り、ローカルメモリから入力されたソートコア1
07、117へ至るデータか或は2ポートリードデータ
が通るデータバスである。620は2ポートのアドレス
バスである。621はソートコア107、117からの
出力のローカルメモリへのアドレスバスである。
【0028】ソート演算処理の結果を検証する方法とし
ては、2件のレコードから成るソートレコードをソート
プロセッサ600より通し、ソートコア107にてソー
トを完了させ、ソートコア117を通り抜け、602に
て出力結果を期待値と比較する方法と、ソートプロセッ
サ600より入力し、ソートコア107を素通りしてソ
ートコア117にてソート演算を行い、602にて出力
結果を期待値と比較する方法とがある。
【0029】ソートプロセッサに内臓のRAMおよびR
OMをテストする方法としては、外部より、内臓RAM
109、119、をテストするためのアドレスパス40
4を用いてアドレスを109、119に与え、データを
616、617を通して59より外部一次ピンと入出力
を行う。また、外部より400、501、502、のパ
スを用いて内臓ROM108、118をテストする。
【0030】以上述べた通り、この実施例によれば、従
来のソートプロセッサ2段分と、5、6段に対応する容
量のメモリ24、25を内臓した同一種のプロセッサ6
0、61、..70を一次元に配列し、60から63は
ソート演算時のローカルメモリを内臓RAMで賄ってい
るため、従来に較べソートプロセッサの数が19個から
10個に減少し、かつ従来の1から6段分のローカルメ
モリ321、322、..326が基板上に実装不要と
なる。
【0031】また、外付メモリのアドレス生成回路をS
RAM対応とDRAM対応に分けて生成し、出力一次ピ
ン直前でマルチプレクスして出力するので、メモリの種
類に依ってメモリのアドレスピンを区別して出力する必
要がなく、ピン数が少なくて済む。
【0032】また、ソートプロセッサを基板上に配置す
る場合、内臓RAMをそのローカルメモリとして使用す
る段では上辺、下辺には外部と何等接続を要せず、外付
RAMを要する段においても下辺は2ポートアクセス段
を除き、他のロジックに繋げる必要がなく、ソートプロ
セッサ同士を隣接して配置可能となる。
【0033】また、従来のN件までのソート演算におけ
るメモリアクセスと、N+1件以上の場合の第二のポー
トからのメモリアクセスと、ローカルメモリがDRAM
で構成されている場合のリフレッシュ動作の以上3つの
モードにおけるロウアドレスストローブ信号(RAS)お
よびカラムアドレスストローブ信号(CAS)の競合を調
停し、3つのモードの衝突を回避することができる。
【0034】また、内臓された複数個のソートコア、R
AM、ROMの内から任意の1組に対し、2件のレコー
ドのマージソートを実行させるために対象段数までの或
は対象段からのデータパスをセレクタで選択する。そし
て、そのソートプロセッサの一次入力ピンから直接対象
段へソートされるレコードが入力され、或は出力につい
ても対象段からのソートされたレコードが上記ソートプ
ロセッサの一次出力ピンへ出力される。ソートレコード
の構造が、ソートレコードに先立つ3ワード分が制御ワ
ードとして対象段を指定しており、各ソートコアを制御
3ワードが通過する毎に対象段を指定した制御ワードが
1ビットずつ右シフトされ、ビット1が付加されたフィ
ールドでは、対象段でソート演算が施されることなく次
段へ押し出される制御がなされ、ビット0が付加された
ビットフィールドでは対象段でソート演算が施されると
いうように、ソート実行段数が制御ワードのビットフィ
ールドで調整できる。
【0035】また、内臓のRAMおよびROMに対し、
外部からアドレスデータを入力し、同一アドレスからデ
ータを読みだして機能確認をする場合、一次入力ピンの
レベルで全てのRAMおよびROMに対する機能確認が
可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば第一の
記憶装置とソートコアの複数個とを一つのパッケージ内
に内蔵し、メモリインタフェース部を切り替える切替制
御部をソートプロセッサに内蔵し、またアビートレーシ
ョン制御回路により、N件までのマージソート処理とN
+1件以上のマージソート処理において、第二の記憶装
置を同時にアクセスすることのない様に切り分け、かつ
アドレスバスおよびデータバスを第一の記憶装置を構成
する複数の記憶装置間で共用化するように構成したの
で、システムバスに接続するI/Oスロット数を減らす
ことができ、その空いたシステムバスを利用してソート
プロセッサを付加することができるソート演算処理装置
が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるソート演算処理装置
を示す基本構成図である。
【図2】この発明の一実施例によるソートプロセッサの
レイアウト図である。
【図3】この発明の一実施例によるソートプロセッサの
ブロック図である。
【図4】この発明の一実施例によるソート演算処理装置
の2ポート構成図である。
【図5】この発明の一実施例によるソート演算処理装置
のデータバス構成図である。
【図6】この発明の一実施例によるソートプロセッサの
基板上の配置図である。
【図7】この発明の一実施例によるソート演算処理装置
の2ポート構成図である。
【図8】この発明の一実施例によるソートプロセッサの
ブロック図である。
【図9】従来のソート演算処理装置を示す基本構成図で
ある。
【図10】従来のソート演算処理装置を示す2ポート構
成図である。
【図11】従来のソートプロセッサの平面図である。
【符号の説明】
1 ..19 ソートコア 20..38 第一の記憶装置(ローカルメモリ) 40..53 第二の記憶装置(外付RAM) 54 第一のポート(データバス) 400 第二のポート(アドレスバス) 560 内臓RAMのアドレスバス 570 外付RAMのアドレスバス 580 外付RAMのアドレスバス 590 外付RAMのアドレスバス 404 アビートレーション制御回路(マルチプレクサ) 408 アビートレーション制御回路(マルチプレク
サ)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ソート演算処理装置
【特許請求の範囲】
【外1】 段結合し、内蔵メモリで賄えない段以降は上記ソートプ
ロセッサの外部に第二の記憶装置を付加し、このソート
プロセッサを一次元に結合したことを特徴とするソート
演算処理装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大量のデータを高速
にソート処理するソート専用プロセッサと、このプロセ
ッサを組み込んだソート処理装置の構成に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば情報処理学会第39回(平
成元年後期)全国大会(平成元年10月16日〜18
日)、4N−8に示された従来のソート処理装置の構成
を示し、図11は同セッションにて示されたソートプロ
セッサのピン配列図を示す。また、図10は図9の30
4部について詳述した図である。また、図12は3枚の
基板とケーブルを含めた接続および構成を示した図であ
る。図9ないし図12において、1〜19はソートプロ
セッサ、321〜339はそのローカルメモリ、300
は高速アドレス変換部、301はソート演算処理装置、
302はホスト計算機(図示せず)のシステムバス、30
3はソータ制御部、304−1と304−2は基板2枚
で構成されるソータ部で、1枚目の基板にはソートプロ
セッサ1〜15と各ローカルメモリ321〜335が、
また2枚目にはソートプロセッサ16〜19と各ローカ
ルメモリ336〜339が設けられ、ソートプロセッサ
1〜19が一次元に結合されている。305はソータイ
ンタフェース部、306はソータインタフェースプロセ
ッサ、307はそのローカルメモリ、308−0はシス
テムバス302とソータ制御部303またはソータ部3
04−1、304−2、の接続部、308はソータ制御
部303の内部データバス、308−1はソータ制御部
303とソータ部304−1とを繋ぐケーブル、308
−2はソータ制御部303とソータ部304−2とを繋
ぐケーブル、309は3個の汎用プロセッサ、310
は、そのローカルメモリ、311は汎用プロセッサ30
9の共有メモリ、312は2ポートバス、313は制御
マイクロコード内蔵ROM、314はソータ部304−
1、304−2を繋ぐバスケーブル、308−0はシス
テムバス302へソータ制御部303およびソータ部3
04−1、304−2を挿入する接栓部で、ソータ制御
部303からソータ部304−1へソートされるレコー
ドはケーブル308−1を経てソータ部304−1で所
期のソフト処理を施される。ソータ部304−1からソ
ータ部304−2へはケーブル314を経て、ソート完
了ストリームはソータ部304−2からソータ制御部3
03へケーブル308−2を経て戻る。また、ソータ制
御部303からソータ部304−1、304−2へのク
ロックおよび各種制御信号はケーブル315を通して与
えられ、2ポートメモリアクセスは2ポートバス312
によって行われる。
【0003】次に動作について説明する。図9に示すよ
うに、従来のソート演算処理装置301はホスト計算機
のシステムバス302下に接続され、特にソータ制御部
303はシステムバス302とソータ部304の中間に
位置し、機能的にはソータ部304で実行するソート、
マージの入出力制御の他、マージ、条件検索、射影、イ
ンデックス生成、および結合キーの生成といったリレー
ショナルデータベースの基本処理を実行する。
【0004】ソータインタフェイス部305にはデータ
ベース処理専用のソータインタフェースプロセッサ30
6とそのローカルメモリ307があり、ホスト計算機の
データ形式とソートプロセッサ1〜19の処理するデー
タ形式の整合を取るため、入力データ変換と出力データ
変換を行う。
【0005】また、システムバス302とソータ部30
4間のパイプライン308に淀み無くデータを供給する
ために、3個の汎用プロセッサ309を用いてデータス
トリームを並列処理することで高速データ処理を行う。
3個の汎用プロセッサ309は各々が有するローカルメ
モリ310の他に、作業用としての共有メモリ311と
ソータ部304のソートプロセッサ17〜19のローカ
ルメモリ337〜339を2ポートバス312を経由し
てアクセスできる。
【0006】また、制御マイクロコード内蔵ROM31
3は、システム起動用マイクロプログラムを内蔵してお
り、ソート演算処理装置301全体を駆動する。
【0007】図9のソータ部304および図10に示す
ようなパイプラインマージソートアルゴリズムに従い、
同一の19個のソートプロセッサ1〜19を経由して一
度に219(約50万)件のレコードをソートする。
【0008】ソートプロセッサ1〜19は、予め設定し
た設計レコードの件数と長さに対し、実際の入力レコー
ドの件数と長さが変化しても、ソートプロセッサで柔軟
に対応できるようにいくつかの拡張機能を有している。
【0009】ソートプロセッサ19から最終出力される
ソートストリームは、ケーブル308−2を通ってソー
タインタフェース部305のデータベース処理専用のソ
ータインタフェースプロセッサ306に至り、データ形
式を再度ホスト計算機のデータ形式に変換する。
【0010】そして、3個の汎用プロセッサ309によ
り高速アドレス変換部300を通してホスト計算機のシ
ステムバス302へ出力され、別に設けられた記憶装置
(図示せず)に格納される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のソート演算処理
装置は以上のように構成されているので、実システムと
して有用な数100万件以上のデータのソート処理に
は、更にソートプロセッサを複数本のケーブルで接続し
て付加する必要があり、システムバスに接続するI/O
スロット数が増加するという問題点があった。
【0012】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、システムバスに接続するI/
Oスロット数を減らすことができ、その空いたシステム
バスを利用してソートプロセッサを付加することができ
るソート演算処理装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るソート演
算処理装置は、ローカルメモリとしての第一の記憶装置
を備え、一次元にn個結合されたマージソート処理用ソ
ートコアによりN=2nレコードをソートするソート演
算処理装置において、上記第一の記憶装置とソートコア
の複数m個とを一つのパッケージ内に内蔵したソートプ
ロセッサを一次元に
【外2】 段結合し、内蔵メモリで賄えない段以降は上記ソートプ
ロセッサの外部に第二の記憶装置を付加し、このソート
プロセッサを一次元に結合してなるものである。ここ
で、
【外3】 は切上げのガウス記号を表し、n=19,m=2とする
【数1】 である。
【0014】また、第二の記憶装置の種類に応じてソー
トプロセッサに内蔵されているメモリインタフェース部
を切り替える切替制御部を備える。
【0015】さらに、第二の記憶装置が付加されたソー
トプロセッサにN件までのマージソート処理用の第一の
ポートとは別にN+1件以上のマージソート処理用の第
二のポートを設け、N件までのマージソート処理とN+
1件以上のマージソート処理との競合を調停するアビー
トレーション制御回路を設けた。
【0016】そして、ソートプロセッサに内蔵された第
一の記憶装置を構成する複数の記憶装置に対してアドレ
スを外部から与えるアドレスバスおよびデータを入出力
するデータバスを上記複数の記憶装置間で共用化した。
【0017】
【作用】第一の記憶装置とソートコアの複数個とを一つ
のパッケージ内に内蔵することにより一次元に接続する
ソートプロセッサの総数が減少し、かつそのソートプロ
セッサに接続する第二の記憶装置の総数が減少する。
【0018】また、メモリインタフェース部を切り替え
る切替制御部をソートプロセッサに内蔵したのでソート
プロセッサの外部にインタフェース回路を設ける必要が
なくなる。
【0019】また、アビートレーション制御回路は、N
件までのマージソート処理とN+1件以上のマージソー
ト処理において、第二の記憶装置を同時にアクセスする
ことのない様に切り分ける。
【0020】そして、アドレスを出力するアドレスバス
およびデータを入出力するデータバスを第一の記憶装置
を構成する複数の記憶装置間及びソートプロセッサの一
次ピンのレベルで共用化する。
【0021】
【実施例】 実施例1.以下、この発明の一実施例としてソートコア
を2個一つのパッケージに内蔵した場合を図に基づいて
説明する。図1において、1は初段のソートコアで、こ
のソートコア1〜19の構成は同一であり、さらにこの
ソートコアの第1段目と第2段目を内蔵したソートプロ
セッサ60は、他の61〜69のソートプロセッサと同
一である。54はソートレコードを入力する第一のポー
トであるデータバスで、入力されたレコードはソートコ
アの1から19まで順次通過し、最終段の19からデー
タバス55へ出力される。20、22、24、〜38は
同一容量の内蔵RAMで、40、41、〜53は外付R
AMである。ここで、40、41、〜45は互いに容量
の等しいSRAMからなるローカルメモリで、46、4
7、〜49は互いに容量の等しいDRAMからなるロー
カルメモリ、50、51、〜53は互いに容量の等しい
DRAMからなるローカルメモリで、21は20の2倍
の容量である。また、図中56はソートコアと内蔵RA
M間のアドレスおよびデータバス、58、59は外付R
AMとのアドレス、データバスを示す。
【0022】次に、上記ソートプロセッサの内部レイア
ウトを示した図2に基づき詳細の説明をする。図におい
て、100はソートプロセッサの本体としてのパッケー
ジで、周囲4方向にリード端子を備えたQFPタイプの
LSIである。101は入力レコードデータピン、10
2は出力レコードデータピン、103は内蔵ROM10
8、118のどちらか一方のROMアドレス出力ピン、
104は第2ポートのアドレス、データおよび制御信号
ピン、105および106は外付RAMのアドレス、デ
ータおよび制御信号ピンである。107および117は
ソートコア、109および119は第一の記憶装置とし
ての内蔵RAMで、それぞれ107、108、109で
一組、117、118、119で一組を成す。120は
ソートコア107、117が内蔵RAM109、119
へのアクセスか外付RAM123、124へのアクセス
かを切り替えるメモリインタフェース部と第二の記憶装
置としての外付RAMがSRAMかDRAMかによりメ
モリインタフェース部の切り替えを行う切替制御部であ
る。121は108と118のどちらか一方を103に
割り付ける選択制御及び104の2ポートインタフェー
ス部である。122は配線エリアで、バスおよび各種制
御信号が配線されている。
【0023】次に、図3に基づき切替制御部の機能につ
いて詳細に説明する。図において107、117はソー
トコア、200はこのソートコアにより生成される24
ビット幅のローカルメモリアドレスSADR<23..
0>、201は外付メモリがSRAMの場合のアドレス
バスSADR<23..0>、202、203は外付メ
モリがDRAMの場合のロウアドレスSADR<22、
20、18、8..0>とカラムアドレスSADR<2
3、21、19、17..9>、206はロウアドレス
とカラムアドレスをマルチプレクスしてDRAM用アド
レスを生成する2to1セレクタ、210はリフレッシ
ュアドレスカウンタで、213にはRADR<11..
0>を生成出力する。一方、2ポート側からのメモリア
クセスにおいて212はアドレスバスEADR<2
3,..,0>、204はロウアドレスEADR<2
2、20、18、8..0>、205はカラムアドレス
EADR<23、21、19、17..9>、207は
ロウアドレスとカラムアドレスをマルチプレクスしてD
RAM用アドレスを生成する2to1セレクタ、208
は上記SRAM用アドレスSADR<23,..,0>
とソート演算時のDRAM用アドレスSADR<22、
20、18、8..0>またはSADR<23、21、
19、17..9>および2ポート時のDRAM用アド
レス、EADR<22、20、18、8..0>または
EADR<23、21、19、17..9>およびリフ
レッショ時のリフレッシュアドレスRADR<11..
0>をマルチプレクスして出力する4to1セレクタ、
209は出力バッファを表す。ここで、202と20
3、或は204と205のDRAM用ロウアドレスおよ
びカラムアドレスのアドレスビットは0がleast
significant bitで下位を表し、1Mb
it DRAMまでは連続してアドレス空間をアクセス
するが、4Mbit以上のDRAMについてはそのアド
レス空間を非連続にアクセスするが、各DRAMの種類
毎のセレクタ構成とせず、206或は207に1つに集
約することで回路規模の縮小化を図っている。また、2
16は対応するローカルメモリの種類を指定する外部入
力信号、214は216をデコードするデコーダ、21
5はセレクタ208の制御信号である。
【0024】次に、この実施例においてアビートレーシ
ョン制御回路として用いたマルチプレクサの機能につい
て図4および図5に基づいて説明する。図において、4
00は第二のポートのアドレスバスであり、プロセッサ
68、69に繋がり、68、69のローカルメモリ5
0、51、52、53をアクセスする。また56は内蔵
RAMのアドレスバス、57、58、59は外付RAM
のアドレスバスを示す。50、51、52、53が2ポ
ートアクセスの対象RAMである。また401はソート
コア用メモリアクセス時のRAS信号、402は2ポー
トアクセス時のRAS信号、403はリフレッシュ用R
AS信号で、マルチプレクサ404で切り替えて405
の一次ピン、RAS信号ピンへ繋がる。一方、406は
ソートコア用メモリアクセス時のCAS信号、407は
2ポートアクセス時のCAS信号で、マルチプレクサ4
08で切り替えて409の一次ピン、CAS信号へ繋が
る。ここで、401は上記プロセッサへフリーラン入力
の基本クロックから生成され、402は外部プロセッサ
309から与えられる2ポートのメモリリクエスト信号
から生成され、403は外部から与えられるリフレッシ
ュタイミング信号から生成される。406、407はそ
れぞれ401、402を最小パルス幅を有する基本クロ
ックを以てサンプリングして生成され、406、407
からあるディレイを伴って生成される。
【0025】次に、ソートプロセッサの実装構造につい
て図6に基づいて説明する。図において、300は基
板、1〜12、40〜45、および60〜65は図1に
記載の通りで、即ち1〜12はソートコア、40〜45
は外付RAM、60〜65はソートプロセッサである。
ここで、60、61、62はRAMを内蔵するプロセッ
サであることから、基板上の配置は基板端部が最適で、
63、64、65は60、61、62と向きを反転させ
て配置することで、60、61、62の上下の不使用
辺、63、64、65の下(図では上側)の不使用辺を隣
接するソートプロセッサと密着させることができる。
【0026】次に、データバスの分割について図7に基
づいて説明する。図において、第二のポート500を通
してソートプロセッサ68、69のローカルメモリ5
0、51、52、53をアクセスする際、第二のポート
のデータバス500がEDATA<31..0>で32
ビット幅とすると、501、502を半分ずつ16ビッ
ト幅のEDATA<15..0>とEDATA<3
1..16>としている。また、68、69ともローカ
ルメモリのデータバス59は501、502と同一の1
6ビット幅である。また、ローカルメモリ50、52は
第二のポートのアドレスバス400EADR<23..
0>のあるビット、例えば50、51、52、53の全
容量が8MBある場合にはEADR<22>が0のとき
アクセスされ、ローカルメモリ51、53はアドレスバ
ス400EADR<23..0>のEADR<22>が
1の時アクセスされる領域を示す。32ビットデータE
DATA<31,..,0>において、LLDは最下位
1バイトEDATA<7,..,0>を、LMDは中下
位1バイトEDATA<15,..,8>を、UMDは
中上位1バイトEDATA<23,..,16>を、又
UUDは最上位1バイトEDATA<31,..,24
>を表す。
【0027】次に、ソートプロセッサの各種検証、テス
トのためにデータバスを共用化したことについて図8に
基づいて説明する。図において、600はソートプロセ
ッサの内部ソートレコードの入力パスで、ソートコア1
07を経て、次段のソートコア117への接続を示すパ
ス601を通過し、ソートコア117でソート処理され
たストリームが602を通って次段へ移る。また、60
3はソートコア107から生成されたアドレスSADR
<23..0>をローカルメモリの種類に応じて再生成
するアドレス生成部で、400の2ポートアクセスのア
ドレスも入力されている。613は603と同様でソー
トコア117から生成されたアドレスをローカルメモリ
の種類に応じて2ポートアドレス400も含めて再生成
している部分である。108、118は内蔵ROMで、
それぞれソートコア107と117の内のROMアドレ
スのシーケンサーよりアドレス生成されROMデータを
ソートコア107と117へ出力している。615はR
OMのデータ出力と2ポートアドレス400と501、
502のデータ入出力の切り替えを行う入出力制御部で
ある。404はローカルメモリのアドレスへ繋がり、6
04はソートコア107からローカルメモリへ書き込ま
れるデータと501或は502で表される2ポートアク
セスのライトデータの選択部で、ローカルメモリから5
9を通してソートコア107が読み出すか或は2ポート
アクセス時のリードデータの選択部の切替回路部で、6
14もソートコア117と2ポート部のリードデータの
切替回路部である。109と119はそれぞれソートコ
ア107、117に対応する内蔵RAM、210はリフ
レッシュアドレスカウンタで、アドレス生成選択部60
3、613へ繋がっている。一方、610と611はソ
ートコア107、117へ入力されるローカルメモリデ
ータをその対象とするメモリの種類に応じて切り替える
選択部である。616、617はソートコア107、1
17から出力されるデータバス、619は604、61
4を通り、ローカルメモリから出力されたソートコア1
07、117へ至るリードデータか或は2ポートリード
データが通るデータバスである。620は2ポートのア
ドレスバスである。621及び622はソートコア10
7、117からの出力のローカルメモリへのアドレスバ
スである。
【0028】ソート演算処理の結果を検証する方法とし
ては、2件のレコードから成るソートレコードをソート
プロセッサ600より通し、ソートコア107にてソー
トを完了させ、昇降順にソートされた1本のストリング
を生成し、ソートコア117を通り抜け、602にて出
力結果を期待値と比較する方法と、ソートプロセッサ6
00より入力し、ソートコア107を素通りしてソート
コア117にてソート演算を行い、ソート完了した1本
のストリングを生成し、602にて出力結果を期待値と
比較する方法とがある。
【0029】ソートプロセッサに内臓のRAMおよびR
OMをテストする方法としては、外部より、内蔵RAM
109、119、をテストするためのアドレスバス41
0,411を通してアドレスを109、119に与え、
データを616、617を通して59より外部一次ピン
と入出力を行う。また、外部より400、501、50
2、のパスを用いて内蔵ROM108、118をテスト
する。
【0030】以上述べた通り、この実施例によれば、従
来のソートプロセッサ2段分と、5、6段に対応する容
量のメモリ24、25を内蔵した同一種のプロセッサ6
0、61、..69を一次元に配列し、60から62は
ソート演算時のローカルメモリを内蔵RAMで賄ってい
るため、従来に較べソートプロセッサの数が19個から
10個に減少し、かつ従来の1から6段分のローカルメ
モリ321、322、..326及び327〜339制
御回路が基板上に実装不要となる。
【0031】また、外付メモリのアドレス生成回路をS
RAM対応とDRAM対応に分けて生成し、出力一次ピ
ン直前でマルチプレクスして出力するので、メモリの種
類に依ってメモリのアドレスピンを区別して出力する必
要がなく、ピン数が少なくて済む。
【0032】また、ソートプロセッサを基板上に配置す
る場合、内蔵RAMをそのローカルメモリとして使用す
る段では上辺、下辺には外部と何等接続を要せず、外付
RAMを要する段においても下辺は2ポートアクセス段
を除き、他のロジックに繋げる必要がなく、ソートプロ
セッサ同士を隣接して配置可能となる。
【0033】また、従来のN件までのソート演算におけ
るメモリアクセスと、N+1件以上の場合の第二のポー
トからのメモリアクセスと、ローカルメモリがDRAM
で構成されている場合のリフレッシュ動作の以上3つの
モードにおけるロウアドレスストローブ信号(RAS)お
よびカラムアドレスストローブ信号(CAS)の競合を調
停し、3つのモードの衝突を回避することができる。
【0034】また、内蔵された複数個のソートコア、R
AM、ROMの内から任意の1組に対し、2件のレコー
ドのマージソートを実行させるために対象段数までの或
は対象段からのデータパスをセレクタで選択する。そし
て、そのソートプロセッサの一次入力ピンから直接対象
段へソートされるレコードが入力され、或は出力につい
ても対象段からのソートされたレコードが上記ソートプ
ロセッサの一次出力ピンへ出力される。ソートレコード
の構造が、ソートレコードに先立つ数ワード長の制御ワ
ードが対象段を指定しており、各ソートコアを制御ワー
ドが通過する毎に対象段を指定した制御ワードが1ビッ
トずつ右シフトされ、ビット1が付加されたフィールド
では、対象段でソート演算が施されることなく次段へ押
し出される制御がなされ、ビット0が付加されたビット
フィールドでは対象段でソート演算が施されるというよ
うに、ソート実行段数が制御ワードのビットフィールド
で調整できる。
【0035】また、内蔵のRAMおよびROMに対し、
外部からアドレスデータを入力し、任意のアドレスから
データを読みだして機能確認をする場合、一次入力ピン
のレベルで全てのRAMおよびROMに対する機能確認
が可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば第一の
記憶装置とソートコアの複数個とを一つのパッケージ内
に内蔵し、メモリインタフェース部を切り替える切替制
御部をソートプロセッサに内蔵し、またアビートレーシ
ョン制御回路により、N件までのマージソート処理とN
+1件以上のマージソート処理において、第二の記憶装
置を同時にアクセスすることのない様に切り分け、かつ
アドレスバスおよびデータバスを第一の記憶装置と第二
の記憶装置を構成する複数の記憶装置間で共用化するよ
うに構成したので、周辺回路を含めたソートプロセッサ
を大規模集積回路化する際に一次ピン数の不足を防ぎ、
又、該プロセッサを高密度実装することでソータ自体を
小型化できるため、ソータを接続するホスト計算機のシ
ステムバスに接続するI/Oスロット数を削減でき、そ
の空いたシステムバスを利用して更に複数台接続したソ
ート演算処理装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるソート演算処理装置
を示す基本構成図である。
【図2】この発明の一実施例によるソートプロセッサの
レイアウト図である。
【図3】この発明の一実施例によるソートプロセッサの
ブロック図である。
【図4】この発明の一実施例によるソート演算処理装置
の2ポート構成図である。
【図5】この発明の一実施例によるソート演算処理装置
のデータバス構成図である。
【図6】この発明の一実施例によるソートプロセッサの
基板上の配置図である。
【図7】この発明の一実施例によるソート演算処理装置
の2ポート構成図である。
【図8】この発明の一実施例によるソートプロセッサの
ブロック図である。
【図9】従来のソート演算処理装置を示す基本構成図で
ある。
【図10】従来のソート演算処理装置を示す2ポート構
成図である。
【図11】従来のソートプロセッサの平面図である。
【図12】従来のソートプロセッサのシステムバス接続
の形態図である。
【符号の説明】 1 ..19 ソートコア 20..38 第一の記憶装置(ローカルメモリ) 40..53 第二の記憶装置(外付RAM) 54 第一のポート(データバス) 400 第二のポート(アドレスバス) 560 内蔵RAMのアドレスバス 570 外付RAMのアドレスバス 580 外付RAMのアドレスバス 590 外付RAMのアドレスバス 404 アビートレーション制御回路(マルチプレクサ) 408 アビートレーション制御回路(マルチプレク
サ)
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカルメモリとしての第一の記憶装置
    を備え、一次元にn個結合されたマージソート処理用ソ
    ートコアによりN=2nレコードをソートするソート演
    算処理装置において、上記第一の記憶装置とソートコア
    の複数個とを一つのパッケージ内に内蔵したソートプロ
    セッサを一次元にM段結合し、M+1段以降は上記ソー
    トプロセッサの外部に第二の記憶装置を付加し、このソ
    ートプロセッサを一次元に結合したことを特徴とするソ
    ート演算処理装置。
  2. 【請求項2】 第二の記憶装置の種類に応じてソートプ
    ロセッサに内蔵されているメモリインタフェース部を切
    り替える切替制御部を備えたことを特徴とする請求項第
    一項記載のソート演算処理装置。
  3. 【請求項3】 第二の記憶装置が付加されたソートプロ
    セッサにN件までのマージソート処理用の第一のポート
    とは別にN+1件以上のマージソート処理用の第二のポ
    ートを設け、N件までのマージソート処理とN+1件以
    上のマージソート処理との競合を調停するアビートレー
    ション制御回路を設けたことを特徴とする請求項第一項
    記載のソート演算処理装置。
  4. 【請求項4】 ソートプロセッサに内蔵された第一の記
    憶装置を構成する複数の記憶装置に対してアドレスを外
    部から与えるアドレスバスおよびデータを入出力するデ
    ータバスを上記複数の記憶装置間で共用化したことを特
    徴とする請求項第一項記載のソート演算処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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